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第23話蘇りし邪悪なる意思 作:風鼠
修一「くそ…何でおれが講義やんなきゃいけないんだよ!」
柚子「仕方ないでしょ。お父さんに頼まれた事だし」
修一「ふん!誰が頼まれてするもんか。」
修一はそういうと頬を膨らませ拗ねる。
フトシ「それにしても塾長痺れる程遅いぜ~」
柚子「…何かあったのかしら…」
修一「(…一体ラグラロクの誰が戦ってやがる…)」
アユ「ね、ねぇ…」
修一「ん?」
アユは少し怖がりつつも修一の顔を覗きこむ
アユ「シンクロのこと…わたしたちに、おしえてもらええない…かな?」(にっこり)
修一「うっ…」(///)
修一はアユの笑顔に顔を赤めらせつつ、たじろぐ。
アユ「ダメ?」
修一「…分かったよ!教えりゃいいんだろ!」(///)
アユ「やったぁ♪」
アユは、満面の笑みでガッツポーズをする。
修一「デブ!デュエルルーム行くぞ!実践講習だ!(圧勝して勝ってカッコいいとこみせてやるぜ!)」
フトシ「ええ?!おれかよ?!」
修一は、フトシを蹴り飛ばしつつ、塾のデュエルルームへと向かう
柚子(…こっちは大丈夫そうね。…私も見に行った方が良いかな?)
・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
権現坂「…これが3体の龍の一枚か‥」
俺は、対戦相手から黄色き龍のカードを取り上げる。
博士「くそ‥この私が…ジュニアユースの小僧に…負けるとはな…」
権現坂「‥抵抗は無駄だ。お前らにこのカードを扱わせん。」
博士「ふ‥抵抗などしないさ。だが…貴様らは今から抵抗もできずに、この世から消え去るのだ!」
権現坂「どういう事だ?」
博士「我々は、組織は、目的達成の為のタダの駒だ。」
権現坂「駒…だと」
博士「ああそうだ。美海も、修一も、私も…終いにはあの男自身すら!黒き龍を復活させるための駒なんだよ!」
発言の直後この男の体は炎に包まれる
権現坂「!」
博士「だが、もうすぐだ!もうすぐ!黒き龍が復活する!この世は絶望に包まれる!」
その言葉と共に、男は灰と化す。
権現坂「…」
・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
???
戦闘員A「…こ、これが…最後の核…」
戦闘員B「…なんて…でかさだ…これまでの核より‥巨大‥」
少佐「会いたかったぞ、伝説の黒き龍の最後の核よ。」
戦闘員C「…ですが、ウルフと修一が…まだ。」
少佐「…不完全だが目覚めさせるだけなら美海一人で十分だ。」
美海「…はい。」
少佐「では始めよう。」
???「そこまでだ」
少佐「…ほう。珍しい客だ…LDSの…赤羽零児か。」
???→零児「…お前たちの目的は、此処で終わりだ」
少佐「良く、ここの場所が分かったな」
零児「ああ…我々は、あの後伝説関連の事を徹底的に調べた。その結果分かった事が複数ある
実際に昔、舞網市周辺を中心として3体の龍と黒き龍の戦いがあった事。
封印されたと思われる3つの核の場所も。…そして今日その内2つは、我々の調査員から物が置ける程の広い空間と、少し前にその場所に複数人の立ち入りがあった事が分かった。
…もしや、と思って来てみたら…」
少佐「…だが、遅かったな。」
零児「‥残りの核はどこにやった!」
少佐「…ふははは…残りの核…だと?今お前の目の前ではないか。」
少佐は、自身の上半身服を脱ぎ去ると、機械で構成され、部品の隙間から黒い物質が蠢いている
零児「その体は…貴様…もう既に人ではなかったか。」
少佐「あぁ、そうとも。もう数十年前渡した黒き竜が復活する為にこの身を捧げ、人を辞めた!」
零児「…貴様を倒せれば…黒き竜を復活しない…という事だな。」
零児は鋭い眼光で少佐を睨みつつデュエルディスクを構える
少佐「…この私に挑むか。」
零児「あぁ…LDSのある目的の為…いま舞網チャンピオンシップを中止させぬ。」
少佐「仕方ない…美海お前は儀式を始めろ。私は…この若造に、人を辞めた者の力を見せねばならぬ。」
美海「は!」
零児「…」
少佐「…待たせた。では…始めよう」
少佐&零児「デュエル!」
・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
大和「お疲れ、修造。はいタオル…と縄」
修造「おお悪いな!いや~久しぶりの良いデュエルだった」
大和「まったくお前は…こっちはひやひやしたぞ」
修造「悪い悪い!」
修造はそういいながらウルフの体を縄で縛り始める
遊矢「塾長!」
