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HOME > コンプリートカード評価一覧 > LIMITED PACK WORLD CHAMPIONSHIP 2025 コンプリートカード評価(みめっとさん)

LIMITED PACK WORLD CHAMPIONSHIP 2025 コンプリートカード評価

遊戯王アイコン みめっと 」さんのコンプリートカード評価


レアリティ 評価 番号 カード名
封印されしエクゾディア
Normal
▶︎ デッキ
10 JP000 封印されしエクゾディア 制限
特殊勝利カードの大権現、指定のカードを手札に5枚揃えた時点でたとえチェーン処理の途中であっても、以降の効果処理後は全て放棄してそのままデュエルに勝利となります。
特殊勝利手段や先攻1ターンキルは数あれど、ゲームを始めるために最初にデッキから手札として引いた5枚だけで、いかなる効果によっても一切妨害されずにその場で勝利できるカードというのは他に存在しません。
それだけに、このモンスターの存在があるが故にサーチやサルベージなどの慎重な調整が必要な効果が存在するということは、疑いのない事実と言えるでしょう。
この度地属性DPにおいて地天使モンスター群を使用するイシズの強化に絡めて、イシズが使用したカードの中でも特にインパクトが強く、彼女の戦略を象徴する罠カードでもある《現世と冥界の逆転》に関連する数々の効果が登場する運びとなったようですね?
アマゾネスに至っては、舞とタイラー姉妹という複数のデュエリストによって再強化の恩恵を受けており、このエクゾディアももしかしたら、バトルシティ編で登場したグールズの1人であるレアハンター絡みで再度強化される日が来るかもしれませんね。
こんな特殊な性質を持つモンスターですが意外と場に出て戦う気概もあるらしく、真DMやDM4では普通に使用デュエリストの主力モンスターとして襲いかかってきます。
黒魔女ディアベルスター
Normal
▶︎ デッキ
9 JP001 黒魔女ディアベルスター 制限
12期における「罪宝」と「スネークアイ」のストーリーから誕生した、《青眼の白龍》をイメージしたステータスやカード名を持つ《蛇眼の炎龍》に対し、こちらは《ブラック・マジシャン》をイメージしたようなステータスを持つモンスター。
相手に依存しない優れた自己SS能力を持ち、出現と同時にデッキから罪宝魔法罠カード1枚をセットできる。
現状はそれらの多くが速攻魔法や罠カードなのですぐに利用できないものが多いのは欠点ですが、一定条件下では相手ターンに自身の効果で墓地から特殊召喚することもでき、当然その際にもデッキから罪宝をセットすることができるため、そうすればこの欠点もある程度解消される。
現状でも展開・妨害札の両方がデッキからセットする選択肢としてある上に、既にこのカード自体にも《“罪宝狩りの悪魔”》という専用のサーチ手段も存在しており、今後の強化という確定している輝く未来が待つモンスターの下地としては、《ヴィサス=スタフロスト》に負けないくらい出来が良いと思います。
このカードの登場で前弾となるパックで先行していた《反逆の罪宝-スネークアイ》は単なる汎用除去魔法の域から脱することになり、通常魔法なのでこのカードの効果でセットしたターンでも使えるカードとしての価値も生まれました。
蛇眼の炎燐
Normal
▶︎ デッキ
10 JP002 蛇眼の炎燐 制限
最初の後続となる「スネークアイ」下級モンスターで、最初の3体と違ってカード名が漢字表記になっている。
またこのカードの登場により「スネークアイ」魔法罠カードもテーマネームがある意味を持つようになりました。
召喚誘発効果でテーマ魔法罠カードをサーチできるので、この効果で《原罪宝-スネークアイ》を持ってきて自身を墓地に送ってそれを発動することで、このカード1枚から《スネークアイ・エクセル》をはじめとする様々な初動札となるレベル1の炎属性モンスターをリクルートしながら、このカード自身も含む墓地の炎属性モンスターを永続魔法化することができる。
普通にNSしてサーチ効果を使っても良いのですが、《火天獣-キャンドル》や《オルターガイスト・マルウィスプ》と同様の自己SS能力を持つことから、《篝火》などでサーチすることで召喚権すら使わずにこれを実行してしまえます。
