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第一話:元死神と女の子 作:粉玉采
雨市華札町。華札(はなふだ)という名前の所以なのかこの街ではデュエルモンスターズが盛んである。
いや、もはやこの世界にとってデュエルモンスターズは無くてはならない存在になりかけている。昔は閑静であったこの街も、デュエルモンスターズの大会専用の会場を作った途端に賑わい始めたという。
道行く人がデュエルディスクを付けているのは当たり前。そんな街中を歩く一人の少女がいた。背後に異形を連れて。
「この町、昔はどうだったの?アデス。」
身長は150cmほど、グレーのパーカーを着た黒髪の少女が背後の異形に話しかける。
『さあなぁ?俺は別に人類の歴史とかキョーミねぇし。』
おどけた様子でアデスと呼ばれた異形が答える。その容貌はドクロの仮面に黒いローブといったまさしく【死神】の容貌であった。
『お前が町の歴史にキョーミ示すなんて珍しいなぁ?遊原希(ゆうげん のぞみ)さんよぉ?』
「別に…話すことが無くて暇だっただけよ。」
『へぇ…』
なぜこの二人が街を出歩いているのかといえば困ったことになる。なぜならなんの目的も無しに出歩いてるだけだからだ。
四月十日から開校するデュエル専門の高等学校、デュエルアカデミア華札校への入学が決まったはいいものの、学校側から出された課題はすでに終え、母の家事を手伝おうとしたら自分がやっておくから遊びに行ってきたらいい。と逆に気を遣われてしまい、今に至っている。
「そろそろ帰ろっかな…」
流石にこれ以上無意味な徘徊を続けるわけにもいかないだろう。そう思ったその時。
「あっ、あのっ!いい加減にしてほしい…です。」
路地裏から困った様子の女の子の声が聞こえた。
「いーじゃんかよちょっとだけだからさー。」
それに構わぬ男の声。
こんなお約束みたいな出来事があるだろうか。希は軽くため息をつく。
「はぁ…今どきこんなことするやついたの?」
『あの女の子…ショートヘアで身長はお前と同じくらい。胸は…おお、ありゃデケェな?あのヤロウ中々いい目してんじゃねーか。』
「あんたも大概だと思うけどね…。」
『で?どうするんだ?アレ。なんか大ごとになりそうだぜ?』
アデスが騒ぎの方向を指さす。
「いっ、いい加減にしてください…セキュリティ呼び…ますよ…」
「うっわマジ?こわーい。呼べるものなら呼んでみろよ!」
どうやら思った以上に大ごとになりそうだ。
「あんなやつ程度に国家権力の皆さんの手を煩わさせるわけにはいかないわね。」
『ほーん。で?本音は?』
「面白そうだから助けに行くわよ。あんたも手伝いなさい。暇なんでしょ?」
『へっ、これだからお前のお守りはやめらんねーな!死神稼業やめてよかったー!』
「ちょっと、困ってるじゃないその子。やめてあげなさいよ!」
希は勇ましい口調で男に挑み掛かる。
『意外だな。もっと変化球で行くかと思ってたぜ。』
(今は黙ってなさい。)
「おっ、かわいい子二人目発見!俺ツイてるぅー!」
舞い上がる男。まあこの程度の発破で打ち倒せるとは希も思っていない。すぐさま次の手を打つ。
「…ねえ」
「デュエルしてよ。」
あまりにも唐突の提案。その場にいた誰もが黙ってしまった(アデスは笑っていたが)。
数秒だった後男が口を開く。
「デュ、デュエルぅ?」
「そう、デュエル。あなたが勝ったらその子は好きにしていいよ。」
「ちょっ!?」
「たーだーし。私が勝ったらすっぱり諦めること。いい?」
「で、でも君デュエルディスクは…?」
そう、不思議なことに希の腕にはデュエルディスクが装着されていない。収納のためのバック等もない。これで一体どうやってデュエルをするというのか。まさか店まで移動してテーブルデュエルやるんじゃないだろうな。と男が思ったその瞬間。
(アデス!)
『おう!任せとけ!』
希が指をパチンと鳴らす。するとあたりが夜のように暗くなり、希の腕にデュエルディスクが出現した。全体を黒で統一し、モンスターゾーンの部分はコウモリの羽をあしらったようなデザインで、所々にドクロや鎖などといった装飾がなされておりとても女の子が使うようなものではない。
希自身の格好も変わっており、グレーのパーカーとジーンズだけだったはずなのに、いつの間にか真っ黒なフード付きのローブを羽織っており、顔左半分を白い悪魔のような仮面が覆っていた。
「なっ、なんだよ、これ?」
「えっ…ええ………?」
あまりの出来事に二人は半ば放心状態となっていた。
「ああこれ?ただのマジックみたいなもんだから気にしないで。」
(ちょっと。余計なオプションつけないでくんない?)
