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11話 白き罠 作:19
クレア LP8000 手札5
リリヤ LP8000 手札5
リリヤ「私のターンからよ。モンスターを1体伏せて、ターンエンド」
リリヤ LP8000 手札4
場
セットモンスター×1
クレア「何よ。手札事故? ドロー!手札から『H・C強襲のハルベルト』を特殊召喚!このモンスターは相手の場にのみモンスターが存在すれば手札から特殊召喚できるわ!」
H・C強襲のハルベルト ☆4 攻撃力1800
紫の鎧を着た騎士が特殊召喚される。クレアは続けてモンスターを出した。
クレア「さらに手札から『H・Cスパルタス』を召喚!」
H・Cスパルタス ☆4 攻撃力1600
橙色の鎧を着て、槍と盾を持った戦士が召喚され、クレアは攻撃を宣言する。
クレア「バトルよ!『H・C強襲のハルベルト』でセットモンスターを攻撃!ハルベルトは貫通効果を持ってるわ!さぁ守備力1800を超えてるのかしら!?」
ハルベルトが手に持つハルバートで裏側のモンスターを斬りつけると、カードが表になる。白い骸骨。紫のローブをまとったそのモンスターは『ワイト』だった。
クレア「わ、『ワイト』!?」
リリヤ LP8000 → 6400
リリヤ「ウフフ…。どんどん攻撃してらっしゃい…」
クレア「…。ハルベルトの効果発動。このモンスターが相手に戦闘ダメージを与えた場合、デッキから『ヒロイック』カード1枚を手札に加えるわ。『H・Cダブル・ランス』を加える…。カードを1枚伏せて、ターンエンドよ」
クレア LP8000 手札4
場
H・C強襲のハルベルト ☆4 攻撃力1800
H・Cスパルタス ☆4 攻撃力1600
セット魔法罠カード×1
リリヤ「あら?追撃してこないの?せっかく私の場はがら空きなのに…」
クレア「アンタの誘いには乗らないわ。私は私のデュエルをするだけよ」
リリヤ「ふーん…。いいわ。私のターン、ドロー…!」
ドローすらも美しい。カードがえがく軌道はキラキラと輝く。
リリヤ「カードを1枚伏せて、ターンエンドよ」
リリヤ LP6400 手札4
場
セット魔法罠カード×1
クレア「(何?この感じ…、すごく嫌な予感がする…)」
空気がザワついている。このデュエルを覆う雰囲気さえもクレアを脅かそうとしているようだ。
クレア「(私は負けられない。前のデュエルでヤマトに迷惑かけちゃったもの…。絶対に勝って見せる!) 私のターン、ドロー!」
勢いよくカードを引き、一枚のカードを発動する。
クレア「私は、手札から増援を発動!デッキからレベル4以下の戦士族モンスター1体を手札に加えるわ!『H・Cサウザンド・ブレード』をサーチ!そしてそのまま召喚!」
H・Cサウザンド・ブレード 星4 攻撃力1300
大量の武器を背負った武者が場に出される。クレアは効果を発動する。
クレア「サウザンドブレードの効果発動!手札の『ヒロイック』モンスターを墓地へ送って、デッキからレベル4以下の『ヒロイック』モンスター1体を特殊召喚し、このモンスターを守備表示にする。手札の『H・Cダブル・ランス』を墓地へ送って『H・Cエクストラソード』を特殊召喚!」
H・Cエクストラソード ☆4 攻撃力1000
H・Cサウザンドブレード 攻撃表示 → 守備表示 守備力1100
クレア「バトルよ!『H・C強襲のハルベルト』でダイレクトアタック!」
戦士の重い一撃がライフを多く削る。しかし、リリヤの着ている服に切れ目が出来ただけで本人は余裕の表情だ。しかも伏せていたカードを発動する。
リリヤ LP6400 → 4500
リリヤ「ふふ、この時、リバースカードオープン♪ 罠カード『無抵抗の真相』を発動。私の手札からレベル1のモンスターを相手に見せることで、そのモンスターと同名モンスター1体をデッキから特殊召喚し、さらに見せたモンスターも場に出すわ。私は手札の『ワイト』をアナタに見せて、デッキからも特殊召喚」
ワイト ☆1 守備力200 ×2
クレア「なによ、こんな雑魚モンスター!『H・Cスパルタス』と『H・Cエクストラソード』で『ワイト』を攻撃!」
クレアの指示通り、二人の戦士が二体のアンデットを斬りつけ破壊する。戦況は圧倒的にクレアが有利。なのに、彼女に余裕の表情は見られない。その笑みを浮かべているのは、押されている筈のリリヤであった。
クレア「カードを1枚伏せてターンエンドよ…! (なんなの?この感覚…コイツの余裕…)」
クレア LP8000 手札2
場
H・C強襲のハルベルト ☆4 攻撃力1800
H・Cサウザンド・ブレード ☆4 守備力1100
H・Cスパルタス ☆4 攻撃力1600
H・Cエクストラソード ☆4 攻撃力1000
リリヤ「ふふ…。ハンデはこれくらいでいいかしら?ドロー…!」
その一瞬、彼女の背後からとてつもない邪悪なオーラが放たれる。天使じゃないクレアでもわかるほど、邪悪な気…。
・・・。
ヤマト「…!?」
男「どうしたよ天使さんよ。仲間が心配か?」
ニヤニヤと嫌な笑みを浮かべる男がディスクをセットする。クレアが行った方から感じる嫌な気…。心配だけど、今はコイツを倒すしかない。
