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2話 狂気なる運命の渦へ 作:こんにゃく
ユーリ「セ…セレナ?」
セレナ「何ものだ貴様?なぜ私を知っている?」
ユーリは頭が真っ白になった。
ユーリ「な…何言ってるんだよセレナ!僕だよユーリ!忘れちゃったの!?」
セレナ「…忘れたも何もユーリ等という名は今聞いたばかりだ。」
ユーリはセレナの顔を見た、嘘を言っているわけではない。それどころか自分にいたずらをして記憶がないふりをしているわけではなさそうだった、それが余計にユーリの心を貫く
ユーリ「ど…どうして一体…何が」
涙が溢れそうになった時、思い出す奴を…赤馬零王という男を…
ユーリ(待てよ…今思えば奴はどうしてアカデミアにいる?平然とあたかも最初から居たかのように…もし仮に奴が記憶を操作できるとしたら…?)
だとすればセレナのこの状況もそしてアカデミアの教師や生徒の様子がおかしいのも頷ける。最初からプロフェッサー赤馬零王としてここに居たと記憶に植え付けたのであれば誰も疑問に思わない…
ユーリ(だとすればセレナは僕の記憶でも消されたのか…?)
ギリィと歯を食い縛る…怒りや憎しみが腹の底から涌き出てくる…その怒りを抑えセレナを連れ出そうと考えた例え記憶がなくてもセレナはセレナ…必ず守ろうとユーリは誓ったのだ
ユーリ「セレナ!取り合えずここから出よう!」
セレナ「ん?むぅ…別に構わないが…っとおっ!?」
ユーリはセレナの手を取り足早に部屋から出ようとした
ロジェ「おや、これはいけません」
ユーリ「っ!?誰だ!!」
ロジェ「これはこれはセレナさんにユーリ君…でしたかな?私はジャン・ミシェル・ロジェここの講師をやらせてもらっています」
にこやかに微笑むその男をユーリは見たことがなかった…気味が悪い、第一印象はそんな感じだった
ユーリ「どいて」
ロジェ「それは無理です。彼女を…セレナをはなしなさい」
ユーリ「なに!?」
ロジェ「彼女は特別なのです。貴方が連れ出していいわけないでしょう?」
ユーリ「特別?何をいっt」
ユーリの目の前、ロジェの後ろから数人のアカデミアの生徒達が現れる
ロジェ「彼を連れ出しなさい」
ユーリ「なっ!?やめろ!離して!くっセレナ!!」
ユーリは羽交い締めにされセレナと引き離される
ロジェ「それではセレナ、貴方は部屋にお戻りを」
セレナ「?さっきから何なのだ?何が起こっている」
ロジェ「貴方は気になさらなくて結構…さて貴方にはこれからのこと…エクシーズ次元のことでも話しておきましょうか」
ユーリはそのまま外へと放り出された
ユーリ「くぅっ!お前達何をしてるのかわかってるの!?」
アカデミアの生徒はユーリの叫びにたいして無反応…無機質な顔つきはまるで機械のようだった。その顔にユーリは恐怖した
ユーリ(皆…どうしちゃったんだ…くそっこれも全てあの男赤馬零王!!あいつが全ての元凶なんだ!!)
そう決断しユーリはアカデミア生徒の拘束を振りほどくそしてデュエルディスクを構える。
ユーリ(そうと決まれば赤馬零王を直接叩く!そしてアカデミアを…いやセレナを救う!!)
ユーリのその反応を見て、アカデミアの生徒もまたデュエルディスクを構えた
ユーリ「たった4人で大丈夫?僕をなめるなよ!!」
ユーリ「くそっ…多すぎる…」
あまりの敵となった生徒達が多い。このままでは赤馬零王に近づくことは難しいだろう…
ユーリ(すこし時期を待とう…3日後にはエクシーズ次元への侵攻ってやつが始まってしまうその前に赤馬零王を倒す!)
