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第15話 事件の裏側 作:イベリコ豚丼
「パールディンっていつ発表されたテーマだ?」
「えっ………と、確か1年前ぐらいだったと思います」
やっぱりか。
宗介達と関わるようになってから多少はカードに関する情報にも耳を傾けるようにはなったが、それでも限界がある。1ヶ月そこらで8年分を網羅するのは不可能だ。8年もあれば新しい召喚方法が生まれていてもおかしくないレベルである。
「ってことはお前でもどうしようもないってことかよ!」
「最低限の対策はするが、どうしても動きに遅れは出てくる。―――最悪、何も出来ずに終わるかもな」
「んなっ……!!」
カードに対する知識というのはそれだけ重要なのだ。
相手の動きの起点が解っていれば、そこを妨害してやることでデュエルを優位に進めることが出来る。
逆にそれを知らないということは、暗闇の中ライトも持たずに歩き回る様なものだ。気付いた時にはもう詰んでいた、なんてことにもなりかねない。
「ふぅ……」
一度目を閉じて大きく息を吐く。
まぁうだうだ考えても仕方ない。
自分から動かなければ状況は何も変わらないのだ。
(まずはこの辺りからいってみるか…)
「俺は魔法・罠ゾーンにカードを1枚セット」
『………。』
動く様子は無いか。
なら次は…
「手札からSS-蜘蛛切を召喚!」
SS-蜘蛛切 ☆3 ATK 1300
『その瞬間、ピンクパールディン・ポープの効果発動ぉ!オーバーレイユニットを一つ取り除き、相手の召喚・反転召喚を無効にするわぁ!』
「ここで来るか!」
パールディン・ポープ ORU 1
『この効果で召喚を無効にされた蜘蛛切は破壊されず、持ち主の手札に戻るわぁ』
再び手札が5枚になる。俺が召喚権を使った以外は全てが元に戻った形だ。
だが今ので一つ分かったこともある。
「俺は手札のSS-祢々切の効果を発動。こいつを墓地に送ることで、手札からSS-蜘蛛切を特殊召喚する!」
SS-蜘蛛切 ☆3 ATK 1300
「ちょっ、鶴岐さん!そんなことしたらまたピンクパールディン・ポープの効果で無効に…」
「できねぇよな?」
「「!?」」
『………っ!!』
予想通り嬢ちゃんは悔しそうに下唇を噛んでいるだけだ。
「上手く効果が決まったからってちょいと喋り過ぎたな、嬢ちゃん」
「待て待て!どういうことだ!?」
「さっきこの嬢ちゃんが言ったろ?『ピンクパールディン・ポープは相手の召喚・反転召喚を無効にする』って」
「だからそれが…」
「………つまり、そこに含まれていなかった特殊召喚なら大丈夫と踏んだ訳ですか……」
「その通り。さすが宗介、理解が早いな」
「そんな博打みてぇな…」
「まぁでも悪くない博打だったと思うぜ?全ての召喚を妨害出来るんならわざわざ特殊召喚を抜いてまで反転召喚を入れる理由は無いからな」
『たがたが一回特殊召喚に成功したくらいでどうしたってのよぉ!それぐらいじゃ状況は何も変わらないわよぉ!?』
「生憎、特殊召喚が通るんならこっちのもんだ。俺は手札からSS-吼丸を墓地に送ることで、SS-小狐を特殊召喚!」
SS-小狐 ☆3 ATK 800
『そのモンスターも特殊召喚出来るモンスターなのぉ!?』
SSは属する全てのモンスターが自身を墓地に送ることで手札から別のSSモンスターを特殊召喚出来るテーマだ。召喚を止められたところでそれほどのダメージは無い。
「俺はレベル3の蜘蛛切と小狐でオーバーレイネットワークを構築!」
2体のモンスターが重なり合い、小さな宇宙を生み出した。
「混血の侍よ。常闇纏いし刀翻し、蔓延る悪を薙ぎ払え!エクシーズ召喚!燃ゆる八つの眼、SS-麁正!!」
SS-麁正 ★3 ATK 1300 ORU 2
「駄目だ!せっかくエクシーズ召喚してもピンクパールディン・ポープを倒すにはパワーが足りねぇ!」
「そいつはどうかな?バトルだ!麁正でピンクパールディン・ポープを攻撃!」
SS-麁正 ATK 1300 VS ピンクパールディン・ポープ ATK 2000
「この瞬間、麁正の効果が発動!オーバーレイユニットを持った麁正が戦闘を行う場合、その攻撃力はダメージ計算時のみ倍になる!!」
『なっ……!』
SS-麁正 ATK 2600 VS ピンクパールディン・ポープ ATK 2000
『くぅぅ…!!』
ISAMI LP 4000
―――VS―――
LP 3400 SAKAE
「これで面倒なモンスターは…」
『ピンクパールディン・ポープにばかりに目がいって伏せカードの警戒が疎かになってるんじゃないかしらぁ!?罠発動、パールディン・パニッシュ!』
「ちっ……!」
パールディン・パニッシュ 通常罠
『ピンクパールディン・ポープが破壊される時、同時に2枚のカードを道連れにさせてもらうわぁ!私が選ぶのは麁正と…』
鹿正を差した嬢ちゃんの指が横にスライドする。
『私のフィールドのパールディン・ピクシーよぉ!!』
「自分のモンスターを…!?」
『さぁ激流に飲まれて砕け散りなさぁい!』
ピンクパールディン・ポープの残像から放たれた水しぶきが2体のモンスターを飲み込んだ。だが、
「残念だったな。俺の鹿正もピンクパールディン・ポープと同じ、受動的な効果のモンスターなんだよ」
『!?』
衝撃から生まれた霧が晴れ、その中から麁正が姿を現す。
「麁正が破壊される時、そのオーバーレイユニットを1つ取り除くことで破壊を無効にする!」
SS-麁正 ORU 1
これでが破壊されるのは相手のパールディン・ピクシーだけだ。しかし嬢ちゃんにそれを悔しがる様子は無い。
『このターンで麁正を潰しておきたかったけれど、まぁいいわぁ。ほんとの目的は果たせたしぃ』
……だろうな。
「カードはもう伏せてあるから、俺はこれでターンエンドだ」
『あなたのエンドフェイズ、破壊されたピンクパールディン・ポープとパールディン・ピクシーの効果が発動し、私のフィールドにパールトークン2体が特殊召喚されるわぁ』
フィールド上にキラキラと輝く小さな球体が2つ現れた。
「トークン?それが嬢ちゃんの本当の目的か?」
『まさかぁ、そんな訳無いじゃなぁい。本当の目的っていうのはぁ、こっちのことよぉ!リバースカードオープン、パールディン・プレゼント!』
パールディン・プレゼント 通常罠
『このカードの発動時に自分フィールドに水属性通常モンスターが2体以上存在する時、デッキからカードを2枚ドローすることが出来るわぁ!』
「手札増強カード…!」
『このカードを発動する為にはそのターンの効果モンスターをプレイする権利を放棄しなきゃならないんだけどぉ、ま、相手ターンなら関係無いわよねぇ』
「…おいおい、デメリット無しの2ドローは禁止カードじゃなかったか?」
『あらぁ、何のことかしらぁ?』
これで次のドローで嬢ちゃんの手札は3枚。
相手のモンスターエクシーズを破壊したことでペースを握ったつもりだったが、どうやらそう上手くはいかなそうだ。
『私のターン、ドロー!私のフィールドに効果モンスターが存在しないことで、再びパールディン・ガーデンの効果を発動させてもらうわぁ。パールトークン1体をリリースして、パールディン・プリマをアドバンス召喚!』
パールディン・プリマ ☆6 ATK 2300