ヤマト「いや、今は君を倒す…。そして、クレアとアオヒサさんに会うんだ、負けられない…!」
男「へぇ~。そうかい、できるといいなぁ…」
そう言った男の目が真っ黒になる。
ヤマト「!?」
男「そう驚くなよ。一応言っておく…俺は『悪魔』のディンだ」
ヤマト「あ、悪魔!?でも、悪魔の気は感じない…どういうこと…?」
ディン「今は大牙とかいう奴に取られてるだけだ。デュエルで負けたせいだよ。アイツは言ったんだ。天使に勝てたら力は返してやるってな…」
ヤマト「く…まさかこんな所で悪魔と闘うことになるなんて…。大牙以外にも悪魔がいるなんて…」
・・・。
リリヤ「ふふ。良いカード引いちゃった…手札から魔法カード『ワン・フォー・ワン』を発動っ。手札のモンスター1体を墓地へ送って、デッキからレベル1モンスター1体を特殊召喚するわ。『ワイト夫人』を墓地へ送って、『ワイトキング』を特殊召喚」
通常のワイトより一回り大きいワイトが地面から復活するように現れる。
ワイトキング ☆1 攻撃力0 → 4000
クレア「こ、攻撃力4000!?」
リリヤ「『ワイトキング』は、墓地に存在する『ワイト』1体につき1000ポイント攻撃力をアップする。そしてさっき墓地へ送った『ワイト夫人』は、墓地に存在する限り『ワイト』として扱う効果があるわ」
クレア「(でも、あの攻撃力なら、エクスカリバーとサポートカードのコンボで突破できる…」
リリヤ「それだけじゃないわ。手札から魔法カード、『おろかな埋葬』を発動、デッキから『ワイトメア』を墓地へ送る。『ワイトメア』にも墓地では『ワイト』として扱う効果があるわ。『ワイトキング』の攻撃力をさらにアップ…!」
ワイトキング 攻撃力4000 → 5000
クレア「どんどん攻撃力を上げていく…!?」
リリヤ「バトルフェイズ。『ワイトキング』で『H・Cエクストラソード』を攻撃!」
ローブをまとった大きな骸骨が殴りかかってきた。一見貧弱そうにみえるが、その攻撃力は効果を発動した後のエクスカリバーをも上回る強力な一撃。
クレア「ぐぅうぅ!」
クレア LP8000 → 4000
リリヤ「あら?あれだけ調子づいてたのに、たった一回の攻撃で追い付いちゃったわよ?」
クレア「く…!」
リリヤ「まあいいわ…私はカードを一枚伏せて、ターンエンドよ」
リリヤ LP4500 手札0
場
ワイトキング ☆1 攻撃力5000
セット魔法罠カード×1
クレア「私のターン、ドロー! 手札から『H・Cダブル・ランス』を召喚!」
H・Cダブル・ランス ☆4 攻撃力1700
クレア「このモンスターが召喚に成功した場合、手札・墓地からもう1体のダブル・ランスを守備表示で特殊召喚できるわ。私は墓地に存在するダブル・ランスを選択し、特殊召喚!」
H・Cダブル・ランス ☆4 守備力900
クレア「行くわよ!レベル4『ダブル・ランス』と『H・Cサウザンド・ブレード』でオーバーレイネットワークを構築!」
二体のモンスターが光の玉となって、地面に出現した七色の穴の中に入り、何重にも輝く爆発と共に新たなモンスターへと変化する。
クレア「現れよ、最大最強の剣!『H-Cエクスカリバー』!」
H-Cエクスカリバー ランク4 攻撃力2000
少女を守る黒き戦士。エクスカリバーが召喚される。
クレア「エクスカリバーの効果は発動!オーバーレイユニットを全て取り除くことで、次の相手ターンのエンドフェイズまで攻撃力を倍にする!」
H-Cエクスカリバー 攻撃力2000 → 4000
リリヤ「あら?中々の攻撃力ね、でもまだまだ私の『ワイトキング』には届かないわよ?」
クレア「なにもこれだけでおしまいじゃないわ。リバースカードオープン!装備魔法『最強の盾』をエクスカリバーに装備!このカードは、装備したモンスターが攻撃表示の場合、そのモンスターの守備力だけ攻撃力をアップさせるわ。守備力は2000。よって攻撃力は6000!」
H-Cエクスカリバー 攻撃力4000 → 6000
大きく攻撃力を上げるエクスカリバー。構える剣は二つに増え、その力強さを示している。
クレア「バトル!『H-Cエクスカリバー』で『ワイトキング』を攻撃!《一刀両断!必殺神剣》!」
二刀流となったエクスカリバーがワイトキングに斬りかかる。しかし…
リリヤ「リバースカードオープン。罠カード『針虫の巣窟』を発動。私のデッキトップ5枚を墓地へ送るわ」
その言葉を聞いた途端。クレアは自分の攻撃を後悔した。
クレア「え、エクスカリバー!待って!攻撃しないで!」
リリヤ「もう遅いわ。そして、私のデッキトップ5枚は…♪」
5枚のカードを扇子のように広げ、口元を隠す。目だけが妖艶に笑い不気味な恐ろしさを放っていた。
「ワイト夫人」が1枚「ワイトメア」が2枚「ワイトキング」が2枚…。 攻撃力、5000アップ!
ワイトキング 攻撃力5000 → 10000
力を一気に増幅させたワイトキングがエクスカリバーの剣を掴み、握り折った。そして細々とした白い骨の拳でエクスカリバーを殴り、クレアの元まで吹き飛ばす。
クレア「きゃあああぁぁ!」
クレア LP4000 → 0
リリヤ:勝利!
