ヴェンデット・リバースのカード評価・考察 ⇒WIKI(外部)

《ヴェンデット・バスタード》が《リヴェンデット・スレイヤー》にトドメを刺そうとしている場面がイラストなっている罠カード。
よくここから逆転したな…と思わされるほどに、スレイヤーが見る影もなくボロボロである。

効果は手札コスト1枚で儀式魔法の回収のヴェンデットモンスターの蘇生、そして墓地効果で除外ゾーンのアンデットを5枚デッキに戻して1ドローである。

前半の効果は一見使いやすくて強そうに見えますし実際僕もそう思っていましたが、いざ使うとなると罠カードである点が足を引っ張ります。

①は評価投稿時点では《スカー・ヴェンデット》という墓地に送られた時効果でサーチするモンスターがいますし、ヴェンデット儀式モンスターは墓地から儀式召喚できるので儀式モンスターを墓地に送れば実質ノーコストになるので手札コストとの相性は悪くありません。

もちろん《ヴェンデット・ヘルハウンド》や《ヴェンデット・ストリゲス》などを墓地に落とすなら、リバースの効果と併せて召喚権を使わずに2体のヴェンデットを並ばせることもできます。

また《ラヴェナス・ヴェンデット》というインチキ儀式魔法がヴェンデットにはあるため、仮にラヴェナスをサルベージするならあちらの特殊召喚効果も併せればかなり幅広い選択肢の中から儀式召喚を狙うことができます。

またそのラヴェナスがヴェンデットではデュエル中に1度は使う儀式魔法であるという点でも、このカードのサルベージ効果と噛み合っています。

…が、ヴェンデットには同じ罠カードで《ヴェンデット・リユニオン》という手札コスト無しで儀式召喚できるカードがあります。

あちらは除外ゾーンのヴェンデットしか素材にできず、また儀式召喚自体はレベルぴったりで行う必要もあり、更に手札に儀式モンスターを抱える必要がありますが消費自体は1枚で済み、また除外ゾーンを゙整えられているなら強力な儀式モンスターを゙出すことも充分可能です。

ヴェンデットは意識すれば除外ゾーンも比較的整えやすいテーマであるため、プレイングが上手い人ほどあちらの方が実は使いやすい…という感覚になるのではないかと思います。

またヴェンデットというテーマが評価投稿時点では墓地肥やしにそこまで優れているテーマではないという点も、このカードには向かい風です。

そして②の効果ですが5体もあるならリユニオンで儀式召喚できる条件が整っているはずであり、わざわざこの効果を使う意義は薄いと感じます。

一応戻すモンスターはアンデットなら何でもいいので、ヴェンデット以外のアンデットを戻しつつ手札回復ができる点はメリットと言えます。

ただヴェンデットと相性がよくかつ効果などで除外ゾーンに行き、かつデッキに戻す意義のあるアンデットがいるのだろうか…？と思ってしまうので、やっぱりおまけに近いなと感じてしまいます。
もしそんなモンスターがいたらぜひ教えてください。

総じて効果は決して悪くはないですし充分使いやすくまた使うチャンスもあるカードなのですが、採用しないならしないでそこまで気にならないだろうなと感じますし、罠カードである点も痛いなと感じるのでこの点数です。