『パールディン・プリマが通常モンスターをリリースしてのアドバンス召喚に成功した時、その数までフィールド上のカードを破壊出来るのぉ!さぁ2度目の破壊よぉ!』
「くっ…、俺はもう一度麁正のオーバーレイユニットを取り除き、破壊を無効にする!」
SS-麁正 ORU 0
『これでもう後が無くなったわねぇ。続けて私はもう一体のパールトークンをリリースし、パールディン・ポセイドンを召喚するわぁ!』
パールディン・ポセイドン ☆6 ATK 2400
『ここでパールディン・プールのもう一つの効果を発動ぉ!』
「もう一つの効果…?」
『水属性通常モンスターをリリースしてのアドバンス召喚をしたことで、デッキから通常モンスター、パールディン・パンドラを墓地に送るわぁ』
嬢ちゃんがデッキからカードを1枚取り出した。
『さぁバトルよぉ!パールディン・プリンス!麁正を破壊しちゃいなさぁい!』
パールディン・プリマ ATK 2300 VS SS-麁正 ATK 1300
「させるかよ!罠発動、無謀な見栄張り!」
無謀な見栄張り 通常罠
「守備力0のモンスターが相手の攻撃対象になった時、墓地から同じく守備力0のモンスターを守備表示で特殊召喚し、攻撃対象をそのモンスターに移し替えてバトルを行う!頼んだ、SS-小狐!」
SS-小狐 DEF 0
『守備力0のモンスターを防御に使ったところで、ただ蹂躙されるだけよぉ!やっちゃいなさぁい!』
パールディン・プリマ ATK 2300 VS SS-小狐 DEF 0
だがこれで直接攻撃だけは免れた。
『次こそ邪魔はさせないわぁ!パールディン・ポセイドンで麁正を撃破!』
パールディン・ポセイドン ATK 2400 VS SS-麁正 ATK 1300
「ぐっ…!」
ISAMI LP 3100
―――VS―――
LP 3400 SAKAE
『カードを1枚伏せてターンエンド。これで形成逆転ねぇ。後がつっかえてるんだからサレンダーしてくれてもいいのよぉ?』
「随分気が早いな。デュエルはまだまだ始まったばっかだぜ」
デッキからカードをドローする。
「相手モンスターとの戦闘で破壊された小狐は、俺のターンのスタンバイフェイズに墓地から特殊召喚される!」
SS-小狐 ☆3 ATK 800
「そして魔法カード発動!ソニック・ドロー!」
ソニック・ドロー 通常魔法
「俺の墓地に眠るSS-麁正・蜘蛛切・吼丸の3体をデッキに戻すことで、デッキからカードを2枚ドローする!」
『あなたも手札増強カードを!?』
「まぁ嬢ちゃんのパールディン・プレゼントと同じ様に、このターン俺は戻した3体と同じ属性のモンスターをプレイすることは出来ないがな」
『ちょっとぉ!2ドローは禁止カードなんじゃなかったのぉ!?』
「さぁ?何のことだ?」
盛大にすっとぼけてやった。
「さらに、手札からSS-小烏を墓地に送ってSS-鉈切を特殊召喚!」
SS-鉈切 ☆5 ATK 2000
『上級モンスターを簡単に…!!』
「続けて魔法カード、S・S・Sを発動!」
S・S・S 通常魔法
「俺のフィールドのレベル・種族・属性が全て異なるモンスターのレベルを一つにする!俺はレベル3の小狐を、鉈切と同じレベル5へと変更!」
SS-小狐 ☆5
『これでレベル5のモンスターが2体…!!』
「レベル5のSS-鉈切と、同じレベル5となったSS-小狐でオーバーレイネットワークを構築!」
2体のモンスターが重なり合い、小さな宇宙を生み出した。
「比翼の聖霊よ。吹きすさぶ嵐より舞い降りて、久遠の鐘を響かせよ!エクシーズ召喚!黒鉄の燭、SS-羽々斬!!」
SS-羽々斬 ★5 ATK 2000
『くっ……、けど所詮攻撃力2000!いくら強力な効果を持ってたとしてもその程度じゃあ…』
「さっきの麁正の効果を忘れたのか?」
『………!!もしかしてぇ…!』
「羽々斬の攻撃力は、オーバーレイユニットの数1つにつき500ポイントアップする!」
SS-羽々斬 ATK 3000
『また攻撃力アップ!?しかも3000ですってぇ!?』
「行け、羽々斬!パールディン・ポセイドンを破壊!」
SS-羽々斬 ATK 3000 VS パールディン・ポセイドン ATK 2400
『やぁぁぁっ!!』
ISAMI LP 3100
―――VS―――
LP 2800 SAKAE
「さぁこっからが羽々斬の真の力の見せ所だ!」
『真の力ぁ!?』
「フィールド魔法発動、ソニック・ワールド・フィールド!」
ソニック・ワールド・フィールド フィールド魔法
パールディン・プールによって水浸しになっていた床から、近未来的な建造物がせり上がってくる。
「ソニック・ワールド・フィールドの効果により、俺は墓地のSS-小烏を除外し、さっきデッキに戻したSS-吼丸を手札に加える!」
『でも吼丸はソニック・ドローの効果でプレイできないのよねぇ!?使えないモンスターを手札に加えたところで何の意味も無いわよぉ!』
「例えプレイ出来なくても、意味の無いカードなんてねぇんだよ。ソニック・ワールド・フィールドのさらなる効果を発動!」
『さらなる効果!?』
「デッキの一番上のカードを墓地に送ることで、墓地に眠る祢々切を手札へ戻すことが出来る!」
『これであなたの手札にはSSモンスターが2体…!ってことはまた…』
「手札から吼丸を墓地に送り、祢々切を特殊召喚!」
SS-祢々切 ☆5 ATK 2200
『いくらモンスターを出そうと無駄だわぁ!あなたのバトルフェイズはもう終わったのよぉ!』
「祢々切の仕事は戦うことじゃない。ただそこにいるだけでこいつは役目を果たしてんだ」
『はぁ?何を意味のわからないことを…』
「ここで、羽々斬のオーバーレイユニットを1つ使い、その効果を発動!」
SS-羽々斬 ATK 2500 ORU 1
「1ターンに1度自分のモンスター1体を選択し、そのモンスターと同じ種族のモンスターをお互いの墓地から特殊召喚する!」
『なっ…!!お互いの墓地からぁ!?』
「俺のフィールドの祢々切の種族は水族!よって同じ水族の嬢ちゃんのパールディン・ポセイドンのコントロールを得る!」
パールディン・ポセイドン ☆6 ATK 2400
『私のパールディン・ポセイドンちゃんを…!』
「最後にリバースカードを1枚セット。これで俺はターンエン…」
そのまま嬢ちゃんにターンを回そうとしたその時、
『やられっぱなしで終わるもんですかぁ!速攻魔法、パールディン・パッセージ!』
パールディン・パッセージ 速攻魔法
『パールディン・プリマを破壊して、デッキからパールディン・プリベンターを特殊召喚!』
パールディン・プリベンター ☆4 ATK 1950
「わざわざ上級モンスターを破壊して攻撃力の低い通常モンスターを…?」
『そしてあなたのエンドフェイズ、パールディン・ポセイドンとプリマが破壊されたことでパールトークン2体が特殊召喚されるわぁ!』
パールトークン ☆1 DEF 0
パールトークン ☆1 DEF 0
「またトークンか!」
パールディン・プールといい、どうやらパールディンはトークンと通常モンスターを基礎に、それらを生贄に召喚される上級モンスターや、それによって受けられるサポートを駆使して戦うテーマのようだ。そういうテーマにコストとなるモンスターを揃えさせるのは危ない…!