リリヤ「ふふ…楽しかったわよ。そして…アナタのこのカードは頂いていくわね…♪」
拾い上げられる『H-Cエクスカリバー』。倒れているクレアも手を伸ばすが、リリヤは上機嫌に去っていった。
クレア「く…うぅ…」
悔し涙を流し、墓地に倒れ込む少女。彼女の戦力は大きく削られてしまった。
・・・。
ディン「俺のターン!手札から『ヴェルズ・カストル』を召喚!」
ヴェルズ・カストル ☆4 攻撃力1750
体の半分が灰色、もう半分は黒の目が真っ赤な邪悪な戦士が召喚される。
ディン「俺はお前を倒す為に連れてこられたんだ。この意味が分かるか…?」
ヤマト「どういうことだ…」
ディン「俺のデッキが、お前のデッキ用に作られてるってことだよ! 『ヴェルズ・カストル』の効果によって、コイツが召喚に成功したターン、俺はもう一度『ヴェルズ』モンスターを召喚できる!『ヴェルズ・アザトホース』を召喚!」
ヴェルズ・アザトホース ☆4 攻撃力750
奇妙なモンスター。触手と粘液が入り混じり、まるで元は違う生物達を破片にして集めたかのようなモンスターだ。
ディン「その力を見せてやるよ!レベル4『ヴェルズ・カストル』と『ヴェルズ・アザトホース』で、オーバーレイ!」
二体のモンスターは光の玉となり、虹色の穴に入って爆発する。
虹色の穴から、悪魔のカードとは違う邪悪な気を感じる。
ディン「光を奪え、正義を滅ぼせ、悪魔は偉大なる力だ!エクシーズ召喚! 蝕め!『ヴェルズ・オピオン』!」
ヴェルズ・オピオン ランク4 攻撃力2550
甲虫のような背中の甲殻。先端が槍になっている尻尾。常に瘴気を吐き出している口。獣のような四足歩行の竜が姿を表す。
ヤマト「こ、コイツは…」
ディン「『ヴェルズ・オピオン』がエクシーズ素材を持って場に存在する限り、お互いにレベル5以上のモンスターを特殊召喚することはできない…。お前のシンクロは、封じさせてもらったぜ!」
対ヤマト用に作られているというのはこう言うことだ。シンクロ召喚を封じられてしまっては、決定打となるモンスターを召喚することができず、ヤマトのデッキは真価を発揮できない。ディンはシンクロ殺しのデッキ使いだったのだ。
ディン「そして、『ヴェルズ・オピオン』の効果発動!エクシーズ素材を一つ取り除くことで、デッキから『侵略の』と名のついた魔法・罠カード1枚を手札に加える。オーバーレイユニットの『ヴェルズ・カストル』を取り除いて『侵略の反発感染』を手札に加る。他のカード1枚と共にセット!ターンエンドだ」
ディン LP8000 手札2
場
ヴェルズ・オピオン ランク4 攻撃力2550
セット魔法罠カード×2
ヤマト「ぼ、僕のターン、ドロー!」
引いたカードを確認し、戦術を練り込む。モンスターがモンスターなだけにかなり厳しい状況だ。守りに徹して隙を窺うしかない。
ヤマト「手札から『メドロウ・ガードイル』を召喚!このモンスターは召喚・特殊召喚に成功した場合、守備表示にできる。そして、このモンスターは戦闘・効果では一度ずつ破壊されない!」
メドロウ・ガードイル ☆4 攻撃力0 攻撃表示 → 守備表示 守備力1900
ディン「壁モンスターか…。だがそんなモンスターが何ターン保つかな…」
ヤマト「カードを1枚伏せて、ターンエンドだ。僕は悪魔のカードを全て倒さなきゃいけないんだ。君にだって、勝ってみせる…!」
ヤマト LP8000 手札4
場
メドロウ・ガードイル ☆4 守備力1900
セット魔法罠カード×1
ディン「俺のターンだ、ドロー!」
相手のデッキは自分用に作られている。となれば、このセットカードもあまり意味をなさないだろう。そう考えるヤマトだったが、それでもセットカードの発動タイミングをうかがう。
ディン「手札から『戦士の生還』を発動!墓地に存在する『ヴェルズ・カストル』を手札に加える。そして召喚!」
ヴェルズ・カストル ☆4 攻撃力1750
ディン「コイツの効果はもう言わなくても分かるよなぁ。召喚権が増えたことで『ヴェルズ・ヘリオロープ』を召喚!」
ヴェルズ・ヘリオロープ ☆4 攻撃力1950
淀んだ緑色の岩石のような戦士が召喚される。他のヴェルズモンスターと並び、ヤマトに攻撃をしようと唸っている。
ディン「バトル!『ヴェルズ・ヘリオロープ』で『メドロウ・ガードイル』を攻撃!」
ヤマト「今だ!リバースカードオープン!罠カード『天聖の粛正』を発動!僕の場の『メドロウ』モンスターより相手モンスターの数が多い場合、その差が無くなるように相手は場のモンスターを手札に戻さなければならない!」
ディン「バウンスか。無駄だよ!俺もリバースカードオープン!速攻魔法『侵略の反発感染』!このカードを発動したターンの間、俺の場の『ヴェルズ』モンスターは魔法・罠カードの効果を受けない!攻撃は続行だ!」
ヤマト「くっ。でも、ガードイルは一度ずつ戦闘・効果では破壊されない!」
