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第三話:波乱の入学デュエル 作:粉玉采
入学者数240人。それが本年度のデュエルアカデミア華札校にはれて入学する新入生の数らしい。
新しいデュエリスト養成校開校という事実は世間にとって重要なニュースになる。そう判断した報道機関の面々が校門に押し寄せていた。
そのおかげで希は、
「この学校に入学した理由はなんですか?」
「意気込みをどうぞ!」
「どんなデュエリストを目指しているんですかー!?」
朝から頼んでもいない質問責めにあっていた。
無論、全部突っぱねたが。
『これじゃあ問題行動は起こせねぇな?』
「ハナっから起こす気ないわよ。」
『知ってるよ、言ってみただけさ。』
指定された下駄箱に下履きを入れ、上履きを取り出す。一階は職員室、校長室、事務室など、いわば教師用スペースだ。
希達一年生の教室は二階にある。
『んー……ダメだなこの階段、この角度じゃ見えねえ…』
「はっ倒すわよスケベ死神」
『おーこわ。ちょっとした冗談だろ?』
「そんな冗談を女にかますあんたには絶対彼女できない。」
『失礼だなテメー!俺は結構モテるんだぜ?自慢じゃないが冥界では十七人泣かせのアデスで通ってんだ!』
「最っ低ね…女の敵だわ…」
ロクでもない会話をしながら歩いているうちに、希たちは、希の所属することになるクラス、『一年四組』の教室にたどり着いた。
『おお、結構集まってんだな。感心感心。』
(そりゃまあ入学式だからね、初日から遅刻するような子はいないでしょ。)
「あっ、希ちゃん!」
聞き覚えのある声。見覚えのある顔。城梅 真矢だ。彼女も希と同じクラスだったらしい。
「久しぶりー!同じクラスだねー!」
ここで希、良からぬことを企む。
「…誰だっけあんた?」
忘れたフリ。希はもちろん真矢のことを覚えている。なのにわざわざこんなことをした理由は…
「な、なんてこつば言うと!?(訳:な、なんて事を言うの!?)」
そう、真矢が興奮した時に喋ってしまう方言。それが面白いからである。たったそれだけの理由でこんな面倒なことになりかねない一言を言ったのだ。
「うそうそ、真矢みたいな子を忘れるわけないでしょ?」
「ほっ……よかったあ〜、もうやめてよねー!こんな心臓に悪いことー!」
『性格ワリィ…』
キーン、コーン、カーン、コーン。古くから授業開始と終了を知らせるリズムのチャイムが鳴った。
「あっ、席つかなきゃ!希ちゃんは確か私の隣だよ!」
「あらそうなの?じゃあ行きましょうか。」
すでにグループを作り始めていた女子も、デッキ調整をしていた男子もすっかり静まり、担任の教師が来るのを待つだけとなった。
(先生、どんな人なんだろ?)
『一応聞くが、希の希望は?』
(いやらしいことして来なければ何でもいいかな。)
『おいおい…』
他愛もない会話を脳内で繰り返していたその時。
ガラッ!!
教室の戸が開き、みかん箱を持った子供が入って来た。
……子供?
「よいしょっと…この辺でいいかな……」
教卓のすぐ後ろにみかん箱を置くと、子供はそれを足場がわりにして教卓から顔を出した。
「おほん。ようこそデュエルアカデミア華札校へ!わらわはそなたら『一年四組』担任!『藤原 雅(ふじわら みやび)』じゃ!」
紫髪のツインテールが幼さを思わせるその少女が放つ信じられない言葉。
希「え」
真矢「え?」
その他生徒「え?」
アデス『ゑ?』
「「「えええーーー!!??」」」
あまりにも衝撃的な出来事に希は言葉を失い、アデスは目を何度も掻き、真矢は空いた口が塞がらなくなった。
「なんじゃそなたらのその無礼な反応は!小学校3、4年からずっとこのままなのじゃ!文句あるか!」
「まあよい、朝のホームルームは諸連絡だけで締めるぞ。これから入学式を行うが、全員デュエルディスクとデッキを持っていくよーに。」
「「は、はい…。」」
教師(?)のインパクトがすごすぎて生徒たちはほとんど話の内容が頭に入ってないようだ。
「他に質問は?」
正直謎が多すぎる教師、藤原自身の事を聞きたかった生徒たちだったが、無意味に終わることは目に見えていたのでそのまま黙っておくことにした。
「あーびっくりしたー。」
希達は現在、入学式を行う体育館へ移動している。
