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俺自身がモンスターゾーンに立つことだ! 作:パシフィスの人
ここは決闘アカデミア。未来のプロ決闘者を目指す学校。物語はここから始まる。
「いけない!遅刻遅刻ーーー!」
私の名前は『豊穣 実』(ほうじょう みのり)いたって普通の決闘学園高等部1年生!昨日うっかりお気に入りの決闘リプレイを見すぎたせいで寝坊するなんて一生の不覚!急がないと遅刻した罰で補修決闘5連勝の罰が・・・
「よしこの曲がり角を曲がればあと少しだわ!」
曲がり角を勢いよく飛び出したら目の前にはトラックが・・・嘘!私このままひかれたら異世界に旅立っちゃう!
「あっ・・・」
しかし気づいたところでもう遅い私の体は勢いよく走るトラックにあた・・・らなかった。
「あれ・・・?」
気づいたら私の目の前には・・・トラックを片手で受け止める筋肉モリモリマッチョな男の人がいた。
何あの人。人間?トラックを片手で受け止めるなんて・・・
「大丈夫かい?」
トラックを片手で受け止めた人?は私を助けてくれたようだ。
「あ・・・ありがとうございます。そちらこそ大丈夫でしょうか?」
トラックを片手で受け止めている人間に聞くのはおかしいかもしれない言葉だが一応聞いておく。
「問題ないさ!なんせ決闘者だからね!」
その理屈はおかしい。その理屈だと決闘アカデミアには私含め人外しかいないことになる。ってあれ・・・?
「その制服決闘アカデミアの・・・?」
「ああそうさ俺は外部から転入してきた『金剛 力』(こんごう りき)決闘アカデミア新一年生さ!」
まじかこんなのが私と同学年なのか・・・助けてもらってなんだけどお近づきにはなりたくない。
「おっと済まないこのままのんびりしていたら遅刻してしまう。それではまた決闘アカデミアであったらよろしく頼むぞ!」
そう言い彼は決闘アカデミアに向かって走っていった。ええ・・・何あの速さ速度100メートル10秒くらい余裕で出てる気がするんだけど気のせいか目の錯覚だよね。
「ってやばっ遅刻する!」
そう気づいた瞬間チャイムが鳴り私の遅刻は確定した。
「最悪・・・新学期早々から遅刻とか。」
私は結局たっぷりのお説教と補修決闘5連勝の罰を受けた。落ち込み家に帰ろうとすると。朝見かけた筋肉モリモリマッチョの・・・『金剛 力』だっけ?が絡まれてる。
「グァァァ痛え痛えよぉぉぉ」
「この野郎!兄貴に何をするんだ!」
「そうだぞ!軽くぶつかって慰謝料を請求するつもりが本当に慰謝料が必要になっちまったじゃねぇか!」
どうやらチンピラ3人組の一人が彼にちょっかいをかけようとして彼にぶつかったところ怪我をしてしまったようだ。そりゃトラック片手で止める体にぶつかったらそうなるでしょうに・・・
「ごめん大丈夫か?俺の体は丈夫だから下手にぶつかると相手が怪我をするから俺自身気を付けていたんだが・・・」
「こ・・・こうなったら決闘で勝負だ!」
「決闘かい?それなら大歓迎だ!」
「俺が勝ったら兄貴の慰謝料を払ってもらう!ただし俺が負ければ見逃してやる!
