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HOME > コンプリートカード評価一覧 > GOLD SERIES 2012 コンプリートカード評価(みめっとさん)
GOLD SERIES 2012 コンプリートカード評価
「 みめっと 」さんのコンプリートカード評価 |
レアリティ | 評価 | 番号 | カード名 |
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Gold ▶︎ デッキ |
8 | JP001 | カオスポッド |
第2期というリバース効果モンスター全盛期に《サイバーポッド》に続いて登場した、究極のリバース効果モンスターの1体となる岩石族のポッドモンスター。 その名の通り、一度リバースするとお互いの場に大いなる混沌をもたらす効果を発揮する。 コンボ性が非常に高く、特にこのモンスターを利用した1キルデッキ【カオスループ】においては、リバース効果で定数ダメージを与えるだけの効果を持つ《ポイズンマミー》が眩いほどのスポットライトを浴びることになる。 《メタモルポット》や《サイバーポッド》や《ファイバーポッド》のような分かりやすい強さではなく、考えなしにデッキに投入するのは難しい癖に塗れたリバース効果モンスターですが、それだけに遊び甲斐は最高レベル。 |
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Gold ▶︎ デッキ |
9 | JP002 | 昇霊術師 ジョウゲン |
後に登場する《フォッシル・ダイナ パキケファロ》と同様に立っているだけでお互いの特殊召喚を完全に封じるシステムモンスターの1体で、特殊召喚されたモンスターを後出しで全体除去する効果を持っている点まで同じです。 打点は低打点とされるパキケよりもさらに低く、《禁じられた一滴》や《無限泡影》を食らった時のリスクもより大きくなってしまいますが、こちらは後出しで特殊召喚されたモンスターを全て葬る効果を起動効果で使えるため、後出し性能ではパキケに大きく勝っています。 ただしコストで墓地に捨てる手札がランダムという非常に珍しい、そして意外と厄介な性質を持っているため、効果発動時に保持する手札には注意しなければならない。 低ステータスの光魔法使いということで場に呼び出す手段も多く、特に《魔法族の里》と併用して相手にかける圧力をさらに上げられるのはパキケにない明確な利点の1つにもなります。 とはいえこの低打点ではライフ取りはもちろん戦闘での場持ちにも期待できないので、《月鏡の盾》+里+他のモンスター効果や罠などでの補助は欠かせないでしょう。 |
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Gold ▶︎ デッキ |
9 | JP003 | 溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム |
原作のバトルシティ編でマリクが使用し、この度まさかのグッズ化も果たしてしまった、相手のモンスター2体を喰らって相手の場にプレゼントされる3000打点の大型モンスター。 その召喚条件から、「壊獣」モンスターや《ラーの翼神竜-球体形》と同様にリリース耐性というごく僅かな耐性持ちを除けば完全耐性を持つモンスターすらも葬り、複数のモンスターで制圧を敷く布陣にも有効になります。 こちらはNSが封じられてしまうデメリットがあり、1体からリリースできる上に召喚権も奪われない壊獣と比べると取り回しが悪く、3体のリリースが必要ですが、NS扱いなのでSS封じにも強いラー玉に比べると制圧貫通力も低くなりますが、このカードもそれらにけして劣らない十分な強さを備えているかと思います。 相手の場に3000打点のモンスターを与えてしまいますが、相手はこのモンスターを従えている限り毎ターン効果ダメージを受けることになり、このモンスターには特に耐性はないため、バウンスやコントロール変更系の効果で取り戻したり、破壊誘発や攻撃力を参照する自分のカード効果の的にしてしまうことも有効となります。 |
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Gold N-Rare ▶︎ デッキ |
10 | JP004 | カオス・ソルジャー -開闢の使者- |