ヘリオロープの斬撃を石化してガードするが、『ヴェルズ・オピオン』が飛びかかり、その攻撃には耐えきれず破壊されてしまう。そして、最後に突撃してきたカストルの攻撃で斬り飛ばされる。
ヤマト「うわあぁ!」
ヤマト LP8000 → 6250
ディン「メイン2。レベル4『ヴェルズ・カストル』と『ヴェルズ・ヘリオロープ』で、オーバーレイ!」
先ほどと同じエクシーズ召喚。次のモンスターは…。
ディン「底なしに眠れ、魘され、苦しみ、目覚めることのない悪夢へいざなえ…!エクシーズ召喚!『ヴェルズ・ナイトメア』!」
ヴェルズ・ナイトメア ランク4 守備力1950
赤いマントを羽織り、鬼のような形相の黒い戦士が場に現れる。
ディン「このモンスターは相手がモンスターを特殊召喚した場合、オーバーレイユニットを一つ取り除くことで、そのモンスターを裏側守備表示にする効果を持っている。ターンエンドだ」
ディン LP8000 手札0
場
ヴェルズ・オピオン ランク4 攻撃力2550
ヴェルズ・ナイトメア ランク4 守備力1950
ヤマト「僕のターン、ドロー!」
・・・。
リュート「僕のターン。カードを5枚伏せてターンエンド!」
リュート LP8000 手札0
アオヒサ「なっ!か、カードガン伏せだと?」
相手にプレッシャーを与えるセット枚数。しかし恐れているだけでは勝てない。恐怖を押し殺し、アオヒサは自分のターンを進める。
アオヒサ「俺だって負けられない…!俺のターン、ドロー! 手札から『テラ・フォーミング』を発動!デッキからフィールド魔法一枚を選択して手札に加える。『ワンスワールド』を手札に加え、発動!」
二人がいるのは、スーパーコンピューターが静かに並ぶ大きな空間。デュエルは始まったばかりのようだ
アオヒサ「伏せカードが怖ぇな…。手札から速攻魔法『サイクロン』を発動!お前の魔法・罠カードを1枚破壊するぜ!真ん中のカードを破壊だ!」
リュート「良いだろう。ならばそのカードをチェーン発動だ。リバースカードオープン。罠モンスター『ワイズ・ロード』を発動。このカードは発動後、モンスターカードとも扱い僕の場に特殊召喚する」
ワイズ・ロード ☆11 攻撃力1000
頭が妙に大きな人型の影が罠カードから出現し、特殊召喚される。しかし『ワイズ・ロード』はサイクロンの突風によってすぐさま破壊される。
リュート「ここで破壊された『ワイズ・ロード』の効果発動。僕のデッキトップのカード名を一つ宣言し、確認する。宣言したカードが当たっていた場合、そのカードを手札に加え、デッキからカードを一枚ドローする。宣言するカード名は『ワイズ・ベビー』」
デッキトップをドローし、確認する。冷徹な眼差しで見つめたそのカードは見事に的中していた。
リュート「当たりだ。『ワイズ・ベビー』だったことにより、僕はカードを1枚ドロー!」
アオヒサ「手札を増やしちまった…だが、かまわねえ。俺は俺のデュエルをする!『ハント・フルディア』を召喚!俺が『ワンスワールド』を発動していなければ『ハント』モンスターは自壊してしまう。しかし、このフィールド魔法の中じゃ、『ハント』モンスターの攻守は400ポイントアップする!」
ハント・フルディア ☆7 攻撃力1900 → 2300
アオヒサ「それだけじゃねえ。『ハント』モンスターはリリースなしで召喚できる。そして『ワンスワールド』は俺が『ハント』モンスターを召喚する度にハントカウンターを一つ置く…。バトルだ、『ハント・フルディア』でダイレクトアタック!」
リュート「無駄だ。リバースカードオープン。永続罠『ワイズ・ウーマン』『ワイズ・ポールマン』『ワイズ・フェート』を発動。そして、それぞれの効果によって特殊召喚」
(罠) ワイズ・ウーマン ☆5 守備力1600
(罠) ワイズ・ポールマン ☆8 守備力2300
(罠) ワイズ・フェート ☆1 守備力0
ハント・フルディア 攻撃力2300 → 1800
アオヒサ「何!?フルディアの攻撃力が下がった!?」
リュート「僕が発動した『ワイズ・ポールマン』の効果だ。ポールマン以外の永続罠カードが2枚以上発動されている場合、相手モンスターの攻撃力を500ポイントダウンさせる。そして、『ワイズ・フェート』が特殊召喚されたことにより、お前の場のモンスターを全て守備表示にし、効果を無効化する」
胎児のような影。『ワイズ・フェート』から発せられる鼓動のような音波が『ハント・フルディア』の動きを止める。まるで、生まれるのを待つだけの胎児のように…。
ハント・フルディア 攻撃表示 → 守備表示 守備力0
アオヒサ「くっ…なんだのこのモンスター、いや…罠モンスター達はよ…!」
リリヤ LP8000 手札5
リリヤ「私のターンからよ。モンスターを1体伏せて、ターンエンド」
リリヤ LP8000 手札4
場
セットモンスター×1
クレア「何よ。手札事故? ドロー!手札から『H・C強襲のハルベルト』を特殊召喚!このモンスターは相手の場にのみモンスターが存在すれば手札から特殊召喚できるわ!」
