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HOME > 遊戯王SS一覧 > 第85話 戦争

第85話 戦争 作:こんにゃく

紅く、染まる世界ファラリス世界

その場所に数人の人物が立っていた。

そこはまるで玉座、しかし外に剥き出しで殺風景という印象が強い


シャウロン「くっくっく…始まったみたいだなぁ?」

ケラケラと笑いながら話す男はシャウロン

その素性はフードで隠れており分からないがあまり育ちの良いような感じは無い

どちらかと言えば人を小バカにした態度を取る

シリウス「どうやら、そのようだな…」

シャウロンに語り駆けるのは打ってかわって冷静で物静かな話し方をするシリウスという男

シャウロン同様、フードで素性は分からない


シャウロン「おいおい、随分と冷めてるじゃねぇか…コイツが上手くいけば俺達はデキレストへ帰ることができるんだぜぇ?」

シリウス「…分かっている」

シャウロン「だったら素直に喜ぼうぜ、せっかくこの俺様が出口を探してやったんだからよぉ」

シリウス「確かに…これで準備は整った、だが後は奴等が上手くやるかどうか、我々ファラリスはデキレストへ出ることができない」

シャウロン「確かに…俺達は無理だな、だが…アルフレドのヤツがいる」

シリウス「…奴は唯一、生身でデキレストに出ることが出来た男…後は奴にも任せねばな…」

シャウロン「まっそういうことだ、アイツに頼るなんていうことが癪だが…俺達は高みの見物と決め込もうや」

シリウス「…ああ」





一騎「…ここが、エクサス」

一騎達は小高い丘の上にいた。そこからは平野が続き、この丘は遠くまで見渡すことができ平野の周りには木1つ無い。

そして平野の奥、小さなシルエットのように見える場所こそ一騎達の目指す場所、エクサス城

サーニャ「ここから一直線。これがエクサス城の最短ルートにして最高の難関になります」

このは「当たり前でござるが、ここは見通しも良くそして最短ルート…恐らくエクサスの方も分かっているのでござる…」

ユキ「つまり、エクサスも待ち構えてるよね…」

遊姫「…でも、もうジッとはしてられない…ソロモンズが集まった今、きっとエクサスは次の行動をするはず…」

トラクリボー『それがもし、シンクラットや黒霧の里のようになるのであれば…止めなくちゃね…』

一騎「…当たり前だ、俺達の手で必ず止めて見せる」

ウンとその場に居た全員が頷く

シンクリス兵「一騎さん!全ての部隊が配置に着きました!!」

バッと一騎達のうしろに何万という兵士が集まっている。

一騎「よし…クーのお陰でここまで順調に来た…みんな!聞いてくれ!!」

一騎が両手を挙げ、シンクリス兵にこう叫ぶ

一騎「この戦い…絶対に負けることはできない…世界のみんなの為にも俺に力を貸してくれ!!!」

するとシンクリス兵が皆、ウォォ!という雄叫びを挙げる

ユキ「あっ!あれを見て!一騎君!!」

ユキが指を指す先に黒い何が迫ってきている。

サーニャ「捕捉。間違いありません…エクサス兵です」

そしてその場にいる全員がそのエクサス兵の方向へと向きなおす。

一騎「よし…みんなここからが正念場だ…いいか?無理だけはするなよ?」

このは「はっ、それをいっきが言いますか?」

遊姫「そうよ!あんたが一番無茶するでしょ!!」

と、強気な少女二人にツッコミを入れられつつ、全員がフッと微笑む

一騎「よし、みんな…生きて、そしてエクサスを止める!!」

ウォォ!!という声と共に一騎、遊姫そしてシンクリス兵は前進し、サーニャ、このは、ユキはその身体能力を活かして先へ進む。

そして始まったのだ、この世界で3度目となる戦争が




ウォォ!!


シンクリス兵「私は!マジックカード『シンクロン』を発動し、お前のマジック・トラップカードを1枚破壊する!」

エクサス兵「…」

シンクリス兵「さらにこのカードを発動した事によりフィールドの通常モンスター1体をチューナーにする!私は自分フィールドの『シーホース』をチューナー扱いとする!」


シーホース
レベル5/地属性/獣族
攻1350/守1600

ウマとサカナの体を持つモンスター。 海中…ではなく今は空中を風のように駆け巡る。


シンクリス兵「さらに私はフィールドのレベル4の『カイザー・シーホース』にレベル5のシーホースをチューニング!!」

シンクリス兵「海中を駆ける、半馬よ、縦横無尽に駆け巡り、その真の姿を表さん!!シンクロ召喚!!レベル9!!『エンペラー・シーホース』!!」


エンペラー・シーホース
レベル9/闇属性/獣族/シンクロ
攻2900/守1800

4つの腕を持ち、2つはヒヅメ、2つは人の腕、そしてその人の腕には両方に錫杖が持っている。

シンクリス兵「行け!エンペラー・シーホース!!ロストパペット・バーサーカーを攻撃!!エンペラーフォース!」

錫杖から協力なエネルギーが発射されそれがバーサーカーを貫く

エクサス兵「バーサーカーのオーバレイユニットを1つ使い、相手モンスターを破壊し…」

シンクリス兵「エンペラー・シーホースは『バトルフェイズ時に発生する効果の発動を無効にする』!!よってその効果は無効!!!」

ズガァァン!!エクサス兵もろとも吹き飛ばした。

エクサス兵「…」
LP0

しかし、スッと立ち上がりさらに他方から人間が集まってくる。

カイルスナイト「くっくっく、そいつらは簡単には死なんぞ…」

シンクリス兵「くっ…!!」

カイルスナイト「…はっ!!相手は更にそいつだけではない!!俺のターン!!俺は手札から『ロストパペット・ウォーリアー』を召喚し!更に効果により手札からロストパペット・ウォーリアーを特殊召喚!」


