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1-21:決着(*未修正) 作:氷色
《エクストリーム・ミスティック・ドラゴン》の放った黒い魔力のブレスーー“極限のブラック・バースト”は、ユウゴの思惑通り《真紅眼の凶雷皇ーエビル・デーモン》だけではなく、その主であるエビル・デーモンをもまとめて薙ぎ払った。
いや、それだけではない。
その圧倒的な破壊力は、デュエルの舞台となっている土手の大半を削り取り、草木を薙ぎ倒し地面を大きく抉っていた。
「なんという威力だ……」
それは守護官として幾度ものデュエルを経験しているはずのアスナをも唸らせるほどだ。
ユウゴのLPは残り400。体は満身創痍。
ほとんど気力だけでデュエルを続けているユウゴに、攻撃に割けるだけの魔力は残っていないだろう。
にも関わらずこの威力。周りから魔力を奪って自らの力にするという《エクストリーム・ミスティック・ドラゴン》の能力は伊達ではない。
アスナは未だ爆煙の晴れぬエビル・デーモンのフィールドを見やる。
数字の上では、今の一撃でもエビル・デーモンのLPはまだ残っているはずだ。だが、この威力を見れば例えLPが残っていようともデュエルの続行は不可能だろう。跡形もなく吹き飛んでいたとしても不思議ではない。
一方でユウゴも両手を膝につき、荒い息を吐いている。
もう立っているのも相当キツいのだろう。体中流れるような汗でびっしょり。シャツも透けて肌に張り付いている。
だがユウゴは勝ったーー。
これで終わったのだーー。
そんなユウゴを労おうとアスナが駆け寄ろうとした、その時ーー
エビル・デーモンのフィールドを覆っていた爆煙が爆ぜるようにして吹き飛んだ。
「馬鹿な……ッ!」
アスナが目を見開く。
『ぬううぅぅぅぅ……』
煙の中からぬっと現れ出でた巨体が唸る。
アレを喰らって生きているというのかーー。
アスナは未だ対峙したことのない上級精霊の生命力の強さに舌を巻く。
「やっぱりアレだけじゃ終わっちゃくれないよな」
ユウゴも顔を上げて呆れた様子を見せた。
半ば予想していたとは言え、本当に人間と精霊の身体構造の違いに文句を言いたくなる。
しかしその呆れたタフネスの持ち主ーーエビル・デーモンもやはりタダでは済まなかったようだ。
《エクストリーム・ミスティック・ドラゴン》の攻撃は《真紅眼の凶雷皇ーエビル・デーモン》を消滅させただけではなく、エビル・デーモンの体にも確かなダメージを刻みつけていた。外骨格はひび割れ、筋肉は引きちぎれ、血と焦げ跡に体は塗りつぶされ、今なお煙があちらこちらで燻っている。
エビル・デーモン/LP3800→1700
体だけではない。
LPも大きく削り取られた。
しかしーー
『ぐぬぅ……流石の儂も今のは死ぬかと思うたわ。だが儂はまだ生きておる。ライフもまだ残っておるぞ。やはり最後に勝つのは、この儂だったようだな』
ユウゴは乾坤一擲、エビル・デーモンに大ダメージを与えLPも大幅に削った。
しかしそれは言い換えれば、エビル・デーモンを仕止めることもLPを0にすることもできなかったということ。
必勝の策だったはずの《ヘイト・バスター》こそ破られはしたが、エビル・デーモンには自分のターンが来れば《エクストリーム・ミスティック・ドラゴン》を葬り、逆にユウゴのLPを0にする自信があった。
ユウゴとはデッキの質も厳しい戦いを制してきた経験も雲泥の差。これはエビル・デーモンが歴然を重ね育んできた絶対の自信だった。
だがーー
「アンタのターンは来ない」
ユウゴは言い切る。
「俺のターンは終わっちゃいない!」
『ーーーー!!』
驚愕に一瞬怯むエビル・デーモン。
だがユウゴは震える手で手札から魔法カードを発動する。
「速攻魔法《マジシャンズ・シフト》!!」