『私のモンスターを奪われたのにはさすがに驚いたけど、だからってそう簡単に逆転させやしないわよぉ!私のターン!』
だが、それでも嬢ちゃんの手札は1枚だ。そっから巻き返すのはさすがに……
『うふふ、通常モンスターだけにした甲斐があったわねぇ。魔法カード発動!バニラ・エッセンス!』
バニラ・エッセンス 通常魔法
『バニラ・エッセンスは手札がこれ一枚で自分フィールドに効果モンスターがいない時しか発動できないけど、発動さえできれば最強のカードなのよぉ』
「最強の…!?」
『まずは私の通常モンスター1体につき200、3体で600ポイントのライフを回復させてもらうわぁ』
ISAMI LP 3100
―――VS―――
LP 3400 SAKAE
『さらに!このカードの発動時に私のフィールドに通常モンスターが3体以上いる時、その数までデッキからカードをドローする!』
「今嬢ちゃんのフィールドに通常モンスターは3体……!たった1枚で3ドローだと!?」
『あっはっは!だから最強って言ったでしょぉ!?』
あの強欲な壷ですら2枚なんだぞ!?
『さぁこれであなたを倒す準備は整ったわぁ!まずはパールディン・プールの効果を利用して、パールトークン1体を生贄にパールディン・プロフェッサーをアドバンス召喚!』
パールディン・プロフェッサー ☆6 ATK 2000
『パールディン・プロフェッサーが水属性通常モンスターをリリースして召喚に成功した時、その効果が発動されるわぁ!墓地から水属性通常モンスター、パールディン・パンドラを特殊召喚する!』
パールディン・パンドラ ☆12 ATK 4400
「こ、攻撃力4400だと!?化け物か!!」
『これくらいで驚いてちゃあ身体が持たないわよぉ?こっから真打ちの登場なんだからぁ!』
「………!!まさかっ…!!」
『手札から、ラストエクシーザーを召喚!!』
「「「!!!」」」
ラストエクシーザー ☆1 ATK 0
来た……。
この圧倒的な存在感。
そして、それとともに何故か感じる既視感。
こいつが嬢ちゃんのラストモンスター…!
『ラストエクシーザーの効果発動ぉ!ライフ300ポイントごとに1つ、このモンスターのレベルを上げるわぁ!』
「ラストシンクロードと同じレベル変動効果か!」
『私のライフ1500ポイントを養分に、ラストエクシーザーのレベルを1から6に変更ぉ!』
ISAMI LP 3100
―――VS―――
LP 1900 SAKAE
ラストエクシーザー ☆6
『あぁぁぁっん!!』
嬢ちゃんの体から滲み出た生気のようなものが、ラストエクシーザーへと吸収されていく。
『はぁっ…!はぁっ…!……ふ、うふふ、これで必要なモンスターが揃ったわぁ…』
ふらふらと立ち上がり、エクストラデッキへと手を掛ける。
『レベル6、パールディン・プロフェッサーと、レベル6となったラストエクシーザーでオーバーレイネットワークを構築ぅ!!』
ラストエクシーザーがパールディン・プリンスを飲み込み、大きな爆発を起こす。
『冥府の海より、殃禍を身に付け浮上せし破戒の比丘尼!今こそ終末を導かん!ラストエクシィィィズ!!言忌むのよぉ、ピンクパールディン・プリーステス!!』
ピンクパールディン・プーリーステス ★6 ATK 2600
パールディンの新たなモンスターエクシーズ。その効果によっちゃここで終わりだ。さぁどうくる…!
