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HOME > コンプリートカード評価一覧 > LEGENDARY GOLD BOX コンプリートカード評価(みめっとさん)

LEGENDARY GOLD BOX コンプリートカード評価

遊戯王アイコン みめっと 」さんのコンプリートカード評価


レアリティ 評価 番号 カード名
ブラック・マジシャン
Normal
▶︎ デッキ
8 JPS01 ブラック・マジシャン 
原作において遊戯が使用する永遠にして絶対的エースモンスターであり、OCGのみならず遊戯王という作品そのものの顔の1つと言える魔法使い族の最上級通常モンスター。
割と中性的な顔立ちで、EX版など見ようによっては女性のように見えるイラストのものもあったり。
闇魔法使い族の最上級通常モンスターとしては、レベルこそ異なりますが第1期時点でも《コスモクイーン》というより高い攻守を持つモンスターが存在しており、《マジシャン・オブ・ブラックカオス》になってもまだ宇宙を統治する女王には及びません。
これは《青眼の白龍》と遜色ないステータスを持ち、どういうわけか儀式モンスターにならなかった《コスモクイーン》の方を讃えるべきですかね?
しかしこちらには数々の良質な専用のサポートカードが大量に存在しているだけでなく、禁止カードとなった《超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ》も含めて様々な融合モンスターの名称指定の融合素材にもなっており、派生モンスターとなる存在も数しれず。
場や墓地でブラマジ扱いになる同じステータスを持つ効果モンスターがいるから手札・デッキでも名称指定の効果を受けられることと通常モンスターであることだけが差別化点というこのモンスターは別にもうデッキから抜いてもいいよね、となってしまうようなカードは評価時点では出てきておらず、専用サポート効果の指定する領域も含めてその辺りはちゃんと配慮されているのもいいですね。
現在では最上級通常モンスターとしてはお世辞にも高いとは言えない攻守ですが、その独自性でこのモンスターと比肩するバニラ魔法使い族を今後2つと見ることはないでしょう。
原作でもメインで活躍した人気モンスターということでイラスト違いも多数存在するカードですが、個人的にはやはり最初期のちょっと変わったポーズしてるやつが至高ですね。
これまた個人的な話になりますが、私はブラックマジシャン使いの遊戯よりもブラックマジシャンデッキ使いのパンドラを推したいので、パンドラの使用した「悪いブラマジ」をイメージした絵柄のカードももっと出して欲しいなと思っております。
青眼の白龍
Normal
▶︎ デッキ
9 JPS02 青眼の白龍 
大会限定商品の特別仕様の《カオス・ソルジャー》を除けば、通常モンスターとして未だその攻撃力に並ぶ者はなし。
バンダイ版時代からのデュエリストたちの永遠の憧れのカード、遊戯王そのものを象徴する最強のドラゴン族モンスターがこちらです。
見ようによっては頭部が異常発達したエイリアンとかスカルドラゴン的な骨身のモンスターにもみえるんですが、いやぁこれが不思議とめっちゃカッコイイんですよねえ。
独自の良質なサポートカードをいくつも有しつつも未だ最強の座を譲る気はなく、通常モンスターの攻撃力3000ラインは遊戯王OCGにおいては『絶対不可侵領域』となっています。
その一方でステータス合計値の方は《ゴギガ・ガガギゴ》や《ラビードラゴン》や《スパイラルドラゴン》など、より高い守備力を持つ最上級バニラにちょいちょい負けていたりも。
あえて青眼の神域を破壊する必要がなく、そんなことをしたところで基本的に誰も得しないという事情から、よほどのことがない限り攻撃力3000以上の通常モンスターが新たに登場することはないと言い切れるかと思いますが、それはそうとして守備力2200以上の下級通常モンスターが何故出てこないのかは不明。
真紅眼の黒竜
Normal
▶︎ デッキ
7 JPS03 真紅眼の黒竜 
原作の王国編において、竜崎が大金をはたいて買ったこのカードをデュエル中に急遽決まった『アンティ勝負』に勝利して譲り受けたという、そこに友情や青春のへったくれもあったものかといういきさつで城之内の『魂のカード』となったモンスター。
フレイバーテキストに「レアカード」であることが書かれていた通常モンスターの1体でもあり、それ故に後にテキストが変更されたモンスターでもあります。
そんな風なモンスターがよくもまあここまで立派に成長したものです、「エメラルドアイズ・ゴールドドラゴン」なんてオリカを妄想していたあの頃の記憶が蘇る…。
攻守合計値4400でレベル7の最上級モンスターというのは、《暗黒騎士ガイア》と並んで第1期の基準でもかなりの低水準(第1期のレベル7モンスターの攻守合計値は4300〜4900)であり、同じ最上級モンスターである《青眼の白龍》に遠く及ばないその性能から長らく残念な最上級モンスターとして扱われてきましたが、長い時間をかけてじっくりと強化が繰り返された結果、現在では青眼とも十分に差別化できるかけがえのない存在となりました。
長らくOCGでの登場が望まれていた原作・バンダイ版で使われていたイラストの真紅眼もこの度OCGで登場することになりましたが、私個人としましては、イラストもテキストもカードの仕様も、断然第1期のレギュラーパックに収録された初代OCG真紅眼のそれが好みです。
超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ
Ultra
▶︎ デッキ
10 JP001 超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ 禁止
ブラック・マジシャン》と《真紅眼の黒竜》という遊戯と城之内のエースモンスター2体が友情パワーで合体して生まれた、《黒炎の騎士-ブラック・フレア・ナイト-》や《ブラック・デーモンズ・ドラゴン》など問題にならない最強の融合モンスター。
効果破壊耐性と対象耐性をあわせ持つため、ほとんどのカードをこのモンスターの持つ無効効果の囮にできず、その無効効果はダメステでも使えるパーフェクトカウンター、おまけに無効にするとさらに攻撃力が上がるという《光と闇の竜》が憤死するレベルの効果、倒しきれずターンを渡すと対象を取らないダブルマグマックスがモンスターとプレイヤーに襲い掛かる。
これだけの性能でありながら《デビル・フランケン》や《やぶ蛇》などによる融合召喚以外の方法によるEXデッキからの直出しも可能で、蘇生制限を満たした後の墓地からの特殊召喚にも一切制限がかかっていないという始末である。
さらに《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》と《真紅眼融合》を併用することで、《真紅眼融合》の制約を踏み倒しながらデッキ融合でこのモンスターを融合召喚できるため、ブラマジ・レッドアイズ・《真紅眼融合》の3枚をデッキに入れるだけで制圧展開の〆として設置できてしまい、手打ちした《真紅眼融合》で1体だけ出てくるモンスターならまだ許容されたのかもしれませんが、これを制圧の添え物に設置されるのはさすがにストレスが半端ないです。
対処手段はいくつかありますが「壊獣」によるリリースや《超融合》や《冥王結界波》や《禁じられた一滴》で倒すのが比較的楽で、「伏せや他にモンスターがいない状態のドラグーン1体を倒すだけなら余裕」という話をよく聞くが、それは最初から対策済のデッキか、意識せずにメインからドラグーンに対して有効なカードが入るデッキに限られるでしょう。
高打点のマジェスペ耐性持ちのモンスターがパーフェクトカウンター能力を持っているというだけでもデッキによってはかなり重い存在ですが、これに《魔法族の里》や《虚無空間》まで一緒に出されると、いよいよ《ラーの翼神竜-球体形》くらいしか対処法がなくなってしまいます。
そういうわけで、このモンスターもアナコンダも《真紅眼融合》も全て制限カードに、最終的には《真紅眼融合》が解除されてこのモンスターとアナコンダが禁止カードになりました。
その過程で《儀式魔人リリーサー》に対しても禁止行きへのトドメの一撃を食らわせたり、明らかにこのモンスターの対象耐性&無効効果の攻略を意識した一滴というカードを世に送り出したりと、デュエルシーンに与えた影響は計り知れない。
何よりもこのモンスターを出すための出張セットが流行っていた時、手札に来てしまったブラマジやレッドアイズが多くのデュエリストたちからゴミ呼ばわりされるのは、事実であるとはいえあまり気分が良いものではなかったですね…。
どこかに特殊召喚する手段に関する弱いことが1つでも書かれていれば、耐性やパーフェクトカウンターやパンプアップの仕様をもう少しだけ欲張らなければ禁止は免れたのであろうか、今となっては全ては過去の話です。
ノーエラッタで禁止カードで解除されるには、最低でも《烙印融合》を何とかしなきゃなあというのが大方の見解のようですね…。
