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Episode99:遊弥、復活 作:カズ
「…遊弥、さん?」
レインとのデュエルに勝利したトワの前に現れたのは、二度と目覚めるはずのなかったデュエリスト・藤堂遊弥だった。しかし以前までの彼とは異なり、睡蓮のように赤かった髪色も白銀色に変わっていた。そして外見のみならず、精神面も決戦が始まった時と比べても明らかに達観している様子だった。
昏睡状態だったこの2週間、一体何があったのだろうか。
「一体どうやって……カナタとのデュエルに負けた貴方は、決して目覚めることはなかったはず」
「……紅葉のおかげだ。紅葉が、俺を目覚めさせてくれたんだ」
~1時間前~
葵とのデュエルに勝利した紅葉は、Zオーラを抜かれ昏睡状態となった遊弥を蘇らせるために彼の眠っている病室に来ていた。
「彼にあなたのEオーラを分け与える方法、それは」
「それは……?」
「接吻よ」
「せ、せせ…接吻!?」
「要は人工呼吸よ。簡単でしょ?」
「確かにそうですけど…」
「…?」
「私、まだファーストキスも済ませてなくて……」
「……え?命を懸けられるくらい好きなのに?」
キスも済ませてないという事実にソフィアは目を丸くした。遊弥と紅葉はお互いに想い合っているのだが、ファーストキスはおろか正式な告白さえ済ませていないため「友達以上恋人未満」の関係で止まっている。何事もなければ付き合うはずだったが、呪縛竜決戦が起こってしまい有耶無耶になった。一応、告白「っぽい」イベントなら呪縛竜決戦が始まる1週間前に済ませているのだが、あれを正式なものとしてみなすには些か無理があるだろう。
それでも紅葉はあの日から、自分を顧みず必死で洗脳から救ってくれた遊弥のためなら命すら惜しくないほど好きになった。そんな彼が命の危機にいるというのなら、今度は自分が命を賭す番だ。
「時間がないわ。丁度50%になったら私が教えるから、急いで」
「……はい!」
恥ずかしさから一瞬躊躇したが、遊弥を蘇らせるために紅葉は唇を重ねたのだった。
~~
(…ここは……?)
(そっか。俺、負けたんだっけ)
(真っ暗だ……上下左右も分からねぇ。人が死んだ時って、こういう感覚になるのかな)
(……冗談じゃない。このまま終わるなんて、絶対に嫌だ)
(でも、俺はもう……)
─────み……う…み!
(誰…だ?)
─────お……い、を……て!…み!
(この声…紅葉だ)
─────お願い、目を開けて!遊弥!
(……感じる。俺の中に、紅葉が入ってくるのが分かる)
(何だろう……すごく、安心する)
─────負けないで、遊弥!アンタには皆がついてる。それに何より、私が遊弥の側にいる!!
(そうだ。俺はまだ、戦える!)
(助けるんだ……奏多兄ちゃんを!)
(紅葉、凛、精一さん、命慈さん、花奈……)
(皆だって戦ってるんだ。こんなところで、終われるものか!!)
~~
「っ…」
「!遊弥……っ」
どれだけ唇を重ねていただろうか。丁度50%のEオーラが遊弥の中に入ってから暫くして、それまでずっと昏睡状態だった遊弥が目を覚ました。ようやく聞けた彼の声に、紅葉は大粒の涙を流しながら抱きしめた。
「遊弥のバカ!!もう会えないと思ったじゃないの!うっ…うぅっ…!」
「紅葉、痛い……」
「愛あるハグなんだから、痛がってんじゃないわよっ…!」
紅葉の全体重がかかった抱擁は、衰弱しきっている状態では受け止めきれなかった。しかし紅葉から溢れ出ている想いは、遊弥の中に全部伝わっていた。そんな彼女の気持ちに応えるように優しく頭を撫でた。
遊弥はこの時に敵対しているはずのソフィアがいることに初めて気付いたが、手短とはいえ今までの事情を聴いた彼は自分を救うために紅葉が奮闘していたことに感謝し、上体を起こし弱々しくも精一杯抱擁し返した。
「ありがとう紅葉。俺のこと、助けてくれて。……でも行かなきゃ、トワのところに」
「ダメ!あんた、2週間以上も眠ってたのよ!?そんな状態でデュエルなんてしたら、今度こそ死んじゃう!」
「それでも行くんだ。たった1人の『妹弟子』も救えないで、奏多兄ちゃんを助けられるかよ」
「遊弥……」
「それに、このカードからも伝わってくるんだ。『トワを止めてくれ』って」
トワが袂を分かつ前に遊弥に託していたのは、ある1枚のカードだった。遊弥のデッキとはシナジーがないものの、そのカードにはトワの想いが詰まっている。今の彼女がオーバーハンドレッド・ナンバーズの影響を受けているためその伝播力は弱りつつあるが、その微かな想いに応えないほど遊弥は残忍な人間ではない。
遊弥はそのカードをデッキにしまい、戦うための準備を済ませた。この時、赤かった遊弥の髪色は星屑のような白銀色に変わったのだった。
「じゃあ、行ってくる」
「…絶対、生きて帰ってきてね」
「ああ!」
紅葉との約束も交わし、こうして遊弥はトワの所へとワープしたのだった。
~~
「俺たちはたった2人の兄妹弟子だ。だからこそ、今のお前は俺が止める!」
「今の私は天導さんよりも強いのですよ?その天導さんに無様に負けた貴方が勝てると思っているのですか?」
「…それでも、やってやる!」
「古城奏多の弟子」という運命から巡り合った決闘者、藤堂遊弥と光貞トワ。そんな2人が今、世界の命運を懸けた決闘を始めたのだった。
「「デュエル!!」」
YUMI→LP:8000 手札:5 デッキ:36 Mゾーン:0 M&Tゾーン:0 Fゾーン:0 Pゾーン:0
V S
TOWA→LP:8000 手札:5 デッキ:35 Mゾーン:0 M&Tゾーン:0 Fゾーン:0 Pゾーン:0
~~
2人が戦いを始めようとしたのと同じ頃、ソフィアも他の呪縛竜使いが待っている場所へと戻った。
「…どういうことだ、ソフィア」
「何が?」
「どうして遊弥が目覚めている?まさか君が、何かしたのか?」
「私は何もしてないわ。それとも、彼が蘇ったら不都合なことでもあるの?」
「……」
ソフィアが戻ってくるや否や、奏多は彼女に問い詰めた。彼女が戻ってきたタイミングと遊弥が復活したタイミングが合致しているのだから、疑われても当然だろう。しかしその質問を巧く躱し、逆に奏多が口を噤むことになった。
遊弥は一度勝利した相手なのだから奏多にとって取るに足らない相手のはずだが、今の彼からは別の力を感じられる。その感覚は蘇ってから初めてトワと戦った「あの時」と非常に近しいものだったが、そこを問い詰めてもきっと流されると思い、敢えて聞かなかった。
「それより、貴方も見たでしょ?本当の死因」
「…ああ。おかげで今も頭痛が酷い」
レインとのデュエル中、トワが呼び出した『CNo.107 超銀河眼の時空龍』から放たれた膨大なエネルギーによって奏多の死に際の記憶が呼び起こされた。彼は飛行機のエンジントラブルに巻き込まれて亡くなったのだが、その原因も超銀河眼の時空龍が起こしたタイム・タイラントだった。それによってエンジン部分の時間「だけ」を止め、飛行中に爆発を起こし、奏多を始めその機内に搭乗していた全員が還らぬ人となってしまったのだ。
「皆ももう分かっているはずよ。エースが『死に際に願ったことを叶えるつもりなんかない』ってことを」
「っ…!」
まだアレックスとルーナの記憶は呼び起こされていないが、過呼吸を起こし倒れたままのリリーを見れば2人も気付き始めていた。エースのやろうとしていることは今ある世界の破壊であり、その先に呪縛竜使いの求める願いなど存在しないということを。
しかし今更その事実を知ったところで、呪縛竜がある限りエース達に反旗を翻すことはできない。
「私達が呪縛竜から解放されるためには、霧野命慈みたいに覚醒竜を使ったデュエルで彼らに勝ってもらうしかないみたい」
「まさか……そのために手加減しろ、とでも言うのか?」
「違うわ。寧ろその逆。精一杯の本気でぶつかって、彼らの本気を引き出させるの」
呪縛竜使いの実力は今までの戦いから分かる通り、封印竜使いに勝っている。そんな彼らが再び本気で戦うことは勝利へと直結するためそれこそエースの思う壺なのだが、覚醒竜にはその差を埋められるだけの力を持っている。
生前の経験から八百長を酷く嫌っていたソフィアの提案だからこそ、全員がそれに賛同し、来たる再戦の時に備えようと決意したのだった。
~~
*TURN01
「先攻は私が貰いますわ。『銀河の魔導師』を召喚し、効果発動!1ターンに1度、このカードのレベルを4つ上げます。つまり今、『銀河の魔導師』はレベル8」
「ってことは…」
「そう、このカードの発動条件が整ったということですわ。魔法カード『銀河遠征』を発動!私のフィールドにレベル5以上の『ギャラクシー』モンスターが存在することで、デッキからレベル5以上の『ギャラクシー』1体を特殊召喚します。さあ来なさい、『銀河眼の光子竜』!!」
『銀河の魔導師』には他にも、自らをリリースすることで任意の「ギャラクシー」カード1枚をサーチできる効果を持つのだが、今回トワはレベルを8にする効果のみを使用した。彼女の手札には召喚・特殊召喚が可能なレベル8モンスターがいなかったため自身をレベル8にすることで『銀河遠征』の発動条件を満たし、トワの分身『銀河眼の光子竜』を呼び出したのだ。そしてこれで、ランク8のエクシーズ召喚も可能となった。
