闘イノ終リ（海皇目線）　作：リバース＠影の使者

注意（台詞の［］内は効果音でーす）



ポ「……」

ガ「……海皇」

ポ「……戦場で相手に話しかけるとは…どれだけ余裕を持っている、お前」

ガ「…全然。今も手、震えてるでしょ？」

ポ「……女子（おなご）か己（おのれ）は」

ガ「だとしたら？」

ポ「…それでも、貴様は敵だ。…海の全ての…！」

ガ「フッ…まだ余に勝った気でいるか！！」

ポ「う…あぁ…［バゴッ］グ！！！」

ダァァァン…

ポ「俺で海を割るほどの力……まだそれを持っていたのか…」

ガ「さて、貴様を殺すとするか」

ポ「ケッ…そんなのあたるｋ…え？」

ガ「『デモンズ・チェーン』だ。それは余の気に入りなのだ」

ポ「……（やばいーーー！！死ぬ！マジ死ぬ！どーしよー！！）」

ガ「安心しろ。苦しまず殺してやる」

ポ「……（＼(^0^)／ーーー！！カードだせねぇぇ！！）」

ガ「…？」

ポ「…（お父様。俺しにそー）」

ガ「……」

ポ「（殺すならはよしろー…て、）え？」

ガ「……ひっく」

ポ「何で…お前…」

ガ「ふぇ…うぇぇぇ！！！」

ポ（何で泣いてんのこいつぅぅあああぁぁぁ！！！）

ガ「ひっく…ひっく…」

ポ（ガン泣きですかおい。女子かほんとに）

ポ「なぁ…」

ガ「ｸﾞｽﾞ…なんですか」

ポ「冥途の土産として聞かせろ。…お前女だろ」

ガ「………！！！」

ポ「（まじでか。ほんまでっか）」

ガ「だから…なんだよぉ…」

ポ「え？」

ガ「女だから統領で悪いかっていってんだよぉ！！」ﾊﾞｷｨｯ

ポ「おわぁっ…お、おちけつ！！（デモチェ壊れた！！）」

ガ「みんな…みんなみんなみんな！！この余を…女扱いしてっ…！！」

ポ「…まさか…女扱いされないために…海を…？」

ガ「…」

ポ「…おい」

ガ「…？」

ポ「んだよてめぇ…」ｷﾞﾘｯ

ガ「！！」

ポ「んなのてめぇのエゴだろうが！！」ﾊﾞｯ

ポ「そんなくだんねぇことで戦争なんか起こすんじゃねぇ！！」

ポ「女扱いされたくねぇからって」

ポ「そんなくだんねぇことに戦争起こしてみろ…」

ポ「そいつは女々しすぎるんだよ！！」

ガ「！！！」

ポ「……お前に絶対負けない決心がついた」

ポ「お前にだけは負けない」

ガ「……から…だよ」

ポ「…？」

ガ「だからなんだよ！！」

ガ「私だってここまでがんばってきた！」

ガ「がんばってきたんだよぉ！！」

ガ「男のお前が憎いよ！だって有無を言わず統領になれるんだからな！！」

ポ「知ったこっちゃねえ！！」

ガ「！！」

ポ「『女だから』。だからなんだよ」

ポ「…あんたは、一回でも女なりになにかしたか」

ガ「…だからそれがこの」

ポ「そうじゃない。お前が『女で』なにかしたかと言っているんだ」

ガ「……女は女らしくしろと言うのか？」

ポ「そうじゃない」

ポ「別にいいじゃねーか。女で統領でも」

ガ「……」

ポ「だがそれを呑み込めるかだ」

ガ「…？」

ポ「お前は『女統領の自分』を出してない」

ポ「お前のは『女だけど男統領の真似をしてみた』だけなんだよ！」

ガ「！！」

ポ「……後はお前がどう解釈するかだ」

ガ「……」

ポ「俺は、もうこの戦争はしたくない」

ガ「…」

ポ「これで勝ったとしても…理由がこれじゃ逆に恥だ」

ガ「…」

ポ「…お前はどうするんだ」

ガ「…兵を撤退させよう」

ポ「最高の返事だ」

ガ「それと―――」

ガ「今回は余…いや『私』の負けだ」

ポ「…」

ガ「なんだか、お前と話してスッキリした気がする」

ポ「そうか…」

ガ「後日、お前の城にて謝罪しよう。良いか？」

ポ「…あぁ。別にかまわん」

ガ「そうか。それじゃーな」ﾊﾞｻｯ

バサッバサッバサッバサッ…


ポ「……」

ポ（なにかっこつけてんだよ俺）

ポ「俺はあいつと同じ理由で戦ってたのかよ…」

ポ「…」

ポ「城に…帰るか」


続いちゃったごめんｗｗ