修造「おお!遊矢来てたのか!」
遊矢「権現坂から念導学塾でラグラロクが来てるって聞いたから急いで…」
修造「で、その権現坂君は?」
遊矢「ここに来る途中にラグラロクの組織のヤツにデュエル挑まれて、権現坂は今もデュエルしているはず」
ウルフ「…そいつは…どんな奴だった?」
修造の手によって縄で縛られたウルフは、遊矢の顔を見つめる
遊矢「…初老の…軍人って感じのヤツだったよ」
遊矢は少しウルフを睨みつつ質問に答える
ウルフ「…博士だ‥」
大和「博士…だと?」
大和はその名前を聞きトーンを下げ、ウルフが発した名前を繰り返す。
ウルフ「‥ああ…間違いない…博士が来てる…という事は…計画が…もう終盤に入ったんだ…」
修造「終盤…黒き龍の復活か!」
遊矢「く、黒き龍?」
修造「…そうか、遊矢達にはまだ言っていなかったな‥こいつらの目的は…」
ウルフ「我々の目的は3体の龍の伝説で倒された「黒き龍」の復活だ」
ウルフは修造の発言に重なるように己の目的を離す。
大和「…具体的にはどうやって復活させるつもりなんだ」
ウルフ「…特殊なエネルギーを使用してだ…」
大和「エネルギー…だと」
ウルフ「このエネルギーは…デュエルを行う際に微量に発生する…
このエネルギーが充満すると、核の活動が活発する」
大和「つまり…戦闘員を使い多くのデュエルを行うことで、そのエネルギーを充満させようとしたわけだ。」
遊矢「それが…LDS襲撃事件の真相…」
ウルフ「…そうだ…」
修造「…ちょっと待て、ということは、少佐は少なくても黒き竜の核が封印されている3つの場所を知ってる、て事だよな?!」
ウルフ「アァ…もちろんだそして…我々は舞網市に訪れる以前に既に核2つの獲得に成功してる。…だが、復活に必要なのは3つの核、エネルギーの他に…巫女の血が必要…らしい」
大和「…巫女か。」
遊矢「巫女って3体の龍を出して、黒き竜を封印した、あの巫女?」
ウルフ「…そうだ。我々は…黒き龍の核を探すと共に、巫女の末裔を探していた」
大和「…!もしかして‥美海か。」
ウルフ「…そうだ。…美海の他に…俺ともう一人…まだ‥幼い少年だが、その血を濃く引きしモノがいる。黒き龍を完全に目を覚ますには…大量の末裔の血が必要だ。」
修造「…」
大和「…お前は…最後の核がある場所を知ってるな?」
ウルフ「…ああ」
大和「…そこに案内しろ。」
遊矢「!」
修造「大和…お前」
大和「塾長として…美海を助けに行く義務がある。」
ウルフ「…分かった。」
遊矢「…大和塾長俺も行きます。」
大和「…いや駄目だ。遊矢君、君はここで残れ。」
遊矢「…でも!」
修造「…」
・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
零児「くっ」LP0
少佐「いやはや…手こずったな」LP1600
戦闘員A「少佐殿」
少佐「どうした?」
戦闘員A「…美海の儀式が無事終了しました。」
少佐「おぉ!そうか!」
美海『…アァ…久シブリノ…現世ダ…』
その言葉は、冷たく、低く、明らかに美海の声ではない。
少佐「おお!美海の体を通じてだが、黒き竜の意思がしっかり復活したぞ!」
美海『…ココハ…ドコダ…?…お前達ハ一体…』
少佐「私たちはお前に再び命を与えた物だ。そしてここは…お前が封印されていた場所だ」
美海『ソウカ…僕ハアイツラニ‥マケタノカ…』
少佐『あの3龍共も既に私の支配下!もう邪魔するものもいない!そして、お前に元の体を与える事ができるぞ!』
美海『ソレハ…アリガタイ‥‥ソウナレバ、僕ハ再ビ暴レル事ガデキル』
柚子「仕方ないでしょ。お父さんに頼まれた事だし」
修一「ふん!誰が頼まれてするもんか。」
修一はそういうと頬を膨らませ拗ねる。
フトシ「それにしても塾長痺れる程遅いぜ~」
柚子「…何かあったのかしら…」
修一「(…一体ラグラロクの誰が戦ってやがる…)」
アユ「ね、ねぇ…」
修一「ん?」
アユは少し怖がりつつも修一の顔を覗きこむ
アユ「シンクロのこと…わたしたちに、おしえてもらええない…かな?」(にっこり)
修一「うっ…」(///)
修一はアユの笑顔に顔を赤めらせつつ、たじろぐ。
アユ「ダメ?」
修一「…分かったよ!教えりゃいいんだろ!」(///)
アユ「やったぁ♪」
アユは、満面の笑みでガッツポーズをする。
修一「デブ!デュエルルーム行くぞ!実践講習だ!(圧勝して勝ってカッコいいとこみせてやるぜ!)」
フトシ「ええ?!おれかよ?!」
修一は、フトシを蹴り飛ばしつつ、塾のデュエルルームへと向かう
柚子(…こっちは大丈夫そうね。…私も見に行った方が良いかな?)