「私はレベル8の『銀河の魔導師』と『銀河眼の光子竜』でオーバーレイ・ネットワークを構築!闇に輝く銀河よ、その輝きで永遠に続く覇道を照らせ。エクシーズ召喚!!現れよ、『No.90 銀河眼の光子卿(ギャラクシーアイズ・フォトン・ロード)』!!」
〇No.90 銀河眼の光子卿(ランク8 光)
戦士族/エクシーズ/効果
攻2500/守3000
レベル8モンスター×2
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:「フォトン」カードをX素材としているこのカードは効果では破壊されない。②:相手がモンスターの効果を発動した時、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。その効果を無効にする。取り除いたX素材が「ギャラクシー」カードの場合、さらにそのモンスターを破壊する。③:相手ターンに発動できる。デッキから「フォトン」カードまたは「ギャラクシー」カード1枚を選び、手札に加えるかこのカードの下に重ねてX素材とする。
「新しいギャラクシーアイズ…!」
「手札の『フォトン・オービタル』の効果発動!このカードを光子卿に装備します。そして装備状態の『フォトン・オービタル』を墓地へ送り、デッキから『銀河騎士』を手札に加えますわ」
トワが新たに呼び出した「No.」の「ギャラクシーアイズ」。そのモンスターはギャラクシーアイズの中では唯一の戦士族であり、攻守も『銀河眼の光子竜』のそれを入れ替えたものとなっている。故に彼女も光子卿を守備表示でエクシーズ召喚しており、1ターン目から堅牢な壁として遊弥に立ちはだかる。
「カードを1枚伏せ、ターンエンドですわ」
TOWA→LP:8000 手札:2 デッキ:33 Mゾーン:1 M&Tゾーン:1 Fゾーン:0 Pゾーン:0
*TURN02
(トワは紅葉や天導さんにも勝っているくらい強い。だけど、このデュエルだけは……)
「俺のターン、ドロー!」
「この瞬間、銀河眼の光子卿の効果発動!デッキから2枚目の『銀河眼の光子竜』を手札に加えます」
長き眠りから覚め奇跡の復活を遂げた遊弥だが、その状態から碌に時間が経過していないため、身体に掛かっている負担は普段の倍以上であり、立っているのもやっとのほど衰弱している。しかし今の遊弥は、「トワを助けたい」という一心のみでこの場に立っている。
「魔法カード『スターダスト・フュージョン』を発動!デッキから『スターダスト・エンジェル』と『スターダスト・オーロライーグル』を墓地へ送り、融合召喚を行う。星屑の天使よ、極光に輝く翼を得て、更に強く可憐に羽ばたけ。融合召喚!!舞い降りろ、『スターダスト・エンジェル“ff”(フォルティシモ)』!!」
遊弥が自身のデッキを組み上げた頃から投入していた『スターダスト・エンジェル』が融合ペンデュラムモンスターとして強化された『スターダスト・エンジェル“ff”』。星屑の輝く夜空でより強く羽ばたくため、天使の羽根は一回り凛々しくも可憐に成長した。
デッキから融合素材として墓地へ送られたオーロライーグルの効果で、デッキから『スターダスト・ハルモニア・ドラマー』を手札に加え、そのままペンデュラムゾーンに置いた。このカードはペンデュラムゾーンが空いている場合、デッキから他のペンデュラムモンスターをペンデュラムゾーンに置くことができる。『スターダスト・フュージョン』1枚からこれだけの動きをされてしまうのだから、相手からすればたまったものではないだろう。
「『スターダスト・ハルモニア・ドラマー』のペンデュラム効果発動!デッキから『スターダスト・ハルモニア・トランペッター』をペンデュラムゾーンに置き、そのままハルモニア・トランペッターのペンデュラム効果も発動!このカードのペンデュラムスケールを10に変更する」
「ペンデュラムスケールの底上げ……」
「これでレベル9までのモンスターが特殊召喚可能になったけど、まずは『スターダスト・エンジェル“ff”』の効果発動!1ターンに1度、自分の墓地からスターダスト1体を、攻守0で特殊召喚できる」
「させません。光子卿の効果発動!相手がモンスターの効果を発動した時、オーバーレイ・ユニットを1つ使い、その発動を無効にします。更に取り除いたカードが『ギャラクシー』カードだったので、『スターダスト・エンジェル“ff”』を破壊します」
「くっ…。だけど、まだまだこれから!ペンデュラム召喚!!現れろ、『スターダスト・ソルジャー』『スターダスト・ヴァルキリー』!!」
『スターダスト・エンジェル“ff”』は1ターンに1度しか特殊召喚できないためエクストラデッキからのペンデュラム召喚はできなかったが、ペンデュラム召喚した2体のモンスターは後続の展開をサポートできる。『スターダスト・ソルジャー』でペンデュラムゾーンの『スターダスト・ハルモニア・トランペッター』を特殊召喚し、『スターダスト・ヴァルキリー』でデッキから2枚目の『スターダスト・オーロライーグル』をサーチし、そのまま特殊召喚した。
「レベル4の『スターダスト・ヴァルキリー』にレベル2の『スターダスト・ハルモニア・トランぺッター』をチューニング!定めを分かつ天空の星々よ、女神の加護によりて我に勝利をもたらさん!シンクロ召喚!!現れろ、レベル6!『スターダスト・フェイト・フォルトゥーナ』!!」
融合召喚した『スターダスト・エンジェル“ff”』は光子卿によって封じられたが、それだけで遊弥のデュエルは止まらない。彼のフィールドにはペンデュラム召喚を含めた特殊召喚で4体のモンスターがいた。フェイト・フォルトゥーナは攻撃力こそ低いものの、相手のドローに反応して効果を発動できるため、『RUM-七皇の剣』を使う相手に対してプレッシャーをかけられる。
そして、遊弥のフィールドにはレベル4のモンスターが2体。『スターダスト・ソルジャー』はチューナーでもあるため『封印竜ソニック・スター』を呼び出す選択肢もあったが、彼はそれとは異なる道を進んだ。
「そしてレベル4の『スターダスト・ソルジャー』と『スターダスト・オーロライーグル』でオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!!ランク4『リトルスター・ウィッチ』!!」
融合、シンクロと続き今度はエクシーズ召喚へと繋げた。初めてレインと戦った時は自分の実力を必要以上に大きく見せようと全ての手札を消費していたが、今の遊弥は至って冷静であり、最小限の手札消費で思い描く盤面へと繋げていく。
「『リトルスター・ウィッチ』がペンデュラムモンスターを素材としてエクシーズ召喚に成功した場合、オーバーレイ・ユニットを1つ使い、デッキから『RUM-スターライト・シンフォニー』を手札に加える。そしてオーバーレイ・ユニットとして墓地へ送られたオーロライーグルの効果も発動し、デッキから『スターダスト・メイデン・ミコ』を手札に加える。続けて『RUM-スターライト・シンフォニー』を発動!『リトルスター・ウィッチ』と同じ種族でランクが2つ上のモンスターにランクアップさせる。そして、このカードとペンデュラムゾーンのカード1枚をランクアップしたモンスターのオーバーレイ・ユニットとして加える」
「今度はランクアップまで……」
「雷撃を操る魔法使いよ、永きに続く迷い路を照らし、紅き光を終焉へと導け!ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!!現れろ、ランク6『スターダスト・スパークウィッチ』!!」
『リトルスター・ウィッチ』が雷の力を昇華させ、真っ暗な夜空に打ちあがった無数の花火の如く弾ける魔法使いへと生まれ変わったのがこの『スターダスト・スパークウィッチ』。スパークウィッチの周りを回っている4つのオーバーレイ・ユニットが、遊弥の闘志とシンクロしている。
一方、トワは今の遊弥に微かながら畏怖の念を抱いていた。デュエルの展開は勿論だが、彼からは今までに感じたことのない力が溢れ出ていた。オーバーハンドレッド・ナンバーズを優に超えた力だと分かるのに時間は掛からなかったが、暴走状態の時みたいな凍てつくものではなく、何処か温かさを感じる。その力が紅葉から注入されたEオーラによるものなのか、或いは別のものなのか、トワには分からなかった。
「スパークウィッチは1ターンに1度、自身が持つオーバーレイ・ユニットの数まで相手フィールドのカードを破壊できる」
「ですが光子卿は、『フォトン』モンスターをオーバーレイ・ユニットとして持っているので破壊はできません」
「なら、そのセットカードを破壊するまで。やれ、スパークウィッチ!」
「…っ」
トワのセットカードは『時空混沌渦』。このカードを破壊する前に光子卿をバトルフェイズで破壊していれば忽ちこのカードによって遊弥の盤面はリセットされていた。スパークウィッチの効果では最大4枚ものカードを破壊できたのだが、今の彼女の盤面にはカードが2枚しかない。過剰かもしれないが、レイン相手に勝利しているとなると、寧ろこれでも足りないくらいだ。
(危なかった。けどあのカードは、墓地から『ギャラクシー』のエクシーズモンスターを復活させることもできる。決して油断はできない……)
「オーバーレイ・ユニットとして取り除いた『RUM-スターライト・シンフォニー』の効果で、1枚ドローし、スターライト・シンフォニーをデッキに戻す。バトルだ!スパークウィッチで、銀河眼の光子卿を攻撃!」
「その攻撃力では光子卿を倒すことなど…」
