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第7話 占い師 作:タクシードライバー
〜前回までのあらすじ〜
一発逆転のドローで引いた6枚のカードで金原のエースモンスター「ダイス・ブレイカー・ドラゴン」を破壊し、金原を倒すことができた遊呂。そして…。
遊呂「6枚目、「スリップ・エナジー」。「スリップ・エナジー」の効果により墓地に存在する「巨神竜フェルグラント」を除外した。この「フェルグラント」は「クリバンデット」の効果の時に「フェルグラントドラゴン」と一緒に墓地へ行ったカードだ。「フェルグラント」の守備力は2800。よって攻撃力が5800になった。やれ!「デスロック・ドラゴン」!「滅びの業火 デスバーニングバースト」!!」
呪縛竜 デスロック・ドラゴン 攻5800
ダイス・ブレイカー・ドラゴン 攻5500
「デスロック・ドラゴン」の黒い炎が「ダイス・ブレイカー・ドラゴン」を焼き尽くしていく。
金原「ぐぁぁ!!くっ!」
金原 LP2500▶2200
遊呂「そして「バトル・パニッシュメント」の効果発動!「ダイス・ブレイカー・ドラゴン」の攻撃力3000のダメージを受けてもらう!」
金原「くっ!クソぉぉぉ!!ぐぁぁぁぁ!!」
遊呂「言ったはずだ。勝利という「未来」を掴むのはこの俺だと。」
金原 LP2200▶0
遊呂 WIN
金原「あ、ありえない。この俺が…。負けるなど…。」
相道「遊呂!やったな!」
遊呂「……。」
相道「なぁ。「デスロック・ドラゴン」ってお前のカードだろ?店長が「あんなカード入れた覚えない」って言ってたし。」
遊呂「……。確かに俺のカードだよ。」
相道「んだよ!カード持ってないっていうからこのカードショップに連れてきたのにさぁ。」
遊呂「1つ言っておく。俺は「カードを持ってない」とは言っていないぞ。」
相道「あ、あれ?そ、そうだっけ?アハハ……。まぁ何はともあれやったな!」
遊呂「……金原。少し聞きたいことがある。」
金原「んだよ…。」
遊呂「お前の「ダイス・ブレイカー」デッキ…。サイコロの目が殆ど5か6…。いやお前の狙った数字だったがそれは何故だ?」
相道「そういえばそうだな。俺の時もまるで狙ったかのように…。まさかイカサマしてたのか!?」
金原は少しの間黙っていた。
金原「…。ふん。教えることは何もねぇよ。少なくともイカサマではないな。敗者の俺がいつまでもここにいるのは気分が悪い。じゃあな。」
そういうと金原はどこかへ行ってしまった。
遊呂「…。俺も帰る。店長。デュエルディスクとデッキありがとうございました。」
店長「そのこと何だけどさ。もし良かったらそのデッキとデュエルディスク貰ってくれないかな?あ、もちろん「今回」はタダでいいよ♪」
遊呂「「今回」は。ね…。ですが俺にも色々ありましてデュエルディスクだけもらうことにします。」
店長「そうかい?まぁいいけどさ。気が向いたらでいいからうちでカード買ってってよ。」
遊呂「分かりました。それでは。」
そういうと遊呂もどこかへ行ってしまった。
店長「……。相道くん?」
相道「はい?」
店長「彼、本当に初心者なの?私にはそうには見えないけど。」
相道「俺もそう思いたいんですけど、俺は遊呂の幼なじみです。アイツがデュエルしているところなんて1度もみたことないんですよ。」
店長「……。そうなのか…。」
〜PM18:35 人気のない場所〜
とある人気のない場所を遊呂は歩いていた。
遊呂「……。はぁ。隠れてるのは分かっている出てこいよ。」
???「フフフ…。やっぱり君は鋭い勘をしているのですねぇ…。」
遊呂の背後からフードを被った怪しい人物が現れた。
遊呂「俺は勘とかそういった不確定要素は信用しないタイプでな。」
???「フフフ…。相変わらず可愛げ無い子供ですねぇ…。」
遊呂「何しに来た。このインチキ占い師が。」
占い師「インチキとは失礼な。私の占いは99%当たると人気なのですよ?何なら貴方の「運命」も占ってあげましょうか?」
遊呂「結構。それより聞きたいことがある。」
