第１話　「冥騎士」ＶＳ「ＡＳ」　作：夏将軍

※ついこの間投げたSSを修正して上げ直したもの。

自分が作ったオリカで対戦させてみます。
作ったからには架空でも実際に動かしてみたい！
他の人に自分が作ったオリカを見てもらいたい！
あわよくば…誰かのSSで使ってくれないかな、と。


～使用カテゴリの簡単な説明～

「冥騎士」…アドバンス召喚が主軸のカテゴリ。
元ネタがmtgのキーワード能力、滅殺。「相手に処理を強要させる除去」を多数搭載しており、強固な体制も崩せます。
レベル4以上の冥騎士は特殊召喚による展開が制限されていますが、その分個々の能力が高く設定されています。
他には「墓地・除外メタが多い」「自軍の冥騎士を強化する効果を多い」ですか。
シンクロもできます。冥騎士候補生が全てチューナーとなっていますので。

「ＡＳ（アナザーストーリー）」…ランク４エクシーズが主軸のカテゴリ。
レベル４のモンスターは全て「除外コストを伴い、自身を特殊召喚+αする手札誘発」「自身が除外された場合に発動する誘発効果」を搭載。
この２つの効果を適宜誘発させ、アドを取ったり相手を妨害したり盤面を制圧したりして戦います。
そして自分のターンにもｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬできます。墓地さえ肥えていれば割と何でもできますね。
闇属性の除外カテゴリなのでいろんな汎用サポートも使えます。



～デュエル開始～


「先行は貰う。…我のターン！フィールド魔法、《冥騎士の墳墓》を発動する！」

《冥騎士の墳墓》
フィールド魔法
①：このカードがフィールドゾーンに存在する限り、自分は通常召喚に加えて１度だけ、自分メインフェイズに「冥騎士」モンスター１体をアドバンス召喚できる。
②：このカードがフィールドゾーンに存在する限り、「冥騎士」モンスターの召喚は無効化されない。
③：自分がアドバンス召喚したターンのエンドフェイズに発動できる。このターン自分がアドバンス召喚のためにリリースした「冥騎士」モンスターの数だけ、自分はデッキからドローする。

「我のフィールドにモンスターが存在しないため、手札より《冥騎士候補生メルディゴース》特殊召喚！」

《冥騎士候補生メルディゴース》
チューナー・効果モンスター
星2/闇属性/アンデット族/攻0/守300
自分は「冥騎士候補生メルディゴース」を１ターンに１度しか召喚・特殊召喚できない。
①：自分フィールドにフィールドにモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
②：このカードが「冥騎士」モンスターのアドバンス召喚のためにリリースされた場合に発動できる。デッキから「冥騎士」モンスター１体を墓地に送り、自分はデッキから１枚ドローする。

「さらに《冥騎士候補生ヴィルジニー》を通常召喚！」

《冥騎士候補生ヴィルジニー》
チューナー・効果モンスター
星2/闇属性/アンデット族/攻1000/守0
自分は「冥騎士候補生ヴィルジニー」を１ターンに１度しか召喚・特殊召喚できない。
①：自分フィールドにフィールドにモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
②：このカードが「冥騎士」モンスターのアドバンス召喚のためにリリースされた場合に発動できる。デッキから「冥騎士候補生ヴィルジニー」以外の「冥騎士」モンスター１体を手札に加える。

「墳墓の第一の効果発動！冥騎士モンスター１体をアドバンス召喚する！
冥騎士モンスター２体を生贄に現れろ！レベル８、《邪冥騎士ザルムファー》！」

《邪冥騎士ザルムファー》
効果モンスター
レベル8/闇属性/アンデット族/攻3100/守備力2800
このカードは特殊召喚できない。
自分フィールドの「冥騎士」モンスター２体をリリースした場合のみ通常召喚できる。
①：通常召喚したこのモンスターは相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。
②：このカードの攻撃宣言時に発動する。相手は自身のフィールドのカードを２枚以下の場合、それらを全て墓地に送らなければならず、３枚以上の場合、自身のフィールドのカードを３枚選んで墓地に送らなければならない。
③：このカードが自分フィールドに存在する限り、相手フィールドのカードが墓地へ送られる度に、自分はデッキからカードを１枚ドローする。

