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第1章:偽竜神話 作:ヴェノミヤ
~遊戯王世界の1つ、ドラゴ達の住む世界~
大きな竜の形をした断崖絶壁がある。
そこには“ドラゴ”達が住み着き、竜の頭に当たる所いあるコロッセオではドラゴが修行するために使われている。
この世界の生物はそれを“ドラゴズ・コロッセオ”を呼び、そこでドラゴの修行、つまり、ドラゴ同士の戦闘を見て楽しんでいる。人間界で言うプロレスやボクシングみたいなリング上で2対2でやる格闘技みたいなものだと思って欲しい。
なお、このコロッセオから見る月はとても綺麗でこの世界の中では1番の名所である。
そんなコロッセオから数km離れたところには“偽竜帝国”と呼ばれる、もうひとつの名所がある。
だが、帝国はコロッセオと違い、腐の匂いが強い、アンデット族の名所だ。
その帝国はかつて、コロッセオのドラゴ達と、世界を賭けた戦が行われたところでもある。
さらにコロッセオと帝国の間にある砂漠、“陽炎の砂漠”は立ち入り禁止区域となっている。なぜならばそこには竜の形をした何者かが住んでいるからだ。
それは竜というよりは機械と言ったほうが正しい。
今のところメインとなる場所はこの3つだけだ。
もし、また新しくできたときはその場で説明しよう。
~コロッセオ~
今は休憩時間のようでドラゴ達は休憩をとっている。
ただし、そこにいるドラゴ達は人間サイズの“下級偽竜”しかいない。
下級偽竜は偽竜と呼ばれる、竜でない竜、つまり、ドラゴンでない竜達の下級、下っ端、子供にあたるものだ。
なお、ドラゴンでない竜というのは
・ドラゴン族サポート効果を受けれない竜のことである。
・ドラゴン族と恐竜族みたいなものである。
と、いえども恐竜ではない。
不思議な存在だ。なぜこんなややこしいことになっているかというと、純粋なカテゴリを作りたかったからである。
コロッセオの休憩時間では下級偽竜達がじゃれあっている。
だが可愛いというよりは少しキモイかもしれない。
その中の1匹、この世界の“炎の里”から来ている“クリンズ・ドラゴ”がコロッセオの出口へと向かう。
クリンズ・ドラゴの額には大きな第3の目がある。だがそれは今は閉じていて、周りから注目されている。
そして炎の里はコロッセオからだいぶ離れたところにあり、そこには種族を問わずに多くの炎属性モンスターが住んでいる。
コロッセオからでたクリンズが向かった先には大きな部屋があり、その入口は人間の大人10人分くらいの大きさである。
そこには1人の“上級偽竜”、“ドラゴズテイマー・アカツキ”がいた。
上級偽竜はいくつか種類がある。
アカツキはその中の“ドラゴズテイマー”と呼ばれる、下級偽竜と“中級偽竜”を操る事ができる種類の上級偽竜だ。
ドラゴズテイマーは大体人間の大人3人分位の大きさしかない。
中級偽竜は人間の大人2人分くらいの大きさだ。
主に上級偽竜を影から支えている。
クリンズに気づいたアカツキは岩の椅子から腰を上げると壁に立てかけていた槍のようなものを手に取った。
その槍の槍先は3つに分かれており、ヒンドゥー教の破壊神、シヴァの持つ“トリシューラ”にも似ているが、アカツキはそれを「“レイヴァテイン”、我の為にある“勝利の劍”だ」という。
トリシューラは“意思”“行動”“知恵”を司る先が3つに分かれているシヴァの持つ槍だ。
それに対し、レイヴァテインは北欧神話の剣だ。さらに“勝利の劍”ということはフレイの方であろう。
もう1つはスルトの“炎の剣”のことだ。
ただし、もしレイヴァテインならば槍先は分かれていないはずだ。
さらに、“破滅”してしまう可能性もある。
だが、これらの疑問は後に確信へと変わる。
アカツキはクリンズと共にコロッセオへと向かった。