ロストパペット・ウォーリアー
レベル4/地属性/機械族
攻撃力1800/守備力1000


ロストパペット・ウォーリアー
レベル4/地属性/機械族
攻撃力1800/守備力1000


カイルスナイト「更に!!マジックカード『ロスト・シャドーレンジ』発動!
『自分フィールドにレベル4のロストパペット同名モンスターが存在する時、フィールドにロストパペット・トークンを2体特殊召喚でき…そしてそのトークンを含みエクシーズ召喚を行はなければならない!!』」


ロストパペット・トークン
レベル4/地属性/機械族
攻撃力0/守備力0


シンクリス兵「何!!?」

カイルスナイト「俺は2体のロストパペット・ウォーリアーと2体のロストパペット・トークンでオーバレイ!!エクシーズ召喚!!ランク4!!『ロストパペット・ベルセルク』!!」


ロストパペット・ベルセルク
ランク4/地属性/機械族/エクシーズ
攻撃力2800/守備力2600

超巨大な大剣を持つ、カラスの機械人形


カイルスナイト「バトルだ!!ベルセルクでエンペラー・シーホースを攻撃!!」

シンクリス兵「何!?攻撃力はコチラが上だというのに!?」

カイルスナイト「ベルセルクの効果発動!『オーバレイユニットを1つ使い、相手フィールドのモンスター1体を破壊する』」

ベルセルクの斧が降り下ろされるが

シンクリス兵「あまい!!エンペラー・シーホースはバトルフェイズで発生する効果の発動を無効にする!!」

カイルスナイト「そっちこそあまいようだなぁ!!『ベルセルクが戦闘を行う時の間、ベルセルク以外の表側表示で存在するカードの効果を全て無効にする』」

シンクリス兵「なっ!!?」

ガキンッという音でエンペラー・シーホースが破壊される。

カイルスナイト「終わりだぁ!!ベルセルクでダイレクトアタック!!」

シンクリス兵「…っ!!」
LP2200

サーニャ「『機械人形(マシンドール)IX(ナイン) ブリッツアタッチメント』の効果により『デッキから機械人形(マシンドール)モンスター1体と手札のこのカードを除外し相手のバトルフェイズを終了させます』サーニャはデッキの『機械人形(マシンドール)Ⅲ ソード・レッグ・ブースター』を除外します」

ズガガガッ!!ベルセルクの攻撃が空中で弾けとぶ

カイルスナイト「ほう…」

ファサッと銀色の髪を揺らしながら、華麗に現れたのはサーニャ

サーニャ「ふぅ…サーニャの役回りは雑魚掃討ですか…大丈夫ですか?」

シンクリス兵「た、助かりました」

サーニャ「こいつの相手はあなたには手に余るでしょう、こいつはサーニャに任せてください」

シンクリス兵「は、はい!!」

シンクリス兵は直ぐ様そこから離れ、そして近くのエクサス兵と対峙する

カイルスナイト「雑魚だと?…面白いことをいう…俺を他の奴等と同じにするなよ?」

サーニャ「確かにそうですね…ですがサーニャにとっては同じことです」

カイルスナイト「くっ!言ってくれる!!俺はカードを1枚セット!!ターンエンド!」

手札2

サーニャ「サーニャのターンです。サーニャは手札からマジックカード『機械人形(マシンドール)ユニット』を発動し手札から『機械人形(マシンドール) Ⅰ(ワン)ブラスト・アーム』を召喚します」


機械人形(マシンドール) Ⅰ(ワン)ブラスト・アーム
レベル4/光属性/機械族
攻撃力1800/守備力100


サーニャ「更に機械人形(マシンドール)ユニットの効果により手札から『機械人形(マシンドール) Ⅱ(ツー)スラッシュ・スラスター』を特殊召喚します」


機械人形(マシンドール) Ⅱ(ツー)スラッシュ・スラスター
レベル4/光属性/機械族
攻撃力1000/守備力1600 


サーニャ「そして、サーニャはこの2体を除外する事で、合体召喚します、現れよ『機械人形(マシンドール) ⅠⅡ(ワンツー)ブラスト・スラスター』」


機械人形(マシンドール) ⅠⅡ(ワンツー)ブラスト・スラスター
ユニオン
レベル6/光属性/機械族
攻撃力2600/守備力1700


サーニャ「ブラスト・スラスターの効果を発動し『相手フィールドのカードを1枚選択し破壊します』サーニャはベルセルクを破壊します」

ブワンッ!炎がベルセルクを燃やし尽くす

カイルスナイト「っ!!!俺はトラップ『ソロモンズ・アビリティ』を発動!」

サーニャ「っ…ソロモンズ…!?」

カイルスナイト「自分フィールドの『エクストラデッキから特殊召喚されたモンスターが破壊された時、破壊されたモンスターと同じ召喚方法で同じレベル・ランク、同じ種族のソロモンズを1体エクストラデッキから特殊召喚する』!!」