「いいだろう俺の不注意が招いた結果とはいえ・・・新生活は何かと入用だからね払わないに越したことはない!」
「決闘コートにこい!兄貴の弔い合戦じゃー!」
「いや俺死んでないから・・・」
どうやら彼が決闘するらしい。せっかくだし彼の決闘を見て帰るか。
決闘コートに入ると少ない人数とはいえちらほら観客がいた。私は席に座り移動販売でドローパンを買って決闘を待つ
「決闘の準備はできたか筋肉野郎!」
「いつでも準備OKだ」
お互いの準備ができたところで学園公認ジャッジの磯野さんがスタンバイした
「それでは・・・決闘開始ぃぃぃ!」
「「決闘!」」
『チンピラ』LP8000
『金剛 力』LP8000
決闘版により先行後攻が自動で決まる今回の先行はチンピラのようだ。
「ひゃははは俺のターンだ俺はメインフェイズ開始時EXデッキをランダムで6枚除外することで『強欲で金満な壺』を発動ぅ効果で俺は2枚ドローするぜぇ」
「デュエルモンスターズは先行絶対有利こいつに恐れおののきなぁ!自分の場にモンスターが存在しない場合こいつは召喚できるこい!『インスペクトボーダー』!」
『インスペクトボーダー』ATK2000
あのカードはモンスター効果の発動を制限する超強力カード・・・
「こいつがいる限り場の特殊な種類のモンスターの数までしかモンスター効果を発動できない!さらにカードを4枚をセットしてターンエンドだ。」
(俺がセットしたカードは『神の警告』『虚無空間』『ミラーフォースランチャー』『聖なるバリアミラーフォース』アイツは見たところ新入生。これだけの布陣そう簡単には突破できない・・・)
今ものすごいフラグが立った気がする。さてあの筋肉『金剛 力』はどんな決闘をするのか。
「僕のターンドロー!」
「メインフェイズに入り俺はフィールド魔法『決闘者舞台(デュエリストステージ)』を発動する!」
「なっ『決闘者』!?なんだそのテーマ!?」
初めて聞くテーマだ。どんなテーマなのか・・・会場がざわつき始めた。
「決闘者舞台の効果発動!1ターンに一度LPを800を支払いデッキからこのカード名以外の『決闘者』カードを手札に加える!俺が加えるのは『決闘者の拳(デュエリストフィスト)』!」
『金剛 力』LP8000→7200
「サーチカードだったか、しかしそのカードはみたところ装備魔法カードモンスターがいなくちゃ意味がないぜ!」
「決闘者舞台にはデメリットがある強大なデメリットが・・・」
「デメリット?どんな効果だ?」
「このカードを発動するデュエル中自分はモンスターを召喚 特殊召喚 セット できずコントロールを変更できない・・・つまりモンスターの使用禁止だ。」
「・・・はぁ!?なんだそのデメリットどうやって戦うつもりだ!?」
説明を聞いた観衆のざわめきが大きくなる当然だ。デュエルモンスターズはモンスターカードをメインにして戦うゲームにもかかわらずモンスターカードを一切使えないデメリットがあるテーマなんて前代未聞だからだ。しかも彼が今加えたのは装備魔法カード。モンスターが使えない今相手モンスターに装備させるくらいの使い道くらいしかないと思うが・・・
「しかし決闘者舞台には戦うための能力がある!それは・・・」
「それは?」
「『プレイヤー自身』を攻撃力1500のモンスターとして扱う効果だ!」
「・・・」
「はぁぁぁ!?なんだその効果ぁ!?」
会場中からざわめきと困惑と驚きの声が上がる。とうぜんだ、私ですら理解が追い付いていない。
「そして俺は『決闘者舞台』の効果!このカードがある限りプレイヤーに装備カードを装備できる!」
「プレイヤーに装備カードを装備して戦うだとぉ!?」
「俺は俺は自身に『決闘者の拳』を装備する!
なんだあのテーマ?プレイヤー自身で戦うデッキ?非常識ってレベルじゃない。
「『決闘者の拳』(デュエリストフィスト)の効果で俺の攻撃力は500ポイントアップする!」
『金剛 力』攻撃力1500→2000
彼の拳にガントレットのようなものがついた。
「さらに俺は『決闘者の闘志』(デュエリストハート)を僕自身に装備!効果でさらに攻撃力を1000ポイントアップ!」
『金剛 力』攻撃力2000→3000
彼の周りにオーラみたいなものが出た。
「さらに俺自身に『決闘者の満足衣』(デュエリストサティスファクションジャケット)を装備効果で攻撃力を500ポイントアップ!」
『金剛 力』攻撃力3000→3500
彼の服がクソださいジャケットに変わった。
「そしてこれが最後だ!俺自身に『決闘者の筋肉』(デュエリストマッスル)を装備効果で攻撃力を500ポイントアップ!」
『金剛 力』攻撃力3500→4000
そして最後に彼に筋肉が輝いた。
「攻撃力4000のプレイヤーだとぉ!?」
チンピラのセリフに私は困惑した攻撃力4000のプレイヤーってなんだよ。
「バトルだ!俺はプレイヤーでインスペクトボーダーに攻撃!」
「変なテーマを使うみたいだがここまでだ!底知れぬ絶望の淵にしずめぇ!罠カード発動!『聖なるバリアミラーフォース』これで返り討ちだぁ!
