第139話 表裏一体　作：こんにゃく

一騎「俺のターン！！」
手札5

トラクリボー『ついに始まってしまったわね…』

遊姫「と、止めないと！」

トラクリボー『どうしてかしら？』

遊姫「だ、だって！このまま戦って勝負が決まったら…アビスが復活しちゃうんでしょ！？」

トラクリボー『でも…戦わなければどっちも消える…』

遊姫「っそれは…」

トラクリボー『それに用意周到なアビスの事よ…両者共に消える事を想定していないわけがない…もし彼らの両方が今消えたら…』

トラクリボー『それこそアビスに勝てない』

遊姫「それは…そうだけど…」

トラクリボー『遊姫は一騎に消えてほしいの？』

遊姫「そ、そんな事ないよ！！」

トラクリボー『だったら一騎を信じなさい…彼がデュエルに応じてるって事は復活したアビスを倒すつもりなのでしょう…』

トラクリボー『どちらかが勝たなくちゃ…この世界から消える…あの二人は同じ世界では生きられないのだから…』

遊姫「…一騎」

一騎「俺は！手札からスケール0の『覇眼の魔術師』とスケール10の『皇眼の魔術師』でペンデュラムスケールをセッティング！！」


覇眼の魔術師
レベル9/闇属性/魔法使い族/スケール0
攻撃力2600/守備力2600


両方の目を布で覆い手にもつ剣に巨大な目玉が取りついた魔術師

皇眼の魔術師
レベル1/光属性/魔法使い族/スケール10
攻撃力0/守備力0

魔術師というよりは王のような格好をした人物

その2体が一騎の上空へと天高く上がっていく

一騎「これでレベル1から9のモンスターが同時に召喚可能！！ペンデュラム召喚！！現れろ！！レベル8！！『Ｃ・(チェンジ)ローディング・マジシャン』！！」


ローディング・マジシャン
レベル8/闇属性/魔法使い族/スケール10
攻撃力2500/守備力2000


一騎「そして…レベル7！『ハーデストアイズ・スカイ・ドラゴン』！！」


ハーデストアイズ・スカイ・ドラゴン
レベル7/闇属性/ドラゴン族/スケール4
攻撃力2500/守備力2000


紫の眼をもつ紅蓮の竜

トウセン「それがお前の…アイズか…」

一騎「そうだ！ハーデストアイズは俺と共にどんな困難も乗り越えてきた！今回だって乗り越えて見せる！！」

トウセン「ふん…それは俺の台詞だ！」

一騎「覇眼の魔術師のペンデュラム効果発動！『１ターンに１度自分フィールドのアイズモンスター1体を対象にして発動する！そのモンスターを使用して融合またはシンクロ召喚を行える！！』」

遊姫「えっ！？どういうこと？」

一騎「俺は今回融合を選択！！自分フィールドのハーデストアイズとローディング・マジシャンを融合！！」

一騎「その瞳で他が世界を繋ぎ、変わり行くその姿は変幻自在の竜の姿！今ここに現れよ！！融合召喚！！レベル11！『ファンタズマアイズ・Ｃ(チェンジ)・ドラゴン』！！」