「スパークウィッチの攻撃力は、エクストラデッキから特殊召喚された自身以外の魔法使い族モンスターが存在する場合、300アップする。つまりこれで、光子卿の守備力を上回る!」
「っ…!」
スパークウィッチの元々の攻撃力は2800。しかし遊弥のフィールドには他の魔法使い族モンスター『スターダスト・フェイト・フォルトゥーナ』が存在していたため、自身の効果で攻撃力を300上げていた。光子卿は守備力3000という高い壁だったが、それを僅差で乗り越えた。
しかし遊弥は、この状況に全く安堵できていなかった。何しろ相手は対エクシーズ召喚に特化した『銀河眼の光子竜』を扱うため、オーバーレイ・ユニットを3つも持っているスパークウィッチは絶好のカモとなっている。加えて【ギャラクシーアイズ】はバトルフェイズに凄まじい力を発揮することもあり、効果による微弱な攻撃力上昇が何の気休めにもならないと分かっているのだ。
「くっ…(流石に、この状態でのデュエルはキツイ……)」
「遊弥さん、一体何が貴方をそうさせているのです?」
「…俺は、守りたいだけなんだ。皆が守ろうとしているものを、全部」
遊弥は奏多との戦いの後、何もできず真っ暗闇で藻掻いていた。その間にも多くの仲間が呪縛竜やオーバーハンドレッド・ナンバーズと戦い、想いを結んだ者や更に強くなった者もいれば、大切な存在を失った者もいる。そんな仲間は今も、戦いの中で消えていった者の想いを守るべく必死に戦っている。
自分がこの戦いで「守られる側」にいたからこそ、今度は自分が「守る側」となって戦う。遊弥はそう決めたのだ。たとえもう一度死ぬかもしれないという状況に追いやられても。
「カードを2枚伏せて、ターンエンド」
~現在の状況~
YUMI→LP:8000 手札:2 デッキ:28 Mゾーン:2 M&Tゾーン:2 Fゾーン:0 Pゾーン:1
V S
TOWA→LP:8000 手札:3 デッキ:32 Mゾーン:0 M&Tゾーン:0 Fゾーン:0 Pゾーン:0
Episode99初登場オリカ紹介
※修正箇所:Pゾーンで破壊された場合の効果をモンスター効果として記載したため、通常モンスターではなくなった
〇スターダスト・ハルモニア・ドラマー(Lv5 風)(修正版)
天使族/ペンデュラム/効果
攻1100/守2200
【Pスケール:青3/赤3】
①:1ターンに1度、もう片方の自分のPゾーンにカードが存在しない場合に発動できる。デッキから「スターダスト・ハルモニア」Pモンスター1体を選び、自分のPゾーンに置く。
【モンスター効果】
このカード名のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードがPゾーンで破壊された場合、自分のPゾーンのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを自分フィールドに特殊召喚する。
※修正箇所:②のモンスター効果で無効にできる対象を「攻撃表示モンスターのみ」に変更
〇スターダスト・メイデン・ミコ(Lv6 風)
魔法使い族/ペンデュラム/効果
攻0/守1800
【Pスケール:青2/赤2】
①:このカードがPゾーンに存在する限り、自分フィールドの「スターダスト」モンスターは相手の魔法・罠カードの効果を受けない。
【モンスター効果】
①:手札のこのカードがP召喚に成功した場合に発動できる。相手の魔法&罠ゾーンにセットされているカードを全て破壊する。この効果の発動に対して、相手はカードの効果を発動できない。②:1ターンに1度、相手フィールドの攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの効果を無効にし、守備表示にする。
〇スターダスト・エンジェル“ff”(Lv8 風)
天使族/融合/ペンデュラム/効果
攻2200/守2500
【Pスケール:青4/赤4】
このカード名の②のP効果は1ターンに1度しか使用できない。①:自分は「スターダスト」モンスターしかP召喚できない。この効果は無効化されない。②:自分の墓地に風属性モンスターが4体以上存在する場合に発動できる。このカードのPスケールはターン終了時まで8なる。
【モンスター効果】
「スターダスト・エンジェル」+風属性モンスター
自分は「スターダスト・エンジェル“ff”」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。①:融合召喚したこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分は通常のP召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズに「スターダスト」モンスターをP召喚できる。②:1ターンに1度、自分の墓地の「スターダスト」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力・守備力は0になる。③:1ターンに1度、自分のPゾーンのカード1枚を対象として発動できる。このカードの攻撃力はターン終了時まで、そのカードのPスケールの数×200アップする。④:モンスターゾーンのこのカードが破壊された場合に発動できる。このカードを自分のPゾーンに置く。
※修正箇所:効果の発動を同一チェーン上で1度&2枚以上同時にドローした際の詳細を記載
〇スターダスト・フェイト・フォルトゥーナ(Lv6 風)(テキスト修正版)
魔法使い族/シンクロ/効果
攻2100/守2600
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の効果は同一チェーン上では1度しか発動できない。①:相手がドローした時に発動できる(2枚以上同時にドローした場合には発動できない)。自分はカードの種類(モンスター・魔法・罠)を宣言し、宣言した種類のカードだった場合、以下の効果を適用する。●モンスター:相手フィールドのモンスターを2体まで対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力は次のターン終了時まで半分になる。●魔法:相手に800ダメージを与える。●罠:相手フィールドのモンスターを全て破壊する。
〇リトルスター・ウィッチ(ランク4 風)
魔法使い族/エクシーズ/効果
攻2000/守800
レベル4モンスター×2
自分は「リトルスター・ウィッチ」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。①:このカードがPモンスターを素材としてX召喚に成功した場合、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。デッキから「RUM-スターライト・シンフォニー」1枚を手札に加える。②:このカードをX素材としてX召喚に成功したモンスターは以下の効果を得る。●1ターンに1度、相手がモンスターの効果を発動した時、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。その発動を無効にし破壊する。その後、自分の墓地の「スターダスト」Sモンスター1体を特殊召喚できる。この効果で特殊召喚したモンスターは、このターン効果を発動できない。
〇スターダスト・スパークウィッチ(ランク6 光)
魔法使い族/エクシーズ/ペンデュラム/効果
攻2800/守1100
【Pスケール:青1/赤1】
①:1ターンに1度、もう片方の自分のPゾーンにカードが存在しない場合に発動できる。デッキからPモンスター1体を自分のPゾーンに置く。
【モンスター効果】
魔法使い族・レベル6モンスター×3
自分は「スターダスト・スパークウィッチ」を1ターンに1度しか特殊召喚できず、レベル6がP召喚可能な場合にEXデッキの表側のこのカードはP召喚できる。①:1ターンに1度、自分メインフェイズ1に発動できる。このカードのX素材の数まで、相手フィールドのカードを破壊する。その後、このカードのX素材を1つ取り除く。②:EXデッキから特殊召喚された魔法使い族モンスターが自分フィールドに2体以上存在する場合、このカードの攻撃力は300アップする。③:モンスターゾーンのこのカードが破壊された場合に発動できる。自分のPゾーンのカードを全て破壊し、このカードを自分のPゾーンに置く。
〇スターダスト・フュージョン(通常魔法)(テキスト修正版)
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、このカード名の②の効果はデュエル中に1度しか使用できない。①:自分の手札・デッキ・フィールドから、融合モンスターカードによって決められた、「スターダスト」モンスターを含む融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。自分フィールドにモンスターが存在しない場合、EXデッキのモンスターも融合素材にできる。②:自分バトルフェイズ開始時、墓地のこのカードを除外して発動できる。自分の墓地から、「スターダスト」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを除外し、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
