透真サイド12　突撃！隣の颯真君！　作：ささくれ

？？？「橘君、元気にしてるかなっ♪」
そのやけに明るい声に周囲の通行人が一瞬驚いていた。



第12話　♯1　突撃！隣の颯真君！



透真が目覚めてから2日後、、、
透真「それにしても、ズァーク…あいつは何だったんだろうな…俺にとりついたのも驚いたがデッキまであいつ自身のに変わるとは…」

天子「そんなこと、考えても答えなんか出るわけがないだろう…もう、ズァークはいないのだから」

透真「でも、こんな貴重なカードが破けちゃってるな…何か…勿体ないな…」ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ！
ん？何だ？宅配か？
透真「天子、行ってきてくれるか～。」

天子「ああ、分かった。(というか、私だけが知っている来客だがな…ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ)」

透真「天子？今なんか言ったk」

天子「さ、さあ！私は出てくるぞ！」

透真「お、おう…」
怪しい…怪しすぎる…

5分後…

透真(ま～だ戻ってこねえな、天子。よし！様子見てくるか。)
そう言って透真が自室のドアを開けようとした直後、
ﾊﾞﾀﾝ！
天子「透真！客人d」
颯真「やあ、透真。目覚めたみたいでよかtt」

透真「っつ～～～！！」

天子/颯真「「ん？透真、何が起きた…？」
俺はドアに思いっきり鼻をぶつけてもがいていた。

またまた5分後…

透真「おまえら、鼻痛てえんだが？」ｽﾘｽﾘ
マジで鼻歪むかと思ったわ！

天子「すまなかった…」
颯真「す、すまない…」

2人とも落ち着きなさすぎだろ…

透真「それで？颯真は何の用で来たんだ？」

颯真「ああ、言ってなかったね。実は…

























3人でリンク次元に行きたいと思ってね。」

ふぁ！？
何で今更？

理由を聞くと「いや、だって、ほら、ね…？リンク召喚…やってみたいじゃん…？」と、恥ずかしがりながら答えた。別にそんなに恥ずかしがらなくたっていいじゃんか。
俺もそういう理由で次元を旅してたんだからな…

透真「で？いつ行くんだ？」

天子/颯真「「今でしょ！」」

透真「・・・」

天子/颯真「・・・」

透真「・・・で？いつ行くんだ？」

颯真「あ、うん。今からにしようかなって。」

天子「・・・私も準備は出来ている。」

透真「俺も持ってく物と言ったらデッキとデュエルディスクだけだからな…。
よっしゃ！じゃ、リンク次元へレッツゴー！」



透真「ところで………颯真の後ろにいる『それ』、なんだ？」
だいぶ前から気にはなっていたが、颯真の後ろに体が赤い犬か狼に見える何かがいた。

颯真「ああ、こいつか…こいつはバン、僕のカードの精霊だよ。ちなみに本当の名前は、番犬ーウォッチドッグだよ。」
バン『我はバン。これからよろしく頼むぞ。お主も我の事はバンと呼んでくれて構わないぞ。』
・・・はぁ～～～！？
颯真さんや、いつの間にカードの精霊とリンクしちゃってるの！？俺が寝込んでた1週間の間に何が起きたんだ…
と、俺が滅茶苦茶驚いていると、天子が「そんな事は良いから早く私に掴まれ！置いていくぞ？」と言われたので急いで掴まった。
天子なら本当にやりかねないからな……
こうして俺たちはリンク次元へと旅立った。

to be continued・・・

～～今日のキーカード～～
「番犬ーウォッチドッグ」
このカードが召喚に成功したメインフェイズ２に手札の魔法カード１枚を墓地へ送ってデッキの永続魔法をセットできる。ただし、この効果を使うターンは特殊召喚ができない点に注意。

次回「第五の次元、リンク次元」

題名、内容は余儀なく変更する場合があります。ご了承を・・・