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HOME > コンプリートカード評価一覧 > STRUCTURE DECK-遊戯編- コンプリートカード評価(みめっとさん)
STRUCTURE DECK-遊戯編- コンプリートカード評価
「 みめっと 」さんのコンプリートカード評価 |
レアリティ | 評価 | 番号 | カード名 |
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Super ▶︎ デッキ |
6 | 01 | ブラック・マジシャン・ガール |
遊戯王という作品において、高橋和希氏と或いはその担当編集者が生み出した史上最高の発明品の1つと言っても過言ではないモンスター。 何しろあの《ブラック・マジシャン》に愛弟子がいたというだけでも衝撃だったところを、それがこのような可憐な少女だと言うのだから、瞬く間に作品の垣根を飛び越えた大人気キャラクターになりました。 もはやアイドルとかヒロインとか、1作品の1キャラクターの域を超越してしまっており、これまでに積み上げてきたそっちの方面での収益への貢献度は他の女性キャラクターやモンスターたちとは比較にならないでしょう。 対戦相手であるパンドラは彼女の存在と能力を知らずに発動した魔法カードが裏目となりそのデュエルに敗北、しかもそのデュエルが彼女の初登場回なのだからこれが熱くならないわけがない。 ただ本人の性能は自己SS能力のない上級モンスターとしてはさすがに褒められたものではなく、殴り一辺倒で芸のない脳筋効果の割には爆発力にも乏しい残念なものとなってしまっている。 お師匠サマ2体が墓地にいれば、生け贄1体で攻撃力2600と当時最強の上級モンスターだった《デーモンの召喚》や《サイバティック・ワイバーン》より高い攻撃力となりますが、さすがにそれだけでは当時からも厳しい評価を受けていましたね。 原作では強化倍率がOCG版より高く、開発中のカード画像では墓地の魔法使い族全般を自身のパワーに変えられたのですが、どうしてこうなったのか。 お互いの墓地を参照するという、原作の展開において一番大事な部分をちゃんとしてることと、《マジシャン・オブ・ブラックカオス》も含まれるので上限値が3000を超えるのは悪くない調整だと思いますが…。 現在ではブラマジと連携したサポート効果が多数登場したことでその価値は確実に上がっており、「マジシャン・ガール」をテーマとして立ち上げ、お師匠サマとは異なる独自の路線も展開している。 しかしこの「マジシャン・ガール」としての活動は最近音沙汰がなく、こちら側からの強化にも今後期待したいですね。 ちなみにアニメの乃亜編における彼女のデッキマスター能力は、あの《ジャッジ・マン》のそれにも負けず劣らずの、作中でも屈指のデタラメに強い能力となっています。 |
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Ultra ▶︎ デッキ |
2 | 02 | 疾風の暗黒騎士ガイア |
原作出身で主人公の使用するモンスターでありながら、第1期に登場した最上級モンスターの中でも最低レベルの能力だった暗黒騎士ガイアが第2期になってリメイクされたのがこのカード。 5つの基本ステータスは据え置きのまま特定条件下でリリースなしでNSできるようになっており、最大の弱点であった重さが改善され、この召喚条件を利用することで実質的に攻撃力2300の下級アタッカーのように使えるわけですが、他に能力はなく、その条件というのも手札がこのカードのみの場合という厳しい内容で、召喚権が必要となるためその足取りも依然として重い。 現在でこそ暗黒騎士ガイアという文字列そのものがテーマとなっていますが、カード名の一部に暗黒騎士ガイアと書いてあって見た目が同一なだけのこのモンスターはあくまで暗黒騎士ガイアとは異なる存在であったため、当然竜騎士ガイアの融合素材に使うことはできません。 ガン伏せしてるとかでもない限り、このモンスターを生け贄なしでNSできる条件を満たしている状況って結構ヤバくないっすかね?って話で、同じ戦士族には攻撃後のデメリットこそありますが、このモンスターと同じ攻撃力の下級モンスターで、常に普通にNSできるゴブ突なんてモンスターも当時からいたわけですしねえ…。 |
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Ultra ▶︎ デッキ |
3 | 03 | 翻弄するエルフの剣士 |
原作で遊戯が使用した《エルフの剣士》をリメイクしたモンスターで、手に入れた能力は一定以上強いモンスターとの戦闘で破壊されなくなる戦闘破壊耐性。 このカードが登場した当時のカードプールで話をすると、スタート地点となる1900に《ヂェミナイ・エルフ》や《ブラッド・ヴォルス》といった下級アタッカーが含まれているのは悪くなく、自身の攻撃力も1400とそこそこな数値であったことから、破壊効果に耐性のある《融合武器ムラサメブレード》辺りを装備すれば簡単に攻撃力1900以上となり、完全な戦闘破壊耐性を獲得することが可能でした。 このカードが登場した第2期の戦闘破壊耐性持ちの下級モンスターといえば《万力魔神バイサー・デス》とかいうそれはもう悲惨なレベルのものしかいなかった中、当時基準ではこの戦闘破壊耐性は価値あるものと言えていたと思います。 当然現在ではそんなことは全くなく、後に『エルフの剣士』がカード名まるごとテーマ化されるというミラクルが起こりましたが、通常モンスターである分取り回しに勝る元のエルフの剣士の方がこのモンスターよりも優先度は高いかもしれませんね。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
5 | 04 | 暗黒魔族ギルファー・デーモン |
第2期にWJに付属した「時の任意効果」の化身ともいえるデーモンに属する上級悪魔族モンスター。 ステータスは守備寄りなので多少分かりづらいが、総合力はこの時期のデメリットのない通常召喚可能な上級モンスターとしては最高クラス。 運用には常に「タイミングを逃す」が付きまといますが、その代わりにどこから墓地送りになっても効果が誘発することと、名称ターン1がないのは非常に優秀。 当時はテキストの通り、使い減りしない戦闘補助効果としての運用が主でしたが、今使うなら効果の対象に選択できるあらゆるモンスターの装備カードになれる点に注目し、装備カードを参照・利用した効果を持つモンスターとの併用がメインになるでしょう。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