「このとき冥騎士の生贄となったメルディゴースとヴィルジニーの効果発動！
ヴィルジニーの効果で《冥騎士候補生クレンベラー》をサーチ、
メルディゴースの効果で《冥騎士候補生アングラード》を墓地送りにし１ドロー！」

《冥騎士候補生クレンベラー》
チューナー・効果モンスター
星2/闇属性/アンデット族/攻200/守1200
自分は「冥騎士候補生クレンベラー」を１ターンに１度しか召喚・特殊召喚できない。
①：自分フィールドにフィールドにモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
②：このカードが「冥騎士」モンスターのアドバンス召喚のためにリリースされた場合、自分の墓地の「冥騎士候補生クレンベラー」以外の「冥騎士」カード１枚を「対象として」発動できる。そのカードを手札に加える。

《冥騎士候補生アングラード》
チューナー・効果モンスター
星2/闇属性/アンデット族/攻900/守100
自分は「冥騎士候補生アングラード」を１ターンに１度しか召喚・特殊召喚できない。
①：自分フィールドにフィールドにモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
②：このカードが「冥騎士」モンスターのアドバンス召喚のためにリリースされた場合に発動できる。相手は自身のフィールドのカードを１枚選んで墓地に送らなければならない。

「リバースカードを２枚セットしエンドフェイズ、墳墓の第三の効果発動！
冥騎士の生贄となった数ドローする…２枚ドロー！
これでターンエンドだ！」

冥騎士　LP8000
手札３枚　クレンベラー　+２枚
場　墳墓　ザルムファー
伏せ２枚
墓地　メルディゴース　ヴィルジニー　アングラード

「（手札がいまいち…ですが、）
私のターン、ドローカード。私は《おろかな埋葬》を発動します…」

「ここでリバースカードオープン、永続罠、《冥騎士の怨嗟》！
墓地の冥騎士…アングラードをデッキの一番下に戻すことで、
このターン、貴様の墓地に送られるカードは代わりに除外される！」

《冥騎士の怨嗟》
永続罠
①：１ターンに１度、墓地の「冥騎士」モンスター１体をデッキの一番下に戻して発動できる。このターン、このカードが魔法＆罠ゾーンに存在する限り、相手の墓地へ送られるカードは墓地へは行かず除外される。
②：墓地のこのカードを除外して発動できる。相手は自分フィールドのカード１枚を選んで墓地に送らなければならない。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。

「…《ＡＳ－異界の弓士》は除外されますが、除外されたことによりその効果を発動。怨嗟を対象に取り、破壊します。」

《ＡＳ－異界の弓士》
効果モンスター
星8/闇属性/戦士族/攻1600/守1400
このカード名の①②の効果は１ターンに１度、いずれか１つしか使用できない。
①：自分の手札・墓地から「ＡＳ」モンスター１体を除外して発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。その後、フィールドのモンスター１体を選んで、エンドフェイズまで除外できる。この効果は相手ターンでも発動できる。
②：このカードが除外された場合、フィールドの魔法・罠カード１枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。

「怨嗟は永続罠なのでこれでもう除外の心配はしなくていいですね。
私は手札の《ＡＳ－異界の魔導師》の効果を発動します…コストとして手札の《ＡＳ－異界の騎士》と《ＡＳ－異界の奇術師》を除外。
魔導師自身を特殊召喚し、《ＡＳ－テラー》をサーチ。
ここで除外された騎士と奇術師が誘発。奇術師の効果でデッキから《ＡＳ－フォーム》を墓地に送り、騎士の効果で１ドローします。」

《ＡＳ－異界の魔導師》
効果モンスター
星4/闇属性/魔法使い族/攻1400/守1200
このカード名の①②の効果は１ターンに１度、いずれか１つしか使用できない。
①：自分の手札・墓地から「ＡＳ」モンスター２体を除外して発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。その後、デッキから「ＡＳ」魔法・罠カード１枚を手札に加える事ができる。この効果は相手ターンでも発動できる。
②：このカードが除外された場合に発動できる。除外されている自分の「ＡＳ」魔法・罠カード１枚を選び、手札に加える。

