LORD91　とものため　作：のりってぃ

前回のあらすじ
海馬の手先である花沢の手に落ちた修
その修と命の危険を伴うデュエルを強いられた十日
十日は戦う覚悟を決めるも完全に迷いを吹っ切る事はできていなかった
十日と修の辿る運命は？
PS最近洗脳ネタ多くないかって？それは俺がそう言うのが大好物だからさ！
まぁさすがに今後は自重しますけど…
やっぱり燃えるんですよね闇堕ちキャラとの戦闘って　カウンセリングも含めて
そんな熱くなる演出出来る自信はあんまりないですけど





十日　LP２９００　手札２　場１（フレイム）　伏せ２（１枚はステーション）

修　LP３５００　手札４　場１（サイドラ）　伏せ０


修「僕のターン　魔法カード『融合』を発動」


　　手札の『サイバー・ドラゴン』と場の『サイバー・ドラゴン』を融合
　　融合召喚　現れよ『サイバー・ツイン・ドラゴン』（ATK2800）


修「バトル『サイバー・ツイン・ドラゴン』で『フレイム・シャドウ』に攻撃」

十日「くぅっ！『フレイム・シャドウ』が戦闘で破壊された時その戦闘による俺へのダメージを０にする！」

修「だが『サイバー・ツイン・ドラゴン』は２回攻撃が出来る　『サイバー・ツイン・ドラゴン』でダイレクトアタック」

十日「ぐあああ！！」LP２９００→１００

修「僕はこれでターンエンド」

十日「ぐぅ…」

十日は大ダメージ故にふらついていた

十日「修…俺どうしたらいいんだよ…何が正解なんだよ…なぁ、修…ちょっとでもいいからお前の思いを聞かせてくれよ…」

十日の訴えにも動じる事も無く修の目は暗く冷酷な目をしていた

十日「くっ…なんとか言えよ！！修！！聞こえてんだろうが！！修！！！」

それでも修の表情は少しも変わらなかった

十日「なんで…なんでだよ…俺のターン！『ミラクル・フュージョン』発動！」


　　墓地の『フェザーマン』と『バーストレディ』を除外する！
　　融合召喚！来い！『E・HEROフェニックスガイ』！（DEF1200）


十日「俺が融合召喚した事で『ヒーロー・ステーション』にさらにカウンターが乗る！」


Hカウンター２→３


十日「俺はこれでターンエンドだ…」

修「僕のターン　僕は『ステルス・コア』を発動装備モンスターの攻撃力を１０００下げる代わりにダイレクトアタックが可能となる」


ツイン　ATK2800→1800


修「バトル　『サイバー・ツイン・ドラゴン』でダイレクトアタック」

十日「罠発動！『ラストワン』！俺のライフが１０００以下で相手が攻撃してきた時ライフを半分にする代わりにこのターン俺へのダメージを０にする！」


十日LP１００→５０


修「僕はこれでカードを１枚伏せてターンエンド」

十日「もうお前に…言葉は通じねぇってのかよ…だったら…だったら…俺のターン！！俺は『フェニックスガイ』を攻撃表示に変更！」


フェニックス　DEF1200→ATK2100


十日「バトルだ！『フェニックスガイ』で『サイバー・ツイン』に攻撃！」

修「ぐっ！」LP３５００→３２００

十日「お前に俺の声がとどかねぇっつーなら力ずくでも俺の声を届けてやるよ　お前の心の奥の本当のお前に！俺はカードを１枚伏せてターンエンドだ」

修「僕は永続罠『サイバネティック・ボム』を発動　このカー度は発動後相手のターンで数えて２ターンの後にフィールド上の機械族モンスターを破壊しそのプレイヤーに破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを与える」

十日「それって…」

デビルズデストロイ「次のお前のエンドフェイズにどちらかが大ダメージを受けるかもしれないという事だ…次のお前のターンがラストターンだと言ってもいいだろう」

修「僕のターン　速攻魔法『サイバネティック・フュージョン・サポート』発動　ライフを半分支払う代わりにこのターン機械族モンスターの融合召喚は場と墓地と手札から行える」


修　LP３２００→１６００


修「そして僕は魔法カード『融合』を発動」


　　僕は墓地の『サイバー・ドラゴン』３体を除外し融合する
　　融合召喚　いでよ『サイバー・エンド・ドラゴン』（ATK4000）


修「バトル　『サイバー・エンド・ドラゴン』で『フェニックスガイ』に攻撃」

十日「罠発動！『ヒーロー・ヘルパー』！このカードは俺の場の『HERO』と名のついた融合モンスターを墓地に送る代わりに同じレベルの『HERO』を融合召喚扱いで特殊召喚する！来い！『フレイム・ウィングマン』！（DEF1200）」