7 | 05 | バスター・ブレイダー |
原作のバトルシティ編から遊戯が使用するようになったメインデッキの新エースで、第2期にOCG化されました。 第3期には名称指定の専用のサーチ・サルベージ札や蘇生カードなども登場し、最終的には自身のカード名がまるごとテーマ化するところまで強化されているという好待遇は原作の主人公のモンスターならでは。 このモンスター自体も自身の効果により相手の場か墓地に1体でもドラゴン族が存在するだけで攻撃力3000を超えるため、しかるべき相手に対して発揮するパワーの高さは割と馬鹿にならない。 効果に対してどんな超耐性を持つモンスターと言えど、攻撃力5000超えで上から叩かれることは想定しておらず、対応できないものも少なくないのです。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
7 | 06 | 磁石の戦士マグネット・バルキリオン |
原作のバトルシティ編で遊戯が使用した、3体の磁石の戦士が合体した姿となる岩石族の特殊召喚モンスター。 これまで岩石族モンスターの最高戦力と言えば、攻撃力2000の《千年ゴーレム》とか《ストーン・ドラゴン》だったわけですが、そこを大幅更新するかなりの高ステータスでの登場となりました。 そんな事情からダークガイアの岩石族側の融合素材として使われていたことなんかもありましたね。 同時期に登場したXYZに比べて合体後のステータスがかなり高い分、能力は分離効果しかなく、場での本体の役割は戦闘一本槍となる。 幸いにも蘇生制限さえ満たせば墓地からの特殊召喚が可能な仕様に生まれたため、合体→分離して、さらにこのモンスターを《死者蘇生》や《早すぎた埋葬》で復活させてモンスター4体を並べることができ、総攻撃力も8100と1ターンで相手を屠る火力となります。 また後続の磁石の戦士たちの登場により、名称指定の融合素材となったり、召喚条件を無視して場に出して分離効果による展開だけを行うことができるようになり、この時期の重めのモンスターとしてはなかなかの厚遇を受けていると言えるでしょう。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
7 | 07 | クリボー |
原作にも登場した遊戯を象徴するモンスターの1体で、その後専用カードが登場したり、派生モンスターの登場及びテーマ化したりしているのはデュエリストの間では周知の事実。 漫画のキャラクターが連載が続くにつれて連載開始時から顔付きやデザインが徐々に変化していくのはよくあることですが、このモンスターもそれに漏れない感じで、デビュー戦である王国編の羽蛾戦及びOCGにおけるイラストとそれ以降の可愛らしさに磨きをかけた現在のものとでは、そのデザインが大きく異なっている。 大嵐→サンダーボルト→デビフラ究極竜巨大化の捨て身の理不尽コンボを受け流せる唯一の手札誘発モンスターとして当時から一定の需要がありましたね。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
2 | 08 | バフォメット |
《有翼幻獣キマイラ》の名称指定の融合素材。 召喚誘発で相方の融合素材であるガゼルをサーチできるのだが、原作ではレベル4の下級モンスターだったのにOCGではどういうわけか上級モンスターになってしまった。 このカードやルシファー、ネクロマンサー、ギアゴーレム、キラードール、ウィンガードなど、OCGに先んじてDM3というゲーム作品に収録されたモンスターの何体かは原作からレベルが変更されており、そこではレベル5だったためそのままOCGにきてしまった可能性もあります。 逆に原作でレベル7→DM3でレベル6→OCGでレベル6というサイコショッカーのように、恩恵を受けたモンスターも存在はするのですが。 もう少しOCG化が遅ければゲームでのレベルは無視して普通にレベル4だったかもしれませんね、何しろネクロマンサーやギアゴーレムがそうなので…。 よりによって書籍付属カードにそんな下方修正を加えなくてもという感じの残念なカードで、カタパよろしくリメイクされたら間違いなくレベル4に下がるであろうモンスター。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
7 | 09 | 巨大ネズミ |
第2期に登場した被戦闘破壊誘発の6属性のリクルーターのうち地属性を預かった獣族モンスター。 リクルートできるモンスターには第2期までの面々でも、高い守備力を持つ《千年の盾》やラビリンスウォール、優秀な効果を持つ《異次元の戦士》やリリーなどが存在しており、その後も《激昂のムカムカ》やグランモールといった様々な優秀なリクルート先が生まれていきました。 また属性に対する種族の適性も高く、属性リクルーターの中でも特に使われていたモンスターという印象です。 しかしまあ、いくら種族の違いがあるからってこのモンスターが先行していたのにも関わらずどうして《荒野の女戦士》の効果の発動条件と内容があれになってしまったのか、それは未だに謎ですね。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
10 | 10 | サイバーポッド 制限 |
このモンスターが機械族でないと言うのなら機械って一体なんなんだという感じのモンスター。 「ポッド」リバースモンスターということで岩石族に寄せられていったモンスターですが、その効果はポッド一族の中でも屈指の凶悪効果。 一気に破壊とか手札が増えるとか特殊召喚できるとか色々凄いことが書いていますが、このモンスターが今に至るまで禁止カードであり続ける理由はただ1つ。 それは他の効果との組み合わせでいとも容易くデュエルの勝ち負けに影響するループコンボを組むから、それに尽きます。 2024年にはラッシュデュエルにおいて、このカードのモンスターデザインを元にした全く異なるカード名と効果を持つリメイクモンスターも登場している。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
8 | 11 | ペンギン・ソルジャー |