しかしまあステータスで劣るレッドアイズとの融合でさえこれだけのものを出してしまっては、いつか出てくるかもしれないブラマジ+《青眼の白龍》の融合モンスターはどんなぶっ飛んだ性能にしなきゃならんのだと開発陣の皆様の頭を悩ませそうですね。
ティマイオスの眼
Normal
▶︎ デッキ
7 JP002 ティマイオスの眼 
原作漫画にはなかったアニメオリジナルシリーズとなる「ドーマ編」において物語の核となったカードの1枚。
作中ではモンスターとこのカード自身が融合することで新たな融合モンスターを生み出すというカードでしたが、OCGでは合体相手が『ブラック・マジシャン』モンスター、具体的には《ブラック・マジシャン》と《ブラック・マジシャン・ガール》の2体に限定されました。
自分の場に存在する上記のモンスターのうち1体とこのカードのみで対象に指定したモンスターのカード名が融合素材として名称指定されている融合モンスターを融合召喚できるというもので、通常の《融合》よりもモンスター1体分の消費が少なくなり、対象がガールなら《竜騎士ブラック・マジシャン・ガール》か《超魔導師-ブラック・マジシャンズ》を、ブラマジなら評価時点では禁止カードである《超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ》を含む9種類もの融合モンスターを融合召喚することができる。
効果対象は『ブラック・マジシャン』モンスターを指定していますが、自身が名称指定の融合素材とした融合モンスターが存在しない《ブラック・マジシャンズ・ナイト》や《トゥーン・ブラック・マジシャン》は効果対象に指定できず、一方で《E・HERO プリズマー》など自身の効果でカード名をブラマジ扱いにできるモンスターは対象に指定でき、墓地送りと融合召喚も正常通り行われます。
よって本来この効果の対象外である《竜騎士ブラック・マジシャン》も、自身にカード名をブラマジ扱いする能力があるため効果対象にできるというちょっとややこしいことになっている。
また次なる問題として、このカードが指定するのはあくまで『ブラック・マジシャン』モンスターであって《ブラック・マジシャン》のカード名が記されたカードとしては扱われないため、《マジシャンズ・ロッド》などの専用のサーチカードによる恩恵を受けられず、『融合』『フュージョン』ネームもないため基本的にサーチが利かないというものもあります。
この辺りは「伝説の竜」か「ティマイオス」関係の後続の新規カードで改善されることを期待して、とりあえずは《真紅眼融合》と同様にドラグーンの禁止解除でも待つことにしましょうか。
真紅眼融合
Normal
▶︎ デッキ
7 JP003 真紅眼融合 
場や墓地の準備なしにデッキ融合を行えるこのカード、このカードを強く使う方法である《捕食植物ヴェルテ・アナコンダ》、その結果出てくるめっちゃ強い融合モンスターである《超魔導竜騎士-ドラグーン・オブ・レッドアイズ》の三者が核融合を起こした結果、1度は制限カードに指定されるまでの環境カードとなってしまった融合魔法。
デッキ融合の代償として発動後ではなく発動するターンの大きな展開制限がついており、レッドアイズ以外SSできない、と思いきやこのカード以外の方法であらゆるSSができないどころかセットを除くNSをすることすらできない。
これは先攻時にこのカードが止められるとモンスターゾーンをがら空きにすることを受け入れるということと同義であり、通った場合でもモンスター単騎でターンを相手に渡すことになるためそのリスクは非常に高いです。
デッキ融合という場や墓地に依存せず、カード1枚で墓地を肥やしながら大型モンスターを場に出すカードの制約として適正な調整ではあると思うのですが、環境レベルでの話になってくると、いくらなんでも過調整であり、故によほどのモンスターが出てくるんじゃなきゃまともには使わないというのがやはりというところになってしまうかと思います。
個人的にはドラグーンは単騎でもそれをするだけの価値が、つまり引いてきたこのカードを直に発動するだけの価値が十分にあったと考えております。
現在では後発のアナコンダとドラグーンは両方とも禁止カードとなってしまっているため、このカードはその後規制を解除されたことも含めて、登場当時と何ら変わらない元の鞘におさまったわけですが、これが果たしてこのカードやレッドアイズ使いのデュエリストにとって良かったのかどうかは定かではありません。
ドラグーンがこのまま禁止カードから出てこられないのであれば、ドラグーンほどではなくてもせめて相手ターンでもそれなりに固いか動ける新規融合モンスターくらいは欲しいところですね。
永遠の魂
Normal
▶︎ デッキ
7 JP004 永遠の魂 
お互いのターンに1回、フリチェで《ブラック・マジシャン》を蘇生できることに非常に価値のある永続罠カード。
手札からも特殊召喚できるため直引きのケアもできるのが優れていますが、デッキからは特殊召喚できず、できればもう1つ選べる効果として設定されているサーチ効果も活用したいところなのですが、どちらもブラマジが場にいないと発動すらできない魔法カードである上に現在では条件に対してそこまで強力なカードというわけでもないため、大きなアドバンテージを得られる可能性がある《黒・魔・導》を1枚入れるかどうかという程度で選ぶ機会はあまりなさそうです。
さらにこのカードが場にあれば自分のブラマジは相手の効果に対する完全耐性を獲得でき、ブラマジのステータス的にはそれほどの脅威にはならないことも多いですが、永続効果などの発動しない相手の効果も受けず、自分の効果は受けられるためそれによってステータスを上げたり耐性の穴を埋めることができるのでかなり優秀です。
しかし表側表示のこのカードが場から離れた瞬間にブラマジを含む自分の場のモンスターに全体除去が襲いかかってくるデメリットがあり、そうなれば当然このカードが狙われ、状況によっては大きなディスアドバンテージになってしまうのがやはりネックとなります。
発動する効果によるもので効果による破壊なので、厄介なデメリットではありますが回避・軽減のしようがあるのは救いと言えますね。
深淵の青眼龍
Ultra
▶︎ デッキ
6 JP005 深淵の青眼龍 
持っている3つのそれぞれ名称ターン1の効果全てが自分の場か墓地に《青眼の白龍》がいないと発動できないという珍しい仕様になっている「ブルーアイズ」モンスター。
そういうわけで常に事故が付きまとうカードであり、うまいこと《竜の霊廟》を引けていればその効果で青眼と《大河の白石》を墓地に送ることで、エンドフェイズに白石の効果でこのカードをリクルートすれば1と2の効果がそれぞれ誘発して2枚のカードをサーチできますが、そうしたところで既にエンドフェイズなのでそこから何かできるというわけでもありません。
青眼関連の儀式モンスターと融合モンスターの両方に繋がっていく効果ではありますが、発動条件の割には後攻1ターン目からの1キルも厳しく、相手ターンに動かないのに自分のターンですら動き切れていないパワーの低い効果が揃っていると感じてしまいます。
特にこの仕様で自己SS能力がないというのは正直何かの冗談としか思えない…。
白き霊龍
Normal
▶︎ デッキ
6 JP006 白き霊龍 
ルール上「ブルーアイズ」モンスターとして扱われる他、自身の効果によって手札と墓地では通常モンスターとして扱われるため《古のルール》や《銀龍の轟咆》などの一部の効果を受けることができ、《竜の霊廟》の追加効果も発生させることができる。
特に手札で通常モンスター扱いになるのはデュアルモンスターにも果たせなかった特異なポイントで、基本的には墓地で通常モンスターであることが重要で場で発揮できる効果が最初から解禁されてるならそれはもうデュアルモンスターでない方が良いに決まっているわけです。
しかし自己SS能力が備わっているわけではなく、持っている能力も召喚誘発で相手の場の魔法罠カード1枚を除外する「時〜できる」仕様の効果と一定条件下で自身をリリースすることで《青眼の白龍》1体を手札から特殊召喚できるという何とも言えない微妙な効果で、特殊召喚効果はお互いのターンにフリチェで使えるとは言え、直接攻撃による追撃に使えない発動条件でデッキや墓地からの特殊召喚でもなくアドバンテージにもあまり美味しくありません。
打点も3000から2500まで低下しており、他力ありきの事故要因的要素が強い割にはそれほど良い能力ではないという印象です。
青き眼の賢士
Normal
▶︎ デッキ
8 JP007 青き眼の賢士 
青眼の白龍》及び「ブルーアイズ」モンスター群の関連カード群であり、評価時点ではカード効果に指定されていない「青き眼」という共通のカード名を持つレベル1の光魔法使いチューナー群の1体。
見た目といい効果の内容といい初出がスーである点といい、全身が1枚初動または1枚初動に絡むカードであるかのような雰囲気を出していますが現時点では全くそんなことはないカード。
召喚誘発効果で《エフェクト・ヴェーラー》を取りに行ける、つまり1妨害になるから実質初動ですというのはこのカードの場合はちょっと無理があるでしょう。