ファンタズマアイズ・Ｃ・ドラゴン
レベル11/闇属性/ドラゴン族/融合
攻撃力3400/守備力2900


Ｃの形をした翼と全てを見据えるような清んだ瞳

トラクリボー『あれは…！一騎…また新たなアイズを呼び出したの！？』

遊姫「それに融合…」

トウセン「所詮そのアイズすらもまがい物の力だ！！」

一騎「そうかもしれねぇ…だけどまがい物の力が本物よりも劣るって誰が決めたんだよ！！」

トウセン「っ…減らず口を…！」

一騎「俺はカードを１枚セット！ターンエンドだ！」

トウセン「だったら良いだろう…お前の言う本物の力を見せてやる…！！」

トウセン「俺のターン！！」
手札6

トウセン「俺はスケール1の『真眼の魔術師』とスケール8の『魔眼の魔術師』でペンデュラムスケールをセッティング！！」


真眼の魔術師
レベル7/光属性/魔法使い族/スケール1
攻撃力2600/守備力1900


魔眼の魔術師
レベル2/闇属性/魔法使い族/スケール8
攻撃力1000/守備力800


トウセン「これでレベル2から7のモンスターが同時に可能！！ペンデュラム召喚！！」

トウセン「手札から現れよ！！我が化身達よ！！レベル7！『トゥルースアイズ・リエンド・ドラゴン』！！」


トゥルースアイズ・リエンド・ドラゴン
レベル7/光属性/ドラゴン族/スケール9
攻撃力2500/守備力2400


トウセン「同じくレベル7！『デビルズアイズ・リダーク・ドラゴン』！！」


デビルズアイズ・リダーク・ドラゴン
レベル7/闇属性/ドラゴン族/スケール1
攻撃力2400/守備力2500


体の色が白と黒の正反対の竜でありトゥルースアイズには天使の翼が

デビルズアイズには悪魔の翼が

トウセン「そして！我が魂にして分身！！『アンファングアイズ・リザレクション・ドラゴン』！！」


アンファングアイズ・リザレクション・ドラゴン
レベル7/光属性/ドラゴン族/スケール8
攻撃力2500/守備力2000


エナ「これが…お父さんの力…」

一騎「ぐぉぉぉっ！！」

トウセン「うぉぉぉっ！！！」

一騎そしてトウセンの瞳そして体から溢れる暴虐の光が辺りを照らしていく

遊姫「な、なに！？」

トラクリボー『もしかしたらこれがクロスピースと呼ばれる由縁なのかしら…！！とんでもない力よ！！』

トウセン「バトルだぁ！！アンファングアイズでファンタズマアイズを攻撃する！！！」

ゴォォッ！！ 凄まじい勢いで溜められた一撃がファンタズマアイズを破壊しようと突っ込んでいく

トウセン「この瞬間！！アンファングアイズの効果発動！『自身の攻撃を無効にし！デッキからこのモンスターよりもレベルの低いアイズモンスターを特殊召喚する！！』」

トウセン「デッキから！『真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラック・ドラゴン)』を特殊召喚！！」


レッドアイズ・ブラック・ドラゴン
レベル7/闇属性/ドラゴン族
攻撃力2400/守備力1200


遊姫「自分の攻撃を無効にしてまでモンスターを出すの！？」

トラクリボー『いいえ！そうじゃないわ！！』

トウセン「真眼の魔術師のペンデュラム効果発動！『自分フィールドのアイズモンスターの攻撃が無効となった時！そのモンスターの攻撃力を1000上げてもう一度攻撃できる！！』」

遊姫「なっ！？」

トウセン「再び攻撃しろ！！アンファングアイズ！！」


アンファングアイズ
攻撃力2500➡3500

⬇

ファンタズマアイズ
攻撃力3400


一騎「そうはいかない！！ファンタズマアイズの効果発動！『1ターンに1度！このカードが戦闘、効果で破壊される場合！エクストラデッキに表側表示で存在するアイズモンスター1体を効果を無効にして特殊召喚し！その破壊を無効にする！！！』」

その時、ハーデストアイズが出現しアンファングアイズの攻撃を反らす

一騎「…」ﾊﾞｼｭｯ!!
LP4000➡3900

トウセン「そうか…ならば！！デビルズアイズの効果発動！『相手フィールドのモンスター1体を選択し！そのモンスターの攻撃力を0にする！！』」

トウセン「そして！トゥルースアイズの効果により！『相手フィールドのモンスターが攻撃力または守備力が変化した場合そのモンスターを破壊し！変化した数値分のダメージを相手に与える！！』」

ﾊﾞｯﾊﾞｯ!! 次々と2体の竜が畳み掛けるようにブレスを吐きつける

一騎「皇眼の魔術師のペンデュラム効果発動！『自分フィールドにアイズモンスターが2体以上存在し相手がアイズモンスターを破壊する効果を発動した時、その発動を無効にする！！』」

皇眼「はぁ！！」ｶﾝｯ!!