それは《黒魔術の呪文書》のサーチ効果で加えた魔法カード。
「速攻魔法は自分のターンならば任意のタイミングで発動できる魔法カード!もちろんそれはバトルフェイズ中でも有効だ!」
『何を……何をするつもりだァ!!小僧ッ!!』
先程までの自分の勝利を確信しきっていた余裕は一瞬にして消え去っていた。
このデュエルが始まってから初めて、エビル・デーモンの中で戦いの愉悦よりも恐怖が勝る。
「《マジシャンズ・シフト》は自分フィールドの魔法使い族モンスター1体と、手札または墓地に存在するそのモンスター以下のレベルの魔法使い族モンスターとを交換する!!」
『なにィ!?』
《マジシャンズ・シフト》
速効魔法(*オリカ)
(1):自分フィールドの魔法使い族モンスター1体をリリースして発動できる。手札・墓地からリリースしたモンスターのレベル以下のレベルの魔法使い族モンスター1体を選んで特殊召喚する。
ユウゴのフィールドに絶対的な攻撃力と魔力を纏い君臨していた《エクストリーム・ミスティック・ドラゴン》が光の渦となって消える。
これは《マジシャンズ・シフト》発動のコストとして《エクストリーム・ミスティック・ドラゴン》が正当にリリースされたことを示す。
『馬鹿なッ!《エクストリーム・ミスティック・ドラゴン》はドラゴン族モンスターであろう!?』
《マジシャンズ・シフト》発動に必要なのは魔法使い族モンスターのリリース。
見た目からしてドラゴン族としか思えない《エクストリーム・ミスティック・ドラゴン》ではコストとしては不合格のはずだ。
しかしそれはユウゴの不正でもデュエルディスクの故障でもない。
「これも《エクストリーム・ミスティック・ドラゴン》の効果さ。《エクストリーム・ミスティック・ドラゴン》はフィールド・墓地では魔法使い族モンスターとしても扱うんだよ」
ユウゴの反論にエビル・デーモンが歯噛みする。
何故だか分からないが全ての状況がユウゴに利するよう動いているかのようにすら感じる。
いや、実際にそうなのかもしれない。
運が良いと言ってしまえばそれまでだが、デュエルでの運は魔力で引き寄せるものだ。それにおそらくこれはただの運ではない。
「リリースされた《エクストリーム・ミスティック・ドラゴン》のレベルは8。よって俺は手札または墓地のレベル8以下の魔法使い族モンスターを特殊召喚できる。俺が特殊召喚するのは、もちろん墓地の《ブラック・マジシャン・ガール》!!三度現れろ、マナ!!」
《エクストリーム・ミスティック・ドラゴン》が渦となって消えた光の中から、マナが三度目となる召喚を果たした。
『マナちゃんまたまた登場~♪』
ブラック・マジシャン・ガール/攻2000
「バトルフェイズ中に攻撃表示で特殊召喚されたモンスターはそのバトルフェイズ中にも攻撃が可能!」
エビル・デーモンの残りLPは1700。対するマナの攻撃力は2000。
エビル・デーモンを守るカードがない以上、このマナの直接攻撃は防げない。
『あの時ーー意味のないカードを伏せてまで《エクストリーム・ミスティック・ドラゴン》の攻撃力を上げたのは、全てこのためだったのか。貴様の狙いは最初から《エクストリーム・ミスティック・ドラゴン》で儂を消滅させることではなく、この状況を作り上げることだったのか……!』
エビル・デーモンの言っているのは《エクストリーム・ミスティック・ドラゴン》を融合召喚した直後のことだろう。
あの時、エビル・デーモンのフィールドにあった魔法・罠カードだけで《真紅眼の凶雷皇ーエビル・デーモン》を遥かに上回る攻撃力に到達していたにも関わらず、ユウゴはさらに《増殖》を伏せた。
それは《エクストリーム・ミスティック・ドラゴン》の攻撃力は4300ではなく、4900である必要があったからだ。攻撃力4300のままでは《真紅眼の凶雷皇ーエビル・デーモン》を撃破してもエビル・デーモンのLPを2300までしか削れない。《ブラック・マジシャン・ガール》の攻撃で止めを刺すには、それでは足りなかったのだ。
