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第2話 D・VILN 汚された怪人達 作:クロノスギア2
「お兄ちゃんのバカァ!」
昼休み、さくらと一緒に昼食を屋上で取っていたら大声で罵倒された。
「相手はあの噂の白金さんなんだよ!バカー!」
「わーたよ、だからこうやって相談に来てんじゃねぇか」
デュエルのでの字すら知らない俺は妹のさくらに相談に来たのだ。
「最悪さくらのデッキでもいいからよ」
「私のデッキはね…」
と腰の桜色のデッキケースからデッキを取り出す。
当たり前のようにデッキケースを付けているがこのご時世、おかしくはない。デュエルはある種のスポーツと同一視され、デッキケースやデュエルディスクが一種のおしゃれとして若者にも浸透している。
話は戻り。
「私のデッキはね、『刻印者』て言うテーマで、装備魔法を多用するんだ。お兄ちゃんには、ちょっと難しいんだよ」
「じゃあ、あれだ、初心者向けのデッキでも買って…」
「そんなお兄ちゃんにこいつをプレゼント!」
とさくらは黒色のデッキケースを取り出した。
「私のお小遣い一月の半分を掛けました…」
「まじか…、まあサンキュー」
ケースを開け、中のカード束を引っ張り出すと中からはオレンジ、紫、緑と色分けされたカード達が入っていた。
「これがお兄ちゃんのデッキ…『D・VILN』だよ!」
ーーー
放課後、体育館の隣にあるデュエルコート。俺はコートの反対側でデッキとルールブックを読み込んでいた。
「うわまじか…モンスター同士戦うだけでどんだけ段階あるんだよ…」
ルールの把握に四苦八苦しているとだれかが近づいてくる。
「あ、あの…遊上くん…」
「お?ああ…土御門か」
「あ、あの…」
まだもどもどとしている。俺は焦らず待った。
「あの…これ、受け取ってください…」
と、手間の手元にはカードが一枚あった。
「…おう、サンキュー」
「い、いえ…あの…」
「ん?」
「か、庇ってくれて…信じてくれて…ありがとう…ございます…」
「おう、負ける気がしないぜ」
さて、時間だ。
ーーー
「来たね…」
デュエルコートの反対側に白金が白いデュエルディスクを構えていた。客席にはクラスの奴だけではなく他のクラス、他学年の奴らもいた。
「さあ、君もデュエルディスクを構えた前」
「ああ」
デュエルディスク 起動
Dーゲイザー 起動
ソリッドビジョン リンク
俺は奴と真逆の黒色のデュエルディスクを起動する。
『デュエル!』
白金 正義 LP 4000
VS
遊上 真 LP 4000
「先行は僕だね、僕のターン!僕は増援発動!」
その時、Dーゲイザーから声が聞こえて来た。
『お兄ちゃん!サポートなら任せて!』
「うわ⁈びっくりした!」
『ほら!来るよ!』
「僕は増援の効果でデッキから荒野の女戦士を手札に!モンスターをセットして…ターンエンド!」
『さあ、お兄ちゃんの出番だよ!』
「おお…俺のターン!俺は…」
『お兄ちゃん!ドロー!ドロー!』
「お、おう…ドロー!俺は…D・VILNヴェノムリザードを召喚!」
光のエフェクトと共に現れたのはボロボロの白衣をまとった落ち着いた雰囲気のリザードマン…トカゲ男だった。
D・VILNヴェノムリザード
ATK 1600
「おお…かっこいいな…」
『でしょ!多分セットモンスターは女戦士だから倒せると思うよ!』
「おう、ヴェノムリザードで攻撃する!ヴェノムザッパー!」
ヴェノムリザードは毒の刃を生み出しセットモンスターに投げつける!裏返ったモンスターは
ビックシールドガードナー
DEF 2600
「何⁈」
『嘘⁈』
「ぐっ…」LP4000→3000
まさか、手札に加えたカードはブラフだったとは…
「甘いね、そんなことでは僕には勝てないよ」
「くそ!」
『お兄ちゃん!カード伏せて!』
「俺はカードを一枚伏せてターンエンドだ!」