カイルスナイト「無限岩層の力を持つ、灰白の使者!!今降臨せよ!『GD,47!!巖道 ウヴァル』!!」

ウヴァル
ランク4/地属性/機械族/エクシーズ
攻200/守2700


ガコンッ、ラクダの形をした岩に歯車が随所にめり込んだ怪物が現れる。

サーニャ「ソロモンズ…!!」

そして、サーニャの対戦相手だけではない、他の場所でも数々のソロモンズが出現していた。

エクサス兵「現れよ、『GD,42 鳳魚神 アルウェパル』」


アルウェパル
ランク5/水属性/魚族/エクシーズ
攻1800/守2000


シンクリス兵「くっ!!!」


ユキ「ど、どういうこと!?どうしてこんなにソロモンズが!!?」

このは「どうやら、何か裏がありそうでござるな」

ユキ、このははエクサス兵と対峙しながら考えていた。

ユキ「そ、そうだよね…それにソロモンズは世界で1枚のはず…それなのに…」

カイルスナイト「私はGD,47!巖道ウヴァルを召喚!!」

サーニャと対峙している相手とは別のカイルスナイトがウヴァルを召喚する

このは「同じソロモンズ…これは明らかにおかしい…」



マイアス「…ふん、これこそがぁ我等の力…」

アイヴィス「ソロモンズのレプリカを作り出しそれを使わせる…」

マイアス「オリジナルよりも性能は劣るがぁ…それでも役にはたつぅ…」

キルヴィス「…」

アイヴィス「ソロモンズを使い、人の死の力を集める…」

マイアス「その通りぃ、我らの扉を開くためにぃ」






サーニャ「…サーニャはカードを1枚セットしてターンエンドです」

手札2

カイルスナイト「ふっこの俺が雑魚かどうかその目で確かめてみるがいい!!俺のターン!!」

手札3

カイルスナイト「俺は墓地のソロモンズ・アビリティの効果を発動する!『墓地のこのカードを除外し、墓地のレベル4以下のモンスター1体を選択しそのカードを自分フィールドのソロモンズエクシーズモンスター1体のオーバレイユニットとする!』」


ウヴァル
ORU1


カイルスナイト「更に!!ウヴァルのモンスター効果を発動!『オーバレイユニットを1つ使い!エクストラデッキから自分フィールドに存在するソロモンズモンスターと召喚方法の異なるソロモンズモンスターを1体エクストラデッキから特殊召喚する』!」

カイルスナイト「邪墓の卑屈さを憎み、蔑み、穢れた魂を再び汚す、災厄の魔人!!降臨せよ!『GD,46!!墓人 ビブロンス』!!」


ビブロンス

レベル7/闇属性/アンデッド族/シンクロ
攻2200/守1600

バキバキバキ、地面から細く弱々しい腕が伸び、そこから骨と皮だけの人間が出現するそしてその腕には実態のない透明の剣を持つ。

サーニャ「また、ソロモンズ…ですか」

カイルスナイト「はっ!!まだまだだ!!ビブロンスの効果を発動!!『このカードがシンクロ召喚以外で特殊召喚された時、自分の墓地からモンスター1体を選択し特殊召喚する』!!」

カイルスナイト「再び現れよ!!ベルセルク!!」

ベルセルク
ランク4/地属性/機械族/エクシーズ
攻撃力2800/守備力2600

サーニャ「くっ…またそのモンスターですか…」

カイルスナイト「まだだ!!俺は手札から『ソロモンズ・フュージョン』を発動!!」

サーニャ「なっ…融合カード…!?」

カイルスナイト「『自分フィールドのソロモンズモンスターを素材に融合召喚を行う』!!俺はGD,47 巖道 ウヴァルとGD,46 墓人ビブロンスを融合する!!」

カイルスナイト「岩石を纏う巨大な城よ、墓を食い潰す魔人と混じりて、現刻に顕現せよ!融合召喚!!『GD,57!!ハイブリング・オセ』!!」


ハイブリング・オセ
レベル8/光属性/悪魔族/融合
攻2800/守1900

8つの顔を360度に張り付けたような異形の怪物が身体に奇妙な装飾品を携え出現する。

カイルスナイト「どうだ…これでもこの俺がそこら辺にいる雑魚と同じか?」

サーニャ「…ええ、そうです」

カイルスナイト「ふん、強がりを…ならば見せてやろう…バトルだ!!ベルセルクで機械人形(マシンドール) ⅠⅡ(ワンツー)ブラスト・スラスターを攻撃!!」

サーニャ「くっ!!」


ブラスト・スラスター 攻/2600 ← ベルセルク 攻/2800


サーニャ「ぐぅ…!!」
LP4000→3800

サーニャは後ろへと後退する。

カイルスナイト「これで終わりだと思うな!!ハイブリング・オセでダイレクトアタック!!」

グワンと腕を振り上げると8つの顔が浮かび上がる、そしてその顔からエネルギーが掃射された

サーニャ「させません…サーニャはトラップ発動します『機械人形(マシンドール)ロンク・プット』」

サーニャ「このカードの効果により『相手の直接宣言時、自分の除外されているユニオンモンスター1体をフィールドに特殊召喚します…そしてそのモンスターはこのターン戦闘で破壊されません』」