その音と共に波動が発生し2体の竜のブレスがかき消される

トウセン「…これも防ぐとはな…面白い！！！俺は！！アンファングアイズ・リザレクション・ドラゴンとレッドアイズ・ブラック・ドラゴンでオーバレイ！！！」

トウセン「常闇を照らす閃光よ闇を喰らい魂の喝采を！！エクシーズ召喚！！ランク7！『アンファングアイズ・ブラック・ドラゴン』！！」


アンファングアイズ・ブラック・ドラゴン
ランク7/闇属性/ドラゴン族/エクシーズ/スケール2
攻撃力2900/守備力1500


遊姫「な、なにあれ！？」

トウセン「そして！アンファングアイズ・ブラック・ドラゴンの効果発動！『１ターンに１度、オーバレイユニットを１つ使い相手フィールドのモンスター1体を破壊し！そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを与える！！』」

トウセン「今度こそ消えてもらうぞ！！ファンタズマアイズ！！！」

ｺﾞｫﾝｯ!!

闇の炎がファンタズマアイズを狙う

一騎「そんな物が通用すると思うな！！！永続トラップ発動！！『エクストラ・ディフェンス』！！」

一騎「『自分フィールドの融合、エクシーズ、シンクロ、ペンデュラムの種類により効果を発動できる！！』」

一騎「俺のフィールドには融合とペンデュラム…よって2種類！！その効果を発動！『2種類以上の場合！自分フィールドのエクストラデッキから特殊召喚されたモンスターは戦闘、効果で破壊されない！！』 」

ﾄﾞﾝｯ!!

光の障壁が炎を弾き飛ばす

トウセン「…ちっ！！」

遊姫「ね、ねぇ…」

トラクリボー『ええ、分かってるわ』

遊姫「一騎達の様子がおかしくない？なんだか怖い…」

トウセン「俺はこれでターンエンド」
手札1

エナ「これが…クロスピース…デュエルが始まれば己が勝つことだけしか考えられない…」

トラクリボー『アビスが一騎に対してそういう風に仕掛けたのかもしれないわね…』

遊姫「そ、そんなっ！！」

トラクリボー『…結局戦って勝敗が決まるんだもの…仕方のない事かもしれないわ』

遊姫「…そ、そんなのって駄目だよ！一騎もトウセンだって！そんな気持ちでこのデュエルをしてる訳じゃないのに！！」

一騎「俺のターン！！」
手札1

一騎「…俺は再びペンデュラム召喚を行う！！来い！！ローディング・マジシャン！！！」


ローディング・マジシャン
攻撃力2500


一騎「ローディング・マジシャンの効果を発動！『ペンデュラム召喚に成功したこのモンスターは１ターンに1度このカード及びアイズモンスター1体のレベルを4つまで下げる事ができる！』」

一騎「俺はハーデストアイズのレベルを3に…ローディング・マジシャンのレベルを5にする」

一騎「そして覇眼の魔術師の効果により１ターンに１度、フィールドのアイズモンスターを使用して融合またはシンクロを行える！今回はシンクロ！！フィールドのアイズモンスター1体をチューナーとする！！」