そういうわけで、レベル1の炎属性モンスターに重要な役割を果たすモンスターなどが存在するデッキで、特に召喚権はテーマのモンスターの方に充てたいという場合は《篝火》と《原罪宝-スネークアイ》と合わせて採用する価値もあるでしょう。
現時点のサーチ先となる「スネークアイ」魔法罠カードだけでもほとんど1体で完結しているにも関わらず、今後もサーチ対象が増えていくとなればそれはもう強いとしか言いようがない。
ただ《原罪宝-スネークアイ》と別ベクトルであっても、それと比肩するようなサーチ先となるカードが果たして今後出てくるのだろうかという疑問はありますね。
炎王神 ガルドニクス・エタニティ
Normal
▶︎ デッキ
8 JP003 炎王神 ガルドニクス・エタニティ 
炎族や炎属性モンスターの強化イヤーとなった2023年に「ドラゴニック・レギオンR」をスルーし、「海皇R」と順番を前後して発売された「炎王R」の拡張パックに収録された「炎王」にとって初となるEXモンスターであるランク8Xモンスター。
これまで炎王の面々が属していたトライブリゲートの3種族ではなく、このカードは炎族のモンスターとなっている。
効果はいずれも破壊に関係する3つの能力となっており、炎王の特徴でもある自身や他の炎王モンスターの被破壊によって誘発する効果を発動するためのセルフ破壊にも繋がる。
X召喚時には自身以外の場のモンスターを全て効果破壊でき、さらにX素材を消費した効果で魔法罠カードを砕きながらパワーアップするため、直接攻撃を通しやすく、X召喚時の効果を耐えられるモンスターも倒しやすい。
さらにX素材を持っている状態で破壊されるとその数まで墓地の炎王モンスターを蘇生できるリカバリ能力もあり、攻撃後のバトルフェイズに他の効果でセルフ破壊すれば蘇生したモンスターで続けて攻撃が可能で、蘇生対象となるモンスターにはX素材に用いていた最上級炎王以外に、破壊され墓地に送られたこのモンスター自身も選択できる。
全体除去効果はX召喚でしか誘発せず、X素材のないこのカードは発揮できる能力が何もありませんが、攻撃力は3000と高いので戦闘要員としては十分でしょう。
自分自身をセルフ破壊する手段を持たないことを除けば全ての効果が自己完結しており、2体以上素材でフリー素材なので、《王の棺》関連の【ホルス】などのレベル8モンスターを場に並べられるデッキでは汎用ランク8Xモンスターとして使用することもできますね。
真炎王 ポニクス
Normal
▶︎ デッキ
10 JP004 真炎王 ポニクス 
炎王炎環》のイラストに描かれていた詳細不明なモンスターを満を持してOCG化したもので、炎王Rに収録されるカードの中で最後に公開された新規カード。
炎王獣 バロン》のような遅効性のものではなく即座に「炎王」魔法罠カードにアクセスできる手段を強く望まれていましたが、それが見事に叶う形となりました。
サーチ手段は召喚誘発効果となっており、その効果で《炎王の聖域》をサーチし、聖域で《炎王の孤島》を場に出して孤島でこのカードを破壊すれば、間接的に「炎王」モンスターもサーチすることができ、さらに自身の効果で次のスタンバイフェイズに墓地から自己サルベージされるため、繰り返しこの効果を使うことが可能となっている。
それでいて自分の炎属性モンスターが被破壊されることで誘発する自己SS能力まで持っているので、他力が必要になるものの召喚権を残したまま効果を使用したり、お互いのターンで効果を使うこともでき、《聖炎王 ガルドニクス》と同じ被効果破壊の処理後に発動できる「場合の任意効果」なので、炎属性モンスターの効果破壊とこのカードのサーチやサルベージ・バウンスが同一チェーン上で行われている場合でもこの自己SS効果を発動できます。
そしてレベル1の炎属性モンスターということで、このカードも《“罪宝狩りの悪魔”》→《黒魔女ディアベルスター》→《原罪宝-スネークアイ》と繋ぐことで容易くリクルートできてしまうという超待遇。
相手ターンに《炎王神 ガルドニクス・エタニティ》をX召喚する動きがこのカード1枚からできるという【炎王】の初動としてこの上ないカードであり、3投が確定的なまさしく「新規」と呼ぶに相応しいカードと言えますね。
ナイトメア・ペイン
Normal
▶︎ デッキ
7 JP005 ナイトメア・ペイン 
