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今日からエンタメ決闘の勉強を・・・あれ? 作:パシフィスの人
春 出会いの春 今日から新しい生活が始まる。
(お父さんとお母さんは実家を手伝わなくても大丈夫、自分のやりたいことを見つけなさい。って言ってたけど・・・)
それは両親の広い世界を見てきてほしいという願い。そして自分の本当にしたいことを見つけてほしいそんな思いだった。
(だけど!)
(私はエンタメデュエルが好き!お父さんやお母さんみたいに見てるだけで笑顔になれるそんなステキな決闘をしてみたい!)
将来を決める大事な時期 娘から家のエンタメデュエルを手伝いたいという気持ちに変わりはなかった。そこで両親は一つの妥協案を出した
そういうことならエンタメデュエル学園に通って卒業し、それでも気持ちが変わってなかったらエンタメデュエリストになるといい。
両親にそう言われてから遊華は自分に合った学校を探しに探し、自分に一番ビビってきたのがこの
エソタメデュエノレ専門学園『笑楽学園』(しょうらくがくえん)である。
(まず何といっても学園の名前がいいね!名前が!)
そしてこの学園の掲げるスローガンは
一つ 相手を笑顔にできる決闘を目指して日々精進しましょう。
二つ どんなに苦しい盤面でもあきらめずに勝利を目指しみんなを笑顔にしましょう。
三つ 日々どんな時でも決闘を申し込まれたら受けて立ちましょう。
四つ みんなを笑顔に。
である。
(この学園ならエンタメデュエルを楽しく学べそう!入学試験はルールの問題が多くて難しかったけど・・・何とか無事に合格できた!今日から学園生活楽しむぞ!)
ちなみに入学試験の例題はややこしいと有名な『ブラック・ガーデン』と『邪神ドレット・ルート』に関する問題や『ポールポジション』の無限ループで相手をロックする方法を求めよ。とか同じテキストにしか見えない2つのカードの違いを求めよとかそんな問題ばっかだった。
そんな明らかにエンタメデュエルを学ぶ学校の問題じゃない問題を「まあ学園の入試だしこれくらいむずかしいよねっ!」で済ませてしまった。
そんな遊華が学校で向かう途中一人の女の子が目に入った。
「きれーな人・・・」
その子は白い髪をたなびかせ、桜並木の道を歩いている。年は自分と同じくらいだろうか?そんな子が歩く姿はとても絵になる。
うっとりしてその子を見ていると向こうがこちらに気づいた。
近づいてくる。
(あわわわわどうしようどうしよう!?心の準備が・・・)
「あなた新入生?」
声をかけられた。(どどどどうしよう!?とりあえず挨拶挨拶!)
「はっ初めまして!今日からこの『笑楽学園』に通うことになった【友楽 遊華】(ゆうらく ゆうか)ですっ!立派なエンタメ決闘者になるためにこの学園に来ましたよろしくお願いします!」
そう言うときれーなひとはクスリと笑って
「初めまして私の名前は【恋石 英里】(こいいし えり)よ。プロの父を超えるためここで立派なエソタメ決闘者になって父を超えるためこの学園に来たわ。私も新入生なの3年間よろしくね。」
まさか自己紹介を返してくれるなんて・・・このきれーな人及び恋石さんはとてもいい人のようだ。
「「あれ・・・?」」
声が重なった。
「先にしゃべっていいわよ。」
「いえさっ先にどうぞ!」
「それじゃあお先に言うわね。」
そういうと恋石さんはコホン と咳払いし
「あなた、いまエンタメ決闘者になるためにここにきたっていたわよね・・・?」
「わっ私も同じことを言おうとしていました!先輩はエソタメ決闘者・・・?」
「えっと今から通う学校は何て学校か知ってる?」
「はい!エンタメデュエル専門学校『笑楽学園』ですよね・・・?」
私がそういうとは言葉にすると アチャー みたいな顔をした。
「制服を着ているってことはあなた入試をパスしたのよね?」
「はいっそうです!難しかったけど頑張りました!」
そういうと恋石さんは苦い顔をした。
「あの入試は生半可な気持ちでこの学園に入ってくる受験生のふるいよ、しかも網目ギュウギュウのね。」
「 ? 学園の入試ってどこもそういうものじゃないんですか?」
そういうと恋石さんは驚いた顔になった。
「そんなわけないじゃない!ここは倍率7倍の決闘エリート御用達の名門学園よ!」