『まあ、サービスって奴だ。精々俺を楽しませてくれよ?』
(ふん、言われなくても。)
「あっ、ああそうなの?じゃあ…やるか!」
男はなんとか正気を取り戻しデュエルディスクを展開する。
午後2時。ちょうど鬼門の方角の時刻にデュエルが始まった。
「「デュエル!!」」
「俺の先攻!俺は手札から『キラー・ホエール1号』を召喚!」
大きめのシャチ型モンスターが出現した。
キラー・ホエール1号
ATK1500
「キラー・ホエール1号の効果発動!手札から同名モンスターを特殊召喚する!こい!二体目の『キラー・ホエール1号』!」
キラー・ホエール1号
ATK1500
キラー・ホエール1号※オリカ
星4/水属性/魚族/効果/ATK1500/DEF1200
(1)1ターンに一度、このカードの召喚に成功した時に発動できる。手札から『キラー・ホエール1号』を特殊召喚する。
『これでレベル4のモンスターが二体揃ったぜ?』
「ええ。くるわね。」
希は大型モンスターが来る気配を感じて身構える。
「二体の『キラー・ホエール1号をオーバーレイ!二体のモンスターで、オーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!」
「超エネルギーの鼓動よ、大海の暴れ者を呼び覚ませ!エクシーズ召喚!」
「現れろ!『キラー・ホエールX号』!」
大型のシャチ型モンスターが低く響く咆哮をあげる。
キラー・ホエールX号
ATK1500
「俺はこれでターンエンド!」
二体のモンスターを使ってまで呼び出したモンスターだったが、攻撃力は変わらず1500。何を狙っているのか。
「…私のターン!」
『あのモンスター、何かあるぜ。』
「ええ。低攻撃力モンスターはいやらしい効果の多いこと多いこと…」
「…誰と喋ってるんだ?」
どうやらアデスの存在が見えていないらしく、男は希が急に一人で喋り始めたかのように見えた。
「…私は手札から『死竜団(しりゅうだん)ネクロカリバー』を召喚!このカードは召喚成功時、守備表示になる!」
死竜団 ネクロカリバー
DEF0
黒の鎧に包まれた騎士が現れる。その姿に一切の生気は感じられず、おどろおどろしい。
「さらに!自分フィールドに表側守備表示の『死竜団』モンスターが存在する時、このカードは手札から守備表示で特殊召喚できる!『死竜団 ブラックダガー』!」
死竜団 ブラックダガー
DEF0
今度は軽装の短剣を持った戦士。だがネクロカリバーと同じく禍々しい雰囲気を醸し出している。
「カードを二枚セット!ターンエンド!」
「その展開だと打つ手ナシ、ってところか!?」
「さあね、ご想像にお任せするわ。」
「俺のターン!ドロー!このままバトルだ!バトルフェイズ開始時に『キラー・ホエールX号』の効果発動!バトルフェイズ終了時まで、このカードの攻撃力を二倍にする!」
「さらに!このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば、その数値だけ相手に戦闘ダメージを与える!」
キラー・ホエールX号
ATK1500→3000
キラー・ホエールX号
星4/水属性/魚族/エクシーズ/効果/ATK1500/DEF2000
水属性魚族レベル4モンスター×2
(1)1ターンに一度、バトルフェイズ開始時にこのカードのX素材を一つ取り除いて発動できる。このカードの攻撃力を二倍にする。この効果は相手ターンでも発動できる。
(2)このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
『貫通効果持ちか、厄介な奴だな…希、勝算は?』
「死産から奇跡的に蘇った私よ?あるに決まってんでしょ。」
希は不敵に笑う。
『やれやれ、あの時もそうだったが、生意気なガキに育ったよなお前も。』
「あんたのおかげでね!」
「そろそろいいか?『キラー・ホエールX号』で、『死竜団 ネクロカリバー』に攻撃!」
「ネクロカリバーは戦闘では破壊されない!」
「だがダメージは受けてもらうぜ!」
キラー・ホエールX号が勢いよくネクロカリバーに噛み付く。ネクロカリバーはなんとか耐えるが相当の深手を負ったのか、その場に膝をついてしまう。
「ぐっ!ごめん、ネクロカリバー…」
希 LP4000→1000
「俺はこれでターンエンド!」
『おいおいどうする?あと一回食らったら負けるぜ?』
(…あんた絶対わかってて言ってるでしょ。)
『なんのことやら…』
「私のターン!」
希がカードを引き、確認する。
(!このカードは!)