このカードでサーチできる「青き眼」のレベル1光チューナーの新規カードが手札発動の有用な効果を持って出てくるか、このカードをサーチしながらこのカードの手札発動の効果で墓地に送られることで得をするモンスターが新たに出てくれば今後1枚初動化するかそれに絡む可能性はあるので、今年発売のブルーアイズストラクにはそういう新規に期待したい。
ただ召喚誘発のサーチ効果と自身を手札から捨てて発動する名称ターン1のリクルート効果なのでどっちみち誘発受けはそんなに良くないし、効果処理時に対象の効果モンスターを墓地に送るのでフリチェ除去にも普通に邪魔されてしまう。
青き眼の威光
Normal
▶︎ デッキ
7 JP008 青き眼の威光 
デッキから「ブルーアイズ」モンスターを墓地に送ることができる発動コストに、おまけで《しびれ薬》のハイパー版みたいな効果がついてくる速攻魔法。
ドラゴン族である「ブルーアイズ」モンスター群をデッキから墓地送りにする手段は他にも色々とありますが、こちらはコストでそれを実現できるため相手に妨害されにくく、攻撃制限効果も一度威光を受けたらこの世の終わりまでビビリあがるという後から消すことができない代物である上に速攻魔法なので相手のエース級モンスターの降臨に合わせて発動できるので案外悪くないと思います。
墓地肥やし手段としても防御札としても中途半端なカードではありますが、話にならないほど弱くはない。
E・HERO ネオス・クルーガー
Ultra
▶︎ デッキ
5 JP009 E・HERO ネオス・クルーガー 
ネオス・ワイズマン》の本来あるべき姿であった融合モンスター。
メインデッキの特殊召喚モンスターから「E・HERO」ネームを持つ名称指定の融合素材2体で融合召喚できる融合モンスターになったため各段に場に出しやすくなりました。
それでいて使いにくすぎるワイズマンを救済する効果もしっかり設定されていることに好感が持てます。
相変わらず融合素材となる2体には何のシナジーもなく、持っている効果もワイズマンと同じく《ユベル》的な何かという感じでそれほど優れたものではありません。
評価時点において《ユベル》を融合素材に指定する唯一の融合モンスターなので、【ユベル】において《E・HERO プリズマー》や《融合派兵》などでEXデッキから参照する用のカードにはなり得る存在です。
ネオス・ワイズマン
Normal
▶︎ デッキ
3 JP010 ネオス・ワイズマン 
アニメGXに登場したモンスターですが、OCG化された際に何故か融合モンスターからメインデッキの特殊召喚モンスターに改造され、モンスター効果を1つ奪われた不憫なカード。
メインデッキの特殊召喚モンスターになったことで《青天の霹靂》によって召喚条件を無視して出せるようになりましたが、残念ながら自身の効果にあちらのデメリットが直撃するので相性は最悪。
後に《E・HERO ネオス・クルーガー》が名称指定で特殊召喚を補助してくれるようになりましたが、その発動条件が相手の場にクルーガーの攻撃力以上となる3000打点以上のモンスターがいてナンボというそんなに良くない内容なのでやっぱり微妙なカードです。
ユベル
Normal
▶︎ デッキ
5 JP011 ユベル 
アニメ遊戯王GXにおいて、キャラクターとしても重要なポジションを務めた《ユベル》の「普段の姿」であり、カードとしてはその第一形態となるモンスター。
最上級モンスターでありながら自己SS能力はなく、攻守ともに0となっていますが、自身の効果により戦闘では破壊されず戦闘ダメージも受けない。
しかし進化するほど効果の質が上がるタイプのモンスターということで、さすがに第一形態となるこのカードは他の効果の条件が良くなく、相手から攻撃されないと効果が出ないにも関わらず、場に維持するためのコストが必要なので放置しておくことも難しい。
自身の効果以外による被破壊でトリガーが引かれて第二形態となる《ユベル-Das Abscheulich Ritter》に進化する効果も、戦闘で破壊されないため他の効果によって破壊する必要が出てきます。
後に《ネオス・ワイズマン》の召喚条件や《E・HERO ネオス・クルーガー》の融合素材に名称指定されることになり、さらに12期には関連カードの大幅な強化が行われ、それらの中には《サクリファイス・D・ロータス》や《エターナル・フェイバリット》などのこのカードを名称指定した効果も存在するため、単に迅速にセルフ破壊して第二形態に進化するためだけのカードではなくなりその価値も高くなりましたが、それだけに現代基準ではお世辞にも高いとはいえないこのカード本体の性能は気になるところです。
E・HERO ソリッドマン
Normal
▶︎ デッキ
7 JP012 E・HERO ソリッドマン 
VJの付録カードとして登場した、毎年のように精力的に数を増やしているように思えて実は滅多に出てこないメインデッキの「E・HERO」の下級モンスター。
召喚誘発効果で「HERO」下級モンスター1体を展開できる能力を持つテーマの《切り込み隊長》となるモンスターで、その効果により《E・HERO エアーマン》や《E・HERO シャドー・ミスト》の効果を誘発させることができる。
場から魔法カードの効果によって墓地に送りになった場合に発動できる【HERO】モンスターの蘇生効果も持っており、これにより《融合》や《マスク・チェンジ》などの効果による特殊召喚にさらに効果が有効なままのモンスターを1体プラスすることができ、これら2つの展開能力の有用性の高さから登場後は【HERO】の1軍モンスターの1体として定着しました。
しかし効果を使うには召喚権を使うかそうでなくても場への展開が必須であり、あらゆる効果無効やフリチェ除去に弱いことから徐々にシェアを減らしていき、11期の新規カード群が加わった現在の【HERO】の主流の構築ではもはやピン挿し採用されることすら少なくなってしまいました。
間違いなく優秀な効果持ちではあるんですけど、「E・HERO」の競合は「HERO」全般であってEだけとは限らないというのが現実なので厳しいところ。
究極宝玉獣 レインボー・ドラゴン
Ultra
▶︎ デッキ
9 JP013 究極宝玉獣 レインボー・ドラゴン 
一度生まれたカードは下方修正されることはあっても上方修正されることは稀、特殊な設定を持つアニメカード群であるためそれ以上種類数を増やしづらい、《宝玉獣 サファイア・ペガサス》と《宝玉獣 ルビー・カーバンクル》以外はほとんどあってないようなレベルの効果、にも関わらず「究極宝玉神」を出すためには7種類の宝玉獣が全て必要という、モンスターの性能に関しては割と八方塞がりな宝玉獣でしたが、だったら《究極宝玉神 レインボー・ドラゴン》を新たな「宝玉獣」に加えればいいじゃないという発想から生まれた禁断の8種類目の「宝玉獣」モンスター。
後発のモンスターらしくモンスターゾーン以外でも発揮される2つの優秀な効果を備えており、自身を除外して発動する効果を持つことから、手放しで《宝玉獣 エメラルド・タートル》か《宝玉獣 コバルト・イーグル》や《宝玉獣 アンバー・マンモス》のどれかはリストラしてもいいかとならないようにしてあるのは好印象です。
まあでも1体出しちゃったらあとは何体出しても一緒みたいなところもあるので、今後別な「究極宝玉獣」や「A宝玉獣」的な「宝玉獣」モンスターが出てこないとも言い切れませんね。
レインボー・ネオス
Normal
▶︎ デッキ
10 JP014 レインボー・ネオス 
E・HERO ゴッド・ネオス》よりゴッドしているとよく言われる「E・HERO」ネームを持たない最強の融合ネオス。
元々の攻撃力は究極竜と互角、選べる3つの効果も相手の場の3つの領域のカードのうちの1つを全体デッキバウンスするという非常に強力なものとなっている。
特に墓地のカードを全てデッキに戻す効果は、実質的な数的消費なしで完全耐性持ちのヴェノミナーガを一瞬で無力化することで話題となりました。
融合素材はそれ相応に重くなっていますが、現在ではそれをものともしないサポートカードがあるため、その気になればセットで出張させることすら可能となっています。
レア・ヴァリュー
Normal
▶︎ デッキ
6 JP015 レア・ヴァリュー 
「宝玉獣」がOCG化された第5期からそこに存在していたテーマのドローソースとなる「宝玉獣」ネームを持たない魔法カード。
自分の魔法&罠ゾーンに2枚以上の「宝玉獣」カードがある時に発動ができ、そのうちから1枚を相手に選ばせて墓地に送ることで2ドローを入れることができる。
かつては【宝玉獣】における1軍カードとしても活躍した見た目にも美しいカードでしたが、現在では手札を1枚捨てて2ドローできる系の魔法カードよりも遥かに厄介な発動条件から使い辛いと見られて敬遠される場面が多く、相手に選ばせる上に大して有効な交換にもならないことから【宝玉獣】に採用されることはかなり少なくなってきている。
2ドローできるという事実と発動に名称ターン1が無いところだけを見れば強いカードであります。
アドバンスド・ダーク
Normal
▶︎ デッキ
7 JP016 アドバンスド・ダーク 
A宝玉獣を場に維持するために必要なフィールド魔法。
しかしA宝玉獣とはOCGとして世に送り出された時期があまりに乖離しているため、それらのモンスター群とのシナジーはあまり考えられておらず、このカード自体のパワーもそう高くありません。
