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HOME > コンプリートカード評価一覧 > PREMIUM PACK 2023 コンプリートカード評価(みめっとさん)
PREMIUM PACK 2023 コンプリートカード評価
「 みめっと 」さんのコンプリートカード評価 |
レアリティ | 評価 | 番号 | カード名 |
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Secret Super ▶︎ デッキ |
7 | JP001 | 武装再生 |
アニクロの延長戦でもあるPPにて遊戯王RからOCG化された速攻魔法。 同じく遊戯王Rに登場し、読者たるデュエリストたちに多大なインパクトを遺した「武装転生」にカード名が似ていることからよく間違えられる。 お互いの墓地から装備魔法1枚をフリチェで場にセットするか自分のモンスターに装着させるシンプルな効果ですが、前半の効果により墓地に装備魔法が存在しない場合でもほぼ突進の上位互換のようにコンバットトリックなどの強化魔法として使うこともできます。 攻撃力アップや装備魔法を装着するモンスターとして相手の場のモンスターを選択できないのは、対象耐性のあるモンスターにも装備魔法を装着できる性質を考えると、コンボ性の観点から見ると残念なところ。 墓地の装備魔法に触る効果を選択する場合、前半の効果と違って当然ダメステでは使えないことにも注意したい。 |
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Secret Super ▶︎ デッキ |
6 | JP002 | プレイング・マンティス |
2022年秋に巻き起こった昆虫族のビックウェーブに乗じてPPへの収録カードに選出された、遊戯王Rでメンドシーノの使用した昆虫族モンスターの1体。 闇のデュエルをする者はお互いにプレイヤー、それを固唾をのんで見守る者たちもまたプレイヤー。 原作では特にモンスター効果はありませんでしたが、メンドシーノの使用したエッグシェルと強制回収を自身の1と2の効果として内蔵する形で能力を与えられている。 しかしこの2つは元となるカードの再現なので仕方なくはあるのですが、発動タイミングの関係上扱いが難しく、やはり主となるのは完全オリジナルの墓地効果によりトークンを発生させる効果となるでしょう。 何らかの効果で墓地に送れば、自身を墓地から除外するだけで場に昆虫族モンスターを1体用意できるため、特に自身をリンク素材として墓地に送ることで手軽にリンク数を伸ばすことができるのがとても便利。 しかしこのモンスター1体でリンク召喚できるモンスターは《副話術士クララ&ルーシカ》程度であり、現状は《共振虫》や《魔螂ディアボランティス》の効果でデッキから直に墓地送りにした方が使いやすそうですね。 1と2の効果も含めて一介の下級モンスターの割には結構色々できて有能な方だとは思うのですが、どうにも強く使うのは難しいって感じでしょうか。 いやあ、昆虫族も魔法使いやドラゴンや植物のような、昆虫族1体でリンク召喚できる種族のリンク1モンスターがいい加減欲しくてたまらないでしょうね。 |
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Secret Super ▶︎ デッキ |
8 | JP003 | ガード・マンティス |
遊戯王Rに登場した守備力自慢の下級モンスターで、城之内に手間をかけさせるためだけに、散々煽ってきたメンドシーノへの意趣返しを演出するためだけに生まれてきた昆虫族モンスター。 普通に壁としてNSする場合はノーデメリットの下級モンスターで守備力2400という、今だからこそ普通に許容される堅牢さとなっている。 というか今だとしても、原作がなければ守備力は2100か2200くらいにしか設定されなかったでしょう。 能力は近年昆虫族に爆発的に増えつつある手札からの自己SS能力となっており、このモンスターの場合は1000ライフさえ払えば場や墓地のあらゆる状況に一切依存せずに単独でSSできるという強力なものとなっている。 メンドシーノが自分で張った「レイバー・ペイン」を渋々受け入れて召喚したこのモンスターでしたが、それをこういう風に昇華するとはさすがに予想外でしたね。 自身の効果で特殊召喚すると、昆虫族以外をSSできなくなりますが、このモンスターが場から離れるとその縛りは消えるため、風属性ということで《グレートフライ》などのリンク素材にしてしまえば自由な展開が続けられます。 もう1つの効果は相手ターンにフリチェで自分の場の昆虫族の表示形式を変更するというもので、「No.3 地獄蝉王」ローカスト・キングや一部の「電子光虫」モンスターなどのこの効果とシナジーする昆虫族モンスターもいくつか存在していますが、こちらは無理に狙う必要はないでしょう。 この能力が原作でもこのモンスターにあれば、《『守備』封じ》からの《人造人間-サイコ・ショッカー》の攻撃がこのモンスターを貫くことはなかったですね。 逆に言うと、それは原作におけるデュエルの展開に反する効果でもあるということになりますが…。 何にせよ当然のデメリットが書かれていることを除けば弱いところは特に見当たらず、昆虫GSの一員として選抜できるくらいのスペックはあるかと思います。 |
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Secret Super ▶︎ デッキ |
10 | JP004 | 金科玉条 |
漫画版の作品群に登場したカードが主役となることが多いPPに収録された完全なるアニメカード。 確かにPPはコレパ・アニクロの延長戦みたいなところはあるのですが、今回はアニメからはこのカードが単独で参戦しており妙に浮いている。 この年のアニクロにはA宝玉獣も収録されており、普通にアニクロ収録で良かったのでは。 しかしその効果は、所属するモンスターが明らかに現代ではパワー不足であるにも関わらず、その設定ゆえに基本的に作り変えられないんだから、脇を固めるサポート魔法や罠カードはどこまでも強くしていいよねという宝玉的発想の究極系のような性能となっており、これのOCG化を待ち望んでいた人の希望すらも遥かに上回る調整となっています。 |