《ＡＳ－異界の騎士》
効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1800/守1500
このカード名の①②の効果は１ターンに１度、いずれか１つしか使用できない。
①：自分の手札・墓地から「ＡＳ」モンスター１体を除外して発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。その後、フィールドのモンスター１体を選んで、そのモンスターの攻撃力・守備力を１０００ポイントアップできる。この効果は相手ターンでも発動できる。
②：このカードが除外された場合に発動できる。自分はデッキから１枚ドローする。

《ＡＳ－異界の奇術師》
効果モンスター
星4/闇属性/魔法使い族/攻1500/守500
このカード名の①②の効果は１ターンに１度、いずれか１つしか使用できない。
①：自分の手札・墓地から「ＡＳ」モンスター１体を除外して発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。その後、「ＡＳ」Ｘモンスター１体をＸ召喚できる。この効果は相手ターンでも発動できる。
②：このカードが除外された場合に発動できる。デッキから「ＡＳ」カード１枚を墓地に送る。

《ＡＳ－テラー》
速攻魔法
このカード名の①②の効果は１ターンに１度、いずれか１つしか使用できない。
①：このカードを発動したターンのエンドフェイズに、このターン自分の手札・墓地から除外された「ＡＳ」モンスターの数だけ、自分はデッキからドローする。
②：自分の墓地からこのカードと「ＡＳ」モンスター１体を除外して発動できる。自分はデッキから１枚ドローする。その後、手札を１枚除外する。

《ＡＳ－フォーム》
速攻魔法
このカード名の①②の効果は１ターンに１度、いずれか１つしか使用できない。
①：自分フィールドの「ＡＳ」モンスターのみを素材としてＸモンスター１体をＸ召喚する。このカードを発動したターン、「ＡＳ」モンスター以外の自分フィールドのモンスターは攻撃できない。
②：自分の墓地からこのカードと「ＡＳ」モンスター１体を除外し、フィールドの表側表示のモンスター１体を選択して発動できる。そのモンスターを裏側守備表示にする。

「（…おや。）
装備魔法《ＡＳ－トランス》を発動します。除外されている騎士を守備表示で特殊召喚し、このカードを装備します。」

《ＡＳ－トランス》
装備魔法
このカード名の①③の効果は１ターンに１度、いずれか１つしか使用できない。
①：除外されている自分の「ＡＳ」モンスター１体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚し、このカードを装備する。
②：このカードがフィールド上から離れた時、装備モンスターを除外する。
③：自分の墓地からこのカードと「ＡＳ」モンスター１体を除外して発動できる。自分のデッキの一番上のカードを裏側表示でゲームから除外する。次のスタンバイフェイズに、このカードの効果で除外した自分のカードを手札に加える。

「私は召喚師と奇術師の２体でオーバーレイネットワークを構築します！エクシーズ召喚！
現れなさい！ランク４、《ＡＳ－異界の狂戦士》！」

《ＡＳ－異界の狂戦士》
エクシーズ・効果モンスター
ランク４/闇属性/戦士族/攻2500/守0
闇属性レベル４モンスター×２体
①：このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手はバトルフェイズ中にモンスターの効果・魔法・罠カードを発動できない。
②：このカードがモンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に、このカードのＸ素材を１つ取り除いて発動できる。そのモンスターを除外し、その攻撃力の半分のダメージを相手に与える。
③：このカードが除外された場合、手札を１枚除外して発動できる。次のターン、相手は魔法・罠カードを発動できない。

「ここでザルムファーの効果を適応！
相手フィールドのカードが墓地に送られるたびに１ドローする！
トランスが墓地に送られたことでドロー！」

「（騎士の効果でゲートを引きました。永続的なアドソースは嬉しいですね。）
フィールド魔法、《ＡＳ－ゲート》を発動。」

《ＡＳ－ゲート》
フィールド魔法
「ＡＳ－ゲート」の①②③の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
①：自分のカードが除外された場合に発動できる。デッキから「ＡＳ」モンスター１体を墓地へ送る。
②：相手のカードが除外された場合に発動できる。デッキから「ＡＳ」モンスター１体を手札に加える。
③：発動条件を満たしている「リライティング」カード１枚を自分のデッキ・手札から除外して発動できる。この効果は、その「リライティング」カード発動時の効果と同じになる。この効果は相手ターンでも発動できる。