修「攻撃を続行しろ」

十日「『ヒーロー・ヘルパー』の効果で特殊召喚したモンスターはこのターンライフを半分にすることでダメージと破壊を無効にできる！ぐあっ！！」十日　LP５０→２５

十日は重い身体を無理矢理起こした

そしてふらつきながらも修の元によ寄った

十日「お前…お前……」

十日は両手で修の肩を強く握りしめた

十日「お前はそんな奴なんかじゃないだろ！！思い出せよ！！修！！」

十日は目に涙を溜めながら修の心に訴えかけた

それでも修の表情に曇りは無かった

十日「お前…そんなに俺の事が憎いかよ！！そんなに俺の事がウザいかよ！！なら好きなだけ俺を殴ってみろよ！！」

泣きそうな思いをこらえ力強い目で修を見つめていた

十日「どうしたよ…来いよ…来てみろよ！！修！！お前が本当に俺の事嫌いだってならお前のその拳で俺を殴ってみろよ！！それでお前が元に戻ってくれるなら俺はそれで満足だ………」

こらえきれずに十日の目から一粒涙が落ちた

花沢「ふ、面白い　自ら友情を断ち切ろうというのか　ならばやれ　お前自らの手でお前達の友情を断ち切ってしまえ」

男の声とともに修の拳が顔くらいの高さまで上がった

その光景を目の当たりにしてもなお十日の目は凛としていた

しかしその時修の腕が震えた

そしてその拳はゆっくりと下がった

修「できないよ…僕に君を殴るなんてできないよ…」

十日「修！お前元に戻ったのかよ！！」

修「十日君、ごめん　僕のせいで君にまで迷惑かけて」

十日「俺は良いんだよ　お前が無事なら」

修「ありがとう…十日君…」

花沢「自ら詮無うを断ち切ったというのか…」

修「十日君、僕どうしたらいいか分からないけどせめてでも…」

そう言うと修は手をデッキの上に置こうとした

それが何をしますかは十日にもすぐに分かった

花沢「そうはさせるか」

男はコントローラーのスイッチのようなものをひねった

修「ぐうう！！」

それは再び修を再び洗脳の状態に陥れるためのものだった

十日「修！しっかりしろ修！！」

修「離せ！お前は忌むべき敵！！」

十日「修…」

修「僕はカードを１枚伏せてターンエンド」

十日「修…俺達はもう戦うしかねぇっつーのかよ！！俺のターン！！」

十日は泣きそうな声を張り上げた

十日「俺は『融合』を発動！！そしてこのとき同時に『ヒーローズ・ステーション』の効果も発動する！俺が融合召喚する時このカードのヒーローカウンターを３つ使う事で相手モンスターも融合素材にできる！」


　　俺は俺の場の『フレイム・ウィングマン』と修の場の『サイバー・エンド・ドラゴン』を融合！
　　尊き絆よ！悠久の光とともに輝き未来を照らせ！！
　　融合召喚！唸れ！『E・HEROサイバネティック・フレア・ウィングマン』！（ATK2100）


十日「『サイバネティック・フレア・ウィングマン』の攻撃力は融合素材としたモンスターの元々の攻撃力分アップする！」


サイバネティック　ATK2100→6100


十日「これで俺が攻撃すれば修は…でもそれじゃ…　俺はこれで…ターンエンドだ」

修「この瞬間『サイバネティック・ボム』の効果が発動する　お前の場の『サイバネティック・フレア・ウィングマン』を破壊しその攻撃力分のダメージをお前に与える」

十日「これで…いいんだ…」

十日は物寂しい声で呟いた

修「罠発動！『ダメージ・ドレイン』効果ダメージが発生した時そのダメージを無効にし無効にした数値分のダメージを僕が受ける！！ただしその代わりに僕は受けたダメージ１０００に月１枚カードをドローできる！」

十日「修…お前…何を…」

修「十日君、君はいつも僕のそばにいてくれて君は僕にとってヒーローのような人だった　だけど…僕は何もできてなかった…だから今日くらい僕も君にとってのヒーローにさせてくれないかな？」