H・C強襲のハルベルト ☆4 攻撃力1800
紫の鎧を着た騎士が特殊召喚される。クレアは続けてモンスターを出した。
クレア「さらに手札から『H・Cスパルタス』を召喚!」
H・Cスパルタス ☆4 攻撃力1600
橙色の鎧を着て、槍と盾を持った戦士が召喚され、クレアは攻撃を宣言する。
クレア「バトルよ!『H・C強襲のハルベルト』でセットモンスターを攻撃!ハルベルトは貫通効果を持ってるわ!さぁ守備力1800を超えてるのかしら!?」
ハルベルトが手に持つハルバートで裏側のモンスターを斬りつけると、カードが表になる。白い骸骨。紫のローブをまとったそのモンスターは『ワイト』だった。
クレア「わ、『ワイト』!?」
リリヤ LP8000 → 6400
リリヤ「ウフフ…。どんどん攻撃してらっしゃい…」
クレア「…。ハルベルトの効果発動。このモンスターが相手に戦闘ダメージを与えた場合、デッキから『ヒロイック』カード1枚を手札に加えるわ。『H・Cダブル・ランス』を加える…。カードを1枚伏せて、ターンエンドよ」
クレア LP8000 手札4
場
H・C強襲のハルベルト ☆4 攻撃力1800
H・Cスパルタス ☆4 攻撃力1600
セット魔法罠カード×1
リリヤ「あら?追撃してこないの?せっかく私の場はがら空きなのに…」
クレア「アンタの誘いには乗らないわ。私は私のデュエルをするだけよ」
リリヤ「ふーん…。いいわ。私のターン、ドロー…!」
ドローすらも美しい。カードがえがく軌道はキラキラと輝く。
リリヤ「カードを1枚伏せて、ターンエンドよ」
リリヤ LP6400 手札4
場
セット魔法罠カード×1
クレア「(何?この感じ…、すごく嫌な予感がする…)」
空気がザワついている。このデュエルを覆う雰囲気さえもクレアを脅かそうとしているようだ。
クレア「(私は負けられない。前のデュエルでヤマトに迷惑かけちゃったもの…。絶対に勝って見せる!) 私のターン、ドロー!」
勢いよくカードを引き、一枚のカードを発動する。
クレア「私は、手札から増援を発動!デッキからレベル4以下の戦士族モンスター1体を手札に加えるわ!『H・Cサウザンド・ブレード』をサーチ!そしてそのまま召喚!」
H・Cサウザンド・ブレード 星4 攻撃力1300
大量の武器を背負った武者が場に出される。クレアは効果を発動する。
クレア「サウザンドブレードの効果発動!手札の『ヒロイック』モンスターを墓地へ送って、デッキからレベル4以下の『ヒロイック』モンスター1体を特殊召喚し、このモンスターを守備表示にする。手札の『H・Cダブル・ランス』を墓地へ送って『H・Cエクストラソード』を特殊召喚!」
H・Cエクストラソード ☆4 攻撃力1000
H・Cサウザンドブレード 攻撃表示 → 守備表示 守備力1100
クレア「バトルよ!『H・C強襲のハルベルト』でダイレクトアタック!」
戦士の重い一撃がライフを多く削る。しかし、リリヤの着ている服に切れ目が出来ただけで本人は余裕の表情だ。しかも伏せていたカードを発動する。
リリヤ LP6400 → 4500
リリヤ「ふふ、この時、リバースカードオープン♪ 罠カード『無抵抗の真相』を発動。私の手札からレベル1のモンスターを相手に見せることで、そのモンスターと同名モンスター1体をデッキから特殊召喚し、さらに見せたモンスターも場に出すわ。私は手札の『ワイト』をアナタに見せて、デッキからも特殊召喚」
ワイト ☆1 守備力200 ×2
クレア「なによ、こんな雑魚モンスター!『H・Cスパルタス』と『H・Cエクストラソード』で『ワイト』を攻撃!」
クレアの指示通り、二人の戦士が二体のアンデットを斬りつけ破壊する。戦況は圧倒的にクレアが有利。なのに、彼女に余裕の表情は見られない。その笑みを浮かべているのは、押されている筈のリリヤであった。
クレア「カードを1枚伏せてターンエンドよ…! (なんなの?この感覚…コイツの余裕…)」
クレア LP8000 手札2
場
H・C強襲のハルベルト ☆4 攻撃力1800
H・Cサウザンド・ブレード ☆4 守備力1100
H・Cスパルタス ☆4 攻撃力1600
H・Cエクストラソード ☆4 攻撃力1000
リリヤ「ふふ…。ハンデはこれくらいでいいかしら?ドロー…!」
その一瞬、彼女の背後からとてつもない邪悪なオーラが放たれる。天使じゃないクレアでもわかるほど、邪悪な気…。
・・・。
ヤマト「…!?」
男「どうしたよ天使さんよ。仲間が心配か?」
ニヤニヤと嫌な笑みを浮かべる男がディスクをセットする。クレアが行った方から感じる嫌な気…。心配だけど、今はコイツを倒すしかない。
ヤマト「いや、今は君を倒す…。そして、クレアとアオヒサさんに会うんだ、負けられない…!」
男「へぇ~。そうかい、できるといいなぁ…」
そう言った男の目が真っ黒になる。