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Secret Super ▶︎ デッキ |
7 | JP005 | 表裏一体 |
同じPPに収録された《陰の光》と極めて類似した効果を持つ魔法カード。 こちらは条件に合った自分のモンスターをリリースする必要がありますが、こちらは光→闇、闇→光の両側通行であり、特殊召喚元が手札・EXデッキとなっていて、デメリット制約がなく速攻魔法なのでこれをお互いのターンにフリチェで行うことができる。 このカードの強みは何と言ってもメインデッキのモンスターをリリースすることでEXデッキのモンスターを展開することもできるという点で、特にレベル5以上の妥協召喚・自己SS能力を持つモンスターをリリースに使うことで強力なEXモンスターに繋げやすい。 メインデッキにまとまった数の特定の種族・レベルを持つ闇・光属性モンスターが存在している、または【サイバー・ドラゴン】のように特殊召喚先に複数の選択肢が存在していて、特殊召喚時に誘発する効果を持っているなどそれらをリリースして特殊召喚するのに相応しいEXモンスターが存在しているなら採用を検討してみたいカードです。 |
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Secret Super ▶︎ デッキ |
7 | JP006 | 陰の光 |
同じPPに収録された《表裏一体》と極めて類似した効果を持つ魔法カード。 リリースが必要なあちらと違ってこちらは条件に合った自分のモンスターを効果対象にするだけで発動できますが、闇→光の一方通行であり、特殊召喚元がデッキ・EXデッキとなっていて、墓地効果を含めてどちらの効果を使っても発動するターンはバトルフェイズを行えないデメリット制約があり、通常魔法なのでこれを踏み倒すことは難しい。 デッキに触ることができて墓地効果も展開に関わる効果で極めて優秀ですが、その分《灰流うらら》に捕まるようになったり、対象のモンスターが効果処理時に場に表側表示で存在していないと不発になるというデメリットもあります。 当然特殊召喚できるモンスターが光属性に限定されることから《表裏一体》は普通に使えてもこちらは適していないデッキも存在し、無制約で速攻魔法という点での利便性でもあちらに劣るところがあるため、特にデッキからの特殊召喚が可能なところであちらとの差別化を図りたい。 |
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Secret Super ▶︎ デッキ |
7 | JP007 | エレメントの加護 |
漫画版GXに登場した場のE・HEROを利用して発動できる《魔宮の賄賂》。 特定のカード群に属するモンスターが場に存在する場合のみ発動できるカウンター罠としては、コストで除外したEがエンドフェイズに帰ってくることを加味したとしても近年の調整では守れる範囲が物足りないと言わざるを得ない。 しかしスピリットオブネオスを介してデッキから持ってこられる1妨害であることに大きな価値があるため、相応の評価をするに値すると言えるでしょう。 カウンター罠なので、当然カウンター罠に対しても上から叩けますし、逆に上からは叩かれにくいのは強いです。 |
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Secret Super ▶︎ デッキ |
8 | JP008 | BF-下弦のサルンガ |
漫画版5D’sに登場しPPでOCG化された「BF」の下級チューナーモンスターで、先行していた《BF-上弦のピナーカ》の相方。 作中では相手の場に攻撃力2000以上のモンスターが存在する時に手札から自己SSできるだけのカードでしたが、OCG版では自分の場の攻撃力2000以上のモンスターも含むようになった他、オリジナルの墓地効果を追加されたことでその有用性が大幅に上がったカードです。 その墓地効果というのが自分の場に「BF」Sモンスターが存在する場合に墓地の自身を除外することで相手の場の対象とした表側表示カード1枚を効果破壊するという素朴な除去効果ですが、何とこれをお互いのターンにフリチェで使用できてしまう。 相手ターンにおける妨害を盤面だけでなく墓地にも用意できるという点で【BF】に新たな風を吹き込んだカードであり、発動時効果を持つフィールド魔法や後出しからでも強い永続メタ罠にも有効なのがかなり優秀です。 展開途中で是非とも意識して墓地に送っておきたいカードですが、墓地効果はデュエル中に1度だけなので採用は1枚で十分でしょう。 |
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Secret Super ▶︎ デッキ |
5 | JP009 | 薔薇占術師 |
これまでPPや定期購読特典を中心に細々とOCG化されていた漫画5D’sでアキが使用したモンスターがまた1体OCGとなり、遂に残すところあと薔薇の精霊1体のみとなりました。 スペックは植物族に関する効果を持つが自身は植物族ではないという、フィールアキの使用したモンスターによく見られる特徴を持ち、パラディンやアーチャーに合わせたためか魔法使い族ではなく戦士族。 効果の方は自身を場からリリースして発動するドロー効果、自身を墓地から除外することによる植物族のサルベージ、さらにサルベージしたモンスターがレベル7以上ならデッキの植物族1体を墓地に送る追加効果を発揮するというものになっています。 2つの効果はいずれかターン1となっており、1ドローのために召喚権などを使うのはさすがに馬鹿らしいので、基本的にはサルベージ&墓地肥やしの方の効果を狙っていきたい。 追加効果で墓地送りにするモンスターを《薔薇恋人》にすることで、サルベージした最上級植物族をそのままSSできるというのがセールスポイントとなるでしょう。 しかし墓地肥やしを行うためにまずEXモンスター以外の最上級植物族を墓地に送る手間が必要であり、11期基準では手間の割には大して強い動きにはなり難い点は否めない。 そこそこ攻撃力があることや、最低限1ドローに置き換わることができるため直に引いても完全なる事故要因になることは避けられるのは悪くないんですけどね。 |
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Secret Super ▶︎ デッキ |
5 | JP010 | ファイナル・クロス |
