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HOME > 遊戯王SS一覧 > 第三話 対峙

第三話 対峙 作:ぬる

リュウガ(……なんて威圧感だ……)
オシリスの天空竜「…………」

リュウガ LP4000 デッキ:30
手札:2 モンスター:『トゥーン・エルフの剣士』『トゥーン・ヂェミナイ・エルフ』 魔法・罠:『トゥーン・キングダム』・(セットカード

) 墓地:1 除外:3

??? LP3200 デッキ:32
手札:1 モンスター:『オシリスの天空竜』 魔法・罠:『超古代都市・クリバビロニア』 墓地:3 除外:2

リュウガ(……オシリスの攻守はプレイヤーの手札の枚数によって決定される。相手の手札は一枚。だが……)
少女「私はリリースされ墓地に存在する『サクリボー』と『リチュアル・クリボー』の効果により、カードを2枚ドロー」手札1→3

オシリスの天空竜 ATK・DEF3000

少女「……バトル。オシリスの天空竜で、『トゥーン・エルフの剣士』に攻撃! 超伝導波サンダー・フォース!!」
リュウガ「ぐうっ!!」LP4000→2900
リュウガ「……『トゥーン・キングダム』の効果により、トゥーンモンスターが破壊される代わりに、デッキの上からカード1枚を裏側表示で除外する」デッキ30→29 除外3→4

トゥーン・エルフの剣士「……」

少女「……私はこれでターンエンド」

TURN05

リュウガ(……いくら『トゥーン・キングダム』があるとはいえ、守っているだけでは時間稼ぎにしかならない)
リュウガ(オシリスがいるということは、恐らく他の神も……だが……)
リュウガ(……信じるんだ、俺のデッキを)
リュウガ「俺のターン、ドロー」手札2→3
リュウガ(! ……『コピーキャット』。相手の墓地の神を特殊召喚できれば、充分オシリスに対抗できる。だが、どう墓地に送らせる……?)
リュウガ(それに、あのフィールド魔法……ここは耐えるしかない)
リュウガ「俺は、『トゥーン・エルフの剣士』を守備表示に変更し、ターンエンド)

TURN06

少女「……私のターン、ドロー」手札3→4 オシリスの天空竜 ATK・DEF4000
リュウガ「この瞬間、俺はリバースカードオープン、『シャドー・トゥーン』!」
リュウガ「その効果により、『オシリスの天空竜』の攻撃力分のダメージを相手に与える」
リュウガ(これが通れば……)
少女「私は手札から『ジャンクリボー』を捨てて、その効果を発動。『シャドー・トゥーン』の効果を無効にし、破壊する」手札4→3
リュウガ「……く」
リュウガ(そう簡単には通させてくれないか)
少女「私はフィールド魔法『超古代都市・クリバビロニア』の効果発動。800LPを払い、デッキの1番上のカードを確認」LP3200→2400
少女「……『クリボン』はクリボーモンスターではない。よって墓地へ送られる……」墓地4→5
リュウガ(……あの見た目でクリボーじゃないのかよ)
少女「……私はカードを1枚セットし、『クリバンデット』を通常召喚。そしてターンエンド」
少女「このタイミングで、『クリバンデット』の効果を発動」

クリバンデット「クリクリー」リリース 墓地5→6

少女「デッキの上からカードを5枚めくり、その中の魔法・罠カード1枚を手札に加え、残りのカードを墓地に送る」
少女「……私が手札に加えるのは『ツインツイスター』」
リュウガ(破壊してくるか、『トゥーン・キングダム』を)

墓地へ送られたカード:『クリアクリボー』『光と闇の竜』『増殖』『オベリスクの巨神兵』 墓地6→10

リュウガ(オベリスク……これで『コピーキャット』を使える)
少女「私は手札に加えた『ツインツイスター』を発動し、『トゥーン・キングダム』と『超古代都市・クリバビロニア』を破壊!」墓地10→11 『クリボーン』