ヤマト「!?」
男「そう驚くなよ。一応言っておく…俺は『悪魔』のディンだ」
ヤマト「あ、悪魔!?でも、悪魔の気は感じない…どういうこと…?」
ディン「今は大牙とかいう奴に取られてるだけだ。デュエルで負けたせいだよ。アイツは言ったんだ。天使に勝てたら力は返してやるってな…」
ヤマト「く…まさかこんな所で悪魔と闘うことになるなんて…。大牙以外にも悪魔がいるなんて…」
・・・。
リリヤ「ふふ。良いカード引いちゃった…手札から魔法カード『ワン・フォー・ワン』を発動っ。手札のモンスター1体を墓地へ送って、デッキからレベル1モンスター1体を特殊召喚するわ。『ワイト夫人』を墓地へ送って、『ワイトキング』を特殊召喚」
通常のワイトより一回り大きいワイトが地面から復活するように現れる。
ワイトキング ☆1 攻撃力0 → 4000
クレア「こ、攻撃力4000!?」
リリヤ「『ワイトキング』は、墓地に存在する『ワイト』1体につき1000ポイント攻撃力をアップする。そしてさっき墓地へ送った『ワイト夫人』は、墓地に存在する限り『ワイト』として扱う効果があるわ」
クレア「(でも、あの攻撃力なら、エクスカリバーとサポートカードのコンボで突破できる…」
リリヤ「それだけじゃないわ。手札から魔法カード、『おろかな埋葬』を発動、デッキから『ワイトメア』を墓地へ送る。『ワイトメア』にも墓地では『ワイト』として扱う効果があるわ。『ワイトキング』の攻撃力をさらにアップ…!」
ワイトキング 攻撃力4000 → 5000
クレア「どんどん攻撃力を上げていく…!?」
リリヤ「バトルフェイズ。『ワイトキング』で『H・Cエクストラソード』を攻撃!」
ローブをまとった大きな骸骨が殴りかかってきた。一見貧弱そうにみえるが、その攻撃力は効果を発動した後のエクスカリバーをも上回る強力な一撃。
クレア「ぐぅうぅ!」
クレア LP8000 → 4000
リリヤ「あら?あれだけ調子づいてたのに、たった一回の攻撃で追い付いちゃったわよ?」
クレア「く…!」
リリヤ「まあいいわ…私はカードを一枚伏せて、ターンエンドよ」
リリヤ LP4500 手札0
場
ワイトキング ☆1 攻撃力5000
セット魔法罠カード×1
クレア「私のターン、ドロー! 手札から『H・Cダブル・ランス』を召喚!」
H・Cダブル・ランス ☆4 攻撃力1700
クレア「このモンスターが召喚に成功した場合、手札・墓地からもう1体のダブル・ランスを守備表示で特殊召喚できるわ。私は墓地に存在するダブル・ランスを選択し、特殊召喚!」
H・Cダブル・ランス ☆4 守備力900
クレア「行くわよ!レベル4『ダブル・ランス』と『H・Cサウザンド・ブレード』でオーバーレイネットワークを構築!」
二体のモンスターが光の玉となって、地面に出現した七色の穴の中に入り、何重にも輝く爆発と共に新たなモンスターへと変化する。
クレア「現れよ、最大最強の剣!『H-Cエクスカリバー』!」
H-Cエクスカリバー ランク4 攻撃力2000
少女を守る黒き戦士。エクスカリバーが召喚される。
クレア「エクスカリバーの効果は発動!オーバーレイユニットを全て取り除くことで、次の相手ターンのエンドフェイズまで攻撃力を倍にする!」
H-Cエクスカリバー 攻撃力2000 → 4000
リリヤ「あら?中々の攻撃力ね、でもまだまだ私の『ワイトキング』には届かないわよ?」
クレア「なにもこれだけでおしまいじゃないわ。リバースカードオープン!装備魔法『最強の盾』をエクスカリバーに装備!このカードは、装備したモンスターが攻撃表示の場合、そのモンスターの守備力だけ攻撃力をアップさせるわ。守備力は2000。よって攻撃力は6000!」
H-Cエクスカリバー 攻撃力4000 → 6000
大きく攻撃力を上げるエクスカリバー。構える剣は二つに増え、その力強さを示している。
クレア「バトル!『H-Cエクスカリバー』で『ワイトキング』を攻撃!《一刀両断!必殺神剣》!」
二刀流となったエクスカリバーがワイトキングに斬りかかる。しかし…
リリヤ「リバースカードオープン。罠カード『針虫の巣窟』を発動。私のデッキトップ5枚を墓地へ送るわ」
その言葉を聞いた途端。クレアは自分の攻撃を後悔した。
クレア「え、エクスカリバー!待って!攻撃しないで!」
リリヤ「もう遅いわ。そして、私のデッキトップ5枚は…♪」
5枚のカードを扇子のように広げ、口元を隠す。目だけが妖艶に笑い不気味な恐ろしさを放っていた。
「ワイト夫人」が1枚「ワイトメア」が2枚「ワイトキング」が2枚…。 攻撃力、5000アップ!
ワイトキング 攻撃力5000 → 10000
力を一気に増幅させたワイトキングがエクスカリバーの剣を掴み、握り折った。そして細々とした白い骨の拳でエクスカリバーを殴り、クレアの元まで吹き飛ばす。
クレア「きゃあああぁぁ!」
クレア LP4000 → 0
リリヤ:勝利!