Sモンスターが墓地に送られているターンに発動できる速攻魔法で、対象とする自分の場のSモンスターの1体に無条件の2回攻撃能力を付与するカード。 さらに対象にしたSモンスターが「ウォリアー」「シンクロン」「スターダスト」Sモンスターなら、自分の墓地から選んだSモンスター1体の攻撃力がそのモンスターにそのまま乗っかるという、さながら遊星Sモンスター専用の《リミッター解除》というようなカードとなっている。 Sモンスターを素材に別なSモンスターをS召喚すれば発動条件を満たすのは容易く、指定のモンスターを対象にすれば攻撃力4000超えから2回攻撃を行うことも難しくなくワンキルに繋げることも可能でしょう。 ただほとんどの場面でこのカードを使うくらいならその1枚でさらなる展開を行って8000打点を用意するかグロい制圧盤面を作った方が強く、確かに勝利に繋がる効果ではありますが、これを後手捲りカードと呼べるかどうかはかなり怪しい。 |
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Secret Super ▶︎ デッキ |
7 | JP011 | ネコーン |
SS誘発の効果でフィールド魔法を何でも持ってこられる下級植物族モンスター。 自身には自身をSSする能力はないため効果を使うには他力が必要となりますが、植物族ということでロンファや《薔薇恋人》や増草剤などの存在から、どの領域にいても効果は使うことは可能であり、特に直に引いてしまっても効果を出す手立てがあるというのは有り難い。 フィールド魔法をサーチできるモンスターとしては多くの場面で召喚権が必要になりますが、NSからでも単独で効果を使える《惑星探査車》の方が安定するため、このモンスターを使う場合は植物族関連の効果を活かすか、ソリティア1キルのために専用のギミックを仕込んだ超特化型のデッキにという感じになるかもしれません。 自身が特殊召喚のための素材として場に残るというのは、《惑星探査車》と異なる大きな強みです。 しかしまあ、まさか《ジャイアント・タコーン》よりこっちが先にOCGになるとはなあ…。 これがOCG化されるなら、ハートンやハートマトなんかはいつか世に出てこられそうですね。 |
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Secret Super ▶︎ デッキ |
9 | JP012 | フォトン・ジャンパー |
墓地効果が本体となる「フォトン」モンスターの1体で、手札で発動する効果はサブ効果、場での仕事はレベル4モンスターでEX展開のための素材要員であることという具合になっている。 どこからどのような方法で墓地に送られた場合でも効果が誘発し、テーマの魔法罠カード1枚をサーチできる能力を発揮するわけですが、テーマ内のカードでは《銀河の魔導師》の効果によるサーチも可能な《銀河百式》によってデッキからの墓地送りが可能であり、手札にきても《銀河戦士》を自己SSするためのコストとして切ることで効果を使うことができる。 この効果によるサーチ先にも《銀河天翔》という優秀な展開札が存在しており、【フォトン】及び【ギャラクシー】における初動に関与する重要な存在と言えるでしょう。 真っ先に墓地に送ることが目的だとまず使われない手札発動の効果も、次のバトルフェイズがスキップされるデメリットを除けば自分の場にモンスターがいても発動可能な《バトルフェーダー》の上位互換となる防御効果なので普通に使える効果です。 |
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Secret Super ▶︎ デッキ |
7 | JP013 | 分裂するマザー・スパイダー |
2022年の昆虫族のビッグウェーブの最後に、遊戯王Rのカマキリたちと一緒に漫画版ゼアルからPP参戦してきた蜘蛛の昆虫族モンスター。 漫画版GXのカラス天狗と同様に、OCGに同名の先客がいたためカード名にちょい足しをして晴れてOCG化となりました。 その能力は今年の昆虫族で言えば「またしても」という感じの手札から緩い条件で自己SSできるものとなっていますが、同じ条件で自己SSできる同じレベルの昆虫族としては、多少の攻撃力と単独で使えるレベル変動効果も持っているプリミティブバタフライが存在しているため、こちらはあちらとの属性の違いや後半の効果による爆発力やコンボ力を活かして使用することになります。 後半の効果によりベビースパイダーを3体展開し、自身の効果によりそれらのレベルを5にし、そのまま2体または3体素材のランク5闇Xに繋げるか、ベビースパイダーの効果で1体を食らってレベル10にしラベノスタランチュラなどのランク10闇Xに繋げるというデザイン。 ただし最大パワーで使うためには直に引きたくないベビースパイダーを3枚もデッキに入れなければならない上に墓地からの特殊召喚には対応しておらず、それを考えるなら分裂後の制約や自己SSの条件はもっともっと軽くしてもいい気さえしてしまう。 闇属性であることでプリミティブバタフライと十分差別化できる構築なら、簡単に自己SSできる上級昆虫族として単独で採用するのも或いはアリなのかもしれない。 |
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Secret Super ▶︎ デッキ |
5 | JP014 | ベビー・スパイダー |
漫画版ゼアルから母蜘蛛と共にやってきたモンスターで、《分裂するマザー・スパイダー》との併用が大前提となる昆虫族モンスター。 あちらで展開してレベル5となったこのモンスター3体のうち1体を自身の効果でリリースして残りの2体をレベル10とし、それらでラベノスタランチュラをX召喚。 さらにそのラベノスタランチュラにセブンシンズを重ねてX召喚し、自身の墓地効果によってセブンシンズのX素材となったラベノスタランチュラをコストに効果を使用してそのラベノスタランチュラを蘇生する。 この墓地効果を使った際にライフが半分になっていますが、それにより生まれた相手とのライフ差とラベノスタランチュラの永続効果を利用して、超火力を手にしたセブンシンズで襲いかかるという寸法となっている。 たかがモンスター1体を蘇生する程度の墓地効果にやたらとごちゃごちゃとついているコストの数々はこういうことだったんですねえ。 コンボが決まればなかなか強いですが、このモンスター自体は見事なまでに単体完結力が皆無で絶対に直に引きたくないカードである上に、手札かデッキに3枚必要になるという近年稀に見るレベルの事故要因と化す可能性も高いため、評価的にはこの辺りにしておきたい感じですが、正直なところストレスがあまりに大きいのでさらに下げて3点くらいにしたい気持ちもあります。 とても個人的な感情として、八雲枠で来るならレインボースパイダーとかに来て欲しかったのですが、よりによってこの親子スパイダーかあってのもありましてね…。 |