効果の発動を伴わず、召喚条件で墓地の闇と光を1体ずつ除外して特殊召喚される攻撃力3000のモンスター。 これだけでも現在でも全然弱いとは言えないカードなのですが、これが3期に登場したモンスターであるという事実がただただ恐ろしいばかり。 なんなら3期のカードであるがゆえにこの方法での特殊召喚や自身の効果の発動に名称ターン1がないというメリットさえも。 この手のモンスターは寝ている戦闘破壊耐性持ちに手が出せないという欠点がある場合も少なくないのですが、このモンスターはセット状態のモンスターでさえも自身の持つ単体除外効果で自力で葬ってしまいます。 連続攻撃の方の効果も自身の高い攻撃力も相まってライフ取りに非常に適しており、1撃目で《オネスト》からパワーを受けていれば、2撃目はそれがまるまる乗っかったまま殴ることができるため良いことづくめ。 類似する召喚条件を持つモンスターが後に色々と登場してくることになりますが、そのわかりやすい強さと極限まで癖を抜いた圧倒的な扱いやすさ、レベルも8という特殊召喚のための素材としての適性の高さから、現在でも一定以上の評価を受けるべき優良なモンスターだと思います。 《カオス・ソーサラー》はもとより、召喚条件もステータスもこのカードの超絶調整版として登場した《天魔神 エンライズ》ですらも何とか使えねえかなと試行錯誤されてた時期もあるくらいなんで、そこに攻撃力3000で《戦士の生還》でおかわりもできるし、そもそも蘇生制限満たしてるので普通に墓地蘇生もいけますとくればそりゃ強いっすよ。 これが「ファラオの遺産」に収録された連中と同期のカードとはとても思えない…「混沌を制す者」おそるべし。 |
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Gold ▶︎ デッキ |
5 | JP005 | 雷帝ザボルグ |
全ての「帝」シリーズモンスターで1番最初に登場した、6属性の帝の光属性を担当するカード。 後続の6属性の帝モンスターを見ていくと、このカードだけレベル5だったり、他の帝が属性に対する種族設定が「結界像」シリーズなどと一致する妥当なものになっている中このカードは天使族ではなく雷族だったりと、このカードを作った時点ではシリーズ化を見据えていたわけではなかった可能性も窺える。 効果はアドバンス召喚誘発のモンスターの単体除去という当時としては堅実に強いもので、アドバンス召喚誘発の効果としての有用性は非常に高かったです。 ただし強制効果で自分の場のモンスターも対象内なので自爆する場合があったのはご愛嬌。 同列であるはずの6属性の帝の中ですら、バックにも触れて除去方法もこのカードより強いライザーやガイウスが存在していたので、帝モンスターとして使われることはガイウスが登場した時点でほとんどなくなってしまいました。 同じ6属性の帝同士でも大きな格差が生まれてしまったせいか、上位種となる《轟雷帝ザボルグ》はそれぞれ自身が持つ元々の能力を伸ばした他の最上級帝とは全く異なる特殊な能力を与えられており、これにより他の最上級帝とは一線を画する圧倒的な個性を得ることになります。 また家臣となる《雷帝家臣ミスラ》が女性モンスターであること、「雷様」をイメージしていると思われる特徴的な髪型であることから「エロブロッコリー」呼ばわりされたりもするちょっと不憫でお茶目なモンスターです。 さてこのカードの性能の話に戻りますが、こちらもライザーやガイウスに比べると微妙というだけで別に我慢できないほど弱いわけでもなく、雷族サポートを使うなど愛さえあれば普通に使ってやれるレベルです。 その堅実にわかりやすく強い能力を買われてか、ラッシュデュエルにオリジナルの帝モンスター群が登場した際にはレジェンドカードとしてあららに輸入されています。 |
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Gold ▶︎ デッキ |
10 | JP006 | D.D.クロウ |
5期に登場し長い間活躍し続けている手札誘発モンスターの1体。 6期に最強クラスだったBFも、腐ってもゴドバの弾にしたりと当たり前のように標準装備していた憎いヤツである。 相手ターンに手札から使えるので、単純に墓地のカードを除外するカードとしては《墓穴の指名者》以上に自由に使いまくれるのはもちろん、通常の方法では除外し辛い魔法・罠カードも除外できるのが特有の強みと言えるだろう。 ルールの変更によって墓地誘発のモンスターが前のチェーン解決後にまるで手札や除外ゾーンから効果を発動したかのごとく墓地効果を発動なんてことがなくなったので、チェーン1のカードによる効果やコストで墓地に送られた《クリッター》などをチェーン2以降にこのカードで除外するというプレイングが有効になった。 |
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Gold ▶︎ デッキ |
10 | JP007 | 終末の騎士 |