ないんですよねえ、数的アドバンテージを稼ぐ効果とか、一昔前のカードならではの名称ターン1がない故の強力効果とかが…。
A宝玉獣はこのカードがなければ生きながらえることができない代わりに、その性能が元となった宝玉獣の効果と関連しつつ、効果の範囲などの質が向上しているというデザインになっているのですが、どれもこれも現代基準だとそのデメリットと引き換える割にはそこまでじゃないなあというものがほとんど。
既に世に出てしまっていたこのカードはともかく、A宝玉獣の方はもう少し調整のしようがあったように思えるのですが…。
何にせよ特定のデッキにとって、他に替えが利かない絶対に必要なカードである以上、この辺りくらいの点数はつけるべきカードと言えるでしょう。
シューティング・スター・ドラゴン・TG-EX
Ultra
▶︎ デッキ
3 JP017 シューティング・スター・ドラゴン・TG-EX 
シューティング・スター・ドラゴン》に「TG」要素が乗っかった作中のデュエリスト間のコラボ要素を持つカードとして世に送り出されたわけですが、登場当時から【TG】で展開して《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》までいく過程で中継で一応出しおくかどうかという扱いを受けがちで、確かに「TG」ネームがあるので《TG トライデント・ランチャー》の制約下でもそれが可能ではありました。
上記のような評価をされることがほとんどで実際に出代もほぼありませんが、3000超えの打点持ちで1の効果にターン1がないのは悪くないかなという感じです。
今更《ヴァレルロード・S・ドラゴン》や《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》と比べても仕方ないのですが、せめて魔法罠くらいは捉えて欲しかったですね。
フォーミュラ・シンクロン
Normal
▶︎ デッキ
9 JP018 フォーミュラ・シンクロン 
遊戯王OCGにはじめて登場したSチューナー&レベル2のSモンスター&「シンクロン」Sモンスターとなるカードで、レギュラーパックの有用なスーが普通に1500円以上していた頃のど真ん中に生まれた産物。
Sチューナーとして定番である相手メインフェイズにフリチェでS召喚できる効果を持っており、これでS召喚誘発効果を持つモンスターを相手ターンにS召喚できるのが便利なカードですが、このカード自身の持つS召喚誘発効果も1ドローというのがこのカードの人気の秘訣。
評価時点でも片手で数えられるほどしかいないレベル2Sチューナーの効果が出すだけでデッキを1枚掘ることができるものともくれば、当然現在でも使用するデッキは一定数存在しているわけですね。
シューティング・ライザー・ドラゴン
Normal
▶︎ デッキ
9 JP019 シューティング・ライザー・ドラゴン 
シューティング・スター・ドラゴン》の関連カードと思われるレベル7の大型Sチューナーとなるカードで、「スターダスト」モンスターではなく《スターダスト・ドラゴン》として扱う能力なども持たないカード。
S召喚誘発効果によって最大レベル6までのモンスター1体を何でもデッキから墓地送りにできる非常に優秀な効果を持っており、その副作用として墓地に送ったモンスターのレベル分自身のレベルがダウンする。
この効果で墓地に送ったモンスター及び同名モンスターはこのターン効果を発動できませんが、何らかの効果で特殊召喚することは可能であり、そのモンスターが永続効果を持っていればそれも普通に適用させることができます。
大きくレベルを変動させたとしても低レベル帯にも《虹光の宣告者》のような優秀な効果を持つSモンスターは存在していますし、Sチューナーらしく相手メインフェイズにおけるS召喚ができる効果も持っていることから、相手ターンに墓地から自己蘇生しながら妨害効果を出せる《妖精伝姫-シラユキ》はこのカードの効果で墓地に送るカードとして最適で、そうやって蘇生したシラユキとこのカードで相手ターンにS召喚を行うことでさらなる妨害を仕掛けることも可能となります。
戦闘要員には向かないものの、様々なコンボが考えられるまさに汎用性の塊という感じのカードで、S召喚するのも容易であることから《水晶機巧-ハリファイバー》を失った現在でもデッキによっては最強の中継役になり得るカードです。
TG ハイパー・ライブラリアン
Normal
▶︎ デッキ
10 JP020 TG ハイパー・ライブラリアン 制限
1度場に設置したら展開ついでにあっという間に元が取れるドロー効果を持つTGのSモンスター。
素材もフリー素材でそれなりの戦闘能力もあり、こんなにも誰にでもわかる誰でも勝てる投資話があって良いのだろうか。
ドロー効果に名称ターン1どころかターン1すらないその性質から当然制限カードに指定されており、その後EXデッキからの特殊召喚に関するルールが変更された10期に一時無制限カードに、11期にルール戻った直後から再度制限カードに再指定され、現在の2022年にいたるまで未だ絶賛保護観察期間中のモンスターです。
こういうモンスターで制限カードに指定されているカードを無闇にエラッタして無制限カードにする必要はないと思うので、1枚しか入れられなくていいから今のままでいて欲しいところですね。
うまくすればそのまま緩和されていく可能性も必ずしもないとは言えないわけですから…。
スカーレッド・スーパーノヴァ・ドラゴン
Ultra
▶︎ デッキ
8 JP021 スカーレッド・スーパーノヴァ・ドラゴン 
スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》と同じレベル12のSモンスターでありながら、あちらよりワンランク上のステータスとモンスター効果、そしてS素材縛りと召喚条件を設定されたあちらのリメイクモンスターとなるカード。
ドラゴン系のモンスターが苦手とする真正面からの構図に堂々と向き合ったその出で立ちが実に勇ましい。
要求するチューナーの数が2体から3体になったことでS召喚がさらに困難になったように見えますが、非チューナーに《レッド・デーモンズ・ドラゴン》を要求していたあちらと異なりこちらはSモンスターなら何でも構わないので、《ソウル・リゾネーター》やそれをサーチできる《クリムゾン・ヘルガイア》や《コール・リゾネーター》などを初動とした展開で《レッド・ライジング・ドラゴン》+「リゾネーター」チューナー3体という盤面が作れるため、S召喚すること自体は容易です。
効果は1と2によって超高打点の効果破壊耐性持ちになることに加えて、3の相手のモンスター効果の発動に反応して誘発できる自身と相手の場のカードを全除外する能力が妨害や除去避けとして非常に強力ですが、破壊以外の魔法罠カードによる除去や効果無効には弱いので注意したい。
また《スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン》との違いとして帰還が自分エンドフェイズになるので、相手ターンに除外すると返しの自分のターンは戦闘に参加できないという欠点があります。
これらの弱点は《スカーレッド・レイン》や《スカーレッド・ゾーン》といった【レッド・デーモン】に関連するカードで補うこともできるので、このカードを使うなら併用しても良いでしょう。
赤き竜》の効果でEXデッキから特殊召喚できるドラゴン族Sモンスターのレベル12枠となるモンスターの1体でもあり、評価時点で禁止カードに指定されている《琰魔竜王 レッド・デーモン・カラミティ》や、レベル12枠で最も使われている《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》に比べると見劣りする印象ですが、前述の通り戦闘能力や3の効果が普通に強いのでこのカードも選択肢に挙がることが多く、実際にEXデッキに採用されているのも結構見ます。
スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン
Normal
▶︎ デッキ
6 JP022 スカーレッド・ノヴァ・ドラゴン 
後に登場することになる同じレベル帯で上位種となる《スカーレッド・スーパーノヴァ・ドラゴン》にほとんどの要素で劣ってしまうカード。
必要なチューナーは2体で3体必要なあちらよりも1体少なくて済みますし、あちらと違ってS召喚以外の方法でも特殊召喚できるのS召喚扱いにならないEXデッキからの特殊召喚や蘇生制限さえクリアしていれば墓地からの特殊召喚もできますが、何しろ妨害性能があまりに段違いであり、あちらでさえも結構脆いと感じる耐性がこのカードではそれ以上に頼りないものになってしまう。
対して出しやすさに関しては、評価時点となる今となっては1体出すだけならどちらも1枚からS召喚することが可能なので、S素材指定内容を理由にこちらを支持することは難しくなっている。
S素材として《レッド・デーモンズ・ドラゴン》を指定するという形であちらのカード名が記されているという点が一番の差別化点であり、それによりこちらは《ソウル・リゾネーター》や《スカーレッド・ゾーン》の効果などを受けることができます。