『貴様……ッ!そこまで計算して……ッ!』
全てはユウゴの戦略だった。
最初からユウゴはエビル・デーモンの消滅など考えてはいない。ユウゴの戦略の肝はあくまでLPを削りきってデュエルに勝利することだったのだ。
「マナが最初に言ってただろう。俺達の目的はアンタの消滅じゃあない。アンタを屈服させることなんだって。だから俺はデュエルでアンタに勝つ!!」
『く……ッ!』
エビル・デーモンにはもはやできることはなかった。
そして悟る。ユウゴを小僧だと侮っていたことを。強化された《真紅眼の凶雷皇ーエビル・デーモン》を攻略などできないと侮っていた。《ヘイト・バスター》を防ぐ手立てなどないと侮っていた。
もはやユウゴはたった1枚やそこらの妨害で止まるデュエリストではなかったのだ。
それは奇しくも最初の《真紅眼の凶雷皇ーエビル・デーモン》の攻撃の際、ユウゴが悟った後悔と同じ類いのものだった。
「《ブラック・マジシャン・ガール》でダイレクトアタック!!“ 黒・魔・導・ 爆・裂・破(ブラック・バーニング)”!!」
マナが杖をエビル・デーモンに向け、魔力を集中させる。
エビル・デーモンは抵抗しない。
逆にどこか清々しい気持ちですらあった。
『フン……認めよう、儂の完敗だ。やるが良い!』
マナが最後の攻撃を放つ。
『これで、けっっちゃ~く!!』
マナの魔力がエビル・デーモンの眼前で炸裂した。
エビル・デーモン/LP1700→0
この瞬間、このデュエルはユウゴの勝利が確定した。
いや、それだけではない。
その圧倒的な破壊力は、デュエルの舞台となっている土手の大半を削り取り、草木を薙ぎ倒し地面を大きく抉っていた。
「なんという威力だ……」
それは守護官として幾度ものデュエルを経験しているはずのアスナをも唸らせるほどだ。
ユウゴのLPは残り400。体は満身創痍。
ほとんど気力だけでデュエルを続けているユウゴに、攻撃に割けるだけの魔力は残っていないだろう。
にも関わらずこの威力。周りから魔力を奪って自らの力にするという《エクストリーム・ミスティック・ドラゴン》の能力は伊達ではない。
アスナは未だ爆煙の晴れぬエビル・デーモンのフィールドを見やる。
数字の上では、今の一撃でもエビル・デーモンのLPはまだ残っているはずだ。だが、この威力を見れば例えLPが残っていようともデュエルの続行は不可能だろう。跡形もなく吹き飛んでいたとしても不思議ではない。
一方でユウゴも両手を膝につき、荒い息を吐いている。
もう立っているのも相当キツいのだろう。体中流れるような汗でびっしょり。シャツも透けて肌に張り付いている。
だがユウゴは勝ったーー。
これで終わったのだーー。
そんなユウゴを労おうとアスナが駆け寄ろうとした、その時ーー
エビル・デーモンのフィールドを覆っていた爆煙が爆ぜるようにして吹き飛んだ。
「馬鹿な……ッ!」
アスナが目を見開く。
『ぬううぅぅぅぅ……』
煙の中からぬっと現れ出でた巨体が唸る。
アレを喰らって生きているというのかーー。
アスナは未だ対峙したことのない上級精霊の生命力の強さに舌を巻く。
「やっぱりアレだけじゃ終わっちゃくれないよな」
ユウゴも顔を上げて呆れた様子を見せた。
半ば予想していたとは言え、本当に人間と精霊の身体構造の違いに文句を言いたくなる。
しかしその呆れたタフネスの持ち主ーーエビル・デーモンもやはりタダでは済まなかったようだ。
《エクストリーム・ミスティック・ドラゴン》の攻撃は《真紅眼の凶雷皇ーエビル・デーモン》を消滅させただけではなく、エビル・デーモンの体にも確かなダメージを刻みつけていた。外骨格はひび割れ、筋肉は引きちぎれ、血と焦げ跡に体は塗りつぶされ、今なお煙があちらこちらで燻っている。