「見えたわ…」
突然謎の言葉をつぶやく希。男にはその言葉の意味がわからなかった。
「どういう…意味だ?」
希は男をキッと見据え、言い放つ。
「あなたの死期が!」
いや、もはやこの世界にとってデュエルモンスターズは無くてはならない存在になりかけている。昔は閑静であったこの街も、デュエルモンスターズの大会専用の会場を作った途端に賑わい始めたという。
道行く人がデュエルディスクを付けているのは当たり前。そんな街中を歩く一人の少女がいた。背後に異形を連れて。
「この町、昔はどうだったの?アデス。」
身長は150cmほど、グレーのパーカーを着た黒髪の少女が背後の異形に話しかける。
『さあなぁ?俺は別に人類の歴史とかキョーミねぇし。』
おどけた様子でアデスと呼ばれた異形が答える。その容貌はドクロの仮面に黒いローブといったまさしく【死神】の容貌であった。
『お前が町の歴史にキョーミ示すなんて珍しいなぁ?遊原希(ゆうげん のぞみ)さんよぉ?』
「別に…話すことが無くて暇だっただけよ。」
『へぇ…』
なぜこの二人が街を出歩いているのかといえば困ったことになる。なぜならなんの目的も無しに出歩いてるだけだからだ。
四月十日から開校するデュエル専門の高等学校、デュエルアカデミア華札校への入学が決まったはいいものの、学校側から出された課題はすでに終え、母の家事を手伝おうとしたら自分がやっておくから遊びに行ってきたらいい。と逆に気を遣われてしまい、今に至っている。
「そろそろ帰ろっかな…」
流石にこれ以上無意味な徘徊を続けるわけにもいかないだろう。そう思ったその時。
「あっ、あのっ!いい加減にしてほしい…です。」
路地裏から困った様子の女の子の声が聞こえた。
「いーじゃんかよちょっとだけだからさー。」
それに構わぬ男の声。
こんなお約束みたいな出来事があるだろうか。希は軽くため息をつく。
「はぁ…今どきこんなことするやついたの?」
『あの女の子…ショートヘアで身長はお前と同じくらい。胸は…おお、ありゃデケェな?あのヤロウ中々いい目してんじゃねーか。』
「あんたも大概だと思うけどね…。」
『で?どうするんだ?アレ。なんか大ごとになりそうだぜ?』
アデスが騒ぎの方向を指さす。
「いっ、いい加減にしてください…セキュリティ呼び…ますよ…」
「うっわマジ?こわーい。呼べるものなら呼んでみろよ!」
どうやら思った以上に大ごとになりそうだ。
「あんなやつ程度に国家権力の皆さんの手を煩わさせるわけにはいかないわね。」
『ほーん。で?本音は?』
「面白そうだから助けに行くわよ。あんたも手伝いなさい。暇なんでしょ?」
『へっ、これだからお前のお守りはやめらんねーな!死神稼業やめてよかったー!』
「ちょっと、困ってるじゃないその子。やめてあげなさいよ!」
希は勇ましい口調で男に挑み掛かる。
『意外だな。もっと変化球で行くかと思ってたぜ。』
(今は黙ってなさい。)
「おっ、かわいい子二人目発見!俺ツイてるぅー!」
舞い上がる男。まあこの程度の発破で打ち倒せるとは希も思っていない。すぐさま次の手を打つ。
「…ねえ」
「デュエルしてよ。」
あまりにも唐突の提案。その場にいた誰もが黙ってしまった(アデスは笑っていたが)。
数秒だった後男が口を開く。
「デュ、デュエルぅ?」
「そう、デュエル。あなたが勝ったらその子は好きにしていいよ。」
「ちょっ!?」
「たーだーし。私が勝ったらすっぱり諦めること。いい?」
「で、でも君デュエルディスクは…?」
そう、不思議なことに希の腕にはデュエルディスクが装着されていない。収納のためのバック等もない。これで一体どうやってデュエルをするというのか。まさか店まで移動してテーブルデュエルやるんじゃないだろうな。と男が思ったその瞬間。
(アデス!)
