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「真紅眼融合」のカード評価 : ねおんちゃんさん

真紅眼融合 ▶︎ デッキ 《真紅眼融合》
ねおんちゃん
2022/04/14 12:56
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結論から述べると、褒める所は何もなく非難すべき点は無数に存在する、徹底したゴミの中のゴミである。殆ど試合放棄と同義の重すぎるデメリットに対し、リターンを生じうる要素全てが何も機能していない。同じ融合ネーム持ちの中においても、まず間違いなく《融合破棄》や《融合賢者》の方が強いでしょう。
まずそのターンの召喚/特殊召喚/反転召喚が不可能になる制約、この時点で既に人を馬鹿にしている。
基本的に現代遊戯王においては盤面上の複数のカードに制圧の役割を分散するのが基本であり、罠テーマの中でも特段妨害能力に優れたものでもない限り、完全耐性のような強固さがあるか、或いは《崇光なる宣告者》レベルにでもならないと単独で盤面を抑えきる事はまず難しい。せめて、せめて《フルール・ド・バロネス》に耐性を与えたバージョンくらいのものが出てきてくれないと、あまりにも重すぎるデメリットに対し割が合わない。正直それでも「全く足りない」のだが。
その点、このカードの融合召喚先はカスだ。テーマに属する融合魔法である以上は融合召喚先とのシナジーなども踏まえて書くべきだろうと考えるので、まずは全て列挙しよう。先に言っておくが、レッドアイズにバックでの妨害能力は殆ど無い。
まず《流星竜メテオ・ブラック・ドラゴン》。名称ターン1のない墓地送り時バニラレッドアイズ蘇生というリンク展開の素材に適した効果を持ち、展開の中で使いまわしたい性能をしている反面、その他の程度はお情け程度のバーンのみであり、こと相手ターンに盤面に立たせるという意味においてはバニラだ。現代遊戯王においてただの3500打点バニラを相手ターンに盤面に立たせる行為は愚行であり自殺行為以外の何者でもないが、このカードに至ってはバニラサポートすら受けられない為殊更救われない。そもそも、素材適性のあるモンスターは展開の初動で出すと強い訳で、展開を強制中断するデメリットを持つ《真紅眼融合》は融合先モンスターの唯一の強みを自ら無力化する愚かな絶望的アンチシナジーであると言える。
次に《悪魔竜ブラック・デーモンズ・ドラゴン》。かの《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》のように戦闘時の効果発動を封じつつ、バトルフェイズ終了時に高打点のバーンを飛ばす非常に攻撃的で優秀なモンスターであるが、現代遊戯王における他の攻撃的大型エースと異なり単体で倒し切るパワーはとてもとても持たない為、他の大型の横に添えて出す事で真価を発揮するモンスターだと言えるだろう。当然、妨害も耐性も持たない。ワンキルのプランに組み込もうにも融合魔法側のクソのようなデメリットのせいでこれ以上火力を伸ばす事はできず、相手ターンに場に立たせれば殆どバニラと違いない。《流星竜メテオ・ブラック・ドラゴン》と違い何か明確に強みに対して致命的なアンチシナジーを引き起こす訳では無いが、純粋に重すぎるデメリットを埋め合わせる何かを持っていない為運用は事実上不可能だ。
忘れられがちな《真紅眼の黒刃竜》。レッドアイズモンスターで殴れば殴るほど強化され、擬似的な対象耐性を盤面に配りつつ被破壊時には大量展開が可能……強いのでは?と思った人は頭が既にレッドアイズの弱さに侵されているので手遅れになる前に今すぐかかりつけ医の元へ向かいましょう。実際のところ、このカードはかのクソカードとして名高い《第一の棺》《第二の棺》《第三の棺》の「戦闘でも破壊される弱点が追加されたバージョン」のような効果になる。味方のレッドアイズを横に並べて殴れば殴るほど強化されるのに、何故融合魔法に「横並べ禁止」と書いているのだろう?何故肝心の「最も耐性が欲しいタイミング」である相手の後攻1ターン目には対象耐性が得られないのだろう?このカードの弱さと破滅的すぎるアンチシナジーという絶望の両輪の前に、《真紅眼融合》で任意の戦士族を1枚墓地に送れるようになるというメリットはあまりにも割が合わなさ過ぎる。第一、このクソカードを介護した上で更に墓地に複数の有用な戦士族を落としておくというのは不可能に等しい。
