交流(共通)

一言掲示板 管理人連絡掲示板 遊戯王雑談掲示板 雑談掲示板

メインメニュー

クリエイトメニュー

その他

遊戯王ランキング

注目カードランクング


カード種類 最強カードランキング


種族 最強モンスターランキング


属性 最強モンスターランキング


レベル別最強モンスターランキング


デッキランキング

HOME > 遊戯王SS一覧 > EP0 始マリ

EP0 始マリ 作:ヒラーズ


異世界歴…1959年――――
異世界ではカードゲームによる戦争が勃発し、クーデターや革命の真っ只中の時代に突入していた。
ある孤島の病院にて私は生まれた。
元気に泣く私に親は名前をつける。例えそれが「呪われた子供」であっても…。













「よし!今日からお前の名は「ネクロ」!ヴァルハラ家の長男だ!」
「良かったわね、ネクロ!」

可愛い「ネクロ」、そう言われて育っていった私は、親からは「呪われた子供」と言われたのは私が5歳になった頃であった。


「ねぇ、お母さん」
「何?ネクロ?」
「本に載っていた英雄はとても偉い人なの?」
先ずは簡単な事から聞く。
これが答えられなければ、意味がない。

「英雄さんはとっても偉い人よ?悪い人達をやっつけて世界を平和にしてるのよ」
「じゃあ、やっつけられた悪い人達はどこに行っちゃったの?」

その言葉に母は「それは…」と言って言葉を詰まらす。
何か悪い事でも言っただろうか?
話を逸らすかのように母は話を変え、私の今後の方針の事を言った。

「ネクロ、あなたは15歳になったら何になるの?あなたは魔法の才能も優れてるし、武術だって強いわ」
「ぼくは…《ネクロマンサー(死霊使い)》になりたい!」
「ね…ネクロマンサー!?」
何をそんなに驚くのだろうか?死霊使いはこの世では数少ない職業であり。
もはや絶滅危惧種並に少ないとされている職業だ。
死者を操り、霊媒能力もあり人を生き返らせる事もできる。
商売面も多額の収入もあるし、人が喜べばそれで良い気がするけど…。

「そう…叶うと良いわね」
そう言って母は気を落とす。
悪い事言ったかなぁ…?

それから数年が経ち、私は14歳を迎えていた頃だった。

「後1年でネクロが学生か…寂しくなるな」
「父さん、私はもう弱い者じゃないんだ。これからは人々を救う《ネクロマンサー》を目指すんだよ?」

父は「そうだな」と言って私を外に連れ出す。
夜にもかかわらず星が輝き、快晴を表していた。
そんな夜空が広がる中、父は言った。

「いいか、ネクロ。この先きっと壁にぶつかるだろう。だがそれは必ずも越えろとは言わない。無理もせず、自分と向き合って成長しなさい。そうすれば自ずとも道が見える」
「壁…、か…分かったよ。絶対…皆が認める《ネクロマンサー》になるよ!」

父は「その意気込みだ!」と言って私を褒める。
ここからだった。












私の全ての始まりが――――





現在のイイネ数 50
作品イイネ
↑ 作品をイイネと思ったらクリックしよう(1話につき1日1回イイネできます)


名前
コメント

同シリーズ作品

イイネ タイトル 閲覧数 コメ数 投稿日 操作
50 EP0 始マリ 391 0 2019-02-23 -
48 EP1 実力主義のネクロ 373 0 2019-03-03 -
136 EP2 圧倒的 900 0 2019-03-11 -

更新情報 - NEW -


Amazonのアソシエイトとして、管理人は適格販売により収入を得ています。
Amazonバナー 駿河屋バナー 楽天バナー Yahoo!ショッピングバナー