捕食植物オフリス・スコーピオ(プレデタープランツオフリススコーピオ)カード評価・考察

お野菜のデーモン
2025/07/11 12:51

真の勇者は、戦場を選ばない。
JRAに所属するとある馬のキャッチコピーですが、とても素敵な言葉ですよね。そういう点で言えばこの《捕食植物オフリス・スコーピオ》も、紛れもなく勇者なのかもしれません。
早速効果を見ていきましょうか。このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合、手札からモンスター１体を墓地へ送り、デッキから《捕食植物オフリス・スコーピオ》以外の《捕食植物》モンスターサーチ。テキスト量に対して得られるアドが大きすぎて貸し倉庫を契約しようか悩むレベルです。私はその気になれば《捕食植物スパイダー・オーキッド》で原稿用紙五枚分は語れる男。そんな私がこのカードの強さを簡単に紐解いていくとこうです、融合素材として使いたいなら《捕食植物サンデウ・キンジー》を特殊召喚し《捕食植物キメラフレシア》でも《捕食植物アンブロメリドゥス》でも思いのまま。Ｌ素材として見るなら《捕食植物ダーリングコブラ》、《捕食植物ビブリスプ》辺りがついでにサーチも出来てバランスが良い。《捕食植物バンクシアオーガ》を出せばシンクロを展開に組み込め、レベル３の適当なのを持ってくればＸ召喚も可能と。その上召喚制限等の余計なオマケ効果もなく出張制もバツグン。闇属性、低火力、植物族だからサーチも容易で各種素材（《デッキ破壊ウイルス》とか）にも最適と、このカード一枚でありとあらゆるExデッキのニーズを満たせるのです。
しかも手札を捨てるということは逆に墓地送り、或いは手札から捨てることで効果を発動するタイプ効果の発動も手助けできる。
ピーキーだったりシャバいカードしか存在しない《捕食植物》下級モンスターの中で、最も汎用性と出張制に富んだこのカード、許されていいのでしょうか。実は、全然赦されませんでした。
というのも登場してから1年ちょいで制限、なんか一瞬準制限に緩和されましたがルール変更により即制限に戻され、そこからは長らく制限カードの座に居ました。
しかしそれは、逆に言えばこのカードの有用性を示唆していると言えるでしょう。それがつい最近一気に無制限に緩和、あまりの落差に軽く高山病になりそうですが、それ以上にこのカード、及び《捕食植物》と一緒にどこまで駆け抜けることが出来るか、とても楽しみです。

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10

ねこーら
2024/09/22 20:01

総合評価:【捕食植物】の展開に寄与する優れた初動。
召喚するか、《ローンファイア・ブロッサム》でリクルートして手札を捨てて発動。
《捕食植物ダーリング・コブラ》をリクルートし融合召喚するカードをサーチすれば、リンク２やランク３を出しつつ《簡易融合》などから高速展開できる訳でナ。
《ブリリアント・フュージョン》で召喚権を増やしても良い。
と、初動としての性能は十分高い。
出張でも色々できたが、他のパワーも全体的に高い為、かつてほどの出張は見られないが、パワー自体は十分あるかナ。

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10

ふぁいあ
2024/06/28 22:09

この度無制限まで解放された蠍型肉食植物。
効果は手札のモンスターを捕食して更なる植物を呼びこむリクルーター。

近年の捕食植物は適切な強化を受けた結果それなりに動けるようになったが、蠍の制限解除によってついに全パワーを発揮できるように。制限の原因が出張のしすぎというカテゴリ外の所にあるのが切ない所。

手札コストがモンスターに限定されてるのが使いにくい所だけども、捕食植物にとっては貴重な展開手段。特に捕食植物は通常召喚を全く使わないのもあって、オフリスに遠慮なく召喚権を切れるのも嬉しいところ。

ちなみに蠍の味はエビに似てるとかなんとか。中国の首都北京の王府陳という地区には、蠍を生きたまま串刺しにして客寄せをする屋台があちこちにあるのだけど、ぶっちゃけキモくて食欲失せるから勘弁してほしかったな…。

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10

みめっと
2023/11/08 11:30

召喚誘発効果で手札のモンスター１体をコストに同名カード以外の「捕食植物」をリクルートできるモンスター。
手札に何らかのモンスターが必要になりますが、それさえクリアできればテーマのあらゆるモンスターにアクセスできる実質的な１枚初動となるカードです。
特殊召喚でも効果が誘発するので、《ローンファイア・ブロッサム》などのこのカードをデッキから特殊召喚できる効果を持つカードも全て初動札となります。
こういったモンスターは仮に何らかの規制を受けたとしても、より強いテーマの台頭と共に徐々に緩和されていくのが普通なのですが、このカードの場合はリクルート対象の１体である《捕食植物ダーリング・コブラ》が「捕食植物」モンスターによって特殊召喚された際に『融合』または『フュージョン』魔法カードをサーチする効果を持っており、その『融合』『フュージョン』魔法カードがヤバいやつらだらけで、このカードとコブラのみをセットでお借りして採用するデッキが多々見られるようになったため、無制限→制限→準制限→制限と推移し、評価時点となる現在も制限カードのままとなっている。
近年良質な新規による強化を受けた【捕食植物】ですが、デッキの重要なエンジンとなるモンスターを長らく規制され続けていることには変わりないため、【捕食植物】の使い手からすればコブラか《簡易融合》とかの方を禁止にしてくれという声があがるのは想像に難くありません。

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