自分の手札か場の闇属性モンスターをセルフ破壊することで《ユベル》または同名カードを除くその関連カード全てにアクセスできる永続魔法。
スピリット・オブ・ユベル》と相互にサーチ可能であり、こちらが先行している場合は初動札となる《サクリファイス・D・ロータス》もアクセス先として優先度が高くなる。
セルフ破壊できるカードが限定されているのがネックですが、初動を厚くできるカードでかつ手札のモンスターも爆破できるので召喚権を渡す必要もなく、『ユベル』モンスターが持つ被破壊誘発のトリガーも引くことができるし、出てきた『ユベル』モンスターを戦闘面でサポートする2つの効果も備わっている。
それぞれの効果がテーマカードとシナジーのあるよく出来たカードだと思いますが、捉えようによっては毎自ターンに使える名称ターン1のよくある単なるテーマサーチ札にいちいち有効なワンペアであることを要求されるセルフ破壊が必要なカードでもあり、必ず1枚のディスアドバンテージを噛ませる必要があるという点では、同じパックに収録された《粛声なる結界》に比べるとなあと思ってしまうところはありますね。
幻奏の音姫スペクタキュラー・バッハ
Normal
▶︎ デッキ
10 JP006 幻奏の音姫スペクタキュラー・バッハ 
第12期に登場した9期産のテーマの1つである「幻奏」の新規カードとなる融合モンスターの1体で「幻奏」ギミックを出張させる際に一緒にEXデッキに入るカード。
基本的に《オスティナート》または《幻奏の歌姫ルフラン》によってサーチした《幻奏の歌姫クープレ》がP効果によってサーチした《幻奏協奏曲》によりカード1枚から融合召喚されることになります。
その効果は特殊召喚誘発の「幻奏」モンスター1体のリクルート、墓地に送られることで誘発する墓地の同名カード以外の「幻奏」モンスター1体の蘇生というもので、これに発動前後の特殊召喚先の縛りが一切ないというのがとにかく強いカードです。
純粋な【幻奏】なら《幻奏の華楽聖ブルーム・ハーモニスト》の存在もあって制約の有無はそれほど気にする必要がない要素ですが、「幻奏」ギミックを出張させた【覇王幻奏】などではこのカードがリクルートしてきた「幻奏」Pモンスターを《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》などのL素材にも使えてしまうし、このカード自身も融合・L素材に利用すると蘇生効果で展開に繋がって美味しく、《覇王門の魔術師》や《アストログラフ・マジシャン》と同じレベル7なのでその気になれば《オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン》のX素材などにも利用できてしまう。
リクルート・蘇生共に2枚目以降のルフランとクープレも普通に選択できるため、出張採用する場合はメインデッキの「幻奏」モンスターはルフランとクープレ以外採用する必要ないというのもかなり都合が良いです。
なお2の効果に関して、自身の1の効果にチェーンして《エフェクト・ヴェーラー》や《無限泡影》を発動された場合、自身の持つ「発動した効果は無効化されない」という2の永続効果が無効になってしまうため、結果的に1の誘発効果も無効にされてしまうので勘違いしないように気をつけたい。
燦幻超龍トランセンド・ドラギオン
Normal
▶︎ デッキ
6 JP007 燦幻超龍トランセンド・ドラギオン 
6期産の《トライデント・ドラギオン》が12期にリメイクされた姿となるSモンスターで、守備力以外の基本ステータスだけでなく、S素材の縛りまでもが完全一致している。
S召喚した自分のターンに勝利することが至上命題となる非常に攻撃的な能力を持つあちらに対して、こちらはS召喚誘発効果で場のモンスターを全員起こし、相手のバトルフェイズ時の効果の発動を全て封じながら攻撃を強制させ、迎撃によって相手モンスターを全滅させるというデザインになっている。
この時相手が3回以上攻撃を行っている場合、メインフェイズ2でこのカードを処理して再展開しようとしたりセットカードを出してエンドしようとしても、このカードとこのカードを出すために経由した《燦幻昇龍バイデント・ドラギオン》が墓地から復活して、それに連なる除去効果が相手の盤面のカードに襲いかかるという流れになる。
