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第1話:俺の名は『ユウヒ』!! 作:氷色
真っ黒なハイウェイを一台のバイクが疾走していく。
赤いヘルメット、赤いライダーススーツ、赤い車体。上から下まで赤一色に染め上げられたその姿は、冷え始めた夕暮れの空気を切り裂くように赤い残像を引きづりながら黒いアスファルトを滑っていく。まるで真っ赤な流星だ。
周りに他の車の姿は一台もない。
真っ直ぐに伸びた無人のハイウェイを独り占め。日本のバイク乗りなら泣いて喜ぶかもしれない。
だがそのバイクの運転手は泣いてもいないし、喜んでもいなかった。
右目にだけ星形マークのあるゴーグルに守られた双眸は、ただ真っ直ぐに進行方向を見つめたまま。表情も固い。
そんな“彼”の耳に不意に女の声が木霊した。
『もうそろそろ到着ですかぁ?』
たった今まで寝てましたという感じの眠そうな甘ったるい声。
しかし叩きつけるような風音にも関わらず、その声ははっきりと彼の耳を打った。
不思議なのはそれだけではない。
そのバイクに乗っているのは彼だけ。後ろに女を乗せているわけではない。だがその甘い声は確かに彼の耳元で囁かれた。
「ああ、もうすぐ到着だ」
彼がそう答えてやると、その声は『そうですかぁ』とどことなく儚げに返す。
『見つかると良いですねぇ、“三人目”』
「必ず見つけるさ」
彼がグリップを握る手に力を込める。
その眼に宿る決意の色を見れば解る。それは希望ではなく、誓いの言葉。
かっこつけたつもりはないが、それでもその声の持ち主には堪らないものがあったらしい。声が蕩ける。
『流石はマナのマスターですぅ~。かっこいいですぅ、シビレルぅ~♪』
そんな彼女を半ば無視して、彼が顔を上げる。
「見えたぞ。あれが“王都”だ」
バイクが走るハイウェイの先に、きらびやかな光を放つ街が見えてきた。
彼の胸が高鳴る。
しかしこれは新天地に対する期待にではない。磁石のように引き合うような、それでいて反発し合うような、不思議な感覚。まるで魂が仲間を見つけて共鳴しているかのようだ。
「いる。感じるぞ。この街に俺達が探しているヤツが、必ずいる」
『ホントですかッ!? じゃあお師匠様も見つかるかもですねッ!』
「ああ、全ての始まりの街ーー王都。全てのものはここに集まってくる。ここならきっと探しているものが見つかるはずだぜ!」
『そうと解ればアクセル全開ですぅマスター! レッツゴーですぅ!!』
彼女が上げた嬌斉に煽られるように彼はアクセルを吹かした。
赤い流星は唸りを上げてそのスピードを更に上げる。赤い尾を引き、燃え尽きるほどの熱量で冷たい風を焼きながら、目指すべき地へとこの数奇な運命を持つ少年を運ぶために。
*
ーー王都。
“この世界”で最も長い歴史を誇る街であり、最大人口の街でもある。
王都という呼ばれ方をしているが、別にこの国は王政ではない。
にも関わらずこの街が王都と呼ばれているのは、過去この街で行われたデュエルの大会に於いて初代“決闘王”が誕生したためだ。彼のあまりにかけ離れたその強さに、彼を信奉する者は今でも多く、そういう者達にとっては彼が生誕したこの地はまさに聖地ということになる。そのため他の街と区別する“王(の生まれた)都”という名が定着したわけだ。
王都は、南西にある湾を含めれば円状の街である。23の区に分けられており、それぞれに区長が置かれ自治されている。中央に行くほど経済的に発展した都市となり、外側の区に住宅地が多く人口もそれに比例している。
そしてその23の区の一つーー“童実野区”に、彼女はいた。
「ずいぶん遅くなっちゃったな」
学校終わりに少しだけ、と買い物をするつもりで繁華街に来ていたのだが、気付けば外は暗くなり始めていた。少し買い物に夢中になりすぎてしまったらしい。
茶色のショートヘアに眼鏡姿。身長は普通だが、スカートから伸びる足は長くスタイルは抜群だ。その肢体を包むのは学校指定の制服で、その胸元は中から大きく押し上げられている。
「またヒビキ先生に怒られちゃう」
門限が特別厳しいわけではないが、女子の夜間の一人での外出は心配をかけてしまう。
急いで帰ろうと歩き出したところで、彼女は不意に呼び止められた。
「キミ!そこの眼鏡のキミ!」
振り返ると、爽やかな感じの青年がこちらを見ていた。
着ている制服は近くの私立高のもの。お金持ちの家の子が多いとして有名な高校である。
「私……ですか?」
「そうそう」
反応するとにこりと笑う。
「キミ、さっきカードショップにいたよね?」
言われて彼女の顔が赤くなる。