「メインフェイズ終了…バトルに入ります。狂戦士でザルムファーに攻撃します！
このダメージステップ開始時にオーバーレイユニットを１つ使い狂戦士の効果を発動。
ザルムファーを除外し、その攻撃力の半分のダメージを貴方に与えます！」

冥騎士　LP8000→6450

「貴方のカードが除外されたのでゲートの第二の効果、《ＡＳ－異界の暗殺者》を手札に加えます。」

《ＡＳ－異界の暗殺者》
効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1200/守200
このカード名の①②の効果は１ターンに１度、いずれか１つしか使用できない。
①：自分の手札・墓地から「ＡＳ」モンスター２体を除外して発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。その後、フィールドのカード１枚を選んで除外できる。この効果は相手ターンでも発動できる。
②：このカードが除外された場合、フィールドのモンスター１体を対象として発動できる。そのモンスターを持ち主の手札に戻す。

「メインフェイズ２、先ほど手札に加えた速攻魔法、テラーを発動。
リバースカードを１枚セットしエンドフェイズ。
ここで発動しておいたテラーの効果、このターン手札と墓地から除外されたＡＳモンスターの枚数…２枚ドローします。
さあ、貴方のターンですよ。」

冥騎士　LP6450
手札３枚　クレンベラー　+２枚
場　墳墓　
伏せ１枚
墓地　メルディゴース　ヴィルジニー　怨嗟
除外　ザルムファー

ＡＳ　LP8000
手札３枚　暗殺者　+２枚
場　ゲート　狂戦士（魔導師）
伏せ１枚
墓地　フォーム　トランス　騎士　テラー
除外　おろ埋　弓士　奇術師

「我のターン、ドロー！
墓地の怨嗟の効果を自身を除外して発動！
貴様は自分フィールドからカードを１枚選んで墓地に送るがいい！」

「…狂戦士を埋葬。しかし、貴方のカードが除外されたことによりゲートの第二の効果を発動します。
《ＡＳ－異界の召喚師》をデッキから手札に加えます。」

《ＡＳ－異界の召喚師》
効果モンスター
星4/闇属性/魔法使い族/攻1200/守1400
このカード名の①②の効果は１ターンに１度、いずれか１つしか使用できない。
①：自分の手札・墓地から「ＡＳ」モンスター２体を除外して発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。その後、デッキから「ＡＳ－異界の召喚師」以外の「ＡＳ」モンスター１体を手札に加える事ができる。この効果は相手ターンでも発動できる。
②：このカードが除外された場合に発動できる。除外されている自分の「ＡＳ－異界の召喚師」以外の「ＡＳ」モンスター１体を選び、手札に加える。

「ここからだ！リバースカードオープン！《冥騎士の遺志》！」

《冥騎士の遺志》
通常罠
①：このターン、自分は「冥騎士」モンスターを墓地から召喚する事ができる。
②：墓地のこのカードを除外し、相手フィールドのモンスター１体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力は自分の墓地の「冥騎士」モンスターの数×８００ダウンする。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。

「！（ここで遺志…墓地から冥騎士を召喚できるようになるルール破壊カード…
墓地もそこそこ肥えていますし、召喚権を増やすカードも持っているはずでしょう。それも１枚では済まない…となれば、）
…通せませんか。ゲートの第３の効果を発動します。
デッキから《リライティング・プロット》を墓地に送り、その効果を適応…
その遺志を書き替えます！」

《リライティング・プロット》
①：相手が魔法・罠カードを発動した時に発動できる。その発動を無効にし、除外する。
その後、相手は魔法・罠カードが出るまで自身のデッキの上からカードをめくり、そのカードを発動する。
残りのめくったカードは全てデッキに戻す。



「…………ほう。遺志は《冥騎士の遺志》になったか。そのまま発動する！」


「（…これは、ヴェンディリオン現象！）」

「強欲で貪欲な壺を発動！デッキトップ１０枚を裏側表示で除外し、２ドロー！
手札よりクレンベラーを自身の効果で特殊召喚！
通常魔法、《冥騎士の到来》発動！冥騎士のみだがこのターン３回まで通常召喚を行う事ができる！
墓地のメルディゴースとヴィルジニーを召喚！」