在りし日の大型キラーで遊戯王OCGでペンギンと言えばこのモンスター。 現在ではリバース効果というだけで敬遠されがちだが、1枚で2枚を戻せる、自身を含む自分のモンスターもバウンスできる汎用性の高さに疑いの余地はない。 場に表側表示で残留してしまうとバニラ同然になってしまうが、湿地対応、餅の素材になれるといった場における利用価値もそれなりにはある。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
4 | 12 | 磁石の戦士α |
圧倒的にスッキリしたフレイバーテキストが特徴で、攻守の両方が後に登場する合体仲間であるγより低い、バルキリオン世代の磁石の戦士3体のうちの1体。 バルキリオンの存在があるおかげでγや《岩石の巨兵》でいいですとはならない、ある意味バルキリオンに一番救われているモンスターです。 とはいえ当時は奈落や死デッキ、《平和の使者》なども隆盛していた時代なので、βやγの完全下位互換かと言われると必ずしもそうではありませんでした。 このカードとβはDM3付属の3/8のランダム特典、γはDM4遊戯編の3/5のランダム特典、バルキリオンはDM4海馬編の3/5のランダム特典となっており、磁石の戦士たちはゲーム作品のランダム特典商法や分割商法にもっとも翻弄されたシリーズであります。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
5 | 13 | 磁石の戦士β |
原作のバトルシティ編から遊戯が使用していたモンスターですが、まさかこんな真っ黄色(金?)のカラーとは誰も思わなかったことでしょう。 機械族と金属族と鉱物族は別物、ということで磁石モンスターは以降岩石族として登場するようになりました。 また第2期になってから登場した下級岩石族&荒野の3種族の最高打点を更新した1700打点のバニラモンスターでもあります。 現在ではヘリオロープにその座を譲っているが、地岩石という岩石族の花形としては未だにこのカードが下級バニラ岩石最高打点となる。 バルキリオンを出すために必要なモンスターで有り、さらに分離することで特殊召喚できるため、その点での個性は揺らぐことはありません。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
5 | 14 | 磁石の戦士γ |
原作のバトルシティ編で遊戯が使用した、DM3のランダム特典として付属したαとβに続き、DM4の遊戯デッキ版のランダム特典として付属した磁石の戦士の1体。 合体後であるバルキリオンがどういうわけか海馬デッキのランダム特典となっており、ゲーム付属カードが最も悪どい仕様だった時期と言っても過言ではない頃の産物です。 能力的にはαより攻守ともに高いあちらの上位互換となりますが、代わりに奈落やウイルスといった攻撃力1500以上の効果を踏んでしまうというのが当時からの評価でした。 現在では戦闘を行う下級通常モンスターとしては攻守ともに心許なく、当たり前ですがバルキリオンに合体して分離するためのモンスターとなります。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
8 | 15 | ブラック・マジシャン |
原作において遊戯が使用する永遠にして絶対的エースモンスターであり、OCGのみならず遊戯王という作品そのものの顔の1つと言える魔法使い族の最上級通常モンスター。 割と中性的な顔立ちで、EX版など見ようによっては女性のように見えるイラストのものもあったり。 闇魔法使い族の最上級通常モンスターとしては、レベルこそ異なりますが第1期時点でも《コスモクイーン》というより高い攻守を持つモンスターが存在しており、《マジシャン・オブ・ブラックカオス》になってもまだ宇宙を統治する女王には及びません。 これは《青眼の白龍》と遜色ないステータスを持ち、どういうわけか儀式モンスターにならなかった《コスモクイーン》の方を讃えるべきですかね? しかしこちらには数々の良質な専用のサポートカードが大量に存在しているだけでなく、禁止カードとなった《超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ》も含めて様々な融合モンスターの名称指定の融合素材にもなっており、派生モンスターとなる存在も数しれず。 場や墓地でブラマジ扱いになる同じステータスを持つ効果モンスターがいるから手札・デッキでも名称指定の効果を受けられることと通常モンスターであることだけが差別化点というこのモンスターは別にもうデッキから抜いてもいいよね、となってしまうようなカードは評価時点では出てきておらず、専用サポート効果の指定する領域も含めてその辺りはちゃんと配慮されているのもいいですね。 現在では最上級通常モンスターとしてはお世辞にも高いとは言えない攻守ですが、その独自性でこのモンスターと比肩するバニラ魔法使い族を今後2つと見ることはないでしょう。 原作でもメインで活躍した人気モンスターということでイラスト違いも多数存在するカードですが、個人的にはやはり最初期のちょっと変わったポーズしてるやつが至高ですね。 これまた個人的な話になりますが、私はブラックマジシャン使いの遊戯よりもブラックマジシャンデッキ使いのパンドラを推したいので、パンドラの使用した「悪いブラマジ」をイメージした絵柄のカードももっと出して欲しいなと思っております。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
3 | 16 | 幻獣王ガゼル |
原作のバトルシティ編から遊戯の主力に加わった獣族の下級通常モンスター。 幻獣王という立派な名前を冠していますが、見た目はスーパーウォーライオンと同じくらい名前と不釣り合いな普通の細身の獣人で、能力値的にも1期に登場した《ペイルビースト》と全く同じ。 一応《有翼幻獣キマイラ》の名称指定の融合素材であり、そのキマイラがこのモンスターを指定した効果も持っており、さらに後に「幻獣」に属するようにもなっている。 しかしキマイラのスペックの低さからいずれも大きな強みであるとは言い難く、特に幻獣がOCGに存在する全テーマの中でも指折りの未発展テーマというのは残念なところ。 ラッシュデュエル適性の高いステータスを持つOCG産の下級モンスターであることから、あちらにも《ワイバーンの戦士》と共に獣族代表モンスターとして輸入されている。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
7 | 17 | 岩石の巨兵 |