見られていた、と意識すると恥ずかしいものがある。
何しろ彼女はそのカードショップで安いカードばかりをチェックして回っていたのだ。
デュエルに使用するカードは一般に流通している。パック販売もあるし、デュエリストが売った中古カードのシングル販売もある。しかし当然ながら強力な効果を持つカードは高価で、とても高校生の所持金で買えるものではない。
パック販売のものは手が出ないというほど高価ではないが、中身が分からないため自分のデッキに合うかどうかは運に委ねるしかない。
だから彼女のようにお金に余裕のないデュエリストは安いカードの中から自分のデッキに合うカードを探すしかないのだ。
それ自体は仕方のないことではあるのだが、それを誰かに見られていたと思うと、まるで浅ましい行為を見られていたようで顔から火が出るようだ。
「それ童実野高の制服だよね。区立の」
訊かれたので素直に頷く。
確かに彼女は童実野区立童実野高校の生徒であり、着ているのもその制服だ。
しかしわざわざ「区立の」と付ける彼の言い方にムッとする。まるで私立高に通う彼よりこちらの方が下と言わんばかりだ。
反応が思わしくないのを察したのか、彼は明らかな営業スマイルをこちらに向ける。
「実はボク、こないだレート6のモンスターを討伐したんだよね。で、結構なレアカードを手に入れちゃったんだけど、これがあんまりボクのデッキに合わなくてさ。誰かトレードしてくれる相手を探してたんだけど、偶然カードショップでキミを見掛けて、キミにならある程度都合を付けてトレードしてもいいかなって思って。よかったらそこのカフェにでも入って相談しない?」
矢継ぎ早の台詞。
レート6のモンスターを倒したというのが本当なら確かにすごい。かなりの大物だ。彼の言う通り、結構なレアカードを手にすることもできるだろう。
だがーー
「ごめんなさい。今ちょっと急いでるんです」
「そんなこと言わずにさ、ほんのちょっとだけだからーー」
先を急ごうとすると、その腕を掴まれた。
反射的に振りほどこうとした、その時だーー。
轟音と共に近くで悲鳴が上がった。
二人ともそちらを振り向く。
そこには絶望的な光景が広がっていた。
「嘘だろ…」
彼が思わずそうこぼした。
二人からほんの少しだけ離れた場所には、絶望が仁王立ちしていた。
“それ”はおよそ5メートル程もある巨体。人型ではあるものの、人ではありえないおぞましい姿。
端的に表すならばーー
「ーー悪魔」
頭には山羊のような巨大な角。顔や身体には体皮がなく、骨格が剥き出し。それを繋ぐ筋肉は赤く、ぬめりを帯びて脈動している。眼球のあるはずの場所には真紅のおぼろ気な光が灯るだけで、周りが見えているのかも分からない。
しかしその顔がぎろりという風に辺りを見回した。
同時にそこに居合わせた人々の中から悲鳴が上がった。
人とも獣とも違う、身体に絡み付くような濃密な臭気が鼻につき胃の内容物を押し上げてくる。
身体が押し潰されそうな感覚。悪魔から感じられる重圧は圧倒的に本物だった。
この非現実的な存在から放たれる圧倒的な存在感は明らかに下級レベルのモンスターのものではない。
それはデュエリストでなくともーーたまたまそこにいただけの一般人にも解った。
『《魔力》が足りぬ…』
何処からともなく響いてくる声。地の底から震えてきたような低い声質。それはこの悪魔のものに他ならない。
『貴様らの《魔力》を頂くとしよう』
そう言って悪魔は嗤ったような気がした。
瞬間、肝を握られたように動けなかった人々が盛大な悲鳴を上げ、一気に動き出す。その場は一瞬にしてパニックになった。
悪魔の放った言葉が明確な恐怖となって人々の冷静な思考を絡めとる。
我先にと逃げ出そうとする人々。すぐにそれは人の波となり、道を押し流そうとうねりを上げた。もはやそれに大人子供男女の違いなどなく、人が人を押し退け押し潰しの阿鼻叫喚。
「うわうわうわ……」
彼女の腕を掴んだままの彼もまた既にパニックの中にあった。
その様子に、あの悪魔に立ち向かうだけの余裕はない。やはりどうやら先程の「レベル6のモンスターを倒した」という話は作り話だったらしい。
「うわぁーーーー!!」
先程は彼女の方が払おうとしていた手で、今度は彼女の方が払われた。そのまま押し退けられ、彼が人の波の中に逃げていく。
バランスを崩された彼女は波に飲まれ、もみくちゃになった。
「ちょ、やめ、痛っーー」
すぐに前後不覚に陥った彼女が必死でもがく。
しかし人は次から次へと押し寄せ、それに抗うことはできない。
あれよあれよという間に流され、なんとか波から脱出できた時、眼前にはあの悪魔がいた。
「きーー」