《冥騎士の到来》
通常魔法
①：このターン自分は通常召喚を３回まで行う事ができる。このターン、自分が３回目以降の通常召喚に成功する度に、自分はデッキから１枚ドローできる。この効果の発動後、ターン終了時まで自分は「冥騎士」モンスターしか召喚できない。
②：墓地からこのカードを除外して発動できる。「冥騎士」モンスター１体をアドバンス召喚する。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。

「くっ、ここで墓地のテラーの効果…！自身と墓地の騎士を除外して発動します！
１ドローして手札の暗殺者を除外…！
テラー解決後にこのとき除外された暗殺者の効果をクレンベラーを対象に、騎士の効果も発動、ゲートも誘発！
《ＡＳ－異界の生還者》を墓地に送り、１ドローし、クレンベラーを手札に戻します！
（最上級冥騎士に効果は通用しない…バウンスで妨害するタイミングはここしかない！
召喚権を使わせて、展開を少しでも遅らせる…！）」

《ＡＳ－異界の生還者》
星4/闇属性/戦士族/攻1800/守200
このカード名の①②の効果は１ターンに１度、いずれか１つしか使用できない。
①：自分の手札・墓地から「ＡＳ」モンスター１体を除外して発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。その後、除外されている自分のカード１枚を選んで墓地に戻す事ができる。この効果は相手ターンでも発動できる。
②：このカードが除外された場合に発動できる。このカードを守備表示で特殊召喚する。

「手札に戻されたクレンベラーを３回目の召喚権を使い通常召喚！
ここで到来のさらなる効果！このターン３回目以降の召喚に成功する度に１ドローする！
墳墓の第一の効果発動！冥騎士３体を生贄に…アドバンス召喚を執り行う！
復讐に駆られし躯よ！同胞の怨念を糧として、全ての敵を撃ち滅ぼせ！
レベル１０！《獄冥騎士ディスメサイア》！」


目の前に豪奢な装備をまとった騎士のアンデッドが召喚される…。
その鎧や剣は今や瘴気に覆われ黒ずみ、
その二つの瞳には狂気に染まり焦点が定まっていない…が。
幾多の死線を超えてきたその力は、堕ちていようと未だ健在也。


《獄冥騎士ディスメサイア》
効果モンスター
星10/闇属性/アンデット族/攻5000/守備力5000
このカードは特殊召喚できない。
自分フィールドの「冥騎士」モンスター３体をリリースした場合のみ通常召喚できる。
①：このカードの召喚は無効化されない。
②：通常召喚したこのモンスターは相手の効果を受けない。
③：このカードの攻撃宣言時に発動する。相手は自身のフィールドのカードを全て墓地に送らなければならない。
④：１ターンに１度、自分バトルフェイズに発動できる。相手は手札を全て捨てる。この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。
⑤：墓地へ送られるこのカードは墓地へは行かず除外される。


「（《獄冥騎士ディスメサイア》…完全耐性、超高打点、除去性能と文句なしのエースモンスター！
今は、耐えるしかない…）」

「召喚成功により、到来の効果で１ドロー！
生贄となったクレンベラー・ヴィルジニー・メルディゴースの効果！
墓地より到来を手札に。デッキからアングラードを手札に。デッキから《妖冥騎士ジオット》を墓地に送り、１ドロー！」

《妖冥騎士ジオット》
効果モンスター
星6/闇属性/アンデット族/攻2600/守2000
このカードは特殊召喚できない。
自分フィールドの「冥騎士」モンスター１体をリリースした場合のみ通常召喚できる。
①：このカードの攻撃宣言時に発動する。相手は自身のフィールドのカードを２枚選んで墓地に送らなければならない。
②：このカードが自分フィールドに存在する限り、自分バトルフェイズ中に相手はカードの効果は発動できず、相手フィールドのカードの効果は無効化される。