また戦闘能力と耐性に関してはあちらと遜色ない内容となっているため、全くの無価値になったかと言われると全然そんなことはないです。
レッド・デーモンズ・ドラゴン
Normal
▶︎ デッキ
7 JP023 レッド・デーモンズ・ドラゴン 
遊戯王5D’sにおいてジャックが使用するシグナー竜の1体となるSモンスターで「レモン」や「250円」などの呼び名を持つドラゴン。
ライバルの遊星が使用する《スターダスト・ドラゴン》が光属性ではなく風属性なので、このカードも炎属性担当のシグナー竜で良かったのではとずっと思っていましたが、そんなレモンも今や立派な闇ドラゴンSモンスター群です。
守備表示モンスターを攻撃したダメージ計算後に相手の守備表示モンスターを全滅させるという能力により、戦闘破壊が確定している守備表示モンスターも効果破壊扱いにするというちょっと変わった性質が特徴。
ダメージ計算後というタイミングでは破壊が確定しているモンスターでもまだ墓地には送られないということがよくわかる。
また自身以外の戦う気概がないと判断した自分のモンスターを退場させる効果もあり、これは基本的にはデメリットとなる効果ですが、被破壊誘発効果を持つモンスターにとってはメリットとなり得ます。
前半の効果は戦闘破壊耐性持ちの守備表示モンスターを撃退するのに適した効果で、これにより同期の他の汎用レベル8Sモンスターにはない役割を果たすことができ、それらの中で攻撃力も最も高かったこともあって登場当時はレベル8帯の汎用Sモンスターの1体として多くのEXデッキに採用されていました。
しかし次々と新たなSモンスターが増えていくにつれ、元々その有用性を割と疑問視されていた「守備表示モンスターに攻撃しなければ効果が出ない」このカードは、単に攻撃力が高いだけのモンスターとして扱われることも多くなり、S召喚が導入されX召喚が登場するまでの3年間のうちに徐々に採用するデッキも限られるようになってきました。
そしてこのカードと同じ攻撃力とレベルと素材縛りでこのカードよりも有用な起動効果の除去能力を持ち、場と墓地でこのカードと同じカード名となる《レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト》の登場により、一部の限られた状況を除けばあちらに優先して採用する理由がほぼないカードとなってしまいました。
結果的にアニメで重要なポジションを務めたオリジナルとなるこのカードを蔑ろにしてしまったことを公式も気にしていたのか、12期に発売されたレモンストラクに「EXデッキの」このカード名を参照した効果を持つ《スカーレッド・デーモン》が登場し、これによりこのカードもEXデッキに明確な居場所を得ることができたという状況です。
コール・リゾネーター
Normal
▶︎ デッキ
10 JP024 コール・リゾネーター 
発動の名称ターン1やレベルなどの指定もなくあらゆる「リゾネーター」モンスターをサーチできますが、それ以外のメリットもデメリットも全く設定されていない珍しいサーチ魔法。
スカスカなテキスト欄をまるで怖れない潔い仕様であり、類似カードとして《氷結界の紋章》や《召集の聖刻印》などがある。
登場時はサーチ先となるリゾネーター側が微妙な性能だったので評価も相応でしたが、次第に展開能力を持つリゾネーターが増えていくにつれ、それらにアクセスすることで初動を厚くできる無調整系サーチ魔法としての価値も大きくなっていきました。
現代基準で見ればこれ自体はテーマに1枚はあって当然レベルで特別強いカードではありませんが、あるのとないのとではやはり快適さが大違い。
FNo.0 未来龍皇ホープ
Ultra
▶︎ デッキ
10 JP025 FNo.0 未来龍皇ホープ 
バハシャや十二獣など、X召喚以外でXモンスターをEXから直出ししたり、重ねてXという「ならぬ方法」でX召喚が可能なデッキで使われる制圧の添え物モンスターズの1体。
重ねてXなどを駆使して場に出した同じランクのモンスター2体でX召喚される《FNo.0 未来皇ホープ 》にさらに重ねてX召喚されるXモンスターの到達点の1つです。
高い攻撃力、両面破壊耐性に加え、耐性を抜けられるモンスター効果に対しては自身の効果で無効にでき、さらに無効にしたのが場のモンスターならそれを永続的にコントロール奪取できてしまいます。
脱出や泡影などの破壊以外のフリチェ罠には弱く簡単に対処されてしまうように思えるが、このカードは前述の通りあくまで制圧の添え物であり、常にバック無しで単騎であるとは誰も言ってないんですよね…。
サンドラ連中やこのカードの存在があるから、やっぱメタビ罠ビでもミラフォよりエアフォだなと思ってしまいますね。
No.99 希望皇龍ホープドラグーン
Normal
▶︎ デッキ
7 JP026 No.99 希望皇龍ホープドラグーン 
アニメ版ゼアル本編のラストデュエルにも登場した先に出た方の「No.99」Xモンスターにして、そのほぼ全てが戦士族である「ホープ」Xモンスターの中で評価時点で唯一のドラゴン族モンスター。
なお 《No.99 希望皇ホープドラグナー》の方は後発のOCGオリジナルのモンスターであり、こちらは「希望皇龍」というカード名なので「希望皇ホープ」モンスターには含まれない。
手札の「RUM」魔法カード1枚を捨てることで「希望皇ホープ」モンスターに重ねてX召喚できるという特殊なX召喚条件を持っており、これによりいかなる「RUM」魔法カードからでもX素材にできるものならどのランクの「希望皇ホープ」からでも攻撃力4000のこのカードをX召喚できる。
能力は起動効果にて墓地の「No.」モンスターを効果を無効にして守備表示で特殊召喚できるといういわゆる「Xモンスターを特殊召喚する効果を持つXモンスター」になるわけですが、その指定内容から蘇生したモンスターはすぐに戦力にならないし《FNo.0 未来龍皇ホープ》にも繋がっていかないので、基本的には【希望皇ホープ】において《No.39 希望皇ホープ》を蘇生して《CNo.39 希望皇ホープレイ》を重ねてX召喚したり、「RUM」魔法カードを蘇生したモンスターに使って別なXモンスターを展開するのに利用することになるでしょう。
2の効果はまあ無いよりは絶対に良いという感じのモンスター効果に対する実質的な対象耐性で妨害の手法がそれが主となる相手ならターン1もないしそれなりに有効ではあるでしょう。
登場した時期が全然違うので仕方なくはあるのですが、もう1体の「No.99」であるドラグナーに比べると攻撃力が高いだけの地味なモンスターという感じが否めず、先行しているはずのこのカードのことはよく知らないという人も少なくなさそうです。
SNo.39 希望皇ホープONE
Normal
▶︎ デッキ
7 JP027 SNo.39 希望皇ホープONE 
漫画版ゼアルに登場した《CNo.39 希望皇ホープレイ》とは別にもう1体存在する《No.39 希望皇ホープ》に無条件で重ねてX召喚できる「希望王ホープ」Xモンスター。
作中では攻撃2501という自身のステータスにまさかの下一桁が0ではない数字を設定されたモンスターでしたが、OCGでは攻撃力2510という最大限譲歩した感じの数値に変更されました。
あちらと同じくX素材のかさ増し要員というのが主な仕事ですが、こちらの方が攻撃力が10高いこと以外にも、こちらは「CNo.」ではないのでルール上《CNo.39 希望皇ホープレイ》扱いである《獣装合体 ライオ・ホープレイ》などを出すための「RUM」魔法カードとして《RUM-クイック・カオス》を利用できることが挙げられます。
自身の持つモンスター効果もあちらに比べると使用できる機会も多く、X素材が3つ必要で自身のLPが10になるようにライフを払うというかなりリスクの高い効果ですが、発揮する効果が特殊召喚されたモンスターの全体破壊からの除外+効果ダメージとなっており、しかるべき場面で得られる数的アドバンテージは非常に大きなものとなる。
ガガガガンマン
Normal
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7 JP028 ガガガガンマン 
汎用ランク4Xモンスターの1体で、主に守備表示の時に発動できるバーン効果を目的に採用されるカード。
ライフなんて0にならなきゃ別にいくらだろうと構わないと宣う怪物と化したプレイヤーの心臓を銀の弾丸で撃ち抜きその息の根を止める。
攻撃表示の効果も単独で攻撃力3000のモンスターまで相手にできる当時としては普通に優秀な効果で、私がかつて使用していた《ブロック・ゴーレム》入りの【岩石メタビート】にも汎用ランク4X地属性GSモンスターズの1体としてもちろん採用していました。
現在ではいくらこのタイミングでこいつがEXデッキに入っていれば勝ちなのになあという場面があったとしても、そのためだけにEXデッキを一枠割くというのはほとんどのデッキで困難であるため、汎用ランク4Xとして採用されることは稀となっています。
今後《No.41 泥睡魔獣バグースカ》と《深淵に潜む者》をも凌ぐ汎用ランク4Xが出てくる世界線なんてあるんでしょうかね?