そう心に近いユーリはアカデミアでも殆ど近寄ることのない外れの森に身を潜めることにした。
そして2日後
ユーリはまた学園内に戻っていた。ユーリの思惑通りなのか少々手薄になっていた
ユーリ「どういうことだ…?何だか少し騒がしいけど…でも今がチャンスだ」
ユーリは赤馬零王の元へと急ぐ
この巨大な部屋…薄暗くまるで王室のような威圧感のあるこの場所にただ一人男が座っている…赤馬零王。このアカデミアの頂点に君臨しプロフェッサーと名乗ってこの学園を統率する男。しかし現れたのはつい最近である、この男はたった数日でこのアカデミアを自然に誰にも気づかれることなく侵略した。
零王「やはりきたか…」
しかしその眼前には一人の少年が立っているその少年の目はしっかりと自分を《敵》
として認識している。
ユーリ「セレナに何をした」
静かに怒りを込めたその言葉に赤馬零王は一切怯まない。それどころかどこか余裕すらある。彼の目には一体ユーリがどう映っているのだろうかそれは赤馬零王にしか分からない。
零王「君は何をしたと思う?」
逆に零王はユーリに問う、ユーリにとってはまるで挑発されたかのように思えた
ユーリ「お前がセレナに何かしたのは知っている!いやそれだけじゃないここにいる皆もお前が何かしたに違いない!ここで僕がお前を倒して皆を救う!!僕とデュエルしろ!!」
零王「良いだろう。君のその力強い目に免じてこの私がデュエルをしてやろう」
ギィと重い腰が上がる。ゆっくりとユーリに近づくその姿はまるで獅子、しかしその絶対的強者に対しユーリは揺るがないそれはセレナを救い出すと言う鉄の意志が有ったからだ。
ユーリ・零王「デュエル!!」
この先の運命を決めるデュエルが今始まる。
諸々とカット
ユーリ「くそっハァハァなんでだ!」ライフ500
零王「焦りだな…ユーリ…君は今まで私が考えたカリキュラムをまともに受けず実践的な力を着けず焦り…プレイイングにまで影響が出ているな」ライフ2600
ユーリ「黙れ…僕は決めたんだ!セレナを守るって!お前なんかには渡さない!」
零王「渡さない…か君にそんなことを言う資格はあるのかな?」
ユーリ「黙れ!僕はお前を許さない!絶対に!!」
その時だった突如としてユーリのエクストラデッキが輝く。まばゆい光はユーリを包む
零王「これは…!?」
ユーリ「うぉぉぉ!僕は手札から融合を発動!!」
そして現れる融合を司る龍が…
ユーリ「僕は!お前をここで倒して見せる!!」
ユーリ「くっ…届かない…」ライフ100
零王「…すばらしいな…その力はここで燻るようなものではない…」ライフ100
ユーリ「くそ…黙れ…僕はお前のために使う力などない!」
零王「そうか…それは残念だ…やれ」
???「ゴゴゴ…」
ユーリ「くっ」
ユーリの頭の中には一人の少女の姿があった…それは笑顔が絶えない少しバカで優しい少女の姿が…
ユーリ「くっそぉぉぉ!!セレナァァァ!!」
赤馬零王が放った一撃は無慈悲。手加減などはない、その場でユーリは倒れ意識を失う。そこに赤い制服をきた青年が現れる。
赤服「プロフェッサーこれは?」
零王「私に以前から噛みついてきた者だ…それより何かあったのか?」
赤服「はい実は…セレナ様が逃げ出していたのですが侵入者も共に確認されました」
零王「侵入者だと?…分かった私が直接行こう…それとそこに倒れているものを改ざん室に連れていけ…」
そうしてユーリはそのまま改ざん室と呼ばれる場所に連れていかれるのだった…そこは暗く巨大な装置が取り付けられた椅子がありそこにユーリは座らせられる。
ロジェ「新たな君にこんにちは…ですね」
そこにはロジェの姿があった。彼はスイッチを押すとその場から去る
ロジェ「目が覚めしだい私に連絡をしなさい」
近くに居た生徒にそういうとロジェは部屋から出ていった。
ユーリ「がっ…セレナ…」
ユーリの言葉とは裏腹に電気のようなものを浴びさせられるそれと共に意識が無くなっていった。
ロジェ「エクシーズへの侵攻が進みましたね」
零王「そうだな」
ロジェ「デニスという男によれば彼女の姿は確認しているようですが」
零王「奴等も反発してくるだろう…ここからが本当の戦いだ」
ロジェ「それで彼…ユーリですが…とても面白いことになりましたよ?」
零王「ほう?」
ロジェ「セレナの記憶は勿論ですが貴方に対する思いが反転してますねぇ…憎しみが信頼に変わってしまう等とは皮肉なものですねぇ」
そう言いながらロジェはニヤニヤと笑っている
零王「ならばすぐに彼を呼ぶことはできるかな?」
ロジェ「もう既にきていますよ」
ユーリ「僕を呼んだ?プロフェッサー」
そこに元のユーリの姿はなかった。
零王「君に新しい任務を与えよう」
セレナ「離せ!!離せ!!私もつれていけー!!」
オベフォ「じっとしていてくださいセレナ様!」
セレナ「うるさい!だまれぇ!!」
ジタバタと暴れる少女。そして
ユーリ「…」
セレナ「?」
お互いに通りすぎていく。最初から知らなかったように…
ユーリ「さて…僕がプロフェッサーからもらった仕事だ…ハンティングゲームを始めよう…」
セレナ「何ものだ貴様?なぜ私を知っている?」
ユーリは頭が真っ白になった。
ユーリ「な…何言ってるんだよセレナ!僕だよユーリ!忘れちゃったの!?」
セレナ「…忘れたも何もユーリ等という名は今聞いたばかりだ。」
ユーリはセレナの顔を見た、嘘を言っているわけではない。それどころか自分にいたずらをして記憶がないふりをしているわけではなさそうだった、それが余計にユーリの心を貫く
ユーリ「ど…どうして一体…何が」
涙が溢れそうになった時、思い出す奴を…赤馬零王という男を…
ユーリ(待てよ…今思えば奴はどうしてアカデミアにいる?平然とあたかも最初から居たかのように…もし仮に奴が記憶を操作できるとしたら…?)
