序章兼第1話　旅立ち　作：怪盗七夜月

ある処のある町にクルトという少年が居た。
その少年は町の女の子に好かれていつも楽しく暮らしてた。
もちろん男の子とも仲良くしてましたよ！(焦)
あの日が来るまでは……

「オットアイズ・クラッシュ・ドラゴン」あの町にダイレクトアタック…！！
「ドカーン！！」「ボォォ！！」

いきなり何者かによって町が燃える。
「ワァァァァ！！」「キャァー！！」
町の皆は逃げ惑う。
「………と………でペンデュラムスケールをセッティング………！」
「走れ、走れー！！」「逃げろー！！」
町の人の声が町中に響いた。

気付いたら森林の中の小屋で一人で眠っていた。
そこに一人の少女が入ってきた。
「やっと起きたのですね。」
その声とともにクルトは跳ね起きた。そしてこう叫ぶ。
「誰だ！貴様は！何者だ！僕を殺しに来たのか⁉」
「寝起きにいきなりそんな事言わないでください…」
少女がなだめた。
「貴様がこの町を…この町を襲ったのか…⁉」
クルトが言い切った途端、
「バチン！！」
という音が小屋に響き、頬がヒリヒリするのを感じた。
「いい加減にしなさいよ！」
と少女が一喝した。
「君はあの町の子でしょ…？」
少女は聞く。クルトはこう答える。
「そうだとしたら…貴様はどうする…」
「助けます。そんな乱暴な言葉で呼ばないで下さる？私はイリアよ。
　君の名前は何ですか？」
と答えた。するとクルトも
「僕の名はクルト。町が何者かの襲撃に遭って逃げてきた…」
と答える。
クルトはすぐに身支度をして出ていこうとする。イリアは
「クルト君！まだ回復してないんだから……」
と言っている途中で、
「僕は町を襲ったやつを倒し、自分の夢を叶えるんだ！」
と言い切った。するとイリアは
「では、私をデュエルで倒してから言って貰いましょうか。」
と言い、クルトは
「受けて立とう」
と言った。

決闘！《LP4000ＶＳLP4000》

「先攻は私が貰います！　私のターン！私は『ハピネス・フェアリー』(☆４　攻/守1000/2000)を召喚。さらに☆4モンスターの召喚に成功した時「光の戦士」(☆4/チューナー/攻/守０/０)を特殊召喚。私は2体のモンスターでオーバーレイ！エクシーズ召喚！
　「戦士と妖精混ざりし時、強い戦士となりて未来を守れ！現れて！光戦士ライト！(光/戦士/ランク４/攻/守2500/2500)」

「なんか眩しいの出てきたね～」

「私はカードを2枚伏せてターン終了します。」
　
「僕のターン！　ドロー！　モンスターをセット…ターン終了。」

「私のターン。リバースオープン！『強欲で謙虚な壺』加えるのは…
　『ハーピィの羽根箒』！バトル！ライトで攻撃！


「……クッ…だが『ライトロードハンターライコウ』のリバースの効果発動！
　　ライトを破壊し、デッキを3枚墓地に送る。」

「……ターン終了します。」

「僕のターン！『ジャンクシンクロン』を召喚！効果でライコウを蘇生！さらにライコウの効果で落ちた『ボルトヘッジホッグ』の効果発動！このカードは場にチューナーが居る時に特殊召喚できる。その代償として場から離れた時除外されるがな。僕は☆2の『ライコウ』と『ボルトヘッジホッグ』に☆3の『ジャンクシンクロン』をチューニング！
　「その美しきも雄々しき翼翻し光の速さで敵を討て！シンクロ召喚！現れろ！☆7 クリアウィング・シンクロ・ドラゴン！！

　「攻撃力2500……」

　「バトルだ！『クリアウィング』でダイレクトアタック！」

　「この瞬間手札の☆8の『護封剣の剣士』のモンスター効果を発動。相手の直　　接攻撃宣言時、攻撃を無効にして特殊召喚できる。攻撃力2500よ！

　「無駄だ！『クリアウィング』はターンに1回☆5以上のモンスター効果を無効　にして破壊する効果があり破壊した攻撃力分の数値だけ攻撃力が上がる！
　よって攻撃力は5000になる！」

　「……！！」（LP4000➡０）

《勝者　クルト》

「負けた…」
イリアは言った。
「じゃあ行くからな。」
吐き捨てるようにクルトは言った。すると、イリアが
「私も連れてってよ。君一人だと心配だから。」
といった。クルトは多少迷ったが手を差し伸べて
「助けてくれた礼もあるし…よろしくな！イリア！」
といった。イリアは大喜びしてはしゃいだ。

第二話へ続く