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双子旅 はじめの一歩 sideペル・クラ 作:クロノスギア2
ユートピアゲート ~謎の廃墟~
双子の目が覚めるとそこは何もない廃墟だった。
「・・・あれ?」
「・・・ここは?」
双子、ペルサンテ・クランポネはあたりをきょろきょろとみているとそこには何もなく、ぼろぼろな建物と瓦礫が積みあがっていた。
「変なの、それよりここどこなんだろ?」
「・・・イヴェールとは全然違うね」
双子が外を見るとそこは一望できる草原だった。二人が生まれ育った雪原はどこにもない。
「わああ!!こんなの見たことない!!行くわよクランポネ!」
「あ・・・まって、ペルサンテ・・・」
・・・。
「みてー!見たことない花!すっごい綺麗!!」
「う、うん・・・こんなのイヴェールでも見たことないね・・・」
そこは色とりどりの花が咲き乱れる花畑、そしてそこにはほかに妖精型のモンスターや小さな魔法使い風のモンスターが花の香りに癒されていた。
「行こう、クランポネ! せっかくのお外なんだから、帰る前にいっぱい楽しんでおかなくちゃ!」
「ええ・・・い、いいのかなあ・・?」
「あら?どうかしたの~?」
そこに声をかけてきたのは小さな女の子『召喚師セームベル』だった。セームベルの手元には土偶型のモンスター『はにわ』をぬいぐるみのように抱いていた。
「あなたは?」
「私はセームベル!ここに召喚のための施設があるって聞いたから。それを利用してかっこいいモンスターを召喚してみようかなって」
「しせつ?」
「うん!この花畑の近くにあるみたいなんだ~。あなたたち知らない?」
「・・・えっと・・・わかんない」
「そっか~」『ハニ~』
「ねえあなた!あたしたちが一緒にその施設っての探してあげるわ!」
「ペルサンテ・・・いきなり・・・失礼・・・」
「そうなの?一緒に来てくれるなんて嬉しい!」
セームベルは二人の手を引き、近くの森の方へと駆け出して行った。
・・・。
森の中、3人とはにわはおしゃべりを楽しみながら進んでいた。
「へえ、二人は別世界の女神様なんだ~」
「驚かないの?」
「別に~、この世界ではよくあることだからね~」
「ふ~ん」
『ハ~ニ』
3人と埴輪が進んでいくと途中、人の気配を感じる。とっさに3人は隠れ、様子をうかがうとローブ姿の男たちがぞろぞろとどこかへと進んでいた。
「あの方向・・・まさか!?」
セームベルはとっさに男たちの先を大急ぎで進んでいった。
「セームベル?」
「・・・ようす・・・へん」
・・・。
魔術師の里
魔法使い族モンスターだけではなく様々なモンスターが暮らしていたこの里にはいま囚末神の信者たちが襲撃を行っていた。信者たちはモンスターたちを捕まえカード化させていた。
「ライズベルトお兄ちゃん!」
「セームベル!無事か!?」
「俺は平気だ・・・あいつらいきなりやってきたんだ!」
「に、逃げないと・・・」
『いたぞ!モンスターだ!』
『こいつはあたりじゃねえか?』
「くそ!セームベル!お前だけでも・・・」
「お兄ちゃん!?」
『そこの悪い奴!覚悟!!』
『ひどいこと・・・させない!!』
巨大な魔法球が信者を吹き飛ばす、その先には先ほどの双子が魔法のステッキを構えていた。
「フン!せっかく楽しく冒険しようと思ってたのに!最悪!!」
「けど・・・見ないふり・・・できない・・・」
「二人とも・・・すごーい・・・」
「さあ、あたしたちがぜーんぶ倒してあげる!!」
追加で魔法を発動させる双子、しかしその弾丸を結界で防御するものがいた。一人は結界を発動させた小柄な男、もう一人は大柄な筋肉質な男だった。
「けけけ・・・相当のあたりだあ・・・」
「兄者、やったなあ!これで俺らも昇進間違いなしだぜ!」
「何よあんた!あたしたちの魔法を躱すなんて!」
「つよそう・・・」
「私は防御魔法に関してはこのチームいち・・・」
話している途中に二人は魔法を発動させる。
『はっしゃあああ!!』
「おうわ!?いきなり打つんじゃない!」
「あ、兄者~!?」
「この!こいつ~こうなったらデュエルで勝負よ!!」
「フン!我々兄弟のコンビネーションを見せてやろう!」
「行くわよクランポネ!」
「う、うん!」
『デュエル!!』
ペルサンテ・クランポネ
LP 4000
VS
チビ・デカ
LP4000
双子の目が覚めるとそこは何もない廃墟だった。
「・・・あれ?」
「・・・ここは?」
双子、ペルサンテ・クランポネはあたりをきょろきょろとみているとそこには何もなく、ぼろぼろな建物と瓦礫が積みあがっていた。
「変なの、それよりここどこなんだろ?」
「・・・イヴェールとは全然違うね」
双子が外を見るとそこは一望できる草原だった。二人が生まれ育った雪原はどこにもない。
「わああ!!こんなの見たことない!!行くわよクランポネ!」