だとすればセレナのこの状況もそしてアカデミアの教師や生徒の様子がおかしいのも頷ける。最初からプロフェッサー赤馬零王としてここに居たと記憶に植え付けたのであれば誰も疑問に思わない…
ユーリ(だとすればセレナは僕の記憶でも消されたのか…?)
ギリィと歯を食い縛る…怒りや憎しみが腹の底から涌き出てくる…その怒りを抑えセレナを連れ出そうと考えた例え記憶がなくてもセレナはセレナ…必ず守ろうとユーリは誓ったのだ
ユーリ「セレナ!取り合えずここから出よう!」
セレナ「ん?むぅ…別に構わないが…っとおっ!?」
ユーリはセレナの手を取り足早に部屋から出ようとした
ロジェ「おや、これはいけません」
ユーリ「っ!?誰だ!!」
ロジェ「これはこれはセレナさんにユーリ君…でしたかな?私はジャン・ミシェル・ロジェここの講師をやらせてもらっています」
にこやかに微笑むその男をユーリは見たことがなかった…気味が悪い、第一印象はそんな感じだった
ユーリ「どいて」
ロジェ「それは無理です。彼女を…セレナをはなしなさい」
ユーリ「なに!?」
ロジェ「彼女は特別なのです。貴方が連れ出していいわけないでしょう?」
ユーリ「特別?何をいっt」
ユーリの目の前、ロジェの後ろから数人のアカデミアの生徒達が現れる
ロジェ「彼を連れ出しなさい」
ユーリ「なっ!?やめろ!離して!くっセレナ!!」
ユーリは羽交い締めにされセレナと引き離される
ロジェ「それではセレナ、貴方は部屋にお戻りを」
セレナ「?さっきから何なのだ?何が起こっている」
ロジェ「貴方は気になさらなくて結構…さて貴方にはこれからのこと…エクシーズ次元のことでも話しておきましょうか」
ユーリはそのまま外へと放り出された
ユーリ「くぅっ!お前達何をしてるのかわかってるの!?」
アカデミアの生徒はユーリの叫びにたいして無反応…無機質な顔つきはまるで機械のようだった。その顔にユーリは恐怖した
ユーリ(皆…どうしちゃったんだ…くそっこれも全てあの男赤馬零王!!あいつが全ての元凶なんだ!!)
そう決断しユーリはアカデミア生徒の拘束を振りほどくそしてデュエルディスクを構える。
ユーリ(そうと決まれば赤馬零王を直接叩く!そしてアカデミアを…いやセレナを救う!!)
ユーリのその反応を見て、アカデミアの生徒もまたデュエルディスクを構えた
ユーリ「たった4人で大丈夫?僕をなめるなよ!!」
ユーリ「くそっ…多すぎる…」
あまりの敵となった生徒達が多い。このままでは赤馬零王に近づくことは難しいだろう…
ユーリ(すこし時期を待とう…3日後にはエクシーズ次元への侵攻ってやつが始まってしまうその前に赤馬零王を倒す!)