「そうだね希ちゃん…まさかあんなにちっちゃい先生だなんて…」
『小学生の頃から身長が変わらないだと…!?人間とは…人間とはいったい…!』
(真面目に考えてると頭痛くするわよ…)
『これまで大分長いこと人間を見てきたが…!こんなことは初めてだ…!』
(やっぱレアな事象なのね、アレ)
「さっき先生に配られた紙によると…一年四組はあの列ね。」
「見て希ちゃん、二階のギャラリーにカメラがたくさんあるよ!」
「さっきの報道陣ね…朝は大変だったわ…」
「うん…私もみくちゃにされて大変だったよ〜。」
「へえ…」
自然と希の視線が真矢の胸部へ移る。
「ど、どこ見よると!?(訳:ど、どこ見てるの!?」
視線に気づいた真矢がサッと手で胸部を庇う。
「もみくちゃってそういう…」
「そげなわけなかやろ!(訳:そんなわけないでしょ!)」
『これより、入学式を開始いたします。生徒の皆さんは静かにしてください。』
体育館の天井付近にあるスピーカーから女性教員の声が聞こえる。
『では、始めます。開式の辞。』
メガネをかけたオールバックの男性が一礼し、挨拶を述べる。ここまでは普通の高等学校とやることは変わらない。
そう、ここまでは。
『それではこれより入学デュエルを行います。呼ばれた生徒、先生は前のデュエルスペースまで移動してください。』
(やっぱりか…まあそうでなかったらデッキとデュエルディスク持ってこーいなんて言わないわよね。)
「すごいよ希ちゃん!入学デュエルだって!」
「さすがデュエルの専門学校といったところね、入学式までデュエルか。」
「どんな子が呼ばれるんだろう?」
『ひょっとして、呼ばれる事を期待してるのか?希?』
(ん?まあ、報道陣が見てる中でデュエルをやるってのは面白そうだけど…まあ、選ばれなきゃ話にならないわね。)
『一年四組、城梅 真矢』
「…えっ?」
『前のデュエルスペースまで移動してください。』
「あらよかったじゃない。いってらっしゃい。」
「でででも!わた、私みんなの前でデュエルなんて!」
「別にデュエルで世界を救えってわけじゃないのよ?ほら、行った行った!」
「ふえぇ〜!」
希に背中を押され何とかデュエルスペースまで歩いた真矢。緊張ゆえか右手と右足が一緒に出ている。
「あんな事言ったはいいものの…大丈夫かしら、真矢」
『まあ、ここからじゃ俺たちは応援くらいしかできねえなぁ。』
「…そうね、まあ相手が同じ生徒なら大丈夫でしょ。」
『対戦相手は藤原 雅先生です。』
それは、死者蘇生にチェーンして発動する神の宣告に等しいくらい無慈悲なものであった。
「…ダメかもしれないわね」
『オイッ!?』
「まさかいきなり教え子と対決することになるとはのう。」
「あわ、あわわ…」
この状況を例えるなら百選練磨のライオンと未熟な子犬の戦いである。
『それでは先攻は城梅 真矢さんからです。デュエル開始!』
「デュエルじゃ!」
「でっ、デュエル!」
「わたっ、私のターン!私は手札から『柳川衆 コレサダ』を召喚!」
柳川衆 コレサダ
ATK1400
戦国時代の兜や具足を着た侍が登場する。さっそくのモンスター召喚に報道陣がカメラのシャッターを切っている。
「コレサダの効果発動!このカードが召喚に成功した時、このカードを守備表示にして、手札からコレサダ以外のレベル4『柳川衆』モンスターを特殊召喚します!『柳川衆 コレツグ』!」
柳川衆 コレツグ
DEF1500
「コレツグの効果!このカードが表側表示で存在する限り、相手は他の『柳川衆』モンスターを攻撃できません!そしてその効果はコレサダも持っています!」
柳川衆 コレサダ
星3/地属性/戦士族/効果/ATK1400/DEF1500
(1)このカードが召喚に成功した時に発動できる。手札から『柳川衆 コレサダ』以外のレベル4以下の『柳川衆』モンスターを特殊召喚する。
(2)このカードがフィールドに存在する限り、相手は他の『柳川衆』モンスターを攻撃できない。
二人の侍が刀を引き抜き臨戦態勢を取る。
『これってまさか…』
「うん、ロックが完成した」
藤原は手を口元に当て思案する。
(つまり、あの二体が存在する限りわらわは『どっちにも攻撃できない』…しかも、あの口ぶりからしてあのロック効果は柳川衆の共通効果なのじゃろう…厄介なものじゃのう…)
(でもまあ…まずはドローしてから考えるとするかのう!)