レインとのデュエルに勝利したトワの前に現れたのは、二度と目覚めるはずのなかったデュエリスト・藤堂遊弥だった。しかし以前までの彼とは異なり、睡蓮のように赤かった髪色も白銀色に変わっていた。そして外見のみならず、精神面も決戦が始まった時と比べても明らかに達観している様子だった。
昏睡状態だったこの2週間、一体何があったのだろうか。
「一体どうやって……カナタとのデュエルに負けた貴方は、決して目覚めることはなかったはず」
「……紅葉のおかげだ。紅葉が、俺を目覚めさせてくれたんだ」
~1時間前~
葵とのデュエルに勝利した紅葉は、Zオーラを抜かれ昏睡状態となった遊弥を蘇らせるために彼の眠っている病室に来ていた。
「彼にあなたのEオーラを分け与える方法、それは」
「それは……?」
「接吻よ」
「せ、せせ…接吻!?」
「要は人工呼吸よ。簡単でしょ?」
「確かにそうですけど…」
「…?」
「私、まだファーストキスも済ませてなくて……」
「……え?命を懸けられるくらい好きなのに?」
キスも済ませてないという事実にソフィアは目を丸くした。遊弥と紅葉はお互いに想い合っているのだが、ファーストキスはおろか正式な告白さえ済ませていないため「友達以上恋人未満」の関係で止まっている。何事もなければ付き合うはずだったが、呪縛竜決戦が起こってしまい有耶無耶になった。一応、告白「っぽい」イベントなら呪縛竜決戦が始まる1週間前に済ませているのだが、あれを正式なものとしてみなすには些か無理があるだろう。
それでも紅葉はあの日から、自分を顧みず必死で洗脳から救ってくれた遊弥のためなら命すら惜しくないほど好きになった。そんな彼が命の危機にいるというのなら、今度は自分が命を賭す番だ。
「時間がないわ。丁度50%になったら私が教えるから、急いで」
「……はい!」
恥ずかしさから一瞬躊躇したが、遊弥を蘇らせるために紅葉は唇を重ねたのだった。
~~
(…ここは……?)
(そっか。俺、負けたんだっけ)
(真っ暗だ……上下左右も分からねぇ。人が死んだ時って、こういう感覚になるのかな)
(……冗談じゃない。このまま終わるなんて、絶対に嫌だ)
(でも、俺はもう……)
─────み……う…み!
(誰…だ?)
─────お……い、を……て!…み!
(この声…紅葉だ)
─────お願い、目を開けて!遊弥!
(……感じる。俺の中に、紅葉が入ってくるのが分かる)
(何だろう……すごく、安心する)
─────負けないで、遊弥!アンタには皆がついてる。それに何より、私が遊弥の側にいる!!
(そうだ。俺はまだ、戦える!)
(助けるんだ……奏多兄ちゃんを!)
(紅葉、凛、精一さん、命慈さん、花奈……)
(皆だって戦ってるんだ。こんなところで、終われるものか!!)
~~
「っ…」
「!遊弥……っ」
どれだけ唇を重ねていただろうか。丁度50%のEオーラが遊弥の中に入ってから暫くして、それまでずっと昏睡状態だった遊弥が目を覚ました。ようやく聞けた彼の声に、紅葉は大粒の涙を流しながら抱きしめた。
「遊弥のバカ!!もう会えないと思ったじゃないの!うっ…うぅっ…!」
「紅葉、痛い……」
「愛あるハグなんだから、痛がってんじゃないわよっ…!」
紅葉の全体重がかかった抱擁は、衰弱しきっている状態では受け止めきれなかった。しかし紅葉から溢れ出ている想いは、遊弥の中に全部伝わっていた。そんな彼女の気持ちに応えるように優しく頭を撫でた。
遊弥はこの時に敵対しているはずのソフィアがいることに初めて気付いたが、手短とはいえ今までの事情を聴いた彼は自分を救うために紅葉が奮闘していたことに感謝し、上体を起こし弱々しくも精一杯抱擁し返した。
「ありがとう紅葉。俺のこと、助けてくれて。……でも行かなきゃ、トワのところに」
「ダメ!あんた、2週間以上も眠ってたのよ!?そんな状態でデュエルなんてしたら、今度こそ死んじゃう!」
「それでも行くんだ。たった1人の『妹弟子』も救えないで、奏多兄ちゃんを助けられるかよ」
「遊弥……」
「それに、このカードからも伝わってくるんだ。『トワを止めてくれ』って」
トワが袂を分かつ前に遊弥に託していたのは、ある1枚のカードだった。遊弥のデッキとはシナジーがないものの、そのカードにはトワの想いが詰まっている。今の彼女がオーバーハンドレッド・ナンバーズの影響を受けているためその伝播力は弱りつつあるが、その微かな想いに応えないほど遊弥は残忍な人間ではない。
遊弥はそのカードをデッキにしまい、戦うための準備を済ませた。この時、赤かった遊弥の髪色は星屑のような白銀色に変わったのだった。
「じゃあ、行ってくる」
「…絶対、生きて帰ってきてね」
「ああ!」
紅葉との約束も交わし、こうして遊弥はトワの所へとワープしたのだった。
~~
「俺たちはたった2人の兄妹弟子だ。だからこそ、今のお前は俺が止める!」
「今の私は天導さんよりも強いのですよ?その天導さんに無様に負けた貴方が勝てると思っているのですか?」
「…それでも、やってやる!」
「古城奏多の弟子」という運命から巡り合った決闘者、藤堂遊弥と光貞トワ。そんな2人が今、世界の命運を懸けた決闘を始めたのだった。
「「デュエル!!」」
YUMI→LP:8000 手札:5 デッキ:36 Mゾーン:0 M&Tゾーン:0 Fゾーン:0 Pゾーン:0
V S
TOWA→LP:8000 手札:5 デッキ:35 Mゾーン:0 M&Tゾーン:0 Fゾーン:0 Pゾーン:0
~~
2人が戦いを始めようとしたのと同じ頃、ソフィアも他の呪縛竜使いが待っている場所へと戻った。
「…どういうことだ、ソフィア」
「何が?」
「どうして遊弥が目覚めている?まさか君が、何かしたのか?」
「私は何もしてないわ。それとも、彼が蘇ったら不都合なことでもあるの?」
「……」
ソフィアが戻ってくるや否や、奏多は彼女に問い詰めた。彼女が戻ってきたタイミングと遊弥が復活したタイミングが合致しているのだから、疑われても当然だろう。しかしその質問を巧く躱し、逆に奏多が口を噤むことになった。
遊弥は一度勝利した相手なのだから奏多にとって取るに足らない相手のはずだが、今の彼からは別の力を感じられる。その感覚は蘇ってから初めてトワと戦った「あの時」と非常に近しいものだったが、そこを問い詰めてもきっと流されると思い、敢えて聞かなかった。
「それより、貴方も見たでしょ?本当の死因」
「…ああ。おかげで今も頭痛が酷い」
レインとのデュエル中、トワが呼び出した『CNo.107 超銀河眼の時空龍』から放たれた膨大なエネルギーによって奏多の死に際の記憶が呼び起こされた。彼は飛行機のエンジントラブルに巻き込まれて亡くなったのだが、その原因も超銀河眼の時空龍が起こしたタイム・タイラントだった。それによってエンジン部分の時間「だけ」を止め、飛行中に爆発を起こし、奏多を始めその機内に搭乗していた全員が還らぬ人となってしまったのだ。
「皆ももう分かっているはずよ。エースが『死に際に願ったことを叶えるつもりなんかない』ってことを」
「っ…!」
まだアレックスとルーナの記憶は呼び起こされていないが、過呼吸を起こし倒れたままのリリーを見れば2人も気付き始めていた。エースのやろうとしていることは今ある世界の破壊であり、その先に呪縛竜使いの求める願いなど存在しないということを。
しかし今更その事実を知ったところで、呪縛竜がある限りエース達に反旗を翻すことはできない。
「私達が呪縛竜から解放されるためには、霧野命慈みたいに覚醒竜を使ったデュエルで彼らに勝ってもらうしかないみたい」
「まさか……そのために手加減しろ、とでも言うのか?」
「違うわ。寧ろその逆。精一杯の本気でぶつかって、彼らの本気を引き出させるの」
呪縛竜使いの実力は今までの戦いから分かる通り、封印竜使いに勝っている。そんな彼らが再び本気で戦うことは勝利へと直結するためそれこそエースの思う壺なのだが、覚醒竜にはその差を埋められるだけの力を持っている。
生前の経験から八百長を酷く嫌っていたソフィアの提案だからこそ、全員がそれに賛同し、来たる再戦の時に備えようと決意したのだった。
~~
*TURN01
「先攻は私が貰いますわ。『銀河の魔導師』を召喚し、効果発動!1ターンに1度、このカードのレベルを4つ上げます。つまり今、『銀河の魔導師』はレベル8」
「ってことは…」
「そう、このカードの発動条件が整ったということですわ。魔法カード『銀河遠征』を発動!私のフィールドにレベル5以上の『ギャラクシー』モンスターが存在することで、デッキからレベル5以上の『ギャラクシー』1体を特殊召喚します。さあ来なさい、『銀河眼の光子竜』!!」
『銀河の魔導師』には他にも、自らをリリースすることで任意の「ギャラクシー」カード1枚をサーチできる効果を持つのだが、今回トワはレベルを8にする効果のみを使用した。彼女の手札には召喚・特殊召喚が可能なレベル8モンスターがいなかったため自身をレベル8にすることで『銀河遠征』の発動条件を満たし、トワの分身『銀河眼の光子竜』を呼び出したのだ。そしてこれで、ランク8のエクシーズ召喚も可能となった。
「私はレベル8の『銀河の魔導師』と『銀河眼の光子竜』でオーバーレイ・ネットワークを構築!闇に輝く銀河よ、その輝きで永遠に続く覇道を照らせ。エクシーズ召喚!!現れよ、『No.90 銀河眼の光子卿(ギャラクシーアイズ・フォトン・ロード)』!!」