『さらにピンクパールディン・プリーステスを対象に、魔法カード、アクア・ブーストを発動!』
アクア・ブースト 通常魔法
『アクア・ブーストの効果により、ピンクパールディン・プリーステスは相手プレイヤーに直接攻撃出来るようになるわぁ!』
「!!」
『これで終わりよぉ!やっちゃいなさぁいピンクパールディン・プリーステス!』
「直接攻撃にしてくれて助かったぜ!墓地の無謀な見栄張りを除外し、相手の直接攻撃を無効にする!」
無謀な見栄張り 通常罠
『墓地から罠…!でもパールディン・パンドラの攻撃がまだよぉ!パールディン・プリマで祢々切を破壊!ディストピア・フロード!!』
パールディン・パンドラ ATK 4400 VS SS-祢々切 ATK 2200
「ぐぁぁぁっ!!」
ISAMI LP 900
―――VS―――
LP 1900 SAKAE
余りの衝撃に身体が数メートル程引きずられた。
剛田とのデュエルの時にも感じたが、ラストモンスター使いとのデュエルでは発生するエネルギーが通常の数倍に引き上げられている。それはまるで―――
「鶴岐さん!!」
「……大丈夫だ。それより、危ないから俺より前に出るんじゃねぇぞ」
近寄って来ようとした宗介達を手で制する。
『このターンで決められないなんて、さすがにここまで粘ってきただけあってしぶといわねぇ…!』
「……自分から前に出た手前、むざむざ醜態を晒す訳には行かねぇからな」
『まぁここまで来たらいくらでも強がりを言ってくれて構わないんだけどぉ。あなたこのターンで逆転できなきゃ負けるって分かってるかしらぁ?アクア・ブーストは永続効果…。パールディン・ペネトレイターでも倒せないピンクパールディン・プリーステスを破壊しなきゃあ、今のあなたに直接攻撃を防ぐ方法は無いはずよぉ?ま、ピンクパールディン・プリーステスを越える攻撃力のモンスターを出せたところでだけどねぇ♪』
「どういう意味だ!?」
剛田が詰め寄った。
『ラストエクシーザーを素材にしたピンクパールディン・プリーステスがいる今、攻撃力を戦略に入れるのはやめた方がいいってことよぉ』
今までのラストモンスターはそれぞれ何かを封じる効果を持っていた。
ラストシンクロードは罠を。
ラストフュージョニストは魔法を。
そして恐らくラストエクシーザーは……
「戦闘の封印、か……」
『あらぁ、よく解ったわねぇ。そうよぉ、ラストエクシーザーを素材にエクシーズ召喚されたモンスターが私のフィールドにいる限り、あなたはバトルフェイズを行えないのよぉ』
「……確かに、バトル以外で相手モンスターを破壊しようと思えば、その方法は限られてきます………けど、魔法や罠が使えるんなら破壊は難しくないんじゃないんですか?」
『そうねぇ、ただそれだけなら私もライフをこんなに払ってまでラストエクシーザーを使わず、パールディン・プリマでエクシーズしてるわよぉ。ただ、』
宗介の問いに、自分のフィールドのパールディン・プリーステスを見て言う。
『このピンクパールディン・プリーステスちゃんに限っては話が違うのよぉ』
パールディン・プリーステスの回りには2つのオーバーレイユニットが飛び回っている。さっきの嬢ちゃんのターン、その効果は発動されていない。
「つまりそいつも受動効果……、恐らくは破壊無効化…!」
『ご名答ぉ♪今のピンクパールディン・プリーステスを1回で片付けようと思えば、手札に戻すか除外するか…。どっちも手札0のあなたが簡単に出来ることじゃないわよぉ!』
ここまでの攻防を反芻し、墓地とデッキのカードを思い返す。対抗出来るカードが無い訳ではないが、今それを発動するのは無理だ。
「……どうやらピンクパールディン・プリーステスをどうにかすることは出来なそうだ」
『あらぁ、じゃあ私の勝ちってことでいいのかしらぁ!?』
「いいや、そいつは違うぜ」
『!?』
「―――どうにも出来ないんだったら、放っておけばいい」
『いったい何を言って……』
「俺のターン、ドロー!!」
引いたカードを確認し、微笑する。これでパーツは全て揃った。
「もう一度ソニック・ワールド・フィールドの効果を発動!墓地の小狐を除外し、デッキから骨喰を手札に加える!」
『またSSモンスターを2体揃える気ねぇ…!』
「そしてソニック・ワールド・フィールドのもう一つの効果により、デッキの一番上のカードを墓地に送って祢々切を墓地から回収!」
さぁ働いてもらうぜ祢々切!
「手札からSS-祢々切を墓地に送り、SS-骨喰を特殊召喚!」
SS-骨喰 ☆7 ATK 700
「ここで罠カード発動!S・S・R!墓地から2体のSSモンスター、吼丸と祢々切を手札に戻す!」
S・S・R 通常罠
「再びSS-祢々切を墓地に送ることで、SS-鬼切を特殊召喚する!」
SS-鬼切 ☆4 ATK 1700
「この瞬間、SS-骨喰の効果が発動される!俺がSSモンスターの特殊召喚に成功した時、嬢ちゃんに700ポイントのダメージが入るぜ!」
ISAMI LP 900
―――VS―――
LP 1200 SAKAE
『痛ぅっ…!』
「オーバーレイユニットを1つ使い、パールディン・ポセイドンを対象に羽々斬の効果発動!同じ種族の祢々切を特殊召喚する!」
SS-羽々斬 ORU 0
SS-祢々切 ☆5 ATK 2200
「これでまた700ダメージだ!」
ISAMI LP 900
―――VS―――
LP 500 SAKAE
『ま、まさかこのまま効果ダメージだけで…!』
「特殊召喚した祢々切をリリースして、手札に戻しておいた吼丸を召喚!」
SS-吼丸 ☆6 ATK 1800
「クライマックスだ。墓地の祢々切は、フィールド上の吼丸と鬼切を手札に戻して特殊召喚できる!」
SS-祢々切 5 ATK 2200
『あ……、あぁ……!』
「SS-祢々切が特殊召喚に成功したことで、骨喰の効果が発動!嬢ちゃんに700ポイントのダメージを与える!」
『いやあぁぁぁあん!!』
ISAMI LP 900
―――VS―――
LP 0 SAKAE
『WIN! NO ACOUNT』
「おい嬢ちゃん、大丈夫か!?」
「 ……。」
決まり手が効果ダメージだったからか、嬢ちゃんは意識を失うこと無く何かを呟いている。
「………りよぉ……」
「え?」
「終わりよぉ……私も、あなたたちも…!!」
「「「!!?」」」
鬼気迫る表情で縋る様に俺の襟元を掴む。
「ちょ…、落ち着け!いったい何が終わりなんだ!?」
「あいつが…、あいつが来る…!そしたらみんな…!!」
ガラララッ!
「ひいっ!?」
突然武道場の鉄扉が開いた。
「なんじゃ、おんし全員始末するどころか一人も勝てとらんやないか」
いったい誰だ?何故この時間に学校にいる?
「ま、まだよぉ!まだ終わってないわぁ!この清掃員には負けちゃったけど後ろの二人なら…」
だんだんと声の主が近付いて来るにつれ、その姿がはっきりとしてきた。どうやら相当の大男らしい。
「今のおんしにゃ無理じゃ。その様子やとラストエクシーザーも失っとるやろう」
「そんなもの無くったって…!」
「もうええ、おんしにちょっとでも期待した儂が阿呆じゃった。そこで一生寝とれ」
「ぁっ」
大きく振られた男の豪腕は嬢ちゃんの首を薙ぎ払い、その体を壁際まで吹き飛ばす。体と180度逆方向を向いた嬢ちゃんの首が生気の無い瞳でこちらを向いている。
………いやいや、生気が無いとかじゃない。
首が絶対に曲がっちゃいけない方に曲がっている。あれは確実に死んでいるだろう!
こいつ、出てきていきなり人を殺した!?
何の為に!?
いやその前にこいつは何者だ!?