「わらわのターン!ドロー!わらわは手札から『湯船美人
ヒダ』を召喚!」
湯船美人 ヒダ
ATK100
浴衣姿の女の子が登場した。湯船美人という名前故か、髪が少し濡れている。
『攻撃力100か…』
(低い攻撃力…必ず何かあるはず…)
藤原は腕を二、三回転させ、「よしっ!」と小さく気合を入れる。
「ここからが教師の腕の見せどころじゃな!」
新しいデュエリスト養成校開校という事実は世間にとって重要なニュースになる。そう判断した報道機関の面々が校門に押し寄せていた。
そのおかげで希は、
「この学校に入学した理由はなんですか?」
「意気込みをどうぞ!」
「どんなデュエリストを目指しているんですかー!?」
朝から頼んでもいない質問責めにあっていた。
無論、全部突っぱねたが。
『これじゃあ問題行動は起こせねぇな?』
「ハナっから起こす気ないわよ。」
『知ってるよ、言ってみただけさ。』
指定された下駄箱に下履きを入れ、上履きを取り出す。一階は職員室、校長室、事務室など、いわば教師用スペースだ。
希達一年生の教室は二階にある。
『んー……ダメだなこの階段、この角度じゃ見えねえ…』
「はっ倒すわよスケベ死神」
『おーこわ。ちょっとした冗談だろ?』
「そんな冗談を女にかますあんたには絶対彼女できない。」
『失礼だなテメー!俺は結構モテるんだぜ?自慢じゃないが冥界では十七人泣かせのアデスで通ってんだ!』
「最っ低ね…女の敵だわ…」
ロクでもない会話をしながら歩いているうちに、希たちは、希の所属することになるクラス、『一年四組』の教室にたどり着いた。
『おお、結構集まってんだな。感心感心。』
(そりゃまあ入学式だからね、初日から遅刻するような子はいないでしょ。)
「あっ、希ちゃん!」
聞き覚えのある声。見覚えのある顔。城梅 真矢だ。彼女も希と同じクラスだったらしい。
「久しぶりー!同じクラスだねー!」
ここで希、良からぬことを企む。
「…誰だっけあんた?」
忘れたフリ。希はもちろん真矢のことを覚えている。なのにわざわざこんなことをした理由は…
「な、なんてこつば言うと!?(訳:な、なんて事を言うの!?)」
そう、真矢が興奮した時に喋ってしまう方言。それが面白いからである。たったそれだけの理由でこんな面倒なことになりかねない一言を言ったのだ。
「うそうそ、真矢みたいな子を忘れるわけないでしょ?」
「ほっ……よかったあ〜、もうやめてよねー!こんな心臓に悪いことー!」
『性格ワリィ…』
キーン、コーン、カーン、コーン。古くから授業開始と終了を知らせるリズムのチャイムが鳴った。
「あっ、席つかなきゃ!希ちゃんは確か私の隣だよ!」
「あらそうなの?じゃあ行きましょうか。」
すでにグループを作り始めていた女子も、デッキ調整をしていた男子もすっかり静まり、担任の教師が来るのを待つだけとなった。
(先生、どんな人なんだろ?)
『一応聞くが、希の希望は?』
(いやらしいことして来なければ何でもいいかな。)
『おいおい…』
他愛もない会話を脳内で繰り返していたその時。
ガラッ!!
教室の戸が開き、みかん箱を持った子供が入って来た。
……子供?