「バトルフェイズに入る！ディスメサイアが攻撃する代わりにその第四の効果を起動する！
その手札をすべて捨ててもらおうか！」

「！（ここです！）手札の召喚師と《ＡＳ－呪術師》の効果を発動！
コストとしてＡＳモンスターを４体…手札から策士、墓地から生還者と魔導師と狂戦士を除外！
呪術師の効果解決…自身を特殊召喚し、このターン貴方のＥＸデッキからの特殊召喚を封じます！
召喚師の効果解決…自身を特殊召喚し、弓士をデッキから手札に加えます！」

《ＡＳ－異界の呪術師》
効果モンスター
星4/闇属性/魔法使い族/攻400/守1900
このカード名の①②の効果は１ターンに１度、いずれか１つしか使用できない。
①：自分の手札・墓地から「ＡＳ」モンスター２体を除外して発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。このターン、相手はエクストラデッキからモンスターを特殊召喚できない。この効果は相手ターンでも発動できる。
②：このカードが除外された場合にできる。相手に１０００ダメージを与える。

「ちょこまかと動いてくれたが…ディスメサイアの効果だ！残った手札を全て捨ててもらおう！」

「策士と《ＡＳ－イントロ》が墓地に送られます…。」
効果解決後、除外された策士と生還者と魔導師の効果を発動！
生還者の効果、自身を守備表示で特殊召喚します！
魔導師の効果、除外されているテラーを手札に！
策士の効果、貴方はＥＸデッキから１枚選んで除外してください…。」

《ＡＳ－イントロ》
通常魔法
このカード名の①②の効果は１ターンに１度、いずれか１つしか使用できない。
①：自分のデッキの上からカードを２枚墓地へ送る。その中に「ＡＳ」カードがあった場合、自分はデッキからカードを１枚ドローする。
②：自分の墓地からこのカードと「ＡＳ」モンスター１体を除外して発動できる。自分のデッキの上からカードを２枚除外する。

「《終冥騎士クラスヴェイン》をＥＸデッキから除外する。」

《終冥騎士クラスヴェイン》
シンクロ・効果モンスター
星6/闇属性/アンデット族/攻2400/守2000
チューナー＋チューナー以外の闇属性モンスター１体
このカードはＳ召喚の素材にできない。
①：このカードが「冥騎士」モンスターのみを素材としてＳ召喚した時に発動する。相手は自身のフィールドのカードを１枚選んで除外しなければならない。
②：相手が墓地のカードの効果、または墓地のカードを対象とするカードの効果を発動する度に相手に１０００ダメージを与える。

「…攻撃できるモンスターはもういない。
メインフェイズ２、リバースカードを４枚セットしターンエンド、
エンドフェイズに墳墓の第３の効果！生贄の数…３枚ドローだ！」

「私はこのエンドフェイズに墓地のフォームの効果を発動、墓地の自身と弓士を除外しディスメサイアを対象に取ります。
フォームの効果は効きませんが、除外された弓士の効果！貴方の伏せカード１枚を破壊します！」

「破壊されたのは、《冥騎士の策謀》…か。」

《冥騎士の策謀》
カウンター罠
①：自分フィールドに「冥騎士」モンスターが存在し、フィールドのカードの効果が発動した時に発動できる。その発動を無効にする。その後、相手は自分フィールドのカード１枚を選んで墓地に送らなければならない。
②：自分フィールドに「冥騎士」モンスターが存在し、墓地のカードの効果が発動した時、墓地のこのカードを除外して発動できる。その発動を無効にする。

「（カウンター罠！このターン中に破壊出来て良かった…）」

冥騎士　LP6450
手札５枚　アングラード　+４枚
場　墳墓　ディスメサイア
伏せ３枚
墓地　クレンベラー　メルディゴース　ヴィルジニー　遺志　ジオット　策謀
除外　ザルムファー　怨嗟　遺志　クラスヴェイン　裏側除外１０枚

ＡＳ　LP8000
手札１枚　テラー
場　ゲート　召喚師　呪術師　生還者
伏せ１枚
墓地　トランス　イントロ　策士
除外　おろ埋　弓士　騎士　奇術師　暗殺者　策士　狂戦士　魔導師　フォーム　弓士