コロッセオ内にある“バトルフィールド”には蒼きドラゴズテイマー、“シオツキ”と、下級偽竜の“ミスト・ドラゴ”がまだかまだかとまっていた。
コロッセオにあるバトルフィールドはドラゴのリングだ。そこから出たら負けであり、飛ばなくては戦えないというドラゴ以外はフィールドから離れてはならない。
シオツキは巨大な大鎌を持っている。シオツキはそれを「死神の鎌だ」と言う。
だがシオツキは死神ではない。
ミスト・ドラゴはクリンズ同様下級偽竜であり、“霧の王城”に住んでいたと言っている。
霧の王城には“霧の王”(ミストキング)が住んでいる。そしてミストはその霧の王と共に戦ったらしく、周りから注目されている。
バトルフィールドにアカツキとシオツキ、そしてクリンズとミストが立った。
どうやらアカツキ&クリンズVsシオツキ&ミストのようだ。
審判は中級偽竜、“ドラゴズワード”5体だ。
審判が「始め!」と叫ぶとアカツキとシオツキは戦闘態勢に入り、一気に間合いを詰め、武器を火花を上げながら合わせる。
アカツキの劍、レイヴァテインにクリンズの魂が宿り、紅く燃え上がった。その形状は正しく剣そのものだ。
だが炎の剣ではスルトの剣になる。だがフレイの剣もスルトの剣もレイヴァテインだ。
さらに炎によって剣先が一つになっていることからこれは確かにレイヴァテインだということになる。
一方、シオツキの大鎌にミストの魂が宿り、怪しげに燃える蒼炎が大鎌から漏れ出す。
アカツキとシオツキはその後、激しく剣と大鎌をぶつけ合いながら周りから歓声を上げさせた。
最終的には時間切れにより引き分けとなった。
疲れきったアカツキとシオツキ、クリンズとミストは部屋に戻り休憩を取る。
その他のドラゴや観光客達はコロッセオから月を眺めていた。
だが、その日は天候が悪く、月は陰ってしまっていた。
その夜の帝国はいつもより邪悪な気配を放っていたという・・・
大きな竜の形をした断崖絶壁がある。
そこには“ドラゴ”達が住み着き、竜の頭に当たる所いあるコロッセオではドラゴが修行するために使われている。
この世界の生物はそれを“ドラゴズ・コロッセオ”を呼び、そこでドラゴの修行、つまり、ドラゴ同士の戦闘を見て楽しんでいる。人間界で言うプロレスやボクシングみたいなリング上で2対2でやる格闘技みたいなものだと思って欲しい。
なお、このコロッセオから見る月はとても綺麗でこの世界の中では1番の名所である。
そんなコロッセオから数km離れたところには“偽竜帝国”と呼ばれる、もうひとつの名所がある。
だが、帝国はコロッセオと違い、腐の匂いが強い、アンデット族の名所だ。
その帝国はかつて、コロッセオのドラゴ達と、世界を賭けた戦が行われたところでもある。
さらにコロッセオと帝国の間にある砂漠、“陽炎の砂漠”は立ち入り禁止区域となっている。なぜならばそこには竜の形をした何者かが住んでいるからだ。
それは竜というよりは機械と言ったほうが正しい。
今のところメインとなる場所はこの3つだけだ。
もし、また新しくできたときはその場で説明しよう。
~コロッセオ~
今は休憩時間のようでドラゴ達は休憩をとっている。
ただし、そこにいるドラゴ達は人間サイズの“下級偽竜”しかいない。
下級偽竜は偽竜と呼ばれる、竜でない竜、つまり、ドラゴンでない竜達の下級、下っ端、子供にあたるものだ。
なお、ドラゴンでない竜というのは
・ドラゴン族サポート効果を受けれない竜のことである。
・ドラゴン族と恐竜族みたいなものである。
と、いえども恐竜ではない。
不思議な存在だ。なぜこんなややこしいことになっているかというと、純粋なカテゴリを作りたかったからである。
コロッセオの休憩時間では下級偽竜達がじゃれあっている。
だが可愛いというよりは少しキモイかもしれない。