エビル・デーモン/LP3800→1700
体だけではない。
LPも大きく削り取られた。
しかしーー
『ぐぬぅ……流石の儂も今のは死ぬかと思うたわ。だが儂はまだ生きておる。ライフもまだ残っておるぞ。やはり最後に勝つのは、この儂だったようだな』
ユウゴは乾坤一擲、エビル・デーモンに大ダメージを与えLPも大幅に削った。
しかしそれは言い換えれば、エビル・デーモンを仕止めることもLPを0にすることもできなかったということ。
必勝の策だったはずの《ヘイト・バスター》こそ破られはしたが、エビル・デーモンには自分のターンが来れば《エクストリーム・ミスティック・ドラゴン》を葬り、逆にユウゴのLPを0にする自信があった。
ユウゴとはデッキの質も厳しい戦いを制してきた経験も雲泥の差。これはエビル・デーモンが歴然を重ね育んできた絶対の自信だった。
だがーー
「アンタのターンは来ない」
ユウゴは言い切る。
「俺のターンは終わっちゃいない!」
『ーーーー!!』
驚愕に一瞬怯むエビル・デーモン。
だがユウゴは震える手で手札から魔法カードを発動する。
「速攻魔法《マジシャンズ・シフト》!!」
それは《黒魔術の呪文書》のサーチ効果で加えた魔法カード。
「速攻魔法は自分のターンならば任意のタイミングで発動できる魔法カード!もちろんそれはバトルフェイズ中でも有効だ!」
『何を……何をするつもりだァ!!小僧ッ!!』
先程までの自分の勝利を確信しきっていた余裕は一瞬にして消え去っていた。
このデュエルが始まってから初めて、エビル・デーモンの中で戦いの愉悦よりも恐怖が勝る。
「《マジシャンズ・シフト》は自分フィールドの魔法使い族モンスター1体と、手札または墓地に存在するそのモンスター以下のレベルの魔法使い族モンスターとを交換する!!」
『なにィ!?』
《マジシャンズ・シフト》
速効魔法(*オリカ)
(1):自分フィールドの魔法使い族モンスター1体をリリースして発動できる。手札・墓地からリリースしたモンスターのレベル以下のレベルの魔法使い族モンスター1体を選んで特殊召喚する。
ユウゴのフィールドに絶対的な攻撃力と魔力を纏い君臨していた《エクストリーム・ミスティック・ドラゴン》が光の渦となって消える。
これは《マジシャンズ・シフト》発動のコストとして《エクストリーム・ミスティック・ドラゴン》が正当にリリースされたことを示す。
『馬鹿なッ!《エクストリーム・ミスティック・ドラゴン》はドラゴン族モンスターであろう!?』
《マジシャンズ・シフト》発動に必要なのは魔法使い族モンスターのリリース。
見た目からしてドラゴン族としか思えない《エクストリーム・ミスティック・ドラゴン》ではコストとしては不合格のはずだ。
しかしそれはユウゴの不正でもデュエルディスクの故障でもない。
「これも《エクストリーム・ミスティック・ドラゴン》の効果さ。《エクストリーム・ミスティック・ドラゴン》はフィールド・墓地では魔法使い族モンスターとしても扱うんだよ」
ユウゴの反論にエビル・デーモンが歯噛みする。
何故だか分からないが全ての状況がユウゴに利するよう動いているかのようにすら感じる。
いや、実際にそうなのかもしれない。
運が良いと言ってしまえばそれまでだが、デュエルでの運は魔力で引き寄せるものだ。それにおそらくこれはただの運ではない。
「リリースされた《エクストリーム・ミスティック・ドラゴン》のレベルは8。よって俺は手札または墓地のレベル8以下の魔法使い族モンスターを特殊召喚できる。俺が特殊召喚するのは、もちろん墓地の《ブラック・マジシャン・ガール》!!三度現れろ、マナ!!」
《エクストリーム・ミスティック・ドラゴン》が渦となって消えた光の中から、マナが三度目となる召喚を果たした。