「私のターン！」
（獄冥騎士ディスメサイア…確かに脅威だわ。あと１回でも攻撃を許せば私は負けてしまう…。
どうやって返す？
私のデッキには壊獣のようなカードは入っていない…。狙うのは戦闘破壊。
打点が高いとは言っても所詮5000打点、ライトニングで相打ちをできるけれど…そんなことは相手も分かってる。対策してくる。
だから、それを乗り越える私のエースを召喚する！
多少ご都合ドローになるけど…答えて、私のデッキ！）

「リライティング・ドロー！」

「…」

「来た！私はＬＰを半分払い、《おろかな重葬》を発動！
ＥＸデッキから《ＡＳ－異界の騎士団長》を墓地に！」

《ＡＳ－異界の騎士団長》
エクシーズ・効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻2200/守1800
「ＡＳ」レベル４モンスター×２体
①：このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手フィールド上の攻撃力または守備力が０のモンスターは除外される。
②：１ターンに１度、このカードのＸ素材を１つ取り除き、相手フィールドの表側表示モンスター１体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで１０００ポイントダウンする。この効果は相手ターンでも発動できる。
③：このカードが除外された場合、手札を１枚除外して発動できる。次の相手ターン、相手は通常召喚できない。

「そしてディスメサイアの効果で捨てられていた墓地のイントロの効果発動！自身と騎士団長を除外し、自分のデッキトップを２枚除外します！」

「墓地の策謀の効果を自身を除外して発動！
墓地より発動された貴様のイントロの発動を無効にする！」

「イントロは打ち消されましたが、除外された騎士団長の効果とゲートの第一、第二の効果を発動！
ゲートの第一の効果でデッキから暗殺者を墓地に送り、第二の効果で結界師を手札に加え、騎士団長の効果で手札を１枚除外することで次のターン貴方は通常召喚できなくなります！
そして私は召喚師・呪術師・生還者の３体でオーバーレイネットワークを構築！エクシーズ召喚！
彼方の次元を治める者よ！その英知をもって害あるもの全てを消し去りなさい！
現れなさい！ランク４、《ＡＳ－異界の王》！」


”それ”は人型をしているようだった。王と名乗る通り、豪華な装飾が施されたローブをまとい、貴金属と宝石であしらわれた王冠を被り、威圧感を放つ杖を持っているように見えた。
しかし、その姿は時々霞む…違う！認識できないのだ、３次元に住む者がそれより高い次元を理解できないように。”それ”は高位の存在であると理解した…してしまった。


《”それ”の真の姿はいかなるものか》


《ＡＳ－異界の王》
エクシーズ・効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻2700/守2500
「ＡＳ」レベル４モンスター×３体
①：Ｘ素材を持っているこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、お互いに１ターンに１度しかレベル４以外のモンスターを特殊召喚できない。
②：１ターンに１度、このカードのＸ素材を１つ取り除いて発動できる。相手のＥＸデッキを確認し、その内の１枚を選んで除外する。
③：１ターンに１度、カードが除外された場合に発動できる。自分または相手の、フィールド・墓地のカード１枚を選んで裏側表示で除外する。
④：このカードが除外された場合、手札を１枚除外して発動できる。次の相手ターンのドローフェイズをスキップする。


「”王”の第二の効果！相手のＥＸデッキを確認して、１枚除外させてもらうわ！…《終冥騎士ニューロフェイト》を除外する！」

《終冥騎士ニューロフェイト》
シンクロ・効果モンスター
星10/闇属性/アンデット族/攻3300/守2800
チューナー＋チューナー以外の闇属性モンスター１体
このカードはＳ召喚の素材にできない。
①：「冥騎士」モンスターのみを素材としてＳ召喚したこのカードは相手の効果を受けない。
②：このカードが「冥騎士」モンスターのみを素材としてＳ召喚した時に発動できる。相手は自身のフィールドのカードを全て除外しなければならない。
③：このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手は墓地・除外されているカードの効果を発動できず、相手の墓地・除外されているカードを移動することができず、相手の墓地・除外されているのカードへ及ぶ効果は無効化され、適用されない。

「貴方のカードが除外されたことで”王”の第三の効果発動！
”王”の効果でオーバーレイユニットを１つ使い、フィールドのカード１枚を選んで除外します！
貴方のリバースカードを除外します！」