真紅の瞳が彼女を見下ろしていた。
ヤバイーー。
脳が身体が本能的に全開でアラートを喚き散らしていた。
なのに彼女の口は悲鳴を上げることもできず、身体は動くことを拒否する。彼女は何もできず、その場にぺたんとへたりこんでしまった。
悪魔が人の身体程もありそうなその手をゆっくりと彼女に伸ばした。
この手に掴まれればもうそこで全てが終わる。それは分かるのに、逃げようとしてももう足が言うことを聞かなかった。できるのは、ただ尻を擦って僅かに後退りすることだけ。
しかし、今にもその手が彼女に触れようとしたその時、バチッと大きな音がしてその手が弾かれた。
『ぬぅ……』
見ると、彼女と悪魔との間に半透明の壁ができていた。
いや、それは壁ではない。悪魔を内側に、彼女を外側にと隔てるドーム状の力場がそこに出現していた。
「これってーー」
それは彼女にとっては見覚えのあるものだ。
「アクションフィールドを展開したーー」
男の声がした。
悪魔の背後、そこにこちらに歩み寄る少年の姿。
その腕にはこれも見覚えのある機械が装着されている。
「ーーこれでもうお前は逃げられない」
赤いキャップに右目側だけに星形のマークが入ったゴーグル、赤いジャケットを羽織っている。
背は男性にしては少し小柄だが、この悪魔と対峙しているにも関わらずその表情には微塵の怖れもない。
『デュエルディスク……。貴様、デュエリストか?』
「まぁね」
悪魔の問いに少年は肩を竦めるようにしてへらりと笑う。
そのままスタスタと近寄り、悪魔を素通りすると彼女の前にしゃがみこんだ。
「キミ、大丈夫?」
こちらを安心させるためだろうか、にっこりと笑顔を見せる。
こうして見ると、やはり少年だ。たぶん彼女と同じくらいの歳だろう。
その邪気のない笑みに、思わず彼女は頷いていた。
『大丈夫?じゃないですよぅマスター! 実はこんなギリギリじゃなくてもうちょっと早く助けられたでしょぅ?』
少年の肩口に浮遊している少女が、彼をたしなめるように口を尖らす。
「演出だよ、演出。その方が劇的で盛り上がるだろ?」
『分かってますよぅマスター。この子がちょっと可愛いもんだからカッコつけたんですよねぇ。マスターがそんなだからカードゲームもできるギャルゲーとか言われるんですよぅ』
「何の話だよ!! 人をジゴロみたいに言うな!!」
全く空気を読むことなく漫才のようなやり取りを始める二人。
少女は露出度の高い魔法少女ものアニメコスプレのようなワンピースミニドレスに身を包み、手には短めの魔法の杖らしきものを握っている。帽子も魔女や魔法使いが被っていそうなとんがり帽子をオマージュしたような作りだ。
その衣装も相まってか綺麗というよりは可愛らしい印象。少なくとも見た目の年齢はこちらも彼女と同年代くらいだろう。大きく愛嬌のある瞳が少し幼さを感じさせるが、それに反して豊かな胸がドレスの上からこぼれ落ちそうになっている。
「まさか……精霊……?」
少なくとも彼女はこれまでの人生で空を飛べる人間を見たことはない。
では目の前で浮遊するこの魔法少女は何なのかと考えた時に、導き出せる答えはこれしかなかった。
『え、もしかしてマナのこと、見えてますぅ?』
自分の姿が見えているらしき彼女の反応に、マナと名乗る少女が目を丸くする。
彼女が頷いてみせると、少年の方は少し哀しいような顔をした。
「てことは、キミも“漂流者”か……」
「漂流者?」
「いやこっちの話」
よく分からないやり取りに彼女の思考は付いていけない。
『で、でも王都に着いて早々にマナを見れる人が見つかるなんてツイてますよねマスター! これなら“三人目”もお師匠様もきっとすぐに見つかりますよぅ!』
まるでフォローするようなマナの言葉。
その気遣いを感じ取ったのか、少年も顔に笑顔を取り戻す。
「そうだな……。うん、そうだよ! 落ち込んでられる状況でもないしな」
そう言うと顔を上げて、こちらの様子を窺っているらしい悪魔へと視線を向ける。
あ、状況は一応分かってるんだーー。
何故か彼女の方が安心する。
少年が立ち上がり、悪魔の方へと歩いていく。
その後ろ姿に、彼女は思いきって声をかけた。
「あ、あの! 私『真崎 杏里(マサキ アンリ)』って言います! 貴方はッ!?」
すると少年は振り返り、またにっこりとキラースマイルを向けた。
「俺はユウヒ! 『斯波 遊飛(コナミ ユウヒ)』だ! ちゃちゃっと片付けちゃうから、ちょっと待っててくれよアンリ!」
コナミ……ユウヒ……。
頭の中で反芻してみる。
初対面の人にいきなりファーストネームで呼ばれたのは初めてだ。
でも不思議と嫌ではない。
ユウヒの持つ雰囲気のせいだろうか?
