003:翠眼の疾風　作：塩おにぎりさん

〜前回のあらすじ〜
遊海に恨みがあると言ってきた謎の数日前の転校生、真鱈となんやかんやあってデュエルすることになってしまった。真鱈の戦術は強力な永続魔法《精霊のお戯れ》によってエクシーズ以外のエクストラモンスターを封じ、エクシーズモンスター《精霊魔術師》によって効果を無効化する強力な戦術なのであった____

真鱈が言う。
「さぁこの盤面をどう崩すッ！？ターンエンドっ！」

〜真鱈のフィールド〜
モンスター=《精霊魔術師》
魔法罠=伏せ2 永続《精霊のお戯れ》

遊海が言う。
「.....なるほど....永続魔法を破壊しようとしても、それを《精霊魔術師》で無効化されるっ！抜け目がない戦術だ.....しかも手札には破壊できそうなカードはない.....
俺のターンっ！ドローッ！まず手札から、《翠眼の卵》(グリーンアイズエッグ)を召喚ッ！」

翠眼の卵 風 ATK100 DEF500 効果 竜族　レベル2
①デッキの上から5枚を墓地に送り、墓地から「翠眼」カードを一枚手札に加える。
②このカードをリリースし、もう一度召喚できる。

「エッグの効果発動っ！デッキトップから5枚送り、その効果で、《翠眼の羽竜》を手札に加える。「羽竜」の効果を発動っ！手札から特殊召喚っ！

翠眼の羽竜 風 ATK1700 DEF1400 効果 竜族 レベル5
このカードの効果は1ターンに一度しか使用できない。
①このカードを手札から見せて、特殊召喚出来る。その後、このカードは「翠眼」モンスターを召喚する際、2体分のリリースにする事ができる。
②このカードが戦闘を行うとき、攻撃力が相手モンスターの守備力の超えただけのダメージを与える。

「二つの効果の中の1番目の効果を使用！特殊召喚っ！そしてこれで2体分のリリースになる。」

真鱈が口を開く。
「ふふふ.....だが分かっているッ！そのエクストラデッキに融合モンスターしかいない事は.....」

遊海が続ける。
「くっ.....魔法カード《二重召喚》(デュアルサモン)発動っ！「卵」と「羽竜》リリースっ！来い、万物に祝福を与える竜！《翠眼の灰竜》っ！」

真鱈が言う。
「ふふふふっ！貴様のデッキは研究済みッ！攻撃力2700の通常モンスターなど今更怖くないッ！」

「それはどうかなっ！？」
真鱈が言う。
「何ッ！？」

遊海が言う。　　　　　　　　　　　　　　手札3
「速攻魔法発動ッ！《疾風のエアロストーム》ッ！」

疾風のエアロストーム 速攻魔法 魔法
①自分フィールドの《翠眼》カードを対象にし、効果を発動できる。攻撃力を800UP
　し、効果の対象にはならない。
②墓地にあるこのカードを除外し、相手フィールドの魔法、罠カードを全て墓地に送る。

「①の効果を適用っ！」

「それは通せないっ！《精霊魔術師》の効果を発動ッ！無効化し破壊するっ！エンシェントマジックッ！」

遊海が言う。
「通るが、疾風のエアロストームの墓地効果を発動ッ！相手フィールドの魔法罠カードを全て墓地に送る。」

「それも通せないッ！？《精霊魔術師》の効果っ！エンシェントマジックッ！」

遊海が言った。
「よしっ！掛かったなッ、！」

真鱈が言う。
「はぁっ！？何が「掛かったな」だ何にもまったく意味がないぜっ！はっはっはっ！！！！あれ.....あ....《精霊魔術師》のオーバーレイユニットが.....ないっ！？」

遊海が言う。
「やっと気づいたのか.....魔法カード《ハーピィの羽箒》を発動ッ！」

ソリッドヴィジョンシステムにより、箒が現れ、伏せられたカード達を掃いて行く。

「....あ！？「お戯れ」がぁっ！？」

「これにより、融合が解禁されたっ！魔法カード《翠眼の融合》を発動ッ！フィールドとフィールドとデッキの「翠眼の灰竜」で融合ッ！来いッ！秘境を守りし、翡翠の眼の双竜！《翠眼の双竜》ッ！！」