第1期におけるレベル設定は攻守の合計値が700の倍数を超えるごとにレベルが1つ上がるというものになっていたのだが、どういうわけかこのステータス合計値でレベル4どころかレベル3に生まれてきたこのカード。 第1期ではこのカードの合計値3300はレベル5並のものであり、この守備力でレベル3なら攻撃力は本来100以下でなければならない。 そもそも第1期にはレベル3以下で攻撃力1300以上のモンスターもほとんど存在しておらず、全てが異常な設定であることが明らかです。 岩石族は《岩石の番兵》・《N・グラン・モール》・《伝説の柔術家》・《ブロック・ゴーレム》などのレベル3軸の構築も可能な種族なので、3軸でバニラが欲しければ今でもこのカードを使う理由にはなるだろう。 さらに自身が名称指定の融合素材というメリットまであり、指定している融合モンスターが人気者の《砂の魔女》という完璧な布陣になっている。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
9 | 18 | 手札抹殺 制限 |
お互いの手札を強制的にデッキの別なカードと全入れ替えさせる魔法カード。 メタポと違ってデッキから新たに引いてくるカードは定数ではなく、捨てたカードの枚数に比例するため、ハンデスや捨てられることで効果が誘発するカードとの組み合わせ以上に、相手に1度にデッキから大量のカードをドローさせるデッキ破壊カードとしての役割が強いカードでもあります。 魔法カードなので再利用手段が採掘などのごく一部のカードに限られており、メタポほど使い回すことは容易ではありませんが、この仕様で名称ターン1がない以上、やはり制限カードであることもまた避けられないといったところですね。 Gによって極限まで手札が膨らんだところにこれを通されたら、さすがの相手も原作におけるパンドラのような反応をせざるを得ないのではないでしょうか? |
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Normal ▶︎ デッキ |
7 | 19 | 光の護封剣 |
原作漫画において王国編より以前から存在する遊戯を象徴する魔法カードの1つで、相手だけ継続的に制限なく攻撃を止められるカードは実は結構貴重。 発動後は永続魔法のように場に残りますが、このカード自体はあくまで通常魔法なので、このカードの発動にチェーン発動された効果によって破壊された場合でも、発動時効果となる《闇をかき消す光》部分だけはちゃんと適用される。 私もかつては《宇宙砦ゴルガー》でセルフバウンスするためのカードの1枚として【エーリアン】で使用していましたし悪い効果ではないですが、原作での存在感なども考えると、そろそろ《聖なるバリア -ミラーフォース-》や《激流葬》のような何らかの専用サポートカードが欲しいと感じるカードですね。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
10 | 20 | 死者蘇生 制限 |
怒涛のさ行がプレイヤーの舌を襲う最古にして最高の蘇生魔法で、お互いの墓地から無条件でモンスター1体を蘇生できる至高のカードであり、状況次第では先攻1ターン目からでも余裕で使っていく価値があると思います。 汎用性が非常に高い反面、《ハーピィの羽根帚》や《おろかな埋葬》のようにそのデッキにおける明確な役割が定まっていない、引いてきた時の出たとこ勝負のようなカードであるが故に、現在ではかつてほどこのカードを使うデッキも少なくなりました。 その一方でこれだけ高性能なカードであるにも関わらず、《激流葬》や《聖なるバリア -ミラーフォース-》などと同様にこのカードを名称指定したサポートカードも存在するため、近年はテーマネームを持つ類似魔法に押され気味ではありますが、今後もその存在価値が揺らぐことはないでしょう。 原作において1枚しかデッキに入れられないことが言及されている珍しいカードで、OCGでも2020年現在制限カードとなっていますが、それ故に《アンクリボー》も《千年の啓示》もサーチだけでなくサルベージもできるようにして気を利かせてくれています。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
10 | 21 | 強欲な壺 禁止 |
永遠にして最高のドロー魔法で、派生カードや魔法罠カードのイラストへの出演も多数、グッズ展開までしており遊戯王OCGの顔的な存在の1つ。 手札増強カードと言えば「壺」という常識を遊戯王OCGに根付かせたカードであり、このカードなくして「瓶」が誕生することはなかったでしょう。 イラストの方ですが、強欲で醜悪な顔面以上に、持ち手まで見せるためかポジションがセンタリングされておらず、やたらと左右非対称に見える歪んだツボ感がなんか美しくないなと感じてしまう。 どうやらイラストの具合も時期によってまちまちのようで、エラーカードなのかやたらと顔面が横に伸びていたり、歪み倒したりしているイラストの強欲な壺も存在する模様。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
10 | 22 | 心変わり |
しょせん単体除去にしかならないし対象を取るし通常魔法だし、もちろん名称指定のサーチ・サルベージカードなども存在しない。 そんなわけで、そろそろ制限復帰するんじゃないかとずっと言われ続けているコントロール奪取カード。 だが現実は下位互換である《精神操作》ですら準制限という感じである。 コントロール奪取は相手から奪って自分のものにするという性質から、発動コストや効果処理時における数的な消費がなければ必ず+1以上のアドバンテージになるので、《心変わり》・強奪・そしてエラッタ前の洗脳が全て禁止カードだった時期もあることから、昔から特に厳しく使用を制限されてきた効果というイメージが強いですね。 追記:《精神操作》はその後無制限カードとなりました。 このカードはイラスト人気も非常に高く、特に初期ウルレアのやつなんかはめちゃ綺麗なので、性能面でも現在のカードプールなら許容されるとして、制限に緩和されることを望む声がやはり大きいと感じます。 海外では2022年の5月にノーエラッタにて制限復帰しており、国内での動向も注目されています。 さらに追記:2023年1月のリミットレギュレーションにて、遂に国内でも制限復帰となりました。 海外と同じくノーエラッタであり、これでは《洗脳-ブレインコントロール》はなんのためにエラッタの犠牲になったのかがわからない。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
10 | 23 | 天使の施し 禁止 |