リリヤ「ふふ…楽しかったわよ。そして…アナタのこのカードは頂いていくわね…♪」
拾い上げられる『H-Cエクスカリバー』。倒れているクレアも手を伸ばすが、リリヤは上機嫌に去っていった。
クレア「く…うぅ…」
悔し涙を流し、墓地に倒れ込む少女。彼女の戦力は大きく削られてしまった。
・・・。
ディン「俺のターン!手札から『ヴェルズ・カストル』を召喚!」
ヴェルズ・カストル ☆4 攻撃力1750
体の半分が灰色、もう半分は黒の目が真っ赤な邪悪な戦士が召喚される。
ディン「俺はお前を倒す為に連れてこられたんだ。この意味が分かるか…?」
ヤマト「どういうことだ…」
ディン「俺のデッキが、お前のデッキ用に作られてるってことだよ! 『ヴェルズ・カストル』の効果によって、コイツが召喚に成功したターン、俺はもう一度『ヴェルズ』モンスターを召喚できる!『ヴェルズ・アザトホース』を召喚!」
ヴェルズ・アザトホース ☆4 攻撃力750
奇妙なモンスター。触手と粘液が入り混じり、まるで元は違う生物達を破片にして集めたかのようなモンスターだ。
ディン「その力を見せてやるよ!レベル4『ヴェルズ・カストル』と『ヴェルズ・アザトホース』で、オーバーレイ!」
二体のモンスターは光の玉となり、虹色の穴に入って爆発する。
虹色の穴から、悪魔のカードとは違う邪悪な気を感じる。
ディン「光を奪え、正義を滅ぼせ、悪魔は偉大なる力だ!エクシーズ召喚! 蝕め!『ヴェルズ・オピオン』!」
ヴェルズ・オピオン ランク4 攻撃力2550
甲虫のような背中の甲殻。先端が槍になっている尻尾。常に瘴気を吐き出している口。獣のような四足歩行の竜が姿を表す。
ヤマト「こ、コイツは…」
ディン「『ヴェルズ・オピオン』がエクシーズ素材を持って場に存在する限り、お互いにレベル5以上のモンスターを特殊召喚することはできない…。お前のシンクロは、封じさせてもらったぜ!」
対ヤマト用に作られているというのはこう言うことだ。シンクロ召喚を封じられてしまっては、決定打となるモンスターを召喚することができず、ヤマトのデッキは真価を発揮できない。ディンはシンクロ殺しのデッキ使いだったのだ。
ディン「そして、『ヴェルズ・オピオン』の効果発動!エクシーズ素材を一つ取り除くことで、デッキから『侵略の』と名のついた魔法・罠カード1枚を手札に加える。オーバーレイユニットの『ヴェルズ・カストル』を取り除いて『侵略の反発感染』を手札に加る。他のカード1枚と共にセット!ターンエンドだ」
ディン LP8000 手札2
場
ヴェルズ・オピオン ランク4 攻撃力2550
セット魔法罠カード×2
ヤマト「ぼ、僕のターン、ドロー!」
引いたカードを確認し、戦術を練り込む。モンスターがモンスターなだけにかなり厳しい状況だ。守りに徹して隙を窺うしかない。
ヤマト「手札から『メドロウ・ガードイル』を召喚!このモンスターは召喚・特殊召喚に成功した場合、守備表示にできる。そして、このモンスターは戦闘・効果では一度ずつ破壊されない!」
メドロウ・ガードイル ☆4 攻撃力0 攻撃表示 → 守備表示 守備力1900
ディン「壁モンスターか…。だがそんなモンスターが何ターン保つかな…」
ヤマト「カードを1枚伏せて、ターンエンドだ。僕は悪魔のカードを全て倒さなきゃいけないんだ。君にだって、勝ってみせる…!」
ヤマト LP8000 手札4
場
メドロウ・ガードイル ☆4 守備力1900
セット魔法罠カード×1
ディン「俺のターンだ、ドロー!」
相手のデッキは自分用に作られている。となれば、このセットカードもあまり意味をなさないだろう。そう考えるヤマトだったが、それでもセットカードの発動タイミングをうかがう。
ディン「手札から『戦士の生還』を発動!墓地に存在する『ヴェルズ・カストル』を手札に加える。そして召喚!」
ヴェルズ・カストル ☆4 攻撃力1750
ディン「コイツの効果はもう言わなくても分かるよなぁ。召喚権が増えたことで『ヴェルズ・ヘリオロープ』を召喚!」
ヴェルズ・ヘリオロープ ☆4 攻撃力1950
淀んだ緑色の岩石のような戦士が召喚される。他のヴェルズモンスターと並び、ヤマトに攻撃をしようと唸っている。
ディン「バトル!『ヴェルズ・ヘリオロープ』で『メドロウ・ガードイル』を攻撃!」
ヤマト「今だ!リバースカードオープン!罠カード『天聖の粛正』を発動!僕の場の『メドロウ』モンスターより相手モンスターの数が多い場合、その差が無くなるように相手は場のモンスターを手札に戻さなければならない!」
ディン「バウンスか。無駄だよ!俺もリバースカードオープン!速攻魔法『侵略の反発感染』!このカードを発動したターンの間、俺の場の『ヴェルズ』モンスターは魔法・罠カードの効果を受けない!攻撃は続行だ!」
ヤマト「くっ。でも、ガードイルは一度ずつ戦闘・効果では破壊されない!」
ヘリオロープの斬撃を石化してガードするが、『ヴェルズ・オピオン』が飛びかかり、その攻撃には耐えきれず破壊されてしまう。そして、最後に突撃してきたカストルの攻撃で斬り飛ばされる。
ヤマト「うわあぁ!」
ヤマト LP8000 → 6250
ディン「メイン2。レベル4『ヴェルズ・カストル』と『ヴェルズ・ヘリオロープ』で、オーバーレイ!」
先ほどと同じエクシーズ召喚。次のモンスターは…。
ディン「底なしに眠れ、魘され、苦しみ、目覚めることのない悪夢へいざなえ…!エクシーズ召喚!『ヴェルズ・ナイトメア』!」
ヴェルズ・ナイトメア ランク4 守備力1950
赤いマントを羽織り、鬼のような形相の黒い戦士が場に現れる。
ディン「このモンスターは相手がモンスターを特殊召喚した場合、オーバーレイユニットを一つ取り除くことで、そのモンスターを裏側守備表示にする効果を持っている。ターンエンドだ」
ディン LP8000 手札0
場
ヴェルズ・オピオン ランク4 攻撃力2550
ヴェルズ・ナイトメア ランク4 守備力1950
ヤマト「僕のターン、ドロー!」
・・・。
