オーバー3 スタンダード　作：こんにゃく

カイト「悪いな」

凌牙「…」

隼「ふん…」

ユート「それで、話とはなんだ」

隼「そんなことより瑠璃だ瑠璃を連れ戻しにいく！今すぐにだ！！もう俺達は十分に待ったはずだ！！今すぐに反旗を掲げ奴等を叩く！！」

カイト「すこし落ち着いたらどうだシスコン…それも含めて話をさせてもらう」

隼「っ！貴様！！」

凌牙「隼黙ってろ話が進まねぇ…でカイトさんよぉ話ってことは…」

カイト「ついに解析が終わった…ミッシェル」

ミッシェル「はいですのこちらを」ｽｯ

コロン「デュエルディスク？」

ミッシェル「そうですのカイトが解析した結果これで次元間の移動が可能となったのです」

隼「なに！？ということはこれで融合次元に！！」

カイト「ああ、俺も最初はそのつもりだったが…事情が変わった」

ユート「どういうことだ？」

カイト「理由は二つ、１つは瑠璃が拐われたことだ」

璃緒「？どういうことですの？」

カイト「今まで奴等は俺達をカードにしてきたなだがユートお前は何をみた？」

ユート「瑠璃を…生身の状態で拐った」

隼「なに！？」

カイト「そうだな奴等は前々から瑠璃を拐う算段をつけていたらしいな…理由は分からんが奴等は瑠璃をカードにせずに拐った必ず何かある」

コロン「それでなんの関係があるのよ？」

カイト「こうなれば必ず隼とユートは暴れるからな…非常に邪魔だそれに次元移動をこのデュエルディスクを使えるのは今の段階では2人のみ2人で奴等の本拠地に行ってどうする？」

凌牙「確かにな…全員分はまだできないのかよ？」

カイト「できたら苦労はせん」

璃緒「それじゃあもうひとつは？」

カイト「こいつを解析中面白いものを見つけたこれはこのアカデミアのデュエルディスクに保存されていた映像データだ今から３年前だな」ピッ


プロフェッサー「零児ここは貴様が来る場所ではない」

零児「なっ父さん！なんなんだよ！次元戦争ってなに！？」

プロフェッサー「お前にこれ以上話すつもりはないそいつはプレゼントだスタンダードに帰れ」ピッ

アカデミア「そ…れ…で…セレ…さま」


カイト「映像は後半はデータが破損していて荒くなっているがおそらくこいつがアカデミアのボス赤馬零王だ」

ユート「赤馬零王…」

カイト「知っているはずだアカデミアの兵士達が口々に言っていた名の男、そしてこいつには息子がいるそれが」

璃緒「さっきの少年ですわね」

カイト「赤馬零児…やつはスタンダードと呼ばれる次元に戻されたようだな」

コロン「っていうことは」

カイト「赤馬零児に接触してもらう」

ユート「！！」

カイト「赤馬零児は赤馬零王の息子…奴を人質にすれば一気に攻勢にとれる可能性がある…それに本拠地を攻め落とすよりは容易いだろう」

隼「なにを回りくどいことを！さっさと融合次元に乗り込み瑠璃を！」

カイト「そのために貴様達を無駄にするわけにはいかない！いいかこれは俺たちの最後の希望だ安全にかつそして俺たちの仲間を奪い返すチャンスだ」

隼「っ…」

カイト「とはいえ奴も赤馬零王の息子…一筋縄ではいかない…ユートが言っていたシンクロの件もあるスタンダードにも融合の手先がいるかもしれない…油断をするな手を抜くな…もしもいた場合は」

ユート・隼「必ず殲滅する！」

カイト「よし…ミッシェル」

ミッシェル「はいですの！ユート様！隼これを」

ユート「これは？」

ミッシェル「あなた達様にわたくしが作ったエクシーズモンスターですの隼にはこーんなにたくさんのカードもありますわよ？」

隼「…すまない」

ミッシェル「いいですのよ…それよりユート様！！」ギュッ

ユート「なっ///」

ミッシェル「必ず瑠璃を助けてくださいな…必ず」

ユート「…あぁ当たり前だ」

ミッシェル「怪我とかにはお気をつけて」

ユート「あぁ」

カイト「…準備ができしだいお前達にはスタンダードに行ってもらう座標は既に登録済みだ、それとスタンダードに対する情報は既に登録してある少量だがそれを頼りに赤馬零児に接触しろ」

隼「…」

ユート「」

凌牙「ユート、隼」

ユート「凌牙」

凌牙「まぁなんだ、俺もついていきてぇところだがお前達には任せる必ずあいつらの仇を取ってくれ」

隼「任せておけ必ず奪い返す」

璃緒「ユート…瑠璃を…お願いしますわ」

ユート「」コクッ

コロン「ユート」

ユート「コロン…」

コロン「ユート…絶対に自分を見失わないで…ユートはユートなんだから」

ユート「えっ…あ…ああそうだな…頑張ってみる」

コロン「うん…気を付けてね」

カイト「準備はいいか？」

隼「」コクッ

ユート「皆…必ず皆を連れて帰ってる」

カイト「いくぞ」ピッ

ピカーーーー





ユート「うっ…ここは？」

そこに広がっていた風景は自分がいた荒野とは違っていた…大都会…街並みや人の笑顔で溢れているしかし

ユート「どういう…ことだ！？」

そこは見に覚えがある場所だった。見慣れた風景…けしてもう見ることはないと思っていた場所

ユート「ハート…ランド…？」

そこは自分が生まれそだった故郷…しかしどうして？とっくに滅ぼされてしまったはずなのに…

ユート「はっ！？それより隼は…隼はいるのか！？」

辺りを見回すがそんな気配はなかったすると…

？？？「うわぁぁあぁ！？どいてどいてどいてくれぇぇ～」ダッダッダ

ユート「えっ？」

ドンガラガッシャーン

？？？「いててて…ってそうじゃねぇぇ！大丈夫か？お前」ｽｯ

ユート「あっあぁ」

？？？「まったくよそ見をしているからだ」

？？？「うるっせぇ！！急いでたんだ仕方ねぇだろ！？」

ユート「えっ…」

？？？「ってあぁ！？カードが散らばってるじゃんか！わりぃ！俺のせいで」ガサガサ

？？？「まて、そのカードを見せてみろ」

？？？「は？なんでだよ」ｽｯ

？？？「これは…いや…なんだ？…特別な力を感じる…」

ユート「君達はいったい…？」

？？？「えぇ！？お前こいつ見えんのか！？」

？？？「どうやら特別なのはカードだけではないようだ」

？？？「っと紹介が遅れたな…」

遊馬「俺の名前は九十九遊馬んでこの幽霊みたいのがアストラルだよろしくな！」



次回予告

スタンダードについたと思っていたらそこは崩壊のしていないハートランドだった。そこで出会った少年遊馬とデュエルをし自分がどうしたいのかなにができるのか…俺の真実の扉が今開く

次回「希望のかっとビング」