バーン効果に名称ターン1がないのでその方面で弾ける可能性はありますが、効果の発動にX素材が必要なXモンスターであるこのカードの効果を連発するのは到底容易ではないでしょう。
銀河眼の残光竜
Ultra
▶︎ デッキ
9 JP029 銀河眼の残光竜 
自身SS能力によってランク8Xである《No.62 銀河眼の光子竜皇》をX召喚するためのX素材となり、その能力によってあちらの攻撃力を1万超えにしてキルを取るというカード。
X素材の状態でXモンスターの効果の発動のために取り除かれることで効果が誘発し、手札かデッキの《銀河眼の光子竜》をリクルートするかX素材としてXモンスターの下に敷き込み、さらに発動したのがバトルフェイズなら自分の場の全ての「No.」モンスターの攻撃力を倍にする追加効果が適用される。
62はバトルフェイズにX素材を取り除いて発動できる自身の打点を最低1600上げる効果を持っている上にこのカードの追加効果で攻撃力を倍にできる「No.」Xモンスターであり、さらに《銀河眼の光子竜》をX素材として持つことで相手に与える戦闘ダメージが半減するデメリットが消えるため、まさにあちらのために設計されたカードと言って差し支えない。
この場合、単独でもこのカードの攻撃力は11200となるため、攻撃力3000のモンスターへの攻撃でも8000LPを削り切ることができる。
銀河眼の光子竜
Normal
▶︎ デッキ
8 JP030 銀河眼の光子竜 
そのステータスや作中での扱いから遊戯王ゼアルにおける《青眼の白龍》のポジションにあたる最上級光ドラゴン族モンスター。
作中で使用者であるカイトが操る「フォトン」と「ギャラクシー」の両方に属するモンスターであると同時に「ギャラクシーアイズ」モンスターでもあり、一部のデュエリスト達からは特撮戦隊ヒーローの「ギンガマン」を捩って「ギンガガン」の愛称でも親しまれるイケメンドラゴンです。
そういったポジションであることから、テーマサポートのみならず自身を名称指定した専用サポートがモンスター魔法罠カード問わず多数存在しており、中には《銀河眼の残光竜》や《銀河百式》のような有用性が高いものもたくさんあり、今後遊戯王OCGが続く限り強化を受けられる可能性も常にあるというとても恵まれたカードです。
打点要員やX素材要員となるのが主でモンスター効果の方はおまけに近いところがありますが、戦闘時に誘発できる一時的な除外は耐性貫通力が高く割と侮れない。
No.62 銀河眼の光子竜皇
Normal
▶︎ デッキ
9 JP031 No.62 銀河眼の光子竜皇 
「ギャラクシーアイズ」に属する「No.」Xモンスターの1体で、フリー素材の2体素材の汎用ランク8Xモンスターでもあるカード。
4000というランク8Xの中でも最大級の元々の攻撃力を持ちながら自身の効果によって最低でも攻撃力5600になるという暴力的なパワーが特徴で、他のXモンスターと並べて相手を一撃で張り倒すことに超特化したモンスターと言えます。
あまり実用性のない自己蘇生能力と《銀河眼の光子竜》をX素材として持っていないと相手に与える戦闘ダメージが半減してしまうことから単独ではそうでもないカードでしたが、このカードの効果と全てがシナジーする能力を持った《銀河眼の残光竜》の登場によって、単独で攻撃力3000のモンスターと戦闘しても一撃で8000LPを取れるようになったことで評価を上げたカードでもあります。
なお「No.」の最後の空き枠だった26が「ギャラクシーアイズ」関連のXモンスターだと予想されていたのはこのカードの数字が62であったことが理由ですが、実際には《No.26 次元孔路オクトバイパス》というまるで無関係なXモンスターであったということは予想屋のデュエリストの苦い思い出として知られています。
フォトン・サンクチュアリ
Normal
▶︎ デッキ
9 JP032 フォトン・サンクチュアリ 
ノーコストで攻撃力2000のトークンを2体も特殊召喚できますが、発動ターンは光属性モンスター以外の召喚や特殊召喚が一切できず、出てくるトークンはS素材にできず次のターン以降も攻撃に参加できないので、光属性モンスターのアドバンス召喚や一部のモンスターを特殊召喚するためのリリースにするなど、使い道は限られていました。
しかしトークンを素材にできるLモンスターの登場及び光属性のLモンスターのラインナップが充実したことでその有用性が大きく上がり、サーチ手段なども得たことで一躍有用な展開用カードとして認知されるようになったという運びです。
この手の効果はたとえ名称ターン1がなくても1ターンに2枚以上使えないような制約がついているのが普通なのですがこのカードはそんなこともなく、2連発から普通に光属性のリンク4モンスターを出すことも可能となっています。
覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン-オーバーロード
Ultra
▶︎ デッキ
8 JP033 覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン-オーバーロード 
下はランク4、上は何とランク13までが存在する「リベリオン」Xモンスターに重ねたり重ねられたりする、このカード自身も「リベリオン」XモンスターとなるPモンスター。
ランク7Xモンスターを自身のX素材とすることで攻撃力3000で無条件の3回攻撃という凄まじい殺意を持つ効果を発揮する様になることから、自身を重ねてX召喚することができる《覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン》がX素材として特に適性が高く、これにより除去効果の質では《覇王烈竜オッドアイズ・レイジング・ドラゴン》に大きく劣るところを「リベリオン」ネームの有無による完全なる差別化ができるようになっている。
覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン》をX召喚するためにはドラゴン族のレベル7モンスターが必要となりますが、《オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン》をEXモンスターゾーンにX召喚して《グラビティ・コントローラー》のL素材にするという手順なら、それ以外の種族のレベル7モンスターからでも出すことは可能です。
またP効果では今度は自身が「リベリオン」または「幻影騎士団」XモンスターのX素材として重ねられることになるわけですが、ここでも《覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン》が適性の高いモンスターとして挙がってくることになり、全体除去+バーン効果+無条件の3回攻撃でキルを狙うことができる。
その他素の打点が4000もあって完全耐性まで持っており、X召喚誘発の全体除去効果の内容がより強力な《RR-ライジング・リベリオン・ファルコン》なども候補になるでしょう。
覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン
Normal
▶︎ デッキ
7 JP034 覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン 
アニメ版アークファイブに登場したカードで、OCGでは初となるデュエル開始時からEXデッキに入るPモンスターとなるXモンスター。
Xモンスターを自身のX素材としてX召喚した時誘発する効果によって相手の場のレベル7以下のモンスターを全滅させてその枚数に応じた効果ダメージを与え、さらに3回攻撃が可能となるかなり攻撃的な効果を持っている。
しかし後に登場した《覇王烈竜オッドアイズ・レイジング・ドラゴン》はほぼ同じ条件で相手モンスターを無制限に全破壊できるだけでなくバックのカードも破壊できるため、攻撃回数はこちらの方が多く、その後適用される効果は異なるものの性能自体は概ねあちらの方が上になる。