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Secret Super ▶︎ デッキ |
5 | JP015 | DDDD超次元統皇ゼロ・パラドックス |
カード名の長さ、レベルとPスケールと攻守の高さ、そして圧倒的テキスト量のP効果とモンスター効果による画面の圧が凄まじいことになっている「DDD」にDを1つ加えたPモンスター。 しかしP効果・モンスター効果共に要求するものがあまりにも高く、自身がP召喚に貢献する気がほとんど無さそうな能力持ちであるにも関わらず、P効果で特殊召喚するのは相手依存になるので基本的には難しく、モンスター効果で特殊召喚する場合はP召喚権を使ってしまう上に出てきた時に他の自分のカードまで全破壊してしまうのでそこからキルには持っていきづらいです。 特にデメリットとなる制約がないPスケール10のモンスターがあることが貴重でP召喚に向いたカードというのが何とも皮肉なところ。 |
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Secret Super ▶︎ デッキ |
6 | JP016 | アディショナル・ミラー・レベル7 |
漫画版アークファイブで登場した魔法カードで、既に言われているように《地獄の暴走召喚》的な性質を持つレベル7モンスターのための展開札。 ある1人のデュエリストが使用したカードの最初にOCG化したのがモンスターではなく魔法カードになるのは予想外でしたが、EXモンスター以外はまとまった枠が必要になる傾向が強いいわゆる「テーマ使い」の使用カードであることを考えれば妥当か。 その効果を発揮するためにはまずデッキにこのカードを3枚仕込む必要があり、さらにレベル7モンスターがSSされたタイミングでのみ発動可能で、おまけに対象を取るため不発にされる危険性もあり、それでいて対象にしたモンスターと同名のモンスター2体が必ずデッキに存在しなければならないという、安定性を打ち捨てて爆発力に全振りした個人的にはとても苦手なタイプの展開札となっています。 一度発動に成功すればデッキは一気に薄く、場は一気に厚くなりますが、発動条件の厄介さとは別に発動後のEXデッキからの展開回数の制限や特殊召喚したモンスターの能力に比例した自身への効果ダメージというデメリットも設定されており、自分の先攻1ターン目からでも使える代わりにその癖の強さも《地獄の暴走召喚》に負けず劣らず強い。 コストで同名カードを墓地送りにするので、無効にされても残った2枚が手札やデッキで完全なお荷物になることは避けられますが、その性質から僅かなハンデスやデッキデスが致命傷になる可能性もあります。 特殊召喚される2体のモンスターのことを考えるなら、時にはドローすることさえもこのカードの障害になる場合も…。 特殊召喚のための素材に利用するつもりなら自分へのダメージが少なくなる攻撃力の低いモンスターを選択する、特殊召喚したモンスターに攻撃制限や効果無効のデメリットが課せられないことを活かすなら、巨神鳥のような自身の効果に名称ターン1のないレベル7モンスターを展開することに使うなどの工夫が必要になるでしょう。 まあ何しろ自身の効果などで自力でSSできてかつ、この効果の対象にする価値もあるレベル7モンスターともなると、きわめて限られてくることは間違いありません。 発動は大変で通すことも大変ですが、速攻魔法であることも含めて、他のカードでは簡単に真似のできない爆発力があることは確かです。 |
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Secret Super ▶︎ デッキ |
7 | JP017 | シンクロ・ゾーン |
Sモンスターを使用しないデッキに対しては、無条件にノーコストで永続的に攻撃させないカードとして優秀な攻撃抑止系の永続罠。 無耐性なので当然バック割りには弱いが、単独で1枚で全部止めるというのはやっぱり凄いと思いますし、このカードの場合は場の状況が整っていれば3の効果で自主退場することもできるためタダでは壊されないぞという気概も感じます。 さらにチューナー以外のSモンスターが墓地送りになった場合に、そのモンスターをチューナーとして復活させる効果もある。 モンスター効果を無効にせず、特殊召喚のための素材に用いたり、コストリリースなどのお互いの効果以外での墓地送りにも対応しているのが素晴らしい。 当時このカードがそこに存在していたら、ゴルガーでセルフバウンスするためのカードとして私は間違いなく使っていたでしょうね。 |
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Secret Super ▶︎ デッキ |
3 | JP018 | 武の賢者-アーカス |
【閃刀姫】とはかなり噛み合わない能力を持つ「閃刀」カード扱いになるモンスターの1体。 魔法カード1枚を手札コストに手札から自己SSできる能力を持ち、墓地の魔法カード1枚を除外することで「閃刀姫」Lモンスターを破壊から守ることができるわけですが、まず以てこのカードがメインモンスターゾーンに出ていること自体がほとんどの「閃刀」魔法カードの発動を阻害することになる上に、発揮する効果もこの程度では正直魔法カードの無駄遣いと言わざるを得ない。 一応自身が倒れた時に2の効果で除外した「閃刀」魔法カード1枚を返してくれますが、墓地からは回収できないし発動条件もそれほど良くありません。 【閃刀姫】以外でそこそこ打点のある展開要員兼Lモンスターの守り人として使うにも、自己SSのための手札コストが魔法カード指定ナノが重すぎるので使われることはないでしょう。 |
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Secret Super ▶︎ デッキ |