初対面なのだが、なんだか前から知り合いだったかのような不思議な安心感を抱いてしまう少年だ。たぶん相手の心にするりと入っていくのが上手いのだろう。稀有な才能だと思う。
だけどそれとデュエルとは全く別の話だ。
あの悪魔はたぶんレベル5以上の上級モンスターに間違いない。その強さは折り紙つき。並のデュエリストでは手も足も出ないだろう。
そんな相手に笑顔でデュエルを挑めるなんて、余程腕に自信があるか、それとも身の程知らずの馬鹿か。
しかしアンリには確信があった。
彼は決して後者ではない。根拠はないが、何故か不思議とそう信じられる。
お願い、勝ってーー。
そう祈るように、アンリは手を組んで瞳を閉じた。
*
赤いヘルメット、赤いライダーススーツ、赤い車体。上から下まで赤一色に染め上げられたその姿は、冷え始めた夕暮れの空気を切り裂くように赤い残像を引きづりながら黒いアスファルトを滑っていく。まるで真っ赤な流星だ。
周りに他の車の姿は一台もない。
真っ直ぐに伸びた無人のハイウェイを独り占め。日本のバイク乗りなら泣いて喜ぶかもしれない。
だがそのバイクの運転手は泣いてもいないし、喜んでもいなかった。
右目にだけ星形マークのあるゴーグルに守られた双眸は、ただ真っ直ぐに進行方向を見つめたまま。表情も固い。
そんな“彼”の耳に不意に女の声が木霊した。
『もうそろそろ到着ですかぁ?』
たった今まで寝てましたという感じの眠そうな甘ったるい声。
しかし叩きつけるような風音にも関わらず、その声ははっきりと彼の耳を打った。
不思議なのはそれだけではない。
そのバイクに乗っているのは彼だけ。後ろに女を乗せているわけではない。だがその甘い声は確かに彼の耳元で囁かれた。
「ああ、もうすぐ到着だ」
彼がそう答えてやると、その声は『そうですかぁ』とどことなく儚げに返す。
『見つかると良いですねぇ、“三人目”』
「必ず見つけるさ」
彼がグリップを握る手に力を込める。
その眼に宿る決意の色を見れば解る。それは希望ではなく、誓いの言葉。
かっこつけたつもりはないが、それでもその声の持ち主には堪らないものがあったらしい。声が蕩ける。
『流石はマナのマスターですぅ~。かっこいいですぅ、シビレルぅ~♪』
そんな彼女を半ば無視して、彼が顔を上げる。
「見えたぞ。あれが“王都”だ」
バイクが走るハイウェイの先に、きらびやかな光を放つ街が見えてきた。
彼の胸が高鳴る。
しかしこれは新天地に対する期待にではない。磁石のように引き合うような、それでいて反発し合うような、不思議な感覚。まるで魂が仲間を見つけて共鳴しているかのようだ。
「いる。感じるぞ。この街に俺達が探しているヤツが、必ずいる」
『ホントですかッ!? じゃあお師匠様も見つかるかもですねッ!』
「ああ、全ての始まりの街ーー王都。全てのものはここに集まってくる。ここならきっと探しているものが見つかるはずだぜ!」
『そうと解ればアクセル全開ですぅマスター! レッツゴーですぅ!!』
彼女が上げた嬌斉に煽られるように彼はアクセルを吹かした。
赤い流星は唸りを上げてそのスピードを更に上げる。赤い尾を引き、燃え尽きるほどの熱量で冷たい風を焼きながら、目指すべき地へとこの数奇な運命を持つ少年を運ぶために。
*
ーー王都。
“この世界”で最も長い歴史を誇る街であり、最大人口の街でもある。
王都という呼ばれ方をしているが、別にこの国は王政ではない。
にも関わらずこの街が王都と呼ばれているのは、過去この街で行われたデュエルの大会に於いて初代“決闘王”が誕生したためだ。彼のあまりにかけ離れたその強さに、彼を信奉する者は今でも多く、そういう者達にとっては彼が生誕したこの地はまさに聖地ということになる。そのため他の街と区別する“王(の生まれた)都”という名が定着したわけだ。
王都は、南西にある湾を含めれば円状の街である。23の区に分けられており、それぞれに区長が置かれ自治されている。中央に行くほど経済的に発展した都市となり、外側の区に住宅地が多く人口もそれに比例している。
そしてその23の区の一つーー“童実野区”に、彼女はいた。
「ずいぶん遅くなっちゃったな」
学校終わりに少しだけ、と買い物をするつもりで繁華街に来ていたのだが、気付けば外は暗くなり始めていた。少し買い物に夢中になりすぎてしまったらしい。
茶色のショートヘアに眼鏡姿。身長は普通だが、スカートから伸びる足は長くスタイルは抜群だ。その肢体を包むのは学校指定の制服で、その胸元は中から大きく押し上げられている。
「またヒビキ先生に怒られちゃう」
門限が特別厳しいわけではないが、女子の夜間の一人での外出は心配をかけてしまう。
急いで帰ろうと歩き出したところで、彼女は不意に呼び止められた。