こちらはさらに後に登場した《覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン-オーバーロード》を重ねることができる「リベリオン」Xモンスターであることでその存在価値が大きくアップし、あちらのP効果でこちらをEXデッキから特殊召喚してXモンスターである自身をX素材として持たせることも可能となっているため、現在ではレイジングと立場が逆転していると見て差し支えないでしょう。
相克の魔術師
Normal
▶︎ デッキ
6 JP035 相克の魔術師 
覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン》のX素材にXモンスターを敷き込むためのP効果を《相生の魔術師》と共に設定された「魔術師」Pモンスター。
現在では《覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン-オーバーロード》の存在もあってこれを目的に使われることは稀であり、使うにしてもオーバーロードの補助を受けられない《覇王烈竜オッドアイズ・レイジング・ドラゴン》の方になるでしょうか。
場で発揮する効果はお互いのターンにフリチェで使える無効効果なので普通に強いですが、対象となるモンスターは場の光属性モンスター限定なので妨害要員としては相手のデッキを選ぶ不安の残る性能です。
相生の魔術師
Normal
▶︎ デッキ
3 JP036 相生の魔術師 
覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン》のX素材にXモンスターを敷き込むためのP効果を《相克の魔術師》と共に設定された「魔術師」Pモンスター。
このP効果で自分の場のXモンスターとレベル7のドラゴン族を対象にしてXモンスター側のランクを7に変え、続けて《相克の魔術師》のP効果でランク7をレベル7として扱うことでXモンスターをX素材とした《覇王黒竜オッドアイズ・リベリオン・ドラゴン》をX召喚できるという、完全なる2枚1組のコンボカードとなっている。
このような実用性の極めて低いP効果持ちであるにも関わらずモンスター効果の方もかなり残念というのがヤバいカードで、起動効果でかつ効力がそのターンしか保たない上に相手モンスターを対象にできるわけでもない別にそれほど強い効果とは言えない攻撃力コピー効果に、自身が相手に戦闘ダメージを与えられないデメリット効果が同時設定されているのでライフ取り要員として使えない。
さらにP効果の方にも一定条件下で自身のPスケールを4まで下げる効果が設定されていることから、相方となるスケール3の相克との相性が最悪でこれが適用されると何もP召喚することができなくなってしまう。
こんな仕様にするくらいなら下級モンスターじゃなくてもいいから相克と同じくちゃんとしたモンスター効果を持たせてやるべきだったと感じてしまいますね。
DDD死謳王バイス・レクイエム
Ultra
▶︎ デッキ
8 JP037 DDD死謳王バイス・レクイエム 
自分の場の「契約書」カードをセルフ破壊することで自身を自己SSするP効果を持つ「DDD」の最上級Pモンスター。
モンスターゾーンで適用されるデメリットとなる永続効果は自身に《DDD赦俿王デス・マキナ》を重ねてX召喚することで解除することができ、そうすることでマキナはこのカードの効果によって除去効果を獲得し、さらに《天霆號アーゼウス》などのテーマ外のEXモンスターへの道も拓ける。
破壊する「契約書」はこのカードをサーチできる《地獄門の契約書》が最適であり、マキナと共に【破械】などのセルフ破壊が重要になるデッキに出張採用することも可能です。
【DD】において初動適性はそれほど高くないものの、これを入れていると《DD魔導賢者ケプラー》と《DDスワラル・スライム》による2枚初動から《DDD赦俿王デス・マキナ》&《DDD怒涛大王エグゼクティブ・シーザー》&《DDD呪血王サイフリート》の3体を立てられるので全くの不採用とするには惜しいカードです。
DDD壊薙王アビス・ラグナロク
Normal
▶︎ デッキ
9 JP038 DDD壊薙王アビス・ラグナロク 
自分が「DD」モンスターを特殊召喚した場合に墓地の「DD」モンスター1体を蘇生できる展開補助となるP効果を持っており、主に《DDD深淵王ビルガメス》の効果でデッキからPゾーンに出すことになるカード。
1度Pゾーンに置いてしまえば発動できるタイミングはいくらでも訪れるわけですが、最高の展開を行うためにはこのP効果を使うタイミングが非常に重要であり、これも【DD】が幾多もの展開パターンを持つ難解なデッキとされる由縁の1つと言っていいでしょう。
モンスターとして場に出した時の効果も展開系の効果で優秀で、まずこの効果で《DDD烈火大王エグゼクティブ・テムジン》を蘇生し、その後このカードに《DDD赦俿王デス・マキナ》を重ねてX召喚することでテムジンの効果で「DD」モンスターを蘇生することもできるし、2の除外による除去効果には名称ターン1が設定されていないので再展開することで2体の除外も可能となります。
2枚初動の展開パターンに絡む場合も多く、評価時点の【DD】においてはピン挿しの必須カードと見て間違いないでしょう。
DD魔導賢者ケプラー
Normal
▶︎ デッキ
10 JP039 DD魔導賢者ケプラー 
【DD】の展開の起点となる下級Pモンスターで、テーマにおける多くの初動パターンに絡む最重要モンスター。
召喚誘発効果によって「契約書」カードをサーチする効果を発揮し、多くの場面でこれによって《地獄門の契約書》をサーチして発動し、さらにあちらの効果で《DDグリフォン》をサーチして展開して《DDD深淵王ビルガメス》のL召喚に繋げていくことになります。
他にも融合召喚を行うための《魔神王の契約書》なども選択肢になり、サーチ効果が特殊召喚でも誘発するということで《ワン・フォー・ワン》によるリクルートも有効であり、いずれにしても【DD】においては3枚フル投入が望ましいカードと見て間違いないでしょう。
攻守0の悪魔族ということで12期に登場した《ナイトメア・スローン》でサーチすることが可能になったというのも初動札であるこのカードにとってはかなりの追い風になっています。
地獄門の契約書
Normal
▶︎ デッキ
10 JP040 地獄門の契約書 
DD魔導賢者ケプラー》などの効果でサーチできる「契約書」カードの1枚で、毎ターン「DD」モンスター1体をサーチできる永続魔法。
展開パターンのほとんどが2枚初動でかつ非常に多くのパターンを持つ【DD】にとって、その片割れを準備してくれるこのカードは多くの場面で初動に絡むのでその重要度はかなり高い。
このカード1枚からでも《DDD赦俿王デス・マキナ》と《DDDヘッドハント》による妨害盤面くらいは構築できるので【DD】には《DD魔導賢者ケプラー》と共に3枚積むべきカードとなるでしょう。
DDD死謳王バイス・レクイエム》を自身の効果によって特殊召喚するために破壊する「契約書」カードとしても最適です。
9 JP041 デコード・トーカー・ヒートソウル 
プレイメーカーとソウルバーナーの力が合体した「コード・トーカー」リンクモンスターの1体となるリンク3モンスター。
通称:デコヒーとは、呼ばれていそうで意外にもあまり呼ばれていない。
ライフコストを払ってお互いのターンにフリチェで1ドローできるという、継続的にアドバンテージを稼げる中継役となる優秀な能力を持ち、リンク先にモンスター1体でもいればリンク3モンスターとして十分な戦力にもなることから、メタビにおける《スケープ・ゴート》展開からの選択肢としても人気の高いカードです。
やはりメタビでかつ特殊召喚を封じる効果を持つカードを使う場合でも、自分も特殊召喚はほとんど行わないような構築では、打点や手数の不足によるライフカットの遅れが出たり捲りが厳しくなることも多く、勝ちを拾うこともまた難しいということですね。
他にも【@イグニスター】において《めぐり-Ai-》で《アチチ@イグニスター》をサーチするためにEXデッキから見せられることもあり、【@イグニスター】が最大展開に成功した際には3種類の「ファイアウォール」Lモンスターと共に盤面に並ぶことになるカードでもあります。
5 JP042 エクスコード・トーカー 
