かみさまなんだから！　side　ヒメコ　作：クロノスギア2

「今日はどこにいこうかしら！！」

16歳ほどの幼い少女ヒメコは今日も何をするか、けらけらと笑いながら寝転んでいる。

昨日はエンターゲートのお祭りで食べ物を（勝手に）食べ

その前はマギカゲートで赤目の黒い龍の背中に（無理やり）乗ったし

さらにその前にはスペースゲートの悪そうな奴と（もうやめてというまで）遊んだし

「今日は・・・サイバーゲートでゲームでもしよーかなぁ・・・？」

次に何をするのか決まったとたんヒメコの姿が一瞬にて霧のように消えていった。

・・・。

「あははは！もっともっと！！」

今はエネミーコントローラーを使ってサイバーゲートのシステムの巡回を任されているモンスター『コードトーカー』を操ってモンスターどうしを戦わせて遊んでいる。遊ばれているモンスターたちにとってはたまったものではないが大きなけがにはつながるようなことが起きたら強制的にストップが入るのであまり気にしていない。そのため大きなシステムを守っている『デコード・トーカー』も部下の息抜きにちょうどいいくらいにしか考えていないようだ。

まあ、付き合わされている彼らにとってはたまったものではないが。

「おーし、そこでひっさつざわ！！」
「その辺にしとけヒメコ」

ふいにヒメコの持っているコントローラーが奪われる。視線の先には管理者のスバルが立っていた。

「ちょっと！すばるのくせに何すんのよ！」
「あんたも神自称してんだから少しは周りの迷惑考えてだな・・・」
「うっさい！ヒメコは遊んでんだからじゃましないでよ！」
「あそんで・・・て、今ソウルレムにやばい奴が来てんだからそのためにだな・・・」
「うっさいうっさい！！ヒメコの遊びじゃまする奴はすばるでも許さないもん！！」

子供の様に怒りを表しながら指輪をデュエルディスクに変更する。

「あーもう・・・やってやるよ・・・」
「あんたはヒメコのさんどばっくになってもらうもん！」

『デュエル！！』

ヒメコ　VS　スバル
LP4000　LP4000

「ヒメコのせんこーよ！ひれふしなさい！まずは『神に捧げる踊り』をはつどう！そのままこーかを使っててふだの『オラクルビースト』をとくしゅしょーかんできる！きなさい！『オラクルビースト・ガーネス』！そして踊りのこーかでライフを500もかいふく！」ＬＰ4000→4500

ガーネス
ＡＴＫ1600

「ガーネスはちぞくせい以外の仲間をつれてこれるのよ！私はみずのオラクルビーストを手札に加えて、そのまましょうかん！来なさい『オラクルビースト・リヴァーサ』！」

リヴァーサ
ＡＴＫ1100

「この子はらいふを800使っててふだからみずいがいのオラクルビーストをとくしゅしょーかんできるのよ！ヒナコはほのおのオラクルビースト！『オラクルビースト・シュージャ』をとくしゅしょーかん！」ＬＰ4500→3700

シュージャ
ＡＴＫ1900

「一気に3体・・・」
「どーよ！ヒメコのじつりょく！これこそ神のれーじょーのじつりょくよ！」
「本当に実力があるから始末に負えないんだよな・・・しかもその3体はそれぞれモンスターの召喚、魔法の発動。罠の発動を無効にできるんだよなあ・・・」
「よくしってるわね！さあ！これでヒメコのかちもどうぜん！ターンエンド！」

ヒメコ
オラクルビースト・ガーネス
オラクルビースト・リヴァーサ
オラクルビースト・シュージャ
神に捧げる踊り
手札２　
ＬＰ3700

「さーて、どうするかね・・・」
『大丈夫ですかマスター』
「まあな、あいつの力は本物だからこそ、ソウルレムの防衛組織に入ってほしかったんだが・・・まあ、精神的に難ありだな俺のターン！まずは・・・俺はモンスターをセット・・・カードを二枚伏せてターンエンドだ」

スバル
セットモンスター1
伏せ2
ＬＰ4000
手札3

「何よよゆーじゃない！」
「俺の仲間を馬鹿にするのはお勧めしないぜ？」
「ふん！いまにそのかるぐちたたけなくして挙げる！ヒメコは3体のモンスターをりりーすしてこのカードをしょうかん！」

『いでよ！『万物を司る黄金の太陽神（ゴット・オブ・ラー）』』

ゴット・オブ・ラー
ＡＴＫ？→4600

「この子はりりーすにつかったモンスターのこうげきりょくのごーけいぶんつよくなる！！そしてこの子はほかのかーどのこうかをうけない！ちょーさいきょー！！」
「すー・・・やっべえな・・・」