自分メインフェイズに無条件で発動でき、3枚ドローした後手札から2枚捨てるという効果を発揮する、原作漫画にも登場した究極の手札交換カードの一種。 《マッド・リローダー》を見てから思うのは、やっぱ先に引けるってのが素晴らしいですね。 ヴレインズの3年間のうちに「電子の施し」というパロディカードが出るかもしれないと思っていたのも、もうただの思い出です。 ちなみに「堕天使の施し」はもうアニメに登場しているようですね。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
5 | 24 | 地割れ |
第1期に登場した、モンスター1体を除去するだけの汎用系除去魔法。 腐っても無条件ノーコストでかつ対象を取らない効果なので相応の性能ではあるものの、除去対象が相手の場の攻撃力が一番低いモンスターとなっていることから、中型以上のモンスターを除去したい場合は《地砕き》の方が意中のモンスターに命中させやすく、実際にあちらの方が人気も高かったです。 現在では守備力を持たないリンクモンスターの存在から《地砕き》に勝る場面もあるものの、さすがに《サンダー・ボルト》が無制限ともなると、双方ともに立つ瀬がないでしょうね。 やっぱり場のモンスターを除去または無力化する効果しかない通常魔法は、数的アドバンテージを稼げるなどのいかに1枚で多くのモンスターに作用するか、または耐性貫通力が高いかが重要になってきますからねえ。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
10 | 25 | サイクロン |
良質を通り越して環境を破壊するヤバい魔法カードを大量に世に送り出してしまった第2期のレギュラーパック第1弾「マジックルーラー」出身の割りモノ系速攻魔法。 かつて制限カードだったこともあるこのカード、初期からこのゲームをやっていてお世話にならなかったプレイヤーはまずいないでしょう。 上から叩く!1枚から叩く!発動タイミングを選ばずにノーコストで叩く! とにかくその圧倒的な癖の無さと汎用性の高さとリスクの低さが特徴で、現在は《ツインツイスター》や《コズミック・サイクロン》といった後発の割りモノ系速攻魔法に優先されることは少なくなりましたが、その有用性の高さは未だ健在と言えるかと思います。 サイクロンで伏せてあるサイクロンを壊してしまうのは、その昔よく見た光景でしたねえ…。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
9 | 26 | 融合 |
このカードを含めた3枚以上の特定のカードを消費して1体のモンスターをEXデッキから特殊召喚するという、OCGでも屈指の悪条件とアド損を受け入れて行われる特殊召喚システム「融合召喚」を行うために必要な原点となる魔法カード。 現在ではこの召喚方法を用いるテーマのほとんどにモンスター効果による融合召喚や、より消費の少ない条件でこれを行える、またはフリチェでこれを行うことができたり、融合・フュージョン・テーマネームを持っている魔法・罠カードが用意されていますが、その一方で正規の融合であるこのカードを用いた融合召喚も手厚く強化され続けており、未だその価値が失われることなく今に至るというのは大変喜ばしいことです。 ファーニマルデッキにおける重要性は言うまでもなく、プランキッズが相手の誘発を貫通するためにデッキに取り入れたりすることなどもありました。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
7 | 27 | 増殖 |
原作では一定の攻撃力以下のモンスターになら《クリボー》以外にも対応していたようで、それ故にこういったポケモンのゲンガーの黄色いやつとも呼ばれるような「何のモンスターでもないモンスター」のカードイラストなのであり、遊戯はこれにクリボーの持つ隠された特性である「機雷化」を組み合わせることで究極竜やサウサクを攻略したのですが、ゲームやOCGではクリボー専用の速攻魔法として登場する運びとなりました。 その効果はクリボー1体をリリースすることで場をクリボートークンで埋め尽くすというもので、発動時に場のモンスターがクリボー1体だけならスケゴをも凌ぐ5体のトークンを出すことができます。 トークンはアドバンス召喚のためのリリースにできないだけで各種特殊召喚のための素材に用いることは可能であり、スケゴのように召喚行為の制限やメインモンスターゾーンにモンスターが2体以上いると発動できないなどのデメリットもなく、送りつけ要員やリンク素材に非常に適しています。 今はアニマやリンクリやスパイダーなどリンク1の面々はもちろん、リンクダルクやパーペチュアルなどの存在もあるため、5体のトークン全てを効果持ちモンスターに変えることなど造作もないことです。 ですがスケゴが強いのは普通のデッキにただ入れるだけでも使えるからであって、クリボーとのワンペアが揃わないと発動できず、クリボー自体は低ステで場に出す価値は低い手札誘発の防御札でしかないため、同じサーチ難のカードでも、引いたとこ勝負で単独で発動できるスケゴと同列に考えるのはそもそも無理があるカードでした。 その後2021年秋に登場した熟練栗により、遂に専用のサーチ手段を得るに至ったため、少ない投入枚数でも発動成功率がかなり上がったので、その使い勝手は大幅に向上したものと見て間違いはないでしょう。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
9 | 28 | ブラック・ホール |
第1期に登場した、当時の小学生でも一目でパワーカードだとわかる除去系の通常魔法です。 スーパーレアの魔法カードと言えば?と聞かれると、私は真っ先にこのカードを思い浮かべますねえ。 それは全てを飲み込む漆黒の渦、宇宙の虚無に己の意志を問うてみよ。 相手モンスターだけを全破壊する《サンダー・ボルト》というあまりに強大な競合相手が存在する以上、自分のモンスターも効果で破壊できることに注目していくことになるでしょう。 サンボルとのより明確な差別化のため、さらに《ハーピィの羽根帚》や《聖なるバリア -ミラーフォース-》なんかの例もあるので、これだけのパワーを持ちながらも、自身をカード名に指定した専用のサポートカードが今後出ないとは言い切れないのが恐ろしいところですね。 ちなみに真DM2では性能もデッキキャパシティも圧倒的にサンボルよりこっちの方が強くて使いやすいです。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