「雅也……さん…?」
「おぉ、久しぶりじゃのう武雄、宗介!元気にしとったか?」
誰もが事態を理解出来ずにいた中、絞り出された剛田の問いに男が答えた。
「そいじゃあいきなりですまんが、ちょいと二人共儂の為に死んでくれや」
「えっ………と、確か1年前ぐらいだったと思います」
やっぱりか。
宗介達と関わるようになってから多少はカードに関する情報にも耳を傾けるようにはなったが、それでも限界がある。1ヶ月そこらで8年分を網羅するのは不可能だ。8年もあれば新しい召喚方法が生まれていてもおかしくないレベルである。
「ってことはお前でもどうしようもないってことかよ!」
「最低限の対策はするが、どうしても動きに遅れは出てくる。―――最悪、何も出来ずに終わるかもな」
「んなっ……!!」
カードに対する知識というのはそれだけ重要なのだ。
相手の動きの起点が解っていれば、そこを妨害してやることでデュエルを優位に進めることが出来る。
逆にそれを知らないということは、暗闇の中ライトも持たずに歩き回る様なものだ。気付いた時にはもう詰んでいた、なんてことにもなりかねない。
「ふぅ……」
一度目を閉じて大きく息を吐く。
まぁうだうだ考えても仕方ない。
自分から動かなければ状況は何も変わらないのだ。
(まずはこの辺りからいってみるか…)
「俺は魔法・罠ゾーンにカードを1枚セット」
『………。』
動く様子は無いか。
なら次は…
「手札からSS-蜘蛛切を召喚!」
SS-蜘蛛切 ☆3 ATK 1300
『その瞬間、ピンクパールディン・ポープの効果発動ぉ!オーバーレイユニットを一つ取り除き、相手の召喚・反転召喚を無効にするわぁ!』
「ここで来るか!」
パールディン・ポープ ORU 1
『この効果で召喚を無効にされた蜘蛛切は破壊されず、持ち主の手札に戻るわぁ』
再び手札が5枚になる。俺が召喚権を使った以外は全てが元に戻った形だ。
だが今ので一つ分かったこともある。
「俺は手札のSS-祢々切の効果を発動。こいつを墓地に送ることで、手札からSS-蜘蛛切を特殊召喚する!」
SS-蜘蛛切 ☆3 ATK 1300
「ちょっ、鶴岐さん!そんなことしたらまたピンクパールディン・ポープの効果で無効に…」
「できねぇよな?」
「「!?」」
『………っ!!』
予想通り嬢ちゃんは悔しそうに下唇を噛んでいるだけだ。
「上手く効果が決まったからってちょいと喋り過ぎたな、嬢ちゃん」
「待て待て!どういうことだ!?」
「さっきこの嬢ちゃんが言ったろ?『ピンクパールディン・ポープは相手の召喚・反転召喚を無効にする』って」
「だからそれが…」
「………つまり、そこに含まれていなかった特殊召喚なら大丈夫と踏んだ訳ですか……」
「その通り。さすが宗介、理解が早いな」
「そんな博打みてぇな…」
「まぁでも悪くない博打だったと思うぜ?全ての召喚を妨害出来るんならわざわざ特殊召喚を抜いてまで反転召喚を入れる理由は無いからな」
『たがたが一回特殊召喚に成功したくらいでどうしたってのよぉ!それぐらいじゃ状況は何も変わらないわよぉ!?』
「生憎、特殊召喚が通るんならこっちのもんだ。俺は手札からSS-吼丸を墓地に送ることで、SS-小狐を特殊召喚!」
SS-小狐 ☆3 ATK 800
『そのモンスターも特殊召喚出来るモンスターなのぉ!?』
SSは属する全てのモンスターが自身を墓地に送ることで手札から別のSSモンスターを特殊召喚出来るテーマだ。召喚を止められたところでそれほどのダメージは無い。
「俺はレベル3の蜘蛛切と小狐でオーバーレイネットワークを構築!」
2体のモンスターが重なり合い、小さな宇宙を生み出した。
「混血の侍よ。常闇纏いし刀翻し、蔓延る悪を薙ぎ払え!エクシーズ召喚!燃ゆる八つの眼、SS-麁正!!」
SS-麁正 ★3 ATK 1300 ORU 2
「駄目だ!せっかくエクシーズ召喚してもピンクパールディン・ポープを倒すにはパワーが足りねぇ!」
「そいつはどうかな?バトルだ!麁正でピンクパールディン・ポープを攻撃!」
SS-麁正 ATK 1300 VS ピンクパールディン・ポープ ATK 2000
「この瞬間、麁正の効果が発動!オーバーレイユニットを持った麁正が戦闘を行う場合、その攻撃力はダメージ計算時のみ倍になる!!」
『なっ……!』
SS-麁正 ATK 2600 VS ピンクパールディン・ポープ ATK 2000
『くぅぅ…!!』
ISAMI LP 4000
―――VS―――
LP 3400 SAKAE
「これで面倒なモンスターは…」
『ピンクパールディン・ポープにばかりに目がいって伏せカードの警戒が疎かになってるんじゃないかしらぁ!?罠発動、パールディン・パニッシュ!』
「ちっ……!」
パールディン・パニッシュ 通常罠
『ピンクパールディン・ポープが破壊される時、同時に2枚のカードを道連れにさせてもらうわぁ!私が選ぶのは麁正と…』
鹿正を差した嬢ちゃんの指が横にスライドする。
『私のフィールドのパールディン・ピクシーよぉ!!』
「自分のモンスターを…!?」
『さぁ激流に飲まれて砕け散りなさぁい!』
ピンクパールディン・ポープの残像から放たれた水しぶきが2体のモンスターを飲み込んだ。だが、
「残念だったな。俺の鹿正もピンクパールディン・ポープと同じ、受動的な効果のモンスターなんだよ」
『!?』
衝撃から生まれた霧が晴れ、その中から麁正が姿を現す。
「麁正が破壊される時、そのオーバーレイユニットを1つ取り除くことで破壊を無効にする!」
SS-麁正 ORU 1
これでが破壊されるのは相手のパールディン・ピクシーだけだ。しかし嬢ちゃんにそれを悔しがる様子は無い。
『このターンで麁正を潰しておきたかったけれど、まぁいいわぁ。ほんとの目的は果たせたしぃ』
……だろうな。
「カードはもう伏せてあるから、俺はこれでターンエンドだ」
『あなたのエンドフェイズ、破壊されたピンクパールディン・ポープとパールディン・ピクシーの効果が発動し、私のフィールドにパールトークン2体が特殊召喚されるわぁ』
フィールド上にキラキラと輝く小さな球体が2つ現れた。
「トークン?それが嬢ちゃんの本当の目的か?」
『まさかぁ、そんな訳無いじゃなぁい。本当の目的っていうのはぁ、こっちのことよぉ!リバースカードオープン、パールディン・プレゼント!』
パールディン・プレゼント 通常罠
『このカードの発動時に自分フィールドに水属性通常モンスターが2体以上存在する時、デッキからカードを2枚ドローすることが出来るわぁ!』
「手札増強カード…!」
『このカードを発動する為にはそのターンの効果モンスターをプレイする権利を放棄しなきゃならないんだけどぉ、ま、相手ターンなら関係無いわよねぇ』
「…おいおい、デメリット無しの2ドローは禁止カードじゃなかったか?」
『あらぁ、何のことかしらぁ?』
これで次のドローで嬢ちゃんの手札は3枚。
相手のモンスターエクシーズを破壊したことでペースを握ったつもりだったが、どうやらそう上手くはいかなそうだ。
『私のターン、ドロー!私のフィールドに効果モンスターが存在しないことで、再びパールディン・ガーデンの効果を発動させてもらうわぁ。パールトークン1体をリリースして、パールディン・プリマをアドバンス召喚!』