【天盃龍】のバトルフェイズにおける展開を行う場合、最終的に出すSモンスターは自分のターンなら原種ドラギオン、相手ターンならこのカードを選択することになるでしょう。
しかし攻撃を強要するとは言ってもこのカードの攻撃力は3000程度で戦闘破壊耐性もないので、相手の場に1体でもこれを超えるモンスターがいると全迎撃ができなくなってしまう。
天盃龍ファドラ》が一緒に出ていればこのカードより強いモンスターが相手の場に出ていても倒されることはありませんが、そうなると攻撃対象がファドラに向かうため迎撃できる可能性は下がります。
バイデントの蘇生効果発動後の制約下でも他に選べるレベル10ドラゴンSモンスターは一応存在するため、相手ターンに【天盃龍】による展開を行う場合でも最優先で出すべきモンスターとは言えないかもしれません。
ただ実のところ先攻1ターン目以外で《天盃龍パイドラ》からの展開を行った場合、パイドラか《天盃龍チュンドラ》が戦闘破壊されずに攻撃を行うことができるなら、バイデントの自己蘇生効果も噛ませることで自分バトルフェイズに原種ドラギオンとこのカードを同時に並べることができ、原種ドラギオンのS召喚誘発効果でこのカードと《盃満ちる燦幻荘》を壊して、墓地のこのカードを自己蘇生して場のカード1枚を除去+相手の効果の発動をクローズしながら攻撃力6000の原種ドラギオンで3回攻撃+このカードで攻撃という超パワープレイも可能なので、要らないカードかと言われたら全くそんなことはなかったりします。
燦幻開門
Normal
▶︎ デッキ
10 JP008 燦幻開門 準制限
炎ドラゴンの下級モンスターのサーチかレベル制限のない炎ドラゴンの手札からの展開を選べる「燦幻」ネームを持つ魔法カード。
サーチ先にテーマの最重要カードである《盃満ちる燦幻荘》を持ってこられる《天盃龍パイドラ》が存在するため、このカードの重要性も高い。
発動に名称ターン1がありますが、速攻魔法なので相手ターンでも発動できるため、ダブってももう片方は伏せておけばスムーズに発動ができる。
またバトルフェイズに発動するとサーチと展開を両方選ぶことができ、サーチしてきた下級炎ドラゴンをそのまま展開することが可能となります。
天盃龍の面々はバトルフェイズ中にフリチェでS召喚ができる効果を持つため、この効果で特殊召喚した《天盃龍ファドラ》と蘇生した《天盃龍チュンドラ》でレベル7のS召喚ができ、同じ炎ドラゴンなら《燦幻昇龍バイデント・ドラギオン》や《ブラック・ローズ・ドラゴン》などに繋げられる。
なお「天盃龍」モンスター以外の炎ドラゴンの下級モンスターですが、《仮面竜》がマシな方だと思うくらいには碌なモンスターがいないので忘れて良いでしょう。
冥骸王-メメントラン・テクトリカ
Normal
▶︎ デッキ
9 JP009 冥骸王-メメントラン・テクトリカ 
前回のレギュラーパックで初登場となった「メメント」のEXデッキのモンスターであり融合モンスターである《メメント・ツイン・ドラゴン》に続く形で登場した「メメント」融合モンスター。
種族はまさかの幻想魔族で、一応ウジャト眼の意匠も見られますがさすがに共通効果の戦闘破壊耐性は持たない種族だけが幻想魔族のモンスターとなっており、カード名がより融合モンスターっぽい《冥骸合竜-メメントラル・テクトリカ》の方が元となるメインデッキの効果モンスターというのが字面だけ見るとちょっと分かり辛い。
融合素材は《メメント・ツイン・ドラゴン》から素材が1つ増えて「メメント」モンスター3体という結構重い内容になっていますが、《冥骸融合-メメント・フュージョン》の存在もあってある程度デッキが回っていれば融合召喚することは容易でしょう。
そして持っている効果は融合召喚誘発のデッキ・EXデッキからの「メメント」カード3枚の墓地送り、お互いのターンに完全フリチェで使える盤面への除去効果、自身を墓地から除外することで【メメント】における継戦の要となる《冥骸府-メメントラン》のサーチという、3つ全てがアドバンテージを意識した非常に優れたものが揃っている。
特に相手ターンに使える除去効果は、相手ターンにこのカードを融合召喚できる《メメント・スリーピィ》や《冥骸融合-メメント・フュージョン》にとって大変価値があるもので、融合召喚誘発効果で稼げる墓地アドバンテージの数も素晴らしく、後続の新規カードで今後の発展も見込めるだけでなく打点も3000あるという「殴れる中継モンスター」という感じのイカしたモンスターです。