4 | 29 | 死のマジック・ボックス |
原作の王国編で遊戯が使用し、第2期にOCGされた当時《強制転移》と双璧をなす「送りつけ」系の効果を持つ魔法カード。 《魔法の筒》と同様に、OCGでの効果はブラマジや魔法使い族とは全く関係ない汎用的なものとなり、それが良くも悪くも後々響いてきた感じのカードです。 相手モンスターを奪い取る分ディスアドバンテージが軽減される《強制転移》の方が多くの場面で優れますが、こちらは相手の場から排斥したいモンスターを場の状況に関係なく自らの意思で選択できるのが特徴。 属性リクルーターは《強制転移》、このカードは《アメーバ》という印象が強いですね。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
10 | 30 | 早すぎた埋葬 禁止 |
私自身も使用していた《宇宙砦ゴルガー》を含め【セルフバウンス】要素を持つデッキの永遠の憧れである蘇生効果持ちの装備魔法。 2期のカードなので発動に名称ターン1なんてあるはずもなく、モンスター効果が無効とか攻撃できないとかも何もありません。 ライフコストとこのカードが壊されたらそれに連なるモンスターも破壊されるというデメリットだけで調整は十分だとされたのでしょう。 《アームズ・ホール》登場以降、装備魔法を引き寄せるのも楽になり過ぎ、破壊以外でフィールドを離れたらモンスターは破壊されないことを悪用できるカードもあまりに増えすぎましたね。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
8 | 31 | 魔法の筒 |
原作のバトルシティ編で遊戯が使用したブラマジ系列専用グッズで、OCGに登場後とんでもない早さで制限カードに送り込まれたことで有名な罠カード。 原作と違い、ブラマジやガールとは一切関係ない発動条件や効果が、当時よくも悪くも仇となった。 あのセットカード、明らかに筒だとわかっているがだからと言って殴ったら死ぬしなあ、という伏せ除去魔法を引くまでの不毛な泥仕合を経験した古参デュエリストも結構いるのではないだろうか。 攻撃を止めた上に安定して1500以上のダメージを与えられるカードだったが、伏せ除去に弱い攻撃反応型罠で対象を取る効果、そして発動に成功してもアドに一切繋がらないその効果から自然と廃れていった。 とはいえ神罠などで自身のライフを払いまくるデッキに対しては、1枚で思わぬフィニッシュブローになったりもする侮れない罠でもあります。 特殊召喚を封じるなどして堅牢な防御を築いても、圧倒的なアド差をつけても、プレイヤーが死んでしまったら意味がないということを象徴するカードである。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
8 | 32 | 聖なるバリア -ミラーフォース- |
第1期から存在する攻撃反応罠の大御所で、1枚で相手の攻撃表示モンスターを全滅させるその圧倒的なパワーから長い間制限カードに指定されていた。 現在ではそもそもの攻撃反応罠の衰退に加え、破壊耐性と対象耐性の両方に強く、被効果破壊誘発の効果を発動させず、墓地アドも稼がせず、エクストラの大型モンスターに非常に有効なエアフォに押されがちではありますが、SS封じを用いた下級モンスターによるメタビ系のデッキではきっちりモンスターを倒しきれるこのカードの方が優先される場合も少なくありません。 そう、特殊召喚さえ封じてしまえばNSから出てくる下級モンスターで効果破壊耐性持ちなんてヤツはそう多くなく、先攻で伏せる罠としては結構強いカードなのです。 ランチャーという専用サポートも登場しており、現在でも甘く見てかかると痛い目を見る十分強い罠カードだと思います。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
7 | 33 | マジカルシルクハット |
原作でも遊戯が多用していたお馴染みのカードだが、OCGでは相手バトルフェイズ限定の半フリチェ罠で、デッキからあらゆる魔法罠をモンスター扱いで2枚セットし、しかもそのモンスターはあらゆる種族・属性として扱わないという他に類を見ないどえらい飛び道具である。 ダミーとシャッフルされる自分のモンスターも裏側守備表示になるため、リバース効果を再利用することが目的であれば相手に的中されたとしても構わないということにもなる。 デッキからダミーとして場に出す2枚の魔法罠は、できればフィールドから墓地に送られた時に発動する効果を持つものや、墓地から除外して発動する効果を持つものなどを選びたいですね。 その影響で《聖なる輝き》が出てるとどうなるのだとか、自壊はカード効果で免れられるのかなどと当時は裁定がかなり厄介なことになったようです。 帽子が1つ少なくなっていたり、バトルフェイズが終わると本体以外が自爆したりと、原作ファンには多少ツッコミたいところもある効果になってしまったと思いますが、エンタメ性が高く色々なコンボも試してみたくなるその特異性は、平凡なカードたちに埋もれることのない「記憶に残るカード」であることは間違いないでしょう。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
1 | 34 | シフトチェンジ |
原作の王国編で遊戯が使用した罠カードで、OCGでは相手が自分のモンスターを攻撃対象に、または魔法罠カードの効果の対象にした時に、その対象を自分の別のモンスターに移し替える効果になりました。 対象を移し替えたモンスターで相手の攻撃モンスターを迎撃できてようやくトントンといった感じで、相手モンスターには移し替えられないため、魔法罠カードに対して発動してもこのカードを使用する分のディスアドバンテージが広がる結果にしかならない場合がほとんどで、発動するために自分の場に必ず2体以上モンスターが必要なのも、モンスター効果に非対応であるのも非常に使いづらい。 結局原作漫画という台本のあるデュエルだからこその演出用カードという感じで実用性は低く、到底ウルレアの価値などないのですが、この時期は原作カードは性能に関係なく高レアリティになる傾向にあったので、ウルレアなのは仕方なくはありますね…。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
2 | 35 | 六芒星の呪縛 |