遊姫「モンスターをチューナーに！？」

一騎「レベル5のローディング・マジシャンにレベル3のハーデストアイズをチューニング！！」

一騎「絆の力は次なる世代へ！聖なる翼を羽ばたかせその瞳で全てを繋げ！！光指す道となれ！シンクロ召喚！レベル8！！『ボンドアイズ・フェッセンズ・ドラゴン』！！！」


ボンドアイズ
レベル8/光属性/ドラゴン族/シンクロズ
攻撃力2500/守備力2000


ｷﾗﾝｯ!!光から出現した白き竜

一騎「ここでエクストラ・ディフェンスの効果発動！『1種類以上の時！このカードを破壊することでフィールドのカード１枚を破壊する！！』」

一騎「俺はファンタズマアイズを選択する！」

トラクリボー『自分のモンスターを…！？』

一騎「ファンタズマアイズの効果発動！このカードが戦闘、効果で破壊される時！その効果を無効にし！！エクストラデッキからアイズモンスター1体を特殊召喚する！！」

エナ「それでは…！！」

一騎「現れろ！！ハーデストアイズ！！！」


ハーデストアイズ
攻撃力2500


トラクリボー『フィールドにこんなにもドラゴンが…』

一騎「バトルだ！！まずはデビルズアイズを攻撃しろ！！ボンドアイズ！！！」

一騎「閃光のスパークダイブ・スパイラル！！！」


ボンドアイズ
攻撃力2500

⬇

デビルズアイズ
攻撃力2400


トウセン「ぐっ！！」
LP4000➡3900


一騎「次にトゥルースアイズ！！ハーデストアイズで攻撃！！」

一騎「ハーデストアイズは『バトルの間俺の手札の枚数だけ攻撃力をアップし与える戦闘ダメージを2倍にする！！』」

一騎「召雷のストライクバースト！！」


ハーデストアイズ
攻撃力2500➡3000

⬇

トゥルースアイズ
攻撃力2500


トウセン「ぐぁぁっ！！」
LP3900➡2900


一騎「これで終わりだ！！ファンタズマアイズでアンファングアイズ・ブラック・ドラゴンを攻撃！！」

一騎「幻影のファントム・ブラストォ！！」

ﾄﾞﾝｯ!!


ファンタズマアイズ
攻撃力3400

⬇

アンファングアイズ
攻撃力2900


トウセン「ぐぅ！！」ｽﾞｻﾞｧｧｯ!!
LP2900➡2400

トウセン「だが！！！アンファングアイズ・ブラック・ドラゴンの効果が発動する！！『このカードが破壊された時！！墓地からレベル7のアイズモンスター2体をフィールドに特殊召喚する！！』」

トウセン「墓地からアンファングアイズ！！そしてレッドアイズ！！」


アンファングアイズ
攻撃力2500


レッドアイズ
攻撃力2400


遊姫「また復活した…！！」

一騎「…俺はこれでターンエンド」
手札1

トウセン「このデュエル…この俺が勝って見せる！！お前を必ず消す！！」

一騎「それはこっちの台詞だ！！俺がお前を消す！！」

遊姫「ま、待って！」

エナ「遊姫…さん？」

遊姫「一騎！！どうしちゃったの！？前みたいに可笑しくなっちゃったの！？」

一騎「…」

遊姫「駄目だよ！アビスなんかに操られちゃ！このデュエルは自分の存在を懸けたデュエルなんでしょ！？だったら自分の意思でデュエルしてよ！！ 」

トラクリボー『…遊姫…』

トウセン「俺のターン！！」
手札2

エナ「…お父さん」

トウセン「俺はセッティング済みのペンデュラムスケールでペンデュラム召喚する！！再び甦れ！！トゥルースアイズ！デビルズアイズ！！」


トゥルースアイズ
攻撃力2500


デビルズアイズ
攻撃力2400


トウセン「そして！この2体を墓地へ送る！！」

トラクリボー『！？一体何を！？』

トウセン「『エクストラデッキから特殊召喚されたこの2体をフィールドから墓地へ送ることで手札、デッキ、エクストラデッキから『真闇眼の常光竜(ダークネスアイズ・ヒュース・ドラゴン)』を特殊召喚する！！』」