トゥーン・ヂェミナイ・エルフ「っ!」自身の効果により破壊

 両者がそれぞれ立つフィールドは失われ、場所は元いた神殿の部屋に戻る。

少女「破壊された超古代都市の効果により、墓地から『クリボー』を手札に」手札1→2
少女「……私はこれでターンエンド」

リュウガ LP2900 デッキ:28 手札:3 モンスター:『トゥーン・エルフの剣士』 魔法・罠: 墓地:4 除外:4

??? LP2400 デッキ:23
手札:3 モンスター:『オシリスの天空竜』 魔法・罠: 墓地:11 除外:2

TURN07 

リュウガ「俺の……ターン!」手札3→4
リュウガ「俺は手札から魔法カード『闇の誘惑』を発動。デッキからカードを二枚ドローし、手札の闇属性モンスター、『トゥーン・ブラック・マジシャン』を除外」手札4→4 除外4→5
リュウガ「魔法カード『テラ・フォーミング』。2枚目の『トゥーン・キングダム』を手札に加え、発動する」除外5→8

 再び、相対する二人をマンガのような世界が包み込む。

リュウガ「これで準備は整った。『コピーキャット』、発動! お前の墓地のオベリスクを、俺のフィールドに復活させる!」
少女「……!」
リュウガ「来い! 『オベリスクの巨神兵』!」
少女「……オベリスク」
オベリスクの巨神兵 ATK4000
少女「……オシリス、召雷弾!」

 オシリスの攻撃を受け、オベリスクの攻撃力は4000から2000にまで低下する。

リュウガ「……こんな出番だが、頼むぞ。『トゥーン・ウォリアー』」
トゥーン・ウォリアー ATK800
少女「……再び、オシリスの特殊能力!」
トゥーン・ウォリアー「!?」バーン!
リュウガ「だが、『トゥーン・キングダム』により、カードを除外して破壊を免れる!」除外8→9

トゥーン・ウォリアー「アブナカッタ……」ATK800→0

リュウガ「オベリスクの特殊能力! 俺のフィールドのモンスター2体をリリースすることで、お前とお前のモンスター全てに4000ポイントのダメージを与える! エルフの剣士! ウォリアー!」

 2体のトゥーンモンスターがリリースされ、それを糧にオベリスクが力を漲らせる。

リュウガ「行け、『オベリスクの巨神兵』! ゴッド・ハンド・インパクト!!」
少女「く――!!」

 オベリスクの鉄槌がオシリスを破壊する。しかし、少女のライフポイントは尽きていなかった。

少女「……『クリボー』の効果により、ダメージは無効――」
リュウガ「ならばバトルだ! 『オベリスクの巨神兵』!!」

 畳み掛けるように攻撃を宣言。オベリスクは自らの真の主に向け、その破壊の拳を振るう。

リュウガ「ゴッド・ハンド・クラッシュ!!」
少女「……墓地の『クリボーン』の、効果発動! 自身を除外し、墓地からクリボーを蘇らせる!」

『クリボー』『サクリボー』『リチュアル・クリボー』『ジャンクリボー』『クリアクリボー』「クリクリ―」DEF200

リュウガ「く……オベリスクの攻撃対象は、『リチュアル・クリボー』」
リチュアル・クリボー「クリー!」破壊
リュウガ「……俺はカードを1枚セットし、ターンエンド」手札2→1
リュウガ「神への魔法効果の適用は1ターンのみ。オベリスクはお前の墓地に戻る……」

 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆

リュウガ「お前は、俺の何を見たんだ? 俺が求めている答えとは、なんだ?」
少女「……それは、デュエルモンスターズの未来。辿り着くべき理想――その姿です」
リュウガ「その答えが、ここにあると?」
少女「あなたも知っての通り、この遊戯の始まりは古代エジプトの精霊たちです。ただのカードにも、そこには精霊たちの魂が宿っている。彼らには、彼らの住む世界がある。それをあなたは、深く感じることができる。だからこそ、あなたその名を受け継いだ――」
少女「――ペガサスの名を」
リュウガ「……答えとは、掴み取るものだ。お前とのデュエル、そしてその先に、俺はこの答えを掴み取ってみせる」
少女「……それでこそ。私もこの決闘、負けるつもりはありません」
少女(そう――私がここにいる、その理由。きっとあなたなら、教えてくれる。そんな気がする。だから――)
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