原作で遊戯が度々使用したモンスターの攻撃の制限と攻撃力の低下がセットになった罠カード。 OCG化は2期になってからですが、ウルトラレアが弱いことに定評のある第2期のレギュラーパック『魔法の支配者』にそのウルトラレアで収録されてしまったカードです。 魔法カードがノーマルでも鬼強いシリーズだから罠カードが弱いのは仕方ないというのだろうか。 自壊条件が緩くバウンスしやすいが、さすがにこれにはセルフバウンサーである《霞の谷のファルコン》も《氷結界の虎王 ドゥローレン》も《宇宙砦ゴルガー》も見向きもしないだろう。 原作にはあった弱体化効果すら剥奪されており、とにかくいいトコなしである。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
4 | 36 | 補充要員 |
第2期に登場した、主にエクゾディアの四肢を一旦墓地に送り、それらを一気に回収するために使われていた罠カード。 1枚が最大で3枚に増える素晴らしい効果ですが、『補充要員』というカード名の通り、回収できるモンスターは数合わせレベルの低質なものに限られる。 守備力やレベルの高さに偏重した通常モンスターやペンデュラム通常モンスターの回収手段としても使えますが、発動条件として墓地に最低5体のモンスターを必要とするのが意外と厄介で、獲得できるアドバンテージの最大数で劣るものの、面倒な発動条件がなく、すぐに発動できるメリットが大きい《闇の量産工場》の方がほとんどの場面で使いやすいでしょう。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
5 | 37 | マジック・ジャマー |
綺麗な楕円形ではなく、若干ほよよんとした形状の魔法陣のイラストが特徴で、「ジャマー」とは日本語訳するとその名の通り邪魔するという意味である、イエスかノーか?と問われると100%ノーとは言えない、そんな感じの魔法専門のカウンター罠。 登場当時は《サンダー・ボルト》や《ハーピィの羽根帚》などの高パワーの魔法カードを防ぐことのできるカウンター罠として一定の需要がありましたが、発動に手札コストを要求される上に、《神の宣告》や《魔宮の賄賂》よりも対応範囲が狭いことから次第に使われなくなりました。 ただ魔法カードのみを専門に防ぐ類似効果を持つ罠カードと比べると、概ねこちらの方が使い勝手で勝っているという印象です。 《マジック・ドレイン》だとか《封魔の呪印》だとか《八式対魔法多重結界》だとか色々と使ってみても、結局このカードでいいなという感じでしたね。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
2 | 38 | 有翼幻獣キマイラ |
融合したはいいものの、早くも死んだ後のことが書かれているえらく後ろ向きなモンスター。 DM3でOCGに先んじて収録された時のテキストにも「ただしその命は5分しかない」とか書かれている辺り、異なる生き物を無理矢理組み合わせて生まれたキマイラの運命といったところか。 さすがに時間経過で勝手に自壊したりはしませんが、エアイーターとかフレイムケルベロスだとか1期の上級モンスター程度しかないパワーに加えて、復活させるガゼルもバフォメットも場で発揮する効果やSS誘発効果を持たず、そしてこのカード自身にそれ以外の効果が何も備わっていないとくれば、いくらなんでも使い甲斐がなさ過ぎるよなあという感じです。 倒れても場に融合素材を1体残すこと自体はディスアド軽減にもなるし、自分の効果による破壊や効果以外での破壊にも対応するためけして悪い効果ではないのですが、こんな程度の合体パワーなら最初から融合しなくてもいいんじゃないかという…。 破壊にしか対応していませんが、地味に墓地に送られなくても効果が出る点くらいは評価したい感じですね。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
2 | 39 | シルバー・フォング |
獣族代表としてラッシュデュエルに送り出された原作出身のカード。 記念すべき1期1弾の下級モンスターの中では《サイクロプス》や《マンモスの墓場》と並ぶ最高打点だった。 《フラワー・ウルフ》の融合素材に自身のカード名が指定されているので、他の同様の通常モンスターと同じく1点プラスさせていただきますね。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
1 | 40 | ルイーズ |
第1期の通常モンスターにいくつか存在した「対応するフィールド魔法下では強い」旨のフレイバーテキストが書かれたモンスターの1体。 このモンスターは獣戦士族なので《草原》だけでなく《森》にも対応しています。 原作の王国編で遊戯が使用したモンスターでもあり、《一角獣のホーン》を装備されたモンスターの1体でもありますが、その役割は《エルフの剣士》と同様に専らやられ役という不遇なカードでした。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
2 | 41 | マジシャン・オブ・ブラックカオス |
原作の王国編における最終局面で遊戯が使用し、ペガサスのサウサクを打ち倒してフィッシャーとなった魔法使い族の効果なし儀式モンスター。 真DMではゲームのパッケージを飾っており、その攻略本にこのモンスターを出すため儀式魔法が付属カードとしてついてくるにも関わらず、作中では通常プレイどころかポケステを使っても手に入らないし、図鑑に登録することも相手が使ってこないのでデュエルで3Dモデリングを見ることさえもできないというとんだパッケ詐欺となっている。 原作でブラマジを名称指定で生け贄にして儀式召喚したことが元となり、ゲーム作品でもそのような仕様になっていますが、ステータスがブラマジからほとんど向上していないにも関わらずモンスター効果もなく、儀式召喚する価値は限りなく低いと言わざるを得ませんでした。 生け贄というか変化元であるブラマジはガイアよりも強いのに、儀式を行ったらカオソルよりも弱くて、なんなら儀式までして強化したのにまだ《コスモクイーン》に勝てないって一体どゆこと?って感じで、見た目は最高にイケてるだけにこれは残念でしたね。 一応守備力だけなら青眼まで含めてそれら全てに勝っていますが…。 元々は大会の会場入場者特典としてゲートガーディアンと共に配布されたカードであり、2期のPPにてレプリカ仕様で再録されることで広く流通することになりました。 ほぼ同じ姿をしたリメイクモンスターであるエラッタ前の《混沌の黒魔術師》はOCG史を彩った屈指の強カードとして知られており、後にデスアルテマという原作でサウサクを葬った技と同じ名前を持つこのモンスターを名称指定した専用のサポートカードも獲得している。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