「キミ!そこの眼鏡のキミ!」
振り返ると、爽やかな感じの青年がこちらを見ていた。
着ている制服は近くの私立高のもの。お金持ちの家の子が多いとして有名な高校である。
「私……ですか?」
「そうそう」
反応するとにこりと笑う。
「キミ、さっきカードショップにいたよね?」
言われて彼女の顔が赤くなる。
見られていた、と意識すると恥ずかしいものがある。
何しろ彼女はそのカードショップで安いカードばかりをチェックして回っていたのだ。
デュエルに使用するカードは一般に流通している。パック販売もあるし、デュエリストが売った中古カードのシングル販売もある。しかし当然ながら強力な効果を持つカードは高価で、とても高校生の所持金で買えるものではない。
パック販売のものは手が出ないというほど高価ではないが、中身が分からないため自分のデッキに合うかどうかは運に委ねるしかない。
だから彼女のようにお金に余裕のないデュエリストは安いカードの中から自分のデッキに合うカードを探すしかないのだ。
それ自体は仕方のないことではあるのだが、それを誰かに見られていたと思うと、まるで浅ましい行為を見られていたようで顔から火が出るようだ。
「それ童実野高の制服だよね。区立の」
訊かれたので素直に頷く。
確かに彼女は童実野区立童実野高校の生徒であり、着ているのもその制服だ。
しかしわざわざ「区立の」と付ける彼の言い方にムッとする。まるで私立高に通う彼よりこちらの方が下と言わんばかりだ。
反応が思わしくないのを察したのか、彼は明らかな営業スマイルをこちらに向ける。
「実はボク、こないだレート6のモンスターを討伐したんだよね。で、結構なレアカードを手に入れちゃったんだけど、これがあんまりボクのデッキに合わなくてさ。誰かトレードしてくれる相手を探してたんだけど、偶然カードショップでキミを見掛けて、キミにならある程度都合を付けてトレードしてもいいかなって思って。よかったらそこのカフェにでも入って相談しない?」
矢継ぎ早の台詞。
レート6のモンスターを倒したというのが本当なら確かにすごい。かなりの大物だ。彼の言う通り、結構なレアカードを手にすることもできるだろう。
だがーー
「ごめんなさい。今ちょっと急いでるんです」
「そんなこと言わずにさ、ほんのちょっとだけだからーー」
先を急ごうとすると、その腕を掴まれた。
反射的に振りほどこうとした、その時だーー。
轟音と共に近くで悲鳴が上がった。
二人ともそちらを振り向く。
そこには絶望的な光景が広がっていた。
「嘘だろ…」
彼が思わずそうこぼした。
二人からほんの少しだけ離れた場所には、絶望が仁王立ちしていた。
“それ”はおよそ5メートル程もある巨体。人型ではあるものの、人ではありえないおぞましい姿。
端的に表すならばーー
「ーー悪魔」
頭には山羊のような巨大な角。顔や身体には体皮がなく、骨格が剥き出し。それを繋ぐ筋肉は赤く、ぬめりを帯びて脈動している。眼球のあるはずの場所には真紅のおぼろ気な光が灯るだけで、周りが見えているのかも分からない。
しかしその顔がぎろりという風に辺りを見回した。
同時にそこに居合わせた人々の中から悲鳴が上がった。
人とも獣とも違う、身体に絡み付くような濃密な臭気が鼻につき胃の内容物を押し上げてくる。
身体が押し潰されそうな感覚。悪魔から感じられる重圧は圧倒的に本物だった。
この非現実的な存在から放たれる圧倒的な存在感は明らかに下級レベルのモンスターのものではない。
それはデュエリストでなくともーーたまたまそこにいただけの一般人にも解った。
『《魔力》が足りぬ…』
何処からともなく響いてくる声。地の底から震えてきたような低い声質。それはこの悪魔のものに他ならない。
『貴様らの《魔力》を頂くとしよう』
そう言って悪魔は嗤ったような気がした。
瞬間、肝を握られたように動けなかった人々が盛大な悲鳴を上げ、一気に動き出す。その場は一瞬にしてパニックになった。
悪魔の放った言葉が明確な恐怖となって人々の冷静な思考を絡めとる。
我先にと逃げ出そうとする人々。すぐにそれは人の波となり、道を押し流そうとうねりを上げた。もはやそれに大人子供男女の違いなどなく、人が人を押し退け押し潰しの阿鼻叫喚。
「うわうわうわ……」
彼女の腕を掴んだままの彼もまた既にパニックの中にあった。
その様子に、あの悪魔に立ち向かうだけの余裕はない。やはりどうやら先程の「レベル6のモンスターを倒した」という話は作り話だったらしい。
「うわぁーーーー!!」
先程は彼女の方が払おうとしていた手で、今度は彼女の方が払われた。そのまま押し退けられ、彼が人の波の中に逃げていく。
バランスを崩された彼女は波に飲まれ、もみくちゃになった。