「よいしょっと…この辺でいいかな……」
教卓のすぐ後ろにみかん箱を置くと、子供はそれを足場がわりにして教卓から顔を出した。
「おほん。ようこそデュエルアカデミア華札校へ!わらわはそなたら『一年四組』担任!『藤原 雅(ふじわら みやび)』じゃ!」
紫髪のツインテールが幼さを思わせるその少女が放つ信じられない言葉。
希「え」
真矢「え?」
その他生徒「え?」
アデス『ゑ?』
「「「えええーーー!!??」」」
あまりにも衝撃的な出来事に希は言葉を失い、アデスは目を何度も掻き、真矢は空いた口が塞がらなくなった。
「なんじゃそなたらのその無礼な反応は!小学校3、4年からずっとこのままなのじゃ!文句あるか!」
「まあよい、朝のホームルームは諸連絡だけで締めるぞ。これから入学式を行うが、全員デュエルディスクとデッキを持っていくよーに。」
「「は、はい…。」」
教師(?)のインパクトがすごすぎて生徒たちはほとんど話の内容が頭に入ってないようだ。
「他に質問は?」
正直謎が多すぎる教師、藤原自身の事を聞きたかった生徒たちだったが、無意味に終わることは目に見えていたのでそのまま黙っておくことにした。
「あーびっくりしたー。」
希達は現在、入学式を行う体育館へ移動している。
「そうだね希ちゃん…まさかあんなにちっちゃい先生だなんて…」
『小学生の頃から身長が変わらないだと…!?人間とは…人間とはいったい…!』
(真面目に考えてると頭痛くするわよ…)
『これまで大分長いこと人間を見てきたが…!こんなことは初めてだ…!』
(やっぱレアな事象なのね、アレ)
「さっき先生に配られた紙によると…一年四組はあの列ね。」
「見て希ちゃん、二階のギャラリーにカメラがたくさんあるよ!」
「さっきの報道陣ね…朝は大変だったわ…」
「うん…私もみくちゃにされて大変だったよ〜。」
「へえ…」
自然と希の視線が真矢の胸部へ移る。
「ど、どこ見よると!?(訳:ど、どこ見てるの!?」
視線に気づいた真矢がサッと手で胸部を庇う。
「もみくちゃってそういう…」
「そげなわけなかやろ!(訳:そんなわけないでしょ!)」
『これより、入学式を開始いたします。生徒の皆さんは静かにしてください。』
体育館の天井付近にあるスピーカーから女性教員の声が聞こえる。
『では、始めます。開式の辞。』
メガネをかけたオールバックの男性が一礼し、挨拶を述べる。ここまでは普通の高等学校とやることは変わらない。
そう、ここまでは。
『それではこれより入学デュエルを行います。呼ばれた生徒、先生は前のデュエルスペースまで移動してください。』
(やっぱりか…まあそうでなかったらデッキとデュエルディスク持ってこーいなんて言わないわよね。)
「すごいよ希ちゃん!入学デュエルだって!」
「さすがデュエルの専門学校といったところね、入学式までデュエルか。」
「どんな子が呼ばれるんだろう?」
『ひょっとして、呼ばれる事を期待してるのか?希?』
(ん?まあ、報道陣が見てる中でデュエルをやるってのは面白そうだけど…まあ、選ばれなきゃ話にならないわね。)
『一年四組、城梅 真矢』
「…えっ?」
『前のデュエルスペースまで移動してください。』
「あらよかったじゃない。いってらっしゃい。」
「でででも!わた、私みんなの前でデュエルなんて!」
「別にデュエルで世界を救えってわけじゃないのよ?ほら、行った行った!」
「ふえぇ〜!」
希に背中を押され何とかデュエルスペースまで歩いた真矢。緊張ゆえか右手と右足が一緒に出ている。
「あんな事言ったはいいものの…大丈夫かしら、真矢」
『まあ、ここからじゃ俺たちは応援くらいしかできねえなぁ。』
「…そうね、まあ相手が同じ生徒なら大丈夫でしょ。」
『対戦相手は藤原 雅先生です。』
それは、死者蘇生にチェーンして発動する神の宣告に等しいくらい無慈悲なものであった。
「…ダメかもしれないわね」
『オイッ!?』
「まさかいきなり教え子と対決することになるとはのう。」
「あわ、あわわ…」
この状況を例えるなら百選練磨のライオンと未熟な子犬の戦いである。
『それでは先攻は城梅 真矢さんからです。デュエル開始!』
「デュエルじゃ!」
「でっ、デュエル!」
「わたっ、私のターン!私は手札から『柳川衆 コレサダ』を召喚!」
柳川衆 コレサダ
ATK1400
戦国時代の兜や具足を着た侍が登場する。さっそくのモンスター召喚に報道陣がカメラのシャッターを切っている。
「コレサダの効果発動!このカードが召喚に成功した時、このカードを守備表示にして、手札からコレサダ以外のレベル4『柳川衆』モンスターを特殊召喚します!『柳川衆 コレツグ』!」
柳川衆 コレツグ
DEF1500
「コレツグの効果!このカードが表側表示で存在する限り、相手は他の『柳川衆』モンスターを攻撃できません!そしてその効果はコレサダも持っています!」
柳川衆 コレサダ
星3/地属性/戦士族/効果/ATK1400/DEF1500
(1)このカードが召喚に成功した時に発動できる。手札から『柳川衆 コレサダ』以外のレベル4以下の『柳川衆』モンスターを特殊召喚する。
(2)このカードがフィールドに存在する限り、相手は他の『柳川衆』モンスターを攻撃できない。
二人の侍が刀を引き抜き臨戦態勢を取る。
『これってまさか…』
「うん、ロックが完成した」
藤原は手を口元に当て思案する。
(つまり、あの二体が存在する限りわらわは『どっちにも攻撃できない』…しかも、あの口ぶりからしてあのロック効果は柳川衆の共通効果なのじゃろう…厄介なものじゃのう…)
(でもまあ…まずはドローしてから考えるとするかのう!)