占い師「何でしょうか?」
遊呂は胸ポケットから「呪縛竜 デスロック・ドラゴン」のカードを取り出した。
遊呂「この「デスロック・ドラゴン」とは一体何なんだ。」
占い師「何と言われましてもただのデュエルモンスターズのカードの1枚としか言えませんね。」
遊呂「とぼけるな。10年前、俺はアンタからこのカードを譲り受けた。そしてこのカードを手にした時に俺は「未来」を見ることができるようになった。そして、俺はアンタがここに来る「未来」のビジョンを見た。アンタには聞きたいことが山のようにあるが、ただ1つ、今俺が知りたいのはこのカードはなんなのかということだけだ。」
占い師「フフフ…。ハハハ!!もう「未来」を見る力を使いこなすとは!」
遊呂「使いこなせてねぇよ。この力。いつどのタイミングで発動するか分かんねぇんだよ。」
占い師「フフフ…。まぁいいでしょう。少しだけ教えて差し上げしょう。そのカードはある特別な力を持った10枚のカード。そのうちの1枚、それが「呪縛竜 デスロック・ドラゴン」です。」
遊呂「特別な力を持った10枚のカードだと?」
占い師「そうです。世界の理と言っても過言ではありません。」
遊呂「何故、そんなカードを俺に渡した。」
占い師「フフフ…。さあ?何故でしょうねぇ?」
遊呂「質問に答えろ。」
占い師「…残念ながら時間切れのようですね。最後に1つだけ言っておきましょう。これも私が占った貴方の「運命」です。もうすぐ貴方の前に3人のデュエリストが現れます。その3人こそが今後の貴方の「運命」を左右する3人です。そして貴方にこれを。」
そういうと占い師は遊呂に小さい箱を手渡した。
占い師「それでは私はこれで失礼致します。」
占い師は慌てたように走り去って行った。
遊呂「おい!待て!」
遊呂も追いかけたが途中で見失ってしまった。
遊呂「くそ。」
〜PM22:15 遊呂の自宅にて〜
遊呂は占い師から渡された箱を眺めていた。
遊呂「…。また「デスロック・ドラゴン」みたいに厄介なものでも入っているのか…?まぁ開けないと話にならないか。」
そういうと遊呂は箱を開けた。
遊呂「…!!これは。」
中に入っていたのはデッキと思われる物であった。
〜続く〜
一発逆転のドローで引いた6枚のカードで金原のエースモンスター「ダイス・ブレイカー・ドラゴン」を破壊し、金原を倒すことができた遊呂。そして…。
遊呂「6枚目、「スリップ・エナジー」。「スリップ・エナジー」の効果により墓地に存在する「巨神竜フェルグラント」を除外した。この「フェルグラント」は「クリバンデット」の効果の時に「フェルグラントドラゴン」と一緒に墓地へ行ったカードだ。「フェルグラント」の守備力は2800。よって攻撃力が5800になった。やれ!「デスロック・ドラゴン」!「滅びの業火 デスバーニングバースト」!!」
呪縛竜 デスロック・ドラゴン 攻5800
ダイス・ブレイカー・ドラゴン 攻5500
「デスロック・ドラゴン」の黒い炎が「ダイス・ブレイカー・ドラゴン」を焼き尽くしていく。
金原「ぐぁぁ!!くっ!」
金原 LP2500▶2200
遊呂「そして「バトル・パニッシュメント」の効果発動!「ダイス・ブレイカー・ドラゴン」の攻撃力3000のダメージを受けてもらう!」
金原「くっ!クソぉぉぉ!!ぐぁぁぁぁ!!」
遊呂「言ったはずだ。勝利という「未来」を掴むのはこの俺だと。」
金原 LP2200▶0
遊呂 WIN
金原「あ、ありえない。この俺が…。負けるなど…。」
相道「遊呂!やったな!」
遊呂「……。」
相道「なぁ。「デスロック・ドラゴン」ってお前のカードだろ?店長が「あんなカード入れた覚えない」って言ってたし。」
遊呂「……。確かに俺のカードだよ。」
相道「んだよ!カード持ってないっていうからこのカードショップに連れてきたのにさぁ。」
遊呂「1つ言っておく。俺は「カードを持ってない」とは言っていないぞ。」
相道「あ、あれ?そ、そうだっけ?アハハ……。まぁ何はともあれやったな!」
遊呂「……金原。少し聞きたいことがある。」
