第8話 七星宿白虎デッキ パート2　作：けやぐ

けやぐ｢うーーーーん・・・・不満だぜ・・・・｣

テーブルに七星宿の白虎チームの最新式の展開図を見ながら

菊乃｢どうしたの？｣

けやぐ｢あー菊乃さん。ちょいとこれを見てくれよ｣

菊乃｢ん？どれどれ....？｣


フィールド
昴宿、時掛師昴宿、西方白虎神菊乃、覚醒白虎婁宿

瞬動の奎宿

手札
4枚

墓地
井宿、奎宿、昴宿
二十八宿の集い、青龍の天市垣、時掛の昴宿

除外
植念士婁宿、西方神白虎


菊乃｢はぁ....これ結構な制圧力....よね....？何がそんなに不満なの？｣

けやぐ｢覚醒白虎婁宿が破壊されたら、植念士婁宿と西方神白虎が戻って来ない。｣

菊乃｢それくらいは別に・・・・｣

けやぐ｢いやダメだ。確かに制圧力だけを見たら、他のチームと引けを取らない程に成長した。だけどダメなんだ。不満で痒くて仕方無いんだ。｣

菊乃｢え、だけどそんな変えたら名無しのゴーレムさんに扱って貰えなくなるんじゃ・・・？｣

けやぐ｢いやそこは大丈夫だ。あの人は今の所、朱雀と玄武関連のカードしか触れていない。白虎関連のカードはまだ1枚たりとも触れていないんだ。だから大丈夫！(°▽°)｣

菊乃｢は、はぁ・・・(^_^;)｣

菊乃｢それじゃあ、どうするの？青龍の子達のように効果を書き換えるの？｣

けやぐ｢そうゆうことになるね。そして何より問題なのがこの2枚だ。｣

『七星宿の快刀 畢宿』『七星宿の旅商 参宿』の2枚を見せる

菊乃｢うん？私は別に良いと思うけど...特に畢宿(あめふり)君は使い勝手が良さそうだけど・・・・？｣

畢宿のカード
星2 風 戦士族
ATK600 DEF1000
効果
(1):このｶｰﾄﾞが召喚に成功した時に発動できる。手札から｢七星宿｣ﾓﾝｽﾀｰ1枚捨てる。
(2):自分ﾒｲﾝﾌｪｲｽﾞに発動できる。このｶｰﾄﾞが墓地に存在し、自分ﾌｨｰﾙﾄﾞ上に｢七星宿｣ﾁｭｰﾅｰが存在する場合、このｶｰﾄﾞは特殊召喚できる。この効果で特殊召喚したこのｶｰﾄﾞがﾌｨｰﾙﾄﾞから離れた場合、除外される。

けやぐ｢そう思うだろー？だけどね、合わないんだよ。｣

菊乃｢どうゆうこと？｣

けやぐ｢例えるならそうだな。OCGに水晶機巧(クリストロン)っているだろ？｣

菊乃｢うん｣

けやぐ｢そこにボルト・ヘッジホッグ合うかなーと入れてみたら思いの外、邪魔だったり手札事故になる原因になってしまうことに気が付く訳よ。それが今の畢宿の効果なんよ。｣

菊乃｢あぁ、なるほど....じゃあ、参宿(からすき)さんは？｣


参宿のカード
星2 風 戦士族
ATK1100 DEF800
効果
(1):このｶｰﾄﾞが召喚に成功した時に発動できる。手札から｢七星宿｣ﾓﾝｽﾀｰ1枚捨てる。
(2):このｶｰﾄﾞが｢七星宿｣と名のついたｶｰﾄﾞの効果によって捨てられた場合に発動できる。このｶｰﾄﾞを墓地から特殊召喚する。
(3):1ﾀｰﾝに1度、自分ﾌｨｰﾙﾄﾞ上の｢七星宿｣ﾓﾝｽﾀｰ1体を選択し、ﾃﾞｯｷから｢七星宿｣ﾓﾝｽﾀｰ1体を墓地に送って、以下の効果から１つ選択して発動できる。
●墓地へ送ったそのﾓﾝｽﾀｰのﾚﾍﾞﾙ分だけ、そのｶｰﾄﾞのﾚﾍﾞﾙを上げる。
●墓地へ送ったそのﾓﾝｽﾀｰのﾚﾍﾞﾙ分だけ、そのｶｰﾄﾞのﾚﾍﾞﾙを下げる。