カイルスナイト「はっ!!そんなもの、意味などない!!ハイブリング・オセの効果発動!『相手がフィールドのマジック・トラップカードの効果を発動した時、1ターンに1度その発動を無効にし相手に1000ポイントのダメージを与える』!!」

サーニャ「っ!!?」

カイルスナイト「貴様のトラップは無効となる!!」

サーニャ「くぅぅっ!!!」
LP3800→2800

ズガァァン!!ハイブリング・オセの腕から更なるエネルギーが飛び散りそれがトラップカードを貫き更にサーニャの周辺に飛び刺さる

一騎「なっ!?サーニャ!!!」

近くの小高い丘の上にいた一騎はサーニャの危機に反応する、直ぐ様体制を立て直しサーニャの方へ向かおうとするのだが

カイルスナイトA「逃げられると思うなよ!!ペンデュラム使い!!」

一騎「くっ!!…今は…お前の相手をしている場合じゃねぇんだよ!!俺はハーデストアイズで…ベルセルクを攻撃!!この瞬間!!銀狼ファングのペンデュラム効果発動!『自分フィールドのペンデュラムモンスターの攻撃力を300ポイントアップする!!』」


ハーデストアイズ 攻/2500→2800


一騎「そして!手札の『C・(チェンジ)ストロングマッシュルーム』の効果により!『このカードを墓地に送り!!自分フィールドの攻撃力が変化したモンスターの攻撃力を更に1000ポイントアップさせる!!』」


ハーデストアイズ 攻/2800→3800


一騎「行け!!ハーデストアイズ!!召雷のストライク・バースト!!」

雷と紅いエネルギーが混ざり合いながらベルセルクを貫く


ハーデストアイズ 攻/3800 → ベルセルク 攻/2800

カイルスナイトA「くぅ!!」
LP1900→900

一騎「そして!ハーデストアイズは『戦闘ダメージを2倍にする!!』」

そして貫いた後にハーデストアイズの瞳が光、それがカイルスナイトを襲う。

カイルスナイト「がぁぁぁ!!?」
LP900→0

カイルスナイトは後方へと吹き飛び、崖から落下していく

一騎「くっ!!サーニャ!!!」

一騎は振り返り、サーニャの元へと向かおうとしたしかし

カイルスナイト「終わりだ!!」

カイルスナイトの命令によりサーニャに襲いかかるエネルギー

今から向かうのではもう遅い、一騎が急いだところで間に合わないであろう

サーニャ「っ!!」

サーニャは覚悟した。この攻撃を避けることは出来ないと…

「俺は手札のトラップ『ドライブ・スタンディングウェーブ』の効果を発動だぜ!!」

バキィィ‼ハイブリング・オセのエネルギーが波打つ振動により吹き飛ばされる。

サーニャ「なっ…これは…まさか、ガイ…!!」

ガイ「へっ…大丈夫かよ、サーニャ!手こずってる見てぇじゃねぇか」

サーニャ「む…手こずってません…」

プクーと頬を膨らませるサーニャ。

カイルスナイト「なっ…手札からトラップだと…!?」

ガイ「あ?ああ…悪かったな…トラップ、ドライブ・スタンディングウェーブは『自分フィールドにマジック・トラップカードがない時に発動でき…相手の攻撃を無効にし自分フィールドにモンスターがいない場合は更に機械族のモンスターを墓地から特殊召喚できるぜ』」