なおEXデッキからの墓地送りは同名カードも選択可能なので、墓地効果によるサーチが目当ての場合でも複数採用することでより使いやすくなるでしょう。
背信聖徒シルヴィア
Normal
▶︎ デッキ
9 JP010 背信聖徒シルヴィア 
今回のレギュラーパックで登場した新たな「罪宝」ストーリー関連の幻想魔族・闇属性の融合モンスター群「アザミナ」に属する融合モンスターの1体で《白き森のシルヴィ》が変化したものと思われるカード。
一応融合素材となるモンスター2体が書かれてはいますが、これらのモンスターは基本的に「アザミナ」魔法罠カードの効果によって1枚または2枚の「罪宝」カード、評価時点では全て魔法か罠カードとなるカードを利用して融合召喚することになります。
融合召喚の手法が特殊な分持っている効果はいずれもシンプルで、同名カード以外のテーマモンスターが相手に与える戦闘ダメージが倍化、自身をリリースして発動できる相手の効果へのパーフェクトカウンター、被破壊時の「罪宝」罠カード1枚とサーチというスッキリとしたものになっている。
パーフェクトカウンターは無効するだけで破壊や除外はしないため一見パワーは低めに見えますが、このカードは《黒魔女ディアベルスター》から持ってきた《罪宝の欺き》でサーチした《聖なる薊花》または《アザミナ・オフェイレーテス》を用いれば、欺きでディアベルスターをリリースし、薊花などで欺きを墓地に送ることで、実質的に《黒魔女ディアベルスター》1体から融合召喚できてしまうことに大きな値打ちがあり、この間特殊召喚に関する縛りが何一つ課せられないことから、評価時点で禁止カードに指定されている《流離のグリフォンライダー》と同じような感覚で様々なデッキで1妨害や《原始生命態ニビル》などへのケアとして使えてしまうのが最大の強みであると言えるでしょう。
告死聖徒ルシエラーゴ
Normal
▶︎ デッキ
8 JP011 告死聖徒ルシエラーゴ 
今回のレギュラーパックで登場した新たな「罪宝」ストーリー関連の幻想魔族・闇属性の融合モンスター群「アザミナ」に属する融合モンスターの1体で《白き森のルシア》が変化したものと思われるカード。
効果は融合召喚誘発の「罪宝」または「アザミナ」カード1枚をサーチする効果、場のテーマモンスターの数に比例した全体弱化効果、被破壊時の「罪宝」魔法カード1枚とサーチという内容になっている。
とりあえず融合召喚するだけでも現状で不足しているカード1枚にアクセスすることができ、特に《罪宝の欺き》はこのカードと同じく「アザミナ」カードをサーチする効果が設定された永続魔法なので、早い段階であちらを引き寄せておくことでその後の展開がよりスムーズなものとなります。
背信聖徒シルヴィア》と違って最終盤面に設置しておく価値が全体弱化能力くらいにしかないのは微妙ですが、展開の中継役として【アザミナ】には欠かせないモンスターと言えるでしょう。
海皇龍神 ポセイドラ・アビス
Normal
▶︎ デッキ
7 JP012 海皇龍神 ポセイドラ・アビス 
12期のレギュラーパックで登場した「海皇」では初となるXモンスターで、昨年発売されたストラクチャーデッキである「炎王R」にて《炎王神獣 ガルドニクス》のXモンスター版として登場した《炎王神 ガルドニクス・エタニティ》と同じく《海皇龍 ポセイドラ》のXモンスター版となるカード。
相変わらず「3」という数字に拘っているご様子で、まともにX召喚すると3体のモンスターを要求されますが、「海皇」Xモンスターまたは「水精鱗」Xモンスターに重ねてX召喚することもできるので、《水精鱗-ガイオアビス》に重ねてX召喚することで実質的に2体素材でX召喚することが可能です。
「海皇」Xモンスターは評価時点ではこのカードしか存在していませんが、同名カードに重ねてX召喚することも可能であり、自身の1のバウンス効果には名称ターン1が設定されていないので、このカードに別なこのカードを重ねてX召喚することで、それぞれが自身のX素材2つを引き換えにした効果を使えば相手の場のカードを最大で6枚バウンスすることが可能となります。
しかし重ねてX召喚することによる特殊召喚に名称ターン1があるため、同一ターンにこれを行う場合は1体目のこのカードは正規手順でX召喚するか、他の方法で特殊召喚した後に何らかの効果でこのカードにX素材を3つ補充してやる必要があります。
