ヴェーダ＝カーランタのカード評価・考察 ⇒WIKI(外部)

ヴィサスが４つの世壊を１つに統合したのも束の間、現れしはヴィサスのモデルとなっている「ヴィシュヌ」と同じインドの三大神のである「シヴァ」をモデルにしていると思われるこの人物で、１２期からのヴィサスのストーリーに深く関わっていくことが予想される超重要人物の雰囲気が漂っています。
効果はお互いの場でカードが効果破壊された場合、場にヴィサスがいれば自身を手札からＳＳし、さらに《新世壊》をサーチ・ サルベージする効果と、自身以外の自分のモンスターが効果破壊された場合に、相手の場のモンスター１体を破壊しその攻撃力を一時的に得るというものになっている。
後に《新世壊》を軸にこういったストーリーが展開されるとは登場当時は思いもしませんでしたが、ここにきて遂にカード効果に名称指定される形でストーリーと繋がりましたね。
ヴィサスは自身を自己ＳＳする際に場のカードを効果破壊するためそのままこのカードを自己ＳＳするトリガーを引くことができ、ヴィサス扱いとなるＥＸモンスターであるアムリターラにも自分の場のモンスターを効果破壊する能力があるため、このカードの自己ＳＳ条件を満たすことは難しくないでしょう。
アムリターラの方とはレベルも一致しているのでランク８Ｘにも繋げることができ、持ってきた《新世壊》でどちらかを爆破すれば、条件を満たしたデッキ内の意中の素材モンスターを持ってくることもできます。
《新世壊》による効果破壊はそのままこのカードの２の効果を使用することにも繋がり、こちらの効果は手札やデッキの自分のモンスターを破壊しても効果が誘発する点と、使いようによっては相手ターンでの妨害としても機能する点が優れています。
問題は肝心のこのカード本体がヴィサスとは違って欲しい時に手札に持ってくる手段に現状では乏しいというところで、特にマナドゥムデッキにおいて使われるヴィサスと非常に相性が良い反面、他を押しのけてまで不安定なこのカードを使う価値があまり感じられないというところになるでしょうか。
言ってしまうなら、スーのヴィサスやアムリターラに対して、こちらは字レアはしょせん字レアって感じの普通な性能で、この立ち位置のカードをそんな風に扱ってしまっていいのだろうかという気がしないでもない。
しかし今後の展開に大いに期待できそうな存在でもあるので、それによってまた評価も変わってくるかもしれません。
また元ネタとなるインドの三大神としてまだ「ブラフマー」が残っているので、そちらも含めて続報が待たれますね。

２０２３年６月追記：このカードが登場した次のレギュラーパックにて「ヴェーダ」モンスター群として特別な効果によって指定されるようになり、特有の地位を獲得しました。
まだまだカードパワー的には物足りなさが否めないため点数は６点のまま据え置きとしますが、スタフロスト関係のものを含めた関連カードとのシナジーは確実に強くなりつつあります。