ACT 9 奇策　作：クロノスギア

「こ、攻撃力2200？全然攻撃力足りてないじゃん！こっちは3300だよ⁉︎」
「バトル！」
「えっ⁉︎」
「クロノスギア・フェニックスでミッドナイトに攻撃！そして、効果発動！攻撃時レベル、ランク4以下のモンスターを全て手札に戻す！」
「えっ嘘⁉︎…」
「どうした？」
「いや、エクシーズモンスターて、手札戻るときどこ行くのかなって…」
「…あーそれエクストラデッキに戻るよー」
「あ、先輩。ありがとうございます…てやばいじゃん！」
「これで終わりか？」
「て、手札から『護法の魔女 クロロン』の効果！」

護法の魔女 クロロン
効果モンスター／魔法使い族／星2 闇 攻撃力0 守備力1800
相手のモンスターの直接攻撃時、このモンスターを手札から特殊召喚し、直接攻撃を無効にする。この効果を使ったのちこのカードがフィールドから離れたときこのカードは除外される。

「くそ…決めれなかったか…ターンエンド」
「私の…ターン！」

これじゃ、倒しきれないし…だしても手札に戻っちゃう…

「私は…モンスターを裏守備でセット！これで終わり…」

神狩真哉 LP500 手札0 P クロノスギア・タイムガール クロノスギア・ブレイダー
モンスター クロノスギア・フェニックス
魔法罠 1
九頭竜亜美 LP1900 手札4 フィールド モンスター 裏守備 1 護法の魔女 クロロン
魔法罠 2

「…お前、諦めてねぇか？」
「だって、あんたに勝てそうにないじゃん…」
「一枚のドローで何が起こるかわからない、それがデュエルだ」
「第一こんなの遊びじゃん…負けても…」

『馬鹿野郎！』

「⁉︎」
「遊びだって本気だから楽しいんだ！最初から諦めてなんになる！」
「ちょっ…何マジにまって…」
「俺はこれに出会って変わったんだ！遊びだからってバカにすんな！」

こいつ…こんなこと言うんだ…

「俺のターン！バトル！セットモンスターに攻撃！」

リバース 蝶の魔女 リリー
効果モンスター／魔法使い族／星3 闇 ATK800 DEF1000
このモンスターがエクシーズモンスターの素材になったとき以下の能力を与える。
⚫︎このモンスターの攻撃力は800アップする

「…変わったねあんた、昔だったら面倒くせとか言ったくせに」
「まあな」
「私のターン！」

神狩真哉 LP500 手札1 P クロノスギア・タイムガール クロノスギア・ブレイダー
モンスター クロノスギア・フェニックス
魔法罠 1
九頭竜亜美 LP1900 手札5 フィールド モンスター 裏守備 1 護法の魔女 クロロン
魔法罠 2

「う、うそ⁉︎来た⁉︎私は魔法カード『黒魔法儀式 不死永劫の儀』を発動！こいつはデッキトップを二枚除外することで、1ターンに一度墓地の『魔女』モンスターでエクシーズ召喚できる！私は蝶の魔女リリーと蛙の魔女フロッティーでオーバーレイ！」
「流石だなお前の火事場の馬鹿力！」
「二体のレベル3『魔女』モンスターてオーバーレイネットワークを構築！エクシーズ召喚！
黒き闇の中、この世の全てをあざ笑う、魔女たちの晩餐よりここへ！きて！ランク3！
『邪法の魔女 マーシャ』！」

邪法の魔女 マーシャ
Xモンスター／魔法使い族／ランク3 闇 ATK2000 DEF1000
レベル3『魔女』モンスター×2
このカードのモンスター素材を２つ使うことで効果を発動する。相手のモンスターをデッキに戻しシャッフルする。その後デッキトップを3枚オープンしその中にモンスターカードがあった場合、そのモンスターを特殊召喚し、モンスターカードがない場合相手はデッキからモンスターを一体特殊召喚する。


「リリーの効果で攻撃力800アップ！これは…賭けよ」
「とんだ博打だな…だが好きだぜ俺は！」
「私はマーシャの効果発動！ORUを全部使って、クロノスギア・フェニックスをデッキに戻しシャッフル！そして…」
「デッキをオープンして、モンスターを特殊召喚する…か」
「これで攻撃力2100以下ののモンスターをだしたら真哉君の負けか〜」
「一枚目！」
一枚目 魔法カード『フューチャードロー』
「二枚目！」
二枚目 罠カード 『時間跳躍 ー ジャンプ』
「三枚目！」
「お願い…！きて…！」
三枚目 『クロノスギア・クリボー』

「俺の負けだ…」

winner 九頭竜亜美

「…勝った？」
「ああ…」
「やっ…ター！バンサーイ！」
「おめでとうー亜美チャーン！」
「楽しかったぞ亜美、ありがとう」
「すっごくドキドキした！秋雨先輩！私とデュエルしよ⁉︎」
「おおー！かかってこい！」

…。

『フルメタルー！バンカー！』
『クロロンの効果で止める！』
「…店長の差し金っすか？」
「おや？わかったかい？いやー、この間店の前で羨ましそうに見てたからね〜」
「ま、感謝しますよ。こうやって楽しくあいつと遊べた」
『エクシーズ召喚！きて！ミッドナイト！』
「…そうだ。」
「どうかしたかい？」
「いえ、いいこと思いついただけですから」
『ふ〜ははは！我が最強のロボは倒せん！フルメタル！バンカー！』
『きゃー！』

「部活を作ります」