パールディン・プリマ ☆6 ATK 2300
『パールディン・プリマが通常モンスターをリリースしてのアドバンス召喚に成功した時、その数までフィールド上のカードを破壊出来るのぉ!さぁ2度目の破壊よぉ!』
「くっ…、俺はもう一度麁正のオーバーレイユニットを取り除き、破壊を無効にする!」
SS-麁正 ORU 0
『これでもう後が無くなったわねぇ。続けて私はもう一体のパールトークンをリリースし、パールディン・ポセイドンを召喚するわぁ!』
パールディン・ポセイドン ☆6 ATK 2400
『ここでパールディン・プールのもう一つの効果を発動ぉ!』
「もう一つの効果…?」
『水属性通常モンスターをリリースしてのアドバンス召喚をしたことで、デッキから通常モンスター、パールディン・パンドラを墓地に送るわぁ』
嬢ちゃんがデッキからカードを1枚取り出した。
『さぁバトルよぉ!パールディン・プリンス!麁正を破壊しちゃいなさぁい!』
パールディン・プリマ ATK 2300 VS SS-麁正 ATK 1300
「させるかよ!罠発動、無謀な見栄張り!」
無謀な見栄張り 通常罠
「守備力0のモンスターが相手の攻撃対象になった時、墓地から同じく守備力0のモンスターを守備表示で特殊召喚し、攻撃対象をそのモンスターに移し替えてバトルを行う!頼んだ、SS-小狐!」
SS-小狐 DEF 0
『守備力0のモンスターを防御に使ったところで、ただ蹂躙されるだけよぉ!やっちゃいなさぁい!』
パールディン・プリマ ATK 2300 VS SS-小狐 DEF 0
だがこれで直接攻撃だけは免れた。
『次こそ邪魔はさせないわぁ!パールディン・ポセイドンで麁正を撃破!』
パールディン・ポセイドン ATK 2400 VS SS-麁正 ATK 1300
「ぐっ…!」
ISAMI LP 3100
―――VS―――
LP 3400 SAKAE
『カードを1枚伏せてターンエンド。これで形成逆転ねぇ。後がつっかえてるんだからサレンダーしてくれてもいいのよぉ?』
「随分気が早いな。デュエルはまだまだ始まったばっかだぜ」
デッキからカードをドローする。
「相手モンスターとの戦闘で破壊された小狐は、俺のターンのスタンバイフェイズに墓地から特殊召喚される!」
SS-小狐 ☆3 ATK 800
「そして魔法カード発動!ソニック・ドロー!」
ソニック・ドロー 通常魔法
「俺の墓地に眠るSS-麁正・蜘蛛切・吼丸の3体をデッキに戻すことで、デッキからカードを2枚ドローする!」
『あなたも手札増強カードを!?』
「まぁ嬢ちゃんのパールディン・プレゼントと同じ様に、このターン俺は戻した3体と同じ属性のモンスターをプレイすることは出来ないがな」
『ちょっとぉ!2ドローは禁止カードなんじゃなかったのぉ!?』
「さぁ?何のことだ?」
盛大にすっとぼけてやった。
「さらに、手札からSS-小烏を墓地に送ってSS-鉈切を特殊召喚!」
SS-鉈切 ☆5 ATK 2000
『上級モンスターを簡単に…!!』
「続けて魔法カード、S・S・Sを発動!」
S・S・S 通常魔法
「俺のフィールドのレベル・種族・属性が全て異なるモンスターのレベルを一つにする!俺はレベル3の小狐を、鉈切と同じレベル5へと変更!」
SS-小狐 ☆5
『これでレベル5のモンスターが2体…!!』
「レベル5のSS-鉈切と、同じレベル5となったSS-小狐でオーバーレイネットワークを構築!」
2体のモンスターが重なり合い、小さな宇宙を生み出した。
「比翼の聖霊よ。吹きすさぶ嵐より舞い降りて、久遠の鐘を響かせよ!エクシーズ召喚!黒鉄の燭、SS-羽々斬!!」
SS-羽々斬 ★5 ATK 2000
『くっ……、けど所詮攻撃力2000!いくら強力な効果を持ってたとしてもその程度じゃあ…』
「さっきの麁正の効果を忘れたのか?」
『………!!もしかしてぇ…!』
「羽々斬の攻撃力は、オーバーレイユニットの数1つにつき500ポイントアップする!」
SS-羽々斬 ATK 3000
『また攻撃力アップ!?しかも3000ですってぇ!?』
「行け、羽々斬!パールディン・ポセイドンを破壊!」
SS-羽々斬 ATK 3000 VS パールディン・ポセイドン ATK 2400
『やぁぁぁっ!!』
ISAMI LP 3100
―――VS―――
LP 2800 SAKAE
「さぁこっからが羽々斬の真の力の見せ所だ!」
『真の力ぁ!?』
「フィールド魔法発動、ソニック・ワールド・フィールド!」
ソニック・ワールド・フィールド フィールド魔法
パールディン・プールによって水浸しになっていた床から、近未来的な建造物がせり上がってくる。
「ソニック・ワールド・フィールドの効果により、俺は墓地のSS-小烏を除外し、さっきデッキに戻したSS-吼丸を手札に加える!」
『でも吼丸はソニック・ドローの効果でプレイできないのよねぇ!?使えないモンスターを手札に加えたところで何の意味も無いわよぉ!』
「例えプレイ出来なくても、意味の無いカードなんてねぇんだよ。ソニック・ワールド・フィールドのさらなる効果を発動!」
『さらなる効果!?』
「デッキの一番上のカードを墓地に送ることで、墓地に眠る祢々切を手札へ戻すことが出来る!」
『これであなたの手札にはSSモンスターが2体…!ってことはまた…』
「手札から吼丸を墓地に送り、祢々切を特殊召喚!」
SS-祢々切 ☆5 ATK 2200
『いくらモンスターを出そうと無駄だわぁ!あなたのバトルフェイズはもう終わったのよぉ!』
「祢々切の仕事は戦うことじゃない。ただそこにいるだけでこいつは役目を果たしてんだ」
『はぁ?何を意味のわからないことを…』
「ここで、羽々斬のオーバーレイユニットを1つ使い、その効果を発動!」
SS-羽々斬 ATK 2500 ORU 1
「1ターンに1度自分のモンスター1体を選択し、そのモンスターと同じ種族のモンスターをお互いの墓地から特殊召喚する!」
『なっ…!!お互いの墓地からぁ!?』
「俺のフィールドの祢々切の種族は水族!よって同じ水族の嬢ちゃんのパールディン・ポセイドンのコントロールを得る!」
パールディン・ポセイドン ☆6 ATK 2400
『私のパールディン・ポセイドンちゃんを…!』
「最後にリバースカードを1枚セット。これで俺はターンエン…」
そのまま嬢ちゃんにターンを回そうとしたその時、
『やられっぱなしで終わるもんですかぁ!速攻魔法、パールディン・パッセージ!』
パールディン・パッセージ 速攻魔法
『パールディン・プリマを破壊して、デッキからパールディン・プリベンターを特殊召喚!』
パールディン・プリベンター ☆4 ATK 1950
「わざわざ上級モンスターを破壊して攻撃力の低い通常モンスターを…?」
『そしてあなたのエンドフェイズ、パールディン・ポセイドンとプリマが破壊されたことでパールトークン2体が特殊召喚されるわぁ!』
パールトークン ☆1 DEF 0
パールトークン ☆1 DEF 0
「またトークンか!」
パールディン・プールといい、どうやらパールディンはトークンと通常モンスターを基礎に、それらを生贄に召喚される上級モンスターや、それによって受けられるサポートを駆使して戦うテーマのようだ。そういうテーマにコストとなるモンスターを揃えさせるのは危ない…!