ダークネスアイズ・ヒュース・ドラゴン
レベル10/闇属性/ドラゴン族/スケール0
攻撃力3500/守備力2500


遊姫「デッキから上級モンスターの特殊召喚！？」

トウセン「ダークネスアイズの効果を発動！『このカードがこの効果で特殊召喚に成功した時！相手フィールドのカード全てを破壊する！』」

トラクリボー『全てですって！？』

トウセン「消え去れ！！贋作共よ！！」

ｷｨﾝｯｷｨﾝｯ!! ダークネスアイズが目を開くと空間からエネルギーが飛びだす

一騎「無駄だ！！！ボンドアイズの効果発動！『フィールドのカードを破壊する効果が発動した時！！その発動を無効にして破壊しこのカードの攻撃力分自分フィールドのモンスター1体の攻撃力を上げる！！』」

トウセン「それこそが無駄だ！！真眼の魔術師のペンデュラム効果を発動し！『アイズモンスターを対象に発動するマジック、トラップ、モンスター効果の発動を自分フィールドのアイズモンスター1体を手札に戻すことで無効にし破壊する！！』」

トウセン「俺はレッドアイズを戻してボンドアイズ！！貴様は消え去るがいい！！」

一騎「皇眼の魔術師のペンデュラム効果発動！自分フィールドに2体以上アイズモンスターが存在する時！！アイズモンスターを破壊する効果を無効にする！！」

ﾁｭｷﾞｬﾝｯ!!

次々とおこる攻撃を受け流し続ける両者

トウセン「ほう…だがこれで…俺はコレを発動できる！マジックカード『ディストラクション・ペンデュラム』発動！『相手フィールドのペンデュラムゾーンのカードを全て破壊しそのカードは墓地へ送られる！！』」

遊姫「ペンデュラムゾーンのカードを破壊して…」

トラクリボー『墓地へ…！！』

トウセン「これでペンデュラム召喚はできないな」

一騎「それがどうだって言うんだ…！さっさとこい！！」

トウセン「言われずとも行くぞ！！バトルだ！！アンファングアイズでハーデストアイズを攻撃！」

だがアンファングアイズは自ら口で溜めたエネルギーを噛み砕く

トウセン「アンファングアイズの効果により自身の攻撃を無効！！そしてデッキから『アイズ・ワイバーン』を特殊召喚する！！」


アイズ・ワイバーン
レベル4/光属性/ドラゴン族
攻撃力1700/守備力500

トウセン「『アイズ・ワイバーンが召喚、特殊召喚に成功した時、このカードをリリースすることでデッキからアイズモンスター1体を特殊召喚する！』」

トウセン「現れよ『青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)』！」


ブルーアイズ
レベル8/光属性/ドラゴン族
攻撃力3000/守備力2000


トウセン「更に！！攻撃が無効となったため真眼の魔術師のペンデュラム効果により！アンファングアイズの攻撃力を1000上げてもう一度攻撃させる！！」

トウセン「ハーデストアイズを打ち砕け！！」


アンファングアイズ
攻撃力2500➡3500

⬇

ハーデストアイズ
攻撃力2500


一騎「がっ！！？」
LP3900➡2900

トウセン「ブルーアイズ！！ボンドアイズを焼き払え！！」

トウセン「滅びのバースト・ストリーム！！！」


ブルーアイズ
攻撃力3000

⬇

ボンドアイズ
攻撃力2500


一騎「っ！！」
LP2900➡2400

トウセン「ダークネスアイズ！！！ファンタズマアイズを滅ぼせ！！」

トウセン「常闇のヘル・ブラストォ！！」


ダークネスアイズ
攻撃力3500

⬇

ファンタズマアイズ
攻撃力3400


トウセン「ダークネスアイズは『相手モンスターを破壊した時！そのモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与え墓地からトゥルースアイズまたはデビルズアイズを特殊召喚できる！！』」

トラクリボー『このままじゃあ一騎のライフはっ！！』

一騎「そうはいかない！！！手札から『Ｃ・(チェンジ) サーフィス・ディフォンダー』の効果発動！！」


Ｃ・サーフィス・ディフォンダー
レベル7/闇属性/悪魔族/スケール0
攻撃力0/守備力2500


一騎「『相手の攻撃宣言時手札からこのカードを特殊召喚しその攻撃を無効にする！！』」

ﾄﾞﾝｯ!!