一騎「あ、あれは…」

一騎はやっとの思いでサーニャの元へと駆けつけていた。

サーニャ「…一騎」

ガイ「てめぇが一騎か…ふっ確かにいい面をしてる…だかな…妹は簡単にはやらねぇぞ!?」

一騎「は?」

一騎は突然の事に呆然とした

サーニャ「むっガイは黙っててください」

ガイ「っるせぇ!!俺は認めねぇからな!!サーニャ!!お前はいっつも直ぐに取り入りちまう!!」

サーニャ「…今回は大丈夫です。一騎は信用できると思います。今もサーニャを助けに来てくれました」

ガイ「間に合ってねぇじゃねぇか!!お兄ちゃんは断じて許しません!!」

一騎「…ははっ」

一騎は困ったように笑いつつそして尋ねる

一騎「お前がガイだな…ってことは通やベクトが来てるって…」

ガイ「それだけじゃねぇぜ?」

一騎「え?」

ウォォ!!この戦場に更なる声が重なる

一騎「これは…」

フュージニア兵「全軍!!突撃!!」

ガイ「こっちにいたフュージニア兵とシンクリス兵もいる…数では圧倒してるぜ」

一騎「…ありがたいぜ…」

ガイ「…それにサーニャの事は俺に任せな…あんたはあんたのやるべき事をやっちまってくれ」

一騎「!!…サンキューガイ!!」

サーニャ「あっ…一騎…」

そして一騎は駆け抜ける、本陣であるエクサス城へと一気に向かう為に

サーニャ「むぅ…」

サーニャは表情こそ変えていないが明らかに不服のご様子だった

ガイ「おい、なんだよその顔は」

サーニャ「…お兄ちゃんのバカ」

ガイ「うっ…」

サーニャがガイをお兄ちゃんと呼ぶときは大体ガチで怒っている時や寂しい時等感情の起伏が激しい時である

今回は本気で落胆しているようだ

ガイ「わ、悪かったよ…それにしても本気なのか?お前…まだアイツと出会って間もないんだろう?」

サーニャ「…ですが感じました。サーニャは、彼はとても正義感が強く消して曲げない信念…そして他人を信じるという精神…サーニャの理想です」

ガイ「はぁ…お前は…全く…まぁしょうがねぇか…妹の為だしな」

サーニャ「それにキスをした仲です」

ガイ「やっぱ無し!!!お兄ちゃんはやっぱ断固反対だ!!!」

カイルスナイト「…はぁ…もういいか?貴様らの茶番に付き合ってなどいられない」

ガイ「あ?ふっ…まぁいいぜ、サーニャ、お前の墓地から機械族を召喚しな」

サーニャ「了解。分かりました、サーニャは墓地からブラスト・スラスターを特殊召喚します」


ブラスト・スラスター
レベル6/光属性/機械族
攻撃力2600/守備力1700


ガイ「俺とサーニャはお互いのフィールドと墓地、それにライフを共有してやるよ、さぁてめぇのターンは終わりだぜ?」

カイルスナイト「ふん、俺はターンエンドだ」

手札2

ガイ「おっしゃぁ!!だったら俺のターンだな!!俺のターン!!」

手札6

ガイ「まずは手始めに…俺は手札の『DF(ドライブ・フォーマー) アイアンシャベライノ』を召喚!!」


アイアンシャベライノ
レベル4/地属性/機械族
攻1500/守1800


サイの頭を持つシャベルカーが出現する

ガイ「そして!DF(ドライブ・フォーマー)は『召喚、特殊召喚に成功した時、守備表示になる』!」

ガイ「そして!俺は手札から『融合』発動!!手札の『DF(ドライブ・フォーマー)ジョイント・トラック』と『DF(ドライブ・フォーマー) ブラック・バス』を融合する!!」

カイルスナイト「この瞬間!!ハイブリング・オセの効果により!!『相手のマジック・トラップカードの発動を無効にし1000ポイントのダメージだ!!』」

ガイ「俺はジョイント・トラックの効果発動!!『このカードが手札またはフィールドに存在し、このカードを素材として融合召喚する場合、相手は融合・フュージョンと名の付くカードの効果を無効にすることはできない』!!」

カイルスナイト「なんだと!?」

ガイ「海底を進む巨大な機重よ、海中を掻き回し、全てを飲み込む水流を作れ!!!融合召喚!!!『DF(ドライブ・フォーマー) コクチマス・トラック』!!!」


DF(ドライブ・フォーマー) コクチマス・トラック
レベル7/水属性/機械族/融合
攻撃力2600/守備力2400


巨大な魚型のバスを取り付けたトラック、それがキキィというブレーキをかけながら出現する

ガイ「そして!アイアンシャベライノはフィールドにDF(ドライブ・フォーマー)が召喚、特殊召喚された事により攻撃表示になり、効果発動!『1ターンに1度、このDF(ドライブ・フォーマー)モンスターの攻撃力を1000ポイントアップさせる!!』」

ガイ「俺はアイアンシャベライノ自体を1000ポイントアップさせる!!」


アイアンシャベライノ攻/1500→2500


ガイ「更に!!コクチマス・トラックの効果を発動する!!『こいつが守備表示の時、相手フィールドのモンスター1体の攻撃力を自分フィールドのDF(ドライブ・フォーマー)1体につき500ポイント下げる!!』俺のフィールドには2体のモンスター!!よって1000ポイント!!」

ガイ「ベルセルクを選択する!!」

バシュバシュッ!!コクチマス・トラックから発射された魚雷はベルセルクに直撃し爆発する。

ベルセルク 攻/2800→1800

ガイ「それだけじゃねぇぜ!!俺達のフィールドは共有!!よってブラスト・スラスターの効果を発動だ!!相手フィールドのカードを1枚破壊する!!破壊すんのは勿論ハイブリング・オセ!!」

ボォォウン!!ブラスト・スラスターから発せられた灼熱の炎がハイブリング・オセを焼き尽くす。

カイルスナイト「ちっ!」

サーニャ「相手の戦力を大幅ダウンさせましたか…流石です」

ガイ「俺を誰だと思ってんだよ…お前のお兄様だぜ?」

カイルスナイト「ハイブリング・オセの効果を発動!『このカードが破壊され墓地に送られた時、このカードの素材となったソロモンズモンスター1組を墓地から特殊召喚する!!』」

ガイ「んな!?」

カイルスナイト「俺は墓地からGD,46…47を特殊召喚!!」


ウヴァル
ランク4/地属性/機械族/エクシーズ
攻200/守2700


ビブロンス
レベル7/闇属性/アンデッド族/シンクロ
攻2200/守1600


カイルスナイト「更に!!ビブロンスがシンクロ召喚以外で特殊召喚された事により墓地からハイブリング・オセを復活させる!!」


ハイブリング・オセ
レベル8/光属性/悪魔族/融合
攻2800/守1900


ガイ「なっ…」

サーニャ「はぁ…ため息。結局モンスターが増えてしまいました。最悪です」

ガイ「-っ!!悪かったな!!俺は!!アイアンシャベライノでベルセルクを攻撃!!」

アイアンシャベライノはベルセルクに突進をしていきそして右腕となっているシャベルで破壊する


アイアンシャベライノ攻/2500 → ベルセルク 攻/1800


カイルスナイト「っ!!」
LP4000→3300

ガイ「まだまだ!!ブラスト・スラスターでビブロンスを攻撃だ!!」

ズガァァン!!ブラスト・スラスターの右拳がビブロンスを殴り飛ばす。

ブラスト・スラスター攻/2600 → ビブロンス攻2200

カイルスナイト「つぅ…」
LP3300→2900

ガイ(さて…どうしたものかな…ウヴァルはオーバレイユニットがねぇから問題はねぇ…だがハイブリング・オセの効果…フィールドのマジック・トラップカードの発動の無効…)チラッ