『おう!任せとけ!』
希が指をパチンと鳴らす。するとあたりが夜のように暗くなり、希の腕にデュエルディスクが出現した。全体を黒で統一し、モンスターゾーンの部分はコウモリの羽をあしらったようなデザインで、所々にドクロや鎖などといった装飾がなされておりとても女の子が使うようなものではない。
希自身の格好も変わっており、グレーのパーカーとジーンズだけだったはずなのに、いつの間にか真っ黒なフード付きのローブを羽織っており、顔左半分を白い悪魔のような仮面が覆っていた。
「なっ、なんだよ、これ?」
「えっ…ええ………?」
あまりの出来事に二人は半ば放心状態となっていた。
「ああこれ?ただのマジックみたいなもんだから気にしないで。」
(ちょっと。余計なオプションつけないでくんない?)
『まあ、サービスって奴だ。精々俺を楽しませてくれよ?』
(ふん、言われなくても。)
「あっ、ああそうなの?じゃあ…やるか!」
男はなんとか正気を取り戻しデュエルディスクを展開する。
午後2時。ちょうど鬼門の方角の時刻にデュエルが始まった。
「「デュエル!!」」
「俺の先攻!俺は手札から『キラー・ホエール1号』を召喚!」
大きめのシャチ型モンスターが出現した。
キラー・ホエール1号
ATK1500
「キラー・ホエール1号の効果発動!手札から同名モンスターを特殊召喚する!こい!二体目の『キラー・ホエール1号』!」
キラー・ホエール1号
ATK1500
キラー・ホエール1号※オリカ
星4/水属性/魚族/効果/ATK1500/DEF1200
(1)1ターンに一度、このカードの召喚に成功した時に発動できる。手札から『キラー・ホエール1号』を特殊召喚する。
『これでレベル4のモンスターが二体揃ったぜ?』
「ええ。くるわね。」
希は大型モンスターが来る気配を感じて身構える。
「二体の『キラー・ホエール1号をオーバーレイ!二体のモンスターで、オーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!」
「超エネルギーの鼓動よ、大海の暴れ者を呼び覚ませ!エクシーズ召喚!」
「現れろ!『キラー・ホエールX号』!」
大型のシャチ型モンスターが低く響く咆哮をあげる。
キラー・ホエールX号
ATK1500
「俺はこれでターンエンド!」
二体のモンスターを使ってまで呼び出したモンスターだったが、攻撃力は変わらず1500。何を狙っているのか。
「…私のターン!」
『あのモンスター、何かあるぜ。』
「ええ。低攻撃力モンスターはいやらしい効果の多いこと多いこと…」
「…誰と喋ってるんだ?」
どうやらアデスの存在が見えていないらしく、男は希が急に一人で喋り始めたかのように見えた。
「…私は手札から『死竜団(しりゅうだん)ネクロカリバー』を召喚!このカードは召喚成功時、守備表示になる!」
死竜団 ネクロカリバー
DEF0
黒の鎧に包まれた騎士が現れる。その姿に一切の生気は感じられず、おどろおどろしい。
「さらに!自分フィールドに表側守備表示の『死竜団』モンスターが存在する時、このカードは手札から守備表示で特殊召喚できる!『死竜団 ブラックダガー』!」
死竜団 ブラックダガー
DEF0
今度は軽装の短剣を持った戦士。だがネクロカリバーと同じく禍々しい雰囲気を醸し出している。
「カードを二枚セット!ターンエンド!」
「その展開だと打つ手ナシ、ってところか!?」
「さあね、ご想像にお任せするわ。」
「俺のターン!ドロー!このままバトルだ!バトルフェイズ開始時に『キラー・ホエールX号』の効果発動!バトルフェイズ終了時まで、このカードの攻撃力を二倍にする!」
「さらに!このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば、その数値だけ相手に戦闘ダメージを与える!」
キラー・ホエールX号
ATK1500→3000
キラー・ホエールX号
星4/水属性/魚族/エクシーズ/効果/ATK1500/DEF2000
水属性魚族レベル4モンスター×2
(1)1ターンに一度、バトルフェイズ開始時にこのカードのX素材を一つ取り除いて発動できる。このカードの攻撃力を二倍にする。この効果は相手ターンでも発動できる。
(2)このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
『貫通効果持ちか、厄介な奴だな…希、勝算は?』
「死産から奇跡的に蘇った私よ?あるに決まってんでしょ。」
希は不敵に笑う。
『やれやれ、あの時もそうだったが、生意気なガキに育ったよなお前も。』
「あんたのおかげでね!」
「そろそろいいか?『キラー・ホエールX号』で、『死竜団 ネクロカリバー』に攻撃!」
「ネクロカリバーは戦闘では破壊されない!」
「だがダメージは受けてもらうぜ!」
キラー・ホエールX号が勢いよくネクロカリバーに噛み付く。ネクロカリバーはなんとか耐えるが相当の深手を負ったのか、その場に膝をついてしまう。
「ぐっ!ごめん、ネクロカリバー…」
希 LP4000→1000
「俺はこれでターンエンド!」
『おいおいどうする?あと一回食らったら負けるぜ?』
(…あんた絶対わかってて言ってるでしょ。)
『なんのことやら…』
「私のターン!」
希がカードを引き、確認する。
(!このカードは!)