『マナちゃんまたまた登場~♪』
ブラック・マジシャン・ガール/攻2000
「バトルフェイズ中に攻撃表示で特殊召喚されたモンスターはそのバトルフェイズ中にも攻撃が可能!」
エビル・デーモンの残りLPは1700。対するマナの攻撃力は2000。
エビル・デーモンを守るカードがない以上、このマナの直接攻撃は防げない。
『あの時ーー意味のないカードを伏せてまで《エクストリーム・ミスティック・ドラゴン》の攻撃力を上げたのは、全てこのためだったのか。貴様の狙いは最初から《エクストリーム・ミスティック・ドラゴン》で儂を消滅させることではなく、この状況を作り上げることだったのか……!』
エビル・デーモンの言っているのは《エクストリーム・ミスティック・ドラゴン》を融合召喚した直後のことだろう。
あの時、エビル・デーモンのフィールドにあった魔法・罠カードだけで《真紅眼の凶雷皇ーエビル・デーモン》を遥かに上回る攻撃力に到達していたにも関わらず、ユウゴはさらに《増殖》を伏せた。
それは《エクストリーム・ミスティック・ドラゴン》の攻撃力は4300ではなく、4900である必要があったからだ。攻撃力4300のままでは《真紅眼の凶雷皇ーエビル・デーモン》を撃破してもエビル・デーモンのLPを2300までしか削れない。《ブラック・マジシャン・ガール》の攻撃で止めを刺すには、それでは足りなかったのだ。
『貴様……ッ!そこまで計算して……ッ!』
全てはユウゴの戦略だった。
最初からユウゴはエビル・デーモンの消滅など考えてはいない。ユウゴの戦略の肝はあくまでLPを削りきってデュエルに勝利することだったのだ。
「マナが最初に言ってただろう。俺達の目的はアンタの消滅じゃあない。アンタを屈服させることなんだって。だから俺はデュエルでアンタに勝つ!!」
『く……ッ!』
エビル・デーモンにはもはやできることはなかった。
そして悟る。ユウゴを小僧だと侮っていたことを。強化された《真紅眼の凶雷皇ーエビル・デーモン》を攻略などできないと侮っていた。《ヘイト・バスター》を防ぐ手立てなどないと侮っていた。
もはやユウゴはたった1枚やそこらの妨害で止まるデュエリストではなかったのだ。
それは奇しくも最初の《真紅眼の凶雷皇ーエビル・デーモン》の攻撃の際、ユウゴが悟った後悔と同じ類いのものだった。
「《ブラック・マジシャン・ガール》でダイレクトアタック!!“ 黒・魔・導・ 爆・裂・破(ブラック・バーニング)”!!」
マナが杖をエビル・デーモンに向け、魔力を集中させる。
エビル・デーモンは抵抗しない。
逆にどこか清々しい気持ちですらあった。
『フン……認めよう、儂の完敗だ。やるが良い!』
マナが最後の攻撃を放つ。
『これで、けっっちゃ~く!!』
マナの魔力がエビル・デーモンの眼前で炸裂した。
エビル・デーモン/LP1700→0
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154 | 第4話更新のお知らせ | 1416 | 1 | 2016-12-12 | - |
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コメントありがとうございます!やはり反応があるとやる気が出ます!
主人公のパラダイム・シフトは王道ですが、やはり物語には必要ですよね。最後をブラマジカールで決めたのはこの作品の核である精霊との絆を際立たせたつもりなんですが、上手くいったのかどうなのか苦笑
なかなか閲覧数が伸びなくて、この1つのデュエルをじっくり描いていく書き方があまり歓迎されないのかなと不安でもありますが、こうして褒めていただくと励みになります。稚拙な物語ではありますが、これからもよろしくお願いします。 (2016-10-03 06:40)