〇No.90 銀河眼の光子卿(ランク8 光)
戦士族/エクシーズ/効果
攻2500/守3000
レベル8モンスター×2
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。①:「フォトン」カードをX素材としているこのカードは効果では破壊されない。②:相手がモンスターの効果を発動した時、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。その効果を無効にする。取り除いたX素材が「ギャラクシー」カードの場合、さらにそのモンスターを破壊する。③:相手ターンに発動できる。デッキから「フォトン」カードまたは「ギャラクシー」カード1枚を選び、手札に加えるかこのカードの下に重ねてX素材とする。
「新しいギャラクシーアイズ…!」
「手札の『フォトン・オービタル』の効果発動!このカードを光子卿に装備します。そして装備状態の『フォトン・オービタル』を墓地へ送り、デッキから『銀河騎士』を手札に加えますわ」
トワが新たに呼び出した「No.」の「ギャラクシーアイズ」。そのモンスターはギャラクシーアイズの中では唯一の戦士族であり、攻守も『銀河眼の光子竜』のそれを入れ替えたものとなっている。故に彼女も光子卿を守備表示でエクシーズ召喚しており、1ターン目から堅牢な壁として遊弥に立ちはだかる。
「カードを1枚伏せ、ターンエンドですわ」
TOWA→LP:8000 手札:2 デッキ:33 Mゾーン:1 M&Tゾーン:1 Fゾーン:0 Pゾーン:0
*TURN02
(トワは紅葉や天導さんにも勝っているくらい強い。だけど、このデュエルだけは……)
「俺のターン、ドロー!」
「この瞬間、銀河眼の光子卿の効果発動!デッキから2枚目の『銀河眼の光子竜』を手札に加えます」
長き眠りから覚め奇跡の復活を遂げた遊弥だが、その状態から碌に時間が経過していないため、身体に掛かっている負担は普段の倍以上であり、立っているのもやっとのほど衰弱している。しかし今の遊弥は、「トワを助けたい」という一心のみでこの場に立っている。
「魔法カード『スターダスト・フュージョン』を発動!デッキから『スターダスト・エンジェル』と『スターダスト・オーロライーグル』を墓地へ送り、融合召喚を行う。星屑の天使よ、極光に輝く翼を得て、更に強く可憐に羽ばたけ。融合召喚!!舞い降りろ、『スターダスト・エンジェル“ff”(フォルティシモ)』!!」
遊弥が自身のデッキを組み上げた頃から投入していた『スターダスト・エンジェル』が融合ペンデュラムモンスターとして強化された『スターダスト・エンジェル“ff”』。星屑の輝く夜空でより強く羽ばたくため、天使の羽根は一回り凛々しくも可憐に成長した。
デッキから融合素材として墓地へ送られたオーロライーグルの効果で、デッキから『スターダスト・ハルモニア・ドラマー』を手札に加え、そのままペンデュラムゾーンに置いた。このカードはペンデュラムゾーンが空いている場合、デッキから他のペンデュラムモンスターをペンデュラムゾーンに置くことができる。『スターダスト・フュージョン』1枚からこれだけの動きをされてしまうのだから、相手からすればたまったものではないだろう。
「『スターダスト・ハルモニア・ドラマー』のペンデュラム効果発動!デッキから『スターダスト・ハルモニア・トランペッター』をペンデュラムゾーンに置き、そのままハルモニア・トランペッターのペンデュラム効果も発動!このカードのペンデュラムスケールを10に変更する」
「ペンデュラムスケールの底上げ……」
「これでレベル9までのモンスターが特殊召喚可能になったけど、まずは『スターダスト・エンジェル“ff”』の効果発動!1ターンに1度、自分の墓地からスターダスト1体を、攻守0で特殊召喚できる」
「させません。光子卿の効果発動!相手がモンスターの効果を発動した時、オーバーレイ・ユニットを1つ使い、その発動を無効にします。更に取り除いたカードが『ギャラクシー』カードだったので、『スターダスト・エンジェル“ff”』を破壊します」
「くっ…。だけど、まだまだこれから!ペンデュラム召喚!!現れろ、『スターダスト・ソルジャー』『スターダスト・ヴァルキリー』!!」
『スターダスト・エンジェル“ff”』は1ターンに1度しか特殊召喚できないためエクストラデッキからのペンデュラム召喚はできなかったが、ペンデュラム召喚した2体のモンスターは後続の展開をサポートできる。『スターダスト・ソルジャー』でペンデュラムゾーンの『スターダスト・ハルモニア・トランペッター』を特殊召喚し、『スターダスト・ヴァルキリー』でデッキから2枚目の『スターダスト・オーロライーグル』をサーチし、そのまま特殊召喚した。
「レベル4の『スターダスト・ヴァルキリー』にレベル2の『スターダスト・ハルモニア・トランぺッター』をチューニング!定めを分かつ天空の星々よ、女神の加護によりて我に勝利をもたらさん!シンクロ召喚!!現れろ、レベル6!『スターダスト・フェイト・フォルトゥーナ』!!」
融合召喚した『スターダスト・エンジェル“ff”』は光子卿によって封じられたが、それだけで遊弥のデュエルは止まらない。彼のフィールドにはペンデュラム召喚を含めた特殊召喚で4体のモンスターがいた。フェイト・フォルトゥーナは攻撃力こそ低いものの、相手のドローに反応して効果を発動できるため、『RUM-七皇の剣』を使う相手に対してプレッシャーをかけられる。
そして、遊弥のフィールドにはレベル4のモンスターが2体。『スターダスト・ソルジャー』はチューナーでもあるため『封印竜ソニック・スター』を呼び出す選択肢もあったが、彼はそれとは異なる道を進んだ。
「そしてレベル4の『スターダスト・ソルジャー』と『スターダスト・オーロライーグル』でオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!!ランク4『リトルスター・ウィッチ』!!」
融合、シンクロと続き今度はエクシーズ召喚へと繋げた。初めてレインと戦った時は自分の実力を必要以上に大きく見せようと全ての手札を消費していたが、今の遊弥は至って冷静であり、最小限の手札消費で思い描く盤面へと繋げていく。
「『リトルスター・ウィッチ』がペンデュラムモンスターを素材としてエクシーズ召喚に成功した場合、オーバーレイ・ユニットを1つ使い、デッキから『RUM-スターライト・シンフォニー』を手札に加える。そしてオーバーレイ・ユニットとして墓地へ送られたオーロライーグルの効果も発動し、デッキから『スターダスト・メイデン・ミコ』を手札に加える。続けて『RUM-スターライト・シンフォニー』を発動!『リトルスター・ウィッチ』と同じ種族でランクが2つ上のモンスターにランクアップさせる。そして、このカードとペンデュラムゾーンのカード1枚をランクアップしたモンスターのオーバーレイ・ユニットとして加える」
「今度はランクアップまで……」
「雷撃を操る魔法使いよ、永きに続く迷い路を照らし、紅き光を終焉へと導け!ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!!現れろ、ランク6『スターダスト・スパークウィッチ』!!」
『リトルスター・ウィッチ』が雷の力を昇華させ、真っ暗な夜空に打ちあがった無数の花火の如く弾ける魔法使いへと生まれ変わったのがこの『スターダスト・スパークウィッチ』。スパークウィッチの周りを回っている4つのオーバーレイ・ユニットが、遊弥の闘志とシンクロしている。
一方、トワは今の遊弥に微かながら畏怖の念を抱いていた。デュエルの展開は勿論だが、彼からは今までに感じたことのない力が溢れ出ていた。オーバーハンドレッド・ナンバーズを優に超えた力だと分かるのに時間は掛からなかったが、暴走状態の時みたいな凍てつくものではなく、何処か温かさを感じる。その力が紅葉から注入されたEオーラによるものなのか、或いは別のものなのか、トワには分からなかった。
「スパークウィッチは1ターンに1度、自身が持つオーバーレイ・ユニットの数まで相手フィールドのカードを破壊できる」
「ですが光子卿は、『フォトン』モンスターをオーバーレイ・ユニットとして持っているので破壊はできません」
「なら、そのセットカードを破壊するまで。やれ、スパークウィッチ!」
「…っ」
トワのセットカードは『時空混沌渦』。このカードを破壊する前に光子卿をバトルフェイズで破壊していれば忽ちこのカードによって遊弥の盤面はリセットされていた。スパークウィッチの効果では最大4枚ものカードを破壊できたのだが、今の彼女の盤面にはカードが2枚しかない。過剰かもしれないが、レイン相手に勝利しているとなると、寧ろこれでも足りないくらいだ。
(危なかった。けどあのカードは、墓地から『ギャラクシー』のエクシーズモンスターを復活させることもできる。決して油断はできない……)
「オーバーレイ・ユニットとして取り除いた『RUM-スターライト・シンフォニー』の効果で、1枚ドローし、スターライト・シンフォニーをデッキに戻す。バトルだ!スパークウィッチで、銀河眼の光子卿を攻撃!」
「その攻撃力では光子卿を倒すことなど…」
「スパークウィッチの攻撃力は、エクストラデッキから特殊召喚された自身以外の魔法使い族モンスターが存在する場合、300アップする。つまりこれで、光子卿の守備力を上回る!」
