第5話「皇の降臨」　作：MTGからの刺客

遊華 LP8000
ジャック LP3600

ジャック「いくぞ！《マシンナーズ・ギアフレーム》で《姫騎士ハルカディア》を攻撃！」
遊華「っ！！ごめんハル！！」
ハルカディア「遊華ぁ！！」

遊華 LP7900
ジャック LP3600

ジャック「《マシンナーズ・フォートレス》で攻撃！貴女のフィールドには《聖姫騎士エーリカ》しか存在しない、よって攻撃はダイレクトアタックとなる！」
遊華「ぐっ・・・」

遊華 LP5400
ジャック LP3600

ジャック「《マシンナーズ・ランパート》の攻撃「デストラクションΩ」！！」
遊華「きゃあ！！」

遊華 LP1200
ジャック LP3600


決闘開始時のままだった遊華のライフが、たった1度のバトルフェイズであっさり逆転する。あと1体でも下級モンスターが居れば、遊華は負けていただろう。この一瞬でライフを削りきる爆発力が、機械族の恐ろしさだ。

ジャック「少し残ったが・・・次で終わりだ。ターンエンド。」

遊華「あたしの・・・ターン！」

このターンでジャックを倒さなければ、返しのターンでマシンナーズの猛攻を受け、遊華は耐え切れない。ラストターンだ。
だが、遊華には既に取るべき道が見えていた。


遊華「私は手札から《姫騎士サーシャ》を召喚、サーシャの効果を発動。このカードの召喚に成功した時、墓地のレベル4以下の《姫騎士》を特殊召喚する。戻って！ハル！」
ハルカディア「ありがと、サーシャ。」

純白の翼を織り成す戦乙女に導かれて、ハルカディアが再び復活する。

遊華「あたしはハルカディアの効果を起動！手札を1枚捨てて《マシンナーズ・ランパート》を破壊する！」
ジャック「俺はランパートの効果で《マシンナーズ・メガフォーム》《マシンナーズ・ピースキーパー》を手札に加える。」

遊華「更にあたしはレベル4の《姫騎士ハルカディア》にレベル2の《姫騎士サーシャ》をチューニング、シンクロ召喚！現れろ《聖姫騎士アライブ》！」
ジャック「だが、アライブでは俺を倒すには至らない、そして次のターンで貴女のライフは0になる。」

遊華「公式の試合で『彼女』を出したことは無いわ・・・このカードはフィールドの《姫騎士》シンクロ・エクシーズモンスター2体をエクシーズ素材として、エクストラデッキからエクシーズ召喚出来る。」
ジャック「！？」

遊華「『戦場を支配する全てを滅ぼす姫皇よ、我が剣となりて約束されし勝利をもたらせ！』現れよ《姫騎士皇ステラ》！」

ステラ「・・・我が眠りを妨げし者よ。汝が全て、灰燼としよう。」
ジャック「な・・・なんだ、このプレッシャーは。」

黒髪に赤い瞳を持つ、銀の全身鎧に漆黒のマントを纏った姫騎士が、姿を現す。王冠を身に着け、旗の付いた長槍を手にし、厳かな口調で彼女・・・ステラは告げる。

遊華「あたしは《姫騎士皇ステラ》の効果を発動、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、相手モンスター1体を墓地に送りあたしはカードを1枚ドローする。マシンナーズ・フォートレスを墓地へ！『断罪の誓約』！」
ジャック「ぐ・・・だが、」

ステラ「足掻くか、牙も翼も削がれた竜よ。だが、これまでだ。」
遊華「あたしは墓地の《姫騎士ヴァニラ》の効果を発動、このカードを除外して墓地の《姫騎士》モンスター1体を特殊召喚する。来て《聖姫騎士エーリカ》！」

ジャック「これは！！」

遊華「バトル！《姫騎士皇ステラ》で《マシンナーズ・ギアフレーム》を攻撃！『裁きの剣』！
」

姫騎士皇ステラ ATK3000
マシンナーズ・ギアフレーム ATK1800

遊華 LP1200
ジャック LP1400

遊華「エーリカの効果は・・・もう知ってるよね？エーリカでダイレクトアタック！『サンダーチャージ！』」


ジャック「・・・到底、まだ俺では及ばなかった、か。」





遊華 LP1200
ジャック LP0