「このカードは…《冥剣デザイア》だ。」

《冥剣デザイア》
装備魔法
アンデット族モンスターのみ装備可能。
①：「冥剣デザイア」は自分フィールドに１枚しか表側表示で存在できない。
②：装備モンスターの攻撃宣言時に発動する。デッキからアンデット族モンスター１体を手札に加える。
③：このカードが墓地に存在し、フィールドに「冥騎士」モンスターが召喚された時に発動できる。そのモンスターにこのカードを装備する。この効果で装備されたこのカードはフィールドから離れた場合に持ち主のデッキの一番下に戻る。

「（これで、前もってやることは終わった。後は…）
自分のエクシーズモンスターが２体…狂戦士と騎士団長が除外されています…が除外されている場合のみ、このカードは自分の”王”１体を素材としてエクシーズ召喚できます！
”王”１体でオーバーレイネットワークを構築！エクシーズ召喚！
全ての次元を統べる者よ！その威光をもって全ての事象に等しく救済を与えなさい！
現れなさい！ランク５、《ＡＳ－異界の神》！」



　神の姿を見てはならない


　神の姿を写してはならない


　神の名を呼んではならない


　神の名を記してはならない



《ＡＳ－異界の神》
エクシーズ・効果モンスター
星5/闇属性/悪魔族/攻？/守？
カード名が異なるランク４モンスター×３体
このカードはＸ召喚でしか特殊召喚できない。
除外されている自分のＸモンスターが２体以上の場合、自分フィールドの「ＡＳ－異界の王」の上に重ねてＸ召喚する事もできる。
このカード名の②の効果は同一チェーン上では１度しか発動できない。
①：このカードの元々の攻撃力・守備力は、除外されているカードの数×１０００になる。
②：チェーン３以降に、除外されている自分のＸモンスター１体を裏側表示にして発動できる。この効果の発動時に積まれていたチェーン上の全ての相手のカードの効果の発動を無効にし、相手フィールドのカードの効果は全て無効化される。その後、このカードにＡＳカウンターを１つ乗せる。このカードにＡＳカウンターが５つ乗った時、自分はデュエルに勝利する。
③：１ターンに１度、このカードのＸ素材を１つ取り除いて発動できる。自分のＥＸデッキからモンスター１体を除外する。



冥騎士　LP6450
手札５枚　アングラード　+４枚
場　墳墓　ディスメサイア
伏せ２枚
墓地　クレンベラー　メルディゴース　ヴィルジニー　遺志　ジオット
除外　ザルムファー　怨嗟　遺志　クラスヴェイン　ニューロフェイト　デザイア　策謀　裏側除外１０枚

ＡＳ　LP4000
手札１枚　結界師
場　ゲート　”神”（”王”　呪術師　生還者）
伏せ１枚　
墓地　トランス　策士　召喚師　重葬
除外　おろ埋　弓士　騎士　奇術師　暗殺者　策士　狂戦士　魔導師　フォーム　弓士　イントロ　騎士団長　テラー


「”神”の攻撃力・守備力は除外されているカードの数×１０００…今は３００００になります！
バトルに入ります！”神”でディスメサイアを攻撃します！
カタストロフィ・サルベーション！！」

「墓地の遺志の効果を自身を除外して発動！”神”の攻撃力を墓地の冥騎士の数×８００…３２００下げる！
…足りなかったか」
冥騎士　LP6450→0(-21350)



～完走した感想～
疲れた。公開領域に出たオリカの効果を全部載せたら大変なことになった…OCGのカードは省略したけど、それでもかなりの枚数になってしまった。終盤に除外されただけの「終冥騎士」とか載せなくてもよかったかもしれない。
デュエルをメモ帳の上だけで動かしたから、カードが消えたり増えたりしてるところがあるかも知れない…。
それでも最後まで書いてみたかったのは、最初に書いたのもあるけど、一回途中まで書いてやめたのを適当に投げたことがあるから。
また自分の（納得できる）オリカが出来上がって、気が向いたらまた書きます。
皆もオリカ投稿するだけじゃなくてSS、書こう！俺もやったんだからさ。


冥騎士側は初手で《終冥騎士ニューロフェイト》立てれば完封できたのでは？
・・・あっ