3 | JP019 | 智の賢者-ヒンメル |
【閃刀姫】とはかなり噛み合わない能力を持つ「閃刀」カード扱いになるモンスターの1体。 《武の賢者-アーカス》とは自分の場のLモンスターを守る2の効果の内容と除外コストとなる魔法カードの枚数が変化しており、こちらは相手の対象を取る効果を墓地の魔法カード2枚を除外して無効にできる。 それ以外は【閃刀姫】においてはかなりアンチシナジーになる点はアーカスと同じであり、やっぱり「閃刀」魔法カードの発動の邪魔になるし、このカードの場合はあちらと違って打点にもならないのでかなり使いづらい。 手札から自己SSできて《機械複製術》に対応するレベル5モンスターであるという点も、属性の違いを除けば《無孔砲塔-ディセイブラスター》で十分なようなという感じです。 |
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Secret Super ▶︎ デッキ |
10 | JP020 | 閃刀姫-レイ |
言わずと知れた【閃刀姫】のメインデッキ側のキーカードとなるモンスターで、VJではこのカードを主人公とした連載漫画まで作成された遊戯王OCGの中でも指折りのヒロインカード。 【閃刀姫】というテーマの性質上3枚必須になるのは当然として、自身の1の効果がお互いのターンにフリチェで使えるというのが普通に高性能過ぎる。 9期に展開されていた「ブースターSP」の後継シリーズとして10期からスタートし、12期となる現在では時々環境級の強さを持つテーマを送り出すこともあることですっかりお馴染みとなった「DBP」シリーズですが、その第2弾となる極めて初期に登場したテーマの1つが「閃刀姫」であり、その時からもうこのレベルのカードが世に出ていたのだと思うと、やはりDBPというものは恐ろしいですね。 |
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Secret ▶︎ デッキ |
8 | JP021 | 深海のコレペティ |
久しぶりにチューナーを名称指定したシンクロモンスターとして登場したこのカードですが、そのフラグは直前のレギュラーパックに収録された《シンクロ・オーバーテイク》にすぐ回収されることになりました。 釣り上げ系の《ジャンク・シンクロン》や《エーリアンモナイト》と違い、シンクロ素材をリクルートによって連れてこられる《深海のディーヴァ》にとっては、オーバーテイクで見せるためのカードというだけでも非常に大きな価値があります。 効果の方はお互いのターンにフリチェで下級水属性を投げ捨てて自己強化される効果と、シンクロ素材やリンク素材になった場合も含め、シンクロ召喚された自身が墓地送りになると上級以上の水属性モンスター1体を蘇生するというもの。 そのターンしか保ちませんが自己強化された後の攻撃力は2600とレベル5シンクロとしては《宇宙砦ゴルガー》と並ぶ高い数値となります。 ただそんなことのためにいちいち手札を捨ててられないので、こちらは「海皇」モンスターなどとのコンボへの転用を前提に運用したいところ。 墓地誘発の効果も自身がシンクロチューナーということで条件を満たすのは容易であり、蘇生したモンスターの効果を無効にもしませんが、墓地の下準備はある程度必要であり、守備表示での特殊召喚なのでそのターンはアタッカーとしての運用は難しい、さらにその後の特殊召喚先にも縛りが課せられるため、明確なゴール地点を見据えて運用していきたい。 何にせよ水属性が中心のデッキなら、サベージやウーサなどの汎用的な制圧モンスターのほとんどが出せなくなるのが残念というくらいで、そこまでの不自由さを感じることは少ないでしょう。 それができないのが致命的なんじゃないっすかという話になると、何も言えないわけですが…。 |
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Secret ▶︎ デッキ |
7 | JP022 | ハーピィズペット竜-セイント・ファイアー・ギガ |
《古代の機械巨人》や《幻魔皇ラビエル》などと同じく、既存のモンスターにそのモンスターが原作やアニメで使用した攻撃技名や効果名がドッキングした、いわゆる「必殺技モンスター」と呼ばれるリメイクモンスターの1体。 今回は全て原作モンスターからの選出で、遊戯の《ホーリー・エルフ》、海馬の《カイザー・グライダー》、城之内の《魔導騎士ギルティア》が応募者全員サービスカードに回り、この舞のペット竜がVJ付属カードに回ることになりました。 その効果は自分の場にレベル6以下の風属性がいる時に手札から守備表示で自己SSできる効果、レベル6以下のハーピィを攻撃から守る永続効果、場から墓地送りになった時に風鳥獣をデッキから墓地に送る効果となっている。 自己SSの条件から、風属性デッキにおいて、レベル7ドラゴンであることを活かせるデッキでのS・X素材要員に、またはリンク素材用の展開要員として使用することも可能ですが、特にハーピィデッキにおいてはチャネラーと共に出すことでペット幻竜を含むランク7Xに簡単に繋げられることや、オラクルの自己SS条件を満たすためさらなる展開に繋げられるなどのシナジーを生み出します。 自身が倒れた時のデッキからの墓地送り効果は風属性の中でも鳥獣族に限定されており、有用なシナジーを生むモンスターは限られていますが、少なくともハーピィ内でもハーピストが墓地誘発となる効果を持っており、多くのハーピィモンスターが持つ墓地でハーピィレディ扱いとなる効果をヒスパなどの効果に活かすことができるので、構築次第では色々と使い道があるでしょう。 ただし場からの墓地送り限定なので、ペット幻竜などのX素材にしてしまうと効果が出なくなるので注意。 ここからは個人的な感想となりますが、自己SSの条件となれるレベル6以下ハーピィを攻撃から守る効果や自己SSが守備表示であることも含め、正直必殺技感は皆無というのが第一印象です。 ひたすら主人に従順なだけの補助寄りの効果ばかりでイラストとは全くマッチしておらず、必殺技モンスターである必要が一切ないカードデザインは気になるところですが、自己SS後に風属性以外SSできない縛りなどはなく、効果自体はそれなりの質のものが揃っているかと思います。 まあ元となったペット竜が主人であるハーピィレディ達から力を借りっぱなしな仕様だったので、ある意味対になっていると言いますか、ちょうど良い塩梅なのかもしれませんね。 |