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権現坂「…これが3体の龍の一枚か‥」
俺は、対戦相手から黄色き龍のカードを取り上げる。
博士「くそ‥この私が…ジュニアユースの小僧に…負けるとはな…」
権現坂「‥抵抗は無駄だ。お前らにこのカードを扱わせん。」
博士「ふ‥抵抗などしないさ。だが…貴様らは今から抵抗もできずに、この世から消え去るのだ!」
権現坂「どういう事だ?」
博士「我々は、組織は、目的達成の為のタダの駒だ。」
権現坂「駒…だと」
博士「ああそうだ。美海も、修一も、私も…終いにはあの男自身すら!黒き龍を復活させるための駒なんだよ!」
発言の直後この男の体は炎に包まれる
権現坂「!」
博士「だが、もうすぐだ!もうすぐ!黒き龍が復活する!この世は絶望に包まれる!」
その言葉と共に、男は灰と化す。
権現坂「…」
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???
戦闘員A「…こ、これが…最後の核…」
戦闘員B「…なんて…でかさだ…これまでの核より‥巨大‥」
少佐「会いたかったぞ、伝説の黒き龍の最後の核よ。」
戦闘員C「…ですが、ウルフと修一が…まだ。」
少佐「…不完全だが目覚めさせるだけなら美海一人で十分だ。」
美海「…はい。」
少佐「では始めよう。」
???「そこまでだ」
少佐「…ほう。珍しい客だ…LDSの…赤羽零児か。」
???→零児「…お前たちの目的は、此処で終わりだ」
少佐「良く、ここの場所が分かったな」
零児「ああ…我々は、あの後伝説関連の事を徹底的に調べた。その結果分かった事が複数ある
実際に昔、舞網市周辺を中心として3体の龍と黒き龍の戦いがあった事。
封印されたと思われる3つの核の場所も。…そして今日その内2つは、我々の調査員から物が置ける程の広い空間と、少し前にその場所に複数人の立ち入りがあった事が分かった。
…もしや、と思って来てみたら…」
少佐「…だが、遅かったな。」
零児「‥残りの核はどこにやった!」
少佐「…ふははは…残りの核…だと?今お前の目の前ではないか。」
少佐は、自身の上半身服を脱ぎ去ると、機械で構成され、部品の隙間から黒い物質が蠢いている
零児「その体は…貴様…もう既に人ではなかったか。」
少佐「あぁ、そうとも。もう数十年前渡した黒き竜が復活する為にこの身を捧げ、人を辞めた!」
零児「…貴様を倒せれば…黒き竜を復活しない…という事だな。」
零児は鋭い眼光で少佐を睨みつつデュエルディスクを構える
少佐「…この私に挑むか。」
零児「あぁ…LDSのある目的の為…いま舞網チャンピオンシップを中止させぬ。」
少佐「仕方ない…美海お前は儀式を始めろ。私は…この若造に、人を辞めた者の力を見せねばならぬ。」
美海「は!」
零児「…」
少佐「…待たせた。では…始めよう」
少佐&零児「デュエル!」
・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
大和「お疲れ、修造。はいタオル…と縄」
修造「おお悪いな!いや~久しぶりの良いデュエルだった」
大和「まったくお前は…こっちはひやひやしたぞ」
修造「悪い悪い!」
修造はそういいながらウルフの体を縄で縛り始める
遊矢「塾長!」
修造「おお!遊矢来てたのか!」
遊矢「権現坂から念導学塾でラグラロクが来てるって聞いたから急いで…」
修造「で、その権現坂君は?」
遊矢「ここに来る途中にラグラロクの組織のヤツにデュエル挑まれて、権現坂は今もデュエルしているはず」
ウルフ「…そいつは…どんな奴だった?」
修造の手によって縄で縛られたウルフは、遊矢の顔を見つめる
遊矢「…初老の…軍人って感じのヤツだったよ」
遊矢は少しウルフを睨みつつ質問に答える
ウルフ「…博士だ‥」
大和「博士…だと?」