トウセン「ちっ！！」

一騎「更に『特殊召喚に成功した時！このカードをリリースして墓地へ送ることでエクストラデッキに表側表示で存在するペンデュラムモンスターまたは墓地に存在するペンデュラムモンスター1体を手札に加える！』」

一騎「覇眼の魔術師を手札に加える！」
手札1

トウセン「俺はこれでターンエンド」
手札1

ｺﾞｺﾞｺﾞｯ…

一騎そしてトウセンの体から闇のオーラが溢れている

トラクリボー『二人とも…』

遊姫「一騎！！駄目だよ！アビスなんかに操られちゃ！！」

トラクリボー『遊姫…！』

遊姫「このデュエルは自分の為に…それに一騎を信じた人達の為に戦ってるんでしょ！？だったらそんなの負けないで！！」

エナ「…そうです！！お父さん！！貴方もです！貴方もみんなの為に戦ってるんでしょ！！だったらクロスピースなんていう物に縛られないで！！」

一騎「俺の…」

トウセン「…」

エナ「お父さん…」

一騎「ターｎっ！！」

遊姫「一騎ぃ！！！」

…

一騎は暗闇の中にいた

一騎『…ここは…』

一騎『…前にもこんなことがあった気がする…そう…遊姫とクローバー…今はリアンっだっけか』

一騎『あの時もこんな感じで…俺…』

一騎…！！

遠くで自分の名前を呼ぶ声が聞こえてくる

一騎『そうだ…あの時も遊姫に…』

一騎…

今度は近くで声が聞こえる

一騎『え…？』

クーデリカ「…一騎」

一騎『…クー…？』

それだけじゃない

このは「いっき！！！」ﾌﾟﾝｽｶ

サーニャ「何をしてるのです一騎」

通「一騎！」

ジェイド「…一騎」

ベクト「おい、一騎！！」

次々と現れ来る仲間達

気がつけば一騎の周りには今まで自分が出会ってきた仲間が…人々がそこにはいた

一騎「…そうだ、俺は皆の思いを繋いできたんだ…背負ってきたんだ…！！」

一騎「こんな暗闇なんかに…負けたりしねぇ！！！」

遊姫「一騎！！！」

…

一騎「俺の…タァァンッ！！」
手札2

遊姫「…一騎」

一騎「なぁ…トウセン」

遊姫「！！」

トラクリボー『一騎の雰囲気が…変わった…？』

トウセン「…」

一騎「俺達のこのデュエルはただのデュエルじゃない…俺達の存在を懸けたデュエルだ…」

一騎「お互いに繋いできた絆…思いを背負いこのデュエルに望むんだろ…」

一騎「それを！！クロスピースだとかなんかの為に！！アビスの思い通りで勝手にデュエルなんてしてたまるかよ！！」

トウセン「…」

一騎「トウセン！！俺はお前のいう偽物なんだろ！？その偽物が闇を振り払ったんだ！！お前も戻ってこい！！」

トウセン「…」

エナ「お父さん…」

一騎「…だったら俺が呼び戻してやる！！トウセン！！」


…


続く


次回


一騎「このデュエルは俺達の思いをぶつけるデュエルだ！！！繋がりを…思いを！！！」

トウセン「闇に抗い…そして…俺達は決着を着けなければならない！！」

一騎「その通りだ…これで最後だ！！トウセン！！！」

一騎「次回『継承する絆』一気に駆け上がれ！！」