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Secret ▶︎ デッキ |
9 | JP023 | アストラル・クリボー |
エクストラのナンバーズを見せて手札から自己SSできるという、実質的に無から無条件に自己SSできる超優秀な展開モンスター。 ただし自己SSするとエクストラからナンバーズXしか出せなくなるため、シンクロやリンク素材としては使えず、特殊召喚のための素材としての汎用性については同じレベルで本当に全くの無条件で自己SSできるコンフィには及ばない。 ただしこちらは見せたナンバーズのランクと自身のレベルを同じにする効果を持っているため、あらゆるランク帯の特定のランクを主軸とするXデッキで活躍することができ、意中のレベルのモンスターを召喚権を使わずに場に用意できる性質から、これを上手いこと利用することで様々なコンボに繋げることもできます。 さらに場からナンバーズXの素材に使うと、エクシーズ先のモンスターに両面破壊耐性を付与できるため、元々破壊系以外に何らかの耐性を持つナンバーズXモンスターの素材に用いることで、より堅牢なモンスターを作り出すことが可能です。 いやあ、久しぶりにVJ付属カードでクオリティの高いカードを見たなと思わせてくれる1枚でしたね。 |
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Secret ▶︎ デッキ |
3 | JP024 | アウトバースト・ドラゴン |
自身の場にモンスターが存在していれば、その数や種類に関係なく自己SSできるレベル8の闇ドラゴン。 しかしこの効果で自己SSすると自身以外の全ての自分のモンスターを爆破してしまうため、まともに使うとディスアドバンテージは避けられません。 また自身の攻撃力は最上級モンスターとしては低く戦闘面での活躍はそれほど期待できないことから、各種素材に使うことが前提になるのですが、自己SS時に自ら仲間を蹴散らしてしまうため、自己SS後に何らかの効果などで自分の場にモンスターを用意する必要があります。 相手ターンで自身を含む自分のモンスターを素材にドラゴン族リンクをリンク召喚できる効果も持ちますが、自己SSした自身が場にいる限り闇属性しか特殊召喚できない制約がかかるためリンク召喚できるドラゴン族はヴァレルシリーズなどの闇属性に限定されてしまうほか、こちらの効果も後から場に一緒に素材になってくれるモンスターを用意する必要があります。 効果破壊に耐性を持つモンスターを使う、同じ闇ドラゴンモンスター群であるヴァレットなどの被効果破壊誘発効果を持つモンスターを破壊する、闇8ドラゴンであることを活かすなどのいくつかのシナジーを生むカードと併用しなければ、同じくカードを破壊しながら自己SSされるサージュには到底及ばないでしょう。 |
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Secret ▶︎ デッキ |
4 | JP025 | 勇気の天使ヴィクトリカ |
2021年8月発売のVJ付属カードは、同月に発売されたストラクRと関連付けられた光属性の天使族モンスター。 SSされることで手札から上級以上の光属性モンスターをSSし、その元々の攻撃力分のライフを失う代わりにそのターン中攻撃力が倍化するという豪快な効果を持つモンスター。 呼び出すモンスターの打点が高いほどコストもリターンも大きく、《シャインエンジェル》や《コーリング・ノヴァ》の特攻からこのカードを特殊召喚し、さらにその効果でSS封じ効果を持つ攻撃力5600の《大天使クリスティア》や、手札で待機していた攻撃力6000の《原始生命態ニビル》、攻撃力6600の《壊星壊獣ジズキエル》などを出現させて続けて攻撃することができます。 特に《失楽の聖女》の効果で出したこのカードの効果により相手ターンにクリスティアを降臨させることに成功すれば、多くの展開デッキはあじゃぱーとしか言いようがない状況となるでしょう。 しかし、特殊召喚は手札から行われるためまずライフを多少失ってでも出す価値のあるモンスターを握らなければならないのは当然として、遊戯王OCGにおける残念カードを示す要素の1つ「SS誘発効果があるのに自己SSする効果がないカード」に分類されるため、テーマに属するモンスターではないことも含め、その運用は他のカード頼みの不安定なものになりやすい。 もう1つの効果も自爆特攻や自分の効果による破壊にも対応するとはいえ、場での被破壊誘発で自身以外の墓地の天使族を除外して、そのレベルを参照して行うサーチということで、単独で効果を使用できず、能動的に発動しつつ意中の札にアクセスするための道を拓くにはそれ相応の工夫が必要になります。 呼び出した大型モンスターにさらに強くなってもらって戦っていただくというこのカードのスタイルのみならず、2つの効果の発動条件まで全部が全部他力任せという自力の低さがちょっと好きになれない感じのカードです。 |
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Secret ▶︎ デッキ |
7 | JP026 | 新鋭の女戦士 |
被戦闘破壊誘発のリクルーターである《荒野の女戦士》の関連モンスターと思われるイラストが特徴のカードで、自身を犠牲に発動する効果という解説から、まさか場で相手によって破壊された場合に発動できるとか言い出すんじゃないだろうな?といった具合に全く期待されていなかった感のあるモンスターでしたが、蓋を開けて見ればなかなかどうして悪くない効果を持っていました。 手札誘発としても使える戦士族の全般の戦闘に使用できる戦闘補助効果、墓地効果による地戦士のサルベージということで、召喚権やSS札を使ってわざわざ場に出さなくても効果が使えるのは大変都合が良く、相手モンスターの攻撃力は多くの場面で0となるため戦闘補助としての質は非常に高く、戦闘破壊誘発効果を持つ戦士族にとってはこの上ない助けとなってくれます。 また2つの効果はいずれかターン1ではないため、自分のターンで戦闘補助を行った場合はそのメインフェイズ2でスムーズに墓地効果によるサルベージに移行することができるのも評価に値すると思います。 オネストやカルートらと違い相手モンスターに作用する効果なため完全耐性持ちには効かず、発動タイミングが攻撃宣言時=ダメステ前なので、発動無効系のみならず手頃なフリチェ罠などをチェーン発動されて無駄撃ちさせられてしまう危険性も高い仕様なのは残念ですが、順当に便利な効果であることは間違いないでしょう。 |