「っ…!」
スパークウィッチの元々の攻撃力は2800。しかし遊弥のフィールドには他の魔法使い族モンスター『スターダスト・フェイト・フォルトゥーナ』が存在していたため、自身の効果で攻撃力を300上げていた。光子卿は守備力3000という高い壁だったが、それを僅差で乗り越えた。
しかし遊弥は、この状況に全く安堵できていなかった。何しろ相手は対エクシーズ召喚に特化した『銀河眼の光子竜』を扱うため、オーバーレイ・ユニットを3つも持っているスパークウィッチは絶好のカモとなっている。加えて【ギャラクシーアイズ】はバトルフェイズに凄まじい力を発揮することもあり、効果による微弱な攻撃力上昇が何の気休めにもならないと分かっているのだ。
「くっ…(流石に、この状態でのデュエルはキツイ……)」
「遊弥さん、一体何が貴方をそうさせているのです?」
「…俺は、守りたいだけなんだ。皆が守ろうとしているものを、全部」
遊弥は奏多との戦いの後、何もできず真っ暗闇で藻掻いていた。その間にも多くの仲間が呪縛竜やオーバーハンドレッド・ナンバーズと戦い、想いを結んだ者や更に強くなった者もいれば、大切な存在を失った者もいる。そんな仲間は今も、戦いの中で消えていった者の想いを守るべく必死に戦っている。
自分がこの戦いで「守られる側」にいたからこそ、今度は自分が「守る側」となって戦う。遊弥はそう決めたのだ。たとえもう一度死ぬかもしれないという状況に追いやられても。
「カードを2枚伏せて、ターンエンド」
~現在の状況~
YUMI→LP:8000 手札:2 デッキ:28 Mゾーン:2 M&Tゾーン:2 Fゾーン:0 Pゾーン:1
V S
TOWA→LP:8000 手札:3 デッキ:32 Mゾーン:0 M&Tゾーン:0 Fゾーン:0 Pゾーン:0
Episode99初登場オリカ紹介
※修正箇所:Pゾーンで破壊された場合の効果をモンスター効果として記載したため、通常モンスターではなくなった
〇スターダスト・ハルモニア・ドラマー(Lv5 風)(修正版)
天使族/ペンデュラム/効果
攻1100/守2200
【Pスケール:青3/赤3】
①:1ターンに1度、もう片方の自分のPゾーンにカードが存在しない場合に発動できる。デッキから「スターダスト・ハルモニア」Pモンスター1体を選び、自分のPゾーンに置く。
【モンスター効果】
このカード名のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。①:このカードがPゾーンで破壊された場合、自分のPゾーンのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを自分フィールドに特殊召喚する。
※修正箇所:②のモンスター効果で無効にできる対象を「攻撃表示モンスターのみ」に変更
〇スターダスト・メイデン・ミコ(Lv6 風)
魔法使い族/ペンデュラム/効果
攻0/守1800
【Pスケール:青2/赤2】
①:このカードがPゾーンに存在する限り、自分フィールドの「スターダスト」モンスターは相手の魔法・罠カードの効果を受けない。
【モンスター効果】
①:手札のこのカードがP召喚に成功した場合に発動できる。相手の魔法&罠ゾーンにセットされているカードを全て破壊する。この効果の発動に対して、相手はカードの効果を発動できない。②:1ターンに1度、相手フィールドの攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの効果を無効にし、守備表示にする。
〇スターダスト・エンジェル“ff”(Lv8 風)
天使族/融合/ペンデュラム/効果
攻2200/守2500
【Pスケール:青4/赤4】
このカード名の②のP効果は1ターンに1度しか使用できない。①:自分は「スターダスト」モンスターしかP召喚できない。この効果は無効化されない。②:自分の墓地に風属性モンスターが4体以上存在する場合に発動できる。このカードのPスケールはターン終了時まで8なる。
【モンスター効果】
「スターダスト・エンジェル」+風属性モンスター
自分は「スターダスト・エンジェル“ff”」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。①:融合召喚したこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分は通常のP召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズに「スターダスト」モンスターをP召喚できる。②:1ターンに1度、自分の墓地の「スターダスト」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力・守備力は0になる。③:1ターンに1度、自分のPゾーンのカード1枚を対象として発動できる。このカードの攻撃力はターン終了時まで、そのカードのPスケールの数×200アップする。④:モンスターゾーンのこのカードが破壊された場合に発動できる。このカードを自分のPゾーンに置く。
※修正箇所:効果の発動を同一チェーン上で1度&2枚以上同時にドローした際の詳細を記載
〇スターダスト・フェイト・フォルトゥーナ(Lv6 風)(テキスト修正版)
魔法使い族/シンクロ/効果
攻2100/守2600
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカード名の効果は同一チェーン上では1度しか発動できない。①:相手がドローした時に発動できる(2枚以上同時にドローした場合には発動できない)。自分はカードの種類(モンスター・魔法・罠)を宣言し、宣言した種類のカードだった場合、以下の効果を適用する。●モンスター:相手フィールドのモンスターを2体まで対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力は次のターン終了時まで半分になる。●魔法:相手に800ダメージを与える。●罠:相手フィールドのモンスターを全て破壊する。
〇リトルスター・ウィッチ(ランク4 風)
魔法使い族/エクシーズ/効果
攻2000/守800
レベル4モンスター×2
自分は「リトルスター・ウィッチ」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。①:このカードがPモンスターを素材としてX召喚に成功した場合、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。デッキから「RUM-スターライト・シンフォニー」1枚を手札に加える。②:このカードをX素材としてX召喚に成功したモンスターは以下の効果を得る。●1ターンに1度、相手がモンスターの効果を発動した時、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。その発動を無効にし破壊する。その後、自分の墓地の「スターダスト」Sモンスター1体を特殊召喚できる。この効果で特殊召喚したモンスターは、このターン効果を発動できない。
〇スターダスト・スパークウィッチ(ランク6 光)
魔法使い族/エクシーズ/ペンデュラム/効果
攻2800/守1100
【Pスケール:青1/赤1】
①:1ターンに1度、もう片方の自分のPゾーンにカードが存在しない場合に発動できる。デッキからPモンスター1体を自分のPゾーンに置く。
【モンスター効果】
魔法使い族・レベル6モンスター×3
自分は「スターダスト・スパークウィッチ」を1ターンに1度しか特殊召喚できず、レベル6がP召喚可能な場合にEXデッキの表側のこのカードはP召喚できる。①:1ターンに1度、自分メインフェイズ1に発動できる。このカードのX素材の数まで、相手フィールドのカードを破壊する。その後、このカードのX素材を1つ取り除く。②:EXデッキから特殊召喚された魔法使い族モンスターが自分フィールドに2体以上存在する場合、このカードの攻撃力は300アップする。③:モンスターゾーンのこのカードが破壊された場合に発動できる。自分のPゾーンのカードを全て破壊し、このカードを自分のPゾーンに置く。
〇スターダスト・フュージョン(通常魔法)(テキスト修正版)
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、このカード名の②の効果はデュエル中に1度しか使用できない。①:自分の手札・デッキ・フィールドから、融合モンスターカードによって決められた、「スターダスト」モンスターを含む融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。自分フィールドにモンスターが存在しない場合、EXデッキのモンスターも融合素材にできる。②:自分バトルフェイズ開始時、墓地のこのカードを除外して発動できる。自分の墓地から、「スターダスト」融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを除外し、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