「わらわのターン!ドロー!わらわは手札から『湯船美人
ヒダ』を召喚!」
湯船美人 ヒダ
ATK100
浴衣姿の女の子が登場した。湯船美人という名前故か、髪が少し濡れている。
『攻撃力100か…』
(低い攻撃力…必ず何かあるはず…)
藤原は腕を二、三回転させ、「よしっ!」と小さく気合を入れる。
「ここからが教師の腕の見せどころじゃな!」
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イイネ | タイトル | 閲覧数 | コメ数 | 投稿日 | 操作 | |
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75 | 序章 | 639 | 0 | 2017-03-31 | - | |
109 | 第一話:元死神と女の子 | 1413 | 4 | 2017-04-01 | - | |
80 | 第二話:あの世へGo straight! | 821 | 5 | 2017-04-02 | - | |
69 | 第三話:波乱の入学デュエル | 769 | 4 | 2017-04-03 | - | |
99 | 第四話:バスタイムは決闘の中で | 822 | 2 | 2017-04-05 | - | |
98 | 第五話:歯車の天使 | 833 | 3 | 2017-04-08 | - | |
139 | 設定集 | 695 | 0 | 2017-04-10 | - | |
110 | 第六話:ランチタイムの襲撃者 | 647 | 3 | 2017-04-12 | - | |
138 | 第七話:芸術の剣 | 890 | 3 | 2017-04-14 | - | |
178 | 番外編:私は執事セバスチャン | 737 | 3 | 2017-04-15 | - | |
116 | 懲りずに番外編:みなさんありがとう! | 795 | 3 | 2017-04-16 | - | |
106 | 質問返答のお時間 | 720 | 0 | 2017-04-24 | - | |
105 | 第八話:陰謀 | 719 | 2 | 2017-04-24 | - | |
87 | 第九話:希の大会前夜 | 721 | 2 | 2017-04-26 | - | |
119 | 第十話:遊原塔子 | 775 | 2 | 2017-04-29 | - | |
127 | 第十一話:死神姫と愉快な蛇 | 775 | 3 | 2017-05-15 | - | |
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120 | 第十三話:eye scream | 873 | 1 | 2017-06-01 | - | |
116 | お久しぶりです&謝罪 | 1467 | 2 | 2017-08-02 | - |
更新情報 - NEW -
- 2024/09/07 新商品 ストラクチャーデッキ-青き眼の光臨- カードリスト追加。
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Amazonのアソシエイトとして、管理人は適格販売により収入を得ています。
どこかの小学生探偵ではありませんが、「見た目は子供、頭脳は大人」な人が主人公の担任とは、インパクト抜群ですね。
そして入学式から早速デュエルになる辺り、さすがデュエルアカデミアというべきなのか...。真矢が1ターン目から完成させたロックを先生はどう攻略するのか、楽しみです。 (2017-04-03 23:36)
互いに和風テイストなデッキのようで…。共通効果がでロックとは…なかなか読めませんね。どんなデッキなのか…。 (2017-04-04 03:22)
もみくちゃにされたという真矢ちゃんの言葉を受けて、真矢ちゃんの胸を見ちゃった辺り、希ちゃんも中々のスケベですね!だが、それがいい!希ちゃんには是非とも、真矢ちゃんの胸をもみくちゃにしてほしいですね!
合法ロリが教師とは、最高の学校ですね!アデスが混乱する様も見る事が出来て、正に眼福でした!
先生の使っていた湯船美人が名前からして、とても魅力的ですね!先生がどの様な戦術を見せてくれるのか、楽しみです!実際にあったら使って見たいです!
柳川衆も、六武衆を思わせる雰囲気で、六武好きの私としましては、惹かれる魅力がありました! (2017-04-04 08:31)
藤原の設定を考える為にどれだけの没案を出したことか…。ちなみにその没案も他のキャラに再利用させる予定です。
ぶっちゃけ更新が早い理由は、描写を色々削りまくってるからで、あまり褒められたことではないかも…
ちなみに湯船美人の元ネタは言わずもがな、温泉ですが、柳川衆の元ネタは九州のとある武将とその家臣団です。さていったい誰でしょう?答え合わせは次回本編で!
お楽しみに! (2017-04-05 07:37)