こんなとこで負けてられねぇのに…
「僕のターン!ドロー!僕のエースを見せてあげよう。こい!『光芒の勇者 レイ』!」
光芒の勇者 レイ LV4
ATK 1600
「レイは自身の効果で光芒モンスターの攻撃力を200上げる」
「ヴェノムリザードの攻撃力を超えて来た…」
「レイで攻撃!シャインスラッシュ!」
「チッ…」LP3000→2800
『お兄ちゃん!リバースカード!』
「ああ…罠発動!ヴィランズサイン!この効果で、デッキから新たなD・VILNを特殊召喚する!こい!D・VILNライトニングオーガ!」
黄色の肌を保つ筋肉で体が肥大化した大男が現れる。
D・VILNライトニングオーガ
DEF1900
「僕はカードを二枚伏せてビックシールドガードナーを守備表示にしてターンエンド、そしてエンドフェイズ、レイは勇者として成長しレベルアップする!」
『レイはレベルモンスター⁈』
「顕れよ!『光芒の勇者レイLV6』!」
光芒モンスター勇者レイLV6
ATK2300→2700
「レイの効果で今度は400アップだ。さあ、君のターンだ」
「俺のターン!ドロー!(ここはこいつで凌ぐ)俺はライトニングオーガに装備魔法ボルトガンドレットを装備!」
ライトニングオーガ
DEF1900→2400
「それでもまだレイの方が攻撃力が上だ」
「そして俺はフィールド魔法。汚染風景ー泥に沈む古城を発動」
発動と同時に辺り一面が黒いが溢れる古城へと変わる。
『上手い!これで相手は攻撃時にモンスター一体をリリースしなきゃいけなくなった!』
「俺はカードを一枚伏せて、ターンエンド」
「ふむ、厄介な効果だ。僕のターン!そのままレイでライトニングオーガを攻撃!コストはビックシールドガードナーをリリースする。シャインスラッシュ!」
「おっと、ボルトガンドレットの効果で戦闘で2回までなら破壊されねぇ!」
「へぇ、そんな効果が…僕はターンエンドだ」
遊上 真 LP 2800
白金 正義 LP 4000
昼休み、さくらと一緒に昼食を屋上で取っていたら大声で罵倒された。
「相手はあの噂の白金さんなんだよ!バカー!」
「わーたよ、だからこうやって相談に来てんじゃねぇか」
デュエルのでの字すら知らない俺は妹のさくらに相談に来たのだ。
「最悪さくらのデッキでもいいからよ」
「私のデッキはね…」
と腰の桜色のデッキケースからデッキを取り出す。
当たり前のようにデッキケースを付けているがこのご時世、おかしくはない。デュエルはある種のスポーツと同一視され、デッキケースやデュエルディスクが一種のおしゃれとして若者にも浸透している。
話は戻り。
「私のデッキはね、『刻印者』て言うテーマで、装備魔法を多用するんだ。お兄ちゃんには、ちょっと難しいんだよ」
「じゃあ、あれだ、初心者向けのデッキでも買って…」
「そんなお兄ちゃんにこいつをプレゼント!」
とさくらは黒色のデッキケースを取り出した。
「私のお小遣い一月の半分を掛けました…」
「まじか…、まあサンキュー」
ケースを開け、中のカード束を引っ張り出すと中からはオレンジ、紫、緑と色分けされたカード達が入っていた。
「これがお兄ちゃんのデッキ…『D・VILN』だよ!」
ーーー
放課後、体育館の隣にあるデュエルコート。俺はコートの反対側でデッキとルールブックを読み込んでいた。
「うわまじか…モンスター同士戦うだけでどんだけ段階あるんだよ…」
ルールの把握に四苦八苦しているとだれかが近づいてくる。
「あ、あの…遊上くん…」
「お?ああ…土御門か」
「あ、あの…」
まだもどもどとしている。俺は焦らず待った。
「あの…これ、受け取ってください…」
と、手間の手元にはカードが一枚あった。
「…おう、サンキュー」
「い、いえ…あの…」
「ん?」
「か、庇ってくれて…信じてくれて…ありがとう…ございます…」
「おう、負ける気がしないぜ」
さて、時間だ。