『私のモンスターを奪われたのにはさすがに驚いたけど、だからってそう簡単に逆転させやしないわよぉ!私のターン!』
だが、それでも嬢ちゃんの手札は1枚だ。そっから巻き返すのはさすがに……
『うふふ、通常モンスターだけにした甲斐があったわねぇ。魔法カード発動!バニラ・エッセンス!』
バニラ・エッセンス 通常魔法
『バニラ・エッセンスは手札がこれ一枚で自分フィールドに効果モンスターがいない時しか発動できないけど、発動さえできれば最強のカードなのよぉ』
「最強の…!?」
『まずは私の通常モンスター1体につき200、3体で600ポイントのライフを回復させてもらうわぁ』
ISAMI LP 3100
―――VS―――
LP 3400 SAKAE
『さらに!このカードの発動時に私のフィールドに通常モンスターが3体以上いる時、その数までデッキからカードをドローする!』
「今嬢ちゃんのフィールドに通常モンスターは3体……!たった1枚で3ドローだと!?」
『あっはっは!だから最強って言ったでしょぉ!?』
あの強欲な壷ですら2枚なんだぞ!?
『さぁこれであなたを倒す準備は整ったわぁ!まずはパールディン・プールの効果を利用して、パールトークン1体を生贄にパールディン・プロフェッサーをアドバンス召喚!』
パールディン・プロフェッサー ☆6 ATK 2000
『パールディン・プロフェッサーが水属性通常モンスターをリリースして召喚に成功した時、その効果が発動されるわぁ!墓地から水属性通常モンスター、パールディン・パンドラを特殊召喚する!』
パールディン・パンドラ ☆12 ATK 4400
「こ、攻撃力4400だと!?化け物か!!」
『これくらいで驚いてちゃあ身体が持たないわよぉ?こっから真打ちの登場なんだからぁ!』
「………!!まさかっ…!!」
『手札から、ラストエクシーザーを召喚!!』
「「「!!!」」」
ラストエクシーザー ☆1 ATK 0
来た……。
この圧倒的な存在感。
そして、それとともに何故か感じる既視感。
こいつが嬢ちゃんのラストモンスター…!
『ラストエクシーザーの効果発動ぉ!ライフ300ポイントごとに1つ、このモンスターのレベルを上げるわぁ!』
「ラストシンクロードと同じレベル変動効果か!」
『私のライフ1500ポイントを養分に、ラストエクシーザーのレベルを1から6に変更ぉ!』
ISAMI LP 3100
―――VS―――
LP 1900 SAKAE
ラストエクシーザー ☆6
『あぁぁぁっん!!』
嬢ちゃんの体から滲み出た生気のようなものが、ラストエクシーザーへと吸収されていく。
『はぁっ…!はぁっ…!……ふ、うふふ、これで必要なモンスターが揃ったわぁ…』
ふらふらと立ち上がり、エクストラデッキへと手を掛ける。
『レベル6、パールディン・プロフェッサーと、レベル6となったラストエクシーザーでオーバーレイネットワークを構築ぅ!!』
ラストエクシーザーがパールディン・プリンスを飲み込み、大きな爆発を起こす。
『冥府の海より、殃禍を身に付け浮上せし破戒の比丘尼!今こそ終末を導かん!ラストエクシィィィズ!!言忌むのよぉ、ピンクパールディン・プリーステス!!』
ピンクパールディン・プーリーステス ★6 ATK 2600
パールディンの新たなモンスターエクシーズ。その効果によっちゃここで終わりだ。さぁどうくる…!
