1話　家なんて継ぎません！　作：ヒラーズ

私の名は粉雪、何をしてるかって？
何を隠そうが至って単純、家出です。
私の恋を任務だからと言って追放されてしまった恋人「白皇　陸也」を探す旅に行きます。
私は荷物をまとめ、最後に机に置いてある写真を持ち、祈る。「あの人と結ばれますように」っと・・・。
祈った後、私は自室を出て、廊下に出る。
「もうこんな狭苦しい豪邸とはお別れですね」
そう言った直後でした・・・。
「粉雪、どうしてもこの家から出て行くのか？」
後ろから父上に話しかけられました。
相も変わらず心臓に悪い。
「ええ、なぜ皆がこんな事をしたのか、それを確かめるためでもあり、自由を得るためでもあります。ですので私はここを出て行きます」
「そうか・・・ならば出て行くが良い！」
父上はディスクを構え、私に言った。
「一子相伝、アイスバーグ家の掟、お前の魔法や呪術を奪わねばなるまい」
「・・・言ったはずですよ、私はあなたの命令に従いません。例えそれが神の命令であろうとも！」
父上は溜息を吐き、デッキをセットする。
私も負けじとデッキをセットし、ディスクを構える。

「「デュエル！」」

父上　LP4000
手札5

粉雪　LP4000
手札5


「先攻は貰おう」
父上
手札5→6

「儂は手札から『古のルール』を発動、出でよ！青眼の白龍！」
青眼の白龍　ATK3000　☆8

「カードを3枚伏せて、ターンエンド」
「私のターン！」
粉雪
手札5→6

「手札からリロード・マジシャンを召喚」
リロード・マジシャン　ATK1500　☆3

「リロードの効果発動！このカードをリリースする事でデッキからこのカードよりレベルが高い魔法使い族モンスター1体を特殊召喚します！現れよ、ランチャー・マジシャン」

ランチャー・マジシャン　オリカ
闇属性　☆6　ATK2400　DEF600
【魔法使い族／効果】
①：このカードの攻撃宣言時、手札から「マジシャン」モンスター1体を墓地に送って発動できる。このカードの攻撃力は相手モンスターの攻撃力を1000ポイント上回った数値となる。
②：1ターンに1度、500LP払って発動する。相手フィールド上の魔法・罠を全て破壊する。この効果を発動したターン、このカードは攻撃できない。


「勿論、攻撃表示です！」
「だがその程度のモンスターは弱いぞ？」
言いましたね？その言葉、そっくりそのまま返しますよ！！
「バトル！ランチャー・マジシャンで攻撃！魔☆術☆砲（マジックキャノン）！」
「ふん、馬鹿か？」
「ランチャー・マジシャンのモンスター効果、手札の「マジシャン」を捨てて、相手モンスターの攻撃力を1000ポイント上回ります！」
ランチャー・マジシャン　ATK2400→4000

ランチャー・マジシャンのロケット砲が青眼に直撃し、木っ端微塵に砕け散る。
「なっ！？」
父上　LP4000→3000

「カードを1枚伏せて、ターンエンド！！」





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※タイトルが変わる可能性があります。