2話　常識外れで何が悪いんですか！！　作：ヒラーズ

父上　LP3000
手札2
伏せカード3枚

粉雪　LP4000
手札3
伏せカード1枚

「儂のターン！」
父上
手札2→3

「手札から『竜の霊廟』を発動し、デッキから2体の青眼の白龍を墓地に送り、魔法カード『龍の鏡』を発動！！3体の青眼を除外し、現れろ！青眼の究極龍！！」
青眼の究極龍　ATK4500　☆12

来ましたか・・・父上のエースモンスター、ランチャーの効果は自分のターンでしか発動できない事を見越してパワーで押してきましたか・・・。
「バトル！究極龍でランチャー・マジシャンを攻撃！アルティメット・バースト！！」
「来ましたね！罠カード『炸裂装甲』を発動！そのモンスターを破壊します！」
究極龍を玉砕し、墓地に送った。これで何もできまい！！
っと思いたいです。
「ならば！『死者蘇生』で究極龍を特殊召喚する！ターンエンドだ！」
このままでは戦力はジリ貧、なんとかしないと・・・。
「私のターン！」
粉雪
手札3→4

「魔法カード『覚醒魔法－暗黒呪魔導』を発動！！自分フィールド上の魔法使い族モンスターの攻撃力を1000下げて、相手フィールド上に存在する全てのモンスターの攻撃力を3ターンの間、0にします！」
ランチャー・マジシャン　ATK2400→1400
青眼の究極龍　ATK4500→0

「馬鹿な・・・攻撃力が0だと！？」
「ランチャー・マジシャンで究極龍に攻撃！魔☆導☆砲☆術！！」
父上　LP3000→1600

「がぁ・・・っ！！」
「ドライヴ条件達成！自分フィールド上のモンスターが戦闘で相手に1000以上のダメージを与えた時、このカードを素材にして、このカードをドライヴ召喚します！！」
ランチャー・マジシャンが赤い炎に包まれ、その上から魔方陣が出現する。
これが・・・私のサブエースモンスターです！！
「出でよ！魔法竜－フレア・サイクロン！！」
魔法竜－フレア・サイクロン　ATK3000

魔方陣が砕け散り、その破片に混じり、紅い風を炎を纏った竜が私の前に現れる。
「効果発動！！このカードがドライヴ召喚に成功した時、フィールド上の魔法・罠を1枚破壊します！レッド・サイクロン！！」
魔法竜の放った竜巻が父上の魔法・罠を1枚破壊し、父上の伏せカードは1枚のみとなった。
「しまった！『くず鉄のかかし』が！？」
攻撃を止めようとしてましたが・・・前のターンに使えば良かったものの、プレイミスですか、父上らしくない。
「とどめです！！魔法竜でダイレクトアタック！！超破壊覚醒魔法－獄炎弾！！」
魔法竜の火炎弾が父上に直撃し、父上は攻撃を受けた衝撃で壁まで吹っ飛ばされる。威力が強すぎたでしょうか？
父上　LP1600→0

勝利
粉雪　Perfect！



さて・・・何がともあれ、家を出て行けたんです。
まず目指すべき場所は陸也さんの実家です！！
「よぉーし！！」
私は家を飛び出し、広き世界へ出たのでした。



次回、恋人の家は魔女の家
※タイトルが変わる可能性があります。