決闘コートが光に包まれる。ミラーフォースの光が彼包み込み・・・あれ?
「バカな!?どうしてミラーフォースが効かない!?」
「決闘者はたとえ神のカードによる攻撃をされようとLPがある限り立ち上がる。つまり決闘者は完全耐性を持っている!」
「ミラフォしごとしろぉぉぉーーー!」
『インスペクトボーダー』ATK2000 VS 『金剛 力』ATK4000
「『決闘者の闘志』の効果装備プレイヤーが相手モンスターとの戦闘で相手に与える戦闘ダメージは倍になる!」
「くらえ!これがオレの拳だ!」
インスペクトボーダーは彼にぶん殴られて爆発四散したそしてその残骸がチンピラに降り注ぐ。
『チンピラ』LP8000→4000 「ぐぁぁぁっ!」
「『決闘者の拳』の効果発動!装備プレイヤーが戦闘で相手モンスターを破壊した場合もう一度攻撃できる!」
「ちょっとまて!ソリッドビジョンのモンスターが爆散する力で俺を殴る気か!?」
「安心しろ手加減して殴ってやる。」
「安心できる要素が一つもねぇ!」
確かにリアルソリッドビジョンのダイレクトアタックは打ちどころが悪いと骨折もあり得る。しかもあの筋肉で出される拳下手したら死ぬ可能性もあるかもしれない。
「とどめだ!俺はプレイヤーでプレイヤーをダイレクトアタック!スクラップフィストォ!」
「待て何をする!?俺のそばに近寄るなぁぁぁ!」
『チンピラ』LP4000→LP0
彼が繰り出したその拳それは。『腹パン』だった。私はチンピラが殴られている光景に鳥獣族使いの不審者が殴られる姿と同じものを感じた。
「ガッチャ!楽しいデュエルだったぜ先輩」
その彼の顔はとてもいい笑顔だった。
決闘は終わった(いろんな意味で)
その後あの先輩は医務室に運ばれたようだ。命に別状はないらしい。
私はこれからあの決闘者『金剛 力』と過ごす3年間を想像しめまいがして倒れた。
作者の独り言
復帰して最初の作品がこれかよ。
「いけない!遅刻遅刻ーーー!」
私の名前は『豊穣 実』(ほうじょう みのり)いたって普通の決闘学園高等部1年生!昨日うっかりお気に入りの決闘リプレイを見すぎたせいで寝坊するなんて一生の不覚!急がないと遅刻した罰で補修決闘5連勝の罰が・・・
「よしこの曲がり角を曲がればあと少しだわ!」
曲がり角を勢いよく飛び出したら目の前にはトラックが・・・嘘!私このままひかれたら異世界に旅立っちゃう!
「あっ・・・」
しかし気づいたところでもう遅い私の体は勢いよく走るトラックにあた・・・らなかった。
「あれ・・・?」
気づいたら私の目の前には・・・トラックを片手で受け止める筋肉モリモリマッチョな男の人がいた。
何あの人。人間?トラックを片手で受け止めるなんて・・・
「大丈夫かい?」
トラックを片手で受け止めた人?は私を助けてくれたようだ。
「あ・・・ありがとうございます。そちらこそ大丈夫でしょうか?」
トラックを片手で受け止めている人間に聞くのはおかしいかもしれない言葉だが一応聞いておく。
「問題ないさ!なんせ決闘者だからね!」
その理屈はおかしい。その理屈だと決闘アカデミアには私含め人外しかいないことになる。ってあれ・・・?
