5.雄々しき白い翼　作：塩おにぎりさん

5.雄々しき白い翼


ATK3300→ATK4300

「なっ......！？」
『消えなァッ！！！！！《ガーディアン・クラッシュ》ゥッ！！！！』
魔物の斧がミナモに振り下ろされる。
「ぐがぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"！！！！！！！」

LP700→LP0

_____

カーテンとカーテンの間からの朝日の光がミナモの目元に差し込む。
「はっ......！？」
エクストラデッキを覗くと、《ガーディアン・キマイラ》が入っていた。

・不定期更新
・なんなら次の話でないかも。
・オリカ出るかも。

「.......これ、夢で....なんで.....！？」
そして枕元には、夢に見た黒い『デュエル・ディスク』が置いてあった。

_____一方その頃

カァー....カァー...

「トオル、俺こっちだから。また明日。」
「おう、また明日な！ミナモ！」

分かれ道で二人は別れ、家に帰り、風呂に入り、自分の部屋に入る。
トオルがベッドに転がる。
「今日は沢山あったな....謎の黒い竜かぁ...」　　(1話参照)
デッキケースからカードを一枚取り出す。
「おれの《クリアウィング・シンクロ・ドラゴン》もカードから出てきたりしてね！」
デッキケースにカードをしまい、電気を消し、目を瞑る。
少しすると寝息を立て始める。

______


『トオルさん。』
綺麗な女性のような声が聞こえる。
「んん...え、なに。ここ！？」
『ここは貴方の精神世界です。』
白い竜がトオルに喋りかける。
「おおおおお！！！すんげぇっ！！」
『.....本題に入りましょうか。』
「ン....でもアンタだれなんだ？」
『あ....私の名前は《クリアウィング・シンクロドラゴン》....』
「え、！.....すんげェェェェッ！！！！！！！！」
『うるさいです。』
「え.....あ、はい。」

『今度こそ、本題に入ります。』
白い竜が話す。
「うす。」
『貴方に、質問があります。』
「ウン...」
『貴方の1番の友は誰ですか？』
トオルは少し悩むと、口を開く。
「ミナモかな。ウン。」
『そうですか。そのミナモは、黒い竜によって、間違った道に進むかもしれません。』
「黒い竜.....？」
トオルが問う様に白い竜に聞く。

『私を含める、四頭の竜...《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》と他2頭。』
「......《ダーク・リベリオン》...」
『.....黒い竜、いや《ダーク・リベリオン》は、人に深い憎しみを持っている。』
「憎しみ...」
『ミナモは、《ダーク・リベリオン》によってやはり....』

「間違った道がなんだ...おれのダチが間違うなら.....
無理矢理でも正しい道に連れ戻してやる。」
『気に入りました。私の力、いやデッキを貴方に授けましょう。』
白い竜はデッキをトオルに渡す。
そして、トオルと白い竜がグータッチする。

_____


「......うーん...」
トオルが起きる。
「白いデッキケース...？夢のやつ、本当なんだッ！？？」
白いデッキケースの中のカードを覗く。
「なんだこれ、見たことないカードばっか....？」

朝飯を食べて、家を出た。
「のほほ〜ん...！」
穏やかな顔で鼻歌を歌いながらスキップする。
そうすると誰かにぶつかる。
「あ、すみません。」
「あ〜ん？「すみません」で済むなら警察は要らないよなァ？」
大柄の男がトオルを睨む。
「....おぉ、デッキ持ってんじゃん。くれよ。」
「はぁ？やだよ。」
トオルが断ると大柄の男が言う。
「チッ......仕方ねぇな。俺とデュエルして、俺が勝ったらそのデッキ、くれよ。ま、万が一でも俺が負ける筈ねぇけどよ。」
「....やってやるぜ！」

「「デュエル」」　　　大柄の男LP4000 VS トオルLP4000

「俺様のターンだぜ。ドローッ！！！」
デュエルディスクからカードを一枚手に取る。
「《メガロスマッシャーX》を召喚！！」ATK2000
「カードを一枚伏せるぜ。ターンエンドッ！」

「貧相な盤面だなぁ？」
「うるせぇッ！！！」
「おれのターン！ドローぉっ！！！」
カードを一枚引いた。
「...《凍て付く風の剣士(フリージング・ウィンド・ウォーリアー)》を召喚だ！」
薄い緑と白の鎧を着た騎士が現れる。


凍てつく風の戦士(フリージング・ウィンド・ウォーリアー) ※オリカ
ATK1500 DEF1900
風属性/レベル4/戦士族
効果
このカード名の効果は1ターンに一度しか使用できない。
①デッキの一番上をカードを墓地に送り、発動できる。デッキ・手札から「凍て付く風」モンスターを手札に加えるか、墓地に送る。
②相手がモンスターの効果を発動した時に発動できる。デッキの上から3枚を墓地に送り、このカードを表側守備表示にする。


「効果を発動！デッキ上からカードを一枚墓地に送り、発動だ！デッキから《凍て付く風の死術師(フリージング・ウィンド・シャーマン) 》を手札に加える。」


凍て付く風の死術師(フリージング・ウィンド・シャーマン) ※オリカ
ATK0 DEF1900
風属性/レベル3/戦士族
効果/チューナー
このカードがデッキ・墓地から手札に加わった時にこのカードは表側守備表示で特殊召喚される。
このカード名の効果は1ターンに一度しか使用できない。
①このカードが特殊召喚された時に発動できる。デッキの一番上のカードを1枚墓地に送り、墓地から「凍て付く風(フリージング・ウィンド)」カードを手札に加える。


「効果で特殊召喚だ！」
女がフィールドに現れる。
「チューナーだと...！？まさか、！？？」
「デッキトップを墓地に送り、墓地から《凍て付く風の戦士》を手札に加える！カードをセットして、シャーマンとウォリアーで...シンクロ召喚だ！！！」
エクストラデッキからカードを一枚デュエル・ディスクにセットする。
水色で縁取られた白の輪をシルエットが轟音を立てたながら通る。
「雄々しき白き翼っ！《クリアウィング・シンクロ・ドラゴン》！！！！」

キャオオオオオオォォォッ！！！！！！


続く？