3.現れる守護の合成魔獣　作：塩おにぎりさん

3.現れる守護の合成魔獣

・不定期更新
・なんなら次の話も出ないかも。
・オリカある。

『俺様、登場だぜェ〜ッ！！！！』
完全な黒い竜の姿はまさに『ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン』のイラストの姿と一致していた。
『俺様は.....カードを伏せて、ターンエンドだぜェ』
不完全な黒い姿は完全な竜の姿に変わり、陽気な口調だったのが一変し、冷酷な口調でターンを終了する宣言した。

「なんなんだ......アイツ.....」
『さァ....オメェの番だぜェ？』
完全な黒い竜は不敵な笑みを浮かべ、ミナモに話しかける。
「....オレのターン。ドローっ！」
デュエル・ディスクにセットされたデッキからカードを一枚引く。

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オレのデッキには最低限の戦略はある。一応な。
だが、気になるのは黒い竜の場に伏せられた罠カードか魔法カードかも分からないセットカード......いい感じな除去できるカードは.....あった！
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「魔法カード《サイクロン》発動っ！その伏せカード、破壊させてもらうぜ...」
『........《落とし穴》のカードだぜェ...』
「よし、そしたら《切り込み隊長》を召喚して、効果発動。」
『俺様と同じ展開だなァ？』
「黙れよ...《ワイバーンの戦士》を特殊召喚。そして」
『まだなんか、あんのか....』
黒い竜がため息を吐く。
「魔法カード《二重召喚》を発動。2体を生贄にして《海竜ーダイダロス》を召喚。」

ガルルルルルルッ.........

青い海竜を睨み唸っている。
「バトルだ。行けっ！『リヴァイア・スマッシュ』！」
黒い竜に青い海竜が飛びかかり、黒い竜の鱗が剥がれ落ちる。
『チィッ........』　　LP4000→LP3900
『痛かったぜェ.....』

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ゲームで痛いなんて......厨二病か...？
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『今スッゲェ失礼な事考えただろォ....』
「なんで分かった......カードを伏せてターンエンドだ。」
青い竜が不完全な黒い竜を睨む。

グルルルルルル.....

『怖いねェ.....さぁ、俺様の番だ！ドローッ！』
カードの束から一枚カードを引く。
引いたカードから一枚のカードを確認する。
『ククク...まず《強欲な壺》発動だァ。今でも禁止カードなのによく入れてるなァ...』
二枚デッキから引く。
「.....入れてる？....」
『ククク.....《ブラッド・ヴォルス》を召喚し、魔法カード《融合》発動だぜェ.....』
手札からカードを一枚抜き取り、デュエル・ディスクに発動させる。
『手札の、この《ダーク・キメラ》、《メカ・ハンター》とフィールドの《ブラッド・ヴォルス》を融合するッ！』
3枚のカードを墓地に送り、エクストラデッキからカードを一枚抜き取る。
『.......《ガーディアン・キマイラ》を融合召喚だァ......』
三つの頭を持つキマイラがフィールドに現れる。

グォォォォォッ！！！！！....

「急にイラストのテイストが変わったな.....」
『効果で2枚ドローし、さらにお前のダイダロスを破壊するぜェ...！』
「急に効果、つえーな.....」
『ンで..もって、効果の対象にならないぜェ....』
「なっ.....そんなんアリかよ？」

グルルルルルルッ....！
メェェ.......！！
クルップゥゥ....！！！

ガーディアン・キマイラの三つの頭のひとつひとつが唸る。
「こんなやつ....どうやって....」


続く？