その中の1匹、この世界の“炎の里”から来ている“クリンズ・ドラゴ”がコロッセオの出口へと向かう。
クリンズ・ドラゴの額には大きな第3の目がある。だがそれは今は閉じていて、周りから注目されている。
そして炎の里はコロッセオからだいぶ離れたところにあり、そこには種族を問わずに多くの炎属性モンスターが住んでいる。
コロッセオからでたクリンズが向かった先には大きな部屋があり、その入口は人間の大人10人分くらいの大きさである。
そこには1人の“上級偽竜”、“ドラゴズテイマー・アカツキ”がいた。
上級偽竜はいくつか種類がある。
アカツキはその中の“ドラゴズテイマー”と呼ばれる、下級偽竜と“中級偽竜”を操る事ができる種類の上級偽竜だ。
ドラゴズテイマーは大体人間の大人3人分位の大きさしかない。
中級偽竜は人間の大人2人分くらいの大きさだ。
主に上級偽竜を影から支えている。
クリンズに気づいたアカツキは岩の椅子から腰を上げると壁に立てかけていた槍のようなものを手に取った。
その槍の槍先は3つに分かれており、ヒンドゥー教の破壊神、シヴァの持つ“トリシューラ”にも似ているが、アカツキはそれを「“レイヴァテイン”、我の為にある“勝利の劍”だ」という。
トリシューラは“意思”“行動”“知恵”を司る先が3つに分かれているシヴァの持つ槍だ。
それに対し、レイヴァテインは北欧神話の剣だ。さらに“勝利の劍”ということはフレイの方であろう。
もう1つはスルトの“炎の剣”のことだ。
ただし、もしレイヴァテインならば槍先は分かれていないはずだ。
さらに、“破滅”してしまう可能性もある。
だが、これらの疑問は後に確信へと変わる。
アカツキはクリンズと共にコロッセオへと向かった。
コロッセオ内にある“バトルフィールド”には蒼きドラゴズテイマー、“シオツキ”と、下級偽竜の“ミスト・ドラゴ”がまだかまだかとまっていた。
コロッセオにあるバトルフィールドはドラゴのリングだ。そこから出たら負けであり、飛ばなくては戦えないというドラゴ以外はフィールドから離れてはならない。
シオツキは巨大な大鎌を持っている。シオツキはそれを「死神の鎌だ」と言う。
だがシオツキは死神ではない。
ミスト・ドラゴはクリンズ同様下級偽竜であり、“霧の王城”に住んでいたと言っている。
霧の王城には“霧の王”(ミストキング)が住んでいる。そしてミストはその霧の王と共に戦ったらしく、周りから注目されている。
バトルフィールドにアカツキとシオツキ、そしてクリンズとミストが立った。
どうやらアカツキ&クリンズVsシオツキ&ミストのようだ。
審判は中級偽竜、“ドラゴズワード”5体だ。
審判が「始め!」と叫ぶとアカツキとシオツキは戦闘態勢に入り、一気に間合いを詰め、武器を火花を上げながら合わせる。
アカツキの劍、レイヴァテインにクリンズの魂が宿り、紅く燃え上がった。その形状は正しく剣そのものだ。
だが炎の剣ではスルトの剣になる。だがフレイの剣もスルトの剣もレイヴァテインだ。
さらに炎によって剣先が一つになっていることからこれは確かにレイヴァテインだということになる。
一方、シオツキの大鎌にミストの魂が宿り、怪しげに燃える蒼炎が大鎌から漏れ出す。
アカツキとシオツキはその後、激しく剣と大鎌をぶつけ合いながら周りから歓声を上げさせた。
最終的には時間切れにより引き分けとなった。
疲れきったアカツキとシオツキ、クリンズとミストは部屋に戻り休憩を取る。
その他のドラゴや観光客達はコロッセオから月を眺めていた。
だが、その日は天候が悪く、月は陰ってしまっていた。
その夜の帝国はいつもより邪悪な気配を放っていたという・・・
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