持っている能力は上記の通り相手の場のカードを対象を取らずに3枚までバウンスするという強力な捲り効果となっており、コストとして手札のみならずデッキにも触れる墓地送りができるので「海皇」モンスターが持つ誘発効果の発動条件も満たすことができる。
2の効果は自身をL素材として墓地に送った場合でも発動できるので、1の効果で盤面を綺麗にした後そこから展開した3体のモンスターでさらなるEX展開を行うのも良いでしょう。
捲り札として耐性貫通力が高く除去枚数も多い非常に強力な効果を持つ反面、相手ターンに動ける効果は持っておらず、出す過程でEXデッキからの特殊召喚が水属性に縛られてしまう可能性が高いのが難点といったところで、それほど通りやすいわけでもない捲りからのフィニッシャーとして設計された割には殺意が弱いなあと感じるモンスターですね。
そして何よりも今回レギュラーパックにこれら「海皇」及び「水精鱗」関連の新規カード5枚が収録されたことで、まさかのストラクチャーデッキ「海皇R」の発売がほぼなくなったというのがさすがに少しショックです。
同じようなことは「烈風の覇者R」が発売されなかった「シムルグ」でも起こりましたが、今回の場合は公式設定で「海皇」のライバルとされている「炎王」のストラクチャーデッキとなる「炎王R」が前年2023年に発売されて環境級の強さにまでなっているので、環境級かどうかはともかくこの流れで2024年に「海皇R」がこないというのは悪い冗談としか言いようがない。
6 JP013 皇たる水精鱗-ネプトアビス 
12期のレギュラーパックで登場した《海皇子 ネプトアビス》の派生モンスターとなるリンク3の「水精鱗」Lモンスターで、「海皇」や「水精鱗」に属する種族のモンスター2体以上でL召喚できる。
その効果はリンク先の水属性モンスターに相手の効果への対象耐性の付与、「海皇」的な発動条件で「水精鱗」専用の装備魔法である「アビス」装備魔法をサーチ・サルベージするか自身に装備する効果、相手依存の発動条件で「海皇」または「水精鱗」モンスター1体をサーチする効果となっている。
このカードと同時に登場した《アビスティング-トリアイナ》には展開効果が備わっているため、そちらをサーチして発動することで自身と展開したモンスターとでそのままリンク4に繋ぐことが可能となります。
しかし何と言うかいずれの効果も元があの《海皇子 ネプトアビス》の割には随分と控え目だなあという印象で、肝心の「アビス」装備魔法の性能は新規カードである《アビスティング-トリアイナ》も含めて微妙だなと感じるし自身のサーチ効果の発動条件も良くないし、このカードをL召喚する際に《海皇精 アビスライン》や《水精鱗の深影隊》の効果を使っていると、EX展開が水属性で縛られるので《世海龍ジーランティス》とかくらいしか出せなくなってしまうのもかなりイマイチだと感じます。
ライゼオル・デッドネーダー
Normal
▶︎ デッキ
10 JP014 ライゼオル・デッドネーダー 
DBPで登場した2体の「ライゼオル」ランク4Xモンスターのうち炎族・光属性側のカード。
あちらと同じく蘇生にも対応したSS誘発効果で墓地の「ライゼオル」モンスター1体を自身のX素材とする能力を持っていますが、このカードは2と3の効果の両方がX素材1つで使用できる効果という点で《ライゼオル・デュオドライブ》よりも優れていると言えます。
またあちらはフリー素材で2体素材のXモンスターであるのに対してこちらには「ライゼオル」レベル4モンスター2体という縛りがありますが、【ライゼオル】ではほぼ気にする必要がない上にその攻撃力はデメリットのない2体素材のランク4Xモンスターとしては破格の3000打点となっています。
持っている能力は2の相手の効果の発動に反応して、X素材1つと引き換えに場のカード1枚を破壊するという、対象を取る代わりに場のどのカードでも破壊できるという《幽鬼うさぎ》の相互互換となる効果で、相手ターンにおける妨害としては上手く機能しない場合もあるそれなりの効果ですが、モンスター側に妨害持ちが乏しい【ライゼオル】にとっては大変貴重な効果であり、この効果にはターン1が設定されていないので自身のX素材が続く限り使用できるのも強いです。