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Secret ▶︎ デッキ |
7 | JP027 | クロニクル・マジシャン |
VJの付録カードとして登場した《ブラック・マジシャン》の攻撃力と《青眼の白龍》の守備力を持った、記念カードのような側面も持つ最上級魔法使い族モンスター。 元々の攻撃力か守備力がそれらと同じ2500のモンスターが自分の場にNS・SSした場合に手札から自己SSできる能力を持っており、さらにSS効果にて対象の自分の場のブラマジか青眼1体の攻守を飛躍的に上げることができる。 効果テキストにブラマジ・青眼のカード名が記されているカードでもあるのでそれらに関する効果を受けることができ、特に《イリュージョン・オブ・カオス》の効果でサーチできることが大きいです。 ただし自己SSは守備表示で行われるため、自身は基本的にはそのターン戦闘には参加できず、その分をブラマジか青眼に託す形になるため、攻守がブラマジや青眼よりも高い相手に打ち勝つことには使えますが、直接攻撃時の総ダメージ量は変わらず、逆に攻撃の手数は減ってしまう。 強化効果はSS誘発で継続するのはターン終了時という本当に「出たときだけ」のカードであり、ブラマジや青眼の有無に関係なく、これを寝かせたまま相手にターンを渡しても仕方がないので、出したらそのターンのうちにランク7Xなどをはじめとする特殊召喚のための素材などに利用することが望ましい。 ブラマジとは守備力以外の4つ基本ステータスが一致しており、多くのサポート効果を共有でき、攻撃力が3000に満たないブラマジにとってはこのカードの打点補助効果による恩恵も大きいため、青眼よりもブラマジをサポートするモンスターとして適していると言えるでしょう。 いずれにせよ、自己SS能力が他のモンスターのNSやSSに依存するため事故札となる可能性も高く、青眼もブラマジもこういったカードによる補助がそれほど重要であるとも思えないので、自己SS能力を持つ元々の攻撃力または守備力が2500のモンスターと併用して展開要員として使うのも手でしょう。 それこそブラマジの存在を意識して設計したであろう《黒魔女ディアベルスター》は、自己SSも数的アドバンテージを獲得できる能力も持っていて、共有できる種族や属性やレベルのサポートもブラマジと同一というこのカードが自己SS能力を使うための相方として最適の存在です。 また自己SS能力は発動に名称ターン1がありますが、一応同名カードのSSにも反応できるという特徴もあります。 |
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Secret ▶︎ デッキ |
7 | JP028 | 海神の依代 |
真DM2出身で第2期を代表するアイドルカードの1枚であった《海神の巫女》が、この度の海デッキの強化に伴いリメイクモンスターとして登場することになりました。 元から守備力が2000あるためか、こちらには海の強化値は乗っかっていませんが、同様に最低限の壁となります。 その効果は毎自ターンに墓地の水属性モンスターのレベルとカード名をコピーする、場に海が存在していれば代わりに対象としたモンスターを守備表示で特殊召喚することも選べるというもの。 レベルコピーはS・X召喚のレベル合わせはもちろん、カード名もコピーするということでネオダイダロスやフィッシャーマン三世を特殊召喚するために必要なリリースとなるダイダロスとフィッシャーマンを直接場に出すことなく用意できるというメリットとなります。 特殊召喚する場合は守備表示なので戦闘には参加できない・リンクモンスターには非対応ですが、レベル制限なし・自壊なし・効果は無効にならない・効果は墓地のモンスターを対象にするだけでコストはなしとそれなりの好条件は揃っています。 さらに自身を除外して発動する墓地効果は海のサルベージとなっており、デッキの軸でありながら本体の性能自体はそうでもないためあまりたくさんは積みたくない海カードの貴重な再利用手段となります。 サーチができればなお良かったのですが、それは数的消費のない墓地効果ということで我慢しましょう。 上記のようなレベルやカード名変更を利用したS・X召喚や特定のリリースの確保、特殊召喚効果からの展開、リリースや特殊召喚のための素材に利用した後の墓地効果も完備しているなど、総じて触れ込み通りの「幅広い戦術を披露」してくれるカードではあるのですが、墓地から特殊召喚する効果を使うとそのターン水属性以外SSできなくなるという「幅を狭める」制限がかかってしまう点は無視できません。 当然水属性を中心としたデッキならさほど問題にはなりにくいデメリットですし、バハシャ餅やクラーゲンの存在もあることからそれなりの盤面を構築することも十分できるかと思いますが、サベージやウーサのような汎用EXモンスターが少ない水属性にとって、水属性しか出せなくなることはそれなりのデメリットであることもまた事実です。 また1の選択効果は確かに便利な効果ではありますが、片方は単独では何も機能しない、もう片方は場に海が出ていないと使えない、両方が墓地に何らかの水属性モンスターがいないと使えないという条件の中で、多くの場面で召喚権を割いて出すしかないこのモンスターにその貴重な召喚権を渡す価値があるかはよく考えたいところです。 |
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Secret ▶︎ デッキ |
5 | JP029 | 八雷天神 |
レベル・ランク8に関する複数の効果を持つレベル8モンスターで、その中の1つが自己SS効果であることからランク8Xを出すための素材として選択できるモンスター。 厳かな見た目をしていますが、自己強化効果を適用していなければそのステータスは低く、その適用もけして容易ではないため、EXデッキからの特殊召喚のための素材としての運用が主となります。 墓地のレベルまたはランク8の儀式及びEXモンスターズを再利用しながらドローまたは自己強化できる効果も持ちますが、レベル8を主軸としていないデッキではこのモンスター自体の優先度が低く、手札のモンスターもリリースに充てられる儀式、特別レベル8で固める必要性が低い融合やSではこのモンスターの性質は活かしづらい。 そうなるとランク8Xの素材としての活用を見出したいところですが、レベル8モンスターにはこのカード以外にもランク8Xの素材に適した有能なモンスターは多く、墓地のランク8XモンスターをEXデッキに戻して適用される効果は自己強化のみで大して強くないため、初手で引いてきてゲンナリする事故要因になる場合の方が多いんじゃないかなあという印象です。 |
