裏道の英雄（ヒーロー）　side紫海電光　作：クロノスギア2

「はあ・・・まあ大したイベントでもなかったな」

あのデュエルの後電光は中央部に向かいイベントとやらを見学に向かったが、その内容が延々と『もけもけ』というカードを崇め続けるという意味の分からないものだった。

「もけもけってそこまでカルト的な人気があるのか・・・？」

電光は荷物をまとめ町の外へと足を運んだがそこの時後ろから声をかけられる。

「あ、あの・・・旅人さん」

その正体は先ほどの宿の少女だった。

「あ、あの・・・お、お・・・」
「怖いなら無理しなくてもいい。じゃあな」
「ま、まって・・・」

『嫌がったなガキ！！』
『てめえをぶっ潰さねえと気が済まねえぜ！！』

さらなる登場人物、先ほどのスキンヘットが新たな手下を呼びバギーやバイクで襲い掛かってきたのだ。

「た、旅人さん！逃げましょう！ケガだけじゃ済みませんよ！」
「平気だ、俺の後ろにいろ」
「こいつでつぶしてやるぜぇ！」

バギーに乗った男がエンジン音をたぎらせ、電光へと突撃する！電光は特に逃げも隠れもせず、少女の前に立っているだけだ。

「いやああ！！」
「くらえええ！！」

ガキッ！？

電光は身動きせずバギーの方が変形するという不可思議な現象が起こる。バギーの勢いは殺せず乗っていた手下は吹き飛ぶ。

「な・・・なんで・・・」
「俺には魔法のバリアが張ってあってな。これくらいなら跳ね返るんだ」
「ば、バケモンじゃねえか！？」
「ところでいいところに来たな」

電光の姿が掻き消えたと思った瞬間手下の一人が乗るバイクの上に乗っていた。

「こいつをよこせ。旅の足にする」
「ひいいい！？」

乗っていた手下を蹴り飛ばし、バイクを奪い取る。あたりを見渡すと手下どもは逃げ押せていた。

「され、じゃあな。もう二度と会うことはないと思うがな」
「あ、あの！！」

振り返る電光。

「ありがとうございました！またのお越しをお待ちしています！」
「ああ」

電光はこの時自分がどんな顔をしているかわからなかったがおそらく、いい笑顔をしていたんだろう。奪ったバイクで走りだした。

FIN

・・・。
どうも初めましての方は初めまして。このような企画を立ち上げましたクロノスギア2（セカンド）と申します。

私は以前からこのサイトを利用していたのですがもっとこのサイトを盛り上げたいと思い企画立案をしました。

今回の話
正直まさかキャラを投稿してくれると思わなくてびっくりしました。最初のキャラがこのようなダークヒーローのようなキャラクターなのは驚きですが嬉しくてこのように書いてしまいました。

デュエルの話
NFつよ！？一覧を見たとき素直に思いました。これならデュエル構成も一方的な感じで行こうと思い考えましたが・・・逆にどのように回したらいいのか分からず。見た感想として、展開は一部を除いてペンデュラムに結構依存している？と思いこのような構成にしました。ダイジョブカナ・・・？

今回の話で興味を持たれた方雑談掲示板に私が作成したスレ『新たなSSのキャラ募集』で募集をしています。今後出してくれたものは基本的に採用しますが、上から順番に行くので気長にお待ちください。将来的にスマホゲーのイベントのようにイベントをスレの方に出し、それに参加を募るといったようなこともしてみたいなと思います。性格上永い話を書こうとすると頭がパンクするのでこのような形をとらせていただくことをご了承ください。
次回をお楽しみに！

エンターゲートのページが1枚埋まりました。次のステージまであと9枚です。