「ちょ、やめ、痛っーー」
すぐに前後不覚に陥った彼女が必死でもがく。
しかし人は次から次へと押し寄せ、それに抗うことはできない。
あれよあれよという間に流され、なんとか波から脱出できた時、眼前にはあの悪魔がいた。
「きーー」
真紅の瞳が彼女を見下ろしていた。
ヤバイーー。
脳が身体が本能的に全開でアラートを喚き散らしていた。
なのに彼女の口は悲鳴を上げることもできず、身体は動くことを拒否する。彼女は何もできず、その場にぺたんとへたりこんでしまった。
悪魔が人の身体程もありそうなその手をゆっくりと彼女に伸ばした。
この手に掴まれればもうそこで全てが終わる。それは分かるのに、逃げようとしてももう足が言うことを聞かなかった。できるのは、ただ尻を擦って僅かに後退りすることだけ。
しかし、今にもその手が彼女に触れようとしたその時、バチッと大きな音がしてその手が弾かれた。
『ぬぅ……』
見ると、彼女と悪魔との間に半透明の壁ができていた。
いや、それは壁ではない。悪魔を内側に、彼女を外側にと隔てるドーム状の力場がそこに出現していた。
「これってーー」
それは彼女にとっては見覚えのあるものだ。
「アクションフィールドを展開したーー」
男の声がした。
悪魔の背後、そこにこちらに歩み寄る少年の姿。
その腕にはこれも見覚えのある機械が装着されている。
「ーーこれでもうお前は逃げられない」
赤いキャップに右目側だけに星形のマークが入ったゴーグル、赤いジャケットを羽織っている。
背は男性にしては少し小柄だが、この悪魔と対峙しているにも関わらずその表情には微塵の怖れもない。
『デュエルディスク……。貴様、デュエリストか?』
「まぁね」
悪魔の問いに少年は肩を竦めるようにしてへらりと笑う。
そのままスタスタと近寄り、悪魔を素通りすると彼女の前にしゃがみこんだ。
「キミ、大丈夫?」
こちらを安心させるためだろうか、にっこりと笑顔を見せる。
こうして見ると、やはり少年だ。たぶん彼女と同じくらいの歳だろう。
その邪気のない笑みに、思わず彼女は頷いていた。
『大丈夫?じゃないですよぅマスター! 実はこんなギリギリじゃなくてもうちょっと早く助けられたでしょぅ?』
少年の肩口に浮遊している少女が、彼をたしなめるように口を尖らす。
「演出だよ、演出。その方が劇的で盛り上がるだろ?」
『分かってますよぅマスター。この子がちょっと可愛いもんだからカッコつけたんですよねぇ。マスターがそんなだからカードゲームもできるギャルゲーとか言われるんですよぅ』
「何の話だよ!! 人をジゴロみたいに言うな!!」
全く空気を読むことなく漫才のようなやり取りを始める二人。
少女は露出度の高い魔法少女ものアニメコスプレのようなワンピースミニドレスに身を包み、手には短めの魔法の杖らしきものを握っている。帽子も魔女や魔法使いが被っていそうなとんがり帽子をオマージュしたような作りだ。
その衣装も相まってか綺麗というよりは可愛らしい印象。少なくとも見た目の年齢はこちらも彼女と同年代くらいだろう。大きく愛嬌のある瞳が少し幼さを感じさせるが、それに反して豊かな胸がドレスの上からこぼれ落ちそうになっている。
「まさか……精霊……?」
少なくとも彼女はこれまでの人生で空を飛べる人間を見たことはない。
では目の前で浮遊するこの魔法少女は何なのかと考えた時に、導き出せる答えはこれしかなかった。
『え、もしかしてマナのこと、見えてますぅ?』
自分の姿が見えているらしき彼女の反応に、マナと名乗る少女が目を丸くする。
彼女が頷いてみせると、少年の方は少し哀しいような顔をした。
「てことは、キミも“漂流者”か……」
「漂流者?」
「いやこっちの話」
よく分からないやり取りに彼女の思考は付いていけない。
『で、でも王都に着いて早々にマナを見れる人が見つかるなんてツイてますよねマスター! これなら“三人目”もお師匠様もきっとすぐに見つかりますよぅ!』
まるでフォローするようなマナの言葉。
その気遣いを感じ取ったのか、少年も顔に笑顔を取り戻す。
「そうだな……。うん、そうだよ! 落ち込んでられる状況でもないしな」
そう言うと顔を上げて、こちらの様子を窺っているらしい悪魔へと視線を向ける。
あ、状況は一応分かってるんだーー。
何故か彼女の方が安心する。
少年が立ち上がり、悪魔の方へと歩いていく。
その後ろ姿に、彼女は思いきって声をかけた。
「あ、あの! 私『真崎 杏里(マサキ アンリ)』って言います! 貴方はッ!?」
すると少年は振り返り、またにっこりとキラースマイルを向けた。
「俺はユウヒ! 『斯波 遊飛(コナミ ユウヒ)』だ! ちゃちゃっと片付けちゃうから、ちょっと待っててくれよアンリ!」