最初に登場した自身と同じ属性のモンスター1体をデッキから墓地に送る効果を持つ戦士族モンスター群「○○の騎士」で、闇属性を担当するこのモンスターは召喚誘発でデッキから闇属性モンスター1体を墓地に送るという、同シリーズにおける圧倒的に最強のモンスター。 よりによって闇属性に発動条件が最強の墓地肥やし効果が名称ターン1もなくあてがわれてしまった結果、環境デッキの初動として使われてまくって現在の制限カードに落ち着いている。 下級戦士族をサーチする魔法である《増援》が、いつまでも制限カードから緩和される気配のない原因の一因として間違いなく挙げられるであろう存在と言えます。 |
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Gold ▶︎ デッキ |
10 | JP008 | ローンファイア・ブロッサム |
国内では第5期のレギュラーパックにあたる、つまりシンクロ召喚導入前のパックにおける海外版先行収録カードとして花開いた下級植物族モンスターで、植物族にとっての永遠の財産。 これまで植物族とはもっとも縁遠かった炎属性から種族の終生1軍モンスターが誕生し、テーマ内での連携がよほど強固でない限り、植物族を主体とするデッキなら使わない理由がないほど。 自身をリリースすることで単独でもデッキから特殊召喚可能なあらゆる植物族をリクルートすることができ、リリースには自身以外の植物族も利用できて名称ターン1もない。 レベル3で攻撃力500以下というのは《デブリ・ドラゴン》にとっても大変都合がよく、エクストラパックで日本に上陸した際には既にティタニアルやシンクロ召喚システムも導入済みであり、瞬く間に八面六臂の活躍を見せるようになる。 自身をリリースする場合はスキドレも貫通し、このモンスターに当てに来たヴェーラーにチェーンしてデモチェで先に効果を無効にしてやることで、ヴェーラーの効果は受けず、デモチェによる無効は自身をリリースすれば貫通可能ということで、結果このモンスターの効果を使えるといったプレイングも。 このモンスターに《ダンディライオン》、《スポーア》、《グローアップ・バルブ》を加えた植物族4点出張セットは、この世代を闘ったデュエリストの間ではあまりに有名。 初出が6期以降で国内産なら絶対にこのような仕様にはならなかったと言えるモンスターかと思います。 リミットレギュレーションにおいては結構頻繁に動かされており、2022年4月時点では準制限となっていますが、いつか制限解除される日はくるでしょうかね? 追記:2022年7月のリミットレギュレーションでまたしても解除となりました。 なんとも忙しないモンスターだなという感じですが、これがこのカード本体のパワーの高さと、それとは別に主流となるデッキは常に変化しているということの証左なのでしょう。 |
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Gold ▶︎ デッキ |
9 | JP009 | スターダスト・ドラゴン |
アニメ5D’sの主人公である遊星のシグナー竜にして、《スターライト・ロード》の精霊さんでもあるレベル8のドラゴン族Sモンスター。 自身を犠牲に場のカードを破壊する効果をカード種別を問わずに受け止め、蘇生制限が満たされていれば場に帰ってきて何度でも破壊を受け止めてくれる汎用素材のSモンスターで、複数破壊系のバック割りが直撃したら憤死するデッキばかり使っていた私はそれはもうスタロとセットでお世話になったものです。 エイのような独特のフォルムや胸部のコアがそれっぽく見えるのもあってか、当時はエーリアンのレベル8Sにもこんな効果のモンスターがいたらどれだけ良かっただろうかと妄想したものでしたね。 |
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Gold ▶︎ デッキ |
6 | JP010 | 発条機雷ゼンマイン |
その年の秋のEXPを待てずに1体だけ年明けすぐに発売されたゴールドシリーズに収録される形で来日することになった、ゼンマイのランク3Xモンスターにしてにフリー素材で2体素材の汎用ランク3X。 X素材を用いた破壊耐性に連なる除去効果を発揮しますが、発動がエンドフェイズな上にその時に自身が場にいないと発動しないので、当時ならともかく今を戦うカードとしては力不足が否めない。 X素材1個を身代わりに戦闘破壊を耐える性質からアーゼウスのパイロット適性があり、それを邪魔しようと相手にフリチェの効果破壊を仕掛けられてもそれ耐えることで別なプランが考えられるため、最低限の仕事はできるでしょう。 またEXモンスターでは唯一のヴィサス関連の「ハート」モンスターと同一の攻守を持つモンスターであるため、それに関連した一部の効果の恩恵を受けることができたりもします。 |
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Gold ▶︎ デッキ |
7 | JP011 | 魂の解放 |