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イイネ | タイトル | 閲覧数 | コメ数 | 投稿日 | 操作 | |
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99 | Episode01:危ないスタート | 2250 | 1 | 2015-06-21 | - | |
112 | Episode02:悪魔のドラゴン | 1891 | 2 | 2015-06-22 | - | |
73 | Episode03:切り札 | 1418 | 2 | 2015-06-23 | - | |
91 | Episode04:紅蓮の悪魔 | 1479 | 2 | 2015-06-23 | - | |
80 | Episode05:終止符 | 1390 | 2 | 2015-06-25 | - | |
65 | Episode06の前に(更新済) | 1205 | 2 | 2015-06-25 | - | |
87 | Episode06:黒羽 凛 | 1350 | 1 | 2015-06-27 | - | |
74 | Episode07:同調 | 1270 | 1 | 2015-06-30 | - | |
62 | Episode08:変則試合 | 1249 | 2 | 2015-07-04 | - | |
139 | Episode09:2人の絆 | 1386 | 2 | 2015-07-05 | - | |
61 | Episode10:覚醒 | 1258 | 1 | 2015-07-09 | - | |
78 | Episode11:解放 | 1265 | 2 | 2015-07-13 | - | |
138 | Episode12:最後の封印竜 | 1248 | 0 | 2015-07-14 | - | |
64 | Episode13:ダイヤの煌めき | 1061 | 0 | 2015-07-25 | - | |
78 | Episode14:友のために | 1136 | 0 | 2015-08-12 | - | |
72 | ビヨンドモンスター・ビヨンド召喚について | 1633 | 2 | 2015-08-13 | - | |
117 | 番外編01:遊弥と紅葉の… | 1116 | 2 | 2015-08-19 | - | |
111 | Episode15:紅蓮魔竜解放 | 1349 | 2 | 2015-08-22 | - | |
76 | Episode16:ライセンス | 1229 | 2 | 2015-08-24 | - | |
142 | 少し遅めのキャラ設定(随時更新) | 2047 | 5 | 2015-08-29 | - | |
83 | Episode17:地獄の猛特訓 | 1201 | 1 | 2015-09-06 | - | |
129 | Episode18:関門 | 1364 | 1 | 2015-09-13 | - | |
74 | Episode19:スピードの中で | 1196 | 2 | 2015-09-18 | - | |
109 | Episode20:初の対外試合 | 1238 | 2 | 2015-09-20 | - | |
79 | Episode21:シンクロ封印 | 1174 | 1 | 2015-09-22 | - | |
62 | Episode22:1つの答え | 1142 | 2 | 2015-09-24 | - | |
65 | Episode23:黒羽の誇り | 1213 | 2 | 2015-10-01 | - | |
73 | Episode24:ハイスピードバトル | 1235 | 3 | 2015-10-06 | - | |
58 | Episode25:超越する力 | 1129 | 2 | 2015-10-11 | - | |
66 | Episode26:運命の決戦 | 1124 | 3 | 2015-10-20 | - | |
78 | Episode27:来訪者、天導レイン | 1227 | 2 | 2015-11-03 | - | |
77 | Episode28:遊弥vsレイン | 1235 | 2 | 2015-11-09 | - | |
70 | Episode29:舞い降りた天使 | 1241 | 2 | 2015-12-05 | - | |
67 | Episode30:天使と悪魔 | 1337 | 3 | 2015-12-09 | - | |
90 | Episode31:禁断の無限暗黒竜 | 1392 | 2 | 2015-12-12 | - | |
65 | 番外編02:凛と紅葉が… | 1192 | 0 | 2016-01-05 | - | |
75 | Episode32:パワー・ツール | 1171 | 3 | 2016-01-29 | - | |
70 | Episode33:死した希望の使者 | 1103 | 2 | 2016-01-31 | - | |
102 | Episode34:高貴の翼 | 1379 | 3 | 2016-02-04 | - | |
76 | Epi35:戦慄のリバースビヨンド | 1184 | 1 | 2016-02-13 | - | |
69 | Epi36:加速するカウントダウン | 1188 | 2 | 2016-02-20 | - | |
72 | Epi37:希望のカード『V☆S』 | 1171 | 3 | 2016-03-25 | - | |
63 | Episode38:朱色の夜 | 1162 | 0 | 2016-04-11 | - | |
139 | Episode39:並び立つ盟友 | 1373 | 2 | 2016-04-22 | - | |
71 | Episode40:精一と彩 | 1237 | 2 | 2016-05-30 | - | |
69 | Episode41:漆黒の鎮魂歌 | 1243 | 4 | 2016-06-22 | - | |
114 | Episode42:涅槃の境地へ | 1264 | 4 | 2016-07-02 | - | |
63 | Episode43:トワノキズナ | 1186 | 3 | 2016-07-23 | - | |
129 | Episode44:銀河と宇宙 | 1376 | 3 | 2016-08-09 | - | |
110 | Episode45:銀河眼vs宇宙眼 | 1463 | 0 | 2016-08-20 | - | |
51 | Episode46:絶望の凱旋 | 1021 | 0 | 2016-08-24 | - | |
78 | Episode47:刻まれた記憶の欠片 | 1101 | 1 | 2016-09-06 | - | |
109 | Episode48:希望の行方 | 1334 | 0 | 2016-09-13 | - | |
76 | Episode49:悪夢の決戦前夜 | 1043 | 0 | 2016-10-03 | - | |
62 | Episode50:創世の星屑竜 | 1008 | 0 | 2016-10-25 | - | |
110 | Episode51:託された未来 | 1124 | 0 | 2016-10-30 | - | |
110 | 番外編03:遊弥と花奈の... | 1180 | 2 | 2016-11-02 | - | |
95 | 未投稿オリカ紹介①(使用者:藤堂遊弥) | 1190 | 0 | 2016-11-09 | - | |
96 | 未投稿オリカ紹介②(使用者:赤城紅葉) | 1125 | 0 | 2016-11-26 | - | |
86 | 未投稿オリカ紹介③(使用者:茨木花奈) | 1141 | 0 | 2016-12-08 | - | |
48 | 未投稿オリカ紹介④(使用者:霧野命慈) | 982 | 0 | 2016-12-20 | - | |
50 | 未投稿オリカ紹介⑤(使用者:霧野精一) | 1058 | 0 | 2016-12-30 | - | |
80 | Episode52:極寒の夏 | 1112 | 2 | 2017-01-01 | - | |
141 | Episode53:闇の邂逅 | 1218 | 2 | 2017-01-07 | - | |
70 | Episode54:呪縛竜復活 | 1034 | 0 | 2017-01-11 | - | |
113 | Episode55:届かぬ声で... | 995 | 2 | 2017-01-15 | - | |
127 | Episode56:禁忌の目覚め | 1077 | 5 | 2017-01-19 | - | |
110 | Episode57:共鳴する四龍 | 1078 | 4 | 2017-01-25 | - | |
61 | Episode58:本当の気持ち | 1200 | 3 | 2017-01-30 | - | |
62 | Episode59:真実への鍵 | 1004 | 2 | 2017-02-08 | - | |
66 | IF01:バレンタインデー | 1196 | 6 | 2017-02-11 | - | |