「その制服決闘アカデミアの・・・?」
「ああそうさ俺は外部から転入してきた『金剛 力』(こんごう りき)決闘アカデミア新一年生さ!」
まじかこんなのが私と同学年なのか・・・助けてもらってなんだけどお近づきにはなりたくない。
「おっと済まないこのままのんびりしていたら遅刻してしまう。それではまた決闘アカデミアであったらよろしく頼むぞ!」
そう言い彼は決闘アカデミアに向かって走っていった。ええ・・・何あの速さ速度100メートル10秒くらい余裕で出てる気がするんだけど気のせいか目の錯覚だよね。
「ってやばっ遅刻する!」
そう気づいた瞬間チャイムが鳴り私の遅刻は確定した。
「最悪・・・新学期早々から遅刻とか。」
私は結局たっぷりのお説教と補修決闘5連勝の罰を受けた。落ち込み家に帰ろうとすると。朝見かけた筋肉モリモリマッチョの・・・『金剛 力』だっけ?が絡まれてる。
「グァァァ痛え痛えよぉぉぉ」
「この野郎!兄貴に何をするんだ!」
「そうだぞ!軽くぶつかって慰謝料を請求するつもりが本当に慰謝料が必要になっちまったじゃねぇか!」
どうやらチンピラ3人組の一人が彼にちょっかいをかけようとして彼にぶつかったところ怪我をしてしまったようだ。そりゃトラック片手で止める体にぶつかったらそうなるでしょうに・・・
「ごめん大丈夫か?俺の体は丈夫だから下手にぶつかると相手が怪我をするから俺自身気を付けていたんだが・・・」
「こ・・・こうなったら決闘で勝負だ!」
「決闘かい?それなら大歓迎だ!」
「俺が勝ったら兄貴の慰謝料を払ってもらう!ただし俺が負ければ見逃してやる!
「いいだろう俺の不注意が招いた結果とはいえ・・・新生活は何かと入用だからね払わないに越したことはない!」
「決闘コートにこい!兄貴の弔い合戦じゃー!」
「いや俺死んでないから・・・」
どうやら彼が決闘するらしい。せっかくだし彼の決闘を見て帰るか。
決闘コートに入ると少ない人数とはいえちらほら観客がいた。私は席に座り移動販売でドローパンを買って決闘を待つ
「決闘の準備はできたか筋肉野郎!」
「いつでも準備OKだ」
お互いの準備ができたところで学園公認ジャッジの磯野さんがスタンバイした
「それでは・・・決闘開始ぃぃぃ!」
「「決闘!」」
『チンピラ』LP8000
『金剛 力』LP8000
決闘版により先行後攻が自動で決まる今回の先行はチンピラのようだ。
「ひゃははは俺のターンだ俺はメインフェイズ開始時EXデッキをランダムで6枚除外することで『強欲で金満な壺』を発動ぅ効果で俺は2枚ドローするぜぇ」
「デュエルモンスターズは先行絶対有利こいつに恐れおののきなぁ!自分の場にモンスターが存在しない場合こいつは召喚できるこい!『インスペクトボーダー』!」
『インスペクトボーダー』ATK2000
あのカードはモンスター効果の発動を制限する超強力カード・・・
「こいつがいる限り場の特殊な種類のモンスターの数までしかモンスター効果を発動できない!さらにカードを4枚をセットしてターンエンドだ。」
(俺がセットしたカードは『神の警告』『虚無空間』『ミラーフォースランチャー』『聖なるバリアミラーフォース』アイツは見たところ新入生。これだけの布陣そう簡単には突破できない・・・)
今ものすごいフラグが立った気がする。さてあの筋肉『金剛 力』はどんな決闘をするのか。
「僕のターンドロー!」
「メインフェイズに入り俺はフィールド魔法『決闘者舞台(デュエリストステージ)』を発動する!」
「なっ『決闘者』!?なんだそのテーマ!?」
初めて聞くテーマだ。どんなテーマなのか・・・会場がざわつき始めた。
「決闘者舞台の効果発動!1ターンに一度LPを800を支払いデッキからこのカード名以外の『決闘者』カードを手札に加える!俺が加えるのは『決闘者の拳(デュエリストフィスト)』!」
『金剛 力』LP8000→7200
「サーチカードだったか、しかしそのカードはみたところ装備魔法カードモンスターがいなくちゃ意味がないぜ!」
「決闘者舞台にはデメリットがある強大なデメリットが・・・」
「デメリット?どんな効果だ?」
「このカードを発動するデュエル中自分はモンスターを召喚 特殊召喚 セット できずコントロールを変更できない・・・つまりモンスターの使用禁止だ。」
「・・・はぁ!?なんだそのデメリットどうやって戦うつもりだ!?」
説明を聞いた観衆のざわめきが大きくなる当然だ。デュエルモンスターズはモンスターカードをメインにして戦うゲームにもかかわらずモンスターカードを一切使えないデメリットがあるテーマなんて前代未聞だからだ。しかも彼が今加えたのは装備魔法カード。モンスターが使えない今相手モンスターに装備させるくらいの使い道くらいしかないと思うが・・・
「しかし決闘者舞台には戦うための能力がある!それは・・・」
「それは?」
「『プレイヤー自身』を攻撃力1500のモンスターとして扱う効果だ!」
「・・・」
「はぁぁぁ!?なんだその効果ぁ!?」
会場中からざわめきと困惑と驚きの声が上がる。とうぜんだ、私ですら理解が追い付いていない。
「そして俺は『決闘者舞台』の効果!このカードがある限りプレイヤーに装備カードを装備できる!」
「プレイヤーに装備カードを装備して戦うだとぉ!?」
「俺は俺は自身に『決闘者の拳』を装備する!
