デュエルアカデミア?監獄の間違いだろ…　作：カンT

俺の名前は久我 遊士(くが ゆうじ)、デュエルアカデミアの合格発表会場にいるデュエリストだ。

遊士「さて…結果はどうだ…?」

俺はドキドキしながら合格発表を確認する。

遊士「‼」

俺は自分の受験番号を確認した。
そして心の中でガッツポーズをした

遊士(諦めなくてよかった…‼)

しかしこの時の俺は思いもしなかった…
まさかあんなことになってしまうとは…

数分後

俺は手続きを終え、家に帰ろうとした時だった…

遊士「あ…‼」

教員「あ…」

俺は躓いて転んでしまった。
しかも運悪くつかもうとしたのが教員のズボンであり…

ボロン

教員のハート柄のパンツが晒されてしまった

遊士「すいませんでしたぁ!」

この事件が仇となり…
俺はデュエルアカデミアの最下層クラス「クセイキョホワイト」になってしまった…
と、いうことで俺は今檻の中にいる。

遊士「いやなんでだよ⁉ここアカデミアだよね⁉学校だよね⁉なにこの監獄もどき⁉しかも制服は囚人服ときた!腐ってんな‼」

「…」

「あ…アハハ～…」

俺の他にも檻の中に2人いた。
こいつらもなんかやらかしたのか?
すると檻の中に職員が入ってきた。

職員「お前たちぃ!時間だ!外に出ろ!」

俺は渋々職員についていった。
目的地に着くと、そこにはほかにも囚人服を着た生徒がいた。
やがてここのクセイキョ寮の責任者であるウエオがやってきた。

ウエオ「初めまして新入生諸君、私はこのクセイキョ寮の責任者を務めているウエオだ。アカデミアを志望した諸君なら知ってると思うがここには3つのクラスがある。一つ目は「ロキレッド」、新入生は基本的にここからスタートする。二つ目は「トールイエロー」、2，3年生の多くはこのクラスだ。最後に「オーディンブルー」、プロに匹敵する実力者が集まるクラスだ。」

もちろん知っている。だからこそこの「クセイキョ」を知った時は驚いた。

ウエオ「本来アカデミアにはこの3つの寮しか存在しない。しかし今の君たちはこの第四の特別寮「クセイキョホワイト」にいる…その理由がわかるかぁ!このできそこない共がぁ‼」

ウエオが急に叫びだした。
そんなことここで言っちゃっていいのかよ⁉

ウエオ「この寮はなァ!早い話隔離施設なんだよォ!問題児共を集めたゴミだめなんだよォ!分かるかクズ共カス共ォ‼1，2，3年問わずクズ共集めた肥溜めなんだよォ!」

サテライト市民に対するセキュリティぐらいボロクソ言うじゃん…

ウエオ「初日から女子生徒にナンパしたクズやァ!」

ウエオがそういうと俺と同じ檻にいた金髪の男子生徒が誤魔化すように咳ごむ。

「アー‼ゴホゴホゴホゴホ!!」

ウエオ「合格発表の場で教員のズボンをずらしたクズまでいる‼」

遊士「あれは事故なのに…あの教員…潰す。」

ウエオ「しかぁし‼そんなクズの貴様らにセカンドチャンスを与えてやる!」

ウエオの話した内容は以下の通りだ。
・今からカードが5枚入りでレア確定のパックを全員に配布する。
・その後、制限時間内にこの場所に散らばった箱からカードやパックを集める。
・集めたカードでデッキを組む。制限時間内にメインデッキのカードが40枚未満だった場合その時点で失格となる。
・組んだデッキでスターチップをかけたデュエルをする。
・スターチップが5枚以上なら昇格できる。
とのこと
そしてパックが配られた。
俺は胸を高鳴らせながらパックを開封する。
内容は…
暗黒騎士ガイア
カース・オブ・ドラゴン
融合
竜騎士ガイア
バスター・ブレイダー
だった…
いやさぁ…せめてガイアは疾風にしてくれよ…竜騎士ガイアも他にいいのあっただろ…これが「クセイキョホワイト」の扱いなのか…?
俺は、拾ったカードに賭けることにした。