「あっココ名門だったんだ。」
そういうと恋石さんはあきれ顔をした。
「あなたもしかしてもしかしてだけど・・・ここをエンタメデュエル専門学園だと思って受けたの?」
「そうですよって・・・そう言うことはここはエンタメデュエル専門学園じゃないんですか!?」
そういうと恋石さんはさらに呆れた顔になった。
「そうよ。その様子だとココがどんな学園か知らずに来たようね・・・いいわ教えてあげる。」
(エンタメデュエル専門学校じゃなくても楽しく勉強できる学校だったら大丈夫かな、どんな学校なんだろう)
そう彼女は見落としていた。学園を調べればわかる卒業生のプロ率しかもそのほとんどが一級のプロであることを。
彼女は見落としていた。学園の魔境っぷりに耐えられずやめていった生徒たちの体験談を。
彼女は見落としていた。この学園の経営者が世界ランカー1位であることを。
「人外跋扈する決闘学園界のブラックゾーン ここに足を踏み入れるものすべてが人外 卒業できる実力で一級のプロ 主席ならば世界ランカー50位以内は確実。」
「エソタメデュエノレ専門学園『笑楽学園』別名決闘界の人外魔境」
「エソタメデュエノレ?エンタメデュエルじゃなくて?」
「残念ながらエソタメデュエノレよ。」
聞き間違えじゃなかった。
「や・・・」
「やらかしたぁぁぁ! ! !」
【恋石 英里】(こいいし えり)
彼女は天才だった頭脳明晰 一度記憶したものは忘れない おまけに容姿端麗 しかしそんな彼女にもたった一つ、しかしその一つが致命的すぎる弱点があったそれは・・・
「うぇぇぇぇーーーん おとーさーんおかーさーん」
超ド級のポンコツであることだ。
この物語はポンコツながらもエンタメ決闘者を目指そうとする彼女と人外魔境な生徒たちの学園生活を記す物語である。
作者の裏話
アニメ見てたらインスピレーションが浮かんで書いた。
(お父さんとお母さんは実家を手伝わなくても大丈夫、自分のやりたいことを見つけなさい。って言ってたけど・・・)
それは両親の広い世界を見てきてほしいという願い。そして自分の本当にしたいことを見つけてほしいそんな思いだった。
(だけど!)
(私はエンタメデュエルが好き!お父さんやお母さんみたいに見てるだけで笑顔になれるそんなステキな決闘をしてみたい!)
将来を決める大事な時期 娘から家のエンタメデュエルを手伝いたいという気持ちに変わりはなかった。そこで両親は一つの妥協案を出した
そういうことならエンタメデュエル学園に通って卒業し、それでも気持ちが変わってなかったらエンタメデュエリストになるといい。
両親にそう言われてから遊華は自分に合った学校を探しに探し、自分に一番ビビってきたのがこの
エソタメデュエノレ専門学園『笑楽学園』(しょうらくがくえん)である。
(まず何といっても学園の名前がいいね!名前が!)
そしてこの学園の掲げるスローガンは
一つ 相手を笑顔にできる決闘を目指して日々精進しましょう。
二つ どんなに苦しい盤面でもあきらめずに勝利を目指しみんなを笑顔にしましょう。
三つ 日々どんな時でも決闘を申し込まれたら受けて立ちましょう。
四つ みんなを笑顔に。
である。
(この学園ならエンタメデュエルを楽しく学べそう!入学試験はルールの問題が多くて難しかったけど・・・何とか無事に合格できた!今日から学園生活楽しむぞ!)
ちなみに入学試験の例題はややこしいと有名な『ブラック・ガーデン』と『邪神ドレット・ルート』に関する問題や『ポールポジション』の無限ループで相手をロックする方法を求めよ。とか同じテキストにしか見えない2つのカードの違いを求めよとかそんな問題ばっかだった。
そんな明らかにエンタメデュエルを学ぶ学校の問題じゃない問題を「まあ学園の入試だしこれくらいむずかしいよねっ!」で済ませてしまった。
そんな遊華が学校で向かう途中一人の女の子が目に入った。
「きれーな人・・・」
その子は白い髪をたなびかせ、桜並木の道を歩いている。年は自分と同じくらいだろうか?そんな子が歩く姿はとても絵になる。
うっとりしてその子を見ていると向こうがこちらに気づいた。
近づいてくる。
(あわわわわどうしようどうしよう!?心の準備が・・・)
「あなた新入生?」
声をかけられた。(どどどどうしよう!?とりあえず挨拶挨拶!)