金原「んだよ…。」
遊呂「お前の「ダイス・ブレイカー」デッキ…。サイコロの目が殆ど5か6…。いやお前の狙った数字だったがそれは何故だ?」
相道「そういえばそうだな。俺の時もまるで狙ったかのように…。まさかイカサマしてたのか!?」
金原は少しの間黙っていた。
金原「…。ふん。教えることは何もねぇよ。少なくともイカサマではないな。敗者の俺がいつまでもここにいるのは気分が悪い。じゃあな。」
そういうと金原はどこかへ行ってしまった。
遊呂「…。俺も帰る。店長。デュエルディスクとデッキありがとうございました。」
店長「そのこと何だけどさ。もし良かったらそのデッキとデュエルディスク貰ってくれないかな?あ、もちろん「今回」はタダでいいよ♪」
遊呂「「今回」は。ね…。ですが俺にも色々ありましてデュエルディスクだけもらうことにします。」
店長「そうかい?まぁいいけどさ。気が向いたらでいいからうちでカード買ってってよ。」
遊呂「分かりました。それでは。」
そういうと遊呂もどこかへ行ってしまった。
店長「……。相道くん?」
相道「はい?」
店長「彼、本当に初心者なの?私にはそうには見えないけど。」
相道「俺もそう思いたいんですけど、俺は遊呂の幼なじみです。アイツがデュエルしているところなんて1度もみたことないんですよ。」
店長「……。そうなのか…。」
〜PM18:35 人気のない場所〜
とある人気のない場所を遊呂は歩いていた。
遊呂「……。はぁ。隠れてるのは分かっている出てこいよ。」
???「フフフ…。やっぱり君は鋭い勘をしているのですねぇ…。」
遊呂の背後からフードを被った怪しい人物が現れた。
遊呂「俺は勘とかそういった不確定要素は信用しないタイプでな。」
???「フフフ…。相変わらず可愛げ無い子供ですねぇ…。」
遊呂「何しに来た。このインチキ占い師が。」
占い師「インチキとは失礼な。私の占いは99%当たると人気なのですよ?何なら貴方の「運命」も占ってあげましょうか?」
遊呂「結構。それより聞きたいことがある。」
占い師「何でしょうか?」
遊呂は胸ポケットから「呪縛竜 デスロック・ドラゴン」のカードを取り出した。
遊呂「この「デスロック・ドラゴン」とは一体何なんだ。」
占い師「何と言われましてもただのデュエルモンスターズのカードの1枚としか言えませんね。」
遊呂「とぼけるな。10年前、俺はアンタからこのカードを譲り受けた。そしてこのカードを手にした時に俺は「未来」を見ることができるようになった。そして、俺はアンタがここに来る「未来」のビジョンを見た。アンタには聞きたいことが山のようにあるが、ただ1つ、今俺が知りたいのはこのカードはなんなのかということだけだ。」
占い師「フフフ…。ハハハ!!もう「未来」を見る力を使いこなすとは!」
遊呂「使いこなせてねぇよ。この力。いつどのタイミングで発動するか分かんねぇんだよ。」
占い師「フフフ…。まぁいいでしょう。少しだけ教えて差し上げしょう。そのカードはある特別な力を持った10枚のカード。そのうちの1枚、それが「呪縛竜 デスロック・ドラゴン」です。」
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占い師「そうです。世界の理と言っても過言ではありません。」
遊呂「何故、そんなカードを俺に渡した。」
占い師「フフフ…。さあ?何故でしょうねぇ?」
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占い師「…残念ながら時間切れのようですね。最後に1つだけ言っておきましょう。これも私が占った貴方の「運命」です。もうすぐ貴方の前に3人のデュエリストが現れます。その3人こそが今後の貴方の「運命」を左右する3人です。そして貴方にこれを。」
そういうと占い師は遊呂に小さい箱を手渡した。
占い師「それでは私はこれで失礼致します。」
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