ガイはサーニャの方をチラリと見る

ガイ(サーニャに奴の攻撃を防ぐ手立てはねぇ…俺がどうにかしねぇとな…)

ガイ「俺はマジックカード『ビークル・エクスチェンジ』を発動する!」

カイルスナイト「っ!!ならば今度こそ無効にさせてもらうぞ!」

ブォォン!!ハイブリング・オセのエネルギーがガイのカードを破壊する

ガイ「っ!!だが…これでいい…!!」
LP2800→1800

ガイ「ビークル・エクスチェンジの墓地の効果を発動!」

カイルスナイト「墓地の効果だと!?」

ガイ「そう…お前のハイブリング・オセはフィールドのマジック・トラップの効果を無効にできる…だが墓地で発動する効果は使えない!!『ビークル・エクスチェンジを除外する事で手札のDF(ドライブ・フォーマー)1体を墓地に送り自分フィールドのDF(ドライブ・フォーマー)の表示形式を全て変更する』!!」

ガイ「俺はコクチマス・トラックを攻撃表示にそしてアイアンシャベライノを守備表示に!!」

コクチマス・トラックが変形し二足歩行ロボットへと変貌する

カイルスナイト「あ?…何をするかと思えば…」

ガイ「…俺はカードを1枚セットしてターンエンドだ…この瞬間、アイアンシャベライノ、コクチマス・トラックの効果は終了し元の数値へと戻る」


アイアンシャベライノ攻1500


手札0

カイルスナイト「ふん、意味のないことをしても意味が無いという事を教えてやる!!俺のターン」

手札3

カイルスナイト「俺は手札より『ソロモンズ・オーバレイ』を発動…『このカードは発動後、自分フィールドのソロモンズエクシーズモンスターのオーバレイユニットとなる』」

サーニャ「また、ウヴァルにオーバレイユニットが…!!」

カイルスナイト「ウヴァルの効果を発動し自分のエクストラデッキからフィールドに存在するソロモンズモンスターと召喚方法の異なるソロモンズモンスターを特殊召喚する!!現れよ!!ビブロンス!!」


ビブロンス
レベル7/闇属性/アンデッド族/シンクロ
攻2200/守1600


ガイ「ちっ!!またかよ…!!」

カイルスナイト「そうだ!!そしてビブロンスの効果により墓地のベルセルクを特殊召喚!!」


ベルセルク
ランク4/地属性/機械族/エクシーズ
攻撃力2800/守備力2600


カイルスナイト「バトルだ!!まずは…ベルセルクでブラスト・スラスターを攻撃!!」

ズバァン!!ブラスト・スラスターが真っ二つに両断され弾けとぶ

ベルセルク攻/2800 → ブラスト・スラスター攻2600

サーニャ・ガイ「くっ!!」
LP1800→1600

カイルスナイト「次は…ビブロンスでアイアンシャベライノを攻撃!!」

ビブロンス 攻2200 → アイアンシャベライノ 守/1800

ズガァァン!!

ガイ「だがコクチマス・トラックの攻撃表示の効果により破壊を無効にする!!」

カイルスナイト「ほう…なるほど…攻撃表示の貴様の効果か…ならばその上から叩き潰すのみ!!速攻魔法『ソロモンズ・ダイレクト』!!」

カイルスナイト「このカードは『自分フィールドのソロモンズモンスターを破壊し!破壊したモンスターの攻撃力分!他のソロモンズモンスター1体の攻撃力をエンドフェイズまでアップさせる!!』俺はビブロンスを破壊し、ハイブリング・オセの攻撃力をアップさせる!!」


ハイブリング・オセ攻/2800→5000

サーニャ「なっ…」

カイルスナイト「ここで貴様達のライフは尽きる!!俺はハイブリング・オセでコクチマス・トラックを攻撃!!」

ハイブリング・オセ 攻/5000 → コクチマス・トラック 攻/2600

サーニャ「危険。このままでは…」

ガイ「お兄ちゃんに任せときな!!トラップ発動!!『ドライビング・フェード』!!『このカードは相手モンスター1体の攻撃を無効にし自分フィールドのDF(ドライブ・フォーマー)1体をエンドフェイズまで除外する!!』」

カイルスナイト「はっ!!攻撃を凌ごうとしても無駄だ!!ハイブリング・オセの効果を忘れたか!フィールドの表側表示のマジック・トラップカードの発動は無効となり1000ポイントのダメージをお前たちは受ける!!」