『さらにピンクパールディン・プリーステスを対象に、魔法カード、アクア・ブーストを発動!』
アクア・ブースト 通常魔法
『アクア・ブーストの効果により、ピンクパールディン・プリーステスは相手プレイヤーに直接攻撃出来るようになるわぁ!』
「!!」
『これで終わりよぉ!やっちゃいなさぁいピンクパールディン・プリーステス!』
「直接攻撃にしてくれて助かったぜ!墓地の無謀な見栄張りを除外し、相手の直接攻撃を無効にする!」
無謀な見栄張り 通常罠
『墓地から罠…!でもパールディン・パンドラの攻撃がまだよぉ!パールディン・プリマで祢々切を破壊!ディストピア・フロード!!』
パールディン・パンドラ ATK 4400 VS SS-祢々切 ATK 2200
「ぐぁぁぁっ!!」
ISAMI LP 900
―――VS―――
LP 1900 SAKAE
余りの衝撃に身体が数メートル程引きずられた。
剛田とのデュエルの時にも感じたが、ラストモンスター使いとのデュエルでは発生するエネルギーが通常の数倍に引き上げられている。それはまるで―――
「鶴岐さん!!」
「……大丈夫だ。それより、危ないから俺より前に出るんじゃねぇぞ」
近寄って来ようとした宗介達を手で制する。
『このターンで決められないなんて、さすがにここまで粘ってきただけあってしぶといわねぇ…!』
「……自分から前に出た手前、むざむざ醜態を晒す訳には行かねぇからな」
『まぁここまで来たらいくらでも強がりを言ってくれて構わないんだけどぉ。あなたこのターンで逆転できなきゃ負けるって分かってるかしらぁ?アクア・ブーストは永続効果…。パールディン・ペネトレイターでも倒せないピンクパールディン・プリーステスを破壊しなきゃあ、今のあなたに直接攻撃を防ぐ方法は無いはずよぉ?ま、ピンクパールディン・プリーステスを越える攻撃力のモンスターを出せたところでだけどねぇ♪』
「どういう意味だ!?」
剛田が詰め寄った。
『ラストエクシーザーを素材にしたピンクパールディン・プリーステスがいる今、攻撃力を戦略に入れるのはやめた方がいいってことよぉ』
今までのラストモンスターはそれぞれ何かを封じる効果を持っていた。
ラストシンクロードは罠を。
ラストフュージョニストは魔法を。
そして恐らくラストエクシーザーは……
「戦闘の封印、か……」
『あらぁ、よく解ったわねぇ。そうよぉ、ラストエクシーザーを素材にエクシーズ召喚されたモンスターが私のフィールドにいる限り、あなたはバトルフェイズを行えないのよぉ』
「……確かに、バトル以外で相手モンスターを破壊しようと思えば、その方法は限られてきます………けど、魔法や罠が使えるんなら破壊は難しくないんじゃないんですか?」
『そうねぇ、ただそれだけなら私もライフをこんなに払ってまでラストエクシーザーを使わず、パールディン・プリマでエクシーズしてるわよぉ。ただ、』
宗介の問いに、自分のフィールドのパールディン・プリーステスを見て言う。
『このピンクパールディン・プリーステスちゃんに限っては話が違うのよぉ』
パールディン・プリーステスの回りには2つのオーバーレイユニットが飛び回っている。さっきの嬢ちゃんのターン、その効果は発動されていない。
「つまりそいつも受動効果……、恐らくは破壊無効化…!」
『ご名答ぉ♪今のピンクパールディン・プリーステスを1回で片付けようと思えば、手札に戻すか除外するか…。どっちも手札0のあなたが簡単に出来ることじゃないわよぉ!』
ここまでの攻防を反芻し、墓地とデッキのカードを思い返す。対抗出来るカードが無い訳ではないが、今それを発動するのは無理だ。
「……どうやらピンクパールディン・プリーステスをどうにかすることは出来なそうだ」
『あらぁ、じゃあ私の勝ちってことでいいのかしらぁ!?』
「いいや、そいつは違うぜ」
『!?』
「―――どうにも出来ないんだったら、放っておけばいい」
『いったい何を言って……』
「俺のターン、ドロー!!」
引いたカードを確認し、微笑する。これでパーツは全て揃った。
「もう一度ソニック・ワールド・フィールドの効果を発動!墓地の小狐を除外し、デッキから骨喰を手札に加える!」
『またSSモンスターを2体揃える気ねぇ…!』
「そしてソニック・ワールド・フィールドのもう一つの効果により、デッキの一番上のカードを墓地に送って祢々切を墓地から回収!」
さぁ働いてもらうぜ祢々切!
「手札からSS-祢々切を墓地に送り、SS-骨喰を特殊召喚!」
SS-骨喰 ☆7 ATK 700
「ここで罠カード発動!S・S・R!墓地から2体のSSモンスター、吼丸と祢々切を手札に戻す!」
S・S・R 通常罠
「再びSS-祢々切を墓地に送ることで、SS-鬼切を特殊召喚する!」
SS-鬼切 ☆4 ATK 1700
「この瞬間、SS-骨喰の効果が発動される!俺がSSモンスターの特殊召喚に成功した時、嬢ちゃんに700ポイントのダメージが入るぜ!」
ISAMI LP 900
―――VS―――
LP 1200 SAKAE
『痛ぅっ…!』
「オーバーレイユニットを1つ使い、パールディン・ポセイドンを対象に羽々斬の効果発動!同じ種族の祢々切を特殊召喚する!」
SS-羽々斬 ORU 0
SS-祢々切 ☆5 ATK 2200
「これでまた700ダメージだ!」
ISAMI LP 900
―――VS―――
LP 500 SAKAE
『ま、まさかこのまま効果ダメージだけで…!』
「特殊召喚した祢々切をリリースして、手札に戻しておいた吼丸を召喚!」
SS-吼丸 ☆6 ATK 1800
「クライマックスだ。墓地の祢々切は、フィールド上の吼丸と鬼切を手札に戻して特殊召喚できる!」
SS-祢々切 5 ATK 2200
『あ……、あぁ……!』
「SS-祢々切が特殊召喚に成功したことで、骨喰の効果が発動!嬢ちゃんに700ポイントのダメージを与える!」
『いやあぁぁぁあん!!』
ISAMI LP 900
―――VS―――
LP 0 SAKAE
『WIN! NO ACOUNT』
「おい嬢ちゃん、大丈夫か!?」
「 ……。」
決まり手が効果ダメージだったからか、嬢ちゃんは意識を失うこと無く何かを呟いている。
「………りよぉ……」
「え?」
「終わりよぉ……私も、あなたたちも…!!」
「「「!!?」」」
鬼気迫る表情で縋る様に俺の襟元を掴む。
「ちょ…、落ち着け!いったい何が終わりなんだ!?」
「あいつが…、あいつが来る…!そしたらみんな…!!」
ガラララッ!
「ひいっ!?」
突然武道場の鉄扉が開いた。
「なんじゃ、おんし全員始末するどころか一人も勝てとらんやないか」
いったい誰だ?何故この時間に学校にいる?
「ま、まだよぉ!まだ終わってないわぁ!この清掃員には負けちゃったけど後ろの二人なら…」
だんだんと声の主が近付いて来るにつれ、その姿がはっきりとしてきた。どうやら相当の大男らしい。
「今のおんしにゃ無理じゃ。その様子やとラストエクシーザーも失っとるやろう」
「そんなもの無くったって…!」
「もうええ、おんしにちょっとでも期待した儂が阿呆じゃった。そこで一生寝とれ」
「ぁっ」
大きく振られた男の豪腕は嬢ちゃんの首を薙ぎ払い、その体を壁際まで吹き飛ばす。体と180度逆方向を向いた嬢ちゃんの首が生気の無い瞳でこちらを向いている。
………いやいや、生気が無いとかじゃない。
首が絶対に曲がっちゃいけない方に曲がっている。あれは確実に死んでいるだろう!
こいつ、出てきていきなり人を殺した!?
何の為に!?
いやその前にこいつは何者だ!?
「雅也……さん…?」
「おぉ、久しぶりじゃのう武雄、宗介!元気にしとったか?」
誰もが事態を理解出来ずにいた中、絞り出された剛田の問いに男が答えた。
「そいじゃあいきなりですまんが、ちょいと二人共儂の為に死んでくれや」
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ご迷惑をおかけしたギガプラントさん、えまれーどさん本当にすみませんでしたm(__)m
(※失敗作の方は削除しました。) (2016-05-27 20:37)
パンドラさんの大火力がすがすがしい出来。バニラ・エッセンスの強力ドローも強敵感が増して良い感じです。
改めて首ポキが怖ひ……次回はどうなる事やら (2016-05-27 22:50)