56 | Episode60:エレンとアレックス | 1072 | 3 | 2017-02-16 | - | |
158 | ルール改訂と今後の進行について | 1309 | 2 | 2017-02-18 | - | |
55 | Episode61:想いの証 | 1001 | 5 | 2017-02-21 | - | |
75 | Episode62:茨の道標 | 1125 | 5 | 2017-02-27 | - | |
120 | Episode63:光と闇の花 | 1010 | 3 | 2017-03-20 | - | |
76 | Episode64:渇望と葛藤 | 1052 | 2 | 2017-03-23 | - | |
71 | Episode65:麗しき孤月 | 1012 | 2 | 2017-03-29 | - | |
135 | Episode66:月夜のイリュージョン | 1343 | 2 | 2017-04-21 | - | |
147 | Episode67:常闇に消える月華 | 1329 | 1 | 2017-05-05 | - | |
88 | Episode68:模索者たち | 1020 | 4 | 2017-07-22 | - | |
105 | Episode69:純黒の反逆者 | 1143 | 0 | 2017-07-27 | - | |
107 | Episode70:紅と黒の禁呪 | 1035 | 2 | 2017-08-07 | - | |
85 | Episode71:希望は往く | 1161 | 3 | 2017-08-17 | - | |
137 | Episode72:リリーの過去 | 1164 | 2 | 2017-08-24 | - | |
70 | Episode73:異次元の亡霊 | 1106 | 2 | 2017-09-13 | - | |
109 | Episode74:覚醒の鼓動 | 1294 | 3 | 2017-09-22 | - | |
119 | Episode75:挑戦者の儀 | 1064 | 0 | 2017-10-05 | - | |
126 | Episode76:神速の決闘 | 1155 | 2 | 2017-11-14 | - | |
52 | Episode77:動き出す陰謀 | 842 | 2 | 2018-01-23 | - | |
67 | Episode78:最期の兄弟喧嘩 | 848 | 2 | 2018-03-03 | - | |
138 | Episode79:黄龍の手向け | 924 | 2 | 2018-03-28 | - | |
106 | Episode80:堕天使の罠 | 901 | 0 | 2018-04-14 | - | |
97 | Episode81:断罪する魔神 | 883 | 0 | 2018-04-19 | - | |
109 | Episode82:姫君のバイブル | 980 | 1 | 2018-05-07 | - | |
116 | Episode83:開かれたページ | 1015 | 0 | 2018-05-11 | - | |
153 | Episode84:望まぬ決戦 | 1016 | 2 | 2018-05-29 | - | |
68 | 未投稿オリカ紹介⑥(使用者:古城奏多) | 877 | 0 | 2018-05-31 | - | |
122 | 未投稿オリカ紹介⑦(使用者:清水ルーナ) | 1113 | 0 | 2018-06-02 | - | |
133 | 未投稿オリカ紹介⑧(使用者:アレックス) | 997 | 0 | 2018-06-04 | - | |
52 | 未投稿オリカ紹介⑨(使用者:リリー) | 820 | 0 | 2018-06-06 | - | |
185 | 未投稿オリカ紹介⑩(使用者:ソフィア) | 1204 | 0 | 2018-06-06 | - | |
110 | 呪縛竜のおさらい | 832 | 0 | 2018-06-06 | - | |
103 | IF02:星 遊未 | 807 | 0 | 2018-06-09 | - | |
70 | Episode85:新たなる激闘へ | 985 | 0 | 2018-07-10 | - | |
103 | Episode86:愛するもの | 867 | 0 | 2018-07-27 | - | |
69 | Episode87:涅槃を超えた先 | 867 | 0 | 2018-08-10 | - | |
114 | Episode88:終焉の弧光 | 1248 | 0 | 2018-09-12 | - | |
60 | 【重要】投稿再開のお知らせ | 692 | 3 | 2022-06-04 | - | |
41 | Episode89:四竜が紡いだ奇跡 | 439 | 3 | 2022-06-25 | - | |
44 | Episode90:光臨者、天導レイン | 437 | 2 | 2022-07-07 | - | |
47 | Episode91:舞い堕ちた天使 | 394 | 2 | 2022-09-03 | - | |
47 | Episode92:紅の決意 | 460 | 0 | 2022-09-19 | - | |
36 | Episode93:凛々しい黒羽 | 433 | 0 | 2022-10-04 | - | |
51 | Episode94:最強の双子 | 440 | 0 | 2022-10-24 | - | |
32 | Episode95:最凶の龍 | 451 | 0 | 2022-12-29 | - | |
39 | Episode96:神の恵 | 435 | 0 | 2023-01-18 | - | |
51 | Episode97:先導者vs時空竜 | 498 | 0 | 2023-01-22 | - | |
30 | Episode98:トワノチカイ | 419 | 0 | 2023-02-14 | - | |
37 | Episode99:遊弥、復活 | 394 | 0 | 2023-03-12 | - | |
33 | Episode100:目覚めし星の光 | 398 | 0 | 2023-03-26 | - | |
38 | Episode101:決戦・冀望郷 | 354 | 0 | 2023-05-03 | - | |
22 | Episode102:最弱の意地 | 304 | 0 | 2023-06-28 | - | |
15 | Episode103:永遠の友達 | 196 | 0 | 2023-11-26 | - |
更新情報 - NEW -
- 2024/04/27 新商品 INFINITE FORBIDDEN カードリスト追加。
- 04/27 16:19 評価 7点 《アクセル・ライト》「総合評価:《銀河の召喚師》を出せれば有用…
- 04/27 16:11 評価 8点 《銀河遠征》「総合評価:サーチ可能な展開カードとして使える。 …
- 04/27 14:14 評価 8点 《真の光》「《青眼の白龍》版の《永遠の魂》という言える永続罠。…
- 04/27 13:26 評価 8点 《ジャイアント・レックス》「除外されると展開出来る《恐竜族》の…
- 04/27 12:42 評価 7点 《トラップ・ギャザー》「《名推理》→《トラップトリック》や《ア…
- 04/27 12:28 デッキ 純ウィッチクラフト(アドバイス求む)
- 04/27 12:05 評価 8点 《天極輝士-熊斗竜巧α》「総合評価:特殊召喚しサーチを行えるカー…
- 04/27 12:00 評価 3点 《五月豹》「自己展開はあるがライフロスのデメリットが大きい。ノ…
- 04/27 11:47 評価 5点 《流星極輝巧群》「総合評価:回収にはリリースコストが必要だった…
- 04/27 10:35 評価 7点 《ブルーミー》「縛りが窮屈ですが少し便利そうなカード。 出すモ…
- 04/27 10:19 評価 8点 《ギミック・パペット-テラー・ベビー》「《ギミック・パペット》…
- 04/27 10:09 評価 8点 《ギミック・パペット-シザー・アーム》「《ギミック・パペット》…
- 04/27 10:03 評価 2点 《五月豹》「すっげー手間かけてライフ減らすと5000打点になる獣 …
- 04/27 09:59 評価 5点 《面子蝙蝠》「月の書を0〜4枚内蔵してる星1鳥獣族 まあ使わない…
- 04/27 09:51 評価 4点 《千年の盾》「遊戯王はありとあらゆる除去が飛んでくるのが日常と…
- 04/27 09:47 評価 7点 《白き森のルシア》「「白き森」の《マジシャンズ・ソウルズ》的な…
- 04/27 09:31 評価 4点 《贖いのエンブレーマ》「メインとなる効果はフリチェ1枚除外。 …
- 04/27 09:29 評価 10点 《ギミック・パペット-リトル・ソルジャーズ》「初動要員で有る…
- 04/27 09:29 評価 6点 《面子蝙蝠》「結構強いことが書かれており、LLでサーチ可能なレベ…
- 04/27 09:24 SS 第十話・3
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