コナミ……ユウヒ……。
頭の中で反芻してみる。
初対面の人にいきなりファーストネームで呼ばれたのは初めてだ。
でも不思議と嫌ではない。
ユウヒの持つ雰囲気のせいだろうか?
初対面なのだが、なんだか前から知り合いだったかのような不思議な安心感を抱いてしまう少年だ。たぶん相手の心にするりと入っていくのが上手いのだろう。稀有な才能だと思う。
だけどそれとデュエルとは全く別の話だ。
あの悪魔はたぶんレベル5以上の上級モンスターに間違いない。その強さは折り紙つき。並のデュエリストでは手も足も出ないだろう。
そんな相手に笑顔でデュエルを挑めるなんて、余程腕に自信があるか、それとも身の程知らずの馬鹿か。
しかしアンリには確信があった。
彼は決して後者ではない。根拠はないが、何故か不思議とそう信じられる。
お願い、勝ってーー。
そう祈るように、アンリは手を組んで瞳を閉じた。
*
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イイネ | タイトル | 閲覧数 | コメ数 | 投稿日 | 操作 | |
---|---|---|---|---|---|---|
112 | 第1話:俺の名は『ユウヒ』!! | 1060 | 6 | 2016-08-27 | - | |
54 | 第2話:デュエル、スタンバイ!! | 875 | 3 | 2016-08-28 | - | |
78 | 第3話:凶雷の魔王 | 906 | 3 | 2016-08-29 | - | |
99 | 第4話:魔術師の共演 その1 | 843 | 1 | 2016-09-02 | - | |
74 | 1-5:終わりの気配(*未修正) | 690 | 1 | 2016-09-03 | - | |
94 | 1-6:襲撃(*未修正) | 791 | 1 | 2016-09-04 | - | |
67 | 1-7:絶望の襲来(*未修正) | 641 | 1 | 2016-09-05 | - | |
112 | 1-8:デュエルモンスターの精霊(*未修 | 874 | 0 | 2016-09-07 | - | |
78 | 1-9:契約の光(*未修正) | 768 | 0 | 2016-09-08 | - | |
82 | 1-10:負けられない(*未修正) | 835 | 0 | 2016-09-08 | - | |
52 | 1-11:二重の策略(*未修正) | 968 | 2 | 2016-09-11 | - | |
55 | 1-12:失責の雷(*未修正) | 799 | 0 | 2016-09-13 | - | |
99 | 1-13:死の中で得るもの(*未修正) | 732 | 2 | 2016-09-13 | - | |
97 | 1-14:反撃の一手(*未修正) | 895 | 4 | 2016-09-14 | - | |
77 | 1-15:渾身の合体魔法(*未修正) | 798 | 1 | 2016-09-15 | - | |
67 | 1-16:晴れぬ雷雲(*未修正) | 773 | 3 | 2016-09-16 | - | |
100 | 1-17:最後の足掻き(*未修正) | 753 | 0 | 2016-09-21 | - | |
61 | 1-18:ユウゴの賭け(*未修正) | 737 | 0 | 2016-09-22 | - | |
85 | 1-19:黒竜降臨(*未修正) | 732 | 1 | 2016-09-28 | - | |
76 | 1-20:“蝕”の黒竜(*未修正) | 760 | 0 | 2016-09-29 | - | |
59 | 1-21:決着(*未修正) | 912 | 2 | 2016-10-01 | - | |
68 | 1-22:監視者 その1(*未修正) | 982 | 6 | 2016-10-06 | - | |
68 | 1-23:監視者 その2(*未修正) | 799 | 3 | 2016-10-08 | - | |
100 | 1-EX:登場人物紹介 その1 | 908 | 0 | 2016-10-09 | - | |
56 | 1-EX:登場オリカ紹介 その1 | 730 | 2 | 2016-10-09 | - | |
71 | 2-1:終わらない悪夢と押し入れの居候 | 863 | 4 | 2016-10-10 | - | |
56 | 2-2:有馬第一高校カードゲーム部 | 1014 | 2 | 2016-10-17 | - | |
83 | 2-3:答えは決まっている | 715 | 4 | 2016-10-21 | - | |