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Secret ▶︎ デッキ |
8 | JP030 | 霊道士チャンシー |
VJの付録カードとして登場したアンデット族の上級モンスターで、モチーフを同じくする《達人キョンシー》とは似ても似つかないとってもキュートなキョンシーさん。 そして効果テキスト欄に目を向ければ「デッキからアンデット族モンスター1体を墓地へ送る。」という燦然と輝く文字列が。 効果の種別が起動効果にせよ誘発効果にせよ、これがどれだけ重要で強い効果であるかは《ユニゾンビ》の背負うものの重さを見れば明らかでしょう。 ただし自己SS条件がかなり特殊であり、自身が除外された場合に、墓地のアンデット族モンスター1体を除外することで除外から帰還するという形での特殊召喚となります。 つまりこのカードを除外する手段と墓地に1体以上アンデット族モンスターを用意する手段が必要となるカードとなるため、どこから除外されても効果が誘発するのは優秀ですが、初動札としての適性があまり高くないのが気になる仕様です。 デッキボトムに戻る効果も含めてコンボ性の高い良いカードであるとは思いますが、安定を求めて採用するようなカードではなさそうですね。 |
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Secret ▶︎ デッキ |
8 | JP031 | 真紅眼の黒星竜 |
真紅眼の黒竜の新たな可能性となるモンスターで、『進化の分岐点』というよりは脇を固めるサポートモンスターがまた1体増えたという感じ。 デッキのモンスターをコストで墓地に送って自己SSできるという誰もが憧れる夢の効果を持っており、当然のように引いてしまった手札側もコストに選べる親切仕様となっています。 代わりにステータスはレベル6モンスターとしては低く、他の効果もレベルの変動と墓地効果という、このモンスター自身が戦うのではなく、あくまで特殊召喚のための素材に利用することに特化したものとなっています。 主にレッドアイズデッキにおいて真紅眼を墓地に送って自身を特殊召喚し、レベル7に変化することを利用して自身の墓地効果でもサーチできる《真紅眼融合》で流星竜の融合素材とするというデザインになっていると思うのですが、《真紅眼融合》をサーチするのは墓地効果な上に墓地に送られたターンには発動できず、そもそもこのカードを自己SSしたターンには《真紅眼融合》は手打ちできないため、流星竜の融合素材としての適性が高く、あちらの効果とのシナジーもあるのは間違いないのですが、実際に運用しようとすると1枚のこのモンスターだけでそれらを全て実行するのは無理があり、やはり複数採用することが推奨されます。 黒鋼竜をアルミラやリンクリやストライカーに変換してこのカードをサーチし、サーチしてきたこのモンスターを続けて自己SSしてリンク2を出し、次のターン以降に《真紅眼融合》をサーチして発動ってのが1番現実的と言えるでしょうか、変換先がストライカーなら天球も出せますしね。 出すリンク2をアナコンダにすれば、その効果によってすぐに流星竜やらを出すこともできますし、《真紅眼融合》がピン挿しだったとしてもこのモンスターの墓地効果はサーチだけでなくサルベージもできるため無駄になりません。 ただドラグーン亡き今、デメリットがもの凄く重い《真紅眼融合》を手放しで手打ちしていくってのはなかなかキツイ場面もあると思うので、いっそのこと何かのコストにしてしまうのも良いと思います。 墓地から除外するだけで手札と場のカードは1枚も減らさずに手札が1枚増える、それもコストとして希少価値の高い魔法カードをサーチだけでなくサルベージすることも選べるその効果の質自体は間違いなく高いです。 またコストで墓地送りにするのは上級バニラであればレッドアイズどころかドラゴン族でなくても構わないため、変換後のレベルが一致するブラマジなどの一部のバニラモンスターを使用するデッキとも相性が良く、ランク7Xの素材としても適していると言えるでしょう。 |
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Secret ▶︎ デッキ |
7 | JP032 | 悪魔嬢ロリス |
通常罠を主題とした闇悪魔によるビルドパックの新テーマ「ラビュリンス」の登場に乗じてVJ付属カードとして登場した4体目の悪魔嬢モンスター。 墓地及び除外された通常罠を山に返しながらその枚数に応じてドローできる効果を持ち、リソースを回復しながら最大で2枚ドローできる実に貪欲な効果となっています。 しかし最低でも3枚戻せなければ効果は使用できないため最初から引いてくると腐りやすく、墓地の通常罠を戻すと自身の後半の効果とかち合う場面もあるなど、その運用は割と難儀であるように思えます。 効果を使うために名推理したり芝を刈ったりして無闇やたらに通常罠を墓地に落としまくれば良いというものでもないので、この点はラビュリンスの面々とも相性の良いトラトリとの併用が望ましいと言えるでしょう。 トラトリなら、1枚でトラトリ+除外した通常罠+伏せた通常罠という具合に一気に通常罠を3枚揃えることができ、除外した通常罠も余すことなく利用できる上に、トラトリにとっても再度ペアを作ることに繋げられるので都合が良い。 後半の効果は相手のバック割りに対する間接的な耐性にも繋がるので、通常罠を多用するデッキの中でも、モンスターを相手による攻撃や効果による破壊から守り、場に維持することに長けたデッキではより力を発揮できるでしょう。 和睦や咆哮を連打しまくるカウントダウンだったり、散々乱れ打ちしたあと戻して稼いだ手札で再度チェンバったり、最初からロングゲームが狙いでかつ召喚権に余裕のあるデッキだとなお良いですね。 |
※「*」付きのカードは「評価投稿済み」を表します。
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