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「十二獣モルモラット」のカード評価 : クリムゾン・ノヴァさん

十二獣モルモラット ▶︎ デッキ 《十二獣モルモラット》
クリムゾン・ノヴァ
2023/12/12 15:08
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 遊戯王の歴史の中でもトップクラスにやらかしまくった一枚。もちろんここの下の評価は大荒れである。

 まず召喚時効果から圧倒的初動である。このテーマは墓地のカードでエクシーズしたり墓地蘇生で展開したりするので、とにかくこの効果は重要である。通常召喚のみでしか対応してないとはいえ、名称ターン1をつけてないのは個人的にやばい気がする。そして問題の繁殖効果だが、3積み時代ならマジでオワコンであった。そもそも論《十二獣》が一体でエクシーズしていく脱法テーマなので、当然の如くこいつ一体でエクシーズ体になれる。そして自身をリクルートする効果を付与できるのだが、あろうことか名称ターン1がない。これの何がやばいかって、こいつを素材としたエクシーズ体がリクルート効果を使用した後に重ねて別のエクシーズ体だしたら、再びリクルート効果を発動できるのだ。『《十二獣モルモラット》が一枚で3体に増える』というのはこういうことだ。後は適当に偽エクシーズ乱発しまくって《十二獣ドランシア》やら《十二獣ブルホーン》やらで展開&制圧しまくれば、相手は恐怖のあまり即サレしていくだろう。

 もちろん弱いはずもなく、出張カードとしてもめちゃめちゃなことになった。《炎舞-「天璣」》が規制を受けてたのもこいつのせいである。最終的に制限入りさせることでリクルート効果が完封されて今に至るわけである。もし現代にて使用するものなら《FNo.0 未来龍皇ホープ》や《鉄獣戦線 徒花のフェリジット》が唸りを上げて襲い掛かってくるだろう。大量素材の《天霆號アーゼウス》は言うまでもない。

 こいつが制限より緩和される頃の遊戯王は、果たしてどのような魔の環境なのだろうか……?
報告URL  yugioh-list.com/reviews/view/183482

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