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HOME > カード評価一覧  > 暗黒界最強最高アカウントさんのカード評価  > GO-DDD神零王ゼロゴッド・レイジ

「GO-DDD神零王ゼロゴッド・レイジ」のカード評価 : 暗黒界最強最高アカウントさん

GO-DDD神零王ゼロゴッド・レイジ ▶︎ デッキ 《GO-DDD神零王ゼロゴッド・レイジ》
※当カード評価では【暗黒界】でのこのカードの用法について解説しますが、本来【DD】で使用する際の評価を損なわないために、9点の評価を付けています。



暗黒界の鬼神 ケルト》からリクルートすることで、【暗黒界】でGツッパする際に相手の誘発を全て止めることができるとツイッターで大きな話題になっていたカードです。

結論から申し上げますと、絶対に採用できません。
【暗黒界】で使うことだけを考えた際の10段階評価は0点といっていいでしょう。


まず、【暗黒界】がわざわざゼロゴッドレイジを用いてまで止めたい誘発について考えてみましょう。
展開途中でセルリを用いる都合上、《無限泡影》は使えなくなり、《PSYフレームギア・γ》は発動を強制させることができる点を考慮すると、候補に挙がるカードは…
●《灰流うらら
●《ドロール&ロックバード
●《原始生命態ニビル
●《エフェクト・ヴェーラー
あたりでしょうか。これらのカードに対する【暗黒界】側の印象を順に見ていきましょう。


●《灰流うらら
Gツッパ中は本命の《手札抹殺》を通すためにどうにかして釣り出すか、後引きのうららに対して《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》などの妨害を予め立てることで弾きたいカードです。また、通常展開中でも本命のセルリ+レイン展開を通すため、《暗黒界の門》でスノウを捨てて不必要なサーチ効果を露骨に起動したりなど、同じくどうにかして使わせたいカードとなります。
【暗黒界】がこのカードをデッキから呼び出すための手段は、《暗黒界の鬼神 ケルト》以外に一切存在しません。そして、この効果こそがうららのマスカンになるのです。すなわち、このカードを採用しても一切の解決に至ることができません。
ケルトの効果からリクルートできた場合、Gツッパをするシーンでの後引きうららを止める場合には役に立つかもしれませんが、コストで自分フィールドのモンスターをリリースしなければならない都合上、効果の発動後は展開リソースが足りず、もう1回セルフハンデスを要求されることになります。この場合、展開に必要な初期パーツの枚数は最低3枚です。
また、ゼロゴッドレイジの効果発動に合わせて《エフェクト・ヴェーラー》を投げられた場合が最悪です。貴重な初動のリンク値を1つ失うだけでなく、ゼロゴッドレイジはPモンスターなのでL素材として消費した際にEXデッキに行ってしまい、効果にターン1制限がないにも関わらず《光なき影 ア=バオ・ア・クゥー》や《魔界特派員デスキャスター》の墓地蘇生の恩恵を受けられません。こうなるくらいなら、ケルトのリクルート先を変えて《魔轟神レイヴン》のヴェーラー受け展開をする方が圧倒的に良いです。

●《ドロール&ロックバード
【暗黒界】に対する絶対的なメタとして君臨するカードで、Gツッパ中にゼロゴッドレイジを経由したい最大の理由の1つになります。
しかし、このカードをリクルートするためにセルリ+レイン展開を利用すると、レインのサーチ効果使用時にドロバが有効になり、ゼロゴッドレイジが着地する前に効果を適用されてしまいます。この展開ルートの一部は代替カードでも行えます(例:《暗黒回廊》など)が、それらを使用した時点でもドロバが起動し、結局は初手5枚に引かれていた場合もしくはゼロゴッドレイジ着地までの5枚ドローで引かれた場合では何も対策できません。なんなら《エフェクト・ヴェーラー》を持たれていると後引きすらケアできなくなります。どうにもならず割り切らないといけない場面も非常に多い相手ですが、《魔轟神レイヴン》の展開に行けば、相当な後引きであればヴェーラーと合わせて持たれていても手数を供給しながら道中でブレイザーが立てられるので、誘発を弾くことができます。

●《原始生命態ニビル
セルリ+レイン展開を用いる際、相手の盤面にセルリが2体+自分の盤面にケルトとリクルート先のモンスター1体ずつ+レインの自己蘇生効果でちょうど召喚・特殊召喚回数が5回になり、ニビルが有効になります。レインを自己蘇生しないことで、ゼロゴッドレイジでケルトをリリースしてニビルを発動させないようにすることはできますが、単純に手札が2枚減少してしまうのでその後の展開は難しくなります。また、ニビルをケアしてケルトをリリースした際に《エフェクト・ヴェーラー》を受けた場合は後続の確保もできていないので、ニビルが飛んでこなかったとしても展開を継続することがほぼ不可能になります。
これも、ケルトから《魔轟神レイヴン》をリクルートしてレインを自己蘇生することで、盤面にレベル2チューナー+レベル8を用意できます。相手は《フルール・ド・バロネス》を警戒しなければならないのでここでニビルを切るしかありませんが、こちらは後続のケルトを手札に回収しながら墓地にレイヴンを用意しているので、ケルトを出してレインを自己蘇生させ、トークンを用いてデモンスミス展開に直行、レイヴンを蘇生することで任意枚数セルフハンデス+《騎士皇レガーティア》のドロー&盤面破壊を用意でき、貫通となります。

●《エフェクト・ヴェーラー
今まで書いた通り、ゼロゴッドレイジの天敵となるカードですが、ケルトのリクルート先を《魔轟神レイヴン》に変えることで貫通できます。詳細な展開はレイヴンの評価ページを参照ください。


というわけで、ゼロゴッドレイジを用いるシーンの大半を《魔轟神レイヴン》で代替することができます。

またこのカードの最大の弱点が、初手で素引きした場合に現実的に場に出す手段がなくなってしまうことです。ケルトのリクルート効果は範囲がデッキからと限定的ですので、ゼロゴッドレイジが手札にある状態でどうにかして無理やり出そうと思うと、貴重なセルフハンデス効果を捨てる恩恵がないゼロゴッドレイジにわざわざ割いたうえで、悪魔族縛りをつけてしまうデスキャスターで蘇生するか、別のリンク値4を供給してア=バオ・ア・クゥーで釣ってくるしかありません。そうして出した場合でも、効果発動のためさらにリンク値を食い散らすことになります。
比較対象として出していた《魔轟神レイヴン》はむしろ素引きが強い部類のカードであり、通常召喚後の起動効果をヴェーラーか泡影で止められた場合でも、光属性・悪魔族であることを活かしてレクイエムに変換することで貫通し、融合ラクリモーサから蘇生して損失なく効果を再発動できますので無駄がありません。

総じて、【暗黒界】で採用する意味はゼロです。
報告URL  yugioh-list.com/reviews/view/200200

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