そう心に近いユーリはアカデミアでも殆ど近寄ることのない外れの森に身を潜めることにした。
そして2日後
ユーリはまた学園内に戻っていた。ユーリの思惑通りなのか少々手薄になっていた
ユーリ「どういうことだ…?何だか少し騒がしいけど…でも今がチャンスだ」
ユーリは赤馬零王の元へと急ぐ
この巨大な部屋…薄暗くまるで王室のような威圧感のあるこの場所にただ一人男が座っている…赤馬零王。このアカデミアの頂点に君臨しプロフェッサーと名乗ってこの学園を統率する男。しかし現れたのはつい最近である、この男はたった数日でこのアカデミアを自然に誰にも気づかれることなく侵略した。
零王「やはりきたか…」
しかしその眼前には一人の少年が立っているその少年の目はしっかりと自分を《敵》
として認識している。
ユーリ「セレナに何をした」
静かに怒りを込めたその言葉に赤馬零王は一切怯まない。それどころかどこか余裕すらある。彼の目には一体ユーリがどう映っているのだろうかそれは赤馬零王にしか分からない。
零王「君は何をしたと思う?」
逆に零王はユーリに問う、ユーリにとってはまるで挑発されたかのように思えた
ユーリ「お前がセレナに何かしたのは知っている!いやそれだけじゃないここにいる皆もお前が何かしたに違いない!ここで僕がお前を倒して皆を救う!!僕とデュエルしろ!!」
零王「良いだろう。君のその力強い目に免じてこの私がデュエルをしてやろう」
ギィと重い腰が上がる。ゆっくりとユーリに近づくその姿はまるで獅子、しかしその絶対的強者に対しユーリは揺るがないそれはセレナを救い出すと言う鉄の意志が有ったからだ。
ユーリ・零王「デュエル!!」
この先の運命を決めるデュエルが今始まる。
諸々とカット
ユーリ「くそっハァハァなんでだ!」ライフ500
零王「焦りだな…ユーリ…君は今まで私が考えたカリキュラムをまともに受けず実践的な力を着けず焦り…プレイイングにまで影響が出ているな」ライフ2600
ユーリ「黙れ…僕は決めたんだ!セレナを守るって!お前なんかには渡さない!」
零王「渡さない…か君にそんなことを言う資格はあるのかな?」
ユーリ「黙れ!僕はお前を許さない!絶対に!!」
その時だった突如としてユーリのエクストラデッキが輝く。まばゆい光はユーリを包む
零王「これは…!?」
ユーリ「うぉぉぉ!僕は手札から融合を発動!!」
そして現れる融合を司る龍が…
ユーリ「僕は!お前をここで倒して見せる!!」
ユーリ「くっ…届かない…」ライフ100
零王「…すばらしいな…その力はここで燻るようなものではない…」ライフ100
ユーリ「くそ…黙れ…僕はお前のために使う力などない!」
零王「そうか…それは残念だ…やれ」
???「ゴゴゴ…」
ユーリ「くっ」
ユーリの頭の中には一人の少女の姿があった…それは笑顔が絶えない少しバカで優しい少女の姿が…
ユーリ「くっそぉぉぉ!!セレナァァァ!!」
赤馬零王が放った一撃は無慈悲。手加減などはない、その場でユーリは倒れ意識を失う。そこに赤い制服をきた青年が現れる。
赤服「プロフェッサーこれは?」
零王「私に以前から噛みついてきた者だ…それより何かあったのか?」
赤服「はい実は…セレナ様が逃げ出していたのですが侵入者も共に確認されました」
零王「侵入者だと?…分かった私が直接行こう…それとそこに倒れているものを改ざん室に連れていけ…」
そうしてユーリはそのまま改ざん室と呼ばれる場所に連れていかれるのだった…そこは暗く巨大な装置が取り付けられた椅子がありそこにユーリは座らせられる。
ロジェ「新たな君にこんにちは…ですね」
そこにはロジェの姿があった。彼はスイッチを押すとその場から去る
ロジェ「目が覚めしだい私に連絡をしなさい」
近くに居た生徒にそういうとロジェは部屋から出ていった。
ユーリ「がっ…セレナ…」
ユーリの言葉とは裏腹に電気のようなものを浴びさせられるそれと共に意識が無くなっていった。
ロジェ「エクシーズへの侵攻が進みましたね」
零王「そうだな」
ロジェ「デニスという男によれば彼女の姿は確認しているようですが」
零王「奴等も反発してくるだろう…ここからが本当の戦いだ」
ロジェ「それで彼…ユーリですが…とても面白いことになりましたよ?」
零王「ほう?」
ロジェ「セレナの記憶は勿論ですが貴方に対する思いが反転してますねぇ…憎しみが信頼に変わってしまう等とは皮肉なものですねぇ」
そう言いながらロジェはニヤニヤと笑っている
零王「ならばすぐに彼を呼ぶことはできるかな?」
ロジェ「もう既にきていますよ」
ユーリ「僕を呼んだ?プロフェッサー」
そこに元のユーリの姿はなかった。
零王「君に新しい任務を与えよう」
セレナ「離せ!!離せ!!私もつれていけー!!」
オベフォ「じっとしていてくださいセレナ様!」
セレナ「うるさい!だまれぇ!!」
ジタバタと暴れる少女。そして
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セレナ「?」
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