第1期に登場した魔法カードの1つで、1期では数少ない除外に関する効果を持つカード。 自分メインフェイズに手打ちする必要のあるカードですが、1枚からノーコストでお互いの墓地から最大5枚ものカードを除外できる。 墓地メタや自分の墓地のカード枚数の調整に利用でき、モンスターカード以外も除外できることからこの時期の字レア以下の魔法カードとしては破格の性能と言っていいかと思います。 極端な墓地メタ札またはもの凄くコンボ向けなカードという感じで事故要因にもなりますけど、しかるべき場面で使ったらとんでもなく気持ちよくなれるタイプのカードって感じですね。 |
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Gold ▶︎ デッキ |
8 | JP012 | 強制転移 |
2期に登場したコントロール交換カード、真DM2では転移と書いてテレポートと読ませる。 相手モンスターを奪いつつ、自分のモンスターを相手に押し付ける、それを対象を取ることなく行える&効果も永続する優秀な魔法です。 相手の場のモンスターが1体だけなら相手は強制的にそれを送り出すことになりますが、そうでない場合は相手がコントロールを渡すモンスターを選ぶため、単騎で相手ターンに渡すこと自体に大きな不安が残る故に忌避される現環境では、コントロール奪取カードとしてはそこまで大きな期待はしない方がいいでしょう。 一方で相手にデメリット持ちモンスターや戦闘破壊誘発の交換を発動するための攻撃の的を押し付けるカードとしては有用であり、特に相手への依存度が高く実現が困難な「表側守備表示のモンスター」を送りつける方法としては、今もなお有効な交換を兼ねられる優秀さがあると思います。 |
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Gold ▶︎ デッキ |
10 | JP013 | 王家の眠る谷-ネクロバレー |
里や魔鍾洞らと並ぶ、遊戯王OCG史に燦然と輝くフィールド魔法による永続メタの一種。 「墓地のカードに及ぶ効果」という他の墓地メタとは一味違った特殊なメタ範囲を持ち、さらに効果・コスト関係なくあらゆる墓地からカードを除外する行為を禁じる効果もあります。 墓地のカードへ及ぶ効果とは、墓地のカードを蘇生・サルベージ・装備カード化・デッキに戻すなどの墓地のカードをどこかへ移動させたり参照する効果や、アンワのような墓地のモンスターの種族や属性を変更したりするようなものを指す。 つまり墓地で発動・適用されるが、効果がリクルートとか場のカードを破壊だとか参照先が墓地とは関係ない効果自体は使用可能であり、コストで墓地のカードを除外以外の領域に移動させるが効果自体は墓地のカードと関係ない効果は無効にならないので注意しましょう。 ただ墓地のカードを除外させない効果をあわせ持つため、開闢のような発動を伴わない特殊召喚モンスターが出てくることも防げるので、その守備範囲の広さはかなりのもの。 フィールド魔法なのでテラフォは元より、《メタバース》や盆回しで相手ターンに張ることも可能であり、効果処理時に該当する効果を無効にする仕様であるためチェーン発動することも有効です。 さらに命削りメタビ使いにも嬉しい司令官という専用サーチャー、その司令官を連れてこられる玉座まであるという古いテーマのホームグラウンドとは思えない豪華な体制となっています。 墓守としても出ているだけで全体がパンプされるという、メタ効果が有効でないデッキ相手でも使う意味のある有り難い効果が付いており、これにより司令官でも攻撃力が2100となるため、ホームでも出張採用でも輝けるフィールド魔法の理想的な姿と言えるでしょう。 まだ共通のカード名を持つテーマというものが全くの黎明期だった第3期にこういったカードが生まれたのは奇跡としか言いようがないですね。 |
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Gold ▶︎ デッキ |
8 | JP014 | エネミーコントローラー |
原作のバトルシティ編で海馬が使用した魔法カードで、その名の通り相手の場のモンスターをコントロールする2つの効果から選べるカード。 特に後半の効果は、速攻魔法ということでフリチェでバトルフェイズでも手札から発動でき、自分のモンスターをコストでリリースし、相手モンスターのコントロールを奪えるカードとなります。 リリースコストはまともに使うと単なる消費となりますが、対象を取る効果や効果処理時に場から選ばれる効果を避けることにも使えますし、コストとなるモンスターは何でもいいので、相手に送りつけられたどうしようもならない邪魔くさいモンスターを有効に処理する手段としても使えます。 フリチェのコントロール奪取はそのターンしか保ちませんが、相手がそのモンスターを特殊召喚のための素材に使ったり、場のそのモンスターの存在を参照して後続を展開するようなデッキであればそのテンポを乱すこともできますね。 ノーコストで発動できる方の効果が相手モンスターの表示形式を変更するという、現環境では妨害手段としてあまり役に立たないことが多いものであることは残念ですが、それでも最低限の防御札として機能しますし、そのモンスターの守備力が低ければ返しのターンに戦闘で処理できる可能性も高いです。 総じて、現在のデュエルシーンではあまり見かけることはなくなりましたが、その汎用性は十二分に高いと言えるでしょう。 |