1 | 42 | カオス-黒魔術の儀式 |
《マジシャン・オブ・ブラックカオス》の降臨に必要な儀式魔法。 大会会場入場者特典のブラックカオスを儀式召喚するための儀式魔法をゲームの攻略本の付属カードにするという昔ならではの無茶をしている。 こういったやり方はエクゾディア、サクリファイス、磁石の戦士などでも行われており、儀式モンスターと儀式魔法がセットになっている《スカルライダー》が当時いかに良心的だったかってことですね。 原作では《ブラック・マジシャン》及び《砦を守る翼竜》と《タイム・ボマー》を生け贄に儀式召喚を行いましたが、真DMで収録された時には《タイム・ボマー》がまだいなかったので、名称指定の生け贄には《ミスター・ボンバー》が代役に選ばれている。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
1 | 43 | 魔法除去 |
同イラストが使われているカードは原作や昔のゲーム作品にも登場しており、どの媒体でもほぼほぼ「魔法解除」というカード名なのだが、OCGでは何故かこのカード名になっている。 効果も《マジック・ジャマー》的な使われ方をしていた原作とは違い、既に場に出ている魔法を壊すだけの通常魔法になっている。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
5 | 44 | ガイアパワー |
お互いの場の地属性モンスター全ての攻撃力を定数アップし、守備力を定数ダウンさせるフィールド魔法。 地属性モンスターの総数及びテーマの多さから恩恵を受けるデッキも多く、私もかつて岩石メタビにおける打点補助札として《一族の結束》、《オレイカルコスの結界》、オーバーコアリミット辺りなんかと迷いましたね。 結果的には打点補助は幻影剣や翼とかの罠カードでやろうってなって、最終的には全て除去・永続メタ・カウンター罠になって打点補助札は不採用になりましたが…。 せめて専用のサーチモンスターはいないと厳しいかなという感じで、このカードの場合はさらにもう一声欲しい感じですね。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
5 | 45 | 抹殺の使徒 |
セットモンスターを専門に切り裂く魔法カードで、破壊して除外するため墓地効果を使わせず、さらに破壊したモンスターがリバース効果モンスターの場合はお互いのデッキまで追跡して同名カードを根絶やしにする。 後に誘発貫通札として《墓穴の指名者》と双璧を成す最強の「指名者」速攻魔法である《抹殺の指名者》となるカードでもあります。 リバース効果モンスター全盛期のかつての環境ではそれなりの需要があり、規制経験もあるカードなのですが、表側守備表示モンスターも破壊できる《シールドクラッシュ》が登場して以降はそちらの方が優勢になり、破壊したモンスターを除外するだけではメリットとしては弱くなり姿を消していきました。 今特有の強みがあるとするならば、自分のリバース効果モンスターをデッキから連鎖して除外できることになってくるのでしょうかね? 個人的に画像左下の手に持つ盾?に薄っすらと浮かんだ赤いものが、盾の模様なのか血なのか何かの手違いでついてしまった汚れなのかずっと気になってる次第でございます。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
10 | 46 | ハリケーン 禁止 |
相手の魔法罠の撤去はもちろん、自分の魔法罠の再利用や他のカードの発動条件を整えることにも使える究極のバック全剥がし魔法。 【セルフバウンス】の永遠に醒めない夢とも言える存在で、何気に原作で城之内が使用していたカードでもあります。 さすが2022年時点でも禁止カードに指定された魔法が6枚もある『魔法の支配者』収録なだけのことはありますね。 帚・大嵐・ハリケーンはうち1種類、しかも1枚までしかデュエルシーンに存在してはいけないというような状況になっており、このカードの場合は大寒波同様に低中速デッキが一時的な露払いに使うよりも、相手がバウンスされたカードを再度場に出す前に殺しきれる展開デッキにより向いたカードとなっています。 罠ビ使いも《スターライト・ロード》や《大革命返し》にすら捉えられないこのカードに比べればきっと《ライトニング・ストーム》くらいは許容できることでしょう。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
6 | 47 | 真実の眼 |
このカード単体では待てど暮らせどカードアドバンテージは稼げず、後出しがよわよわな点も踏まえると、その性質は永続罠の中でも永続メタ罠のそれに近いが、このカードの場合は先攻で発動に成功しても、ただ相手の手札が見られるだけで、ほとんどの場面で何の妨害にもならない。 そう言ってしまうと、張っても何もメタれない永続メタ罠ってなに?という話になってしまうが、このカードにはフリチェでノーコスト、よほどライフ取りが難航するデッキでない限りは毛ほどもないデメリットで、相手の手札だけを永続的に見続けられるという他にない力が備わっている。 相手が今この瞬間に各種手札誘発やリブートやツイツイを持っているか、持っている場合何枚持っているかなどがわかりさえすれば、間違いのない最適行動が取れるという場面が多くないはずもなく、カードの要求と対価として得られる高品質な情報アドバンテージの釣り合いは十分取れているのではないでしょうか。 何にせよこちらの手札は見えていない点も含め、相手がストレスMAXSOSになることは請け合いだろう。 |
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Normal ▶︎ デッキ |
10 | 48 | 血の代償 禁止 |
たった500のライフで召喚権が買えるわけですが、それが永続罠で回数制限がないのはあまりにも強すぎました。 1期に名称ターン1なんてあるわけがないので、既に禁止カードに指定されているということもあり、これ以上このカードを咎めるのは酷なような気もしますね。 実際カードプールが充実するまでは普通に許容されていたわけですし…。 |
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