十日「修うううう うううう うううう うううう うううう うううう！！！！」

十日には止める術が無かった

ただ友が倒れていく様を見る事しかできなかった

そして友を失う恐怖も十日の心を追いつめた

カードの効果が適用された事でソリットビジョンに寄る爆発が巻き起こる

次第に爆煙に呑まれ修の姿も見えなくなってきた

十日「ぃやめろおおおお おおおお おおおお おおおお おおおお おおおお おおおお！！！！」

修「十日君…僕は……」

爆音のせいでなんと言ったまでは聞こえなかった

だが十日には「大丈夫だから」と言ったのが分かった

そしてその台詞が友を失う事の現実味を増した

十日「修うううう うううう うううう うううう うううう うううう うううう うううう うううう！！！」

修LP１６００→０

花沢「竜戸様、遊城十日の勝利にデュエルが終わりました」

男は無線で通話を始めた

海馬「ならば煽って怒りをためておけ　そして明日の夜お前が直々にデュエルで潰せ　場所は何処でもいい」

花沢「御意」

十日「修！修！！おい！目ぇ覚ませよ　修！」

十日が声を掛けるがダメージを負った修に反応は無かった

花沢「なかなか面白いドラマを見せてもらったよ」

男は小さく拍手をしながら歩いてきた

花沢「まさか私が開発した洗脳装置の呪縛を断ち切るとは　君たちの友情に免して君のお友達は解放してやろう」

十日「テメェ…」

花沢「まぁ安心したまえこちらも時間の都合で即席で作ったもんでね１００％敗北が死につながるという訳ではない　まぁ飽く迄健全な青年男性での実験結果であって病弱で幼いそのガキが生きれる可能性なんて知りはしないがね」

男の軽口に乗せられ十日の怒りも頂点に達した

十日「テメェだけは…テメェだけは俺がぶっ潰す！！デュエルしろ！！今ここで俺とデュエルしやがれ！！」

花沢「弱ったお前を潰すというのは簡単なことだ　だが生憎私も暇じゃないんでね　明日の夜１０時にここに来い　そこで決着をつけようじゃないか」

男は十日に小さな地図のカードを投げた

そして去っていった

十日「待ちやがれ！！デュエルしろ！！俺とデュエルしろ！！！」

十日の叫びに答える事無く男は消えていった

十日「クッソーー！！！」

十日は思い切り地面を殴った

十日「ごめん…修…俺が弱いばっかりに……」

十日の大粒の涙が修の頬を伝った


十日の嘆きが夕日に響いた


オリカ紹介


①　 E・HEROフレイム・シャドウ　★６　炎属　ATK2400/DEF1600
戦士族・融合
「E・HEROバーストレディ」+「E・HEROネクロ・ダークマン」
このカードは融合召喚でのみ特殊召喚できる。
このカードが融合召喚に成功した時自分はデッキからカードを１枚ドローする。
このカーゴが戦闘で破壊される場合自分へのダメージは０になる。


②　ステルス・コア　通常魔法
自分の場のモンスター１体を選択して発動できる。
そのモンスターの攻撃力を１０００下げる。
そのモンスターはこのターン相手に直接攻撃できる。


③　ラストワン　通常罠
自分のライフが１０００以下で相手が直接攻撃宣言をしたときにライフを半分にして発動できる。
このターン自分へのダメージは０になる。


④　サイバネティック・ボム　永続罠
自分の場に「サイバー」と名のついたモンスターが存在する場合に発動できる。
相手のターンで数えて２回目のエンドフェイズに場に存在する機械族モンスター１体を選んで破壊する。
そのプレイヤーに破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを与える。


⑤　ヒーロー・ヘルパー　通常罠
自分の場の「HERO」と名のついた融合モンスターを墓地へ送って発動できる。
このカードの発動のために墓地へ送ったモンスターと同じレベルの「HERO」となのついた融合モンスターをエクストラデッキから融合召喚扱いで特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターが特殊召喚したターンに戦闘で破壊される場合ライフを半分支払う事で戦闘ダメージと戦闘に寄る破壊を無効にする。


⑥　ダメージ・ドレイン　通常罠
効果ダメージが発生した場合に発動できる。
そのダメージを無効にし自分は無効にしたダメージと同じ数値のダメージを受ける。
その後受けたダメージ１０００につき１枚自分はデッキからカードをドローする。


⑦　E・HEROサイバネティック・フレア・ウィングマン　★８　光属　ATK2100/DEF1200
戦士族・融合
「E・HEROフレア・ウィングマン」＋機械族モンスター１体
このカードの種族は機械族としても扱う。
このカードの攻撃力は融合素材とした機械族モンスターの元々の攻撃力分アップする。
このカードは融合素材としたモンスターの効果を得る。
このカードが戦闘に寄って相手を破壊した場合に発動する。
破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える。


おまけ


遊星、ブルーノPCにて作業中


PM４：５９


遊星「まだ４時か…もうちょっとで５時だな…」


PM５：００


遊星「もう５時か！小腹すいたな」

ブルーノ「ま・ま・満足！一本満足！」

遊星「ハァ！」

ブルーノ「ま・ま・満足！一本満足！」

遊星「ハァ！」

ブルーノ「ま・ま・満足！一本満足！」

遊星「チョコなのにヘルシー！僕満足！」

ブルーノ「ま・ま・満足！一本満足！」

遊星「バー」


遊星「さて作業再開するか」


鬼柳「この鰻煮物おおおおぉぉぉぉ！！！」