リュート「僕のターン。カードを5枚伏せてターンエンド!」
リュート LP8000 手札0
アオヒサ「なっ!か、カードガン伏せだと?」
相手にプレッシャーを与えるセット枚数。しかし恐れているだけでは勝てない。恐怖を押し殺し、アオヒサは自分のターンを進める。
アオヒサ「俺だって負けられない…!俺のターン、ドロー! 手札から『テラ・フォーミング』を発動!デッキからフィールド魔法一枚を選択して手札に加える。『ワンスワールド』を手札に加え、発動!」
二人がいるのは、スーパーコンピューターが静かに並ぶ大きな空間。デュエルは始まったばかりのようだ
アオヒサ「伏せカードが怖ぇな…。手札から速攻魔法『サイクロン』を発動!お前の魔法・罠カードを1枚破壊するぜ!真ん中のカードを破壊だ!」
リュート「良いだろう。ならばそのカードをチェーン発動だ。リバースカードオープン。罠モンスター『ワイズ・ロード』を発動。このカードは発動後、モンスターカードとも扱い僕の場に特殊召喚する」
ワイズ・ロード ☆11 攻撃力1000
頭が妙に大きな人型の影が罠カードから出現し、特殊召喚される。しかし『ワイズ・ロード』はサイクロンの突風によってすぐさま破壊される。
リュート「ここで破壊された『ワイズ・ロード』の効果発動。僕のデッキトップのカード名を一つ宣言し、確認する。宣言したカードが当たっていた場合、そのカードを手札に加え、デッキからカードを一枚ドローする。宣言するカード名は『ワイズ・ベビー』」
デッキトップをドローし、確認する。冷徹な眼差しで見つめたそのカードは見事に的中していた。
リュート「当たりだ。『ワイズ・ベビー』だったことにより、僕はカードを1枚ドロー!」
アオヒサ「手札を増やしちまった…だが、かまわねえ。俺は俺のデュエルをする!『ハント・フルディア』を召喚!俺が『ワンスワールド』を発動していなければ『ハント』モンスターは自壊してしまう。しかし、このフィールド魔法の中じゃ、『ハント』モンスターの攻守は400ポイントアップする!」
ハント・フルディア ☆7 攻撃力1900 → 2300
アオヒサ「それだけじゃねえ。『ハント』モンスターはリリースなしで召喚できる。そして『ワンスワールド』は俺が『ハント』モンスターを召喚する度にハントカウンターを一つ置く…。バトルだ、『ハント・フルディア』でダイレクトアタック!」
リュート「無駄だ。リバースカードオープン。永続罠『ワイズ・ウーマン』『ワイズ・ポールマン』『ワイズ・フェート』を発動。そして、それぞれの効果によって特殊召喚」
(罠) ワイズ・ウーマン ☆5 守備力1600
(罠) ワイズ・ポールマン ☆8 守備力2300
(罠) ワイズ・フェート ☆1 守備力0
ハント・フルディア 攻撃力2300 → 1800
アオヒサ「何!?フルディアの攻撃力が下がった!?」
リュート「僕が発動した『ワイズ・ポールマン』の効果だ。ポールマン以外の永続罠カードが2枚以上発動されている場合、相手モンスターの攻撃力を500ポイントダウンさせる。そして、『ワイズ・フェート』が特殊召喚されたことにより、お前の場のモンスターを全て守備表示にし、効果を無効化する」
胎児のような影。『ワイズ・フェート』から発せられる鼓動のような音波が『ハント・フルディア』の動きを止める。まるで、生まれるのを待つだけの胎児のように…。
ハント・フルディア 攻撃表示 → 守備表示 守備力0
アオヒサ「くっ…なんだのこのモンスター、いや…罠モンスター達はよ…!」
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76 | 序章 ゼルの指令 | 874 | 0 | 2015-01-26 | - | |
78 | 1話 路地裏の天使 | 842 | 0 | 2015-01-26 | - | |
74 | 2話 戦士と天使 | 889 | 0 | 2015-02-01 | - | |
110 | 3話 協力者と太古の力 | 1062 | 0 | 2015-02-22 | - | |
104 | 4話 海底に届く光 | 873 | 0 | 2015-03-02 | - | |
117 | 5話 嘲笑う者 | 830 | 0 | 2015-03-14 | - | |
73 | 6話 託されたカード | 849 | 0 | 2015-04-04 | - | |
109 | 7話 凶悪な力 | 813 | 1 | 2015-05-03 | - | |
69 | 8話 決死と少年 | 828 | 0 | 2015-05-05 | - | |
132 | 9話 天使の思い | 873 | 0 | 2015-05-06 | - | |
69 | 10話 動き出す強敵 | 716 | 1 | 2015-05-09 | - | |
100 | 11話 白き罠 | 955 | 1 | 2015-05-11 | - | |
88 | 12話 もう一人の翼 | 869 | 1 | 2015-05-28 | - | |
88 | 13話 ランクアップマジック | 989 | 1 | 2015-06-13 | - | |
59 | 14話 夜の優しさ | 735 | 1 | 2015-06-17 | - | |
129 | 話外 キャラ名鑑+小話 | 885 | 0 | 2015-06-19 | - | |
117 | 15話 デュエルフェスティバル! | 877 | 1 | 2015-06-27 | - | |
167 | 16話 声援の中の戦士 | 1764 | 0 | 2015-07-01 | - |
更新情報 - NEW -
- 2025/01/25 新商品 ALLIANCE INSIGHT カードリスト追加。
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クレアは負けてしまいましたか…これから立ち直れるといいのですが… (2015-05-11 22:59)