105 | 2-4:転校生は美少女 | 1006 | 4 | 2016-10-26 | - | |
71 | 2-5:アスナの処世術 | 900 | 12 | 2016-10-28 | - | |
92 | 2-6:ランチタイムは美しき監視者と | 756 | 3 | 2016-10-30 | - | |
60 | 2-7:父の形見 | 891 | 8 | 2016-11-03 | - | |
130 | 2-8:真夜中の悲鳴 | 994 | 2 | 2016-11-08 | - | |
90 | 2-9:帝王の降臨 | 940 | 4 | 2016-11-10 | - | |
98 | 2-10:弱者の盾ー「結束の力」 | 899 | 8 | 2016-11-14 | - | |
80 | これまでの感謝と告知 | 733 | 1 | 2016-11-25 | - | |
154 | 第4話更新のお知らせ | 1415 | 1 | 2016-12-12 | - |
更新情報 - NEW -
- 2024/03/23 新商品 QUARTER CENTURY CHRONICLE side:PRIDE カードリスト 追加。
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- 04/27 01:25 評価 8点 《ランタン・シャーク》「小回りの効くレベル4エクシーズ素材。 …
- 04/27 01:18 評価 7点 《ZS-武装賢者》「「ZW」を使う【ホープ】デッキ以外でも特殊…
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- 04/27 00:58 評価 7点 《竜騎士アトリィ》「竜騎士、贖い、黒い鎧、槍使い、背景に月…今…
- 04/27 00:53 評価 10点 《クイーンマドルチェ・ティアラフレース》「相手ターン限定と言…
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- 04/27 00:00 コンプリート評価 ねこーらさん ⭐スターターデッキ強化パック⭐
- 04/26 23:57 評価 3点 《三位一体》「場で発動する効果と墓地で発動する効果の双方とも前…
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遊戯王小説はこれが二作目となります。拙い文章で申し訳ありませんが、長いお付き合いをよろしくお願いします。ぺこり。 (2016-09-05 22:40)
主人公の交代やストーリーの飛躍など、戸惑った方もいらっしゃるかと思いますが、そこは生温かい目で多目に見て下さいますようお願いします。
次回予告
王都に着くや否やいきなり上級モンスターとのデュエルに巻き込まれたユウヒとマナ。
彼らが探しているという“三人目”やお師匠様とは一体!?そしてユウヒのデュエリストとしての実力とは如何程のものなのか!?
いくつもの謎や疑問を纏ったまま、王都でのユウヒの戦いが幕を開ける!!
次回「デュエル、スタンバイ!!」おたのしみ♪ (2016-11-28 20:48)
精神的に余裕のある主人公は見ていて安心感があります! (2016-11-28 23:28)
前作の主人公のユウゴは暗い過去を持ちながらも、逆境に立ち向かっていく所が魅力的でしたが、今作の主人公のユウヒは奔放で精神的に余裕があって頼り甲斐があってとても好感が持てました!
氷色さんがお描きになったそれぞれの作品の主人公の性格が良い感じに対になっていまして素晴らしいと思いました!
マナちゃんもどこか蠱惑的な感じになっていまして、とてもエロかわいかったです!
さて、前作同様エビル・デーモンが敵として立ちはだかりましたが、ユウヒ達がどんな風に撃破するのか、そしてエビル・デーモンは仲間に加わるのか、とても楽しみです!
ちなみに、アンリちゃんのオッPは前作同様おっきいですか?(ゲス顔)
(2016-11-28 23:43)
ビジュアルモデルは、某タッグデュエルゲームの主人公です。名前からもバレバレですかね。
アンリは前回よりも少しだけ気弱感を緩めた感じにしたんですが、どうでしょうか?
ビジュアル的には眼鏡以外は元キャラのままですね。バストサイズは80台後半のEくらいかな笑 (2016-11-29 10:06)
アンリちゃんの性格も程よく弱気で常識人な所が、とても魅力的でした!
何!?アンリちゃんのカップ数は、Fカップではないのか!?(勝鬨感)
アンリちゃんやマナちゃんへのパイタッチも楽しみにしております! (2016-11-29 18:27)