第ニ話　ー戦慄！闇のゲーム②ー　作：T@KAKKU☆

〇遊奈の家
　その後、鳥亜と別れた遊奈は一人家に帰宅した

　ガチャッ（ドアを開ける音）

遊奈「ただいま～っ」

遊奈の母「お帰り～っ」

遊奈「あ～っ、疲れた～っ」

　玄関で靴を脱ぎ、自室に向かおうとする遊奈。すると次の瞬間

母「あ、遊奈。ちょっと待って」

遊奈「？」

　突如、母から呼び止められる遊奈。すると次の瞬間

母「お兄ちゃんから、あなた宛てに荷物が届いてるわよ？」

遊奈「え？お、お兄ちゃんから？」

母「そこに置いてあるから、部屋に持っていって頂戴」

　下を見る遊奈。するとそこには木箱が置いてあった

遊奈「・・・は～い」

　それを持って階段を上がる遊奈




〇遊奈の部屋
　その後、部屋に入った遊奈は箱を床に置いた

遊奈「・・・なんだろ？お兄ちゃんから私宛てに荷物なんて、珍しいわね・・・？」

　不思議に思いながら、箱を開ける遊奈。すると次の瞬間

遊奈「！？」

　するとそこには、思いもよらぬ物が入っていた

遊奈「何・・・これ・・・？」

　なんと、そこには千年リングが入っていた。それをまじまじと見つめる遊奈。すると次の瞬間

遊奈「・・・趣味悪～い。何よこれ～？アクセサリーか何かかな？・・・まぁお兄ちゃんからのプレゼントなんて、どうせロクなもんじゃないだろうとは思ってたけど・・・。あ～あ、どうせならラクダのお肉がよかったな～。あれ美味しいのよね～」

　文句を言いながら、千年リングを手にする遊奈。すると次の瞬間

　ズキューン☆

遊奈「！？」

　突如、遊奈に謎の衝撃が走った

遊奈「キャア！？」

　その衝撃に、思わずリングを手放す遊奈

遊奈「・・・な、何！？い、今の・・・！？」

　ショックでその場で固まってしまう遊奈。すると次の瞬間

遊奈「・・・もう！お兄ちゃんたら！」

　突如スマホを取り出し、兄に連絡しようとする遊奈

遊奈「・・・あ、もしもしお兄ちゃん！？もう！またこんな変なもの送ってきて！一体どういうつもりよ！？」

　だが、次の瞬間

　（おかけになった電話番号は、現在電波の届かない位置に・・・）

遊奈「あ、あれ・・・？おかしいわね・・・仕事中かしら・・・？」

　兄には繋がらず、仕方なく電話を切る遊奈

遊奈「・・・ったく、ホントしょうがないお兄ちゃんね・・・。まぁいいや。また明日にでも電話してみよーっと」

　そのままスマホをベッドに放り投げ、着替えを始める遊奈





〇町
　一方その頃、海座は独り町をさまよっていた

海座「・・・くそっ！あの女！よくも俺をコケにしやがって・・・！絶対に許さんぞ・・・！」

　怒りに打ち震える海座。すると次の瞬間

？「力が欲しいか・・・？」

海座「！？」

　突如、謎の声が聞こえてきた

海座「だ、誰だ！？」

　後ろを振り返る海座。するとそこにはローブを被った謎の人物が立っていた

海座「な、なんだ貴様は！？」

？「力が欲しいか・・・？」

海座「何・・・！？」

？「私の言う通りにすれば、力を授けてやろう・・・！」

海座「なんだと・・・！？そ、それは本当か・・・？」

　すると次の瞬間

　スッ

海座「！？」

　突如、謎の人物はローブの中から謎の杖を取り出した

？「これに触れよ。そうすればお前は、無限の力を手にすることができるぞ・・・！」

海座「・・・無限の・・・力・・・！」

　謎の人物の言う通り、手を出す海座。すると次の瞬間

　ピカーッ！

海座「う、うわぁぁぁぁぁッッッ・・・！！！」

　海座が杖に触れると同時に、眩い光が辺りを包み込んだ

続く