なんだあのテーマ?プレイヤー自身で戦うデッキ?非常識ってレベルじゃない。
「『決闘者の拳』(デュエリストフィスト)の効果で俺の攻撃力は500ポイントアップする!」
『金剛 力』攻撃力1500→2000
彼の拳にガントレットのようなものがついた。
「さらに俺は『決闘者の闘志』(デュエリストハート)を僕自身に装備!効果でさらに攻撃力を1000ポイントアップ!」
『金剛 力』攻撃力2000→3000
彼の周りにオーラみたいなものが出た。
「さらに俺自身に『決闘者の満足衣』(デュエリストサティスファクションジャケット)を装備効果で攻撃力を500ポイントアップ!」
『金剛 力』攻撃力3000→3500
彼の服がクソださいジャケットに変わった。
「そしてこれが最後だ!俺自身に『決闘者の筋肉』(デュエリストマッスル)を装備効果で攻撃力を500ポイントアップ!」
『金剛 力』攻撃力3500→4000
そして最後に彼に筋肉が輝いた。
「攻撃力4000のプレイヤーだとぉ!?」
チンピラのセリフに私は困惑した攻撃力4000のプレイヤーってなんだよ。
「バトルだ!俺はプレイヤーでインスペクトボーダーに攻撃!」
「変なテーマを使うみたいだがここまでだ!底知れぬ絶望の淵にしずめぇ!罠カード発動!『聖なるバリアミラーフォース』これで返り討ちだぁ!
決闘コートが光に包まれる。ミラーフォースの光が彼包み込み・・・あれ?
「バカな!?どうしてミラーフォースが効かない!?」
「決闘者はたとえ神のカードによる攻撃をされようとLPがある限り立ち上がる。つまり決闘者は完全耐性を持っている!」
「ミラフォしごとしろぉぉぉーーー!」
『インスペクトボーダー』ATK2000 VS 『金剛 力』ATK4000
「『決闘者の闘志』の効果装備プレイヤーが相手モンスターとの戦闘で相手に与える戦闘ダメージは倍になる!」
「くらえ!これがオレの拳だ!」
インスペクトボーダーは彼にぶん殴られて爆発四散したそしてその残骸がチンピラに降り注ぐ。
『チンピラ』LP8000→4000 「ぐぁぁぁっ!」
「『決闘者の拳』の効果発動!装備プレイヤーが戦闘で相手モンスターを破壊した場合もう一度攻撃できる!」
「ちょっとまて!ソリッドビジョンのモンスターが爆散する力で俺を殴る気か!?」
「安心しろ手加減して殴ってやる。」
「安心できる要素が一つもねぇ!」
確かにリアルソリッドビジョンのダイレクトアタックは打ちどころが悪いと骨折もあり得る。しかもあの筋肉で出される拳下手したら死ぬ可能性もあるかもしれない。
「とどめだ!俺はプレイヤーでプレイヤーをダイレクトアタック!スクラップフィストォ!」
「待て何をする!?俺のそばに近寄るなぁぁぁ!」
『チンピラ』LP4000→LP0
彼が繰り出したその拳それは。『腹パン』だった。私はチンピラが殴られている光景に鳥獣族使いの不審者が殴られる姿と同じものを感じた。
「ガッチャ!楽しいデュエルだったぜ先輩」
その彼の顔はとてもいい笑顔だった。
決闘は終わった(いろんな意味で)
その後あの先輩は医務室に運ばれたようだ。命に別状はないらしい。
私はこれからあの決闘者『金剛 力』と過ごす3年間を想像しめまいがして倒れた。
作者の独り言
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