「見えたわ…」
突然謎の言葉をつぶやく希。男にはその言葉の意味がわからなかった。
「どういう…意味だ?」
希は男をキッと見据え、言い放つ。
「あなたの死期が!」
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イイネ | タイトル | 閲覧数 | コメ数 | 投稿日 | 操作 | |
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70 | 序章 | 625 | 0 | 2017-03-31 | - | |
103 | 第一話:元死神と女の子 | 1386 | 4 | 2017-04-01 | - | |
76 | 第二話:あの世へGo straight! | 792 | 5 | 2017-04-02 | - | |
66 | 第三話:波乱の入学デュエル | 747 | 4 | 2017-04-03 | - | |
90 | 第四話:バスタイムは決闘の中で | 762 | 2 | 2017-04-05 | - | |
94 | 第五話:歯車の天使 | 756 | 3 | 2017-04-08 | - | |
134 | 設定集 | 677 | 0 | 2017-04-10 | - | |
107 | 第六話:ランチタイムの襲撃者 | 637 | 3 | 2017-04-12 | - | |
132 | 第七話:芸術の剣 | 861 | 3 | 2017-04-14 | - | |
173 | 番外編:私は執事セバスチャン | 722 | 3 | 2017-04-15 | - | |
113 | 懲りずに番外編:みなさんありがとう! | 760 | 3 | 2017-04-16 | - | |
101 | 質問返答のお時間 | 703 | 0 | 2017-04-24 | - | |
102 | 第八話:陰謀 | 709 | 2 | 2017-04-24 | - | |
82 | 第九話:希の大会前夜 | 681 | 2 | 2017-04-26 | - | |
115 | 第十話:遊原塔子 | 759 | 2 | 2017-04-29 | - | |
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116 | 第十三話:eye scream | 849 | 1 | 2017-06-01 | - | |
111 | お久しぶりです&謝罪 | 1399 | 2 | 2017-08-02 | - |
更新情報 - NEW -
- 2024/04/27 新商品 INFINITE FORBIDDEN カードリスト追加。
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Amazonのアソシエイトとして、管理人は適格販売により収入を得ています。
1号が2体ってなんだか面白い構図ですねw
相棒的存在がいる主人公って結構好きだったりします。二人とも良いキャラしてますね。 (2017-04-01 18:58)
ゲームを介して悪を裁くその姿は、まるで初期の原作の闇遊戯みたいで格好いいです。
次回も楽しみにしております。
(2017-04-01 19:50)
主人公の方も他の方々が仰っておられる様に、悪人に容赦なく裁きを下すダークヒーロー的な性格が、とても魅力的でした!
デュエルの方も、オリカの効果が強過ぎず弱過ぎずの良い塩梅で、とてもセンスを感じました!希がどの様に悪人をデュエルで裁くのか、とても楽しみです!
宜しければ、悪人に絡まれたショートヘアの巨乳の女の子がパイタッチされているシーンをお書きになって頂ければ、幸いです! (2017-04-01 20:36)
さて、ここで一つ謝っておきたいことが。それは、主人公達はは決してヒーローによくある正義で動いているのか訳ではありません。
途中希が言っていたように、こんなベタなシチュエーションを助けるとか面白そう。と思っていて、助けられなかった時の対処法を考えてません。
なのでこの作品は、『そんなつもりはなかったのにいつの間にかみんなを救ってしまった元死神と女の子の物語』という非常にイレギュラーなSSだと思っていただけると幸いです。
(2017-04-02 06:54)