3の身代わり効果には名称ターン1が設定されていますが、自身や「ライゼオル」Xモンスターだけでなく、他の汎用ランク4Xモンスターも破壊から守ることができる優れた能力となります。
いやあ9期に【テラナイト】が登場した際にも【ガジェット】との比較で大きな衝撃を受けたものでしたが、【ライゼオル】はそれをも凌ぐ、まさしく12期水準のランク4Xテーマという感じですね。
ライゼオル・クロス
Normal
▶︎ デッキ
8 JP015 ライゼオル・クロス 
「ライゼオル」ネームを持つフィールド魔法で、テーマのホームグラウンドとしてよくある発動時サーチなどでアドバンテージを稼いだりデッキを回転させるようなものではなく、テーマの妨害札としての役割が大きいという珍しいカードです。
相手が発動したモンスター効果のうちから任意のものをその効果処理時において自分の場の「ライゼオル」XモンスターのX素材1つと引き換えに無効にするというもので、発動を伴わない効果によって無効にするためチェーンクローズされた効果に対しても有効であり、上から叩かれる心配もないという極めて優れた内容となっている。
2の効果もデッキのリソースを回復しながら1ドローできるという無難に便利な効果であり、同じDBPに収録された他の2テーマに渡されたフィールド魔法と比べると格段に劣るカードパワーではありますが、テーマ内での妨害がやや手薄な【ライゼオル】にとっては価値の高いカードであることは間違いないでしょう。
1の効果は既に自分の場に存在するXモンスターと同名とXモンスターをX召喚できなくなるデメリット効果となりますが、《ライゼオル・プラグイン》による蘇生・帰還などのX召喚以外の特殊召喚は制限されないことは覚えておきたい。
8 JP016 M∀LICE<Q>HEARTS OF CRYPTER 
DBPで登場した3体のリンク3の「M∀LICE」Lモンスターの1体となるカードで、他の2体が2体以上指定ですがこのカードのみ3体指定となっている。
このカードの帰還時の固有効果は攻撃力が倍になるというもので、その効果によって攻撃力は5000となり、これに《M∀LICE IN UNDERGROUND》の2の効果も乗っかると攻撃力は8000になるという、オシャレな見た目や設定とは裏腹にテーマの脳筋エースというべき存在でもあります。
しかも単なる力自慢ではなく、自分の除外状態の「M∀LICE」カード1枚をデッキに戻すことで、場のカード1枚に対して対象を取らない除外による除去をお互いのターンに完全フリチェで使えるという優れた盤面干渉能力まで備えている。
テーマのエースとして攻防に渡って十分過ぎるほどの適格を持つカードであることに疑いの余地はありませんが、必ず3体のL素材を要求する以上、共通の帰還効果を持つ「M∀LICE」モンスター群の展開力をもってしても相応の重さであることだけは理解しておきたい。
M∀LICE<C>GWC-06
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▶︎ デッキ
7 JP017 M∀LICE<C>GWC-06 
「M∀LICE」ネームを持つ3枚の通常罠カードの1枚となるカード。
このカードは固有効果部分がテーマモンスター1体の蘇生または帰還となっており、自分の場に「M∀LICE」Lモンスターが存在していればこの効果で特殊召喚したモンスターの元々の攻撃力分自分のLPを回復するという追加効果を発揮します。
メイン効果が単独で初動にならず、追加効果も妨害や数的アドバンテージにならないという、かなり分かりやすく微妙と微妙を合わせた内容という感じで、3種類の「M∀LICE」罠カードの中では最も事故要因になる可能性が高いです。
とはいえ《M∀LICE IN UNDERGROUND》の2の効果を適用するためには必要なカードであり、《M∀LICE<P>White Rabbit》や《M∀LICE<Q>WHITE BINDER》の効果で必要な時に持ってくるか、《M∀LICE<P>Cheshire Cat》や《M∀LICE IN UNDERGROUND》で直接除外してしまえば済む話なのでそれほど気にする必要もなさそうです。
白き乙女
Normal
▶︎ デッキ
10 JP018 白き乙女 
第12期に発売された青眼ストラクの新規カードの1枚で、《青き眼の乙女》のリメイクモンスターとなるカード。