大和はその名前を聞きトーンを下げ、ウルフが発した名前を繰り返す。
ウルフ「‥ああ…間違いない…博士が来てる…という事は…計画が…もう終盤に入ったんだ…」
修造「終盤…黒き龍の復活か!」
遊矢「く、黒き龍?」
修造「…そうか、遊矢達にはまだ言っていなかったな‥こいつらの目的は…」
ウルフ「我々の目的は3体の龍の伝説で倒された「黒き龍」の復活だ」
ウルフは修造の発言に重なるように己の目的を離す。
大和「…具体的にはどうやって復活させるつもりなんだ」
ウルフ「…特殊なエネルギーを使用してだ…」
大和「エネルギー…だと」
ウルフ「このエネルギーは…デュエルを行う際に微量に発生する…
このエネルギーが充満すると、核の活動が活発する」
大和「つまり…戦闘員を使い多くのデュエルを行うことで、そのエネルギーを充満させようとしたわけだ。」
遊矢「それが…LDS襲撃事件の真相…」
ウルフ「…そうだ…」
修造「…ちょっと待て、ということは、少佐は少なくても黒き竜の核が封印されている3つの場所を知ってる、て事だよな?!」
ウルフ「アァ…もちろんだそして…我々は舞網市に訪れる以前に既に核2つの獲得に成功してる。…だが、復活に必要なのは3つの核、エネルギーの他に…巫女の血が必要…らしい」
大和「…巫女か。」
遊矢「巫女って3体の龍を出して、黒き竜を封印した、あの巫女?」
ウルフ「…そうだ。我々は…黒き龍の核を探すと共に、巫女の末裔を探していた」
大和「…!もしかして‥美海か。」
ウルフ「…そうだ。…美海の他に…俺ともう一人…まだ‥幼い少年だが、その血を濃く引きしモノがいる。黒き龍を完全に目を覚ますには…大量の末裔の血が必要だ。」
修造「…」
大和「…お前は…最後の核がある場所を知ってるな?」
ウルフ「…ああ」
大和「…そこに案内しろ。」
遊矢「!」
修造「大和…お前」
大和「塾長として…美海を助けに行く義務がある。」
ウルフ「…分かった。」
遊矢「…大和塾長俺も行きます。」
大和「…いや駄目だ。遊矢君、君はここで残れ。」
遊矢「…でも!」
修造「…」
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零児「くっ」LP0
少佐「いやはや…手こずったな」LP1600
戦闘員A「少佐殿」
少佐「どうした?」
戦闘員A「…美海の儀式が無事終了しました。」
少佐「おぉ!そうか!」
美海『…アァ…久シブリノ…現世ダ…』
その言葉は、冷たく、低く、明らかに美海の声ではない。
少佐「おお!美海の体を通じてだが、黒き竜の意思がしっかり復活したぞ!」
美海『…ココハ…ドコダ…?…お前達ハ一体…』
少佐「私たちはお前に再び命を与えた物だ。そしてここは…お前が封印されていた場所だ」
美海『ソウカ…僕ハアイツラニ‥マケタノカ…』
少佐『あの3龍共も既に私の支配下!もう邪魔するものもいない!そして、お前に元の体を与える事ができるぞ!』
美海『ソレハ…アリガタイ‥‥ソウナレバ、僕ハ再ビ暴レル事ガデキル』
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黒き竜が復活したということは物語もいよいよ終わりが見えてきたということでしょうか……結末はどうなってしまうのやら。
(2015-10-25 18:54)
???「オレはニンゲンをやめたぞー!」
確かに強くなる例があった。
半ば復活してしまった黒き竜。果たして舞網市はどうなるのか? (2015-10-25 19:09)
個人的に、番外編くらい社長を負けさせたかったです。
物語も若干駆け足ながらも終盤になります。
結末どうしよう(考えてない) (2015-10-25 19:29)
人間を辞めた方は基本的にホント強いイメージです。
多分遊戯王の世界では人間を辞めたらデュエルの実力が高まるのではないか、と考えてました。 (2015-10-25 19:43)