サーニャ「これでは…」

ガイ「へ…ソイツを待ってたぜ!!俺は墓地の『DF(ドライブ・フォーマー) アンター・トレーラー』の効果発動!」

カイルスナイト「なっ…また墓地からだと…!?」

サーニャ「あれは…先程ビークル・エクスチェンジで墓地に送った…」

ガイ「『相手がカードの効果を無効にする効果を発動した時、墓地からこのカードを守備表示で特殊召喚する事で、そのモンスターの効果を無効にする!!』」

カイルスナイト「なんだと!?」


アンター・トレーラー
レベル5/地属性/機械族
攻1900/守2300


ギャリリィ!!ハイブリング・オセの攻撃は弾けれ吹き飛ぶ

ガイ「これでお前の攻撃は無効…そしてドライビング・フェードの効果によりコクチマス・トラックを除外する!」

カイルスナイト「ちぃ!!俺はカードを1枚セット!!」

ガイ「この瞬間!除外されていたコクチマス・トラックを特殊召喚し、フィールドにDF(ドライブ・フォーマー)が特殊召喚された事によりアンター・トレーラー、アイアンシャベライノを攻撃表示にする!!」

ガイ「そしてアンター・トレーラーが攻撃表示になった時『墓地または除外されているレベル4以下の機械族モンスター1体をフィールドに特殊召喚できる』俺が特殊召喚するのは除外されている機械人形(マシンドール)IX(ナイン) ブリッツアタッチメント」


ブリッツアタッチメント
レベル4/光属性/機械族/ユニオン
攻撃力0/守備力0


サーニャ「ガイ…」

ガイ「後はお前に任せるぜ…サーニャ」

サーニャ「ふっ…ガイに言われなくてもそうさせてもらいますサーニャのターン!」

サーニャは不適に微笑む、表情は変わらないが口元が確かに緩んでいた。

手札3

サーニャ「サーニャは手札から『機械人形(マシンドール)リストアップ』を発動し手札から『機械人形(マシンドール)アサルト・ユナイト・ガール』を特殊召喚」


機械人形(マシンドール) アサルト・ユナイト・ガール
レベル4/光属性/機械族
攻1900/守1800


サーニャ「更に除外されている機械人形を2体まで選択し特殊召喚します。現れてください。ブラスト・アーム、スラッシュ・スラスター」


Ⅰ(ワン)ブラスト・アーム
レベル4/光属性/機械族
攻1800/守100


機械人形(マシンドール) Ⅱ(ツー)スラッシュ・スラスター
レベル4/光属性/機械族
攻1000/守1600 


サーニャ「更に手札から『機械人形(マシンドール)Ⅲ(スリー)ソード・レッグ・ブースター』を召喚」


ソード・レッグ・ブースター
レベル4/光属性/機械族
攻1600/守1600


サーニャ「『ブリッツアタッチメントはフィールドに存在する時、他の機械人形(マシンドール)の代わりに出来ます』これにより) Ⅳ(フォー)イレイザー・ファンネルとして扱います…そして合体召喚を行います」

サーニャ「現れよ、ブラスト・スラスター、ソード・ファンネル」


ブラスト・スラスター
レベル6/光属性/機械族
攻2600/守1700


ソード・ファンネル
レベル6/光属性/機械族
攻2300/守1000


サーニャ「では、ブラスト・スラスターの効果によりハイブリング・オセを破壊」

カイルスナイト「させるかぁ!!トラップ発動!!『ソロモンズ・バリア』!!『このカードの効果によりソロモンズと名の付くモンスターはこのターン戦闘、効果で破壊されない』!!」

サーニャ「ふっ…ふふふ」

カイルスナイト「何がおかしい…」

サーニャ「そんなへなちょこなトラップではサーニャは止められませんよ?サーニャは更なる合体召喚を行います!!」

カイルスナイト「なっ!?」

サーニャ「完全無欠の機械姫よ、我が魂混じりて、聖なる少女に光の喝采を!!超越合体『機械人形(マシンドール) EX(エクストラ)パーフェクト・オリジン・アサルト』」