その多くが攻撃力2300のサイバース族リンク3モンスターとなる「コード・トーカー」の風属性を担当するLモンスター。
メイン効果と思しき1の効果はその封鎖箇所の少なさから影響力は低く、ほとんどないのと同レベルの効果であり、自身をEXモンスターゾーンに出すとリンクマーカーの向きの関係で2の効果が自分のモンスターに全く作用しないどころか相手に恩恵を与えてしまうので噛み合いが最悪。
逆にEXモンスターゾーンの真下に出せば最大で3体の自分のモンスターの打点アップし効果破壊耐性も付与できるのでこのカードを使うならそちらを狙っていきたい。
本体の性能は6属性のリンク3の「コード・トーカー」Lモンスターの中では下位になりますが、《サイバネット・コーデック》で風属性のサイバース族をサーチしたい場合に選択できるカードではあります。
評価時点において、風属性はメインデッキに入るサイバース族の中では圧倒的に属するモンスターの種類数が少なく、目ぼしいサーチ先としては《サイバネット・マイニング》の範囲外となる《パラレルエクシード》や《コード・エクスポーター》などが挙げられる。
フレイム・バッファロー
Normal
▶︎ デッキ
8 JP043 フレイム・バッファロー 
表側表示の状態で場を離れることで効果が誘発し、手札のサイバース族1体を捨てて2ドローを入れられる能力を持つカード。
何と言っても発動条件の緩さが魅力であり、戦闘や効果による破壊はもちろん、一時的なものも含む除外や手札へのバウンス、リリースやL素材などにして墓地に送っても効果を使うことができる。
手札にバウンスした場合は自身も捨て札に選択できるので《ガベージコレクター》とも相性が良く、捨て札は効果によるものなので発動や効果を無効にされても捨て損になることはないという点も優れています。
リングリボー》や《リンク・デコーダー》などのリンク1モンスターのL素材にすれば手札が1枚増えて数的アドバンテージにもなり、テーマ無所属のサイバース族の中ではデッキの回し手として見るべきところの多いカードだと感じますね。
サイバネット・バックドア
Normal
▶︎ デッキ
6 JP044 サイバネット・バックドア 
速攻魔法となったサイバース族専用の《亜空間物質転送装置》にサーチ効果がくっついていて、さらに戻ってきたモンスターがそのターン直接攻撃までできるという割と無茶なことが書かれている「サイバネット」魔法カード。
自分の場にサイバース族を出す必要があり、まともに使うと盤面のモンスターを自ら減らしながらサーチを行うことになる上、サーチできるモンスターもこの効果で除外したモンスターの攻撃力に依存するため、初動を作るサーチ札としてはほとんどの場面で《サイバネット・マイニング》よりも使いづらい。
相手の除去効果や対象を取る無効効果にチェーン発動できればおいしいですが、どちらのターンに発動するにしても相手ターンをプレイヤーが生き残る必要があるため、発動した時点ではただ避けるだけにとどまりやすいという点では《サイバネット・クロスワイプ》よりも微妙なカードとも言えるかもしれません。
いずれにせよ十分なカードが出揃った現在の【サイバース族】にとっては、悪くはないカードであるものの取り立てて有用なカードではなくなっている。
8 JP045 ヴァレルエンド・ドラゴン 
片手で数えるほどしかない汎用リンク5モンスターの一つであるこのカード、その実態はヴァレルリンク4モンスターたちのキマイラ。
3体それぞれが持っていた耐性を全て引き継いでおり、さらに35打点からの全体攻撃ができる。
しかし汎用リンクとして使った場合できることはここまでで、ヴァレルリンクの定番であるチェーン不可な効果がこのカードの一番強い効果となっており、残念なことにそれがテーマ専用の効果になってしまっている。
モンスターやプレイヤーの抹殺に特化したヴァレロやヴァレソとは異なり、ある程度の居座りを期待して出すことになりますが、それも一滴や結界波はもちろん、脱出や大捕のような破壊以外の汎用除去罠などにも一瞬で消される程度でしかありません。
リンク4ヴァレルと同じく素材は最低3体要求してくるので、リンク4+1体を素材にリンク5のこのカードというわけにもいかず、汎用で使う場合このカード特有の強みとは一体…というように思えます。
3体以上素材のリンク4はリンク3モンスターを有効に素材に使い辛いですが、このカードならリンク3+1+1で出せることくらいですかね?
やはり少なくともヴァレットモンスターを使用するしかるべきデッキで出していくべきでしょうね。
ヴァレルロード・S・ドラゴン
Normal
▶︎ デッキ
10 JP046 ヴァレルロード・S・ドラゴン 
制圧の添え物として悪名高いまさしくサベージな存在。
全てのカード効果を捉える超強力効果を持つが、カウンターをいくつ乗せても名称ターン1なので実質1回分にしかならないという弱点もある。
単独だと低速デッキ相手でも通告などであっさり処理されたりもするが、実際のデュエルでは冒頭で言ったようにこのカードはあくまで制圧の添え物…これは決してこのカードは脇役というわけではなく、チーム制圧布陣の部品の一部ということである。
互いが互いを補い合う布陣の中に立っている時の圧力は、高い攻撃力も含めて凄まじいものがある。
7 JP047 トポロジック・ボマー・ドラゴン 
エラッタ前の《ファイアウォール・ドラゴン》が禁止カードになって10期のラストに《アクセスコード・トーカー》が登場するまでの間、長らく2体以上素材で出せる汎用リンク4モンスターは存在しないとされることが多かったですが、実は10期スタート時から存在していた十分2体以上素材の汎用リンク4と呼べるのがこの「トポロジック」Lモンスター。
自身を含むLモンスターのリンク先にモンスターが特殊召喚される度にお互いのメインモンスターゾーンのモンスターを全破壊する効果を発揮し、相手ターンにEXモンスターゾーンのこのカードのリンク先に自分のモンスターを特殊召喚することで、そのモンスターをセルフ破壊しながら相手の展開途中の盤面に妨害を仕掛けることができる。
相手のL召喚からの展開も牽制できる一方で自分のモンスターも破壊してしまうのでこちらもこのカードのリンク先にLモンスターをL召喚して展開することが難しくなりますが、こちらは展開したモンスターの持つ効果破壊耐性などを利用して回避したいところ。
自分のモンスターをセルフ破壊する手段としても利用でき、そういう使い方ができるカードの効果にターン1が設定されていないのはコンボ用カードとしても結構怖いところがあります。
リンク4で攻撃力3000といういかにもフィニッシャーらしい見てくれとは裏腹に、その実態は変わり種な制圧要員でかつコンボ向けの強カードという印象ですね。
8 JP048 トポロジック・トゥリスバエナ 
10期においては2体以上素材指定の汎用リンク3モンスターは《トロイメア・ユニコーン》一択とされる場合がほとんどでしたが、このカードはその攻撃力や持っている能力から最もそれに近かったと思われる、評価時点で唯一のリンク3の「トポロジック」Lモンスターです。
その能力は自身のリンク先にモンスターが特殊召喚された場合に強制発動する誘発効果によって、そのモンスターとお互いの場の魔法罠カードを全除外し、その枚数に応じた効果ダメージを相手に与えるというものになっている。
強制効果である上に発動にターン1がなく除外による除去なので自分もこのモンスターのリンク先にモンスターを展開することが難しくなりますが、相手エンドフェイズに別な効果でこのモンスターのリンク先にモンスターを特殊召喚することで相手のデッキによってはそれだけで壊滅的な打撃を与えることが可能となります。
除外されても痛くないトークンをリンク先に特殊召喚するモンスターに選択したり、EXモンスターゾーンに出した場合はこのカードの正面となる相手のモンスターゾーンに「壊獣」などのモンスターを特殊召喚してしまうのも良いでしょう。
リンク4へ繫ぐ前に相手の魔法罠カードを全て剥がしてしまえるという点では、中継役となるリンク3としても優秀と言えます。




※「*」付きのカードは「評価投稿済み」を表します。

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