翠眼の双竜 風 ATK3100 DEF2550 融合/効果 ドラゴン族
このカードの効果は1ターンに一度しか使用できない。
①自分フィールドのモンスターの攻撃力を400上げ、このカードは2回攻撃できる。
②破壊された時、フィールドのモンスターを全て破壊する。

「《双竜》の効果発動ッ！《双竜》の攻撃力は3500になり、2回攻撃出来るっ！」

真鱈が言う。
「なっ何ッ！？」

遊海が言う。
「《双竜》で攻撃ッ！」

真鱈が叫ぶ。
「リバースカードオープン！ダメージカットッ！ダメージを半分にする！ぐへっ！？」LP3650
「《双竜》でダイレクトアタックッ！」

真鱈が断末魔をあげる。
「ｸﾞﾊｯｯ!?」LP150

遊海が言う。
「ライフが，ちょっと残ったか......ターンエンドッ！」

真鱈のターンが始まる。
「俺様の至高なるターンッ！ドロォーッ！くっくっくっ！.....《精霊道化師》を召喚っ！現れよ！俺様を勝利に導くサーキットっ！《精霊召喚士》をリンクマーカーにセッティング！召喚条件はレベル4以下の精霊モンスター1体！サーキットコンバインッ！《精霊召喚士》をリンク召喚ッ！」

遊海が言う。
「リンク召喚ッ！？」

真鱈が続ける。
「《精霊召喚士》の効果を発動ッ！墓地から《精霊魔術師》を特殊召喚し、デッキから《RUMエンシェントフォース》を手札に加え、エンシェントフォースを発動ッ！《精霊魔術師》に重ねてオーバーレイッ！闇を切り裂く、光の魔術師ッ！ランク6.《精霊超王魔術師》ッ！！！」

遊海が呆気に取られながら言う。
「ランクアップマジックッ！？」

真鱈が言った。
「.....効果を発動ッ！このカードのオーバーレイユニットを一つ取り除き、このカード以外のカードを全て墓地に送るッ！「エンシェントフォース」ッ！」

遊海が言った。
「なっ！？墓地に送るっ！？それでは破壊された時の効果が......!?」

精霊超王魔術師 光 ATK3600 DEF2500 エクシーズ／効果 魔法使い族 ランク6
このカードの効果は1ターンに一度しか使用できない。
①自身のX素材を取り除き、このカードの以外のカードを墓地に送る。
②墓地の精霊モンスターを1体選び、X素材にする事が出来る。

真鱈が続ける。
「ふっ！察しがいいな！？そして超王でダイレクトアタックッ！」

遊海が言った。
「ぐわぁ〜っ！？3600〜ッ！？」LP400

真鱈が言った。
「ふっふっふっ.....ライフはミリ残ったか....まぁいい....次のターンで決めるッ！ターンエンドッ！」

遊海のターンが始まり、喋る。
「どっちがミリだぁっ！？俺のターンッ！ドローッ！」

真鱈が言った。
「なんだなんだぁ〜っ！手札に何かいいやつあんのかぁ〜っ？w」

遊海が答える。
「残念だったなぁっ！勿論あるッ！」

真鱈が言った。
「へっ！？」

遊海が続ける。
「デッキから《翠眼の灰竜》を墓地に送り効果を発動ッ！効果で手札からっ！来いッ！《翠眼の亜灰竜》(グリーンアイズオルタナティブグレードラゴン)っ！！！」
「なっ！？」

翠眼の亜灰竜 ATK2700 DEF2400 効果 竜族 レベル7
このカードはデッキの《翠眼の灰竜》を墓地に送り、特殊召喚できる。
①このカードのコントローラーの手札が0枚なら、このカードの攻撃力は1500上がり、効果では破壊されなくなる。
②1ターンに一度、相手がモンスターを召喚したとき、デッキの上から2枚を除外し、破壊できる。

遊海が続ける。
「亜灰竜の効果により攻撃力を1500UPし、効果破壊を無効化するっ！そして「超王」に攻撃ッ！疾風のエアロオルタナティブストームッ！！」

真鱈が叫ぶ。
「ぐわぁぁぁぁっ！？」LP0 ﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾋﾞｯ!


次回　004:新たなる道を切り拓く閃光
ﾃﾞｭｴﾙｽﾀﾝﾊﾞｲｯ!

〜あとがき〜
3話になりましたが、1話よりは上手く作れたと思います！少しでも1mmでも面白いと思ったらイイネお願いしますッ！(図々しい)
そして最後に観覧ありがとうございましたっ！