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Gold N-Rare ▶︎ デッキ |
9 | JP015 | 強欲で謙虚な壺 |
はじまりの壺のキマイラ、なんとこの評価の時点で10年以上前のカードになります。 相手にカードが見えてしまう=手札に加えたカードだけでなく、めくったカードによっては何デッキなのかを公開してしまい相手のサイチェンの参考になってしまう、制限カードなどの特定のカードが手札にあるかどうかがバレてしまうという欠点もあるが、手札の質を上げることに特化したその性能から、登場後瞬く間に人気カードとなった。 特殊召喚が封じられてしまうため、相手ターンで動けるデッキや罠を構えるデッキなどで使っていきたい。 最大の利点は強貪や強金との同ターン内での併用が可能ということで、2ドロー後にさらに掘った3枚から必要なカードを選択できるため、このカードを使うならどちらかは使いたいところですね。 この効果は扱い的にはサーチの範疇になるため、《ライオウ》や手違いなどが出ていると機能停止するので注意。 |
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Gold ▶︎ デッキ |
5 | JP016 | グラヴィティ・バインド-超重力の網- |
《平和の使者》と共に第2期に登場した、遊戯王OCG界における永続攻撃ロックカードの超大御所。 適用範囲をレベル5以上ではなく当時の多くの下級アタッカーも属するレベル4以上としたのは、当時としては確かにやりすぎだったのかもしれませんし、発動条件・発動コスト・維持コストもなくていつでも開けるにも関わらず、構築を縛るほど意識しなければならないカードなんてものは嫌われて当然ではあるのですが、だからこそ割られたらそこでおしまいの永続カードながら、ロックカードとして全幅の信頼をおけるカードとなれたわけであり、制限カードの経験もあったということですね。 ロックバーンやキュアバーンのような攻撃をほとんど行わないデッキだけでなく、レベル3以下のモンスターで固めたビートダウン系デッキの防御札としても利用できるというのは結構好きな感じです。 単独で引いても使えるし強い、場が整えばさらに強いっていう汎用札って役得ですよね、ワンペアが揃わないと事故まっしぐらのカードとはその辺が違います。 真DM2では攻守1500弱体化に永続呪縛がついてくるという鬼のような罠カードでしたが、あまりにデッキキャパシティを食い散らかすので、これなら人魚の涙でいいやって感じのカードでしたね。 |
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Gold ▶︎ デッキ |
7 | JP017 | ウィジャ盤 |
原作のバトルシティ編で闇獏良が使用した、エクゾディアに続く新たな特殊勝利の形を示したカード。 その手法はこのカードを開いてあとは一定のターン数が経過するのを待つだけで勝てるというもので、必要ターン数も《終焉のカウントダウン》の半分という、数ある特殊勝利手段の中でもその成就がかなり容易なものとなっている。 しかし遊戯王OCGは相手が存在するゲームなので当然相手がこのカードを放置してくれるはずもなく、このカードかこのカードの効果で出した死のメッセージが1枚でも場を離れた瞬間に全てがご破産になる。 死のメッセージは手札からでも出せるとは言っても、直に引いたら場にセットすることすらできないカードでもあり、それを最低4枚もデッキに入れなければならず、死のメッセージが増えていくにつれ魔法罠カードゾーンが圧迫され、防御が薄くなっていくだけでなく永続系のカードは元より発動条件のある速攻魔法や罠カードも場にセットし辛くなるという頭の痛いことだらけ。 原作の闇獏良と同じく、このカードや死のメッセージが除去されなくても、5枚全てが揃う前にプレイヤーのライフが0になってしまっては仕方がないのです。 結論を言うと、少なくとも2期に登場した時点では真面目なデュエルでこのカードにより勝利するのは非常に難しく、特殊勝利なんてそんな簡単にされてたまるかという話にもなるので仕方なくはあるのですが、特殊勝利するかしないかしか実質的な効果がないこのカードは、残念ながら実用性の低いカードと言わざるを得ませんでした。 その後、この手の魔法罠カードにとって何よりもありがたいサーチ効果+直に引いてしまったり、墓地に送られてご破産になってもやり直せる効果を持つ《ダーク・オカルティズム》、このカードの効果で死のメッセージを場に出す際に強固な耐性を持つモンスターとしてモンスターカードゾーンに出せる《ダーク・サンクチュアリ》、死のメッセージを出すスピードを加速させる《死の宣告》といった専用サポートが登場したことにより、依然として真面目なデュエルでの運用は厳しいものの、かなり遊べるカード群に成長してくれたと思います。 |