「はっ初めまして!今日からこの『笑楽学園』に通うことになった【友楽 遊華】(ゆうらく ゆうか)ですっ!立派なエンタメ決闘者になるためにこの学園に来ましたよろしくお願いします!」
そう言うときれーなひとはクスリと笑って
「初めまして私の名前は【恋石 英里】(こいいし えり)よ。プロの父を超えるためここで立派なエソタメ決闘者になって父を超えるためこの学園に来たわ。私も新入生なの3年間よろしくね。」
まさか自己紹介を返してくれるなんて・・・このきれーな人及び恋石さんはとてもいい人のようだ。
「「あれ・・・?」」
声が重なった。
「先にしゃべっていいわよ。」
「いえさっ先にどうぞ!」
「それじゃあお先に言うわね。」
そういうと恋石さんはコホン と咳払いし
「あなた、いまエンタメ決闘者になるためにここにきたっていたわよね・・・?」
「わっ私も同じことを言おうとしていました!先輩はエソタメ決闘者・・・?」
「えっと今から通う学校は何て学校か知ってる?」
「はい!エンタメデュエル専門学校『笑楽学園』ですよね・・・?」
私がそういうとは言葉にすると アチャー みたいな顔をした。
「制服を着ているってことはあなた入試をパスしたのよね?」
「はいっそうです!難しかったけど頑張りました!」
そういうと恋石さんは苦い顔をした。
「あの入試は生半可な気持ちでこの学園に入ってくる受験生のふるいよ、しかも網目ギュウギュウのね。」
「 ? 学園の入試ってどこもそういうものじゃないんですか?」
そういうと恋石さんは驚いた顔になった。
「そんなわけないじゃない!ここは倍率7倍の決闘エリート御用達の名門学園よ!」
「あっココ名門だったんだ。」
そういうと恋石さんはあきれ顔をした。
「あなたもしかしてもしかしてだけど・・・ここをエンタメデュエル専門学園だと思って受けたの?」
「そうですよって・・・そう言うことはここはエンタメデュエル専門学園じゃないんですか!?」
そういうと恋石さんはさらに呆れた顔になった。
「そうよ。その様子だとココがどんな学園か知らずに来たようね・・・いいわ教えてあげる。」
(エンタメデュエル専門学校じゃなくても楽しく勉強できる学校だったら大丈夫かな、どんな学校なんだろう)
そう彼女は見落としていた。学園を調べればわかる卒業生のプロ率しかもそのほとんどが一級のプロであることを。
彼女は見落としていた。学園の魔境っぷりに耐えられずやめていった生徒たちの体験談を。
彼女は見落としていた。この学園の経営者が世界ランカー1位であることを。
「人外跋扈する決闘学園界のブラックゾーン ここに足を踏み入れるものすべてが人外 卒業できる実力で一級のプロ 主席ならば世界ランカー50位以内は確実。」
「エソタメデュエノレ専門学園『笑楽学園』別名決闘界の人外魔境」
「エソタメデュエノレ?エンタメデュエルじゃなくて?」
「残念ながらエソタメデュエノレよ。」
聞き間違えじゃなかった。
「や・・・」
「やらかしたぁぁぁ! ! !」
【恋石 英里】(こいいし えり)
彼女は天才だった頭脳明晰 一度記憶したものは忘れない おまけに容姿端麗 しかしそんな彼女にもたった一つ、しかしその一つが致命的すぎる弱点があったそれは・・・
「うぇぇぇぇーーーん おとーさーんおかーさーん」
超ド級のポンコツであることだ。
この物語はポンコツながらもエンタメ決闘者を目指そうとする彼女と人外魔境な生徒たちの学園生活を記す物語である。
作者の裏話
アニメ見てたらインスピレーションが浮かんで書いた。
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