１ターン目 スピードデュエル!　作：零のイラストや

「デュエル、ですか。」

いきなりの誘いで戸惑ってしまう。初対面の相手に決闘を挑むなんて，，，

と、悩んでいるときだった。

パン

「ちょっと、待ちましょう。まずは自己紹介すべきですよ。」

と、ペンダントをしていた男子が言った。

「まー、それもそーだね。よーし!まずは僕から、僕はセイだよ！」

「私の名前は、ユウキ。漢字で書くと、『結城』です。」

金髪僕っ娘がセイ、
丁寧な空気が読めるのがユウキ

「私、いや俺の名前はレイトだ。よろしく。」

「よし、デュエルしよ！
あっ、そーだ！アレ持ってこよー。」

と言って、セイはダッシュで部屋から出ていった。自由な奴だ。

「さて、レイトさん。『少し』良いですか？」

ユウキの言葉に圧を感じる。
笑顔が怖い。

ユ:単刀直入に聞きます。
レ:ハイ
ユ:貴方はどっち側ですか？
レ:どっち側とは？
ユ:，，，
レ:・・・
ユ:言い方を変えましょう。
貴方、何処から来たのですか？
レ:日本です。日本のﾋﾟｰから
来ました。
ユ: !
そうですか。解りました。
では、もうひとつ、
貴方、デッキ持ってますか？
レ:遊戯王なら。

そう答えると、ユウキは質問を終えた。
まるで生きた心地の
無い面接だった。

「何か質問があれば、お答えしますよ。」

と言ってきた。
今度はこっちの番だ！

レ:まず、年齢を，，，
ユ:私は15です。
セイのは教えれませんが。
レ:何で僕はこの部屋に
いるのですか?
ユ:それは、貴女が家の前でぶっ倒れていたからでしょう。
ここは私の部屋で、
更にはその布団は私のです。
レ:，，，ごめんなさい
ユ:謝らなくても大丈夫ですよ。
状況は理解してますから。

他には、何を聞こうか
悩んだが、一瞬、外を見て、
ある疑問が思いつかんだ。

「大人はここに居ないの
ですか？見たところ、
２０代以上の人をあんまり
見かけないのですが。」

「それについてでしたら、、
｢戻ってきたぞー！！！｣

いきなり部屋に戻ってきた
セイに会話を遮断されて
しまった。

手に何か光るものを
握っていた。
それを見せつけるようにし、

｢さ~い~し~ん~がーたーのー
DFシステム~だーぞー。
(デュエルフィールド)
わざわざ家から持ってきた
から、そろそろデュエル
しようよ！｣

｢DFシステムとはなんでしょう
ユウキ先生。｣

｢DFシステムとはいかなる
場所・相手・ルールでも、
アニメのようにデュエル
出来るシステムです。｣

ﾜｰｶｶﾞｸｯﾃｽｺﾞｰｲ
と、思いふけっていると、
二人は何か話し合っていた。
そして、セイは

｢事情はユウキから聞いたよ！
今回は、スキル無し、Lp4000スピードデュエルで、私特製、マジシャンガールデッキで
やることに決定しましたー。
ユウキはレイトのサポートをしまーす。｣

いきなり色々言われても、
遊戯王なんてやったことの無い
初心者に言われても，，，
あれ？どうしてだろう。
何故か言っている意味が解る。

｢この設定で，，，
DFシステム起動！
ポチっとな。｣

周りの景色が変わっていく。

個室から、広い草原となった。

目の前に大きなボードが
写し出された。

Player1・・・sei
Player・・・reito

スピード・・・・・・
｢デュエル!｣

と大きくセイが叫んだ，，，

１ターン目
スピードデュエル・・・
エンドフェイズ

次回:遂に始まったデュエル!
レイトは勝てるのか！？
次回!｢必要のないパワー｣
デュエルスタンバイ！