ーーー
「来たね…」
デュエルコートの反対側に白金が白いデュエルディスクを構えていた。客席にはクラスの奴だけではなく他のクラス、他学年の奴らもいた。
「さあ、君もデュエルディスクを構えた前」
「ああ」
デュエルディスク 起動
Dーゲイザー 起動
ソリッドビジョン リンク
俺は奴と真逆の黒色のデュエルディスクを起動する。
『デュエル!』
白金 正義 LP 4000
VS
遊上 真 LP 4000
「先行は僕だね、僕のターン!僕は増援発動!」
その時、Dーゲイザーから声が聞こえて来た。
『お兄ちゃん!サポートなら任せて!』
「うわ⁈びっくりした!」
『ほら!来るよ!』
「僕は増援の効果でデッキから荒野の女戦士を手札に!モンスターをセットして…ターンエンド!」
『さあ、お兄ちゃんの出番だよ!』
「おお…俺のターン!俺は…」
『お兄ちゃん!ドロー!ドロー!』
「お、おう…ドロー!俺は…D・VILNヴェノムリザードを召喚!」
光のエフェクトと共に現れたのはボロボロの白衣をまとった落ち着いた雰囲気のリザードマン…トカゲ男だった。
D・VILNヴェノムリザード
ATK 1600
「おお…かっこいいな…」
『でしょ!多分セットモンスターは女戦士だから倒せると思うよ!』
「おう、ヴェノムリザードで攻撃する!ヴェノムザッパー!」
ヴェノムリザードは毒の刃を生み出しセットモンスターに投げつける!裏返ったモンスターは
ビックシールドガードナー
DEF 2600
「何⁈」
『嘘⁈』
「ぐっ…」LP4000→3000
まさか、手札に加えたカードはブラフだったとは…
「甘いね、そんなことでは僕には勝てないよ」
「くそ!」
『お兄ちゃん!カード伏せて!』
「俺はカードを一枚伏せてターンエンドだ!」
こんなとこで負けてられねぇのに…
「僕のターン!ドロー!僕のエースを見せてあげよう。こい!『光芒の勇者 レイ』!」
光芒の勇者 レイ LV4
ATK 1600
「レイは自身の効果で光芒モンスターの攻撃力を200上げる」
「ヴェノムリザードの攻撃力を超えて来た…」
「レイで攻撃!シャインスラッシュ!」
「チッ…」LP3000→2800
『お兄ちゃん!リバースカード!』
「ああ…罠発動!ヴィランズサイン!この効果で、デッキから新たなD・VILNを特殊召喚する!こい!D・VILNライトニングオーガ!」
黄色の肌を保つ筋肉で体が肥大化した大男が現れる。
D・VILNライトニングオーガ
DEF1900
「僕はカードを二枚伏せてビックシールドガードナーを守備表示にしてターンエンド、そしてエンドフェイズ、レイは勇者として成長しレベルアップする!」
『レイはレベルモンスター⁈』
「顕れよ!『光芒の勇者レイLV6』!」
光芒モンスター勇者レイLV6
ATK2300→2700
「レイの効果で今度は400アップだ。さあ、君のターンだ」
「俺のターン!ドロー!(ここはこいつで凌ぐ)俺はライトニングオーガに装備魔法ボルトガンドレットを装備!」
ライトニングオーガ
DEF1900→2400
「それでもまだレイの方が攻撃力が上だ」
「そして俺はフィールド魔法。汚染風景ー泥に沈む古城を発動」
発動と同時に辺り一面が黒いが溢れる古城へと変わる。
『上手い!これで相手は攻撃時にモンスター一体をリリースしなきゃいけなくなった!』
「俺はカードを一枚伏せて、ターンエンド」
「ふむ、厄介な効果だ。僕のターン!そのままレイでライトニングオーガを攻撃!コストはビックシールドガードナーをリリースする。シャインスラッシュ!」
「おっと、ボルトガンドレットの効果で戦闘で2回までなら破壊されねぇ!」
「へぇ、そんな効果が…僕はターンエンドだ」
遊上 真 LP 2800
白金 正義 LP 4000
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