ブラック・デーモンズ・ドラゴン》《メテオ・ブラック・ドラゴン》といった最初期のバニラ融合体も、一応選択肢に入る。バニラサポートによって擬似的に耐性を得ることができる点を踏まえると、むしろバニラ融合体の方が相手ターンを凌ぐ選択肢としては有用ですらあるだろう。
かつて存在した《超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ》であれば、まあまあの耐性を持った「ちょっと強い《フルール・ド・バロネス》」のような性能をしている為、まあ年に1回くらいは使ってやっても良い程度には戦えた。とはいえ、あの伝説の禁止カードであっても明確に割に合わない程に重いデメリットである事は言うまでもないだろう。
当然ながら、デメリット効果のせいで《シンクロ・フュージョニスト》や《竜魔導の守護者》でサーチした場合1ターン待たなくてはならない点もいただけない。バカバカしい。
さて、デッキ融合といえばやはり墓地効果だろう。エースの性能がそれなりでも墓地効果の優秀さによって強固な戦いができる、というデッキ融合は他にも沢山存在し……このカードは案の定例外となっている。
理由は単純、レッドアイズに真っ当な墓地効果持ちは存在しないのだ。どの墓地効果も発動条件が厳しい上に発動しても効果がゴミカスという有様で、本当に使う意義がない。
大体、他テーマの墓地効果持ちを仮に墓地に送ったとして、このデメリットの中では効果を得られるのは次ターン以降になる上にそれまで絶望的に貧弱な盤面を晒す事になる訳で、後攻ワンキルを喰らうにしろ制圧盤面を敷かれるにしろその墓地効果を活用するチャンスは来ないことになる。つまり、リターン自体がそもそも低いか機能しないカードだ。
更にたちが悪いことにこのカードの存在は周囲のレッドアイズの存在自体も歪めている。
レッドアイズの融合体が何故かレッドアイズ名称を持たないのは恐らくこのカードの存在を意識したデザインのせいだろう。お陰で《ドロドロゴン》などでも上手く救ってやれないのは、本当に人を馬鹿にしていると思う。
そしてそもそも、レッドアイズという「ただ勝つだけでない、原作の好きなテーマでデュエルを楽しみたい人間が集まるテーマ」に「大型をワンボタンで出して終わり」というお互いに何も面白くない戦術を強いるこのカードが存在するのは、「デュエルを楽しむ」という観点においても最悪だ。
総じて、あらゆる観点において徹底的に完膚なきまでのゴミ。実戦的観点で見れば発動=敗北=降参宣言と言うに等しい弱さであり、テーマの方向性という観点でも間違っており、娯楽的観点で見れば魅力がない。
ついでにとどめを刺しておくと、イラストでは《真紅眼の凶雷皇-エビル・デーモン》と《真紅眼の黒炎竜》が融合しているが、今のところデッキ内の《真紅眼の凶雷皇-エビル・デーモン》を《真紅眼融合》で融合素材にする方法は存在しない。殆どのレッドアイズカードはどれだけクソ弱くてもイラストアドだけは素晴らしいのに、このカードに至ってはイラストまで間違っているのだから、最悪の称号を与えるに相応しいクソだと言えるだろう。評価が1ではなく2なのは、相手のデッキが全部《モリンフェン》であった場合ならなんとか勝てるからです。
KONAMIは今すぐに誰一人として得をしないこのクズカードの存在を抹消し、今からでもレッドアイズを原点である《融合》で戦うテーマなどに作り変えるべきだ。

(読みづらかったので書き直しました)
報告URL  yugioh-list.com/reviews/view/159136

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