機械人形(マシンドール) EX(エクストラ)パーフェクト・オリジン・アサルト
レベル10/光属性/機械族
攻撃力4000/守備力2800

サーニャ「そしてパーフェクト・オリジン・アサルトはその効果によりデッキからソード・レッグ・ブースターを装備します」


パーフェクト・オリジン・アサルト 攻/4000→5000


カイルスナイト「な…あ…」

サーニャ「更に、守備表示のコクチマス・トラックの効果により『相手モンスター1体の攻撃力をDF(ドライブ・フォーマー)1体につき500ポイントダウンさせます』」


ハイブリング・オセ 攻/2800→1300


サーニャ「では、お返しです。パーフェクト・オリジン・アサルト…ハイブリング・オセを砕きなさい」

超凝縮されたエネルギーがハイブリング・オセを打ち払い消し飛ばす

パーフェクト・オリジン・アサルト 攻/5000 → ハイブリング・オセ 攻/1300

サーニャ「パーフェクト・デストロイ・レイ」

カイルスナイト「がぁぁぁ!!?」
LP2900→0

その一撃は周りにいたゾンビ兵を巻き込み周囲の物を吹き飛ばす。

ガイ「ふぅ…スッキリしたな」

サーニャ「ガイ、まだ戦いは終わってません、気を抜かないで下さい」

ガイ「…ちったぁお兄ちゃんありがとうくらい言ってくれよなぁ」

サーニャ「行きますよ」

ガイ「おい!!言ってくれねぇのかよ!!」



一騎「はぁ…はぁ…ここか…」

一騎は既にエクサス城の目の前に立っていた、度重なる戦いに疲弊はしていたがそうは言っていられない

一騎「俺が…この戦いを止めるんだ…!!」

遊姫「一騎だけじゃない」

一騎が振り返るとそこには、遊姫、通、ベクト、このは、ユキの姿が合った

一騎「遊姫…それに通!!…みんな!!」

通「行くんだろ?本陣に…だったら俺らも協力するぜ」

このは「当たり前なのです」

ユキ「うん」

ベクト「こっから先…必ずし、エクサスの四騎士がでばってくる…その時、俺達の協力が必要になるぜ」

一騎「…ああ、みんな…ありがとう」

そして一騎達は前を向きなおす…自身が戦うべき相手を見定めながら。





続く


次回

一騎「エクサス城へ侵入した俺達、それぞれがそれぞれの場所で戦いが始まる中、最高の救援が訪れる」

一騎「次回『それぞれの戦場。最高の助っ人』一気に駆け上がれ!!」



BGM ~遊戯王ArcV漫才のテーマ~

サーニャ「さて今回は大量のソロモンズが出てきましたね」

ガイ「あ?なんだこの空間」

※サーニャとガイは遊勝塾のチビキャラのようになってます

サーニャ「ガイ、静かにしていてください、気が散ります」

ガイ「お前、兄の扱いひどくない!?」

サーニャ「…今回出てきたカードはこれです」

ガイ「スルーするな!!」


GD,47 巖道 ウヴァル
ランク4/地属性/機械族/エクシーズ
攻200/守2700
レベル4モンスター×2

①1ターンに1度、X素材を1つ取り除き、自分フィールドに存在する「GD」モンスターと召喚方法が異なる「GD」モンスターをエクストラデッキから1体選択し特殊召喚する。


GD,46 墓人 ビブロンス
レベル7/闇属性/アンデッド族/シンクロ
攻2200/守1600
アンデッド族チューナー+チューナー以外のアンデッド族モンスター
①このカードがS召喚に成功した時、墓地のレベル4以下でレベルの異なったモンスター2体を選択し特殊召喚する。
②1ターンに1度、このカードがS召喚以外で特殊召喚された時自分の墓地に存在するモンスター1体を特殊召喚する。




GD,57 ハイブリング・オセ
レベル8/光属性/悪魔族/融合
攻2800/守1900
「GD」モンスター×2体
①1ターンに1度、相手が表側表示で存在する魔法、罠カードの効果を発動した時、その発動を無効にし破壊する、その後相手に1000ポイントのダメージを与える。この効果は相手ターンでも発動できる。
②このカードが破壊され墓地に送られた時、墓地に存在するこのカードの素材となったモンスター1組をフィールドに特殊召喚する。



ガイ「見事に作者が今まで出そうにも出せてなかったソロモンズの集団だな…」

サーニャ「その通り、作者が無能なせいで墓穴にしまわれていた憐れなカードです…非力な作者を許してください…」

ガイ「んで、こいつら相当強力な効果を持ってるんだぜ、特にこの墓人 ビブロンスにハイブリング・オセ」

サーニャ「ビブロンスは特殊召喚し問答無用でモンスターを特殊召喚してきます」

ガイ「つ、強すぎる…」

サーニャ「そしてハイブリング・オセは実質魔法、罠の発動を制限できます」

ガイ「更に倒されたあとのリカバリーも可能…」

サーニャ「恐ろしいです」

ガイ「間違いなく、アニメ効果と言わざる得ねぇ…」

サーニャ「というわけで、このモンスター達に勝ったサーニャは凄い、エッヘン」

ガイ「お前!俺がいなかったらやられてたからな!?」

サーニャ「…なんのことか」

ガイ「っ!!このぉ…あっちなみにさっきのタッグデュエルはフィールドや墓地は共有だったがモンスターの数の制限はお互いを合わせた10体までだったんだ、完全に相手が不利だな!」



続く?


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ター坊
入り乱れての乱闘はなかなか…。と言うかフュージニア組よく間に合ったな。兄妹らしい連携も見応えがありました。…ここに来て助っ人と言えばやはり…? (2016-06-26 19:10)
ギガプラント
緊迫しながらも兄妹漫才で和んでしまうw
ソロモンズの登場がものすごく久しぶりに感じる…。久しぶりに出たと思ったら結構なトンデモ効果を持って来やがったでござる…。 (2016-06-26 20:46)
こんにゃく
コメントありがとうございます!!

この兄妹だけが唯一の癒しかも…
兄妹の息の合った連携って難しい…とても難しい…
フュージニアが何故、間に合ったのか…それは単純、実は一騎達も結構エクサスに辿り着くのに時間がかかったからです(1日~2日程度)

ソロモンズは出し惜しみをしていたので今回出せてよかったです。ただ強すぎたせいでこのカイルスナイトがめちゃ強になってしまったのでござるです
そして…助っ人といえばやはり…です! (2016-06-27 17:22)

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114 第138話 混沌呻く 819 3 2017-01-22 -
133 第139話 表裏一体 866 3 2017-01-25 -
73 第140話 継承する絆 826 3 2017-01-26 -
82 第141話 深淵にすがる者 817 3 2017-01-30 -
60 第142話 伸ばした手 830 4 2017-02-01 -
86 第143話 虚無と深淵 853 3 2017-02-04 -
99 第144話 集いし思い 849 3 2017-02-07 -
113 第145話 終焉と再生 835 2 2017-02-08 -
96 第146話 新たな世界 906 3 2017-02-10 -
102 最終話 クロスピース 939 3 2017-02-16 -
133 超時空!!番外編!! 1507 2 2017-02-24 -

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