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Gold ▶︎ デッキ |
9 | JP018 | ゴッドバードアタック |
自分の場の鳥獣族1体をリリースコストにして場のカード2枚を破壊する効果をフリチェで撃つことができる罠カード。 イラスト出演している《疾風鳥人ジョー》の最高の晴れ舞台であり、相手のデッキによっては打ちどころがない《D.D.クロウ》も最悪これでカミカゼアタックさせることができる。 自分の場のカードも破壊できるので押し付けられた永続効果持ちモンスターを除去できる、バックのカードも破壊できる、リリースコストなのでサクリファイスエスケープに使えるのが優秀です。 遊戯王OCGにおいて「鬼に金棒」と言えば「BFにコドバ」だということは、当時の環境でプレイしていたデュエリストたちならまず異論はないでしょう。 類似効果を持つ《毒蛇の供物》とは似て非なるカードで概ねこちらの方が使いやすく、あちらは自分の爬虫類族を有効に効果破壊するためのコンボカードのような一面も強く、こちらは純粋に場を荒らすためのカードという感じ。 現在ではテーマネームがないなどの理由もあって、鳥獣族のテーマデッキでもそれほど使われることはなくなってしまいましたが、それでも相手に使われるとやっぱりめちゃくちゃ強いし、めちゃくちゃ嫌なカードです。 しかしこのカードが隆盛していた当時は、コストリリースとして墓地に送ることで効果が出たりするような鳥獣族はほとんど存在しておらず、最も使われていた【BF】の1軍モンスターにおいても《BF-大旆のヴァーユ》や《BF-精鋭のゼピュロス》が存在する程度で、それ以外はコストは単なるコストという感じでしたね。 |
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Gold ▶︎ デッキ |
6 | JP019 | 次元幽閉 |
対象を取るタイプの攻撃反応型罠の1つで、除去手段が《炸裂装甲》の破壊から除外に変わっているため、より高い耐性貫通力を持つことになり、多くの蘇生やサルベージによる再利用も防ぐことができます。 しかし除去内容が向上していることを除けば、そのやり口は《炸裂装甲》と全く同じで、対象を取る等価交換の単体除去というものは、現在の攻撃反応型の罠カードとしては最低クラスの性能になってしまうと言わざるを得ません。 被破壊誘発や被除外誘発の効果などは置いておくにしても、永続メタとして一定の使用率がある鉄壁の存在から、除外は除去手段としていついかなる場合でも常に100%破壊よりも優れているとも言えないわけですしね。 強くて高いカードというイメージがあり、かつては本当にそうだったので、未だにそれを引きずってる部分は辛いけど否めないと思いますねえ、かくいう私も岩石メタビで愛用していたクチでして…。 |
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Gold ▶︎ デッキ |
8 | JP020 | スターライト・ロード |
破壊を伴う複数除去を何でも無効にして破壊し、さらに場に《スターダスト・ドラゴン》を追加するという守りながらアドバンテージを稼げる優れた通常罠。 特殊召喚されたスタダにも破壊効果を捉える効果が備わっているため、帚サンボル・帚ライスト・ライスト2連発にも強く、バックを守ることに特に長けたカードです。 特殊召喚されたスタダはシンクロ召喚扱いではないので効果を使っても自身の効果では帰ってきませんが、単純に2500打点で効果も使用可能なスタダを無効ついでに追加できるだけでも十分強く、あまり良いカードがないと言われがちなスタダ関連のカードの中ではかなり優秀な部類になると思います。 概ね類似効果を持つ《大革命返し》よりも人気がある印象ですが、こちらは通常罠なので若干カウンターされやすいのと、スタダを追加する効果があるため警告などの特殊召喚関係のカードを踏む裏目があることには注意が必要です。 またこのカードで防ぎたいカードは、環境基準の汎用系では片手で数えられるほどしかなく、それもメインから採用される場合も少ないので、基本的にはサイドに用意しておき、相手がサイドから投入してくるライストやツイツイに備える感じになるかと思います。 |
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