Part08(番外編) 宇宙人のデッキ　作：金目鯛融合

注意　本編のストーリーに重大に関わる話ではございません。あとキャラ崩壊注意

夜の激闘からもう数日が経った。遊地が学校へ行くと、「地球を守っていただきありがとうございます」などという声が聞こえることもある。こんな小規模な学校のことなのに、全世界のメディアがそれを報道したのだ。そう、「地球は守られた」と。「エイリアンに勝った人がいた」と。

その日の学校は、メディアからの取材で大盛り上がりだった。

北条会長、遊地、石田君に取材者が殺到した。インタビューは何時間も続いた。。。

その日の夜、北条会長は石田君、遊地、麻里を自室に呼んだ。

遊地「失礼します。何か用ですか？」

お互いに実力は地球防衛級でも、遊地にとって北条は先輩である。

北条「そんなに堅苦しいものでもないけどな。エイリアンのデッキについて話したいことがあって」

麻里「どんなデッキだったのかな？」

麻里が話を切り出す。

遊地「まずは…《ガスト・エイリアン》だな」

ガスト・エイリアン。エイリアンのデュエルの中核を担うカードだ。

石田「1000LPを払うか、手札誘発を無効にするかの選択を相手に強いる効果がアリマスね。尊敬するディルク氏も1000LPを払ったせいで影響が出ましたが」

北条「だがこの効果に対して直接チェーンして打った手札誘発は無効にならないな。俺もこれが出たところで増Gを投げたことだし」

麻里「墓地へ送られた時の700バーンも痛いよね。Xモンスターがいなければ発動できないけど、1ターン目からLPが1000くらいは削られてしまうこともあったね」

北条「それなら初動の《ミスト・エイリアン》はどうかって話だ」

石田「サイドラ条件で特殊召喚できるモンスターデスな。ステータスは低いけど、こいつ+ガストで展開するのはエイリアンの常套手段デスな」

麻里「そしたら星4×2で《バーナード・エイリアン》のX召喚の準備が整うよ」

北条「400ダメージとオーバーレイユニットを1つ取り除くのか…相手からも奪うことができるのでそこをどう見るか」

遊地「でもバーン量は《ガガガガンマン》には劣るな。なんで使わないんだろう？」

石田「《プロトコルガンナー》をご存じですか？モンスターの対象を取らない破壊ができますが、闇しか特殊召喚できなくなりマス」

麻里「ガンマン…たしか地だよね」

遊地「そうだったっけ？まあいいや」

北条「後攻は《ソード・エイリアン》を使って攻撃だ！」

遊地「いやいやエイリアンの味方じゃないよな？」

北条「もちろん。いやあれめちゃくちゃ強かったな…特にX素材を取り除いたら場のモンスターを墓地へ送る効果が」

麻里「直接攻撃したらさらに打点が上がる。そしてモンスター効果に対する耐性もあるカードだね」

遊地「僕は《トライヒハート》にさっき北条会長が言ってくれた効果を使ってくれて一安心だよ」

石田「デュエル後半は墓地にモンスターが溜まって、そうすると《リターナー・エイリアン》が中核になりマス」

北条「いくら攻撃と効果無効とはいえ、2体展開はやばいよな…すぐX召喚できるし」

麻里「深淵物質波動は墓地へ送られると闇属性・水族を墓地へ送るよね。それでリターナーを…」


(その後も続く)

北条「ものすごい長話になってしまってごめんな。でもデッキの話を共有できて良かった。じゃあおやすみー」

3人「おやすみー」