けやぐ｢そうだな....ジャンクデッキってあるだろ？または遊星デッキを作ったとする。｣

菊乃｢うん。｣

けやぐ｢ジャンク・チェンジャーっているだろ？｣

菊乃｢うん。｣

けやぐ｢入れたいと思う？｣

菊乃｢思わない....｣

けやぐ｢それww｣

菊乃｢あぁ....(￣▽￣;)｣

けやぐ｢それが今の彼らの立場なんよ。それがまず問題。てか、井宿(ちちり)と帳宿(ちりこ)、そして觜宿(とろき)が優秀過ぎて簡単に揃っちゃうんだよな。ここから、朱雀の動きと白虎の動きの2方面に分かれて強いからねw｣

菊乃｢それは確かに問題ね(^_^;)｣

けやぐ｢今の白虎チームは、サポート魔法や罠でシンクロして行くスタイル。あ、勿論、奎宿(とかき)さんや昴宿(すばる)さんの効果でシンクロできるのは勿論なんだけどね、じゃあ、この畢宿と参宿の2枚をどうやって使いたいと思わせるような効果にしたいか。そこをどうするか。｣

菊乃｢どうするの？｣

けやぐ｢分からない｣ﾄﾞﾔｧ

菊乃｢(汗)｣

けやぐ｢まぁ、オリカ作成なんて、こんなもんだよなきっと。作った当時は絶対に合うと思って作って、後々新しいカード出して、回してみたら全然合わなかったなんてさ、そうゆう経験ってきっと俺だけじゃ無いと思うんだよね。｣

菊乃｢フフ、そうね。｣

けやぐ｢さて、どうすっかなー。時掛けの昴宿と瞬動の奎宿もまた練り直さなきゃいけないような気もするしなー｣

菊乃｢えっ！？そこもなの！？｣

けやぐ｢多分ね。この2枚は様子を見ながらになるかな。｣

菊乃｢そ、そうなんだ・・・・・あ、けやぐさんちょっと１つだけ質問良いかかな？｣

けやぐ｢ん？なんだい？｣

菊乃｢胃宿さんは、どうなの？｣


胃宿のカード
星4 風 戦士族
ATK400 DEF600
効果
(1):このｶｰﾄﾞが召喚に成功した時に発動できる。手札から｢七星宿｣ﾓﾝｽﾀｰ1枚捨てる。
(2):このｶｰﾄﾞが｢七星宿｣と名のついたｶｰﾄﾞの効果によって捨てられた場合に発動できる。自分ﾌｨｰﾙﾄﾞ上に｢七星宿ﾄｰｸﾝ｣(悪魔族･風･星2･攻200/守300)2体まで特殊召喚する。


けやぐ｢ああ、胃宿さんは優秀だよ？奎宿が星3チューナーだから、星5の七星宿シンクロできるし、昴宿なら星1チューナーだから、その進化体の星3シンクロチューナー、時掛師昴宿にできるし、胃宿さん１体で、召喚士白虎にアクセスできる他、他のチームに行っても活躍するよ？｣


菊乃｢そっかー、じゃあ現状維持の白虎は、昴宿さんと奎宿さん、胃宿さんと觜宿さん、そしてシンクロ体はそのままなんだね？｣

けやぐ｢そうだね。その4体とシンクロ体は現状維持になるね。それと菊乃さん・・・・・あ、効果・・・・・｣

菊乃｢え、私も！？｣

けやぐ｢いや、菊乃さんの場合はちょっと特殊でね。まぁ、白虎デッキを作ならまず使わない効果なんだけどね？君の場合は、混合デッキ。つまりは他の巫女組と合わせて初めて機能するように設計されているから、うーーーーん、維持かなぁ？(^_^;)｣

菊乃｢ほっ......良かったぁ....｣

けやぐ｢アハハハ(^。^;)｣