これまでは《永遠の魂》の模造品のような扱いだった《真の光》を自身を手札から墓地に送ることでも発動できる1の効果によってデッキから直に表側表示で設置することができ、そこから同じく新規カードとして収録された《青き眼の祈り》や《青眼龍轟臨》を駆使することで、自身の2と3の効果も全て活かしながら【ブルーアイズ】における1枚初動になることができる。
青き眼の祈り》を発動するための何らかの手札コスト1枚こそ必要になりますが、11期以降はもはやテーマの標準装備になりつつある1枚初動が遂に【ブルーアイズ】にまで及んできたかという感じですね。
ブルーアイズ・タイラント・ドラゴン
Normal
▶︎ デッキ
7 JP019 ブルーアイズ・タイラント・ドラゴン 
クリティウスの牙》の効果によってのみ特殊召喚できる《タイラント・バースト・ドラゴン》を自身の効果によって《青眼の白龍》の装備カードとし、それをリリースすることを想定した大掛かりで特別な特殊召喚条件を持つ融合モンスターですが、場の《ブラック・マジシャン》に《ティマイオスの眼》を使うだけで出せる《呪符竜》とはさすがに勝手が違いすぎるし、テキストに書かれた融合素材2体で普通に融合召喚もできるので基本的にはそちらで出していく感じになる融合モンスター。
3400打点から相手モンスターに全体攻撃を繰り出すことができ、罠カードに対する完全耐性を持つためそれらのカードで攻撃・効果を無効にされたり、ステータスを下げられたり縛られたり除去されることもなく、さらに戦闘を行ったダメステ終了時に墓地の罠カード1枚をその何でもセットできる能力によって数的アドバンテージを稼ぎながら妨害を構え直すことまでできてしまう。
罠カードに対する完全耐性は自分の罠カードによる除去効果やマイナス症状も受け付けないので、このカードを主軸に据える場合はそういった罠カードをこのカードの効果で再利用する罠カードとしても組み込みやすい。
青眼2体で融合召喚を行う場合は同時に《青眼の双爆裂龍》も融合召喚することが可能であり、あちらは自身より攻撃力が高いモンスターに対しても耐性貫通力の高い効果で対抗できることからモンスターに対してはあちらの方がかなり強いですが、こちらは全体攻撃効果によって自身より攻撃力が低い3体以上のモンスターを殲滅することができる点や耐性効果によって《スキルドレイン》や《無限泡影》の影響を受けにくい点で優れています。
またこちらは融合素材の片割れがドラゴン族なら何でもいけるので、ドラゴン族でもある《竜魔導の守護者》の召喚誘発効果で持ってきた融合召喚効果を持つ「融合」「フュージョン」通常魔法と、起動効果でセット状態で蘇生した青眼を用いて融合召喚することも可能となっています。
青眼の究極霊竜
Normal
▶︎ デッキ
9 JP020 青眼の究極霊竜 
第12期に発売された青眼ストラクの新規カードの1枚で、【ブルーアイズ】では待望の相手ターンでの圧力となる効果を携えたレベル12の「ブルーアイズ」Sモンスターとなり、テーマのSモンスターとして先行していた《青眼の精霊龍》がまさかの究極竜化を果たしたカード。
S素材指定は最近のカードとしては珍しいかなり難解なものになっているため【ブルーアイズ】においては《青眼の精霊龍》の3の効果によるEXデッキからの特殊召喚を狙うのが主になり、守備表示で特殊召喚されますがこのカードは守備力が高く制圧能力も持っており、エンドフェイズに発生する自壊デメリットも自身の3の効果に繋がるので無駄になりません。
その制圧能力というのも毎ターン場で発動した効果を何でも無効にした上で自身の打点を一時的に1000上げるという、禁止カードの《超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ》を能力を意識してそれを少しマイルドに調整したような質の高いものであり、《青眼の精霊龍》の効果で特殊召喚すると自壊してしまうので継続的な圧力にはならないものの、やはり相手ターンに特殊召喚する価値は高いです。
また新たなレベル12のドラゴン族Sモンスターということで《赤き竜》の効果でEXデッキから特殊召喚するSモンスターの選択肢にもなりそうですね。




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