「あ・・・まって、ペルサンテ・・・」
・・・。
「みてー!見たことない花!すっごい綺麗!!」
「う、うん・・・こんなのイヴェールでも見たことないね・・・」
そこは色とりどりの花が咲き乱れる花畑、そしてそこにはほかに妖精型のモンスターや小さな魔法使い風のモンスターが花の香りに癒されていた。
「行こう、クランポネ! せっかくのお外なんだから、帰る前にいっぱい楽しんでおかなくちゃ!」
「ええ・・・い、いいのかなあ・・?」
「あら?どうかしたの~?」
そこに声をかけてきたのは小さな女の子『召喚師セームベル』だった。セームベルの手元には土偶型のモンスター『はにわ』をぬいぐるみのように抱いていた。
「あなたは?」
「私はセームベル!ここに召喚のための施設があるって聞いたから。それを利用してかっこいいモンスターを召喚してみようかなって」
「しせつ?」
「うん!この花畑の近くにあるみたいなんだ~。あなたたち知らない?」
「・・・えっと・・・わかんない」
「そっか~」『ハニ~』
「ねえあなた!あたしたちが一緒にその施設っての探してあげるわ!」
「ペルサンテ・・・いきなり・・・失礼・・・」
「そうなの?一緒に来てくれるなんて嬉しい!」
セームベルは二人の手を引き、近くの森の方へと駆け出して行った。
・・・。
森の中、3人とはにわはおしゃべりを楽しみながら進んでいた。
「へえ、二人は別世界の女神様なんだ~」
「驚かないの?」
「別に~、この世界ではよくあることだからね~」
「ふ~ん」
『ハ~ニ』
3人と埴輪が進んでいくと途中、人の気配を感じる。とっさに3人は隠れ、様子をうかがうとローブ姿の男たちがぞろぞろとどこかへと進んでいた。
「あの方向・・・まさか!?」
セームベルはとっさに男たちの先を大急ぎで進んでいった。
「セームベル?」
「・・・ようす・・・へん」
・・・。
魔術師の里
魔法使い族モンスターだけではなく様々なモンスターが暮らしていたこの里にはいま囚末神の信者たちが襲撃を行っていた。信者たちはモンスターたちを捕まえカード化させていた。
「ライズベルトお兄ちゃん!」
「セームベル!無事か!?」
「俺は平気だ・・・あいつらいきなりやってきたんだ!」
「に、逃げないと・・・」
『いたぞ!モンスターだ!』
『こいつはあたりじゃねえか?』
「くそ!セームベル!お前だけでも・・・」
「お兄ちゃん!?」
『そこの悪い奴!覚悟!!』
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巨大な魔法球が信者を吹き飛ばす、その先には先ほどの双子が魔法のステッキを構えていた。
「フン!せっかく楽しく冒険しようと思ってたのに!最悪!!」
「けど・・・見ないふり・・・できない・・・」
「二人とも・・・すごーい・・・」
「さあ、あたしたちがぜーんぶ倒してあげる!!」
追加で魔法を発動させる双子、しかしその弾丸を結界で防御するものがいた。一人は結界を発動させた小柄な男、もう一人は大柄な筋肉質な男だった。
「けけけ・・・相当のあたりだあ・・・」
「兄者、やったなあ!これで俺らも昇進間違いなしだぜ!」
「何よあんた!あたしたちの魔法を躱すなんて!」
「つよそう・・・」
「私は防御魔法に関してはこのチームいち・・・」
話している途中に二人は魔法を発動させる。
『はっしゃあああ!!』
「おうわ!?いきなり打つんじゃない!」
「あ、兄者~!?」
「この!こいつ~こうなったらデュエルで勝負よ!!」
「フン!我々兄弟のコンビネーションを見せてやろう!」
「行くわよクランポネ!」
「う、うん!」
『デュエル!!』
ペルサンテ・クランポネ
LP 4000
VS
チビ・デカ
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そういえばモンスターと共存している訳ですからこういったモンスターキャラクターも居るんですよね。明確に登場したのは初めて(の筈)だと思うので新鮮です。
さて今回はペア同士、どのようなルールになるかが気になるところ。参加人数がいつもより多いので、いつもより言葉が飛び交ったりしそう……。 (2019-06-19 08:08)
モンスターと人間が共存してるという世界観を活かせるように(一応)モンスターを応募してみましたが、いい感じに馴染めてそうでよかったです。
セームベルとライズベルト、OCGでは鬱展開まっしぐらな兄妹でしたが、こちらでは(現状)平和みたいで何よりです。はにわが居るのもいいですね。
そしてやっぱりユートピアゲートにも来た囚末神の信者。女神の攻撃を防ぐという地味にすごいことを成し遂げてますが、どのようなデュエルをするのか…
タッグデュエルの構成は大変だと思いますが、頑張ってください! 応援してます! (2019-06-19 10:58)